155 【身内】砂煙の村
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[バラバラと紙袋へ飴玉を放ったところで、流石に顔色が悪いな、って、つい肩を引っ掴んだ。 あとは>>58日陰に落ち着いた彼が蹲るのを見つめていたなら、乱暴だったかと眉を下げて頭を掻く。]
別に、俺は、なんも。
[変わらず男が気まずそうであるから、言いかけの言葉が詰まる。自虐的な言い方は、大して、快く思わない。]
何でだよ。
[上手く言葉に出来ないけれど、寄せた眉はあからさまに苛立ちを見せただろうか。 困ってる人を助けるのは当たり前だ、見過ごすのは冷たい人のようで自分が嫌になる。…素直にお礼を言う事も、当たり前だろう?生きてきて、それらを疑った事はない。 あともう一つ。気になることがある。]
ちょっと、ごめん。 服にさ、土が… …ごめん
[先ほど引き掴んだ彼の肩。手袋に付いていた土が付着して薄茶色に汚している。手の甲で軽く叩いたけれど、茶色の染みを残したままで。 ああ…、って申し訳なさそうに苦笑いしてもう一度謝った。]
(84) 2015/04/08(Wed) 19時半頃
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[>>74きっと微妙な表情でシャッターが切られてしまっただろうから、再度、橙映える野菜をちゃんとした笑顔で撮り直してもらうよう、要求しようとしたけれど。 それよりも先に椅子を立ち上がってしまったから仕方が無い。]
いいよ! そんで美味しかったらまた買いに来て。
[ギャアギャアまくし立てるように返事をして、そそくさ、飴玉を拾う作業を開始した。]
(85) 2015/04/08(Wed) 19時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2015/04/08(Wed) 19時半頃
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あ、……え?おれ? …な、…なんで?
[――かしゃり。 軽快なシャッターの音>>74には、狼狽の声を上げた。まさか自分が撮られるとは思っていなかったものだから。 フィルムに残せるような表情をしていたはずがないから、たっぷり狼狽えて、その後。]
…彼の、野菜はきっと美味しいから。
[本当はわざわざ、ふたりの会話に混ざるつもりはなかったのだけれど。 盛大なテッドの言葉>>85を聞いたなら、どうしてもそれだけは伝えておこうと、中途半端な口出しを。]
――…? どこかで会ったこと、…あるかな。
[そんな言葉を伝えながら、ようやくレンズの向こうの少女を見ては。 奇妙な既視感を覚えて、独り言じみて呟いた。 たとえば夢で見た誰かに会ったような、そんな曖昧な懐かしさ、程度だけれど。]
(86) 2015/04/08(Wed) 21時頃
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[ちらりと伺った目に入ったのは、一目でそうとわかる顰め面>>84。 呆れられこそすれ、不快な思いをさせる心当たりはなかったから、首を竦めて困ったように表情を伺った。
店主と客という関係なら、これまでずっと続けてきていたけれど――こうして改まって会話をしたのは初めてかもしれない。 綺麗に日に焼けた肌と白い歯のコントラストは、やはり自分には眩しい。]
え、っと。…ごめん。 …きみがどう、とかではなくて。
[もしも不快にさせたのなら、どう言ったものか。思案しながらの言葉は探り探り。 謝罪の言葉は出てきても、礼の言葉はその代わりにどんどん奥へと押し込まれる。
曖昧に浮き上がった言葉を、言い終わるか言い終わらないか。 再度伸びてきた腕に、ぱちりと目を瞬かせた。]
(87) 2015/04/08(Wed) 21時頃
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え、――…ぁ、…大丈夫。 仕事、してたんだろう。
[並べられた彼の大事な"商品"を見遣りながら、彼の手で叩かれた肩>>84に、手袋を外して触れる。]
……土の匂いは嫌いじゃない、から。 きみが、大切に育てた野菜の土だろう。 [近付いた距離で改めて感じるのは、湿った土とお日様の匂い。 彼への本能的な苦手意識は消えないけれど、それはどことなく、森の木々を思い出させるから。不思議と安堵を覚えたのも確か。 ほんの僅かに目尻を緩めて、――ああ、でも、彼は木というよりは。]
(88) 2015/04/08(Wed) 21時頃
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…花、かな。 向日葵とか、…蒲公英とか。
[俯きがちにその表情を伺っては、日当たりの良い墓地に咲く花々をぼんやりと思い返す。 ――ただ、相手が少女ならともかく、花に喩えられて良い気のする男もそう居ないのではないかと。
先の言葉はごくごく小さな声ではあったけれど、…それを掻き消すようにさっと生身の手を振った。]
――…そ、そうだ、野菜。 仕事中だったね。…おれも買っていっていいかな。
[今回は買い付けにくる予定ではなかった。それでも、中央からは離れた森の家。増えて困るものでもない。 半分は、迷惑料のつもり。]
(89) 2015/04/08(Wed) 21時頃
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びじょ?おじちゃんと?
