246 とある結社の手記:9
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庭師 ノアは、メモを貼った。
2018/07/31(Tue) 09時頃
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― 朝 ―
[男の部屋には誰もいない。 シーツに残る人が座っていたような跡は、まだほのかにあたたかい。
机には、コインが一枚置かれたままになっている。
裏を上にして。 射し込む暁光の中で、鈍く輝いている。]
(15) 2018/07/31(Tue) 13時半頃
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ー 朝・少し前 ー
[ほとんど眠れないまま、男は朝を迎えた。 コインをいくら見つめたところで結果は変わらない。 "三日も仕事を果たせぬ無能者"。
昨日の婦人の声>>3:177が甦った。 そうだ、イヴォンはどうなるのか。 選ばれたのが彼女だったとして。もしも人狼でなかったら。 彼女の名を書いたこの手は、人殺しの手になるのだろう。
男はゆらりと立ち上がり、憑かれたような足取りで一階へ降りていった。誰かの部屋の扉が少し開いていたことにも、僅かに流れてくる鉄の匂いにも、気付けないまま。**]
(16) 2018/07/31(Tue) 13時半頃
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庭師 ノアは、メモを貼った。
2018/07/31(Tue) 13時半頃
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― 朝・ユージンの死体が運ばれていく時 ―
[昨日よりも大きな麻袋が、運ばれていく。 周囲を見回して、そこにいない渡し守の顔が浮かんだ。]
……ユージン、
[顔を見ることは叶わなかった。或いは、見なくてよかったのかもしれない。 不真面目で、気楽に飲んでくだらない話をして、それでいて自分より余程誠実だった彼の死に顔なんて、見たくなかった。
あの気安い軽薄さに、きっと随分救われていたのに。 いつかの酒盛りはもう、二度と訪れない。
喉を圧し潰されるような痛みと息苦しさを覚えながら、運び出される彼を見つめていた。]
(47) 2018/07/31(Tue) 22時半頃
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― 一階・開票後 ―
[ひとごろし、という叫び声を聞いていた。 連れて行くな、奥様は人間だと主張する彼の声をただ、遠くに聞いていた。
投票箱が結社員によって開けられ、今日の開票が始まる。壁に背を預けて見守る男の目元には、濃い隈が浮き出ていた。]
……。
[選ばれたのはイヴォンだった。 連れてゆかれる彼女を、姿が見えなくなるまで見つめていた。今日連れていかれるのは、自分も票を投じた女。疑わしいと思って名前を書いた、数日前に仕事の約束をしたばかりの老婦人。 ここ数日は、占い師と名乗り合って争っていた相手。
男は唇を引き結んだまま、考え込むように俯いた。が、]
(48) 2018/07/31(Tue) 22時半頃
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は、…?
[リンダの口から飛び出した言葉>>38に、大きく目を見開いて。]
待て、待ってくれ。 それじゃあ何で、あの人は占い師だなんて、
[わけがわからない。 ピスティオを人間だと言った時から、恐らくイヴォンが"人狼"で、ピスティオはその"仲間"なのだろうと思っていた。 それが、どちらも、人間だった? そんなことが、あるのだろうか。]
(49) 2018/07/31(Tue) 22時半頃
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庭師 ノアは、メモを貼った。
2018/07/31(Tue) 22時半頃
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["信じるしかない"というモンドの言葉>>64はありがたいものだったが。この男から、諦めのような言葉が出るとは思っていなかった。聞きたくも、なかった。]
どうも。 俺は人間だよ。 あんたが守護者なら心強いことこの上ないが…それなら名乗り出るのはもうちょい待って欲しかった、かなァ… それにあんた、何だよその飲み方は。まるで俺みたいじゃねェか。
[へら、と弱々しく笑った]
(71) 2018/07/31(Tue) 23時半頃
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[差し出されたメモ>>69を見て、疲れたような溜息をひとつ吐いて。この場にいれば、ちらりとスージーの方を見て]
俺が今日占ったのは、ベッキーだ。 ベッキーは…人間だ。
[憔悴しきった表情で、それでも男ははっきりとそう告げた。]
(76) 2018/07/31(Tue) 23時半頃
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[普段の明るい笑みを消したピスティオ>>96>>97。彼が奥様―イヴォンをどれだけ思っていたのか。きっと自分がついぞ持ったことのない、強い想いなのだろう。 それはとても眩しくて、きっと自分には縁のないもので。 だから少しだけ彼が羨ましくて―悲しかった。]
まァ…お前も占い師を名乗っていたわけだから、俺を人狼だと疑うのはわかる。 だけどな、ピスティオ。
[見たこともない彼の表情。暗い、冷たい、敵意に満ちた笑み。昨日自分が向けた顔も、こんな風に見えたのだろうか。
お前、そんな顔できるんだな。そう心の中で思いながら。]
お前も、俺も。人間だよ。
(111) 2018/08/01(Wed) 00時半頃
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庭師 ノアは、メモを貼った。
