159 戦国 BATTLE ROYAL
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全
トルニトスは愛人 スージーに投票した。
エフは暗黒騎士 トルニトスに投票した。
スージーは暗黒騎士 トルニトスに投票した。
クシャミは暗黒騎士 トルニトスに投票した。
トルニトスは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
全ての人狼を退治した……。人狼に怯える日々は去ったのだ!
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─ 八幡宮 ─
[馬上で暫しの休息を取り、黒根とともに八幡宮へと向かう。 途中、どれほどの兵が斃されていたろうか。 槌熊の仕業かと舌を打ち、その横を駆け抜けてゆく。
程なく馬は、八幡宮、大鳥居の傍に辿り着いた。 すぐ傍の谷川に架かる石橋を見れば、熊が、馬に跨り陣取っている。]
あーあー…… 派手にやってくれやがったなぁ。
[一体、ひとりでどれだけ始末したのやら。 周囲に倒れ伏す兵を見回し、嘆息する。]
(0) nordwolf 2015/05/23(Sat) 02時半頃
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で……槌熊よ。 奪ってった宝もん、どこに隠しやがっ
[馬から降りつつ問いかけて、ふと視線を向けた鳥居の上に、それを見つけた。]
……鷹船じゃあるまいし、何やってんだそんなところで。
まぁ、いい。 話は、そこの盗人熊を叩き斬ってからだ。
[揺れる馬上での休息など、あってないようなもの。 止まりきらぬ出血は、鞍を赤く染めていた。]
(1) nordwolf 2015/05/23(Sat) 03時頃
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────命あれば、の 話だがな。
[鳥居の上から視線を外すと、石橋の上の熊をまっすぐ見据える。 成程、これでは多勢では攻め込めないし、土竜も思うように使えない。]
ハッ。 やりにくい場所、陣取りやがって。
ったく姑息な熊野郎だ。
[だからと言って退く気もなく、血を吸って尚黒いままの柄巻きを強く握り直し、一歩一歩、石橋へ近付いていった。]
(2) nordwolf 2015/05/23(Sat) 03時頃
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[遠く、援軍がやってくる>>0のが見えて] [ほっとした半面、やっぱり情けなくて] [銃を構えて、鳥居の上に身を臥せていた]
あれは、黒根と土下の。
[乱戦の中、生き残っていたのだと安堵を覚えつつ] [傷だらけの彼らの手を借りることになってしまった事に] [軽く項垂れた]
(3) Cadenza 2015/05/23(Sat) 03時頃
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―――放り投げられたんだよっ。
[富楽がこちらを見上げ何やってんだと言うから>>1] [むっとして言い返す]
[番瓦衛門を盗人と言ったのには] [心の中で首を傾げていたが]
[石橋へ向かおうとするのにはっとした] [ここからでも、鞍を染める赤い色は見えたから]
(4) Cadenza 2015/05/23(Sat) 03時頃
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土下! それ以上、無理はするな!
[富楽の背に向かって、声をかける] [壊滅的状況な西ではあるが、東とて失ったものは多いのだ] [これ以上、味方を失うようなことになって欲しくはなくて]
[もっとも―] [自分の言葉ごときで富楽を止められるとは思っていない] [最初に会った時からそういう奴だと感じていた]
(5) Cadenza 2015/05/23(Sat) 03時頃
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[だからと言ってただ見ているだけではなく] [鳥居の縁に銃を構えた手首を押し付け] [番瓦衛門へ狙いが合う瞬間を――じっと待っていた*]
(6) Cadenza 2015/05/23(Sat) 03時頃
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― 三途の川の渡し船 ―
……んんん?
[鈴の鳴るような声で、「のぶちゃんのぶちゃーん」>>6:+1と。 どこかで聞いたことのあるような声が、耳に届いて。 思わず背後を振り返った。伸睦と戯れる景虎の姿があった]
え、あ。
[声をかけようとしたが、言葉が詰まった。 第一、自分はもう風間でもなければ小太郎でもなかった。 駒としてしか景虎と接したことがなかった自分は、どんな言葉をかけて良いかわからず]
ずいぶんと楽しそうだなあ。
[などと、気の抜けたような言葉が漏れるだろうか。 戦場での眼光鋭い忍びの姿はすでにおらず、ただ年相応の青年がそこにいた]
(7) gurik0 2015/05/23(Sat) 03時頃
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[>>7聞こえた声にぴくりと肩が揺れたのは、近くにいた伸睦には気付かれてしまっただろうか。
きゅっとすがる様に太刀の鞘を抱く手に力を込めて、少しの間沈黙が降りる。]
……雪、知らないもん。 雇主が死んだのに、東軍の武将に満身創痍で単身挑むような忍びなんて。
[怒ったような、拗ねたような口調。 顔は意地でも見せなかった。伸睦には全てお見通しだったかもしれないが。
聞きたくなかった声だ。 来ると分かっていても、出来るなら聞きたくなかった声だ。]
雪、知らないもん。
[小太郎が、自分を誰かと重ねてみていることにはうすうす気づいていた。 それが誰かは知らなくとも、人の意識の内に認められることを請い求め続けてきた子供は、自分に向けられたようで自分を見ていない忍びの視線を敏感に感じ取っていた。 それを一度も確かめたことはなくとも。*]
(8) souya 2015/05/23(Sat) 11時半頃
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[終わるのだなぁ、と見える水の向こうは遠い。 西軍の残りは少なく、自らを討ち取った黒根になんとなし焦点を当てて見ていたら、軽く底板を軋む音を連れて景虎が傍に座っていた。]
お疲れさまね、姫さん。
[羽織の下でもぞもぞと動かれるとくすぐったさに笑いを零し、膝の上に乗った頭をどかすこともなく、小さな肩を労うように数度擦った。
そこで聞こえたのは、近づくのを躊躇い、どこか途方に暮れているような声と姿。>>7 現世からこちらへやって来た小太郎の声に、擦っていた肩が揺れる。>>8
知らないもん、と言葉を繰り返すのは駄々をこねる幼子の様だ。]
これは、私は岩戸役かしら。
[あやすように背をたたき、視線で小太郎を呼ぶ。 岩戸の裏口は開きっぱなしなので迎えにきてあげてくださいな。*]
(9) 緋灯 2015/05/23(Sat) 13時半頃
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─ 八幡宮 ─
ふむむ。 何か、狭い所に来てるような気がするにゃ。 半分くらい兵を置いてきて正解だったかにゃ?
[周囲を確認しながら、沙魅助は土下の後に続く。>>0 兵を残してきたのは、森の狙いに気づいたのではなく、追うのに邪魔だったからだが。
やがて、八幡宮と鳥居が見えてくれば、先に玉愛に気がついたのは土下の方であった。愛にゃんねー、にゃふふ、とこそっと独り言。>>1>>4]
あんな所に玉愛姫ちゃんがいるにゃー。 思ってたより元気そうにゃね。
[やっほーにゃーん、と沙魅助は玉愛姫に手を振りつつ、馬から下りる。]
(10) mikanseijin 2015/05/23(Sat) 13時半頃
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森殿、石橋の上に立ってるにゃ。 あれはボクの炎での焼き落としは出来ないにゃんね。 でも、逃げ場がないと言えばないにゃ。
[それはお互い様ではある。]
土下殿、ちょっと様子見攻撃にゃん。 多少は怯むと思うにゃん。
赤猫狂騒曲!
[土下が接触する前に、様子見というには大きな炎猫を出現させ、橋の上を駆けさせていく。避ける場はないので、物理的に相手してかき消すしかすべはないだろう。*]
(11) mikanseijin 2015/05/23(Sat) 13時半頃
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[鳥居の上に手を振る黒根>>10を見て、この状況でも相変わらずな奴だと、呆れと感心の混ざった頬笑を浮かべる。]
まったくだ。 石橋に、流水とか。俺らにとっては最悪の地形じゃねぇか。
……が、確かにそれもそうだな。
[>>11背水の陣なのは、森も同じか。]
まだどんな奥の手隠してやがんのか分からねぇ。 迂闊なことするんじゃねぇぞ。
[一度はあの槌熊と対峙した身だ。 いらぬ世話だろうと思いつつも、黒根にぼそりと声をかける。
放たれた炎猫は、様子見というには随分と獰猛に思えたが。 敵の出方、隙を見逃すまいと、一挙一動に目を凝らした。]
(12) nordwolf 2015/05/23(Sat) 14時頃
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[鳥居の上からの声>>5が聞こえたのは、黒根が炎猫を放つ少し前の事だったか。]
んだよ、心配してくれてるってのか? ……ったく柄じゃねぇな。
[何が一体おかしいのか。 つい、自嘲が漏れた。]
そうは言ってもなぁ! 無理しねぇで倒せるような相手じゃねぇだろ!
[鳥居の上に向けて叫ぶさまは、窮地というのに、どこか嬉しげでもあり]
(13) nordwolf 2015/05/23(Sat) 14時半頃
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………そんくらいの価値つけてもらわなきゃ、困るんだよ。
[ふっと、すぐに戦場に視線を戻し、静かに呟く。 そして、黒根が先手を打つのを、じっと息を詰めて見守った。*]
(14) nordwolf 2015/05/23(Sat) 14時半頃
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[駄々をこねるような景虎の言動>>8に、思わず苦笑を漏らす。 ぱちり、と伸睦と視線>>9が噛み合った。その眼差しに微かに頷くと、意を決して2人に近付く]
……景虎様。
[その声音は、どこまでも優しくて]
俺はもう、風間の忍びでもなければ。小太郎でもありません。
[何かから解放されたような、さっぱりとした口調だった]
喜六、というしがない村百姓の六男坊で。 本来ならば、あなたのような方とは出会うこともなく死んでいったであろう男です。
[初めて、本当の名を主に告げる]
正直、もう“こう”なってしまっては。 金も意味がありませんし、主との契約も終わりです。 だから、本音を言います。
(15) gurik0 2015/05/23(Sat) 21時頃
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あなたも人のことが言えますか。
(16) gurik0 2015/05/23(Sat) 21時頃
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もー。俺の気持ちも考えてくださいよ。なんですか。 俺は撤退した方がいいって、確かにあのとき言いましたよね。 満身創痍なのに東軍の武将に向かっていった馬鹿主はどこの誰ですか。 雇われてる俺のこと、少しは考えたことあります?
