253 緋桜奇譚・滅
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― それから ―
[何だかんだで、無事だったへいも屋の面々である。 無論、防衛に徹した塗壁の功績でもあるのだったが。
店も無事となれば、これは当然。 すぐに商売を始めるのはいつもの事か。
やがて、冥府から戻ってきた面々とも交流を交わし。 裏稼業も変わらず続けていた。
そんなある日のこと。]
(48) 葵 2018/11/21(Wed) 20時頃
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……退屈ね。
「へりんへいも、どうしたのさ。」
[今はお客さまは居ないからその呼び方でも良いけれど、と前置きしつつ。 凜はいい加減、飽きてきたと皆に告げて。]
私らもまたどっか移住しようかしら。 海を渡った、向こうの国なんて良いわねえ。
[西洋で妖相手に立ち回り。 やがて、向こう側でもへいも屋を始めるかなんて笑っていて。]
(49) 葵 2018/11/21(Wed) 20時頃
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礼などいらぬわ。 おんしらがおらんかった月日――心細さを これから先、とくと埋めてやれ
………あ、待ち。 やっぱいまのなしじゃ
西洋人のぴちぴちぎゃるが観光で訪れたら仲持て。 言語が通じるもんが儂には必要じゃて・・
[>>45 天国のおかげで、西洋文化や西洋のおなごの魅力も ばっちり思い知った爺でありましたとさ。
こそこそ耳打ちした『お礼』が小声なのは 奥さんに聞かれると 色々とまずかろうあれでこれよ。]
(50) motimoti 2018/11/21(Wed) 22時頃
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[まあ、それはそれとして。 一家の親愛を深める家族の様子は心洗われる。>>46]
おんし、いつまでそうしておるんじゃ?
[顎が外れたまま固まっていた木葉天狗も、 天狗爺に声をかけられ、ハッ!と背筋を伸ばす。 母親からのお礼を受けて、 いえいえそんなと頭をぽりぽり掻き]
『い、いやあ突然のお帰りだったものですから…。 しかし、八手様もお二妖も戻られて本当によかった。 ぼくは大したことは出来てませんが…… 何はともあれ、これにて一件落ちゃ』
(51) motimoti 2018/11/21(Wed) 22時頃
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[しかし、事態はまだ解決してはいなかった。>>47]
(52) motimoti 2018/11/21(Wed) 22時頃
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『い、いやッそれはその!!!!』
[般若が乗り移ったかのような母親を前にし、 顔を青らめ、泡でも吹きそうになっている弟子を尻目に]
……まったく、しょうがない弟子じゃのう。 まだまだ若輩者じゃて、すまぬのう
儂の留守にかけつけて、 幼い童に手をつけようとするとは…
恥を知れい、恥を。
[おまいう爺は自分の普段を棚に上げて大笑いで済ませる。 提灯一家の住居がなくなってしまった事情やら何やらを 果たして説明する隙が出来たのはいつのことやら]**
(53) motimoti 2018/11/21(Wed) 22時頃
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『ははは。恩人なので多少は考えますが、僕もまだまだ妻や娘には好かれていたいもので。』
[バレたら怖いじゃ済まない。 もう一度井戸の底を見るハメになるかもしれない。 そんな男衆の会話を、幸運にも母は聞いていないようで、しかし嫋やかに笑いつつも、背後に般若を浮かべて]
「ほほほ、いーえ、いいんですよ?琴ちゃんもそろそろお年頃なわけですし。ですが、まずはこの母にですね……」
[母はつよい]
(54) reil 2018/11/21(Wed) 22時頃
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んーーーー? 母ちゃん何言ってんだぞ? あっ、そうだ!
[母親の様子に首を傾げて。 はたと思い出したように翁を見、駆け寄って]
爺ちゃん爺ちゃん!
(55) reil 2018/11/21(Wed) 22時頃
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ありがとう!大好きなんだぞ!