2018/08/01(Wed) 01時半頃
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[ピスティオの責めるような眼差し>>3:119>>3:120を見つめ返す。彼に責められるのは当然のことで、それについて異論はない。彼の大事な人を奪ったのだから。それどころか、]
俺は、お前が人狼だったらいいと思って占った。人間だとわかった時は…なんでだ>>3:3、と思ったよ。正直な。 でも今は、お前が人間でよかったと思ってる。
[夫人の礼>>3:177はきっと本心だったのだろうと、今となっては思う。猜疑心に駆られて酷い返し方をしてしまったが。]
"お前が人狼だ"と言っておけばよかったとは思わない。 俺が嘘を言ったら、ラルフに疑いが向く。今お前が言ったようにな。それだけは絶対に、だめだ。
[数日前までの釣り仲間は、二人欠けた。そしてまた一人、友人を失ったのだろう。相手を信じられなかった己のせいで。この上、ラルフまで失うことには耐えられない]
(150) 2018/08/01(Wed) 08時半頃
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庭師 ノアは、メモを貼った。
2018/08/01(Wed) 08時半頃
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[ルパートの言葉>>105>>114は、憔悴した頭に突き刺さるようだった。 イヴォンという人が、素直になれないだけで、実のところ情に厚いところがあるのは、知っていた。はずだった。
それなのに彼女を疑って、票を入れた。 彼女を、殺した。
俺はどうしようもなく臆病で、薄情な人間だ。 逃げて、逃げて、守ってやるべきものまで投げ捨てて、俺はずっとそうしてきた。立ち止まるのは、きっとここが最初で、最後だ。 立ち止まれたのは、俺がいつか投げ捨ててしまった大事なものを、しっかり抱えている男に出会ったから。
そいつが人間だと、わかったから。]
俺は、俺が人間だと知ってる奴だけは何とか守りたかった。 今も…そう思ってる。 全員助けようなんて思えるほど、俺は勇敢じゃない。そうできたら、よかったんだろうけどな。
[ああ、慣れないことはするもんじゃないな。そう独りごちた。]
(151) 2018/08/01(Wed) 08時半頃
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庭師 ノアは、メモを貼った。
2018/08/01(Wed) 08時半頃
庭師 ノアは、メモを貼った。
2018/08/01(Wed) 09時頃
庭師 ノアは、メモを貼った。
2018/08/01(Wed) 19時頃
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[渡されたメモ>>208をじっと見つめて、押し黙る。ややあって、眉間に皺を寄せたまま口を開いた。]
俺から見れば、ラルフ、ピスティオ、ベッキーは人間だ。 ユージンとパティ、それにマリオも。 わからないのは、リンダお嬢様、ロイエちゃん、スージー、ルパートさん、モンドさん、ワンダさん、イヴォンさん。 モンドさんが守護者と名乗り出たのは…俺には嘘だとは思えないが、確かなことじゃない。
[彼の話は恐ろしいが、説得力がある。しかし男にとって一番の理由は、あの飲み方>>6>>52だった。それまで冷静だった男が、急にあんな滅茶苦茶な飲み方をしたことには、きっと大きな衝撃があったのだろう。飲まずにはやっていられないような、何かが。それが、自分が間違ったことへの無力感だったというのは、男には痛い程わかる話だった。]
リンダお嬢様は…あの様子>>193>>194を見てると、嘘をついているようには…
[見えない。見えないが、錯乱しているようには、見えた。ので、男は言葉を濁した。]
(243) 2018/08/01(Wed) 22時頃
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それで…ロイエちゃん、か。 正直、一番嘘をつきそうなのはあの子だと思う。 それがどういう嘘であれ、お嬢様のためと思えば。
[それは庭師が、彼女達を間近で見るにつけ感じていたことではあった。こんな時の根拠にしたくは、なかったが。]
(244) 2018/08/01(Wed) 22時頃
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庭師 ノアは、メモを貼った。
2018/08/01(Wed) 22時頃
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>>223
なんでかって? そんなの決まってるだろう。 お前が人間だってわかってれば、お前の名前は書かなくて済むからだよ。
[一度は既に書いてしまったが。二度目はない。彼が自分の名前を書くと言ってもそれは、変わらない。
こんなことにさえならなければ。 人狼騒ぎなんてなければ。
マリオが初めて飲む酒を、ユージンやピスティオや、もしかしたらスージーやルパートも混ざるかもしれない。ラルフも、ジュースなら付き合ってくれるだろう。皆でそうやって、飲み明かす夜があったのかもしれない。]
俺は、お前とこんな風に向かい合いたくはなかったよ。 疑いたくも、なかった。 お前があの時、名乗り出たりしなければ…、
[最後は掠れた声でやっと、言葉を紡いで。男は唇を噛んで、それきり黙り込んだ。何かに耐えるように。]
(252) 2018/08/01(Wed) 22時頃
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庭師 ノアは、メモを貼った。
2018/08/01(Wed) 22時頃
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>>163
