212 冷たい校舎村(突)
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[少しだけ、心配ではありましたが、 ブレザーは、彼の椅子にかけておきましょう。 何にも言わないのも無愛想なので、 ノートの切れ端に、「ありがとう」って お礼を書いて ついでに、鞄に入っていた飴を二つ、置いておきましょう。
……なんとはなし ブレザーを借りた時の彼の様子>>301を思い出して 帽子の下、軽く眉を顰めました。
茶化すみたいに言った一言に、深い意図なんか無くて 通みたいに、女子に甘いっていう イメージの無い彼が、気障っぽく思えたのが、 ちょっとだけ、意外だったっていう話なんですが。
返されたあの笑い方が 少し、ほんの少しだけ、引っ掛かったんです]
(544) 2017/03/13(Mon) 23時半頃
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[椅子にかけた、ブレザーを指先で撫でていたら
"遠くに行きたくなったら">>305 そんな話をしていた事も、思い出してしまって。 あの時は、普通に、仲良しだったのに 先程は、あんな風に、責めるみたいにしてしまって。
じわじわ、 心に重いものが、広がっていく、みたい]
(545) 2017/03/13(Mon) 23時半頃
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[教室に来て暫くは、そうして俯いていたでしょうが ささらが暗幕作り>>532をするなら、 それを手伝いましょう。 生憎、私はあんまり背が高くありませんから、 取り付けの方は無理だったでしょうが。
暗幕の事を言い出してくれた彼女と、 それとそれを取り付けてくれた人>>538にも、 ちゃんとお礼を言いましょうね*]
(546) 2017/03/13(Mon) 23時半頃
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……うん。
ありがと、古辺くん。
[>>539声に、振り返る。 そして、頷いた。
帰れるよ。きっと。みんな。 そう思うくらいは、自由だよね。]
(547) 2017/03/13(Mon) 23時半頃
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[そうしてシャワーを浴び、保健室を借りて眠った。
暗くしてみても、あまり眠れることはなく、 わたしはベッドを抜け出して廊下の様子を見てみたい衝動に駆られた。 明け方の、まだ暗い時刻。 それはきっと、莉緒ちゃんもまだ眠っていた頃のこと。
他の子を起こさないように、そうっと抜け出す。 そして、廊下の散策を始めた。
自由すぎるって怒られちゃうかしら。 でも、こうでもしないと、気が紛れない。 すすり泣く放送の声は、静まり返ると不気味に響くのだから。]
(548) 2017/03/14(Tue) 00時頃
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保健室。 ありがたくいただきます。
[わたしは古辺くんを拝むようなポーズになった。 神様仏様ふるべ様――よりとおり様の方が語感は良さそう。 ポップコーンをひとつふたつつまんで椅子に座っているうちに、 歩き回った反動で眠気が来たけど、 ささらちゃん主動の暗幕づくりはちょっとだけ手伝った。>>532]
……はやいねー。
[すごい手さばきを見せていた気がするささらちゃんの仕事ぶりにびっくりした記憶ばっかり残っているけれど。
せめてシャワー浴びるまで我慢……と思っていたけれど、 保健室に鞄とか防寒具とかを持って行ったところで眠気に負けてしまった*]
(549) 2017/03/14(Tue) 00時頃
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[そうして、足を運んだのは、 いや、何かに招かれるようにしてやってきたのが、
ネル先生と“バイト”をしていた、あの部屋の前。]
(550) 2017/03/14(Tue) 00時頃
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— 美術準備室 —
[何か、変な感覚だった。
その部屋を覗いてみれば、いつものバイトの時のように、ネル先生が中で準備をしていた。 おかしいな、わたしたち以外の人はいなかったはず。 そう、頭に巡る疑問は、先生がかけてきた声で遮られた。]
「待ってたよ。ほら、早く始めよう。」
[いつも通りに。何も変わらないまま、先生が手招きするものだから、 ああ、そういうものだっけって、少し慌てて、 上履きを脱ぎ落としてそのまま、部屋の中に入る。
