246 とある結社の手記:9
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宿屋 ルパートは、メモを貼った。
2018/07/31(Tue) 20時半頃
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― 朝・ロビー(イヴォンの処刑)―
[とても、見てられる光景ではなかった。 結社員達は投票用紙の集計後、イヴォン・ローザスを処刑場までつれていくため、彼女を捕えに部屋まで向かった。
彼女の部屋はピスティオの部屋の隣。 ルパートはイヴォンに壮絶な睨みをきかされて、彼女の大切なピスティオの部屋をそこに決めた。
頑としてイヴォンの部屋の前をピスティオはどかなかった。あの素直になれない優しい母親が、ピスティオが結社員とモメてよくない事になる可能性を考えなかったとは思えない。
イヴォンは結社員たちに連行されていく。 彼女の足取り、彼女の横顔。 日ごろのイヴォンと重ね合わせて、それの異様さとやるせなさといったらなかった。
ピスティオは結社員とイヴォンに必死に追いすがり、声を張り上げ、制止しようとし、しかし――それは叶わなかった。]
(39) 2018/07/31(Tue) 22時頃
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[イヴォン・ローザスがこの宿屋を出ていく前、何か声をかけなくてはと焦るのだが、焦るばかりで何も言葉がでてこない。
今、こうして死ぬその人に ――何を伝えてやればいいというのだ。
何も思いつかない。ただ一つルパートに思い付いたのは、"なにも言わずにいる"ことだった。 自分には彼女にとっての僅かな時間をピスティオと過ごさせてやる以上に、なにがあるだろうか。
自分の娘のように素直に「あなたに生きて欲しい」と伝えることも出来ず、ピスティオのように強い意志で止めることも出来ない。
投票の結果は変わらないだろうという諦めよりは―― これを変えても、ほかの誰かが死ぬからだった。
立ち尽くしたまま彼女に頭をさげる他、なかったのである。]
(40) 2018/07/31(Tue) 22時頃
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― 朝・ロビー(イヴォン連行後) ―
[娘が駆け寄ってくる。(>>21)(>>54) ――今のピスティオの前でベッキーを親の立場で慰めるのは憚られた。腕をとられて、もう片方の手を頭に置いてやるのが精いっぱいだった。]
……なんとも、ないかもしれないじゃねえか。 連れていかれて、騒ぎが済むまで 隔離されるだけかもしれねえ。…… ……。
[気休めである。この気休めの欠点は、イヴォンに対して祈ってもやれないというところ。遣り切れなくて下を向いた。 上の階も騒がしい。 ――なにか、あったのかもしれない。]
(62) 2018/07/31(Tue) 23時頃
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― 朝:ユージンの襲撃現場(清掃前) ―
[人だかりと血の臭い。三日連続の殺人鬼による死。 犠牲になったのは、ユージンであった。
人が集まっているのは彼の部屋。 眩暈がしそうだった。
誰か人狼とわかるわけでもない。 ただ、自分が人間だと証明できるだけ。
たったそれだけの力で、皆を導こうと――最初は、曰くリンダを守ろうと名乗り出た、あの背の高い青年は、己の身も守れずに死んだ。
相変わらずラルフによってだろう。 昨日同様シーツがかけられていて、それに滲んだ血が浮かんでいた。背の高い彼を覆うシーツの下の膨らみは、マリオよりはずっと大きかった。
床に寝転がった彼の死体は――ルパートには眠っていると連想しようもなく。ただ、血まみれの死体であり、あまりにも無残だった。]
(73) 2018/07/31(Tue) 23時半頃
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……、……
[いつも軽薄そうに飄々と生きる青年は、もう――ああして、誰かの力になってやろうと話しかけるわけでもなく、黙りこくってしまっている。勇気を持ったものから死んでいるかのようだった。
マリオの次の犠牲者は、この閉じ込められた空間で、最初になにを言ったかといえば
『みんなで逃げよう』
と言ったのである。]
…………、ユージン。 おまえ、……慣れない頑張り方、するからだぜ。
[泣きそうな声でそう言った。――「おれは薄情だからさあ」なんていう彼の言葉は、いつだって何かを守ろう、助けようとして発された言葉だったじゃないか。**]
(75) 2018/07/31(Tue) 23時半頃
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宿屋 ルパートは、メモを貼った。
2018/07/31(Tue) 23時半頃
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― ユージンの部屋(清掃時) ―
[ラルフとの清掃はいつも通りに手伝うつもりだったが、友人であるラルフが自分一人でともし言うようなら、それは任せることにしただろう。 それがなければ、共に掃除をする。『いいやつだったな』と切り出して少し話をしてみようとするが――彼にできるのは筆談だけ。まずは掃除からだなということになったのかもしれない。**]
(88) 2018/07/31(Tue) 23時半頃
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― ロビー(皆が集まり始めてから) ―
[清掃後、皆が集まった頃のロビーでまず行われたのは、イヴォンが人狼と人間……どちらであったのかという、リンダという霊能者からの報告であった。彼女が言うことには――イヴォンは、人間。]
―――イヴォンさん……。
[長い付き合いだ。彼女の情を信じたかったルパートは、殆どこの結果を信じてさえいた。ピスティオの安全を確かめたいイヴォンを。復讐がめちゃくちゃになってしまったイヴォンを。……他に占い師が二人も現れても、彼女が本当に占い師でも、狂った人間でも……生来の気質によりそれをひっこめられなかったイヴォンを。]
(99) 2018/08/01(Wed) 00時頃
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………。おまえら、みんな全員"人間"じゃあねえのか。
[否、人狼がいる――ということは、最早関係ない。]
おまえら、 生まれてこのかた、 嘘をついたことも、隠し事も 一切合切、まったくねえって?
