268 オリュース・ロマンスは顔が良い
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でもそれなら尚更…… 大の大人だって、恥ずかしがることないだろう。 恋が主体の物語は、世の中にたくさんあるのだし。
むしろ……そう聞いたら俺は、 どんな話を書いてたのか、気になるけどね。
[これ以上触れられたくない素振りをされたら、やめておくけれど。 彼が書く恋物語に、興味があるのは本当の話。
そろそろデザートをいただこうか、と笑いながら。 シャーベットを用意してくれるようなら、今度は隣の席に腰掛けようか。*]
(+106) 2019/08/06(Tue) 23時頃
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……トレイル、…
[──今、言うことか、とか。知ってた、とか。>>+98 いつもの調子で呆顔に悪態を添えるのは簡単な筈なのに。
碧眼の揺らめきから目を逸らせず、 呼吸の仕方を思い出す前に背中を夜に包まれ、扉が閉まる。]*
(+107) 2019/08/06(Tue) 23時頃
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執事 ハワードは、メモを貼った。
2019/08/06(Tue) 23時頃
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……そうだね。 でも、悪い遠回りじゃあなかった気がする。 君のことがたくさん見られた。
[実らないつもりでいた恋が不毛で不幸だったかというと、そんなことはなかった。 むしろ、穏やかなオリュースの空気と同じくらいに、心地よくて幸せだったように、思う。]
これから一緒に歩いていけばいいんだし、ね。
(+108) 2019/08/06(Tue) 23時頃
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− マーケット −
[一枚のキャンパスと画材だけを抱えた姿は 商売をしに来たようにも、買い物に専念しようと しているようにも見えない中途半端だろう。
マーケットで待ち合わせたが、何が欲しいと 明確なものは無かった。
強いて言えば彼が海の上に連れて行くものを 購入したのなら、そっとそれを自分も買いたいだけ。
窓に飾っている鈴が風を受ける度に、 彼がいる海から運ばれた風だろうかと 想いを馳せるように。
同じものが欲しいなんて]
(86) 2019/08/06(Tue) 23時頃
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[目の毒>>82]
自分だって脱いでおいてなに言ってんすか ザーゴさんホント変な人っすよね。
うん、傷。 汗かいたままにすんなって言われてるんすよ。
[これだけは医師の言うことを聞かざるを得ない] [テーブルにボトルとグラスを置いた後] [ベッドの方へ]
[傷口に薬を塗ってガーゼを充てる] [包帯で巻くほど大げさではないから] [医療用のテープで大雑把に貼り付けた]
いててて 体ひねるとまだいてぇな
[ついでに下着とハーフパンツを履いてソファへ]
(87) 2019/08/06(Tue) 23時頃
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ファッションショー? 見たいんすか?
[シェーンベリと間を開けてソファに座る] [おや、コーラがグラスに]
あぁ、あざっす。 はーさっぱりした後のコーラ最高
[グラスに注がれた分を飲み干すと]
しょうがないなあ、ちょっとだけですよ。
[また立ち上がって] [買ってきた荷物を取りにベッド横へ]
(88) 2019/08/06(Tue) 23時頃
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全然待ってないですよ。 立ってるだけで、美味しい匂いや 売り物見たりして楽しいですし。
[賑わう人出の中でも、遠くからあなたが見えた>>84 まだ暑い夜の空気ではなく、海の気配を纏ったあなたを 見逃すはずがない。 待っていても、時間が経つのが早かったのは事実だ。 ただ今日が運命の日で合って欲しい、 魁の絵を描いて欲しいと言う願いと不安の間を ずっと巡り続けていたからだ]
(89) 2019/08/06(Tue) 23時頃
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[下はハーフパンツのまま] [白地に往年のセクシー女優のデフォルメ画のTシャツに] [ブルゾンを羽織って]
じゃーん。
[ソファの横で、モデルっぽいポーズをつけて立つ] [次は、黄色のアメコミ風のロゴTに] [蒼いパーカーを羽織って]
[そのうち、玄関のドアベルが] [Ding dong*]
(90) 2019/08/06(Tue) 23時頃
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買いたいもの、ですか。
そうですね。 船にはまだ乗れそうにないから、 気分だけでも味わいたいので。
インテリアは荷物の邪魔になりそうだから 日常生活に役に立ちそうなものとか 教えてください。
もちろん欲しいものでも良いですよ。
(91) 2019/08/06(Tue) 23時頃
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[買いたいもの>>84と聞かれて漠然とした望みを 口にしたのは申し訳なく思うが、 想像が付かなかったのだから仕方ない。
ただ、お酒は却下で。
一言言っておかないと第一選択肢になりそうな 酒類は却下した。 ミニボトルは芸術的ではあるが、 そんな可愛らしいサイズで満足しそうにないし*]
(92) 2019/08/06(Tue) 23時半頃
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…………あ。
[最後のひとつ耐え残っていたキャンドルが、ついに力尽きた。 辺りは急に暗くなって、隣り合う体温と心臓の鼓動をより強く感じる。 またつけようか、と思うのに、ほんの少しといえど離れる気になれなくて、そのまま真っ暗な遊歩道に視線を漂わせている。 次も、会える。だから惜しくない。会える。 その実感を噛み締め――]
(+109) 2019/08/06(Tue) 23時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2019/08/06(Tue) 23時半頃
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[食事中、照れくさそうに顔を緩ませていた彼が 真剣な様子で時計と向き合っていた。>>+100その様子を見つめていた事に気付かれ、此方が慌ててしまったけど。時間の過ごし方は穏やかでゆっくりとしたものだった。
ただ其れは原稿を差し出されるまでのこと。 顔色が変わったのは彼がそれを見たというから、故意ではないのは分かっている。問題は「彼」に見られたという事だ。
この題名の元になった彼に――]
……、…ああ、 …そうだ。
[彼が宥めるように云いかけるのも聞こえていなかった。 彼が自分の発言で何かを覚えている事にも気づかない。それほど羞恥心が強く、逃避を図るつもりが>>+101自ら墓穴を掘った。物語りと言う彼の瞬きに>>+103今更に白をきる事もできず
思わずという具合で頷いてしまい。 頬の熱が上がっていく]
(+110) 2019/08/06(Tue) 23時半頃
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[此れ程、動揺した事はあっただろうか。 視線は眼鏡の奥で彷徨い、彼を直視できない。羞恥は秘密がばれたことと、よりによって彼に明かしてしまった事から、更に高まって。思わず、彼の言葉。作家を目指しているという言葉に
首を振って]
……そんなんじゃ……
…??