[満面の爛漫な笑みと共に、抱きついた。**]
(56) reil 2018/11/21(Wed) 22時頃
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― あれから一年 ―
はぁい、珈琲と茶菓子、お待ちどーさま。
[緋桜の騒動から、なんやかんやでもう一年。 あん時はほんと大変だったなぁ〜って、懐かしむ余裕なんかもだいぶ出てきた。 なんせオイラ、ほんとに暖琴殺しちまったんじゃないのかって、もうただただ不安だったりなんだりで、必死で傷口舐めてたまでしか覚えてないんだ。 だからさ、暖琴や、ほかのみんなが戻ってきくれたって聞いたとき、すごい嬉しかった。 まぁ……全員ってわけには、いかなかったけど。]
(57) nordwolf 2018/11/21(Wed) 22時半頃
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[なんやかやで、三峯茶房は今日も営業してる。 やっぱり珈琲より茶のほうが売れてるけど、そんでも以前よりはまぁ、ちょっとは浸透してきたんじゃない、かな? あと、挽いた豆と茶ばの販売も始めてみたんだ。 茶葉は煎茶とほうじ茶。それから豆の仕入れ先で分けてもらった、不思議な香りのする茶葉も、少しだけ置いてるんだ。 紅茶っていうらしいんだけど、これがまた美味しくて! 珈琲とはまた違う魅力っていうか、ふわりと立ち上る華やかな香りに、口に含んだ時のまろやかな渋み。そしてなにより色がいい。 初めて飲んだ時はほんと興奮して、朝まで寝つけなかったよね! ただ、この紅茶って茶葉、困ったことに、珈琲より高くてさ……広めるのには少々難儀しそうだよ。 今度、よく来る小天狗に飲ませて、反応見て見ようかな。]
(58) nordwolf 2018/11/21(Wed) 22時半頃
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[いつものように珈琲を淹れて、いつものように菓子を出して。 そしていつものように、休憩時間。
オイラには、日課がある。]
ほぅら、今日は新豆が入ったんだよ。
[店先で、空に語りかけながらの、一杯。 湯気をゆっくりと、空にたなびかせて。
嗚呼、日常が戻ってきたんだな……ってね**]
(59) nordwolf 2018/11/21(Wed) 22時半頃
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『お、お待ちくだされ…ぼくはそのような 不届きなこと、考えては……っ 暖琴ちゃんのお宅がなくなったと聞いて それなら改装もしたので寺に住んではいかがと…!』 [いつの間にか正座させられた弟子が 鬼子母神と般若を足して二で割った妖気を纏う 提灯母親からどえらい圧力を かけられているのを面白がってみていたが>>54 家が無くなったという話を耳にし]
うむ?そうじゃったのか。 なれば一家よ、新たな住居を探すまでは 寺に滞在するが良かろう。 [そこで不意に呼ばれ、『TENGOKU』と刷られた 土産の紙袋を抱えたまま振り返る。]
(60) motimoti 2018/11/21(Wed) 22時半頃
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なん…
[いつもの様に駆け寄ってくる童女に、 顔面を庇うぽぉずをしかけるも 、、 ―― はぐに完全硬直。]
(61) motimoti 2018/11/21(Wed) 22時半頃
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ぶッふぉあ!!!
[突如のことに、鼻血が噴水のように飛び散る。 刀で頚動脈を断ち切ったかのような夥しい勢い。 ちょっとだけ魂が口から出かけたが さすがに三度目の死を経験するまでには至らず済んだ]
どぅふふ…あや、あぶない… ポックリ逝きかけたわい… よしよし、ええ子じゃのう。
[鼻血まみれで頬ずりしようとしたが 流石に嫌がられたかもしれない 緋桜すら避けた部分の血じゃし……。]
(62) motimoti 2018/11/21(Wed) 22時半頃
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[土産袋は辛うじて無事であったが廊下板が血まみれに。
このときの鼻血はいつまでも床に色濃く残り、 のちの世では『血天井』として文化財になるそうな。
………天狗の鼻血とも知らずに]**
(63) motimoti 2018/11/21(Wed) 22時半頃
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─緋桜のその後─
[緋桜の件でてんやわんやのその後、 凛には食料をあてがって貰ったし、 蓮にはチョコを渡そうとしてやっぱり自分で食べたり、 揺籃には飛びついてやっぱり頭皮が擦り切れるような撫で方をされたようなされなかったような、色々あった。
お爺様は帰って来れなかったのかと残念に思っていたら、しっかりお土産を連れて帰ってきたらしい。 ……冥土の土産ってこういう意味だっけ。 暖琴へのお祝いも兼ねて、かふぇでお茶である。]
へー、お爺様と家族ぐるみのお付き合いになってるんだね。
[暖琴のお母様はお強い。 色々あったみたいだけど、これからは庇護者も居るみたいだし、なんとかなるかな。]
(64) sayuru 2018/11/21(Wed) 22時半頃
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[苦いのが苦手な自分に合わせて淹れてもらった珈琲にはミルクと砂糖がどばっと入っている。]