嘘のあるなしだけが 身分の証明じゃねえだろう。
いまの状況がそういう事情に なってきちまってるのかもわかるよ。 あの人には撤回のための時間だってあった。
(104) 2018/08/01(Wed) 00時頃
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けどな。 ……少しは―― あのひとの様子みて、 心を割いてやることはできねえのか。
[どうして驚く?どうして落胆する?どうして否定したがる――それこそが、もう。彼女のやさしさを否定しているようでやるせなかった。]
(105) 2018/08/01(Wed) 00時頃
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パティには――あんたを殺すと、 哀れにピスティオを救うために、 代わりに狼と売り言葉に買い言葉で言われたような そういうのがあったから。
しかたねえよ。
しかしだ。フタを開けてみりゃあどうだい。
パティへの一票なんて、たった一つだ。 多分だが――当人が、責任とるために書いたんだろうさ。 なんせ誰も信じてねえからな。
だあれも。あの状態で不意にパティを人狼だなんて言った イヴォンさんなんざあ、信じてなかった。 そうじゃあねえのか。
ユージンとつながりがあったことは幸いしたろうよ。 ただ――
(112) 2018/08/01(Wed) 00時半頃
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――てんで、 誰を代わりに何か殺すための力にも、 ならなかったんだぞ? それを引き受けて、そのまま死んだんだぞ。 撤回もせずに。
それでも人間じゃおかしいかよ。 ――あの人が必死だったことくらい。 見てやれてねえのかよ。
[それでも尚、彼女が人間であってはおかしいとまでいうのか?それがルパートには理解できないのである。]
(113) 2018/08/01(Wed) 00時半頃
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いや。 おれも……人の親だから。
[謝られる謂れはない。少なくとも自分には――なにせ、死んだのはイヴォンだ。しかも彼女のとった『誰かが大切ゆえの狂気』に対し、誰しも謝ってあげる必要はないのである。(>>117) ]
なにを子供に与えたいか。 そういうことだとおもうぜ。
[イヴォンが恐らく――一番に考えたこと。『ピスティオは人間』だということ。これはきっと、彼女が残していきたかったものだろうから。]
おれは、ベッキーに…… こんな時に、してやれることがねえ。 おれが娘可愛さに嘘をついたら、 ベッキーまで嘘つきの子供になっちまう。 ……だから、今、何も出来ていねえだけだ。
[無力であることに、苦くわらった。]
(123) 2018/08/01(Wed) 01時半頃
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― ロビー(モンドの守護者の話) ―
[モンドが『守護者』を名乗ったことには――昨日の約束通り。(>>93) 彼はルパートの到着を待ち、彼についてを聞かせてくれた。
彼との昨夜の約束の通り「生きていたら笑ってやる」を実践できればよかったが、彼の疲れや焦燥、飲んだくれている様子からは――どうにもそうすることは出来なかった。
彼が生きていることに対し『殺さずに済んだ』という救いを感じていたし、最早この空間に存在する誰しもに『生きててよかった』と言ってやれる。彼の無事を喜ぶことができる。心から。]
(139) 2018/08/01(Wed) 03時半頃
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[ルパートは彼が宿屋に来たばかりの時の言葉を切っ掛けに、守護者という名称をきいて彼がそうだと自称する想像もしていたし、彼の宣言に事に対し驚くまででもなかったが――けれど。
彼が"守護者"であることを、最早完全に信じてやるのは叶わないのである。 それは、もう、ワンダもマリオも物を言わぬ存在だからだ。昨夜モンド自身に伝えた通り。考えすぎに因るものかもしれないが。
"よそ者"とは、そういうことだ。
都合のいい言葉で手助けをしてくれる他人を信じ切ってしまうことに躊躇する。ストッパーがかかる。まして幼い村の子供達との交流があったことや、襲撃されたマリオ――色んなことから、ルパートには彼を守護者であると、今もなお信じ切ることはできない。
このモンドという男が「守護者である」という建前を準備して村に紛れ込んだ同情を誘う何かであると――想像することが出来る。]
