268 オリュース・ロマンスは顔が良い
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[デザート、楽しみ。 氷の類はいいものだ。ヤニクの好物なら尚更、食べられない気がしない]
飲む 君と飲むお酒は美味しい
[怪我は? 本人が平気というなら平気だろう。もう退院したのだし!]
(18) tayu 2019/08/07(Wed) 02時頃
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[いただきます、の前。 触れたパーカーの生地はどこか柔い。古着だからなのか、今だからなのか]
もっとベタッと?
[指の先だけから、掌全体へ。 探るように触れて、探って] [パーカーの下の華やかなTシャツにも触れ]
ヤニク 気を悪くしないで欲しいんだが
[何故飲食を前にして喋り始めているのか、と思うけれど] [掌が熱いからだ。それがヤニクの体温だと錯覚するから] [もう一枚、Tシャツの布の下。ガーゼとテープと皮膚のその下の温度>>13]
(19) tayu 2019/08/07(Wed) 02時頃
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先週、別れてからずっと考えていた 考えすぎて知恵熱出すほど考えた
来年の夏、もしかしてここにヤニクはいなかったかもしれないと知って ……それが、君が怪我をした時と同じくらい辛かった。のだと思う たぶん、辛かった
[脳みそが爆発四散しそうなほど考えた結果だ。 あってるかどうかまだ自信はないけど]
何故、ルーツを探したい君と一緒に行きたいのか 生きる意味を──夢を叶えるなら、俺もその一部になりたいのは
(20) tayu 2019/08/07(Wed) 02時頃
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[ものすごい深刻な宇宙の真理に辿り着いた哲学者のような顔で]
どう思うだろうか これが恋愛感情なら君にも断っておかなければと。実は今日もずっと考えていて…なかなか言い出せず……
[おかげでまったく引かない知恵熱中。 お酒を飲み始めたらもう言えなくなる気がしたのは確かで、このタイミングである]
俺には無理だ、あの、雑誌の表紙の女のような表情 あれが出来れば、君をドキッとさせられるかもしれないのに
[くのうの表情**]
(21) tayu 2019/08/07(Wed) 02時半頃
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[重なる手>>64。一度もヤニクの肌を辛いと感じたことはなかった] [ずっと、最初から]
[その後は? 頭の中に浮かぶのは、肌色の多さで選んだグラビア誌の中身 挑発的な眼差し、半開きの唇、 裸の女。 真似できないと思った。彼の好みがそういうものだとしても、と]
──そんなことしなくても?
[先回りしたような言葉に、ふつと懊悩の泡が弾ける]
(74) tayu 2019/08/08(Thu) 00時頃
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[手を引かれて顔を上げ] [掌に感じる熱に背筋が震えた。胸の上、心に近い場所]
わかるよ
[ずっと、視覚に偏重している自覚があった。それは触覚が主を裏切るから。 けれど今は、間近に見える肌の色と指先の感覚は同調して響きあう]
わかる
[熱い。脳から湯気が出てるんじゃないかと思うほど]
(75) tayu 2019/08/08(Thu) 00時半頃
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[思考を辿るような言葉を聞く。 いや二度目に会った時のことは忘れて欲しい。忘れて。 ゆら、揺れるように頷いて、頷いて]
側にいたい?本当に? それは……ヤニクそれも恋愛感情なのでは──
[君も好きなのでは。という間抜けな発言は、 指先に感じた触に途切れる>>66]
……っぁ
[大きく揺れてそった指先を、離されてしまわれないように] [自由な方の手もヤニクの手に重ねた]
ああ
(76) tayu 2019/08/08(Thu) 00時半頃
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俺も、知ってもらいたい できれば俺の嫌いなものや俺の過去じゃなくて 好きなものを……この先を
君が俺を変えるんだから
[君の隣でだけ、この触覚は世界に触れられた]
(77) tayu 2019/08/08(Thu) 00時半頃
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>>89 [皮膚の下の神経が一斉に発火する。 背中に、胸に、腕に]
[触れたところから壊れて、侵されて、彼の温度が沁みるようで] [励起した熱情が傾れ込んでくる フィルターの効かない脳がそのまま過熱して、息が] [できない]
── ふ
(98) tayu 2019/08/08(Thu) 13時頃
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[熔けて崩れそうな感覚。 墜ちることに怯える指がパーカーの背を握っていた。 その指からもやがて力が抜けて]
[唇が離れる] [水の膜が張ったように滲んで揺れる視界]
ん
[頬骨の上の皮膚に熱が宿り]
…っ
[慄いて閉じた瞼に熱が燈り]
――――……
[額に口付けるのは、まるで祈りのよう] [形のないまま好意が、せり上がって喉を塞ぐ。 弱く吸った息に小さな音が混じった]
(99) tayu 2019/08/08(Thu) 13時頃
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待っ… きつい
[おびやかされることに過敏な肉体を、ずっと厭ってきたくらいなのに。 全面降伏の構えを立て直そうにも、顔は熱いし涙は潤むし、指は無為に彼の背を掴むだけ。 とろとろと溶けたチーズみたいに統制の効かない体] [せめて酸素を。喘ぐように息をこぼせば]
[あかい、彼の風が匂い立つ錯覚に意識が白む]
(100) tayu 2019/08/08(Thu) 13時頃
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ふ、ふつうの、人は こんな ことを──道ばたなどで、?