新鮮だろうか、えっとすまない。
[慌てて手を振る彼がちょうど見え。 きょとんとしてしまう。ぽんぽんと軽く叩く手の温もりに少し落ち着きを取り戻す。そのせいで目を細める彼の顔を間近で見てしまい、声を飲み込んだのだけど]
(+111) 2019/08/06(Tue) 23時半頃
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………そうか? いや、元々、……そういうのは得意じゃないんだ。
だから、自分が書くのがおかしくて
……内容は…。言えない。
[アリーさんには特に。 そう告げる声は、彼の方を見上げるようになり、物語の内容を隠す。ただ笑いながらシャーベットを望むのなら彼の言葉に頷き、冷凍庫から冷えたシャーベットを取り出そう。
甘さと酸っぱさを絡めたものを机の上に置き。 隣の席に腰かけた彼に少し驚いた顔を見せたのち]
(+112) 2019/08/06(Tue) 23時半頃
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そういえば、ステージの近くに露店出していいなら、宵の口の灯りも少し見られるかな。
[夢物語じみて語っていた出店。 そこに含めていた下心についても、もう今更隠す必要もない。 なら、現実問題うまくやれないだろうか。]
もし良ければ、近くに場所が取れないか聞いてみたいな。 マーケットの総務と……それから誰に言えばいいだろう。団長かな?
ステージ周りのスペースの整理とかって、誰がやってるか知ってる?
[思いつきには夢中になってしまうのが、悪い癖。 夢のつもりが、いつの間にかやるつもりになっている*]
(+113) 2019/08/06(Tue) 23時半頃
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手をその触っても?
[意を決して告げるのは食事中の遣り取りを振り返り。 少しばかり躊躇いがちに。彼の手を求め、彼の手に触れる事が叶うのならその手をぎゅっと握り締めて、傷を見たまま告げよう。もし、それが叶わないのなら、目を閉じて、息を吐いて]
(+114) 2019/08/06(Tue) 23時半頃
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[告げたのは先ほどの回答のようなものだ。 けど、深くは羞恥が邪魔をして言えなかった。このままとなりから彼が立ち去っても自分は文句を言えない。そのような不純を彼に抱いている。本当なら律して隠すべきだった。
だが、彼は自分に話しをしてくれた]
………、だから、内緒なんだ。
[星にも知られてはいけない秘密だと 流れ星が覗かぬように家の中で。
彼以外、聞かぬように声を潜めた。不器用なはにかみは唇にうまく乗っただろうか。彼に手の震えが気づかれないといい。
シャーベットを食べようと促すのは逃げか、それとも*]
(+115) 2019/08/06(Tue) 23時半頃
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今日が書き入れ時だから、 屋台も随分張り切ってるからなあ
あれもこれも、と目移りしそうだ。
[太陽の日差しに反射する髪。 昼日中で見るのは久しぶりな気がして、 それは贅沢だとわかっている。
日中から隣にいれば、星を待つまで過ごす時間は長い。 少し前までなら、今までの時間全部を足しても追いつかないくらい、といったくらいになっただろう。 今は週末の星見のおかげで、まだまだ追いつきそうもないが]
(93) 2019/08/06(Tue) 23時半頃
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うーん、 海にいる気分を味わいたくて、 荷物の邪魔にならなくて。 日常生活、……欲しいもの、か
[わかるような、わからないような。 たくさん思い浮かぶような、これといった決め手がないような]
少し見てまわるか、 キャンバス、持とうか? 大事なものだろうから無理にとは言わないけど
[欲しいものなら決まってる、と浮かぶけれど それはもちろんものじゃあないし、 手に入るようで手に入らないものだ]
(94) 2019/08/06(Tue) 23時半頃
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[酒はダメ? じゃあ終わりだ、なんて笑いながら 観光客のメインルートと少し外れて歩きやすい道を行く。 どこにでもあるような土産物じゃだめだ。 本当のものがいい。本当の何か、そう、たとえば――]
ああ、あれは? 望遠鏡、 今のより良く見えそうだ。
[俺は航海用で、サイラスは天体用。 逆でもいい。一緒でもいい。 軽い提案をしつつ、飾り気の少ないそれを手に取って覗き込む。 小さく区切られた視界では一瞬、空と海の青は、見分けがつかない*]
(95) 2019/08/06(Tue) 23時半頃
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山師 グスタフは、メモを貼った。
2019/08/06(Tue) 23時半頃
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たくさん……。
……ですね。 おれも、仕事中の、真剣な眼差しのサガラさん、たくさん見られましたし。
