20 悪の実験施設
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[廊下に白い光が発っせられた時ハワードは目を閉じた] ううっ! [白い光と共に巻き起こる風圧にハワードは身をのけ反らせた]
[先程までそこにいた緑色した異形の姿はもうない]
ピート殿…
[黒い者がメリメリと男を立てる]
(16) 2010/11/06(Sat) 01時頃
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[全ての黒い外殻が剥がれ落ちると白く透き通る身体がそこに立っていた]
だ、脱皮ですか!?
[白く透き通った身体は数秒を待たずとして再びまた緑色に変わっていく]
(17) 2010/11/06(Sat) 01時頃
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『キキっ!キキキ!』 [すーっと白い身体から再び緑色に姿を戻していく]
ギギギ!? [ピートの声は驚いた様に聞こえる。 一瞬躊躇したピートの動作を緑のモノは見過ごさなかった。 今度は背中の極彩色の羽でバタバタと扇ぎながら 再び鎌を振りかざす]
グガガガガ! [ピートはすばやく身をかわす。 二人は鎌と爪と互いの両の腕の武器で相打つばかりであった]
(18) 2010/11/06(Sat) 01時半頃
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[どれ程の時間が経っただろうか… 実際は数分しか経っていないのだろうが、ハワードにはとても長く感じられた。二人はお互い決め手を欠きつつ相変わらず打ち合っている]
ん!?
[ハワードは二人の打ち合いを見ている中である異変に気付く。 良く見るとこの廊下中にキラキラと光輝くモノを見つけた。] バサっ! 光輝くモノを見つけたと共に視界のピートが倒れこんだ。 そして、ハワード自身も廊下に倒れこんだ。 宙に舞うキラキラしたモノがとてもきれいに映る]
(19) 2010/11/06(Sat) 01時半頃
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[ピートは緑のモノと打ち合う中で決め手に欠けていた。 先ほどの放電で勝負をつけるつもりでいたが、 まさか敵にあの様な再生能力があるとはピート自身も思ってはいなかった]
ギギギ! [お互いスピードタイプそして攻撃方法が斬撃系と同タイプの為激しい打ち合いを続けるも勝負はなかなかつかなかった]
(ギギ。ツギノメダルヲ、トウニュウスルカ!?)
[ピートがそう考えた後周囲の異変に気づく]
(シ、シマッタ!) [ピートの身体を始め二人の空間にはキラキラと光る物体が宙を舞っていた] (コシャクナマネヲ…)
[気づいた時には目の前が暗くなりピートは廊下に倒れ込んだ。] (タタカイナガラ、リンプンヲマキチラストハ…)
[薄れいく意識の中で背後でハワードも倒れたのを確認した] **
(20) 2010/11/06(Sat) 01時半頃
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道案内 ピートは、メモを貼った。
2010/11/06(Sat) 01時半頃
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━ドナルドの個室のベッド━ ローズは夢を見ていた。
[黒い炎の先にたたずんでいる少女の目から紅い涙が頬を伝う。]
あなたは誰なの!? なんで泣いているの!?
[少女は口を開いて何かを話しているがその声は届いていない。]
な、なに!?
[しばらくすると少女は歩き出し床に倒れている 少年の下に近寄る。 そして少女もその上に重なる。]
あなたの大切な人なのね…
(21) 2010/11/06(Sat) 02時頃
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[少年の体と少女の体が重なり合うと少女の顔がロースの方を向いた]
『お姉さんももうすぐこちら側に来るんだよ』 (こちら側!?)
[少女はふふっと笑みを浮かべると二人を黒い炎が再び包んだ]
あ、ああぁぁぁっぁぁ!
[ローズは部屋中に響き渡るほどの叫び声をあげた]
(22) 2010/11/06(Sat) 02時頃
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[自分の声で目覚めるローズ]
わ、私はここで何を… は、博士の元に行かなければ…
[ローズは重たい体を引きずりながら ドナルドの部屋を後にした。 机の上にはメモと半分にちぎられたパンと りんごじゅーすが置いてあった。]
『おねえちゃま。大丈夫ですか!? 目が覚めたらこれを食べて元気になってくだちゃいね!』 **
(23) 2010/11/06(Sat) 02時頃
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(あ、あれは鱗粉ですか…)
[ハワードは薄れ行く意識の中で状況を察した]
<<汝、力を欲するか!?>>
(ま、また声が!? …私はとても非力です。 私の為に戦っているピート殿を見捨ててはおけません!)