[親愛の表現とはかくも過酷であったとは]
(101) tayu 2019/08/08(Thu) 13時頃
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…… 腹は減って、ないか 酒が──
[逃げを打つような口上。 褐色の腕に囲われて重みを預けたまま] [背中のしなやかな筋肉を指の腹で撫でるように辿って]
[こうして話せば触れてしまう。 何度か掠めて、震えて] [もう一度]
[深く繋いだ唇のその奥のあつさに、また息を忘れる溺香]
(102) tayu 2019/08/08(Thu) 13時頃
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っ、
[ぐいー。離されて、くったり仰け反る>>105]
ぅ
[揺り戻し。びょんびょんと視界が傾いて] [なんとか自力で座位に戻った]
んん、 おさけ…あ、ぁ
[仕切り棚、冷凍庫。ガラリと氷の音] [封を切られたワインボトルが傾く] [息を整えようと必死になりながら、何度も瞬きをした]
(113) tayu 2019/08/08(Thu) 21時半頃
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あり がとう
[少し痺れて舌先が回らず、言葉の輪郭が緩んで間延び] [差し出された飲み物を落とさないよう両手で受け取った。 氷で冷やされたガラスが、火照る指先に心地いい]
キスはやじゃない? そうか
[凍えるワインと、氷の欠片を口に含んで、ガリガリ噛む] [顔が赤いのは間違いない。顔を覗き込まれて、そこへ不意に羞恥のようなものが混じった。 視線を泳がせて、荷物から着替えのシャツを引っ張り出す。 まだ汗は引いていないのに、それをもぞりと羽織った]
(114) tayu 2019/08/08(Thu) 21時半頃
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俺も 嫌じゃない
大丈夫だった。 ただその、刺激が、強すぎて? な 泣くかと
[それは大丈夫じゃないのでは、と思わなくもない] [今度から、街角でハグしてちゅっちゅしているカップルを見たら尊敬してしまう]
[グラスを見下ろして、その縁を指でなぞる。円い、ガラスの硬質。 なんの違和感もなくただグラスの縁をなぞるだけの感覚。なんだか不思議、だった] [フォークをとって、つまみの皿の上を少し迷い。スモークサーモンの隣、人参のピクルスをとる]
(115) tayu 2019/08/08(Thu) 21時半頃
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…………
[美味い。ポリポリパリポリ] [何度か瞬いた。視界がだんだんクリアになる]
(116) tayu 2019/08/08(Thu) 21時半頃
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ヤニク 流星群の極大を見たら、俺は街を発つ
[夏休みはもうすぐ終わり]
君さえ良ければ、船でそのまま ヤニクに流れる血の故郷を見に行かないか
助手の初仕事が荷造りと運搬じゃあ、傷を労ってることにならないけど……
[前向きに、と彼が言ったから。 明瞭な文言で誘う*]
(117) tayu 2019/08/08(Thu) 21時半頃
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[キッチンでガサゴソしている音がする。 その音を聞きながら、まとまらない思考を撚り直す。 たしかに、急で、強引だ。とか 独りでは手を広げられずにいた色々なビジネスだとか 新しく開けた世界の色だとか]
[彼を天秤の皿の上に置いたとして、逆の皿にかけるべきものが見つからず。 ガタン、と傾いたままの天秤は用をなしていない]
旅行だと思えば── ほんの数週間で君はここにも戻ってこられる
[もしも彼がこの街に、ここで生きる意味を見つけるのなら。 その言葉は苦く感じた] [彼の望む夢に、なりたい。世界の異物ではなく、望まれてあると思われたい。 他の何物でもなく、ザーゴ=シェーンベリこそが望む半身であると]
(155) tayu 2019/08/09(Fri) 02時頃
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[デザート、食後の飲み物。 汗は少しずつ蒸発していくけれど、酩酊めいた淡い目眩と熱はずっと後を引いている]
ヤニク
[羽織っただけのシャツの前を片手で引き寄せて、神妙な声]
さっき、謝らせてしまった 訂正させて欲しい
[大丈夫かというと大丈夫じゃなかったのだけど>>143]
嬉しくて泣いてしまう、という可能性がある ……違うかも…。でも、辛くも嫌でもなかった
[どうしてヤニクは急に、やめてしまったのか] [何か気に障ったのか、こちらを慮ってくれたのか]
(156) tayu 2019/08/09(Fri) 02時頃
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君に労いのキスをしよう そうでなくても、触れたい
君が痛みに困ってなくても、キスをして抱きしめたい
[いったいどう伝えればいいのか、ぐるぐる考えた末。 もともと修辞をしない率直な物言い。語彙は死んだ]
──そのたびに、俺がめ メロメロになってもいいのなら!
