275 歳末幻想2020
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[ ひとのこを慈しむ思い出語りを聞き終えると、ワヤンのそばにそっと果物の椀を吊り降ろす。
おおっと、宴会場のお椀がひとつきえてるぞ。
ワヤンのそばにはちいさな瞳が潤んでて、浮き盃の水嵩じわじわ増えてゆく。]
(64) 2019/12/31(Tue) 19時半頃
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― 戦の神の座敷 ―
[戦兎が甲冑を脱ぎ去れば、そこに居たのは白い兎だ。>>9]
あらあ、やだ。 随分といい男じゃあないの。 あんたそっちのがいいよお。 鎧なんて着ちゃって、おっかないったら。
さあさ、さっさと行ってきてくんな!! 『引き続きよろしくおねがいしまぁす』 …なんて、取り立て屋みたいでぞっとするよお! あたしの分も湯浴みを楽しむあんたを想像して、 嫉妬に狂えば何か降ってくる音もあるだろうさ!
[丸い体とそこから生えた羽をトゲトゲに尖らせながらまくし立て、白兎を追い出す。彼は小海老の群から手渡された湯かき棒受け取っただろうか。 規則正しく重くも軽くもない足音を聞きながら、背中で見送る。]
(65) 2019/12/31(Tue) 19時半頃
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─戦の神の座敷─
[Щ組の頭小エビどもから湯かき棒(なんと用途まで刻まれた専用湯かき棒)を受け取った。(>>36 >>37 >>38)
例年同じの湯かき棒である。しっくり手に馴染むとまではいわずとも、なんともいえぬ気抜けた平和な長物は、この年の瀬にも相応しい。
銀の鎧は人と人が争えば争うほど戦えば戦うほどに穢れをため込み、戦を忘れれば忘れるほどに苔むしてゆくので、ほんの一年の汚れの大掃除とはいえЩ組には今年も大仕事。
りっぱな兜の誉れあるぴかぴかの飾りには、小エビの細い細い無数の脚が丁度良い。]
(66) 2019/12/31(Tue) 19時半頃
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……♪
ガチャガチャポン、スー…トントントン…♪
テ……ンテケテンテン…♪
ツンツクツーン…………♪
うぅん… 悪くないけどもう一息…
さっきの兎の鎧の音、湯かき棒を受け取り 戸を閉める音、規則正しい足音… ……を、元にした調べは悪くない。むしろ良し。 いつもじゃ使わない、渋い音運びだわ。気に入った。
[前半のワンフレーズを繰り返し口ずさみ、羊皮紙の上の羽と共に機嫌良さそうに体を揺らす。 その次に行くとピタリと止んで、またううんと唸り始めた。]
(67) 2019/12/31(Tue) 19時半頃
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問題その後だあね。 その後に続く音を適当に慣れで並べちゃあいけない。 慣れとかいうのは時に大きな敵になっちまう。 遊びのないつまんない調べだあ…!
[頭に届かない手を頭を掻きむしるようにばたばたさせ、 しくしく、めそめそと恨みつらみを吐き出している。]
どうせあたしゃ畑の芋よりとろくさい神作曲家… 神の名が聞いて呆れるよお… だめだあ、あたしなんてえ
だめ作曲家ァ〜…… この世の音楽の神が降ってくるとか宣ってる奴ら 全員呪ってやろうかしら。 あたしだってそいつに縋ってみたいもんだよお。 えぇん、えぇん
(68) 2019/12/31(Tue) 19時半頃
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…んん?
[廊下から聴こえる音に耳を澄ます。>>23 どうやらこいつは聞き覚えのある…あたしの曲だ。]
ああん ちがう 音がずれた いやだよぉそんなトンチンカン… でもない? いやあ、それより、なにより、声が良い! 泳ぐみたいな、夜の海にチカチカ光るホタルイカみたいな。 うねるみたいな、踊るみたいな。 そうなあ、さっきのに続けてみるなら…
♪ガチャガチャポン、 スー…トントントント ♪ニョンニョンニョロ チカッピッピッピーー
(69) 2019/12/31(Tue) 19時半頃
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…センセーショナルッ!!! あたしが求めてた音ってぇこいつだったのかしら!