[>>+108これからも、見ようと思えば見られるのだろうけれど、瞳に映るものは同じでも、きっと何か少し違って見えるのかもしれないから。 だから彼の言う通り、今までの時間だって、無駄なものではなかったのかもしれない。]
…………あ。
[>>+109ふっと、辺りが暗くなった。 蝋燭がすべて消えたことに気付くまで、少しかかった。]
(+116) 2019/08/06(Tue) 23時半頃
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[やんややんや]
[ファッションショーに真顔で手拍子] [生着替えも拝めますね][キャーキャー]
Tシャツ、同じ生地で色々な柄にできるからいいな
[ほら、ブルーもやっぱり似合う]
(96) 2019/08/07(Wed) 00時頃
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[夏だし半裸でもいいじゃない、俺は俺が抜いでもダメージ受けないし。の心持ち] [ベルが鳴ると、一緒にデリバリーを受け取りに行き]
部屋に上がり込んだんだ、これは出させて
[マネークリップを配達員に渡して代金を抜いてもらう]
美味しそう
[テーブルの上に料理が広がる] [気づけば、お茶のグラスも皿も、素手のまま]
……
[ふと、ヤニクを見て]
触れても、いいか?
[手を伸ばした。蒼のパーカーの布地に指先を。その下、ガーゼに覆われた傷口のあるあたり*]
(97) 2019/08/07(Wed) 00時頃
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[>>+113暗がりの中、サガラの体温だけが鮮明で。 鼓動はおおきく、でもゆっくりと。]
はい……、あ……
[彼の屋台が、ステージの近くにあれば。 たしかに、宵の明かりが、見られるかもしれない。 けどそんなことできるのだろうか?]
……です、ね。 おれからも、団長に、聞いてみます。
ステージ周り、たぶん、団長に聞けば分かるんじゃないかなと……。
[できるかどうか、考えるより。 聞いてみたほうが、早い。]
(+117) 2019/08/07(Wed) 00時頃
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[ちらと見上げた夜空に、星は流れるだろうか。
もしも流れたならば、ずっと、彼とともにいられるようにと願おうか。 いや、それはもう、願う必要はないかもしれない。*]
(+118) 2019/08/07(Wed) 00時頃
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あー、一年分を稼ぐつもりの人もいるだろうし。
……グスタフさんみたいに、 こう言ったあちこちのお祭りを港みたいに 渡り歩いている人もいるだろうし。
この人たちも、また来年巡って来るんだろうな。
(98) 2019/08/07(Wed) 00時頃
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[賑やかさを増した市には、この時だけ見る顔が 幾つも混じっている。 彼らにもそれぞれの錨があるのだろうか。
あって欲しいと彼らの人生どころか名前も ろくに知らないのに願うのは。 横で一緒に歩いている人のせいだ。
彼に帰って来て欲しいから。 無事でいて欲しいから。 彼を思い出させるものは皆、無事でいて欲しい。
寛大なのか狭心なのか突き詰めるつもりは無い。 今大事なのは彼が横にいて一緒に歩いている事]
(99) 2019/08/07(Wed) 00時頃
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キャンパス渡す時は、観念して 絵を描いてもらう時ですよ?
[悩んでいる姿に>>94に、無茶を言ったかと 助け船を出すべきかと考えていたが、 真剣な視線を見て邪魔など出来ない。
眼差しの邪魔をしないように、そして彼が 運命を見つけたのか確認するために、 申し出に対して意地悪な言い方]
(100) 2019/08/07(Wed) 00時頃
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いいですね。
[少し離れた場所にこそ掘り出し物があるかもと それた店で見つかった望遠鏡>>95は 思いの他しっくり来た]
ああ、いいですね。
[天体用の望遠鏡、ではなく。 彼が手に取った航海用の望遠鏡を覗き込んで頷いて、 同じものが良いと財布を出した]
(101) 2019/08/07(Wed) 00時頃
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お互い交換しましょうか。
[似ているようで少しだけ細工が違う二本を 交換しましょう、そして]
丘の上で、見てみましょうか。
[手にしたならここではない、あの丘で あなたと今年最後の海を見たい*]
(102) 2019/08/07(Wed) 00時頃
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執事 ハワードは、メモを貼った。
2019/08/07(Wed) 00時頃
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