15 ラメトリー〜人間という機械が止まる時
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[>>1:404名前を呼ばれ、裾を引かれ、戻ろうと言われると。 虚ろな瞳に光が戻ってきた]
――…ええ、そうですね。 戻りましょうか。
[マーゴの足を気遣って、水は自分が持とうと提案した。 その時に、ふっと。 ヴァイオリンが"邪魔"だと感じたので、その場に置いていくことにした。
マーゴがそれに気づいても、後で取りに来ると言うだろう]
(2) 2010/07/20(Tue) 00時頃
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セシルは、少し明るくなった道を、マーゴと二人、水を持って*戻るだろう*。
2010/07/20(Tue) 00時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/07/20(Tue) 00時半頃
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― 泉の傍 ―
ええ、置いていきます。 両方一度には持てませんからね。
[マーゴが持つことができると言っても首を横に振るだろう。 足が痛い人に無理はさせられませんよ、と。
――もし。だったら、もし。マーゴが普通に歩ける状態だったら。 水と楽器、どちらかを彼女に持たせたのだろうか。 …と、考えてみるが、答えは出ない。よく、わからない]
…弾けました。 あのヴァイオリンは弦が全部切れてなくなってしまったので、もう、弾き真似しかできないのですが……。
[聞かれたことに、答える。 妹のことも聞かれたならば、少し躊躇いがちに、口を開くだろう]
(43) 2010/07/20(Tue) 07時頃
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……まだ、私の住んでいた場所が安全だった…いえ、半ば崩壊しかけていた頃。 私には妹がいると、その時食糧を分けてくれていた人が教えてくれました。
[ゆっくりと、思い出すように語る。 曖昧な部分は解らないとは言わず、わかる範囲でそのまま口にした。
その、食糧をくれたのは誰だったのか。 自分は本当は何をされていたのか。知らない、わからない、から、そこには触れない]
そのときの私は、周りに人はいたけれど、家族というものはなかったので。 妹がいるなら、是非会いたいと思ったのです。
――顔も名前もわからないのに、ね。
[でも、会えばわかる。そんな気もしていたと言った]
(44) 2010/07/20(Tue) 07時半頃
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……顔も、名前もわからないのですよね…。
[もう一度、今度は小さな声で、自分自身に確認するように言った]
[何故、会ったことのない妹と、会えばわかると思ったのか。 何故、アリーシャが教えてくれた幽霊みたいなひとを妹かもしれないと思ったのか。 時折抜け落ちる記憶。それが一体何なのか。
時々無意識に異形を食らう。それは何故、なのか。
少し冷静になって考えれば、自分のことなのに、わからないことが多かった]
(45) 2010/07/20(Tue) 07時半頃
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……と、話はこれくらいにしておきましょうか。
[目の前には小倉庫の扉]
マーゴさん、開けていただけますか?
[そう、彼女に*頼んだ*]
(46) 2010/07/20(Tue) 07時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/07/20(Tue) 07時半頃
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― 小倉庫 ―
[マーゴが扉をあけてくれたなら、中に入るだろう]
お待たせしました。
[少女がやってきた>>65のはその前か後か。 見慣れない姿に、きょとんとして、それからいつものように笑うだろう]
あなたも、最近ここに来た方ですか? 初めまして、私はセシルと申します。
[あなたは?と、少女に名前を問うだろう]
(106) 2010/07/20(Tue) 20時半頃
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[そしていつものように妹を知らないかと尋ねようとして――、少し、逡巡の間が空いた]
――…。 ……こっちが先、ですよね。 ベネットさん、大丈夫ですか…?
[ベネットとチャールズの間で交わされていた話は知らぬまま。 彼の具合が悪そうならば慎重に、その場にいる人達の手も借りながら、背の傷を汲んできたばかりの水で清めながら手当てをしようと*]
(108) 2010/07/20(Tue) 20時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/07/20(Tue) 20時半頃
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ポーチュラカ。 可愛らしいお名前ですね。
[少女の名を聞ければ、それを繰り返す。 彼女が持つネコミミトカゲを物珍しそうに見る。 その瞳の奥に、どこか、少女のような輝きを孕みながら]
私の名前を、聞いたことがあるのですか?
