193 ―星崩祭の手紙―
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………行ってくる。
[それだけ告げて、出て行く背中。 私と君の白い空間から。 君が向かうのはきっと、お祭りの中。]
(48) 2016/07/19(Tue) 01時頃
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[明け方の侵入者には気付くことなく、寝息を立て続けていた。 目覚めの時間に設定されたアラームが鳴り出す数十分前の、眠りと覚醒の狭間の、ふわふわとした時間]
[頭の下で詰め物が寄ってしまった枕を抱え直そうと無意識に手を伸ばし、円筒形の冷たい感触に触れる。 構わず布団に引き込むと、からりと何かの蓋が外れる音が一つ]
…………ん、んん。
[もぞりと身動ぎするも、小さな音一つで、この至福の時間が破られる筈も無い。 ぎゅうっと円筒形の何かを抱き直して、布団に肩まで潜った]
(49) 2016/07/19(Tue) 01時頃
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[時刻は確認していないけれど、アラームは未だ鳴る気配が無い。 だから未だ、眠っていられる。 うつらうつらと更なる眠りの世界へ堕ちようという時――]
『……ぴちち』
[――アラームとは別の、何かの音声に、とうとう閉じ続けていた瞼を開く事を選んだ]
(50) 2016/07/19(Tue) 01時頃
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[それは鳥の声に似ていたけれど、湖の上を飛ぶ鳥達のようにみゃあみゃあという甲高い声でも、陸地を飛ぶ鳥達のようにぎゃあぎゃあという大きな声でも無い。 寝ぼけ眼を擦り音声の出処を探し窓の外を眺めても、そんな変わった声で鳴く生き物の姿は見えない]
……ゆめ、か?
[身を起こそうと布団に手を突き掛けて、何故か透明な筒状のカプセルを抱いていた事に気付く。 そして、片方の掌の下に、何か丸い感触。 恐る恐る手を引こうとすると、また「ぴちち」と何かの鳴き声が、布団の中から響いた]
うわっっ!!?
[飛び起き、掛けていた布団を剥ぐ。 掌から開放された『丸い何か』は、無機質に見える銀色の身体を揺らし、青い宝石の双眸で以って此方を見つめていた]
(51) 2016/07/19(Tue) 01時頃
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[繭の中。 くあり と浮かぶワタシの中に飛び込んできた声。]
『空がプラ…………に……れた。 この状………宇宙…プセ…を飛ばす……はでき…い……う。
これは幸運な……に、辿…着……よう…。 R…まだ……るのか。』
[途切れ途切れに聞こえる声は、眠りを邪魔してより一層深い世界へと落ちていくことをワタシは望んだ。 何処か遠くで、ワタシ達の笑い声が聞こえた、気がした。]
(+4) 2016/07/19(Tue) 01時頃
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[幾ばくかの時が流れ、 箱庭に微かに響く床を蹴る音。 それは次第に近づいてきて、 扉が大きく開け放たれた。]
…………星っ……! ね、 みてっ!
[息を切らして帰ってきた君。 大切そうに両腕で抱えるものは、 見覚えのあるカプセル。 そう、君が送ったものに添え入れておいたもの。]
(52) 2016/07/19(Tue) 01時頃
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[ぜぇぜぇと息を吐き出しながら、 私の前に辿り着いた君の笑顔は、無邪気なもの。 君は、丁寧に机の上にカプセルを置いて、 大切そうに中身を開いていた。]
おへんじ、おへんじだよぉ! ど、どうしよう、大丈夫かな?
[どきどきワクワク。 そう形容できる姿に、私に唇があったのならば クスクスと笑っていたに違いない。 中を開けて最初に見つけたのは、 映像の中でしか見たことのない 花 。 小さな硝子に収められた其れは その先を透かして見える透明な花弁を持っていた。]
(53) 2016/07/19(Tue) 01時頃
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[割れないように、そっと白い箱の上に乗せ。 正に穴が空きそうなほどに見つめていた。]
これは、花? 花、かぁ! なんて綺麗なんだろう……!