暖房がよく効いていて蒸し暑い美術準備室。 先生が整えているキャンバスと、わたしが乗るモデル台。 そして、部屋の隅に整頓された画材の数々と、積み重なる机と椅子。 いつもの、わたしと先生の時間のように。]
(551) 2017/03/14(Tue) 00時頃
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[先生が待っているから、早く準備をしなくちゃって。 何かがおかしいと分かっているのに、体が勝手に動く。
仕切りの裏に入り、手際よく制服を脱いで、 タイツも、下着も、全部畳んで、タオル1枚を纏う。 いつもやっている熟れた動作の繰り返し。]
準備、できたよ。
[仕切りから出て、モデル台の上に立つ。 今日はそんなポーズを取ればいいの。先生の指示を待つ。 先生の言う通りにすれば、わたしはキャンバスの中で変身できるのだから。]
「今日はね、ゲストがいるんだ。 みんな、ささらを見たいそうだよ。」
[先生が手のひらをひらりと返す。すると、さっきまで何もなかったはずの空間に、 制服を身に纏った生徒たちが、十数人。 整列して、全員が無表情で、こちらを見ていた。]
(552) 2017/03/14(Tue) 00時頃
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[それらは覚えのある顔ではなかったけど、どこかで見かけたかもしれない顔。 タオル越しに体を抑えて、身震いする。]
待って、先生。だめ。
「どうしたの。さあ、見せて。 そうじゃなきゃ描けないよ。」
だめなの。 こんなに見られるなんて、聞いてない。
「君は、有りのままの姿を見てもらいたいんじゃなかったのか。」
違う。だって、そんなの……。
(553) 2017/03/14(Tue) 00時頃
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[そうしようと思って、それはできなかった。 そういう生き方はできるわけがないと諦めるしかなかった。 だって、先生が教えてくれたこと。 ハダカを晒すことは、自分の醜い部分も全て曝け出すということで、 それは恐ろしく、惨めで。
だからこそ服の着方を身につけなければならなかったのに、 ——息苦しさを言い訳にして、わたしは今までずっと何をしてきたんだろうね。]
(554) 2017/03/14(Tue) 00時頃
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[タオルを取り落とす。 露になったわたしの裸体に、生徒たちの視線が集中する。 惨めさで頭がどうにかなってしまいそう。
顔が真っ赤になって、ポーズを取ることもできず、体を縮こまらせて、 腕を使ってなんとか隠そうとしてしまう、わたし。]
待って、先生。 こんなの、やだ、やだ。
[わたしを見守る先生は、呆れたような声で、でも、それでも、 優しさを保ったまま、言う。]
「君にできることは、そうして震えていることだけ?」
(555) 2017/03/14(Tue) 00時頃
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おかえり、古辺。 そうだな。女子は保健室の方がいいだろう。ベッドの数が足りればいいんだが……
[食べ物を物色していると、古辺が一人で教室に戻ってきた>>489ので、軽く声をかけて出迎える。 寝床の話題>>490を振られれば同意しながらも、そんなことを考えた。頑丈に育ってくれた体のおかげか、保健室には ほとんどお世話になることがなかったのでベッドの数が思い出せないが、ここにいる女子全員分もあっただろうか。
そんなことを考えつつ、古辺から弁当を、橘からお茶>>498を渡されれば、有り難く頂戴しただろう。]
(556) 2017/03/14(Tue) 00時頃
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[わたしにできること。
こんな息苦しい世界で、溺れそうになりながらも、 生きていくしかないのなら。
わたしは、 そう、わたしは、
何にもなれないわたしは、]
(557) 2017/03/14(Tue) 00時頃
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[体の震えが止まった。 自らを抱き締めていた腕を解いて、姿勢を正す。 真っ直ぐに、こちらに注がれる視線に体を向けた。]
……そんなわけ、なかったね。
[本当の自分を曝け出そうが、服を身に纏って隠そうが、どちらにしても苦しい。 なら、もうわたしは目を覚ますべきだということ。 問題なのはそこじゃないってこと。