[にあわないよ、って わざわざ言わなかったけど 言葉の感じで、思ってることはバレバレかも。
どこにいるかもわかんない、きれいなおねえさんより ぼくで 我慢しておけば、いーのにね。
質問にそっけなく返してみれば、聞こえた舌打ち>>80に眉を寄せる。 もう、ぎょうぎが悪いなあ ]
うふふ つけてみたら、にあうかもなのに。
[体を揺らして笑ってたら、肘でこづかれちゃった>>81 でもぼくは けらけら 笑うだけ。 だってそんなに、痛くはなかったしね。
あのこはどうせもういないんだし おじちゃんにあげた方が、ずっと無駄にならないんだろうな。 でも いらないって言うのを、無理に押しつけらんないや ]
(90) 2015/04/08(Wed) 21時頃
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[ぼくを見て笑うおじちゃんが なにを考えているかなんて、わからないまま 背中を押す手にさからわず、そのまま教会の中へ。
わんこはかわいいけど、自分がなりたくはないな。 リードみたいな鎖を、じゃらり 揺らして考えたり ]
──あ ありがと。
[かごを取ってくれる手に、そのままそれをあずけて 引っかかりそうな鎖を引きながら、にっこり 笑ってお礼を。
椅子に座って、花瓶に向かう背中をぼんやり 追うけど おじちゃんがこっちを向く前に、目をつむって うつむきがちに、あのこをおもう。
合わせる手はないから、腕はひざの上。 ちいさな水音だけが耳に入れば お祈りの途中なのに なんだか眠くなっちゃう ]
(91) 2015/04/08(Wed) 21時頃
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ら ら、ら... ららら ら、
[寝ちゃわないように、ちいさく歌を口ずさむ。 やってることは 全然お祈りっぽくないけど やり方なんて知らないから、これでいいんじゃないかな。
きし、って 椅子の軋む音に目をあければ いつの間にか、おじちゃんがとなりにいることに気づいたから ぼくは お祈りも忘れて、おじちゃんを見つめちゃった。
見慣れたはずのお顔が、なんだかいつもとちがく見える。 目をつむってるから かな ]
…………
[しばらくただ おじちゃんを見てて 全然お祈りできてないことに気づけば 心の中で、こっそり舌を出して ]
(92) 2015/04/08(Wed) 21時頃
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[――このまま大人しくしてれば ずっとこうしていられるのかな。
そんなことを思ったりもしたけど、もちろん そういうわけには いかないから ]
……んー、
[がさがさ かごをあさって、中からお菓子を取りだす。 腕だけでっていうのは大変だけど、時間をかければできなくはないよ。 お菓子だけ椅子に置いて、かごを肩にかけて立ち上がって そうして、おじちゃんの目の前に立てば、おじちゃんはもう 目をあけてたかな ]
……ね。 おじちゃん、こーして?