<<我の力を欲するのならば全てのメダルを集めよ>>
(全てのメダル…!?そんな…! そんな事出来るはずが…! …でもこの状況を変えるには やらなければいけないのですね!)
[ハワードは遠のく意識の中で硬く決意した]**
(24) 2010/11/06(Sat) 02時頃
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― 廊下 ―
キキ、キキキ―――!!
[四足の獣めいたモノが倒れるのを目にして 勝利の雄叫びを上げて鎌を振り上げる。 だが、不意に頭を抱えるようにしてその場にうずくまった]
(25) 2010/11/06(Sat) 12時半頃
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キ、キキ…
[苦しみ悶えて床に身を転がし、のたうつ。 震える腕に全身全霊の力を込めるようにして懐に伸ばす。
そうして、なんとか赤い飴を口に含む。 たちまち、もありと光と煙が湧き上がった]
(26) 2010/11/06(Sat) 12時半頃
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……あ、危なかったでちゅ。 破壊衝動に身をまかせてちまうところだったでちゅ…
こ、これはあの時の実験で、博士になにかされたでちゅね。 このままではいつかサイモンおにいちゃまのように、 完全に博士の手下にされてちまいまちゅ。 なんとかちなくてはいけまちぇん。
[考える顔のまま、ふよん、と浮き上がる。 落ちいていた昆虫メダルもついでに回収して、 倒れている二人の方へ近寄った]
(27) 2010/11/06(Sat) 12時半頃
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二人をこのままにちておくわけにもいきまちぇんね。 でも、二人いっぺんに運ぶのは重ちゅぎまちゅ。 どうちゅるでちゅかね…
[うーん、と首をひねることしばし]
このつんつん頭は後で運ぶことにちて、 おじちゃまを、ローズちゃまのところに先に運ぶでちゅ。
[そう決めて、まずはピートを適当な部屋に隠すべく、 よいしょよいしょと足を持って引きずりはじめた**]
(28) 2010/11/06(Sat) 13時頃
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――通信――
博士。 ドクター・ミケと連絡がとれなくなりました。
おそらく、非常事態モードで隔壁を下ろした際、どこかのエリアに閉じ込められたのではないかと思います。 サバイバルに強いあの方なら、いずれ自力で脱出してくるでしょうが、しばらくドクターの支援は受けられないとお考えください。
(29) 2010/11/06(Sat) 17時半頃
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―― ブルーノの研究室 ――
[施設内の監視カメラでは、ミケを発見することはできなかった。 けれど、カメラはピートとドナルドのバトル、そしてキラキラと光る粉によって、ハワードを含めた男3人がその場に倒れたのを映していた。]
これは、ハワード氏の回収に向かうチャンスかもしれまセン。 ワタシなら、呼吸器への攻撃は効果ありませんシ。
[安全性の高い身体を作ってくれた博士に感謝した。]
(30) 2010/11/06(Sat) 18時頃
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――通信――
博士、これよりE25エリアへ行って、ハワード氏の身柄を確保しマス。 他、青年2名は強化ネットで捕縛しておく予定デス。
[セラミック繊維製の網を射出するネットガンを2丁装備して出かける。 ドナルドが目を覚まして幼児化し、ピートを運び出したこと>>28は、わずかな時間差で知らないまま。]
(31) 2010/11/06(Sat) 18時頃
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―― E25エリア ――
[キチン質の外殻片が飛び散り、激しい戦闘の跡を窺わせる現場だった。]
ちゃんと博士にメンテナンスしてもらわないから、力が暴走したりするのデス。 博士の言いつけを守って正しく能力を行使すれば、きっとお役に立てるノニ。
[残念に思いながら、視野探索をする。]
(32) 2010/11/06(Sat) 22時頃
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[Irisの前で泣いていた眼帯の青年と、トリの首をしめたニンジン色の髪の青年は姿を消しており、ハワードとおぼしき初老の男が壁際に伏せているのが確認できた。
ハワードの傍らへ移動し、顎にアームを伸ばす。]
――呼吸、脈拍を確認。 生命は維持されていマス。
[ハワードの身体をそっと持ち上げて、ストレッチャーに横たえる。]
保護室へお連れしマス。
(33) 2010/11/06(Sat) 22時頃
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― どこか部屋 ―
これでよし、でちゅ。
[ピートの体を手近な部屋のクローゼットに押し込んで、 しっかり隠せたと、満足のポーズ]
あとは、あっちのおじちゃまでちゅね。 ローズちゃまのところに連れていくでちゅ。
[ふよりふよりと部屋から漂い出て、元の場所へ]
(34) 2010/11/06(Sat) 22時頃
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― 戦いの跡 ―
[ハワードを助けに行こうと、元の場所に戻る。 しかし、そこには既に博士の助手が到着していた。>>33]
あ……いけないでちゅ! おじちゃま、改造されちゃいまちゅ!
