15 ラメトリー〜人間という機械が止まる時
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……泣くことなんて、何も無かったんだよ。
(+34) 2010/07/25(Sun) 10時頃
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[ 困ったように微笑う気配 あえかに ]
……君の中に綺麗なものを見てる。 今も、ずっと。
ごめんね、もしかしたら、 それはとても自分勝手なことなのかもしれない。 君には、重荷に感じるかもしれない。
だけど、君がそれを穢れと思う心が、 ―――痛みを、哀しみを、歪みを、抱えたままでも、
それでも、 俺には……綺麗なんだ。
(+35) 2010/07/25(Sun) 10時半頃
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ラルフは、ごめんね、と もう一度、零して**
2010/07/25(Sun) 10時半頃
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―小倉庫― [皆が避難した事を確かめるつもりで、引き返して見れば。]
まだ、残っ……たのかよ 逃げ、なら、早くしろ……!
[居るのはガストンとコリーンとホリー。 チャールズの姿はあったかどうか。 ……それでも足りない。 一瞬、足りない名前が出て来なくて。]
あいつ、は?
[名前。いや、覚えてる筈。]
アリーシャ……先、行ったのか……?
(76) 2010/07/25(Sun) 16時頃
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>>73>>74 [ホリーの様子が、やはりどこかおかしい。 胸元に見える、不安定な紅い光の明滅。 天使と言われた異形の、大きな目を思い出す。]
……ホリー
[近寄って手を伸ばす。 異形もヒトも殺して来た、お世辞にも綺麗じゃない手だが。 少なくとも、躊躇わない。]
……――行こ、
(77) 2010/07/25(Sun) 16時頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/07/25(Sun) 16時半頃
双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/07/25(Sun) 16時半頃
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[銀がこちらを見て笑う。 くすくすと、残酷に笑う。
どうして良いかもわからずに。]
…何処に?
[問いかけながらも、その手を取って。]
(78) 2010/07/25(Sun) 17時頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/07/25(Sun) 17時頃
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>>78 [問いは素朴でもあり。多分、根源的でもあり。 色のない瞳の笑みとともに、心に少し刺さる。]
…………――
どこ、いきたいか 解らないなら
今は来いよ
[手を握り返す。 逃げおおせるかは解らないが。]
(79) 2010/07/25(Sun) 17時頃
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私は、綺麗じゃないよ。
[そんな言い方
多分、それは似ているのだ。]
でも、ありがとう。 重荷じゃない。
[大樹の影にそう告げて…。 その大樹が光の実を纏うのを見守る。]
(+36) 2010/07/25(Sun) 17時頃
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[もどってきたフィリップが。 ホリーに手を差し出す。
ホリーがその手をとったのを見て]
逃げるのね。 逃げ切れるかしら。
[ふふ、と楽しげに笑いながら。
小さく歌を歌う]
(80) 2010/07/25(Sun) 17時頃
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――…ああ、まだ生命ある者に……
恵みを……。
[焼ける空にそう願う。 だけど、泉が涸れていくのは、わかっていた。]
――……フィル……。
い き て い て
[優しかった人の生命を祈った。]
(+37) 2010/07/25(Sun) 17時頃
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……コリーンは、どうす、んだ?
[歌に目を細めて、問う。]
(81) 2010/07/25(Sun) 17時頃
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[聴こえるのは、セシルのギオロン、
そして、コリーンの歌声。
そのどちらも、破滅の音の上を踊るけれども。 だけど、
手を取り、逃げる者には、 まだある未来に聴こえてほしかった。]
(+38) 2010/07/25(Sun) 17時頃
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壊れても。 壊れなくても。 どちらでもいいわ。
だから、そうね。 あなた達を見てるのも。 いいかもしれないわ。
[フィリップの問いに。 色のない瞳を瞬かせて笑う。
皆が逃げるのならば。 それを見てみようと]
(82) 2010/07/25(Sun) 17時頃
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―城内・裏庭への窓―
[ほぼ枠だけになった窓を放ち、裏庭に出ようとする。その途中、フィリップが戻ってきたか。]
ここから裏庭に出る。 逃げ道が何かあればいいね! [二つ目の台詞は自嘲気味だったが、>>81フィリップに伝えた。空気が熱をじんわりと帯びてきて、酸素も徐々に減っているのがわかる。]
(83) 2010/07/25(Sun) 17時半頃
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[ 言葉少なな答えに、水面の影は少しだけ、微笑む ]
もし、 ……この泉が涸れたとしても、
彼らが生きれば、 ――彼らの中で、君の泉が、生きるんだ。
それは、とても綺麗なことだと思うよ。
[ けれど、大樹は迫り来る終焉にも、 泉に、一滴を注ぐことを やめない ]
(+39) 2010/07/25(Sun) 17時半頃
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>>82 [やはりと言うか、見ている、と答えが返る。 どこか人間離れした態度は、この世界では普通かも知れないし。 人間にしては異様なのかも知れない。]
……解った
(84) 2010/07/25(Sun) 17時半頃
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― バルコニー跡 ―
[マーゴの言葉にゆっくりと頷く>>+28。 そうして奏でられる曲は、長く。 楽譜の上では終わるべきところをとうに過ぎても、終わらずに同じフレーズを繰り返して続く]
――… ああ、…気づきましたか。
[弾きながら空を見上げ、ぽつり呟く。 狂気の果てに妹の手を取ってここではないどこかに行ってしまった男が、ヴァイオリンを忘れたことに気づいたらしい]
いいじゃないですか。 貴方はもうその手を離せない。 貴方はヴァイオリンを奏でられない。
お別れしましょう。 貴方は存分に"兄"をやればいい。
私はもう少しここで――…この景色を見ていたいのです。
(+40) 2010/07/25(Sun) 17時半頃
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ヨーランダは、大樹の一滴に手を伸ばす。
2010/07/25(Sun) 17時半頃
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あの泉は彼らの中にあるの?