[唐突に言って、腕をお顔の前に。 そうしたら 手をかざしてほしいんだって、わかってもらえたかな。
もし素直にやってくれなくても、腕でぐいぐいって して、無理矢理やらせるけど ]
(93) 2015/04/08(Wed) 21時頃
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…… ば ー ん !!
[かけ声と一緒に、おじちゃんのてのひらを べしって お顔にぶつけるように。
あんまり腕を動かせないようにって 鎖をしてるから じゃらじゃら ちょっとうざったかったけど 手を顔に押しつけるくらいは、できるよ。
自分の手で自分のお顔をはたくおじちゃんを見て ぼくは 声をあげて笑っちゃう。
なんだかしんみりしちゃったから 八つ当たりみたいな いたずら。 ちょっとした、おちゃめですよ?]
(94) 2015/04/08(Wed) 21時頃
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……えへへ。
[すっかり満足したから、腕を退けて 怒られる前に、ここから退散しなくっちゃ ]
おかし、おいてくね。 また くるから!
[椅子に置いたままのお菓子をさしてそう言いながら はやく はやくって、おじちゃんに背中を向ける。 捕まったら、お説教じゃすまないかもだしね。
じゃらじゃら 鎖を鳴らしながら ぼくは、扉に向かってかけていこうと ]
(95) 2015/04/08(Wed) 21時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2015/04/08(Wed) 21時頃
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[カツカツと石畳を鳴らし市場をまわる。 胸の高さで抱えた袋にはいくつもの缶が入っていて。]
アテを先に買うべきだったかな。
[ずしりとくる重みに心を折られそうになるけれど。 果物屋の店先で目当てのドライフルーツを品定めする。]
えっと…枝付きレーズンと、マンゴーと…あとリンゴ。にするわ。 そうね、どれも30gずつちょうだい。
(96) 2015/04/09(Thu) 00時頃
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[会計を済ませ、店員が商品を包むわずかな間。 手持無沙汰になった彼女はきょろきょろと店内外に目を配る。]
――たまには野菜でもよかったな。
[向かいの露天に目をやると、おそらく新鮮な色どり豊かな野菜が並んでおり。 店先でカメラを構える少女(>>74)もきっとそう感じてファインダーを覗くのだろう。]
どうやら店主はいないようだけど。
[ドライフルーツの包みを受け取ると、ふたつの袋を抱えて、向かいの露天へと足を運ぶ。]
(97) 2015/04/09(Thu) 00時頃
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[今度は素直に飛んできた礼(>>91)に頷き、坊主の腕から籠を取り上げ奥に進む背に続く。扉を閉めればシンと静かな教会に響く靴音を聞き、席を見つけた坊主の隣に籠を置いて花瓶の元へと。 花瓶の花を変えながら、聞こえてきた拙い歌(>>92)に視線を向けて。 膝に手を置き、俯く坊主は――いつも何に、祈っているのだろうと。
分厚い土の壁で出来た教会には、広場の喧騒もそう入っては来ない。美しい静寂に包まれた教会で、坊主の歌だけが響いていく。 聖歌隊の歌声には程遠いものの、妙に耳触りの良い坊主の歌に寄せられるように側に寄り黙祷を捧げていたのなら……あぁ、どうしてか歌が止んじまった。]
…………。
[それでも坊主の声は聞こえて来なかったから、そのまま黙祷を続けつつ――まさか、坊主が祈りも忘れてこっちを見てるなんて気付かずに。 静かな教会が好きだから、この静寂は有難い筈なんだが。どうしてか、止まってしまった坊主の歌を、心のどこかで勿体無いと感じてしまう。
それでも、歌ってみろなんて言えるわけも無いモンで。内心の嘆息と共にそれはすっぱり諦めて、祈りが終わるのを待っていたんだが――]
(98) 2015/04/09(Thu) 00時頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2015/04/09(Thu) 00時頃
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……何やってんだ、お前さんは。
[すぐ隣から聞こえてきた物音に、薄く目を開け隣を見下ろし。そこに居た坊主は、じっと祈りを捧げるでもなく、籠を漁っているじゃあないか。 呆れの声を向けつつも、何とも器用に物を掻き分け目的のものを摘まみ出す様には関心をおぼえたのも確か。指が無いから何かを掴む事は出来んようだが、それでもひとつひとつ菓子を椅子へと広げていく。
手伝うなり、しても良かったんだが。そうすれば直ぐに終わるだろうが――まぁ今日はもう暇だしな、と。暇潰しがてら坊主の手腕を見せて貰うかと、わざと、手は貸さずに。
そうして菓子を出し終われば、自分腕を顔の前に掲げる坊主に首を傾げる。坊主のして欲しい事の意味がわからず唯々首を傾げていれば、ぐいぐいと押してくる手に思わず顔を顰めて坊主を睨んだ。]
(99) 2015/04/09(Thu) 00時頃
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――は?何をしろって……おい、やめろ分かった分かった!分かったから離せ!