[一気に捲し立てた。もはや言いたい放題である。 ずっと主の言うことを聞くだけだった駒が、 初めて自分の感情を主にぶちまけた]
俺は。あなたに生きていて欲しかった。 あなたは幼い。俺から見れば、まだまだガキんちょです。 駒として使い捨てられるだけの俺とは違って、あなたには未来があった。違いますか。
[憮然として言い放ってから、ふっと相好を崩して]
だから、拗ねないで顔を見せてください。
[伸睦の羽織をそっと捲って、主の頭を撫でようと手を伸ばすだろうか。撫でられっぱなし>>0:172は。嫌だったのだ]
(17) gurik0 2015/05/23(Sat) 21時頃
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[>>15景虎様、と名前を呼ばれる。 その声色が妙に優しくて、ぴくりとも動かないまま戸惑いの表情を浮かべる。
風間でもない、小太郎でもない。 じゃあなんなんだと思えば、初めて聞く喜六という名前。
そうか。 こたろーは百姓の子だったのかと、初めて忍びではない彼の一面を垣間見る。 ぼろい着物を着て、土にまみれて鍬で畑を耕す小太郎。 野菜を育てて米を耕す小太郎。
うん、想像できない。
ただ契約も終わりという言葉だけが最後通告のように胸に響いて、伸睦の着物にすんと鼻先を寄せた。ほんのりと香る匂いは香かなにかだろうか。
小太郎でなくなったこたろーの本音なんて、聞きたくはなかった。 きっと沢山の怨み言を聞かされるのだとそう思い込んだ。]
(18) souya 2015/05/23(Sat) 22時頃
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[だから次のひと言>>16に驚いたように目を見開いて、続く苦言にはやっぱりかと眉を寄せてきゅっと目を閉じた。
まるで聞きたくないよという意思表示のように。 それでも耳を塞がないのは、両手が太刀で塞がっているからか。年若くとも、人の上に立っていた者としての矜持か。
いい主でないという自覚はあった。 我侭を言っているということも分かっていた。 誰も味方の居ないあの城の中で、小太郎だけが自分の味方だという錯覚に自分の意思で浸っていた。
ならこれは罰だろうか。 金で買った主従関係の契約に甘えていた自分への。]
…みらい……?
[耳慣れない言葉にゆっくりと瞼を開く。 未来。そんなもの、あっただろうか?
戦場を遊び場と言う十二歳の子供には、五年後、十年後という未来は遙かに遠く想像もできない。 ぽっかりと空いた空白。見えない未来。 希望に溢れているはずの真白な世界は、景虎の心にまったく逆の気持ちを運んでくる。]
(19) souya 2015/05/23(Sat) 22時頃
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[不安に駆られるうちにふわりと羽織が捲られて、八重とも伸睦とも違う手が頭を撫でた。>>17 怖々と目線を向ければ、小太郎の表情は想像していたよりも…。 いや、生前よりもどこか柔らかい。]
………もう、見てるくせに。
[じわり、と小さな体をさらに小さく丸めながら、太刀を抱きしめる手に力を込めて恨めし気な視線を送る。 だが覗き込むまでもなく、景虎の赤い目が不安で揺れていることに気づかれるだろう。
見つめ合うこと数秒。 頭を撫で続ける小太郎の手に、根を上げたのは景虎の方だった。]
こたろーの…
(20) souya 2015/05/23(Sat) 22時頃
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ばかぁぁぁぁぁ!!!!
[後生大事に抱いていた太刀を船板の上に放り投げると。 小さな体の何処にそんな瞬発力をという速さで、忍びではなくなった青年の胸に飛び込んだ*]
(21) souya 2015/05/23(Sat) 22時頃
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− 石橋 −
[東軍の雑兵を数多、吹き飛ばす。 その人垣の向こうに新たな旗が見えた。
黒方地道紋の旗を認めれば、土下のもとへ送り出した碧如のことを念う。 竜を仕留めるにはいたらなかったらしいと。]
極楽は見えたか? 御坊。
[そんな言葉を見送りに代えて、大槌を構え直した。]
(22) enju 2015/05/23(Sat) 22時半頃
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今ぞ! 掛かれい!
[大音声で号令すると、伏せていた森軍が石を落し丸太を転がして街道の東軍に奇襲を行う。
追手を殲滅できるかどうか、ひいては西軍の負けを巻き返せるかは、橋に陣取って道を塞ぐ番瓦衛門が持ちこたえられるかにかかっているといえた。]
(23) enju 2015/05/23(Sat) 22時半頃
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[東軍の中に見知った紋がもうひとつ。 黒根のものだった。]
縁ある御仁なれど、戦場ゆえ御免。
[譲らぬとの決意も新たに足を踏ん張る。]
…変わった武器を持っておるのう。 福を掻き込む熊手とは違うような?
[と、沙魅助がその長柄を振るうと燃え盛る獣が出現する。 熊手の爪の指し示すままに、火の輪をくぐりぬけるように飛んでくるその動きはどう見ても巨大な猫だった。]
(24) enju 2015/05/23(Sat) 22時半頃
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熊をノしたわしと渡り合おうてか!
[大槌を横殴りに振るって脇腹を刮げるも炎猫はのしかかってきた。 空気の歪む熱さと痛みに吼えながら、炎猫の喉輪を掴んで締め上げる。 炎は獣の形を解いて、番瓦衛門を包んだ。]
おおう…!
[総身を被った熊の毛皮がブスブスと燻り煙をあげる。 今しばらくは炎を遮ってくれようが、これが焼け落ちれば灼かれるしかない。]
(25) enju 2015/05/23(Sat) 22時半頃
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ま、 まだまだあ!
[それまでの時間、この橋を死守して見せると歯を食いしばる番瓦衛門の視界に、歩み寄る土下が映った。*]
(26) enju 2015/05/23(Sat) 22時半頃
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[>>25炎の大猫が槌熊を包む。 身を灼かれながらも仁王立ちする姿に、すぅと目を細め、一歩一歩砂利を踏みしめ歩み寄り、現界喰を鞘から抜いた。]
有利な地、陣取って そのうえ人質までとりやがって
まさか二対一は卑怯だなんて、言わねぇよな?
[足は、石橋の一歩手前で止まる。 きわめて低い構えは、足元の砂利土を弾こうとしているののだということは、幾度か対峙したものであれば見当つくだろうか。]
現界喰
土影竜・三首
[土が爆ぜ、石橋に軌跡を描く。 ただ体力の消耗と、地の不利には抗えない。 三頭のうち、まともに放てたのは1首のみ。]
(27) nordwolf 2015/05/23(Sat) 23時半頃
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本当はもうちょっと可愛かったんだけどにゃ…
[ぽそっと、骨組だけになってしまった猫手に感想。>>24]
昨日の敵が今日の友、乱世ではよくあることにゃね。 逆もまた然りにゃ。
[とはいえ、想いは隠せても消せはしないのを沙魅助は知っている。]
ふふん、熊と虎なら、どっこいどっこいにゃ。 でも強い熊さんにゃね。
[結構大きな塊である炎猫を、傷つきながらも消し去る森に感心する。毛皮ごしとはいえ、火傷を与えてはいるだろうが。>>25]
交代ごーたいで行くにゃん。
[土下が石橋の前に立てば、こちらの炎に巻き込まぬよう、次の攻撃は機を見計らった。>>27*]
(28) mikanseijin 2015/05/23(Sat) 23時半頃
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分の悪い博打ほど、頭を使い身体を張る楽しみがあるでな。
[土下の口上に凄絶な笑いを返す。 大槌を構える仁王の背には火炎が立ち上っていた。]
(29) enju 2015/05/24(Sun) 00時頃
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[土下は姿勢を低く屈めて愛刀を一閃、技を繰り出す。 番瓦衛門がそれに備えていると知っていてなお、先程と同じ技を使ってきた。]
自信家よな、
[こちらも負けじと、土礫の竜に質量武器を叩きつける。 一頭ならそれで潰せる──はずだった。]
(30) enju 2015/05/24(Sun) 00時頃
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[三首は、既に一度、森に見せている。 二度は通じぬ、しかも威力が大きく劣るとなれば尚の事。 だがそんなことは承知の上。]
自信家?
そう、思うか。
[>>30竜の頭を潰すべく、槌が振るわれるのを見る。 それが石橋を叩き足場を揺らがすより前に、踏み込めたなら。
おそらくは、捨て身の一撃となるのだろうけれど。]
……持ち堪えろよ、現界喰……
[土影竜と同じ、低い軌道。 違いといえば、踏み込みと振り被りが段違いに大きいこと。]
(31) nordwolf 2015/05/24(Sun) 00時半頃
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────土影竜・真首!!
[削り上げたものは、地面ではなく、橋を形成する石。 放たれた土竜……いや石竜は、ただ一首。]
……ッ 黒根!!
[石竜に炎を被せろと合図する。 前のめりになったのは、後方から飛んでくるであろう炎を避けるためではなく、疲労と、不安定な足場のため。]
(32) nordwolf 2015/05/24(Sun) 00時半頃
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はいにゃっ、大地と炎の力、極めて合わせ遣わす! 駆けろ、灼炎虎!
[沙魅助の周囲の空気の温度が上がり、真夏のような熱さとなる。 それが一気に熱風を纏った炎となって石橋へと流れ吹く。>>32 威力よりも速さを重視した大技。
飛翔する竜に咆哮する虎が走り、石の身にその熱力を纏わせた。]
いっけーだにゃ!!!
