人狼議事


158 Anotherday for "wolves"

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新

視点: 人


【人】 見習い医師 スティーブン

― 回想:3日目深夜 ―

[その「お願い」を聞いたのは、埋葬の後のことだった。

村医者を呼び出した少女の、さらりとした茶髪が、
花弁のような唇が揺れる。
それだけで見た人は騙されそうなものを
疑心暗鬼に陥った村医者は 殊勝な言葉の裏
隠された意味を探ろうと、冷たい目を少女に向けていた。

少女はお葬式をしたいという。彼女と、グレッグとで。
それはルパートを殺した罪を、改めて認識しろという事なのだろうか。
今も何度も、あの死の光景を、喪われゆく体温を、
繰りかえし繰りかえし思い出しているというのに。]

 ……わかった。

[村医者はやっとの思いで頷く。
それはまるで、子供の茶番に大人が渋々付き合う図に見えたかもしれない。>>3:*59]

(0) sane 2015/05/23(Sat) 02時半頃

【人】 見習い医師 スティーブン

[集合場所は教会だと聞いた。
何故そんな場所で、と思わないでもなかったが、
村医者はそれにも頷いて、 
夜、教会へ誘われるように足を踏み入れた。]

[教会は不気味なほどに しんと静まり返っていた。]

 ……メアリー、……グレッグ?

[いるはずの彼らを気配で探る。>>3*61
母譲りのヘーゼルグリーンが赤く色を転じ
怨みの如く 炯炯と光ることなど、気づかぬまま。
>>3:-288
「背後には気を付けて、ね?」

[それは――警告、だったのだろうか。
それとも祈りだったのだろうか。>>4:-124
( ……ラ、……)
その声に振り向く前に、少女の怒号が響き渡る。
そちらを凝視した。]

(1) sane 2015/05/23(Sat) 02時半頃

【人】 見習い医師 スティーブン

 「先生は罪の意識から逃げたかったんだ。」
  メア、 (……違う)
 「だから一番にお父さんを殺したんだよね。」
       (違う!)
 「そうでしょ?」

  (――ああ、……「そう」、思いたいんだろ)

[その瞬間村医者は唐突に、
「彼女が自分を殺す為にここに呼んだのだ」という事を悟る
そして、少女の絶叫が響き渡った。>>3:*64>>3:*65

『主はかれを許したまわじ、
 主の憤怒はこの者に対して燃え盛り、
 掟の書に記されし一切の呪いをかれにもたらさん。』

彼女の唯一無二の父母を殺したこの罪。
殺されても恨まれても、きっと仕方が無い事だと
男はいっそ諦めたように微笑み 断罪を受け入れ――…]

(2) sane 2015/05/23(Sat) 02時半頃

【人】 見習い医師 スティーブン

[鼻腔に口腔に満ちる鉄錆の匂いに噎せ返る。

からん、と燭台が落ちて、
闇の中赤い炎がちろちろと舌なめずりをするように
教会の祭壇付近を侵食していく。

どく、どく、と血が流れていく。

唇に胸に炎ではない赤色が伝い、床を満たし
辺りは燃えているのに血が闇を深めていくようだ。

胸を十字架で貫かれた男の 細く残った意識は
「地獄の炎に焼かれればいいんだ。」
そんな興奮交じりの言葉を拾い上げた。>>4:*0]

(……メアリー、)

[血塗れた口元に笑みがこぼれた。]

(3) sane 2015/05/23(Sat) 02時半頃

【人】 見習い医師 スティーブン

[……――噫、かみさま。

 私はあなたに赦しも救いも求めません。
 何故なら、あなたはこの私の意志など関わりなく
 理不尽に命を奪い、人々に悲しみを背負わせ、
 その癖罪にはきっちりと罰を負わせなさるのですから。

 私を神の試練に耐えられぬ愚か者と、
 それよりもっと酷い「悪魔」と謗るならば謗ればいい。]

(動かぬ手を組んだ気になって 最期に一つ祈ろうか。)