気付かないフリをしていたほうが、気楽なのは間違いなかったけど。 いい加減に、わたしは、甘えるのをやめなきゃいけないね。
終わりにするよ、先生。]
(558) 2017/03/14(Tue) 00時頃
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[モデル台から降りて、視線を向けてくる生徒の列へ、歩んでいく。 何も気にすることなく堂々と、その間をすり抜けて、前へ前へ。 ハダカのまま、何も恐れずに。 立ち向かっていく。 立ち向かっていく。
人の群れを掻き分けた先、辿り着いたのは暗色のカーテン。 中を見られないように常に締めていたそれに、手をかけながら振り返る。]
ごめんね先生、わたし、描き上がるまで待ってるつもり、ないからさ。
[薄く微笑んでみれば、先生は手を振って応えてくれた。
キャンバスの中に描かれるわたしを見せてもらうのも好きだったけど。 やっぱりわたしは何にもなれないよ。 何にもなれない、天ケ瀬ささらだったよ。
現実を見ないわたしを、甘えさせてくれてありがとう。]
(559) 2017/03/14(Tue) 00時頃
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[カーテンを開く。 そこに現れた窓の鍵に手をかけて、それも開く。 暖房の効いた室内に、雪風が勢いよく吹き込んできた。
外は真っ暗で、真っ白で、風の音以外に何も聞こえない。 素肌に直接寒さが突き刺さる。
息を吸ってから、徐に窓の縁によじ上って、身を乗り出して、 そのまま振り返ることもせず、
——ハダカのわたしは、白い世界に飛び込んだ。]
(560) 2017/03/14(Tue) 00時頃
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[次に、能久が教室へと帰ってくればお帰りという言葉>>493に、逆じゃないんだろうか、と疑問に思いつつ、「ただいま…?」と返しただろう。それから橘と能久のやり取り>>499>>508を遠巻きに微笑ましく眺めた。 たとえ輪の中に居なくてもこういう光景を見るのは好きだ。 そしてその光景を眺めながら、非日常の中で、こういう日常のような空気を作り出せる橘が居てくれて、よかったかもしれない、なんて思う。 もし彼の笑顔が素ではなく無理して作っているものなら、無理してほしくはないが。その判断は俺には出来ない。]
(561) 2017/03/14(Tue) 00時頃
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[落ちて行く。 どこまでも落ちて行く。
落ちている間も、わたしの体には雪が纏わり付いて、 凍り付いて、ああ、それでも、今、この今だけは、
絵画のように美しい、 白いドレスを纏っているように、見えるかなあ、
って、
]
(562) 2017/03/14(Tue) 00時頃
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[わたしは、帰るよ。 ここはわたしの世界じゃなかった。 誰の世界だったのかも、最後まで分からないままだったけど。
わたしはあの世界の一部として必要とされていたとしても、 死を選ぼうとした“あなた”を、連れ戻す役割じゃなかったってこと。
わたしは、あの放送の留まること無い笑い声を知らない。 塞き止めることのできない泣き声も知らない。 “死”も知らなければ、“別れ”も知らない。 弟や先生に甘え続けていたわたしには、“死んでみよう”と思ってしまうことなんて、きっとない。
だから、“あなた”の気持ちは分からないかもしれない。 他人に深く踏み込もうとしてこなかった、その代償かな。]
(563) 2017/03/14(Tue) 00時頃
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[だから、“あなた”に対して思うことは、 ……例えどんな服を着ていたとしても、構わないから、 生きている姿がこれからも見たいな、ってことだけ。
あの文化祭が最高の思い出だったのは、 わたしも同じなんだよ。
だから。
ね。]
(564) 2017/03/14(Tue) 00時頃
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[その後、天ケ瀬や三星、大和に、他の皆を出迎えれば、その度に「おかえり」と出迎えて。三星と大和には、「食べ物と飲み物、ありがとう」とも、しっかり伝えた。
天ケ瀬が暗幕を取り付けようとしているのには成程と思い、古辺>>538以外にも人手が必要そうならば自分も手伝っただろう。折角、背が高いのだから。
それから皆が寝る支度に入ったなら、自分も寝袋を一つ広げてその中に潜り込んだ*]