[ハワードをストレッチャーに乗せ、運び去ろうとする姿を見て、とっさに正義の使命感に燃える]
(35) 2010/11/06(Sat) 22時半頃
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そのおじちゃまに手を出すな!でちゅ!
[ばーん、と通路の真ん中に出て びしり、と博士の助手を指さし、 えいや、と念動力を解放する。
そのあたりに散らばっていたいろいろな残骸が、 めちゃくちゃにエスペラントめがけて飛んでいった]
(36) 2010/11/06(Sat) 22時半頃
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[カラカラ…とストレッチャーを押して移動中。 いきなり出現した幼児に攻撃された!]
幼児?! 何を――、
危険なことはやめなサイ。
[警告を発しつつも、ストレッチャーが巻き込まれないよう、後ろへ回す。 エスペラント自体のボディは堅いので、破片がぶつかってもたいしたダメージはなく済む。]
(37) 2010/11/06(Sat) 22時半頃
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視野データを博士の端末へ転送。 ――自己判断ですが、この幼児を捕獲しマス。
[携帯していたネットガンを構え、発射スイッチを押す。 セラミック繊維でできた強靭な網が広がって空間を囲いつつ、飛んだ。]
(38) 2010/11/06(Sat) 22時半頃
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ぴゃっ?!
[銃のようなものを向けられて、バリアを展開する。 ――が、予想に反して、銃から打ち出されたのは網だった。 バリアごとあっさりと捕獲されて、きょとりと目を丸くする]
あ、あれ…… ――えーと、こうなったら、奥の手でちゅ。 力よ、わき上がれ! ―――― 瞬間移動!!
(39) 2010/11/06(Sat) 22時半頃
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……………。……だめでちゅねぇ。
[そんな能力が開花することもなく。 頭をわしわしした後に、ぽむと手を打った]
そうだ、この網を弾き飛ばしてしまえばいいのでちゅね! ええ…、い!
[ぎゅっと目をつぶり、サイコバリアを大きく広げようとする。 セラミック繊維の網が、ぎちぎちと音を立てはじめた]
(40) 2010/11/06(Sat) 22時半頃
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[幼児は網の中に囚われた。 だが、どうも様子がおかしい。]
…セラミックネットが破らレル?!
[壁のパネルにアームを伸ばし、緊急コードを打ちこむ。
――ガコン
重い作動音がして、ドナルドが乗る床がパクリと開いた。]
ダンジョントラップ01、"消滅する床" 博士の指示があるまで、地下室で大人しくしていてクダサイ。
(41) 2010/11/06(Sat) 23時頃
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も、もうすこし………!
[サイコバリアの出力が最大限まで上がり、 眩いほどの白い光が通路を埋め尽くす。 さしものセラミック繊維も、その圧力に耐えきれず、 今にも破れるかと思われた。その時]
………あ、れ…?
[重い音と同時に、足元の感覚が消失して]
あれ、れ――――?!
[ひゅーーっという音を残して、地下室へと落ちていった]
(42) 2010/11/06(Sat) 23時頃
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こ、こんなトラップ、空を飛べるぼくちんには……
[ぽかんと口を開けて落っこちる途中で我に返り、 サイコバリアをやめて、自分の体を浮かせる。
―――― が、当然上にはセラミック繊維の網]
あ、……えーと。
[悩んでいる間に、床がばたりと元通りに*閉まった*]
(43) 2010/11/06(Sat) 23時頃
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――ラボ内―― [エスペラントに指示を受け、暗黒騎士は研究室から廊下に出ていった。だが、ある程度進んだところで何かに戸惑ったように、ふらつきながら目的地ではない場所へとよろめき歩いていく――]
(44) 2010/11/06(Sat) 23時頃
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――ラボ内―― (オレ、は……一体……)
[途中、ごんごんと壁や柱に頭をぶつけながら、戦闘の痕跡が残るあたりを進む]
(……そうだ……戦わ、なければ…… ……だが、誰と……?)
(45) 2010/11/06(Sat) 23時頃
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