[そんな反応をされたのは初めてだったので、いちど、瞬いた]
ああ…はい。ありがとうございます。
[チャールズが劣化等を気にしているのに気づかず、素直に化膿止めを受け取る。 ベネットが拒否しなければ、それを傷口にそっと塗るだろう]
[やがて、アリーシャの姿も見えれば、まずはその濡れた様子に驚いて、どうしたのかと問うか]
(133) 2010/07/20(Tue) 22時頃
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[ヴァイオリニストはベネットの手当てをしているが、
何か が
ネコミミトカゲのほうをじいっと 見ていることに。
その、気配に。 誰か気づくだろうか]
(136) 2010/07/20(Tue) 22時半頃
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[それは、異形の気配。 勘の良い者なら気配に気づけるだろう。
しかし、何処にいるかは、わからないはず。
なぜならそれは この、茶髪のヴァイオリニストの「内臓(なか)」に いるのだから]
(138) 2010/07/20(Tue) 22時半頃
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[そして、当の本人は、 自分の身体の中で育っている異形の存在に気づいていない……]
(139) 2010/07/20(Tue) 22時半頃
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セシルは、あるのはただ、下腹部の違和感だけ。
2010/07/20(Tue) 22時半頃
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[ 『こわくないわ』
『わたし、あなたとお友達になりたいの』
内臓(なか)から、ヒトには解せぬコトバで呼びかける]
[中で] ["妹"を自称する異形]
(145) 2010/07/20(Tue) 22時半頃
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セシルは、その間も手はベネットの傷口の手当てに動いている。
2010/07/20(Tue) 22時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/07/20(Tue) 23時頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/07/20(Tue) 23時頃
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そうでしたか。…あの虫が、近くに…。
[自分が、正確に言えば自分の中の異形がそれを呼び寄せてしまったことを知らないから、ご無事でなによりですとアリーシャに言う]
風邪をひかぬよう、お気をつけて……。
[薬も食糧も不足しているここでは、風邪すらも命取りになりかねない。 至極真面目な顔でアリーシャに告げた]
(156) 2010/07/20(Tue) 23時頃
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[腹の中の異形は、 ネコミミトカゲがこちらに怯えてしまっているのに気づくと。
呼びかけるのをやめて。
ただ、悲しみに暮れた]
[異形の気配も弱まるだろう]
(157) 2010/07/20(Tue) 23時頃
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[手当てを終えると、化膿止めが服についてしまわないように、気をつけながらベネットに服を着せていくだろう]
――大丈夫でしょうか…。
[治療中もどこか苦しそうに見えたベネットに心配げな視線を向ける]
(161) 2010/07/20(Tue) 23時頃
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…と。 大丈夫ですよ。この子は、危なくないんですよね?
[頭の上、ネコミミトカゲの姿は直接は見えなかったが。
ポーチュラカが望むならそれを掴んで彼女に返すだろうが。 そうでなければ、特に何もせず、ネコミミトカゲの好きにさせる]
(171) 2010/07/20(Tue) 23時半頃
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[アリーシャからは、ごくごく自然に視線を外していた。 ポーチュラカの言葉に、ああ、と気づいたように頷いて]
泊まる場所…。 そうですね、これだけ広い城内で、倉庫で雑魚寝というのも気が引けます。
[何よりここは、ベネットの為に少し空けたほうがよいと感じたから]
…マーゴさんは、どうされますか? もしよければ、眠れそうな部屋までお送りしますが。
[皆で一緒に部屋を探そうと提案しなかったのは、 マーゴの歩くペースに気を遣ったからか。
尋ねて、彼女の返答を*待った*]
(180) 2010/07/20(Tue) 23時半頃
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セシルは、ベネットの転移が更に悪化していることに気づけば、眉を*顰める*。
2010/07/21(Wed) 00時頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/07/21(Wed) 00時頃
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― 廊下 ―
[マーゴは申し出>>180にどう返事しただろうか。 しかし、治療が始まる気配だったので、いずれにせよ彼女と共に倉庫は出ただろう。
あまり見るものではないですよ、と。 マーゴが解らないようならそう言っただろうか]
(237) 2010/07/21(Wed) 08時頃