[イモは羽と一緒に踊り狂う。 すると小海老もツラれてツマツマツマリのトントコトン。>>38]
いいねえ!小海老ちゃんたち! その調子であたしについていらっしゃい!
♪ガチャガチャポン、 スー…トントントント(ツマツマツマリ) ♪ニョンニョンニョロ チカッピッピッピーー(トントコトン) ♪ツマツマツマリのトントコトン
[イモは踊り狂いながら部屋を飛び出し、ビートを刻みながら兎の後を追う。**]
(70) 2019/12/31(Tue) 19時半頃
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─戦の神の座敷─
[白い毛並みに真っ赤な目の兎は、湯屋の浴衣を着込んで帯をしめる。 (>>65)作曲の神に見目を不意打ちで褒められて、戦の神はふんと桃色の鼻で笑った。]
ばかを申すな。 吾輩の自慢だ。
[それから大目玉の一粒の目の瞬きが湯殿は右から行くほうが近いときいて、そちらへ向かっていったのもさっきのことだ。(>>58)]
(71) 2019/12/31(Tue) 19時半頃
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― 湯殿 ―
[湯かき棒をもった裸の戦の神は、よく鍛えてしなやかな幸運そうな兎の足でお湯の温度をちょいちょいと確かめていた。それから湯かき棒でお湯をもみもみ……
そのあとお湯にとっぷりと浸かると、白い兎の体から赤茶色のどろみずのような穢れがあふれては、一人前の大きな浴槽から床へとこぼれた。]
(72) 2019/12/31(Tue) 20時頃
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[両腕を風呂のへりへ広げた。 新しいお湯が足されるたびに表面にうかんだあぶらっこさが、またぞろ床へと垂れていく。
湯で膨らんだ毛並みから、どこへ仕舞っていたのか次から次へと一年溜めに溜めた汚れ部分を身から追い出して、戦い続けて疲れた肩を自分で揉んで解した。**]
(73) 2019/12/31(Tue) 20時頃
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[ ごーん。またひとつ、鐘がつかれる。百と八まであといくつだったかな。
ざぶりと桧風呂を抜け出すと、ひときわ大きな尺をとってペンタグラムを目指す。茸笠の行列を勢いよく踏み切って飛び越えると、高く高くペンタグラムまで跳び上がる。
眼下の湯煙の奥に、一人湯を楽しむ兎や雲水、辛み神がみえ、その間をせわしく行き交う南瓜の頭とふかふか耳が見て取れる。煌々と火を焚く厨房からは、小海老と茸がぞろりぞろり。]
(74) 2019/12/31(Tue) 20時半頃
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[ ちかちか瞬くペンタグラムにあわせ、きらめきをはじめる。 勢いにのってみるみる近づくペンタグラム。下からは、花火のひとつも挙がったように見えたろうか。]
いまこそ、御群とオグンがひとつにあつまるときがきたぞ、私よ。
いまこそ、オグンと御群がひとつにあつまるときがきたよ。僕よ。
さあ、いまこそ―――
(75) 2019/12/31(Tue) 20時半頃
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[ 打ちあがった光の塊がペンタグラムの輝きに命中すると、いちどふっと光が消える。
そして、
数拍の間をおいて、御群ツリーの幹を虹がすうーっと滑り上り、宴会場へとなだれ込む。 茸が次々群れなして、幹を昇ればはしからめいめい光りだし、茸を下から照らし出す。
光のパレードはじまると、ぞろりぞろりと行進しだす。七つの色は拍ごと隣と交代し、列は進めど光は戻るようさえ見える。
廊下をめぐったパレードの、列が目指すはガチャガチャポン。ツマツマツマリのトントコトン。 奏楽の神の新曲に、転がる目玉が追いつけば、ビートを刻んでついてゆく。兎の湯殿に行くのなら、上から下までひとめぐり。
宴会の場への案内にもなろう。 いちどは終える今年の厄の、湯水に流れる手向けにもなろう。 ]
(76) 2019/12/31(Tue) 20時半頃
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道祖神 オグンは、メモを貼った。
2019/12/31(Tue) 20時半頃
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乾杯!