[ かわいそうなメアリー。彼らの大切な愛娘。
 神様気取りの君の怒りはきっと、
 私<悪魔>諸共この教会を焼くのだろう。

 許さないと叫んで、自分が罪を背負った事も知らない子。
 君に許しは請わない。
 溜飲を下げうる絶叫すら届けてはやらない。]

(4) sane 2015/05/23(Sat) 02時半頃

【人】 見習い医師 スティーブン

[どろりと心を怨念で満たし、願うことはただ一つ。
 どうか、どうか、――……どうか。]

(   きみ は、 生き る といい。    )

[ルパートが。グレッグが。村の皆が。
 幸せを願っていた筈の 笑顔の愛らしい子よ。
 苦しみの中で生き続けよ。  ]


    [  呪われてあれ。 ]


      …………っはは、ハ………ハ、

[焼け落ちていく教会内部。
 悪魔が零したしゃがれた笑い声も。
 何故あの時ラディの声がしたのか、そんな刹那の思考も。
 殺された時の記憶すらも。
 ただ、焼かれ、溶け落ちていった。**]

(5) sane 2015/05/23(Sat) 02時半頃

【人】 見習い医師 スティーブン

[目を三角にしながらこちらを睨む子犬を、
どうしていいものやら、迷いながら見ている。]

「 そんなのなら、ぼくだってっ、
  酒に溺れてた分、今死んだだけだ。」
 ( …… 酷い自堕落をみた )

[此方の言葉に腹を立てていることなんて知らない。
ただ、生前よりもいっそう子供らしくなった彼の
頭を撫でようと掌を伸ばす。

さらりとした黒髪の感触は、死んでも尚変わらない。
うつむく子供の黒髪に、指先をかすかに絡めながら
屈み、上から言い聞かせるように囁けば、
胸辺りを華奢な拳が、力なく叩いた。]

 ……………………ああ、
 君は面倒くさいやつだなあ
  (僕も、君が先に死んだらそう思ったかもしれないが)

(33) sane 2015/05/23(Sat) 17時頃

【人】 見習い医師 スティーブン



[静かに、彼の独白を聞いている。]
[少女が心配そうに少年を見ている。]

[そして小さく零された本音に、握られたローブの端に
目を閉じ、苦くて熱いものを飲みこんだ。

他者から一歩引いた場所にいる男にとっては
誰かからそう大事に思われるのは 酷く不慣れな事だ。
――……ああ、やはり何といっていいかわからない。]

  君は本当に…………。

[ばかだなあ、と呟いて、
ローブに縋る掌を父親のように握る。
そしてわざと、離してみせた。]

(34) sane 2015/05/23(Sat) 17時頃

【人】 見習い医師 スティーブン


 …こうして握った掌が離れたとして
 君は独りじゃあない。
 アルカイド。それをよく覚えておきなさい。

[言い聞かせるように囁く。

ささやきながら、考える。
死して尚存在を続ける我ら。この姿が永劫だとは思わない。
二度目の死があるならば、その時は]

 …………君が消えるときは、天に昇るときは。
 僕が、今度こそ最後まで看取ってやる。

(35) sane 2015/05/23(Sat) 17時頃

【人】 見習い医師 スティーブン


[ 君というものが消えゆくその瞬間までを
 この目で見よう。
  小道に揺れる紫苑の花言葉のごとく、
 「あなたを忘れない」と言おう。]

(それなら、独りじゃない。
   独りじゃないだろう?)

[ 黒い靄が一瞬、薄らぎ
 安心させるように 柔らかい笑みを浮べた男が
 琥珀色の双眸が見えたかもしれない。 ]

(36) sane 2015/05/23(Sat) 17時頃

【人】 見習い医師 スティーブン

[声をかけた少女の黒髪が揺れる。]

 ……はじめまして?