(140) 2018/08/01(Wed) 03時半頃
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[彼が――ほんとうに、心から『かつて世話になったルパートを含む人々』を助けようとしてくれていたとしてもだ。
彼の言葉が真実であれば、あまりにも残酷な話。
閉じ込められ、人が死に、まして最初から『宿屋』というよそ者を招き入れるが故によそ者に対する用心がある人間が、更に用心深くなってしまい、彼のことを信じられないだけだとしたら……
しかし彼は――現にこうして、 昨日からも殆ど守護者を名乗りながら生きている。
彼の生こそが、むざむざ殺された二人の勇気が、今現在"誰も守って貰えていない"ということが、準備してきた尤もらしい言い逃れという疑いの材料になるとはなんとも皮肉な話である。]
(141) 2018/08/01(Wed) 03時半頃
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[次にモンドが語るのは、彼自身の生い立ちと、霊能者リンダへの疑いである。
彼が訳知り顔に人狼に詳しい理由。彼が"三度目"と語るのは――、一度目の彼の母親自身が守った命であるということ。二度目の『守護者』によって守られた命であること。……彼の語る物語が真実ならば、それこそがルパートの感じたモンドの顔に刻まれていた『幾たびもの覚悟を重ねて麻痺したような貫禄』の由来なのであろう。
そして語り出すは、彼にとっての三度目。 彼は二日間、たった一人の霊能者であるリンダお嬢様を守っていたのだという。
笑ってくれと彼に言われても、そうすることは出来なかった。真実ならそうするだろうと感じる。対して占い師は三人もいたのだから。]
(142) 2018/08/01(Wed) 03時半頃
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[さらにその後。モンドの話をきいてロイエが言うことには―― ロイエ自身が『霊能者』であったということだ。 またフーバー家、と思うところもないではなかった。 だんだん、眩暈がしてきた。ラルフではないがどこもかしこも嘘の話。 嘘というのが時に身を守るための武器になるとはいえ、……なにも確かなことが分からなくされてしまうことに恐怖する。]
まってくれ――モンド。 リンダお嬢様は、 マリオとワンダが生きているうちに、名乗り出たはずだ。
[そう付け足すが、ロイエが出てきてしまった以上は――もう。 『ただひたすらリンダを守ろうとしている』ように見えてしまうロイエが――盲目的にリンダを守りたい一心で守護者に守らせようと何も言わずに黙っていたなんて――困ったことに、ありそうな話なのである。**]
(143) 2018/08/01(Wed) 03時半頃
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宿屋 ルパートは、メモを貼った。
2018/08/01(Wed) 04時頃
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……霊能者のふつうなんて、 おれには分からんが……そういうもん、なのかね。 ……まあでも、名乗り出ろっていわれてたから 出るだけなら……その前の日でもよかったわけか?
[眉根を寄せて経緯を思い出す。(>>154)]
確かに……お嬢様が名乗ってすぐ 人狼に自分をたべろみたいなことを言ってたのは…… みんな聞いてることじゃあ、あるな。
[あれを聞いたのはサイモンが死んだ日。(>>2:436) 死にたがりばかりとモンドが弱っていた様子。その後すぐにユージンが名乗り出たこと。 そこまで思い出して、少なくとも彼女が自分を守らせるには丁度いい状態だったのかもしれない。事実、モンドが守護者だというのが本当だったとしたら、今日まですっかり守られてきていたのだ。]
ロイエにロイエを守るため……っていわれてもな。 そればっかりは……
お嬢様、そういう約束になってたのか?
(171) 2018/08/01(Wed) 11時半頃
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…………
[パティが立ち上がり、グラスが倒れる。 オレンジジュースが床にこぼれている。(>>157)(>>158) パティはきつくルパートを見据えている。 それに対し――]
(172) 2018/08/01(Wed) 11時半頃
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わかるわけねえだろうが!!