守護者ってのは、人狼から守ってくれるんだろう。 名乗り出たら、真っ先に殺されそうなもんだ。
ああ、でも、人狼だと疑われて、処刑されたら同じこと…だな。 俺はまだ人狼を見つけられていないから…せめて一人見つけるまでは、守ってほしいと思ったのさ。
[自己満足と言われればそれまでだし、死にたくなかっただけ(>>176)と言われたら、反論はできない。 生きて帰れると思ってはいないが、死ぬのが怖くないわけでは、ないのだから。
そこまでは、男の口調は冷静だった。 だが、続く言葉>>165に、]
俺がユージンを、殺したって? それじゃあマリオも…俺が殺したって、そう言うのか、君は。
[押し殺した静かな声に、怒りと、悲しみと、やるせなさが滲んで。男の声は震えていた。]
(264) 2018/08/01(Wed) 22時半頃
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庭師 ノアは、メモを貼った。
2018/08/01(Wed) 22時半頃
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[溜息をつくルパート>>212に目を向けて、]
俺の考えは、今言った通りだよ。>>243>>244 他に聞きたいことがあれば、聞いてくれ。
[そこまで言って、彼の投票先を聞いて、]
……そうかい。 あんたがそう決めたなら、そうしてくれ。
[目を伏せて、静かに呟く前。一瞬見えた表情は、捨てられた犬のそれだったかもしれない。]
(270) 2018/08/01(Wed) 23時頃
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庭師 ノアは、メモを貼った。
2018/08/01(Wed) 23時頃
庭師 ノアは、メモを貼った。
2018/08/01(Wed) 23時頃
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[モンドがラルフにメモ>>253>>254>>255を渡すのは、視界に入ってはいた。ラルフがそれを持ってパティとベッキーのところへ行くのも。>>266 そして次に自分のところに来た時、男は少し驚いたように目を瞬いた。渡されたメモに目を通して、その内容を噛み砕くように何度も読み返して。 一枚目の内容には、頷いた。]
……わかった。
[二枚目には僅かに表情が曇った。 パティ。聡い子だが、ユージンを亡くした今、重荷を背負わせてしまうのは酷にも思えた。 かと言って、自分のことはベッキーが信用しない>>257だろう。父親であるところのルパートにも信用されていないのだし。というか、誰からも信用されていない気がしてきた。酒が欲しい。
三枚目には、少し考え込んで。メモの裏か、余白にこう書き足した。
"俺は、ピスティオには入れない。 ルパートか、ロイエに入れようと思う。 他の三人が別の意見なら、それに合わせる。 でも、ピスティオにだけは、俺は入れない。"
そうして、ラルフにメモを返した。]
(281) 2018/08/02(Thu) 00時頃
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[ラルフが同じ意見>>275と聞いて、安堵したように息を吐いて]
よかった。いや、よかったというと違う気もするが…断言できることじゃ、ないから。 お前と同じ意見で少し、安心した。
[今日の占い先は、と問われれば僅かに表情を険しくして]
……迷ってるよ。焦ってもいる。 俺はまだ、人狼を見つけられてない。 でも、今日の投票先とは、別の人にしようと思う。
[だから、もう少し考える。そう答えた。]
(288) 2018/08/02(Thu) 00時頃
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……そう思ってくれて、構わない。
[確かめるような言葉>>276に、そう答えて。]
ああ、君から見たら、そうなんだろうな。 俺には、ピスティオの言ったことが信じられない。 だからきっと、この話は平行線なんだろう。
[そう、視点の違いだ。見えているものも、守りたいものも、それぞれ違う。どちらがより多く見えているかというよりは、きっと見えているものが違うのだと、男は思った。]
(305) 2018/08/02(Thu) 01時頃
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[ぐ、と怯んだように息を呑み込む。>>277 彼女の言葉はいつだって真っ直ぐで、自分に正直だ。 酒場でも言い負かされるのが常で、彼女のそういうところが羨ましくもあり―好ましくも、あったのに。]
……解ってる。 俺だって思いたくない。 君が人間だって、信じたいよ。
でも、
[ユージンは。 彼女を信じて、ああ言ったのだろうか>>3:371。ふとそんなことが頭をよぎった。]
―俺は、俺が"見た"結果を信じる。
[それだけ告げて、視線を外す。もしも今日彼女を占ったら、少しは楽になるんだろうか。]
(306) 2018/08/02(Thu) 01時頃
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>>310
[思わず顔を上げて、は…?と口をあんぐり開けて、数秒。ゆるい癖毛の頭をがりがりと掻いて、困ったような笑いが漏れた―どこか、泣きそうな顔にも見えたろうか]
はは…それ、もっと前に聞きたかったなァ…
[そう呟いて、続く言葉には答えないまま。男は踵を返し、二階に上がっていった。**]
(312) 2018/08/02(Thu) 01時半頃
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庭師 ノアは、メモを貼った。
2018/08/02(Thu) 01時半頃
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