[告げられた言葉に、首をかしげた。
どういうことなのか皆目わからないが、
それでも少女が「気にしないで」と言いたげだったから
それ以上は言及しなかった。]

[村の方をちらりと向けば、濃い鉄錆の匂い。
狼同士の戦いは――共存を巡る争いは
――かなしい同族殺しは

いつまで、続くのだろうか。
黒く焼けた教会を仰ぎ、小さく溜息をついた。]

([教会を見た途端一瞬、過ぎった黒い怨念。
 その正体もわからず、
 ぐるりと尾のようなものを揺らめかせた]*)

(37) sane 2015/05/23(Sat) 17時頃

【人】 見習い医師 スティーブン

― 紫苑の小道にて ―

[置いていかれることへの怯えが
ありありと見てとれたので>>55
向けられた視線にはこくりと頷いた。>>56]

 ハ。君は心が狭いねえ。

[許してやんないから、にはそう肩を竦め]

 道連れに……? 
 ……ははあ。

[きっと自分は、天国へは行けはしないだろう。
今際に抱いた真っ黒な怨念を覚えていなくても
それは予感としてしっかりと存在していて
だからこそ、「道連れにしてやる」という言葉に
小さく 初めて会った時の嘲笑とは違う笑いを零した。]

(64) sane 2015/05/24(Sun) 18時頃

【人】 見習い医師 スティーブン


[一端にあの世の案内でもしてくれるのだろうか。
ヴェルギリウスでもベアトリーチェでもないくせに。

ばかだなあ、と内心零した言葉。
向けたのは果てさて己か彼か。]

 年寄りよろしく手を引かれるというのも癪だが……。
 地獄の道も、君みたいなばかと一緒なら
 飽きないかもしれないな。

(65) sane 2015/05/24(Sun) 18時頃

【人】 見習い医師 スティーブン

[ふわりと揺らぐ黒と蒼の色彩に気づいているのは
どうやら、男だけだったらしい。>>60
存在感があやふやになる「カイド」の姿を見ては
伝えるべきか悩み、視線を向けた先が教会だった。

膨らむ黒い情念の正体がわからない。
わからないが、教会を見るとき胸に抱いた感情は

こんな惨劇を引き起こした不条理への
水平だった天秤を傾け
殺さずとも良い者まで殺した彼ら/己への

憤り、悲しみ、憎しみ、……そんなものが泥水のように
ぐるぐると心の中で粘ついては噴き出して
男は知らず、ゆらりと尾のようなものを揺らめかせていた。]

(66) sane 2015/05/24(Sun) 18時頃

【人】 見習い医師 スティーブン

[ぱ、と離れる感覚に、視線を戻す。]

  …………。いや。

[微笑み首を傾げてみせる様子は
今の姿だと一層幼く見える。

男は小さく溜息をついた。
その頭をぽん、と撫でて、手を広げ肩を竦めてみせる]

  僕は教会で殺されたからさ。
  もう一回あそこに行ったら――……
  ”神罰”で今度は全体焼けちまうかもしれない。
  そうなったら村人だって困るだろう?

[前は祭壇あたりが全焼で済んだようだが、
飛び火しないとも限らない。……そんな冗談を吐いて]

(67) sane 2015/05/24(Sun) 18時頃

【人】 見習い医師 スティーブン


  見届けてくるだけだよ。
  ……君も、別れを言いたいひとに会ってくるといい。

[そっと姉の方をみたが、
流石に「君のお姉さんが」とはいえなかったのか
彼女が黙っているならと、口を閉ざしておくことにした。

離れ際、アルの後ろ頭に手を添えて、先ほどされたように
白い靄が零れる胸のあたりに彼の頭を抱きしめ、
ひとつ撫でると

(揺れるAsterの花々を、ちらりと一瞥。)]

  ……全部終わったら、村の出口で待っている。

[ そう云って、そっと彼から*離れた* ]

(68) sane 2015/05/24(Sun) 18時頃

【人】 見習い医師 スティーブン

― >>110 ―

[――……掌に、誘われるように舞いこむ赤い花弁が一つ。]

 ……マーガレット、か。

[言い当てると同時に、
サフラン、桔梗にスイカズラ、ライラック。
墓地の一角に見たそれらの花々を思い出した。

静かに花弁を見下ろしてから、
男は夜に沈む焼け残った教会を見上げる。]