(33) mikanseijin 2015/05/24(Sun) 01時頃
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[負けを認めているのなら] [ただ退けばいいではないか] [退いて、預かった鷹船の残兵を返すのではなかったのか]
[それなのに] [それ なのに]
……ばかやっと。
[石橋の上に立ちはだかる巨躯へ向かって] [届かぬ声を零し―]
頼んよ。
[今度はそう呟き] [黒根と土下の二人の背を見つめた]
(34) Cadenza 2015/05/24(Sun) 01時頃
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[構えていた自決用の銃を、下ろす] [東軍の勝利は、今やあの二人の背にかかっている] [いくら手柄がないとはいえ、割り込む無粋を働く程馬鹿ではない]
すんもはんな、オヤジ。
[国に戻れば派手に叱り飛ばされるだろう] [言い訳は出来ぬ]
[ふ、と口元だけに自嘲を見せて] [それでも視線は石橋からは離さずに*]
(35) Cadenza 2015/05/24(Sun) 01時頃
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[歴戦の大槌が土影の作った竜を砕く。 そのすぐ後ろから、土下自身が駆けてきていた。]
なに──、
[槌を持ち上げる時間はない。 そして、土下の振るう漆黒の刃は長年踏み固められてきた強固な石を目覚めさせた。
頭をもたげる石の竜。
あまつさえ、そこに虎縞の灼炎が乗る。 東軍の将は土下ひとりのみならず。黒根が力を与えたのだった。]
(36) enju 2015/05/24(Sun) 01時頃
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[灼熱の塊と化した一撃が番瓦衛門を捕える。 巨躯が宙に浮き、番瓦衛門はドウと倒れた。
鎧もその下の布も焼き尽くされて、熱せられたロザリオが胸に烙印を残す。
竜と虎の気が螺旋を描きながら天へ昇るのが霞む眼差しの先に見えた。]
…見事よ。
(37) enju 2015/05/24(Sun) 01時頃
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悔しいが、 ここまでのようだ。 留めをさすか? 死にたくなくば、下がっておれよ。
[いよいよ勢いを増す炎の柱と化して起き上がった番瓦衛門は、森軍の兵に撤退を指示する。 その時間を稼いだ後、大槌で足元の石橋を突き崩した。 すでに土下の刃で亀裂を入れらていた岩もろともに崩れてゆく。]
新しきを作れかし。
[橋も世も、勝利を掴んだ者の手で。]
(38) enju 2015/05/24(Sun) 01時頃
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[視線の途切れる間際、鳥居の上へ視線を投げ、小さく唇を動かした。]
(39) enju 2015/05/24(Sun) 01時頃
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。o0(よくあれだけで通じたもんだ)
[>>33打ち合わせもなく、ほんの一瞬の目配せだけで、よくも思惑を読み取ってくれたものだ。 感心と同時に、この黒猫、やはり敵には回したくないと心底思った。]
……ッ、ーぅ……!
[避けたわけだはない、蹌踉めき倒れかけただけ。 その背すれすれを、灼熱の虎が疾ってゆく。]
(40) nordwolf 2015/05/24(Sun) 01時頃
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悪ぃな、槌熊…… この 戦、俺らの……勝ちだ。
(41) nordwolf 2015/05/24(Sun) 01時半頃
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────宝玉は、貰って行くぞ。
(42) nordwolf 2015/05/24(Sun) 01時半頃
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[竜と虎に呑まれた森を見れば、その胸元に、灼けた十字が光っていた。
これで仕舞だ、あとは退くだけ。 だがもう、此方も、身体を支えきるだけの余力はなく]
…………ッ!
[そのまま、罅割れかけた石橋の上に倒れた。 起き上がろうにも、まともに身体は動いてくれず]
っ ぁ
[橋が崩れる。 手を伸ばすが、鳥居との距離はあまりにも遠く]
たま────
(43) nordwolf 2015/05/24(Sun) 01時半頃
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にゃ。 動物好きに悪い奴はおらんからにゃあ。
[そっと沙魅助は持論を呟き。 橋と共に落ちていく森へと、右手を振った。]
……………
(44) mikanseijin 2015/05/24(Sun) 01時半頃
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[崩れ落ちる石橋もろとも、谷河へ
そして、意識が遠退いて────]
(45) nordwolf 2015/05/24(Sun) 01時半頃
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────…………
[流れが運良く味方したか。 それとも誰かに引き上げられたか。]
おい。
ここは、賽の河原か?
[川の流れを聞きながら、目を開けての第一声は、それだった。*]
(46) nordwolf 2015/05/24(Sun) 01時半頃
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あっ……!?
(47) mikanseijin 2015/05/24(Sun) 01時半頃
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つ、土下殿ーーーーー!!!
[沙魅助は、振っていた右手を伸ばすも、石橋まで距離があって届かない。届くわけがなかった。崩れた橋まで、駆け寄っていき。]
土下殿……いい人だったのにゃ…… ボクの、ボクの手が、あと十間くらい長ければ……
[そんな己の姿を想像し。]
人間じゃなかったのにゃ……
(48) mikanseijin 2015/05/24(Sun) 01時半頃
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[生前は決して届くことのなかった手が、景虎の頭に触れた。 よしよし、と子供をあやすように。優しく撫でてやる。 実際、子供なのだ。 いくら花柳藤家当主として気丈に振る舞ってきたとしても。 甘えることを今まで許されなかっただけで。本当は]
……すみません。強引で。 でも、景虎様だって。俺の頭を好き勝手撫でていたでしょう? おあいこです。
[恨めし気な視線を送られれば>>20、ひょいと肩をすくめた。 不安げに景虎の瞳が揺れている。 大丈夫だよ、と安心させるように。優しく微笑んだ。 ああ、自分にもこんな顔ができるのだな。少しだけ驚く]
(49) gurik0 2015/05/24(Sun) 01時半頃
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[駒だったときから気付いていた。 でも見て見ぬふりをしていた]
[甘えたい盛りをそうは過ごせなかった景虎>>5:+9が、 幼子のように誰かを求めていることに。 誰も信頼していないようでいて、 それでも誰かを信じたいと願っていた>>5:+12ことに]
[しかし、それを口に出したことはない。駒は只の駒だ。 それを口にすることも。なにかを行動に移すことも。 決して許されなかった]
[でも今は違う。 自分はもう忍びでもなければ、駒でもない。 だから。ひとりの人間として]
(50) gurik0 2015/05/24(Sun) 01時半頃
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ええ、俺は大馬鹿者です。 今更気づいたんですか。遅いですよ景虎様。
[自分の胸に飛び込んできた景虎>>21を、 そっとそっと抱きしめた。 力を入れれば壊れてしまいそうなほどに、彼は小さかった。 この細腕に花柳藤家を背負っていただなんて。 とても信じられないくらいに]
本当に。景虎様はよく頑張りました。
[死んではじめて、素直に景虎に向き合うことのできた大馬鹿者は。そうして優しく景虎を抱きしめるのだ。 顔をそっと上げると、伸睦と視線が噛み合うだろうか。 気恥ずかしげに、はにかんだ*]
(51) gurik0 2015/05/24(Sun) 01時半頃
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[沙魅助は、空に土下の顔を描いて偲んだりしている。]
あ、うん?
うん、あそこの枝に引っかかっているにゃ? 助けてあげてにゃ。
[崖っぷちを覗きこんできた部下に、石壁に生えていた木に引っかかって助かっている土下の救助をお願いした。
それがわかっていてちょっとだけ遊んだのであった。*]
(52) mikanseijin 2015/05/24(Sun) 02時頃
|
|
− 三途の川 −
[ バッシャァァァァン !!
派手な水柱を上げて川に落ちてきた熊(っぽいもの)が、そのままゆったりと流れにたゆたう。]
(53) enju 2015/05/24(Sun) 02時頃
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[やがて引き上げられた土下に、沙魅助は近づいていき。]
お疲れ様にゃー。 いやはや、凄い戦いぶりだったにゃ。 それに、きっちり生きて帰ってきたにゃ。 ボク、土下殿があれで死ぬわけないって信じてたにゃーよ。
[いけしゃあしゃあと言ってみせるのである。]
ボク感服しましたにゃー。 さすが土下殿、天下を取るにふさわしいお方だにゃ?
[くすくす。沙魅助はいたずらな猫の笑いをもらした。]
(54) mikanseijin 2015/05/24(Sun) 02時頃
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[富楽の放った石竜に、はっと身を乗り出す] [そこに沙魅助の炎虎が乗り―]
――!!!!
[宙に浮いた巨躯にも] [咄嗟に息を合わせ、まさに竜吟虎嘯の二人にも] [二つの意味で息を飲む]
[自軍へ退却を指示して橋を落とし] [自らも落ち行く番瓦衛門を目で追って] [何か、言われた気がした]
――おはんも、えじと。
[見事な最期だと、敬意を覚えはすれど] [呟いたのは、ずるい人だと…そんな憎まれ口]
(55) Cadenza 2015/05/24(Sun) 02時頃
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[富楽も崩れる石橋に巻き込まれて行くのを見ては] [咄嗟に飛び降りて下に居た兵を押し潰した]
[大将格の圧倒的な力と力の対峙に成す術なく] [唖然としていた自軍の兵] [さらに自軍の大将が上から落ちてくるなど思いもよらなかっただろう]
わいら、土下の、助けェ!
[兵士を尻に敷きながら、救助を指示する] [やがて、彼の無事を聞いたなら]
まっこと、よかっ……
[ほんとうに、よかった] [言葉にしたらぷっつりと張りつめていた緊張が切れて] [その場に崩れ落ちた*]
(56) Cadenza 2015/05/24(Sun) 02時頃
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これで西国の姫と婚姻などしてくれたら、 東と西が強固に結ばれて、釣り合いも取れて、 まー、逆らおうって考える大名もそうそういなくなるんじゃないかにゃ?
なんてにゃ。こればかりは余計な口出しだけどにゃ。
[野次馬根性をちら見せしながらも引っ込める。]
まっ、ボクは黒根家が下から数えた方が良いような扱いをされなきゃ文句はないにゃん。
[真意の見えにくい表情ではあるが、口調はあくまでのんびりとしていた。*]
(57) mikanseijin 2015/05/24(Sun) 02時頃
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[本当は、言ってやりたいことがもっと沢山あった。 なんで死んだんだとか、なんで撤退しなかったんだとか。 自分だって、小太郎には死んで欲しくなかったとか。 誰か帰るべき人が居たんじゃないのかとか…。
現世の様子は映しても、声までは届けてくれない三途の川の水鏡。 小太郎が土下や黒根に叩きつけた言葉の数々はどれひとつとして景虎に届いていなかった故に、むざむざ死にに行くような戦いを挑んだ小太郎に、言いたいことはたくさんあったのだ。
けれど実際に顔を合わせる瞬間が迫れば反射的に伸睦の羽織の下に身を隠し。 優しく頭を撫でられてしまえば、言いたかったはずの言葉のほとんどが霧散して消えてしまった。
残った言葉を癇癪を起した子供のようにぶつけるように叫んで飛び込めば、存外簡単に身体は受け止められて。>>51 背に回された腕の感触に、小太郎の背中の布を掴む手にきゅっと力が籠る。]
(58) souya 2015/05/24(Sun) 02時半頃
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「本当に。景虎様はよく頑張りました。」
……うん、うん…。
[小太郎の腹に顔をうずめて、くぐもった声で頷きこくこくと首を振る。
父に認めて欲しかった。褒めてもらいたかった。 結局それは、最後までひとつとして叶うことはなかった。 父の首は、自分が刎ねてしまったのだから。 けれどもう、心が耐えられなかったのだ。 自分と言う存在を認めてくれない、受け入れてくれない父に願い続けることに。
血で満たしていたひび割れた心が、小太郎の言葉を注がれて透明なもので満たされる心地がした。
景虎の頭上で小太郎と伸睦が視線を合わせている頃。 景虎もまた、屋形船の障子の向こうからこちらを見つめる誰かの視線に気づいた。 誰だろうと首をかしげてしばらく。 関ノ原へ向かう山中で感じた視線>>0:5だと気付けば、その人が小太郎が討ち取ったという東軍の忍頭であると気付くのに時間はかからない。]
(59) souya 2015/05/24(Sun) 02時半頃
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………こたろーも、たくさん頑張った、ね?