[恍惚とした表情で、見つめること暫し。 それなりに長い時を経てから、 ようやく共に詰められていた質素な文を開き。 文字で表される返事に目を通す。 君の脚はぶらぶら踊る。 きっと踊り子にも負けないくらい。]
(54) 2016/07/19(Tue) 01時頃
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[黙々と目を通して、 最後の一文字まで読み取って呟いた。]
カミサマ、………カミサマになれたら、 どんなにすごいんだろうね。
[ほんのり哀愁漂う視線。 内容までは読み取れないけれど、 君が嬉しそうなことだけは分かるのだ。 そして、君の眸が私に帰ってきた。 そんな心地さえ感じた。気のせい?]
(55) 2016/07/19(Tue) 01時頃
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[宇宙は広い。 君の好奇心も宇宙のように広い。]
そとの星へ行けるなんて、すごいや。 僕も行きたいなぁ、ね。星。
[そとの世界への熱望も更に強まるばかり。 透明な花は、そとからの手紙は、 君の好奇心をまた私から攫うばかり。]
(56) 2016/07/19(Tue) 01時頃
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そーれっと!
[銀色の宇宙カプセルを、桃色の乳白色の空へ思いっきり放り投げる。軌道の一番高いところでゆっくりと空中に止まったそれは、やがてゆるやかにゆるやかに高度を上げて、霧の中へと消えていった。]
しっかり届けよー。
[ぶんぶんと、手を振ってカプセルを見送ると、その場に止めていたスタンド・カーを繰って走りださせる。視線は地面と、宙を往復。
ひとつはすぐに見つかった。青い草原に、目立った金色に輝く赤のカプセル。]
みーっけ! ……でもこれ、俺が送ったやつじゃねぇなあ…また新しいやつが届いたんか!
(57) 2016/07/19(Tue) 01時半頃
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『 小惑星5656MC3が、 昨夜上空***地点にて観測され…… 』
[画面の中、アナウンサーの男が読み上げるニュースを どこか遠い星の出来事のように、 ぼんやりとした意識のまま耳に入れる。
“ その時 ”にはまだ遠い。 けれど、それは確かに 音も無く近づいている。
俺たちに残された時間は───…]
(58) 2016/07/19(Tue) 01時半頃
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………おはよう、セト。
[テレビをじっと見つめたままソファに座り きゅっとエプロンを握る彼女。 こちらに気付き上げられた顔は笑顔だけれど 唇が、僅かに震えていた。 シンはまだ 起きていない。]
……大丈夫だよ。そんな顔するな。 宇宙プランクトンの大移動で 軌道が変わるかもって話だろ?
[実際のところ、その可能性は低いらしい。 けれど、無力な俺は、俺たちは 今はただ それを信じることしかできず。]
(59) 2016/07/19(Tue) 01時半頃
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[拾い上げると、これもまた貴重なもののように矯めつ眇めつ。鼻唄を歌いながら更に草原を走らせて。排気フィルムの限度いっぱい外を駆け巡ると、興奮で若干頬を紅潮させて、プラントの扉を潜る。3つのカプセルを両腕に抱えて。
ひとつは金色の。ひとつは、自身が送ったものの返信用のひとまわり小さい銀のカプセルと。もうひとつ、また新しい別のカプセルを加えて。]
すげー、すげー!返事が来たぜ!それにほら、また新しいカプセルが来た!案外この星の近くに、別の星があるのかもなあ!
…ん?そしたら異星系との接触になるのか?そしたらさ、k67先攻調査隊みたいに、シニアスクールの教科書に乗っちゃったりすっかもしんねーな!
[宇宙を成形する水槽の傍らに、両腕のカプセルを、壊れ物のように置きながら、賑やかに騒ぐその声は、しん、と静まるプラントの中に響いて消えた。
まずは拾った順に、カプセルを開き始める。]
(60) 2016/07/19(Tue) 01時半頃
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[ぎこちない笑みを浮かべながら ぽんぽん、と彼女の柔らかな髪を撫でると そのままバルコニーへ繋がる窓へ。]
……なあ、今日も届いたよ
[転がっていたのは、三つのカプセル。]
(61) 2016/07/19(Tue) 01時半頃
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[そうして君は、気分が昂るままに 新たなる文を綴り始める。 インクが少し掠れ始めたのか、 文字を綴るのに、何度もインクを乗せていた。
どんな言葉を書いているのだろう? やはり、私にはわからないけれど。 しあわせそうな君の笑顔を見れば、 きっとしあわせな内容なのだろうと、思う。
もしも、私が言葉を綴るのにならば……。]
(62) 2016/07/19(Tue) 01時半頃
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よーし、開けるぞー?