(565) 2017/03/14(Tue) 00時頃
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— 8:50 3F 美術準備室 —
[この世界のチャイムが鳴る。
3Fの美術準備室。 そこの扉の前には、脱ぎ捨てられた上履きが落ちている。
扉を開けば、暖まっている室温が漏れ出すだろう。 暖房を確認すれば、服を着ているなら蒸し暑く感じるほどの高い温度が設定されていることに気付けるか。
部屋の中に見えるのは、片付けられた机や椅子、そして画材の数々。 そして、真ん中のモデル台の上に横たわっている、何も服を着ていないマネキン。 その体型と、セミロングの髪のウィッグは、天ケ瀬ささらの特徴そのまま。 何が原因なのか、後頭部にはヒビが入っており、そこから赤黒い血が流れ出ている。
マネキンのすぐ近くには、女子の制服のブレザー、スカート、そしてブラウスやタイツや、薄青色の上下の下着までもが、 丁寧に畳んで置かれていて、まるでマネキンが脱いだ服のように見えるだろう。]
(566) 2017/03/14(Tue) 00時頃
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[モデル台に向けて立てられているキャンバスには、 鉛筆で絵の下書きが途中まで描きかけられている。
それは誰をモデルにしたものなのか、 はっきりと分かる状態までは書き込まれておらず、
ただ、絵の中の少女の表情は、 微かに笑おうとしているようにも見えるかもしれない。]
(567) 2017/03/14(Tue) 00時頃
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[やっぱり、クラスメートに見られるのは恥ずかしいから、
できればあまり見つめないでくれると、うれしいな。
なんて、ね。**]
(568) 2017/03/14(Tue) 00時頃
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― それから ―
[目を開ければ見慣れない天井。 そういえば学校で一夜を過ごしたんだっけ、と思い出すのはそう難しいことではなく。
静かだったからたぶんみんな寝ていた、と……思ってたけど]
ささらちゃん……?
[ささらちゃんの姿が見当たらない。>>548 まだ明け方だよ、早起きだったわたしはいいけど彼女はいいんだろうか。 ちょっとだけ心配になった。 首元が寒いなって思ったから、マフラーだけして保健室を出た。
でもあてなんかなくて、 気がついたら、陸上部の屋台の前に来ていた。
発泡スチロールにチョコバナナが1本だけ刺さってたからそれを、手にして]
(569) 2017/03/14(Tue) 00時頃
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[振り返るとそこにはあお姉がいた。 わたしはちょっとだけ笑った。 あお姉が文化祭にいるって光景。現実にはかなわなかったそれを目にして。
あお姉がその手にカッターナイフを持ってなかったらもっと笑えたんだけど。
顔は影がかかってて見えない。 でも、喧嘩をした時みたいにわたしへの恨み言を口にする。 なんでアンタばっかり楽しそうなの、って。 あたしから居場所を奪った癖に、って。
わたしが後に生まれたせいで親にほっとかれた気分になったのが、 そもそもぐれた原因だってさ。わたしにどうしろと?]
(570) 2017/03/14(Tue) 00時頃
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[ほんとうに自分勝手だ。
だけど、あお姉、わたしはあなたが嫌いになれないよ。
あなたも小さいわたしにとっては、 ヒーローみたいに憧れの対象だったから]
(571) 2017/03/14(Tue) 00時頃
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[ちょっとだけ怖かったけど、]
きてくれて、ありがとう。 それから―――
[言葉を紡ぐより先にわたしの喉にカッターが埋まる。
ねえ、これでよかったのかな―――]
(572) 2017/03/14(Tue) 00時頃
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[だから3度目のチャイムがなった時。
首から血を流して。 あおいマフラーを血に染めて。 チョコバナナを手に握りしめて。
屋台の前でわたしのマネキンは倒れている。何も告げずに**]
(573) 2017/03/14(Tue) 00時頃
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