[小太郎の頭を撫でるには、抱き付いたままでは手が届かないから。 少しだけ顔を上げて笑う。浮かべた笑顔のぎこちなさは一瞬。 背に回していた手を解いて小太郎の手を取り、少し強引に船首の方へ体を向けさせる。]
だから、こたろーにも。ご褒美。 あの人とお話し、しておいでよ。
[言い終えると、自分の傍にいてくれた広い背中を両手でとんと押す。 そのまま投げ出していた太刀を拾い上げると、伸睦の隣りにちょこんと座った。 小太郎の方は、振り返らない**]
(60) souya 2015/05/24(Sun) 02時半頃
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……俺も、頑張った?
[>>60それは、思わぬ言葉だった。 景虎からそのような労いが飛び出すとは思わなかった]
そうか。俺も頑張ったんですか。うん。
[なんだか、悪くはないと思った。 ただの駒であった自分も。 クソッタレだと思っていた自分の人生も。 決して、無駄なものではなかったのかと]
(61) gurik0 2015/05/24(Sun) 03時頃
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え、ちょ。景虎様。
[無理やり体の向きを変えさせられ、少し慌てた声を出す。 全く意図が読めない]
ご褒美? いったいなにを言って……。
[視線の先に、露蝶の姿>>5:+37を認めた。 主に狩れと命じられた狗、自分が確かに殺した女]
景虎様。自分が殺した女と会うのがご褒美とは。 変わった感性をお持ちで。
[軽口を叩いてみるものの、とてつもなく気まずい。 一歩を踏み出せないでいると、背中をとんと押された>>60。 大きく息を吐き出すと、覚悟を決めた]
(62) gurik0 2015/05/24(Sun) 03時頃
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……それでは、ちょっと旧友に挨拶をしてきます。
[そう言って。景虎の前を辞すだろう。 敢えて、旧友と表現した。 もう自分は小太郎ではない。忍びでもない。 他に良い表現が見つからなかった。 露蝶がどう思うかは知らないが]
おまえも来ていたのか、黒千代。
[険のとれた、砕けた口調で話しかけて。 隣に腰掛けるだろうか**]
(63) gurik0 2015/05/24(Sun) 03時頃
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[随分と血を失ったこともあり、まだ頭はボーっとしていた。 集まってきた臣下達の声がうるさい、命あったことを喜んでくれているのだろうというのは分かるのだが、号泣混じりで何を言っているのか分からない。]
…………
あ〜………?
[やがて黒根が姿を見せれば、騒々しさは一旦収まりはしたけれど]
ハッ、何ぬかしやがる。 ったく、本当に腹の中が読めねぇ野ろ……
…………は?
[>>54ツラっとなんか言われた。 >>57周囲からまたどよめきが起きた。]
(64) nordwolf 2015/05/24(Sun) 13時半頃
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天下、なぁ……
[本物に成り代わるにあたって、確かに、領地拡大は家臣達に約束した。 担ぎ上げられる以上、その役割は果たしてやろうと。 天下取りの野望がなかったわけでもないが、それにはまず地固めも必要。近隣大名との関係を強め、手を広げてゆくには、まだ数年はかかるだろうと踏んでいた。
しかし、祭文をはじめ、西の有力な武将が多く斃れた今こそ、まさに絶好機なのかもしれない。 ……地の足りていない頭では、どうしても、思考が大雑把になってしまうが。 それに、黒根の真意も掴みあぐねているのだが]
…………何だ、そりゃ……
[>>57寧ろ、チラリと見せられた野次馬根性に、眉を寄せた。]
(65) nordwolf 2015/05/24(Sun) 14時頃
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……言われなくても そん時ゃ黒根、お前んとこは、上から数えてすぐの処に置いてやるよ。
[己だけでは、この勝利は成し得なかったという思いが半分。 何を考えているのか腹の読めぬこいつは、成る可く近くに置いておいた方がいいだろうという思いも半分。]
山芭、鷹船………… 他の東の連中も、だ。
邪険にするような真似はしねぇよ。
(66) nordwolf 2015/05/24(Sun) 14時頃
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それより
た ………隅慈、どうした。 あいつこそ、無事……なんだろうな。
[>>56まさか飛び降り、尻で兵を潰していたなどとは知らないまま。]
話がある。 ちょっと、連れて来い。
[それと、ついでに身を起こさせろと、応急処置を進めている兵達に命令した。]
(67) nordwolf 2015/05/24(Sun) 14時頃
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[船窓に凭れ、甲板の交々に交じるともなく見ていた。 が、そんな己に近づく影がある。取り乱すような声音から、それが誰かはすぐに知れた。 こちらから迎えるでもなく、そのまま窓際訪れを待つ。]
――誰が旧友だ。
[しっかり聞こえていたとばかり開口一番冷ややかに向けた。 隣に座るさま>>63に肩竦め、大仰に嘆息してみせる。]
お前がこちらに寄越したんだろう。とどめを刺した実感がないとは言わせん。
[お前も来ていたのか、などと白々しい。呆れ交じりに一笑に付した。]
(68) mmsk 2015/05/24(Sun) 15時頃
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その名前。 忘れろと言っても無駄なんだろうな。
[とは言うものの、露蝶の号は忍の道絶えた今は意味も成さぬし、改めて名乗る名など他には持たないのだが。 黒千代、と呼ぶ声はまだ耳に少し痛い。]
その。……何だ。 悪かった、な、……喜六。
[角の取れた何処か柔和な男の様子に、風間の名を呼ぶのも躊躇われ。 記憶の奥小さく凝っていた、男の古い名を口にする。 何を突然謝っているんだとこそばゆさが沸いてきて、目も合わせず僅か俯いたまま、髪をぐしゃりと掻いた。 簪がなくてよかったと、心底思う。]
(69) mmsk 2015/05/24(Sun) 15時頃
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土下殿の勇猛果敢な戦いぶりに男ながら惚れてにゃ! ……なんて。
[そんなことを言った所で、納得いく説明になっていないのは承知している。>>65]
ボク、天下は別にいらんかったにゃ。 でも、乱世である限り戦は起きるにゃ。 戦はお金も人も資材も消耗するから困るにゃ。 望んでたのは天下泰平。
……祭文殿一人では、東と西の大名を抑えきれはしないとみた。 実際、そうだった。 しかし、大戦が起き、力ある大名の力は削がれ、その中で戦い抜き、生き残った者になら、諸大名も従いやすくなるだろう……と、ボクは考えるにゃ。
ま、ボクが天下取るのが、泰平にした後ボクが確実に怠けられるの確実だから、一応天下取りは目指していたけどにゃ。
[他人と距離を隔てる猫の仮面をほんの少し外して、真意を語る。]
(70) mikanseijin 2015/05/24(Sun) 15時頃
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天下を治められるような器なら誰でもいいけど、傍で戦いぶりを見たし、陶器やお酒、文化の発展を愛す土下殿にゃら、任せられるにゃー。
[誰でもいい。 沙魅助は、暗に"土下富楽が影武者であろうが構わない"、という意志を示しているのである。そこまで伝わったかはわからないが。]
……猫は、良い陽だまりでごろごろのんびり暮らせたらそれでいいにゃよ。 にゃふ。
[なるべく面倒なことは人に押し付けたい、沙魅助の考えであった。>>66]
(71) mikanseijin 2015/05/24(Sun) 15時頃
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にゃ、にゃ。 おじゃま虫は去るにゃんねー。
[沙魅助は、隅慈を呼ぶ土下から離れ…… >>67
るふりをして、目の届く範囲で自軍で手当てを受けながら、めちゃくちゃワクワクした瞳で成り行きを見守っているのであった。*]
(72) mikanseijin 2015/05/24(Sun) 15時頃
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[隠れ処の役目を終えた羽織の裾を直し、放り出されて置いてきぼりをくらった太刀を引き寄せ戻して、感動の再会を眺めやる。 戦前に見たのと逆を取っている二人を囲む空気は前よりももっと和やかだった。 現世ではこれもまた、見るを叶わなかった光景だろう。
景虎を抱きしめる小太郎がふと顔を上げた。>>51 視線が合うと小太郎の目元が緩む。幼く崩れた相好に、こちらもまた微笑み返し。
露蝶の方へ小太郎を送り出した景虎が、太刀を拾いに戻ってくる。]
手厳しいご褒美ねぇ。
[静かな船上で、この距離ならば二人の会話は図らずとも聞こえる。 隣に座った景虎>>60が寂しそうに見えて、つい頭を撫でていた。]
(73) 緋灯 2015/05/24(Sun) 16時頃
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[伸睦の隣り、船首側に腰を下ろして太刀を抱えて俯けば、手厳しいと言う割に柔らかな声色と共に頭を撫でられた。>>73
その感触に少しだけ顔を上げて目を細める。]
うん。 だって、こたろーはもう小太郎じゃないんでしょ? 雪はこたろーの元主だけど、契約は意味が無くなっちゃったから…。
だからもう、こたろーは自由なんだよ。
[内緒話をするように、密やかな声でそう言って。 景虎は小さく笑って見せた。
どこかへ行くのも、誰と居るのも自由。 選ぶのは小太郎自身。 “ご褒美”とは、そういう意味なのだと。*]
(74) souya 2015/05/24(Sun) 17時頃
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ん、聞こえていたか。
[>>68バツが悪そうに、頭を掻いた。 露蝶の視線は冷ややかだったが、 その声にもうあの時の殺意はなかった]
そうだな。俺がおまえを殺した。
[悪びれもなくそう言った]
よくも左肩をやってくれたな。 手負いでその後の戦いに臨むのは骨が折れたぞ。 お陰で、俺もこっちにやってくる羽目になった。
[その口調は冗談めかして。 今は自由に動く左肩を、ちらりと見遣った]
(75) gurik0 2015/05/24(Sun) 17時半頃
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なぜ謝る。
[>>69きょとん、と驚いたように目を見開いて]
覚えていてくれたのか。俺の名前。
[喜六、と呼ばれれば。心底嬉しそうに目を細めた]
黒千代は忘れてほしいのか。 俺は、忘れたくない。
[ぽちゃん、と三途の川の水面が揺れた]
なかったことにしたくない。 喜六だった俺も。黒千代だったおまえも。
[少し悩むそぶりを見せてから]
―――それから、風間の忍びだった俺も。 狗神の忍びだったおまえも。
(76) gurik0 2015/05/24(Sun) 17時半頃
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だから、俺は意地でもおまえに謝らないからな。
[少し拗ねた口調でいう男は、すでに戦場の面影はなく。 やりなおしたい>>2:62、とあのとき心の中で願った。だから。 死んでからやりなおしたって、別に遅くはないではないか]
それくらい良いだろう、黒千代。
[露蝶に向かって、柔和に微笑んで見せた*]
(77) gurik0 2015/05/24(Sun) 17時半頃
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[下敷きにされた兵は大将に苦情も言えぬまま] [脱力した大将の重さにまたぐぇと潰れた声を上げ―] [もう無理!無理だから!] [無言のまま他の兵へ視線だけで助けを求めていた]
[それに気づいた従臣が大将を抱き起そうと手を伸ばす] [が、その手を止めて] [触れる代わりに背に自分の陣羽織を掛けた] [背に流れるみだれ髪の下] [脇に掛けてざっくりと破れた戦装束の隙間から] [汚れた傷だらけの肌が見えていたからだ]
(78) Cadenza 2015/05/24(Sun) 17時半頃
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――ぅ?