――……私の……泉は、 綺麗 なのね。 ああ、それならば、
[なんて嬉しいことだろう、と心から思いながら、大樹(ラルフ)の一滴(言葉)を手を受け止める。]
(+41) 2010/07/25(Sun) 17時半頃
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>>83 [開いた窓から熱気が流れて来る。]
あぁ チャールズも、ガストンも、コリーンも……ホリーも
……――幸運を
[息苦しさに、頭に霞が掛かるようだけど。 呼吸を求める、生きてるしるし。
外は焼蛍虫の光で、普段より明るい。 もしかしたら、逃げ道はあるのかも知れない。
生きて欲しいからギリギリまで手は離さず、走るつもりで**]
(85) 2010/07/25(Sun) 17時半頃
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不思議なものですね。 私、リタさえいれば他のものはどうでもいいと思っていたんですが。
死んでから、案外未練もあったのだと気づきました。
[それは独り言なのか。 それとも手の届かない微妙な距離にいる彼女に語った言葉なのか。 聞き返しても、曖昧に笑って、きっと答えない]
――そういえば、足は大丈夫ですか?
[死んだのに今更そんなことが気になるのかと思いながらも――。 生きていたときと同じように、そう、*彼女に尋ねた*]
(+42) 2010/07/25(Sun) 17時半頃
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[ガストンの誘導に。
フィリップが、ホリーが。 その場の皆が動き出す。
その後ろを。 小さく歌いながら、ついていく**]
(86) 2010/07/25(Sun) 18時頃
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[1匹、城内に入った迷い蟲を斧で叩き落した。 首だけ逆の窓から見れば、中庭に光が見えた。
自分の中の何かが、もういいだろう?と、鎌首もたげる。]
>>82生きていたらまた会おう。
[残るコリーンには、一言だけ。]
>>85生き延びよう。
[そこに居た全員に投げかけるように、呟き、裏庭に飛び出した。]**
(87) 2010/07/25(Sun) 18時頃
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森番 ガストンは、メモを貼った。
2010/07/25(Sun) 18時頃
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[離さないようにと握られた手。 少し、力が篭った。
熱気は押し寄せて、人を蝕んでゆく。
そんな中、一人。 まだ無事でいることに、悲しみを覚えて]
(88) 2010/07/25(Sun) 18時頃
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君に与えられたから。
――与えられて、自分も何かを与えられたら、って。 俺は、そう思ったから。
だからきっと、綺麗な水は死なない。 まだ、そうやって命を繋いでいける、と思いたいんだ。
[それはほんのささやかな希望でしかないけれど、 けれど世界にまだ意味はあると、信じられる理由]
(+43) 2010/07/25(Sun) 18時頃
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[そして、外に駆け出していく彼らを感じた。]
ああ、どうか。
彼らの行く先に、泉が… 泉がありますように………。
[そして、大樹が光の実をぽたぽたと泉に落とす時も、そこに少女は居続ける。**]
(+44) 2010/07/25(Sun) 18時頃
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――……みな、行くんだね。
ヨナ、ごめん…… 君をここから、連れ出しては あげられなかった。
(+45) 2010/07/25(Sun) 18時頃
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森番 ガストンは、メモを貼った。
2010/07/25(Sun) 18時頃
ヨーランダは、大樹の幹に身を凭れさせて……。
2010/07/25(Sun) 18時頃
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[傍で聞こえる呟きに紺の瞳を上げて。 緩く首を傾いで問うけれども答えはきっと返らないだろう。]
―――…不思議ね、
[それは、セシルの呟きとは異なる響きで。 生きる彼らには少しでも長く生きて欲しいと願うのに、 彼らが終焉を迎えることを哀しいとは不思議と思わない。
それは――…死することは壊れることだとは思わないからか、 黒髪の女の死に際と関係しているのかもしれなくて]
(+46) 2010/07/25(Sun) 18時頃
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いいの。
[笑んだ。]
(+47) 2010/07/25(Sun) 18時頃
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[届かぬ距離にいる彼に足のことを問われると 大丈夫、と淡く微笑んでこう返した。]
―――…もう 痛くないの…
…"壊れた"のではなく、"取り戻した"から
[長く艶やかな黒髪が揺れる。 焼蛍虫も、逃げる人々も――…皆、綺麗。 それは生きているから、彼らは今を生きようとしているから。 だからこそ――…願うのだ。 彼らがここから逃げ延びようと力尽きようと、
後悔のないように―――…と。**]
(+48) 2010/07/25(Sun) 18時頃
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[ 枝葉は もたれる少女のために、 さやかに そよいで。
湖面には、けれど、 寄り添う 二人の姿が映る。
大樹は そして 最後のその瞬間まで、 小さな一滴を 泉に 注ぎ続ける **]
(+49) 2010/07/25(Sun) 18時頃
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[――生き延びよう。
ガストンの言葉とともに、走る、逃げる。
少女の願いは、届くのか]
(89) 2010/07/25(Sun) 18時頃
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