だから――おれ達は間違ったんだろうが。
(173) 2018/08/01(Wed) 11時半頃
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おれはな。 本当に「あんたは怒ってしかたない」と思うよ。 あんたのこと大事な人間だってそうだ。 お前らみんな歳が近くて仲がいい。 怒って当たり前なんだ。
あんたがひどい事を言われたことは、どこまでも事実で あの嘘はイヴォンさんがやっちゃいけない酷いことだ。 訂正するべきだったし――
ピスティオを人間だといいたいなら そのあと、占い師なんて…… いっそ、取り下げちまえばよかった。
言ったことが引っ込まないのが…… イヴォンさんの……ホントに悪い癖だな。
(174) 2018/08/01(Wed) 11時半頃
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最初にピスティオを占ったのだって、 おれは、よく分からんがそんな事は使用人なんだから 家で済ませてきてくれと少しは思ったし あの人が「明日は人狼をみつけます」と言ってたのには あの人なりに考えてくれるだろうと期待したんだよ。
でも、ああなった。
誰か一人、否が応でも連れて行かれるんだからな。 誰かを疑わなきゃいけねえだろうさ。
だから、イヴォンさんを"おれたちが殺した"ことに なっちまったことには――
もう、なんの文句も持てねえ。
決まったのがあの人じゃなくても、 誰かは、選んだことにされちまうんだから。
(177) 2018/08/01(Wed) 11時半頃
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だが――疑わなきゃいけないからって そいつにやさしさが無かったなんて決めつけるのは――
心ある誰かを殺したかもしれない事実から 目を逸らしてるだけってのと、何が違う?
疑って人狼を探すのと、 他人に心がないと信じ込むのは別の話だろうが?
こいつら、みんなみてみろ。
誰なら心がねえっていうんだ?
(178) 2018/08/01(Wed) 11時半頃
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……死んでるんだ。 おれ達は他人の人生を奪った。
自分たちの手で、誰を結社に殺させるか 選んで、決めた。
納得しきれねえよ。 結社が毎日殺すなんていわなきゃ、 おれ達はそんな酷いことしなくて済んだ。
だからおれは、"おれたちが殺した"なんて 責任から逃げられるなら逃げたいし、逃がしてやりたい。
ぜんぶ結社のせいだと言いたいし ――言っても、やりてえ。
[最初に処刑ときいた時、パティからは一言も反論も戸惑いも怒りも見えなかったことを――ルパートは不思議に感じていた。(>>2:137) 納得が妙に早くみえていた。実感が、なかったせいなのかもしれない。]
(179) 2018/08/01(Wed) 11時半頃
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でもな、あの人が人間だったといわれて 誰かにガッカリされるのは…… 意外って顔されちまうのは……
おれにはただ見ていることはできねえ。
イヴォンさんはどう思ってたかしらねえが おれにとっちゃ、 ――何十年来の、友達みてえなもんだからな。
(181) 2018/08/01(Wed) 11時半頃
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[溜息をついて、俯く。]
――今みたいになにも分からねえから
間違ったのさ。
(182) 2018/08/01(Wed) 11時半頃
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[膝から崩れるパティを見ていられずに、目を俯かせる。 助けて、慰めて、支えてやろうにも――色んなことを言いすぎた。]
……。
[倒れたグラスを拾い上げて、]
代えを持ってくる。
[そう言いおいて、ルパートはオレンジジュースを取りに向かった。 少しして彼はオレンジジュースの代えをパティの傍のテーブルに置いてやり、次に雑巾で床の掃除を始めることにする。]
(187) 2018/08/01(Wed) 12時頃
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[リンダは何かから逃げるように此処にはないものことの話をしている。 いや、もしかすると彼女にとってはあるのかもしれないが。 こちらには見えない。 彼女の様子で連想するのは――妄言だ。
霊がみえるからじゃない。人との会話を切っ掛けに、別の世界に逃げてしまって見えるから。]
――……はあ。
[彼女の様子がまた更におかしくなってしまった。ロイエが面倒をみるのだろう。]
(211) 2018/08/01(Wed) 13時頃
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ラルフの言う通りなんだよなあ……。
[溜息をついて頭を掻く。]
ベッキーが人間だと……言ってくれるのは、いい。 正直マリオのことがあるし、良い気分はしねえが…… まあそれは、身勝手な親心だからな。
……ノアがおれたちに何か言うのを待ってたんだけど なにも、言う気がなかったのか?ノア。
おれはな、こうなっちまったら おまえに投票する気でいるぜ。
(212) 2018/08/01(Wed) 13時頃
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イヴォンさんは人間で、ピスティオも人間。 こいつはもう決まりってことにしねえと、 ……もう、いよいよ、埒が明かない。
じゃあ後、嘘つきそうなものってなんだ? 人狼のとりまきが、 イヴォンさんでもピスティオでも――
残るは、人狼じゃねえのか? そう思うし……なにより。 おれが人間だからだな。
(213) 2018/08/01(Wed) 13時頃
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