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[
どこかから声が聞こえる。
腹の中の異形にしか解らぬ声]
(238) 2010/07/21(Wed) 08時頃
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[ 『殺してしまうの?』 ]
[ 異形の声で、問いかける ]
(239) 2010/07/21(Wed) 08時頃
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はい、行きましょうか。
[マーゴが名前を呼ぶ響きは、頼られるようなそれ。 悪くない、と感じた。
下腹部は痛みを増したけれど、彼女の前では痛みを顔に出したくない、と思った。
それは、単純に人に心配をかけたくないからなのか。 それとも――…。
まだ、己のなかにある想いに気づいては、いない]
(267) 2010/07/21(Wed) 12時半頃
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ヴァイオリンですか? ええ、マーゴさんを送ったら取りに行きますよ。
[と、薄く微笑んだ**]
(268) 2010/07/21(Wed) 12時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/07/21(Wed) 12時半頃
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― 小倉庫前>>280 ―
仕方がありません。 …水や食糧ですら不足しているのに、…弦の張り直しなんて、できませんから。
[残念、と言われ、困ったように笑う。 …この弦は、いつ切れたのだろう。最後に、音を鳴らしたのはいつだろう。
――よく考えれば、その記憶もなかった]
………ありがとうございます。
[妹のことを気にしてくれるマーゴ>>281に、お礼を言った]
(311) 2010/07/21(Wed) 20時頃
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[しかし、羨ましいという言葉には…緩く首を振った]
………。 ……私には、もう。
妹を探す以外に、生きる目的がないんですよ。
[ぽつり、呟いた。
それはもしかしたら。
何らかの形で妹探しが"終わった"ら生きる理由もない、と言っているように聞こえたかもしれない]
……貴女のように。 真っ直ぐ誰かを見られることのほうが、私は羨ましいです。
[眩しげに細められる紺の瞳を見返して、そう、微笑う。 皆綺麗だと言うのには、その笑みを深くした]
(312) 2010/07/21(Wed) 20時頃
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[マーゴを比較的落ち着いて休めそうな部屋にまで送ると、別れを告げ、中庭に向かう]
………あれ。
[エントランスに来たところで、立てかけてあるヴァイオリン>>130に気づく]
どうして、ここに…。 誰かが運んでくださったのでしょうか…?
[それを拾い上げるために屈んで、それに触れると。
くらりと視界が闇に染まった]
(313) 2010/07/21(Wed) 20時頃
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『 わたしを見て――… 』
[内側から囁きかける 声 が]
『 わたしは ここにいるの…… 』
[段々と強くなって] 『セシル』
[頭が、腹部が、割れるように痛んだ]
(314) 2010/07/21(Wed) 20時頃
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[そのまま、5分くらい蹲っていただろうか。 やがて、再び顔をあげると、ヴァイオリンと弦を掴んでふらりと歩き始めた]
―――……
おなかが空いたわ…
ううん…そんなことより… ねえ……あなたは誰を
誰を殺そうとしているの…?
[歩く足取りはおぼつかず。瞳の色は、ただただ、*虚ろ*]
(315) 2010/07/21(Wed) 20時頃
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―→ 城内 ―
[虚ろな表情で歩きながら、苔の異形や、先程ベネットの身体から生まれた幻想生物の生き残りや死骸を、見つけては食べていく]
――…。
[その光景は、傍から見れば、異形の業なのだろうか。
それとも、ただの、*狂人の姿なのだろうか*]
(316) 2010/07/21(Wed) 20時頃
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セシルは、ふらふらと、ゆっくりと、しかしだが確実に、足は*ヨナの塒の方向へと向かう*。
2010/07/21(Wed) 20時頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/07/21(Wed) 20時頃
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わたしは わたし だよ……
[囁くように 囁くように 小さな声で]
[そこにいない人に答えた]
(328) 2010/07/21(Wed) 21時頃
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セシルは、(07)匹目の異形を食べたところで、それよりももっと大きな異形の気配を悟る。
2010/07/21(Wed) 21時頃
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[ゆったりとした動きで、 ヨーランダの塒へと近づいていく。
一歩、 一歩。
そして、扉に手を掛けた]
(330) 2010/07/21(Wed) 21時半頃
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