160 東京村
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[誰もいない『たまらん屋』。 堀川は常のように、カウンター内でスマートフォンをいじっている。 薄曇りの鈍い光。けぶる湯気。無音。客はいない。
そこに、女性が一人入ってくる。 僅かの逆光。堀川より前に、女性が口を開く。]
『素直』
[その声に、姿に、言葉を失う堀川。 その首元には、堀川と揃いの『たまらん屋』の赤い手ぬぐいが巻かれている。女性の手が、それに触れる。 どことなく愛おしげに、困ったように。女性が微笑む。 眉根を寄せ、目を細め、今にも泣き出しそうに顔を歪めて。
そうして、赤い手ぬぐいが。 するり、と音も無く首元から引き抜かれた。
彼女の首が大きく傾ぐ、]
(68) nekochan 2015/06/15(Mon) 02時頃
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――ッッ。
[堀川は目を見開く。 青暗い室内。ブラインドから僅かに白い光が射している。 夜は明けきっていないようだった。しかし堀川はいても立ってもおれず、半身を起こし、震える手で枕元のスマートフォンを掴み取った。4時45分。LINEを立ち上げる。彼女とのメッセージ画面。既読は相変らずついていない。 浅く細い呼吸を三回する間だけわずかにためらい、しかし夜明け前にも関わらず、電話をかける。コール音。鳴り続ける。鳴り続ける……、
やがて堀川は重たく鳴る心臓を沈めるように深く息を吐き出しながら、耳元からスマートフォンを下し、呼び出しを中断した。 そうして再びベッドに仰向けに倒れ込む。 目を閉じる。首元に手を伸ばす。 なんだかとても息苦しいような気がして(無論、首には何も巻いていない――)、顎を上げて首元をさすった。 そうしているうちに、やがて堀川は重たい眠りに引き戻されていった。
鏡を見ない堀川は気づかなかった。 その首元を巻くように、ぐるりと赤い痣が浮かび上がっていることに。]
(69) nekochan 2015/06/15(Mon) 02時頃
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・・・
――のニュースです ―日未明、東京都豊島区のアパートの部屋で 部屋に住む会社員の津村華美さん31歳が 首を吊った状態の遺体で発見されました 一週間以上連絡が取れないと津村さん家族から通報を受け 警察が部屋を訪ねたところ 津村さんはドアノブに手ぬぐいをかけた状態で死亡しており 死後一週間以上が経過している事から 警察では自殺と見て――
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(70) nekochan 2015/06/15(Mon) 02時頃
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