[ぅわぁ] [顔を覆った] [指の隙間から、どうだろうかと問いかけた**]
(158) tayu 2019/08/09(Fri) 02時頃
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[めろめろって。めろめろって馬鹿か] [精神に自爆ダメージを追いつつ顔を覆ったのだけど]
いいのか… させたいのか……、 さ、えっ
[させたい?] [手をどかされてぎゅうと寄った眉間の皺が、頬への接触にほどける]
ヤニク ?
(170) tayu 2019/08/09(Fri) 20時半頃
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─ ─
[絶えず降り注ぐ流星に、このまま焼き尽くされても構わないと思っていた]
[空が白む。 夜明け前の空気が、好きだった。 冷涼で、薄暗くて、優しい寂しさの]
ん、ぅ
[ホテルのそれよりも狭いベッド。 乱れて、ドロドロのシーツの上で小さく身を震わせた。 肌を乗せたそれらを触知はする。
結局……たぶん最後の方はもうむり、とかたすけて、とか口走っていた気がする。 セックスというのがこんなに、理性どころか意識がトびっぱなしになるものだとは……こわい]
ゔ
(212) tayu 2019/08/10(Sat) 19時半頃
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[瞼が重く腫れて全く開かない。今までの人生全部の3倍くらい泣いたかも。 ヤニクの好きな顔がぁ。とは思えど体も動かない。 重だるい、それ以上に、下手に動けばまた熾火が煽られてあらぬ声などあげそうで。
抱き合う形の彼の頬に額を擦り付け、少しだけ手を動かした。 無理をして膿んではいないかと、脇腹の傷の上を掌で触れ]
すきだ
[掠れて吐息だけの音**]
(213) tayu 2019/08/10(Sat) 19時半頃
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──、
[体温が離れていくのを、肌が感じ取った。 ゆらゆらと浮沈する意識が寂しさに鳴いて。 見られたくない、とのろのろ顔の前に手を翳す]
ん
[タオルの感触。その冷たさに睫毛を揺らし、 ありがとう、と息だけで答えて]
(228) tayu 2019/08/11(Sun) 00時頃
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[また少しうとうと。 人の気配がかき混ぜる空気が柔い風を作るのを感じながら。 やがて、ベッドが体重に動く]
おきれる
[いい返事と、そのわりにのろい動作。 冷却剤を細く持ち上げて、その隙間からそっと覗く]
そんな、手あついサービスが? 助手すごいな……
[微笑えた、かどうかわからない。 あまりにだらしなくて呆れられていないかと少しだけ考えて、その思考を投げ棄てた]
(229) tayu 2019/08/11(Sun) 00時頃
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[べたつき、一部は固まって、息をするたび引き攣れるような皮膚感覚。 それらを認知はするけれど、吐き気を催すほどのひどい不快感は今はすっかりなりを潜めていた。 拭き取っていく濡れた感触も嫌じゃない。 苦痛ではないけど、困る。
話してくれる生い立ちに、相槌を打ったり短い問いを挟んだり。 掠れて湿った声がなるべく平静なトーンに聞こえているよう願いつつ。 視覚を遮断しないよう、泣き腫らした眼を冷やすのは片目ずつにしてヤニクの手つきや、朝日がその髪に散らす光の粒を見ていた]
その とても きれいな、髪は ギフトなんだな
[指先まで清めて離れていくタオル。 冷却剤を持たない手はベッドについて、起こした半身を支える]
(255) tayu 2019/08/11(Sun) 09時頃
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[日も暮れるころ、疲労困憊でようよう辿り着いたホテルでも、離れたくないと男を引っ張り込むのは末期症状。
もしかしなくても、 とにもかくにも触らなければ平和なのでは? 真理にも辿り着いた。寂しいけど]
(262) tayu 2019/08/11(Sun) 18時半頃
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ヤニク、体は大丈夫だろうか?
[今更の安否確認は、その深夜。 星の見える窓辺]
……明日……なんとか起き上がれたら、君のプロフィールを作ろう 俺の個人的な助手ならば本社への報告は不要だけれど 秘書の実績に数えるには請負契約を交わしておいた方が良い
[力仕事以外にも、もし君が望んでくれるのなら>>260]
急ぐ必要はないけど、君の出立の準備が出来たら ここも片付ける──
[緩くまとったバスローブの感触は乾いている。 どうやら触れても大丈夫らしい範囲、片手を伸ばした。 手を繋いでくれる?はにかむように微笑んで**]
(263) tayu 2019/08/11(Sun) 18時半頃
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─ 平日 ─
[多幸感と共に目覚める、という稀有な体験。 これは夢か。と浮上しながら思った。 瞼を開ける。暖かで、心臓が痛くなるような誰かの声を聞いた気がして。
手の甲に触れる気配で漸く覚醒する]
……いってらっしゃい
[出掛けていく背中に声をかけた。 去っていくのではなく、また会える。次の週末を待たなくても、次の夏を待たなくても]
(288) tayu 2019/08/12(Mon) 00時頃
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