この珈琲の他にも、紅茶とか、ワインとかビールとか、 近頃はいろんなものが入ってきてるのよね。
[カステラも最高。とフォークでつつく。]
やっぱり、昔からあるお酒を売る側としてはー、 いろんな飲み物がどんな風に知りたい訳なのよ。
[呑気に聞き流してくれそうな相手に一方的に熱意を語るのが、伽耶の茶会であったけど、暖琴は意外としっかりしたところもあって、聞き上手だった。]
(65) sayuru 2018/11/21(Wed) 22時半頃
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[心配事の一つが片付いて、これを機会にと]
私、東京に行くわ。
[決意を述べる。 文明開化で開けた首都に一時滞在してみてくるのだ。
ちなみに「かさぎ屋」はそのまま京にあるのだが、 …緋桜の件からなんか自分と人間との距離が縮まって、威圧する必要がないのが調子狂う。 まあ、自分が居なくても妖怪御用達の酒屋を続けてくれそうなのはいいんだけど、 粗相しそうな妖怪客には十分言っておかなければならない。]
(66) sayuru 2018/11/21(Wed) 22時半頃
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あの…どうかな。 貴女のご両親とか、 特にやらないといけないこととかなかったら、 たまにでいから、うちの店の妖怪面での商売維持に力を貸して欲しいの…
[中途半端に人間と関わりを持つとめんどくさい。 でも長年住んだここが家になってる。
本当に本当に、本当に、めんどくさいね。
────商人の娘についた蛇は今日もせっせと長期出張の準備**]
(67) sayuru 2018/11/21(Wed) 23時頃
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[お揃いのたっぷりのミルクとお砂糖をいれた珈琲を飲みながら、お茶会。]
えーっ、京から出てっちゃうのかあ?
[突然の東京遠征の話に大きな声で驚く。 それも、彼女の提案を聞けばにっこりと笑い]
うん! きっと父ちゃんも母ちゃんも協力してくれるぞ! 父ちゃんの国のお酒とか、入りやすくなると思うぞ!
[ねっ、そーすけ! と店主の方を振り返る。 娘のやらかしたことへの罪滅ぼし……というわけではないが、父も母も、精力的に協力していた。]
(68) reil 2018/11/21(Wed) 23時頃
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― ある時代のある村で ―
[京より北の小さな村。 富士の噴火の噂が伝わるなか、女がひとり蔵の中から小さく切り取られた空を見ていた。 女は父親の言いつけで蔵で暮らし、度々村を訪れる旅の青年に思い耽ていた。
この村から少し歩いた所に大きな池がある。 昔、村の娘がこの池まで逃げてきた龍を看病したという。 村が飢饉に襲われた際に、龍はその娘を妻に貰う代わりにこの村を救った――そんな伝説がこの池にはあった。
ある時、蔵の女が妊娠したという。 女はいいこ、いいこと大事そうに腹を撫でる。 青年が夜に来たと女は言うが、誰も蔵の扉を開けた音を聞いていない。 村人は山賊か妖怪にでも食われたかとうとう頭がおかしくなったかとしか思わなかった。
これ以来青年が村を訪ねる事はなかった。 小さな青空を見ながら青年の事を想う。 そして青年への不安で頭が満ちたとき突然腹が痛んだ。]
(69) Enk 2018/11/21(Wed) 23時頃
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[産婆が介抱するなか、胎から我が子が出ていくのが女にはわかった。 それに安堵し産婆の顔を見るが、なぜかその顔は引きつっている。 女は不思議に思うも疲れでそのまま眠りについてしまった。
朝、目覚めると我が子がどこにもいない。 まともに動けぬ体で村中を走り回り我が子について尋ねが、相手にする者などいない。 茫然自失で蔵に戻り、寝床の上で腹を撫で続けた。
いいこ、いいこ。 どこへ行ってしまったの。行っちゃだめよ。 もうどこにも行かないようにお腹に戻してあげるからね。 いいこ、いいこ…
そしてついに村が飢饉に襲われ、村人たちの恐怖が狂気に変わっていく。 龍神様にまた助けてもらわなければ。 龍神様の“妻”を捧げなければ。]
そうだ、あの女を龍神様に捧げよう。
(70) Enk 2018/11/21(Wed) 23時頃
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[飢饉で苦しむ里を守れるのは龍神様だけ。 お前は龍神様の妻になるんだ。
女は村人に言われるがままに池の前へ立たされる。 綺麗な着物、手足には鮮やかな装飾、小さな祭壇には貴重な米や海の物。 女の父親が祝詞をささげ、そして、 女は池に突き落とされた。
水が冷たい。着物が重い。息ができない。 嗚呼、我が子がいない。
揺らめく青空は徐々に小さくなっていき、まるであの蔵で見る小さな空のようだと女は思った。 その空も消え、無音の暗闇に包み込まれる。 だが池の底は僅かに明るく、そこには鱗の山があった。 土ぼこりを立てながらゆっくりうねるそれは、胴径が人間の身長程ある巨大な蛇のような何か。 これが龍神様なのか。]
(71) Enk 2018/11/21(Wed) 23時頃
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[人と妖だけでなく、西洋も入り交じり、進みゆく時代を好ましく見ていた両親だ。 きっと、伽耶の仕事にも手を貸してくれる。]
琴、いっぱいいっぱいお手紙書くから、伽耶もほしいんだぞ! ねっ、ともだちの約束!