[振り上げた腕から(>>51) ぷるぷると喰われた手頸がまた、生えてくる。 我が合図にザパァと薬湯が降ってくるかと思えば、とぽとぽと上品な酒精が肉塊を酒蒸しにしてゆく心地よさ。すこし恥ずかし気に。]
酒は飲むべし歌うべし…
[湯桶を酌代わりに。 肉塊はたいそうに上機嫌で、やがて橙と共に河岸を変える。行く先あたりかまわず、湯殿の扉を開いては”乾杯”と叫ぶは愉悦のせい。きっと無礼講と赦されよう。**]
(77) 2019/12/31(Tue) 21時頃
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[ 静謐さをあわせもつ幾つもの温泉たちと、 エレクトリカル・パレードがはじまった湯屋の廊下、
きらぴか喧騒の度合いの対比は、さらに強調されただろうか。
パレードの要所では、おおきく肥った大目玉たちがさまざまな民草のコスプレをしていたり、ぽんと跳ねて弾けて光の華火と化したりする。
謡うリズムはセンセーショナル]
♪ニョンニョンニョロ ポーン ポーン チカッピッピッピーー
(78) 2019/12/31(Tue) 22時頃
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オグンは、パレードに参加して幹が痩せると、根から引き揚げ宴会場まで吊り上がる。
2019/12/31(Tue) 22時頃
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[徳利はすぐに届く。>>31 小海老も妖し衆も勤勉と、尾は熱燗を傾け。
大厨房の小海老の奮闘は、>>34 徳利に入って来ない故、 命じた蛇神は呑気なもの。 天麩羅になるだろうか。>>32 それとも、白米の彩りか。>>33
くいっと再びお猪口をあおると、 今度は待たずに次が来る。>>54]
(79) 2019/12/31(Tue) 22時頃
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ちょうど次を呼ぼうと思った所よ。 気が利くな。
[お猪口を置き、手招きならぬ尾招き。 招き湯を揺らせば、 また一枚と、剥がれた鱗が足元へ。
お喋りを好む蛇神は、店員が仕事の途中とも特に考えず、]
海か? そうさな…海は どんな水より、深い深い蒼よ。 私の鱗は一年、その色を写した海の欠片。 欠片故、それは一面でしかないぞ。 浅きから深きまで、 海は様々な色、顔をしておる。
そう、海は……
(80) 2019/12/31(Tue) 22時頃
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海は、私のように美しいぞ!
[ふふん。 縁に掛けていた頭を擡げ、角度は斜め上。 ピリっと、壺風呂の中で決めポーズ。
波打つ湯にまた一枚鱗が乗る。 斑は薄く、壷の中には一柱の白蛇。*]
(81) 2019/12/31(Tue) 22時頃
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[三尺足らずの身には大きすぎる温泉宿も、 恐らく世界と比べれば猫の額より小さく狭いか。
あちこち、駆け回る中でちらほら聞こえる"外"の話は 一様に興味深く、面白く。そしてなかなか難しい。
寄せる波に引かれるよに、とたた、と歩む脚を向け。 一枚、また一枚と剥がれる蒼と頭上の白を交互に。]
へええ…てことは欠片を全部拾い集めても 其処に海はないんでやすかぁ……
[溢れた湯と共、足元に流れた鱗を拾い天井に透かした。 肉の旦那から零れた金屎や、蛇神の鱗は湯屋の利益の ひとつであるから、ちょろまかすのはせいぜい2枚。 ジルに頼んだ分を受け取るのを楽しみにしつつ、 翳した鱗は、そっと懐に仕舞い。]
(82) 2019/12/31(Tue) 23時頃
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あい、蛇の旦那はいつでも別嬪でやすが… こうもまっちろだと、より縁起良く見えやすねぇ
[美醜はさておき、その姿勢は決まっている、と。 浴室に小さな拍手が響いた。
狐の脚を止めるのは、美しいものだけに限らず。 この目に耳に新しく、奇抜で理解できぬものへ。]
そのまま壺蒸しになる前におあがりやし 旦那と一興、交えたいと姐さん方も 顔を白ぅく塗ってお待ちでやすよ
[ちゃぷ、ちゃぷ。 壺でなく、徳利から音を鳴らして交換すませたら さて、そろそろ宴会場の支度へと向かおうか。
山の話、海の話、まだまだ聞きたいところだが それには手足と目玉が足りぬ。]**
(83) 2019/12/31(Tue) 23時半頃
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[ ごぉん、ごぉん………