……こんでいいのか…ッぶ、あ!
[敗因は、手で顔を覆う時に反射的に目を閉じてしまった事か。一際大きく響いた坊主の声に目を開けるよりも早く、顔へと襲ってきたのは鈍い痛み。 思わず手を振り払おうとするも――あぁ、この糞餓鬼め。体重を掛けてきてるモンで、振り払えやしない。 痛みと衝撃に小さく呻きを上げつつ、笑う坊主の声を聞き――本当に、その頭に思い切り拳骨を落としてやろうか!]
(100) 2015/04/09(Thu) 00時頃
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[漸く退けられた手の向こう、見えたのは坊主の頭の後ろ側。指し示された先には、椅子に広がる菓子の山――スルメに煎餅、そう。酒に合うと、自分が言ったものばかり。]
……余計なお世話だ、ったく……これだから餓鬼は手に負えねェ。
[手につけた鎖を、いつもよりも高く鳴らし。掛けていこうとする坊主の方へと大きく数歩踏み出して、その首根っこを掴もうとすれば、あぁきっと届きはしただろう。 妙に含みのあるさっきの言葉(>>90)といい、今と言い。分かってやっているのか――分からずに、やっているのか。
そのままぐいっと掴んだ服を引き寄せて。坊主の籠へと手を伸ばし、顎を掴んで強引にこっちを向かせれば、摘んだラムネを坊主の口に放り込んでやった――今度はちゃんと、鳴るやつを。]
次はミルクに合うやつを持って来い……お前さんに酒は、飲ませられんからな。
[告げた言葉の意味を、坊主は正しく理解しただろうか……いや、別に理解しなくても構いはしない。 ――"一人で飲む酒よりも"、なんて。改めて言う気も、更々ない。
そうして直ぐに手を離し。またも無理矢理坊主の顔を前へと向けさせ、"とっとと行け"、と言わんばかりにその背を押した。*]
(101) 2015/04/09(Thu) 00時半頃
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[少し目を上げて彼を見てみれば、視線をこちらへと向ける彼>>71がいて。その彼が見せた表情は、ベネットが見せるそれと似ているらしく。 ああ、やはり。 ころころと変わる彼の表情は、自分にとって"愛おしい"と感じてしまうのだ。 いや、きっとその表情も目の前の男は似合うのだろう。端正な顔立ちに、紅潮する頬。形容のし難い、燻んだ、それでいて美しい髪。 そんな彼が、]
えっ、と…、おれなんか、に?
[その手に持っている美しいアクセサリーを、自分なんかにくれると言っただろうか。]
いや…、悪いよ……。 君が買ったもの、なんだろう?