[夕暮れ時。 昨日と同じように三人並んでソファに座る。 テーブルには三つのカプセル。 今朝届いたそれは、俺が仕事から帰ってくるまで 開けずに置いておいてくれたらしい。 仕事は早めに上がらせてもらえた。 皆、例のニュースの影響か あまり仕事に身が入らないようだった。]
(63) 2016/07/19(Tue) 01時半頃
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まず一つ目。 ……これも、カプセルなのか。
[自分たちの星のものよりやや小ぶりなそれは 淡く輝くガラス玉。 壊れないよう、そっと開けば どんな仕掛けなのだろうか 透き通るような、美しい声が鳴り響く。 歌うような、語るように流れるその詩は どんな意味を持つのだろう。
シンが目を輝かせながらカプセルを開閉する横で 俺は中に入っていた手紙に目を通す。]
これ……この前の返事だ。 すごいな、返事もちゃんと届くのか。
(64) 2016/07/19(Tue) 01時半頃
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[少し興奮した声でそう漏らせば 隣のセトが手紙を覗き込み、 「なんて送ったの?」と問いかけてくる。]
まぁ……いろいろ。 世間話みたいなもんだよ。 ……ん?飛行機?
[同封されていたのは、紙飛行機。 手紙にPSと続いた文章と 決して上手とは言えない出来のそれを見て 思わずくすりと笑みが漏れた。]
ほら、シン。 この前のあれ、喜んでもらえたって。
[やや不恰好な飛行機を手に乗せてやると 「ヘタクソだ!」と言いながらも シンは嬉しそうに笑っていた。]
(65) 2016/07/19(Tue) 01時半頃
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[銀に金の装飾が施された蓋と、透明なカプセル。 銀色の小鳥の嘴を撫でてやりながら、同封されていた半ば透けて見える不思議な便箋を開く]
……本当に届いたんだ。他の星に。
[生まれてこのかた外の星に出た事も無く、あまり他の星の文化に触れる機会も無い。 送り主は、湖も海も植物も知らない世界に居るのだという。 家にあった果物を同封したのだけれど、思いのほか喜んで貰えたようだった]
それならもっと、いっぱい、色々入れとけばよかったなー。
[飛ばせるカプセルの大きさにも限界があるから、実際にそう色々と詰め込む事は出来なかっただろうけれど。 湖の星でいえば土を多く必要とする根菜類などは滅多に食べられない高級品だとはいえ、その種自体が絶滅して無くなってしまった訳ではない。 植物が絶えて存在しない世界は、想像が付かなかった]
(66) 2016/07/19(Tue) 01時半頃
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[湖の星は、自然豊かというよりは、自然に埋もれてしまった星だ。 きっと昔は、もっと沢山の機械や人工物に溢れた星だったのだろう。 何が切っ掛けでか、それは全て湖の底な訳だけれど]
[俺達が遺跡を調査しているのは、旧時代の文化や自分達の起源を知る為だと言われている。 それは建前で、旧時代の技術を吸い上げ、利用する為という見方もある。 実際、調査が進む度に便利な道具や機械が造られるようになっているので、どちらも正解だと思う]
(67) 2016/07/19(Tue) 01時半頃
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[彼――どうやら、流れるような字の主は大人の男性らしい――の星は、逆に、自然が機械に埋もれている星なのだろうか。 手紙から受ける印象では、自然が少ない事に対する代わりのように、機械や創造する事に長けた星のように思える]
[初めて送ったカプセルは作法も知らず、返信用のカプセルを入れる事すら失念していたのだけれど、 送られてきたカプセルの装飾は、自星で見たこともないような精巧な細工が為されている。 そして同封されていた機械仕掛けの小鳥は、嘴を擽ってやると瞳を細め微笑みの表情さえ作った]
『ぴちち』
[愛らしく鳴く玩具の小鳥。 夜も明るい街や、玩具工場]
[自然は無くとも、人々は賑やかに暮らしているのだろうと、そう思った]
(68) 2016/07/19(Tue) 01時半頃
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じゃあ、二つ目。
[テーブルの真ん中に置いたカプセルから取り出したのは ややレトロな羊皮紙に書かれた手紙。 小さな文字で丁寧に綴られた内容は]
星を…育てる……?