どこからともなく響いて来る鐘の音。 ツゥツゥ、トントンと軽やかに滑る>>70一つの駒。]
……まぁ、散らし寿司の具は勘弁してやろうね。
[ 駒に触れた爪先から伝わる賑やかな旋律に、 大海老、張鐘も調子を取るように触覚を揺らす。 ゆら、ゆら、ゆぅらりゆらり。]*
(84) 2019/12/31(Tue) 23時半頃
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[宴も酣どんちゃん騒ぎ。 飲めや歌えや海老や海老や海老の舞い踊り。
空いた酒樽はとうとう八つ目。 我が身が大蛇で在ればそろそろ潰れるのもお約束だが、 なにせ本分は水を溜めて操ることにある。 易々とは沈まなければ、当然その先は絡み酒。
見つけた目玉に盃傾け、>>59 たぷたぷと点眼代わりに差してやるなど当然で。]
(85) 2019/12/31(Tue) 23時半頃
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ああ、明けような。明けような。
どこからともなく樂も響く。 大晦日と元旦を跨げばまた振り出しよ。 門出は賑やかしいくらいで良い酔い。
[聞こえる音色はコエビート。>>70 聞き慣れぬ音の群れであったが、 新しい年を新しい音で迎えるのは道理である。]
(86) 2019/12/31(Tue) 23時半頃
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フフッ!
[美酒と愉楽に浸って笑気はやまぬ。
音頭に合わせて挙げたのが 手だったのか、尾だったのかすら曖昧。>>77
ただ肉塊を度々齧ったお蔭で 表皮は張るばかりでなく照り照りと油に濡れていた。 悪い酔いしながら迎える明けも然程悪くない。
ぷしゅぅ、と酒気帯びの空気を口から吐き、 数段に重ねられた分厚い座布団の上に沈む。
泥酔が齎すまどろみと一緒に丸くなった。]**
(87) 2019/12/31(Tue) 23時半頃
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[海色の鱗をいくら集めても、海の深さに程遠い。 うむ、うむと、その言葉に頷いて。>>82 懐にしまうのを見ても咎めない。 行き先に頓着はしない質。 潮の調味料となっても良いが、 宝のようにされるのも、気持ちの良いものだと満足気。 拍手も惜しみなく受け取ろう。>>83
讃えよ讃えよ。 蛇神を美しいと思えば思う程、美しくなるもの故に。]
(88) 2020/01/01(Wed) 00時頃
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うむ、うむ、 この徳利を空にしたら行こうとも。 まだ導は動いておらぬだろう?
気の早い者は初めておるかも知れんがな。
[賑わいはまだ、店の者に留まっている。 客が騒ぎ始める頃に訪れよう。 今は徳利を運ぶ店員を見送る。
頼んだ小海老の料理を急かさぬためにも。*]
(89) 2020/01/01(Wed) 00時頃
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[鐘の音もあと幾度だろうか。 数えていなければわかるはずもなく、 しかし、楽しげな声が聞こえれば 十分知れよう。
賑やかな光の行進、>>76 奏楽神の新曲も聞こえたなら、即ち宴の合図だろうと。>>78]
さぁ、参るぞ 宴会場で、料理が私を待っておる!
[ざぱと一際大きな波を起こし、 壺から蛇が泳ぎ出る。 近くにいた店の者を呼び寄せて 体を拭かせねば。 いくら急いでも、廊下を水浸しにする気はなし。*]
(90) 2020/01/01(Wed) 00時頃
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せやなぁ。 人間ていうんは苦労の絶えん生きもんじゃ。 だが、良くも悪くも図々しく、健気に生きとる。 なんともいとおしい。
[うむうむと、わやんにうなずき、また酒を一口。]
(91) 2020/01/01(Wed) 00時頃
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[どこかからの鐘の音にあわせ、楽の神の音楽が聞こえる。 揉んで柔らかくした湯のなか、汗をかいた顔を拭う。]
……あれは…… 完成したのかな?
(92) 2020/01/01(Wed) 00時頃
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ごーん、 ごーん。
煩悩を払う鐘が、いま、最後の一つを終えて――
(93) 2020/01/01(Wed) 00時頃
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