 ……やっぱり、
 ”また” すぐに枯らしてしまったんだよ。
 (診療所のマーガレットも、”彼ら”も、)

(123) sane 2015/05/26(Tue) 06時頃

【人】 見習い医師 スティーブン

 医者だったってのに、
 どうもね……駄目みたいだ。

[ひとの命を花と例えるならば、
男は花を枯らしてばかりだった。]

[呟きと共にそっと赤い花弁を握り
 村で起きた騒動の顛末を ただ見守っている。]

[生き残った彼らが、
これからどの道を信じて進むとしても
どのような花を咲かせるとしても。
路傍の石の如き亡霊はそれを見送るのみ。
それ以外に道はなく]

(124) sane 2015/05/26(Tue) 06時頃

【人】 見習い医師 スティーブン

 
[掌を開く。
風に、「信頼」の花が舞い上がり、消えていった。**]
 

(125) sane 2015/05/26(Tue) 06時頃

【人】 見習い医師 スティーブン

[声が聞こえたから、足元ではなく空を見た。

空は茜色に染まっていた。
鉄錆と、焦げ臭さと、寂しさに満ちた色。

――あの色に似ている、と、思った。

それがあの石の色だったのか
ルパートやレオと遊んだ日の夕方に見た空の色だったのか 
それとも魔女の瞳の色だったのか 判然としない。]

(207) sane 2015/05/27(Wed) 01時半頃

【人】 見習い医師 スティーブン

[さく、さく、と草を踏み分け、歩いていく。
川辺に出るとふわりと風が舞った。
別の場所へと飛んでいく白い綿毛の数々に目を細める。
蒼い火を川に一つ落とし、流れていくのを見ていた。

別れを告げる。
かつて生まれ、育ち、そして死んだこの村のすべてに。
学者の家を一瞥し、宿屋の前で足を止める。
かつて動物たちやひとおおかみたちが
賑やかに過ごしたその場所は
今や死のにおいに満ち満ちていた。]

 …………。

[……また会えたら、とも思うし、
彼には彼を待つひとがいることも知っている。
だからその時だけは
三度目の「さようなら」も、何も、言わなかった。*]

(208) sane 2015/05/27(Wed) 01時半頃

【人】 見習い医師 スティーブン

― それから ―

 ――またせた。

[紫苑の花が揺れる道。
また姿を少し変えた青年の前に、その男は現れた。

星々が咲く夜空の中、
エンジェル・ブルーは少し沈んだ青色に見えただろうか。

彼の姉の姿が見えない事には、少し口を閉ざした。
代わりに、頭を一つ撫でようと手を伸ばす。
天に瞬く蒼い星を見つめ呟いた。]

 ……アルカイド、か。

[それがあの星の名だったように思う。
記憶は曖昧だが。]

(209) sane 2015/05/27(Wed) 01時半頃

【人】 見習い医師 スティーブン

[彼から何か言われただろうか。
話もそこそこに、黄泉へ向かう旅へ一歩を踏み出す。

この旅路を照らすは燦然と照る太陽でも月でもなく
明々と輝く星明かり。
北天に煌めく七つの星の その一つ。

最早男は村の方を振り返らない。
振り返ればきっと、立ち止まってしまうから。 
あの苦しくも愛しい記憶が眠る場所に
囚われてしまうから。]

(210) sane 2015/05/27(Wed) 01時半頃

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新

視点: 人


トップページに戻る


← ↓ ■ □

フィルタ

注目:スティーブン 解除する

犠牲者 (6人)

スティーブン
23回 (4d) 注目

種別

通常
内緒
仲間
死者
裏方
背景

一括

全示
全断
反転

ツール

クリップボード

ピックアップ

>>【】
(0.085 CPUs)
SWBBS V2.00 Beta 8 あず/asbntby
あっぱれ、うっかりアイコン by 小由流
人狼議事キャラセット by りりんら
管理 sol・laななころび