[今まで、聞いたこともないようなもの。 同封されたキットの説明書チップを起動すれば その“育て方”を知ることができた。 好奇心旺盛なシンが興味を持たないはずはなく すぐに大きな水槽を用意して育成開始。]
(69) 2016/07/19(Tue) 01時半頃
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これは……すごいな。
[材料を混ぜ合わせれば、 それはぐるぐると集まり、形を成す。 まだはっきりと星らしい形ではないけれど
終わりを迎えるこの星で、 それは確かに、“いのち”を持った。]
(70) 2016/07/19(Tue) 01時半頃
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最後……これ って、昨日の…? あの子のと、同じ……
[つるりとした触り心地のよい、繭のようなカプセル。 中に入っていた手紙にも見覚えのある文が書かれていて やはり、同じ子たち…だろうかと推測がつく。]
(71) 2016/07/19(Tue) 01時半頃
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すごい偶然だな…! 同じところから、二回も。 ほら お返事待ってるって。 シン、お友だちになれるんじゃないか?
名前は、────…
[昨日と同じく、中には折り紙が入っていた。 けれど、その形は俺たちの知らない折り方で “ はな ” というらしい。
いろとりどりのそれらを じっと見つめ 良い香りのするらしい“本物”の姿に胸を躍らせた。]
(72) 2016/07/19(Tue) 01時半頃
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[……… ココロ を持たぬ私には、 何を綴るべきなのか判別は難しい。
ただ、ひとつ。 私を産んでくれた君に、感謝を。]
ふふ、僕の文もちゃあんと届きますように。
[祈りと共に宇宙へと放ったカプセルは、 何処まで飛んでゆくのだろう。 白い箱の映像から、何処かへゆられゆく様は 途中までは追いかけることができる。 けれども、終着点までは、わからなかった。]
(73) 2016/07/19(Tue) 02時頃
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― 露天 ―
[両手いっぱいに何かを抱え、ばたばたと路地を掛ける。 辺りは薄暗く、もう少しで二つ目の月が顔を覗かせるような時間帯]
あっ、まだ開いてたか!よかったー!
[目当ての店が未だ店仕舞いしていないことに安堵の息を漏らしつつも、脚は止めない]
おっちゃーん!昨日のカプセル!あれちょーだい!!
[商品にシートを掛けようとしていた店主を遮って、紙幣と硬貨を丁度置いてやる。 「あっ、返信用のやつも忘れないでくれな!」と付け加えるのも忘れずに]
(74) 2016/07/19(Tue) 02時頃
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[渋々といった体でカプセルを仕舞いかけたシートから取り出し渡す店主に礼を言い、 その場で手紙と手にした袋を小さな潜水艦に詰めた。 思ったよりも小さかったそれに、はみ出しそうな袋をぎゅうぎゅうに詰めて、閉じる]
よーし、いってこい!
[ぽーんと軽快に投げ出すよう宙に放ち、空に、宙に消えて行く様を見送った]
(75) 2016/07/19(Tue) 02時頃
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[ ふわふわ
ふわふわ
今日もまた、空へと小さな星を飛ばす。 暮れ始めた空の端、 昨日まではなかった 赤い煌めきが、ひとつ。 ]
(76) 2016/07/19(Tue) 02時頃
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ナユタは、肩に乗せた小鳥を撫でると、小鳥は愛らしい声で囀った。
2016/07/19(Tue) 02時頃
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