[ゆっくりと頭を振り、従臣を見上げる] [主の視線をうけた従臣が、返す視線で主の体の下を示す] [促されて顔を下に向けたら] [地面(だと思っている)がもぞもぞと動いていた]
っきゃぁ!!
[がば、と立ち上がり] [ずっと兵を踏み潰していたことに気が付いて…] [咄嗟に下敷きにしていた兵士を足蹴にした]
(79) Cadenza 2015/05/24(Sun) 17時半頃
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そうだ、どうなった!
[従臣へ石橋の上の攻防を問いただし] [鳥居の上から見ていた光景が夢ではないことを確認する] [土下から向けられた使いの兵>>67がやってきたのはその頃だ]
連れてこいって……何様のつもりよ。
[用があるならそっちが来ればいい] [ムッとした表情を見せるが、援軍を貰った立場ではそうも言えず]
わかった、手当を済ませたら行くと伝えてくれ。
[渋々の態で承諾の意を伝えた]
(80) Cadenza 2015/05/24(Sun) 17時半頃
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[一人ではまともに歩けなかったから] [彼の肩を借りて富楽の元へ赴いた] [向こうで手当てを受けている沙魅助>>72に一度目を向け] [それから]
ボロボロじゃないか。
[援軍の礼よりも先に、軽口が口をついて出る] [立っているだけなら、一人でも大丈夫だ] [従臣から手を離し、後ろに下がらせて]
死んだかと、思った。 ――助かった。恩に着るよ。
[富楽の顔からすこし視線を外しながら] [礼を口にした]
(81) Cadenza 2015/05/24(Sun) 17時半頃
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[結局手柄を上げられなかった悔しさも] [手負いの友軍に助けてもらうという情けなさも] [生きてて良かったという安堵も]
[いろいろぐちゃぐちゃになって] [まともに顔が見られなかったのだ*]
(82) Cadenza 2015/05/24(Sun) 17時半頃
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―三途の川―
[現世に残る者たちの様を映していた水面に波。 にわかに川上で立った水飛沫のせいだろう。
船尾からそちらへ向く眼は、流れてくる“もの”を見つけ、 ぐずぐず濡れて黒く沈んだ毛皮をまじまじ眺め。 眉根を寄せた苦い笑みを浮かべた。 「おう」と意味なく声零し、 水面に突き立てた槍の茎で“それ”を手繰り寄せ。]
――このまま、泳いで逝かれるつもりか?
[船上から、森番瓦衛門に声を落とす。 泳いで黄泉へと言われぬ限りは、 手を差し伸べ引き上げるつもりである。]
(83) onecat69 2015/05/24(Sun) 20時半頃
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[船上に増えたのは森一人ではないようだ。
花柳藤と並び見た地上の像に描かれた死から程なく、 風間の忍が此方の船旅に加わったらしい。 甲板や座敷の遣り取りは静かな波音には阻まれず ほとんど鮮明に感じ取れる。
花柳藤と風間、花柳藤と李、風間と露蝶…… それぞれの交流を船尾から静かに聞いていた。
共感に頷くのは、似た立場で生き、死に、 現の絆と再会を果たしている花柳藤の声を聞きながら。 囁き合う声までは拾えなかったが 花柳藤が風間に伝えんとする事は解る気がした。]
(84) onecat69 2015/05/24(Sun) 20時半頃
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[周りを睨みつけるように見渡した主は、戦場でしか聞かないような大きな声を上げる。]
例え天命とあろうとも、我が主の悲願の為に天下を治め世を泰平へと導こうぞ。
[大きな斧を振り回す主には誰も近づけない。 近づいてきても、切りかかってきた刃からは僕が守るから大丈夫。 主に傷が付くことはない――って思ってたのに。]
(85) okomekome 2015/05/24(Sun) 21時頃
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[風を切り裂く音が聞こえ、それが矢だと気付いた時には主の口から呻き声が漏れた。 矢なんて僕が弾けるのに。 なのに。
僕の体の隙間から、主の右目に。 何で。 主。 おかしいよ。 僕、守るって、それが役目なのに、なのに、 なん、で?**]
(86) okomekome 2015/05/24(Sun) 21時頃
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…………来たか。
[立木に凭れ掛かったまま、隅慈がこちらへ来るとの報せを受けた。 迎えようと、刀を縁に立ち上がろうとしたが、やはりまだ脚は利かず、崩れ倒れそうになったところを慌てた臣下達に支えられた。]
よぅ。 悪ぃなこんなナリで。
ま、どうにか命は拾ったようだ。
[じぃと見上げた顔は、視線が少し外されていた。]
何だよ、こっち見ちゃくれねぇのか?
(87) nordwolf 2015/05/24(Sun) 21時頃
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痛々しくて、直視できないのよ。
[見ちゃくれねえのか] [聞こえて、少し俯いた]
[立てぬ程の怪我] [最後に会ったときだってかなり手負いだったのに] [さらに無茶をさせてしまったのは、己のせいだ] [きつく目を閉じて深く息を吐いた]
……ごめんなさい。 アタシがもっと……強かったら
[富楽を見て、頭を下げる]
生き延びてくれて、本当に良かった。
[彼が落命するようなことになれば] [彼の国の民へどう償えばいいのか見当もつかなかった―と]
(88) Cadenza 2015/05/24(Sun) 21時半頃
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− 三途の川 −
[ひっかけられ回収されて、目を開けば周囲は暗かった。 揺れる床板から察するに船の上らしい。 夜にしては覗き込む朋の顔がよく見えるなと思ったが。]
ぬう、 いつの間に。
[気を失っている間に、兵らに南波の港で待機している熊襲の船まで運ばれたのだろうと思った。 それならば、先に搬送させた悠仁がいるのも道理だ。]
(89) enju 2015/05/24(Sun) 21時半頃
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[ただ、土下の竜に砕かれ、黒根の虎に灼かれたはずの鎧や毛皮が元通りである。 どうもおかしい。]
お花畑はどこへ──
[ゴシゴシと目を擦った。]
(90) enju 2015/05/24(Sun) 21時半頃
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……ははっ、 花なら此処にも咲いているだろう?
[我が身から生命を引き剥がした猛者が まさか起き抜け花畑などと可愛らしい事を言うから 込み上げる笑いに肩を震わせた。
濡れた槍を船縁で拭いながら視線で示すのは、 花柳藤や山芭、女の格好をした露蝶、 それと少し迷って李伸睦の姿であった。
此度の戦における死人が顔を揃えている様は この船がどういった存在であるかを物語る。]
アンタが最も求む花は、無いだろうが。
[揶揄は、此処から全て見ていた事を伝えるべく。]
(91) onecat69 2015/05/24(Sun) 22時頃
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[悠仁が笑いながら、居並ぶ”花”を示す。 花柳藤・山芭・李は見知っているものの、今ひとりは初対面の女だった。]
これは、鷹船のご妻女か。 お初にお目にかかる。
[露蝶に向かって丁重に挨拶するのだった。]
(92) enju 2015/05/24(Sun) 22時頃
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あぁー? まぁ、随分派手にやられちまったからな。
[>>88俯く隅慈を見て、言葉だけは、事も無げに。]
つよかった、ら……?