[淡い青色をした美しいピアスは、きっと自分なんかには似合わないだろう。 それに、自分の体に開けた穴は右の耳たぶに、ひとつだけ。 以前、遠い西の国のモデルの写真集を見て、少しの憧れと不安を持って開けたっけか。 一度目がどうしても怖くて、何日も何日も開けるタイミングを逃して。 ようやく開けたときも、一瞬の痛みがまた来ることが怖くて、対になるはずの左耳に穴を開けることがどうしてもできなかった。 おしゃれにも疎くて、数年前に開けた穴は、ここ最近使うことはなかった。]
(102) 2015/04/09(Thu) 03時頃
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…ん、そうだ。 片方だけ、というのはどうだろう?
[控えめに彼を見上げてるその顔を少し上げて、自然と身長に従った見下ろす形となる。 髪を軽くかきあげて、隠れた右の耳を彼に見えるようにしてみる。]
左は、開いていないんだ…。 …君が、穴が開いていないのなら、それこそ持っているだけでも構わないんだ。 君と、ひとつずつ。どうだろうか?
[初対面に近い男と、こんな話は気持ちが悪いだろうか。 それでも、彼の購入したその美しいピアスを、一人で持っているのはどうしても。 この話を彼が断るのなら、ベネットに深追いする権利もない。その無礼を詫びるだろう。]
(103) 2015/04/09(Thu) 03時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2015/04/09(Thu) 03時頃
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[ふと名前を呼ばれ、要望通りに振り向いてみると、彼>>43がこちらに手を伸ばしている。今までも何度か、彼女の頬に手袋で触れてきたことはある。この柔らかさがいいのだとか、不服そうな表情がいいのだとか。 だが、彼女は不可解な点に気付く。 色だ。 手の、色。 あれ?と、彼女は思う。彼の手袋は、濃いグレーのはず。ならなぜ、今視界の端に入った手は、肌色なのだろうか。 まさか彼は、手袋をして、]
……ない?
[一瞬で悪い考えが頭を駆け巡る。 うそ 砂に、なってしまう
彼のその手は彼女の頬に、]
(104) 2015/04/09(Thu) 03時半頃
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……!
[恐怖から目を瞑ってしまう彼女には、なんの変化もなくて。 彼が自身を触っている感覚、 人が人に触れる感覚を。 この頬が感じている。]
砂に、ならない……!
[驚いた声で彼を見てみれば、いつも通りに笑う彼の姿があって。 安堵と喜びが込み上げる。はたして、彼は。]
(105) 2015/04/09(Thu) 03時半頃
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[想像通りに喜ぶ彼女を見て、満足そうに微笑んでみる。 いや、微笑んであげるんだ。そうしたら、彼女はもっと喜ぶだろうから。 彼の仄暗い色の瞳に昔から映るのは、はたして彼女だったろうか。 いや、彼の瞳にはずっと彼女など映っていなくて、彼女だけが彼を見ていたのだ。昔から、ずっと。]
うん、砂になんて、ならないね。
[にっこり。 優しく笑ってあげるふりをして、首をこてん、と傾ける。昔から、この子の扱いはわかっているんだ。 こうしてあげれば、ほら。 いつでも飛び切りの反応が見られるだろう?]