[小さな小指を差し出して。 ぶんぶんと振る。 大きくなったら、いつか2人でお酒も飲もう。
あれ、妖怪っていつから飲んでいいのかな?**]
(72) reil 2018/11/21(Wed) 23時頃
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[あまりに巨大で向こう側にある龍神の顔を見ることはできない。 龍神が低くしゃがれた声でお前は誰だと問いかける。 私はあなたの妻だと答えるが、私にもう妻などいないと声が響く。 それでも私はあなたの妻にならなければならないと言うと、しばらくの沈黙の後、龍神は名前を尋ねた。]
私の名前は、いえ、です
[龍神はそうか、と呟きそれ以来声を発することはなかった。無理やり押し付けられた妻だが、龍神はおいえをそばに居ることを許した。龍神にはもう村を守れるほどの力も無く、おいえが来てもただ眠り続けるだけ。 いつか消える日まで、おいえに加護と居場所を与え続けるのだった。
そして、ある日池の底で龍神へ信仰が途切れた音を聞く。 龍神の身体がひび割れ始め、おいえはそれを繕おうと必死で龍の身体を撫でる。 おいえは龍神を通して外の様子を視ていた。 村人は都合のいい時ばかり龍神を頼り、自分勝手にものを押し付け。今では文明開化により信仰がうつろい、古きものは悪とされ、ついに誰からも龍神は忘れられた。 主の消えた池に鱗が舞う。
神は死んだ。女は怨んだ。変わりゆく人を、時代を、すべてを。 恨み、怨み、憾み。鬼へと落ちたのだった。]
(73) Enk 2018/11/21(Wed) 23時頃
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― 一年後 六道珍皇寺・地蔵堂傍 ―
[広い青空。目を覚ますと地蔵堂の横で倒れていた。 身体は濡れ、着物は所々破け、腰のあたりで上下に分かれてしまっていた。]
なぜわたし こんな所にいるのかしら
[たしかいつもの通り蔵の中にいたはず。 身体を起こすと帯がほどけ胸元があらわになる。 その時地面に二つの黒く薄い物が落ちた。 もとは一枚の鱗のようだった。 片方は青黒く輝き、もう片方は黒ずみ、触ると砕けてしまった。 それを見るとなぜだか悲しくなった。それと同時に思い出す。 自分の身体が融けていくような感覚。 ぱきりという音。 揺らめく小さな空。 上へ引っ張られる浮遊感。]
(74) Enk 2018/11/21(Wed) 23時半頃
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[快諾してくれた暖琴に、両親の意向はいいのかと拍子抜けするも、事情を考えれば納得だった。 人間と妖怪との異種族交流はお手の物だろう。]
新しいお酒…いいわね。
[思わぬ恩恵がありそうで頬が緩む。 暖琴は爪輔の方に向いて得意そうにしていた。 そういえば珈琲も外国のものだし、協力してたりもするのだろうか。]
(75) sayuru 2018/11/21(Wed) 23時半頃
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[お手紙を書くよと言われて、家がある事のありがたみが沁みる]
私書くわ。 友達に知ってほしい事、何でも書くからね。 約束ね。
[業務連絡とか言わないだけ成長したと思う。 あと本当に最初に出会った頃言ったみたいに、かふぇで商談してた。 思い出してくすりと笑う。
約束の証として小指をきって、 大きくなったら呑もうと。
……うーん、伽耶は伽耶として生まれた時から呑んでるね。
呑んでないなら開拓する楽しみがあるかな、とまた帰る日も含めて、 楽しみな未来で今は胸がいっぱい**]
(76) sayuru 2018/11/21(Wed) 23時半頃
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[未だ形ある半分の鱗を握りしめる。 思い出した記憶の欠片が意味するものは分からない。 だが全てを失い、だからこそ自由になれたのだと悟った。
おいえは立ち会がり、手で服を留め歩き出す。 何も知らない都で弱い自分は生きていけるのだろうか。 生きていけないかもしれない。 でも暖かな空気が包み込むこの都ならもしかしたら―――
―――そして新しい時代は進んでいく。**]
(77) Enk 2018/11/21(Wed) 23時半頃
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