[謝罪の言葉に、ぴくりと、眉根に皺が寄った。 無力を悔いているのか。 不甲斐なさを恥じているのか。 それとも他に、思うものがあるのか。 だとしても]
はー……ぁ 柄じゃねぇこと、言ってんじゃねぇよ。
[わざとらしいほどに大きく嘆息し、ふらつきながら、僅かだけ立ち上がろうとし、腕を伸ばす。 隅慈の胸座掴み、引き寄せようとするかのように。]
覚えてんだろうな、あの言葉。
(93) nordwolf 2015/05/24(Sun) 22時頃
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命あったんだ。
約束通り、”俺”のところへ来い。
[約束と言っても、此方が、勝手に押し付けただけのもの。 だが、真っ直ぐに向けな瞳には、微塵も引く気はなく。]
城に戻ったら、すぐ、お前の親父さんに文を出す。 何なら、俺が直接出向く。
不満があるんだったら言え。 だが、俺は譲る気はねぇ。
(94) nordwolf 2015/05/24(Sun) 22時頃
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俺の正室になれ、玉愛。
[動揺する臣下達の中、有無を言わさぬ力で言い切る。
しかし────土下富楽には、既に正室がいるはずである。*]
(95) nordwolf 2015/05/24(Sun) 22時半頃
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はは、そうか。 それは念願叶ったりだ。 存外やりづらいだろう、あの女にしてやられたよ。
[死ね、と呪詛を吐いた一本が本当に彼の命を奪ったというなら、自分も最期にいい仕事をしたものだ。 仇討ちにきた喜六のことだ。あの女、といえば心当たりもあるだろう。 冗談めかした物言い>>75に、こちらも笑いながらそう告げた。]
(96) mmsk 2015/05/24(Sun) 22時半頃
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くだらないことで、取り乱したと、思って。
[見開く目>>76とは視線が合わないので、気付けない。 ただ声色が少し変わったと、耳が知る。]
忘れていたがな。思い出した。 嫌でもすっかり蘇ってきたさ。
[記憶の底に封じ込めていたはずのやり取りは、しかしてこの男に名を呼ばれた時に、すべてが思い返された。 幼い日の失態であるから、決していい記憶ではなかったのだが。]
(97) mmsk 2015/05/24(Sun) 22時半頃
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忘れて、ほしいと思っていたな。 狗神の忍は、名を捨てて初めて忍として扱われる。 どれ程周りが認めてくれたとしても、お前の記憶に黒千代の名があると思うと自分が未熟に思えて仕方なかった。
……お前を殺せばいいと思ったら、囚われた。
[くだらない話だろう、と再び肩を竦める。 漸く顔を見れそうで、自嘲に薄く笑いながら視線を上げた。]
ただ……そうだな。 名付け親にも、似たようなことを言われたよ。 黒千代の名を、失わないようにと。
[何か疑問を示すようなら、そこで初めて号を名乗ろう。 露蝶。玖の露蝶、と。]
(98) mmsk 2015/05/24(Sun) 22時半頃
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お前に謝ってほしいことなどない。 よかったな。お前の思いは叶う。
[拗ねたような口調で主張する>>77のを皮肉んで笑う。]
まあ、構わんさ。 忍の未熟も、甘さも、もう何の意味も成さないからな。
[己が露蝶でなく、忍でもなく、ただの黒千代であれるなら。 そう呼ばれるのも、悪くない。]
(99) mmsk 2015/05/24(Sun) 22時半頃
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そーねぇ。 けど契約が終わったってことは、 姫さんも自由に関わっていいのではないかしら。
[自由になったのは小太郎だけではない。 小太郎とて景虎を金づるとしか見ていなかったわけではないと先程の様子で見てとれた。 どこか名残惜しそうにしている景虎も、また。]
主じゃなくなったなら 今度は友達になればいいのよ。 黄泉に着くまでにも時間はあるわ。 [彼友達少なそうだし、とは言わない。 おせっかいを焼きつつ、背伸びする笑み>>74を浮かべる頬をつつけば柔らかかった。*]
(100) 緋灯 2015/05/24(Sun) 22時半頃
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|
[>>100自由に。これもまた、雪若にとってはあまり聞きなれない言葉だったのか。ぱたぱたと瞬きを繰り返す。 ふにふにと頬を突かれて、くすぐったそうに肩を竦めて身をよじる。]
っふふ くすぐったぁーい
[ころころと鈴のように笑うと、そのままもう一度ころんと、甘えるように伸睦の膝に頭を預けて。 伸睦の顔を仰ぎ見て、太刀を抱きしめたまま小さな声で問う。]
………のぶちゃんは、雪のお友達?
[確かめる様な声は小さい。 伸睦の膝の上。景虎の白髪がさらさらと零れて落ちた。*]
(101) souya 2015/05/24(Sun) 23時頃
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[柄じゃないと言われて] [強気が顔を出しかける]
[アタシの何を知ってるのよ] [言いかけた言葉は―] [立ち上がろうとする富楽の姿に飲み込まれた]
ちょっとっ、無理して立たなくて も―?
[立とうとするのを支えようとして身を屈める] [しかし自分とてまともに歩けぬ様なれば]
っきゃ!
[引き寄せられて] [抗う力なく富楽の横に倒れ込む]
(102) Cadenza 2015/05/24(Sun) 23時頃
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―――。
[あの言葉] [忘れることなどできるものか]
[足を横に投げたまま上体を起こし] [勝手なことを言う富楽に顔を向けて]
何を、勝手な。 アタシは隅慈の跡取りなのよ。 それがどういう意味か、わかってるの?
[譲る気はないと言い切る富楽―(と思っている)を] [半分睨むように見返した] [嫡子を側室に迎えるなど、認められる筈もない]
それに、帰ってからだってやらなきゃいけないことがあるの。
[西国の統一] [負けた西軍に属していた熊襲を叩くなら、今しかない]
(103) Cadenza 2015/05/24(Sun) 23時頃
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そんなの、それこそアタシの柄じゃな――
[正室にと聞いて、隅慈の鬼姫が嫁ぐなどと] [言われた言葉を逆手に取ったのだが]
えっ?
[正室?]
あなた、正室はいるじゃないの。 どういうつもり?
[何を言ってるの?] [周囲の土下の兵の動揺もあってか] [思いっきり疑問だらけの表情で首を傾げた*]
(104) Cadenza 2015/05/24(Sun) 23時頃
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我が妻は、いつまでも迎えに来ねえ夫に そろそろ愛想尽かしてるだろうよ。 未だ顔も名も知らん夫に。
[この戦が終われば何処かの姫を貰おうと思っていたが、 終ぞ妻を娶る機会には恵まれぬまま、黄泉逝きだ。 鷹船は叔父が統べる事になるのだろうが 直系嫡男を残せなかったのは、悔いと言えば悔い。
苦笑めいた面持ちで浅く肩を竦ませた。
露蝶についての勘違い(>>92)を正すに当っては、 少し間を置き、言葉を選んだ。]
――露蝶は、俺の……友であり、片翼だ。
[結局、西の祭文を討った忍であるとは言わなかった。 真とは少し違うが、嘘でもない。 これについても、やはり僅かに肩を竦める。]
(105) onecat69 2015/05/24(Sun) 23時頃
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[その、喜六とのやり取りの最中か。 森の番瓦右衛門がやおらにこちらへ向いた>>92。]
――ごさいじょ、
[ついぞ聞き覚えのない響きに、脳が理解をさせてくれない。 ぽかんと口開け鸚鵡のように繰り返す間、隣の喜六はどうしていたか。 数秒の後に音が言葉として頭に辿り着けば、いきおい船窓際に凭れていた身体を起こし立った。]
な……何をどうして、そうなる! 誰が好き好んで戦場に伴侶を連れるものか!
[否定に声上げれば、思いの外大きく。 口を噤んで、鷹船が片翼と称すのに頷いた。 この男のこうした物言いが、ときおり好ましいと思う。]
(106) mmsk 2015/05/24(Sun) 23時頃
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[若い子の肌だわぁとくすぐったそうに笑う景虎>>101の頬をつついていると、小さな頭がまた膝の上に乗ってくる。
見下ろす膝上からの問に、虚を突かれた。 ぱしぱし、と瞬き我に返る。]
っ、もちろんよ。 [否定の言葉など出るはずもない。 寝転んでいる景虎を太刀ごと抱え起こしてぎゅーっと抱きしめた。 並んで歩く事や食事を共にした事はあれど、武将同士であった頃は抱擁などした事はなかったが。 驚いているだろう景虎が嫌がるまでは力を緩めずにいることだろう。*]
(107) 緋灯 2015/05/24(Sun) 23時頃
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……っし、やっとこっち向いたな。
[>>102倒れこんできた玉愛に、満足気な笑みを向ける。 まだ視線逸そうというのなら、それこそ強引に、顎を掴んででも振り向かせてやるかとも思ったが]
あぁ、分かってて言ってんだ。 大体、土下だって、それに山芭だって、一度は話が上がってたんだ、全くその気がねぇってもんでもねぇんだろ。
やらなきゃいけねぇ……西のことか。
ならばそれこそ、後ろ盾はデカいほうがいいだろうよ。
[じぃと至近で見つめたまま、譲る気など全くないといった体で告げる。]
(108) nordwolf 2015/05/24(Sun) 23時半頃
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わっ
[肯定の言葉と共に、抱き起されてぎゅーっと抱きしめられる。>>107 急に回った視界と、小太郎よりもずっと強い腕の力に驚いて目を丸くすれば。 船の反対側に腰掛ける八重や鷹船、いつの間にか増えた森の誰かと目が合っただろうか。
目が合ったなら少し恥ずかしそうに。 おずおずと伸睦の胸に顔をうずめて、銀羽織の下へそっと腕を伸ばす。 遠慮がちに回した手が伸睦を抱きしめ返す感触は、彼に伝わっただろうか?]
っふふ ありがとぉー、のぶちゃん。
[すり寄った胸元で。母親とはこういうものだろうかと、少しだけ思って目を閉じた。*]
(109) souya 2015/05/24(Sun) 23時半頃
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あぁそうだ、正室。
……ッチ、うるせぇなぁ! どうせすぐに分かることだろうがよ!
[>>104だからといって何も、今でなくてもと。 兵達はひどく狼狽えて、辺りに聞き耳立てるものなどいないかと探り出した。]
黒根ならほっとけ、今更だ。
[どうせあいつは気付いている。 もし仮に気付いていなかったのだとしても、あの時の言葉>>71が本心ならば、知れたところで問題はない。 そうだろうと問うように、ちらりとだけ黒根を見たが、またすぐに、玉愛を真っ直ぐ見据え]
俺の本当の名は 得不。 7ヶ月前に病で倒れた、土下富楽の影武者だ。
(110) nordwolf 2015/05/24(Sun) 23時半頃
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こいつらは、それを承知で、俺を担ぎ上げている。 だから俺は、こいつらに、今よりも土下を栄えさせると約束した。
富楽の正室、お勢には、俺は指一本触れちゃねぇ。 向こうも、触れられたくはねぇだろうよ。 多分尼僧にでもなるつもりなんじゃねぇか。
……そんなところだ。
[周囲の兵は、諦観の構え。]
信じる、信じねぇはお前次第だ。 だがどうあっても、俺はお前を隅慈から貰い受ける。
それだけは違える気はねぇ、本気だ。
(111) nordwolf 2015/05/24(Sun) 23時半頃
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俺が連れて来られたって事になるのかい。 何をどうして、そうなるよ。
[妻だ伴侶だの否定より、 露蝶の言い様(>>106)が愉快でつい笑ってしまった。 こうした会話を風間がどういった顔で聞いているのか 時折、おもしろがるように横目を送りながら。
主従の契約に結ばれていた間柄では見えなかった 露蝶の知らぬ顔が多分に見られて面白い。
ふと見遣る向かい側、船縁辺り。 伸睦と花柳藤が何やら抱き合っている姿に 何事かと目を見張りもした。
いくら嫋やかであれ、両人ともに男子と知っている。 小姓と肌を重ねるのも珍しい事ではないが。 堂々、衆道を晒すとは……といった、眼差し。]
(112) onecat69 2015/05/24(Sun) 23時半頃
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分かったなら、首を縦に振れ、玉愛。
[胸倉を掴んだ手は離さぬまま。 退くつもりなど微塵も見せない。
そして、偽りの一片もないと、真っ直ぐにその瞳を見据えた。]
(113) nordwolf 2015/05/25(Mon) 00時頃
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[大柄ではない伸睦でも容易に抱きこめてしまう体が、戦場では刀を振るい数多の首を落としてきたと思うと、十年後を見てみたかったとも思う。]
お礼を言われることじゃないのよ。 私が姫さんと友達になりたいだけだもの。
[脇に回る手に笑みを零す。 擦り寄る景虎>>109の背を軽く叩きながら甘やかす。 死んでも感じる温かみを堪能しつつ、背後からの視線に、なんとなく、振り向いてはいけないと武将の勘が告げていた。>>112]
(114) 緋灯 2015/05/25(Mon) 00時頃
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……!