おっと、ごめんね。
[いつまでも触っていた頬から手を下ろす。 だがそれは意地悪に、罠のように。 彼女から手を離すのが、惜しくて堪らないかのように。 おまけに切ない表情も加えて。 きっと彼女なら。次の行動まで、丸分かりだしね。]
(106) 2015/04/09(Thu) 04時半頃
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また、“おれなんか”かい。
[それはある程度予想していた反応>>102で、ほんの少し呆れたように笑みを作りながら、繰り返してみる。 ああ、どうして。君はこんなにも魅力的だというのに。――そう感じるのは、瞳だけじゃないのに。]
………ひとつずつ。 そうだな。…君が貰ってくれるのなら、私はそれで構わない。
[現れた右耳は、今だ赤く染まっていただろうか。手袋に包まれた自身の手を近付けて、そっと、彼が拒否を示さなければ今度こそ――触れた、だろう。]
(107) 2015/04/09(Thu) 04時半頃
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[彼が身に付けてくれると言うならば、そんなに嬉しいことはないのだ。その耳に輝く青が付けられたのを想像して、うっとりと目を細めた。
――ああ、けれど。布越しにほんのり伝わる熱は、少しだけ、もどかしいものだ。]
………ふふ。 これは、目的もなく買ってしまっただけ。 私には不釣り合いだし…穴だってないんだ。 似合う君が貰ってくれるのなら、私はとても嬉しい 。
……こんな男からの贈り物なんか、気味が悪いかもしれないが。
[薄く笑みを作って、名残惜しげにその柔らかい耳からは離れる。 言葉を続けながら、透明な袋からピアスを片方取り出せば。皮の手袋に包まれたその手を取って、そっと渡したことだろう。 さて、彼は受け取ってくれただろうか。]
(108) 2015/04/09(Thu) 05時頃
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ん…っ、
[不意に伸ばされる手が右耳に触れる。 他人に耳を触られるのは、どうしても擽ったくて。思わず出てしまう声とともに、恥ずかしそうに少し身を捩らせる。 手袋越しに触れる肌と肌は、体温こそ伝わらないものの、人間という柔らかさを両者に伝えたことだろう。]
そう…、なんだね。 ああ、でも、悪いな。ものを貰ってしまうのは…。
…いや、ごめん。 本当、すごく……、嬉しい…から。
[気味が悪いだなんて。 そんなこと、微塵も思わない。目の前の美しい彼から物をもらうのは悪いと思うのだけれど。 それよりも、嬉しさが勝ってしまって。 照れ臭い表情とともにそれが伝えられたらいいのだけれど。 彼は片方のピアスを差し出してきて、それを控えめに手で受け取る。間近で見る石はやはり綺麗の一言に尽きるもので。 そのまま徐に、先ほどまで彼に触れられていた右耳へと持ち上げ、穴へと引っ掛ける。ここ最近機能していなかったピアスホールは、無事その役目を果たす。 きらきらと光るであろうそれは、自分の目では確認できないけれど、目の前の彼には見えているのだろうか。それなら、願ったり叶ったりだ。]
(109) 2015/04/09(Thu) 06時半頃
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…その、ありがと……。
[最初とは少し違う、打ち解けたような笑みをその顔に浮かべて、お礼を言う。 そうして、先ほどの返しと言わんばかりに手を彼の頬へと。 何故自分でもこういった行動をとってしまったのかわからない。だが、その手は彼を求めるように動く。 もちろん彼が少し動いて手を避けるのであれば、その手は空を掠めるだけとなっただろう。はたして、彼の反応はどうだったか。]
(110) 2015/04/09(Thu) 06時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2015/04/09(Thu) 06時半頃
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すごい…っ!シメオン! 言い伝えなんて、嘘だったんですね。
[どこか安堵したような表情で彼を見れば、きっと彼も同じような表情で見つめてくれるのだろう。 彼女は急いで手袋を外し、その細い指を、彼の指に絡ませようとして、]
あれ…?
[その指先は、彼のものに触れた瞬間、 ――――きらきらと、 ――細かい粒子に。]
(111) 2015/04/09(Thu) 09時頃
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う、そ。 どうして…
[彼女の言葉は空を切り、その間にも指先から崩壊を続ける体。 彼が触った際にはなんともなかったのに、彼女が触れば。 疑問符ばかりが頭に浮かび、先の思考へと結べない。そんなことばかり考えていたら、ああ、もう、喉までもが。]
……! …、……。
(112) 2015/04/09(Thu) 09時頃
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[それは声にならなくて、ずっと好きだった目の前の相手に伝えるすべもなく、自分は消えていってしまうのか。 どうして、消えているのかな。夢だったらよかったのに。 そうしたら、久々に帰ってきた彼と共に夕飯を食べて、また明日、いつも通りに遊びに来ればいいの。
目が砂になって、何も見えない。きっと、もう、思考も――――――]
(113) 2015/04/09(Thu) 09時頃
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