い、や、そうでなくて、その。 貴方がそういう男だと思われたのだと、思って。
[鷹船悠仁は妻女を戦に連れ命落とさせる男なのだと、そういうつもりならそれを否定したかったのだが、笑われて>>112思い返せば確かに己が鷹船を連れきたような響きにもとれる。 面白がられていることにも、言葉選びを間違えたことにも、勢い任せ口を動かしたことにもかあっと血の昇る思いがして、冷めたはずの目元の熱が戻ってきそうだ。]
(115) mmsk 2015/05/25(Mon) 00時頃
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[穴が空く程見つめてやったが、 伸睦とは目が合うことは無かった。 あ、これは、深く掘り下げてはならない…… 悠仁の中でもまた武将の勘が告げ、目を逸らす。
慌てた声を聞き、再び露蝶に眼差し戻す。 ふむ――とひとつ頷き何事か考え、]
……妻をひとり遺すのは、俺が辛い。 子から母を奪うのは忍びないが…… 連れて来ちまうかもしれんなあ。
[存外、そのような男かもしれんぞ?と。
独身の身で吐く空想の話は ともすれば虚しく、情けない内容ではあったが。 露蝶の目元に差した朱を眺めながらの口振りには 機嫌の良さが滲んでいた。]
(116) onecat69 2015/05/25(Mon) 00時頃
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[わかってて言っている] [富楽の返事に、むぅと眉を寄せる]
[当主の嫡子は自分一人だが、従兄弟は多い] [兄弟仲のいい父や叔父達だ、家督を継ぐ者には困らないだろう] [縁組話がやって来た時から、いずれは―と] [自分とてわかってはいるのだが]
そう、西国を統一すること。 それが為せたら――アタシは、もう
[為せたら、なに?] [自分で言いかけた言葉にはっとして] [口を閉じた]
(117) Cadenza 2015/05/25(Mon) 00時頃
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[正室はいるはずなのに] [疑問を向けたら、とんでもない答え>>110が返って来た]
―――はァ?
[影武者と承知で担ぎあげている] [本当かと周囲の兵達を見まわした]
[勝手のたまう影武者に呆れた様子は見えど] [好ましく思っていないと見える顔はない] [自分の従臣を見れば、やはり土下の兵に何かを聞いている様子] [おおよそ、それでいいのかといったところだろう]
は。
[気が抜けたようにひとつ笑う] [敵わぬ強さは、すでに目にしているし] [その強い言葉に惹かれたのも事実]
(118) Cadenza 2015/05/25(Mon) 00時頃
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[―いや、失礼な奴だと思った初対面の時から] [心は半分持っていかれていたのかもしれない]
(119) Cadenza 2015/05/25(Mon) 00時頃
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[胸元を掴む手に、自分の右手を重ねて]
為すべきことを、為したら― たとえうちのオヤジが猛反対しても、 奪いに来てくれるんでしょ?
[そう言って、頷いた] [見ていた兵達からはまたもや動揺が広がったかもしれない*]
(120) Cadenza 2015/05/25(Mon) 00時頃
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[>>112目が合った鷹船に、まさか衆道を疑われているとは想像もせず。 ただ元服もした一国の主が、こうして人前で家族でもない人に甘えていることに恥ずかしさを覚えて隠れただけなのだが。 その行動がますます鷹船の勘違いを助長させているとは露知らず。
>>114とんとんと心地よい調子で背を叩く伸睦の手に安堵を覚えながら。]
のぶちゃんは、雪の最初のお友達だね。
[十年も経てば、美しい藤の花のように凛と咲くか。 あるいは姫という名を返上して戦場を蹂躙する冴え冴えとした美しい夜叉となったか。 しかし今は愛らしく、まるで花が綻ぶように。 上を見上げて景虎が、大事な秘密を打ち明けるように無邪気に笑った。*]
(121) souya 2015/05/25(Mon) 00時半頃
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[影武者告白については、知らぬ・存ぜぬといった風に聞き流しているような態度を沙魅助はとっていた。>>110 黒根の臣下の一部も聞くものがあっただろうが、主人に習っている。 が、しかし。]
にゃーん。
[二人の間で交わされる婚姻の約束には、ちょっぴり赤くなった頬に手を当ててくねった。時代が時代なら、ヒューヒュー等と言っている所である。>>113>>120]
お幸せににゃん♪ お祝いの品送ろうにゃん♪
[実に愉しげであった。**]
(122) mikanseijin 2015/05/25(Mon) 00時半頃
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……覇道を往く方なんですから、そこはお抑え下さいよ。 お子様が悲しまれます。
[>>116敵が多いのだから、それだけ討ち死にも近しくあるのだ。 事実、今こうして、この船に乗り合わせるのだから。]
若しくはそれ程にお強い奥方をお選びになるのですね。
[それも、今は空しく笑い話にもならないこと。 軽く肩を竦めれば、差した朱も引いていく。]
(123) mmsk 2015/05/25(Mon) 01時頃
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安心して戦場に連れて参れる女、 俺より強いかもしれねえ女となると――
[せっかくの彩りを失う露蝶の目元に僅かに目を細め、 ふ、と息吐く細い笑いひとつ零した。
再び赤く色付けば良いと そこへ指先伸ばし。]
……俺が知る限り、オマエしか居ねえな。
[おそらくはもう二度と戦に出る事など無い上 今際の冗談には許されないだろうこの一言は、 目元にかかる髪を掬うにかこつけて 露蝶の耳にのみ届くよう、小さく、*密かに*。]
(124) onecat69 2015/05/25(Mon) 01時頃
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────驚いたか?
他にも、聞きてぇことがあるってんなら、洗い浚い吐いてやる。 が、それがどういう意味だか、当然分かってるよな。
[つまり離す気などないという意味だ。 ちらりと黒根の様子を見れば、見事なほどにすっとぼけていた。>>122 微かに舌を打ち、苦笑する。
>>118呆気にとられているらしい相手に、了承しろと、同じことは二度言わない。 ただじっと、見つめ、首肯を待つのみ。]
(125) nordwolf 2015/05/25(Mon) 01時半頃
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[>>120胸倉を掴んでいた右手に、己よりも細い指が重なる。 左腕が動いてくれないのが口惜しい。]
はっ……
ッふはははは!!
[物言いに、思わず声を出して笑ってしまった。]
何だよ、よく分かってんじゃねぇか! やはり、俺を惚れさせただけのことはあるな。
[嫌だと言われたなら、ならば天下を引っ提げてでも浚いに行くつもりはあった。 兵達のざわめきは静まるどころか広がってゆく一方だが、最早そんなもの気にしない。]
(126) nordwolf 2015/05/25(Mon) 01時半頃
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……ッのやろ、完全に愉しんでやがんな。
[>>122にゃふにゃふしている黒根を見て、また呆れたように笑う。 それから、漸く落ち着いたというか諦めたというか、鎮まり始めた兵達をぐるりと見て]
ぉらお前等! ちったぁ遠慮しろ、ほらっ!!
[首と、視線とで命令する。 つまるところ「お前等全員あっち向け!」]
(127) nordwolf 2015/05/25(Mon) 01時半頃
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約束してやるよ、玉愛
[兵の視線が逸らされたところで、ぐいと、胸ぐらを引き寄せる。]
(128) nordwolf 2015/05/25(Mon) 01時半頃
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[触れる指先>>124に、何をするかと意識を向ければ、耳元をくすぐり抜けていく音がある。 望まれた朱は差さず。代わり、僅か無言の間が流れた。]
……ご冗談を。 鬼籍の女を妻と娶るなど、正気の沙汰にはございませんよ。
[笑みを作ってみせる。偽ることなら、慣れていて。 落ち着いた今なら冗談として流せた。 ただ、先程までの乱しようからすれば、完璧に見える笑みは逆に異質か。 相対する鷹船悠仁自身も鬼籍であることが意識から抜け落ちているのは、この空間があまりに現実味に溢れていて、それなのに非現実的なほどに居心地良すぎるからかも、しれない**]
(129) mmsk 2015/05/25(Mon) 01時半頃
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[露蝶とのやり取りの最中、森の番瓦右衛門が姿を現した>>92。 ご武運を>>5:-6。そう戦場で声をかけたのは如何ほど前か]
(ああ、この御仁も逝ってしまわれたのか)
[内心で残念に思う。東軍と西軍の勝敗など、一介の忍びであった自分にはさして関係のないことではあったが。 西軍は負けたのだな、本当に。 船の様子からおぼろげに察した]
(130) gurik0 2015/05/25(Mon) 02時半頃
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ぶふぉっ。
[続く森の言葉>>92には、思わずむせてしまう。 すっかり取り乱した様子の露蝶>>106と、苦笑する鷹船を交互に見比べて。ははーんと嫌らしい笑みを浮かべた]
うん、確かに。 おまえは駒ではなかったみたいだな。 なるほど。そういうことか。
[いつぞやの戦いの最中に飛び出した「己を駒だと思うたことなど、一度たりとてない」>>2:22との言葉。確かに主の鷹船にとって、露蝶はただの駒ではなかったらしい。 それは鷹船の口振り>>105を見ていれば明らかで]
おまえも、良い主を持ったじゃないか。“露蝶”。
[鷹船の言葉から、彼女がそう呼ばれていたことは知れた。 敢えて黒千代とは呼ばなかった。 なんとなくだが。主である鷹船よりも、露蝶の秘密をひとつでも多く知っているということに。優越感を覚えていたかったのだ。 それは小さな独占欲]
(131) gurik0 2015/05/25(Mon) 02時半頃
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……さてと、俺の“主サマ”も。 あらぬ疑いをかけられているようですので。 お助けに参りますか。
[鷹船から景虎への微妙な視線>>112。 その機微に気付かぬ喜六ではなかった。 くふふ、とにやついた笑みを浮かべながら。その場を後にする]
どうやら俺はお邪魔なようなので。 あそこから退散してきました。
[景虎と伸睦の前にやってくると。 ひょいと冗談めかして肩を竦めてみせた**]
(132) gurik0 2015/05/25(Mon) 02時半頃
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[化粧の紅が乗るばかりの白い肌を 露蝶が置く沈黙の間、押し黙って眺めた。 易くは綻ばない蕾を見つめる心地で。(>>129)
ようやく咲いた花は見事ではあったが、 狗神・露蝶が生前よく見せていた顔付きに近く。]
生憎、鬼籍の女としか添えん身になったものでな。 オマエの言葉遊びに乗ってはみたが、 此処で欲を出すと地獄へ堕とされそうだ。
[世継ぎを授かる意味のない祝言への欲は無いが、 艶やかに咲くと知った花に この手で、甘い水を与えてみたくは思った。 芽吹いた欲の露呈は 超然とした微笑み浮かべる頬を撫でるまでに留め。
風間と露蝶の遣り取りを挟み。]
(133) onecat69 2015/05/25(Mon) 08時半頃
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――アレは、何を考えているのか解らん男だな。 あの口振りは牽制なのかい?
[どう思うよ、と露蝶の顔に視線向け首捻った。 先にこの二人が話していた様子からして、 宿敵同士の邂逅にしては和やかかつ柔らかな空気感に 旧知の仲かと憶測をつけ。
交わされた言葉の全容は知れずとも 遠目に見た風間の顔(>>77)に邪推もしたものだが。
何事か囁き残して行ってしまう風間の背と 残された露蝶の顔を見比べ、ふむ、と*吐息ひとつ*。]
(134) onecat69 2015/05/25(Mon) 08時半頃
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[伸睦にあやされて、少し瞼が重くなり始めた頃。 戻ってきた小太郎に声をかけられて>>132、シャボン玉が弾けるようにパチリと目が開く。 伸睦の膝の上。まるで親子こようにぴったりと抱き合う姿は微笑ましいかもしれないが、親子でもなければ男同士だ。 鷹船に衆道の疑いをかけられた距離のまま、離れる様子もなく小太郎の顔を仰ぎ見る。]
おかえりー。
[あれ?戻ってきた。と、戻ってきたことを喜ぶ二つの感情を器用に混ぜて笑った。**]
(135) souya 2015/05/25(Mon) 12時半頃
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[>>126 笑われて、少し憮然として目を逸らす] [―いや、笑われた事にではなく、その後の言葉に] [目を合わせられなくなったからだ]
そんなこと、大きな声で……言わなぃでょ
[周りにどれだけ兵がいると思っているのか] [沙魅助だって聞き耳ぴょこりしてるのに]
[ざわざわしたものが周囲から伝わってくる] [それはやがては自軍の兵へも伝わってゆくのだろう]
(136) Cadenza 2015/05/25(Mon) 15時半頃
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[得不が呆れたように笑う声>>127] [目を逸らしたまま、音だけを聞く] [それでも肝の座った様はよくわかる]
[遠慮しろ!と言うのは] [道を開けろとかそういうものかと思っていた] [だから、自軍へ戻ろうかと立ち上がり掛ける]
[―――そこを、引き寄せられ>>128] [得不の胸へ寄りかかるように倒れ込んだ]
[落とされた言葉と、その裏に見える野心] [何か言葉を返そうにも、強い眼差しに射抜かれて] [見上げたまま瞬く]
[はい、などとしおらしい返事は返せず] [今は零した吐息の熱が彼だけに伝わればそれでいいと] [そう、思っていたのに]
(137) Cadenza 2015/05/25(Mon) 15時半頃
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[もっと触れていたいと思った] [もっと強く抱きしめられたい、とも] [けれど、それが叶えば自分が女に戻ってしまう気がして] [未練ごと寄せた身体を引きはがした]
それじゃ、戻るよ。 あまり兵達を放ってはおけない。
[次に口を開いた時は、元の武人としての口調]
[まだここは戦場だ] [生き残った兵たちを国へ連れ帰るまでは] [大将としての振る舞いを貫かねばならない]
約束、しかと覚えたからな。
[いつもながらの不敵な笑みを浮かべ] [従臣の手を借りて立ち上がった]
(138) Cadenza 2015/05/25(Mon) 15時半頃
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お前ら、富楽に万一のことがあったら、 桜島を蹴りつけてそこまで灰を飛ばしてやるからな。 油断するんじゃないよ。
[静まってはいるがひそひそとしている土下の兵へ喝を入れる] [それじゃあ私たちも灰まみれですよ] [従臣が苦笑いするのを、軽いぐーぱんちで黙らせた]
[とはいえ……次は自分の軍の大騒ぎを黙らせなければなるまいか] [戻る方向から伝わるざわめきに、盛大に溜息をついた*]
(139) Cadenza 2015/05/25(Mon) 15時半頃
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[景虎と伸睦ぴったりと抱き合う姿>>135を見せつけられて、 ピクリと微かに喜六の眉が動いた]
……伸睦殿。あらぬ誤解を受けても宜しいのですか。 まさか、鷹船殿からの視線に気付かぬ御仁ではありますまい。
[敢えて景虎ではなく、伸睦の方を向いて口を開く。 いや。別に景虎と伸睦がべたべたしていることに嫉妬したわけでないのだ。決して。 ただあらぬ誤解を受けてそれが広まりでもしたら、2人が不憫だと思って敢えて忠言したに過ぎないのだ。 うん、俺ってば良い奴だなあ。 などと喜六は無理やり自分を納得させる]
(140) gurik0 2015/05/25(Mon) 19時半頃
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それと。 なんで景虎様はちょびっと不思議そうな顔をしてるんですか。 俺がここに戻ってきたことが、なにか意外でした?
[景虎の微かな驚きと喜びの入り混じった表情>>135を、 喜六が見逃すはずもない。 一瞬、眉を寄せたあと。軽く息を吐き出して]
俺にあの居心地の悪い空間にいろと言うのですか。 鷹船殿から俺への視線を見てください。 恋敵でも見るような目ですよ。あれは。
[ひょいと肩を竦める。その発言は半分冗談、半分本気。 背中に感じる何かを見定めるようなトゲトゲした視線>>134は、 振り返らずともわかる]
それに、景虎様。 なにか勘違いをされているといけないので。 はっきりと言っておきますが。
(141) gurik0 2015/05/25(Mon) 19時半頃
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確かに俺はもう忍びではありませんし。 あなたは俺の主じゃありません。
[じっと、景虎の瞳を見つめた]
正直、あなたが死んだ時点で契約なんてないようなもんだし。 金が手に入らないのに、風間の忍びが誰かのために動くことはありません。
[そこで大きく息を吐いて。それでいてバツが悪そうに]
でも、景虎様が死んでから。 あなたの仇を取ろうと躍起になって戦ったのは俺の意志ですし。 その馬鹿な行動の結果、こうして死んだのも俺の意志です。 思えば、あの時からすでに俺は。 “小太郎”をやめていたんだと思います。
[景虎の手をそっと握って]
―――だから。
(142) gurik0 2015/05/25(Mon) 19時半頃
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いま、俺がここに。景虎様の側にいるのは、俺の自由です。 契約とか主とか。そんなのは全く関係ありません。 俺の意志なんです。
[目線を景虎に合わせるように、かがんで]
これからも、あなたのお側にいることを。 お許しいただけますか。
[はにかむように、笑った*]
(143) gurik0 2015/05/25(Mon) 19時半頃
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|
[隣の喜六>>131が盛大に噎せた。 その気持ちは痛いほどにわかる。わかるが、落ち着きを取り戻したあとの笑み顔に、つま先で足元を蹴ってやった。]
どうしてそう要らぬ曲解をする。 そもそも、この船に至るまで男同士でしかなかったと言うに、そのような思いで契るわけがないだろう。
[衆道、という言葉が過ぎりはするが、そのような噂も素振りも見たことはない。 第一そちらの趣味があるのなら、今更妻などという言葉が出ようものか。 態とらしく露蝶と呼ばれれば、綺麗に笑んだかんばせも崩し苦く冷たい目線でじろりと睨めつけてやったが、直ぐに嘆息に溶かす。]
(144) mmsk 2015/05/25(Mon) 20時頃
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|
ただ、よい主であることは、確かだよ。 武器の扱いを心得ている。少しばかりか無鉄砲だが。
[武器は駒ではない。駒は下手な人間が扱えば下手な動きをするだけだが、武器は下手に扱えばかえって痛手を食うだろう。 それを知ってか知らずか、任ですべての指揮を執るのではなく、いくらか武器の動きたいように放ってくれる鷹船は、大変仕事のしやすい相手であった。 無論、自由はそれだけ危険も産む。それを無鉄砲と評した。 己はいずれこの男の寝首をかくつもりだったのだから。]
(145) mmsk 2015/05/25(Mon) 20時頃
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|
[素直も、何も。冗談だろう。真に受けるほうが、おかしい。 囁き>>-574には怪訝に眉を寄せ、辞す喜六を見やる。 そう思って受け止めるほうが、まったく自然じゃないか。 この頬に触れた手>>133も、戯れだと。]
……判りません。 遠い昔に一度会ったきりのことですから、人となりまでは。 大嫌いな男、――でしたし。
ともかく。
[喜六に対する見解を聞かれれば>>134、思うままを応える。 ただ、迷いのうち、感情を過去形にした。 そこにかかる柵は、もう構わぬと告げたから。 話を切り替えんとひとつ、咳払いして。]
(146) mmsk 2015/05/25(Mon) 20時頃
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|
貴方の欲、に、何をお答えすべきか、はかりかねていますが。 地獄に堕ちるのならば、お供しますよ。 どうせ忍の身は極楽には行けますまい。
[他人を欺くばかり、卑劣に命を狙ってばかりの人生だ。 浄土の道などとうに諦めている。 "露蝶"ではなく"黒千代"の顔で、薄く笑った。]
(147) mmsk 2015/05/25(Mon) 20時頃
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カリュクスは、こたろーにお布団をかけた
souya 2015/05/25(Mon) 20時頃
|
[>>140小太郎の眉が微かに動いたのには気付かなかったが、声の調子から不機嫌そうだというのは何となく察せられて。 何故小太郎は機嫌を悪くしているのだろうと首をかしげる。
あらぬ誤解って何だろう…?と。
衆道どころか色事の知識すらない景虎に、鷹船の視線と小太郎の忠言など分かるはずもない。]
ぅ、ん?
[>>141戻って来たことが意外かと言われて思わず頷きかける。 本能的に頷いてはいけないと察して、中途半端に首を動かした景虎に、小太郎が軽く溜息を吐いた。
>>142ひょいと肩を竦めた小太郎の黒い目にじっと見つめられて、その視線へ吸い寄せられるように赤い目を向ける。
告げられた言葉と、取られた手から伝わる温もりを噛締めるように。ゆっくりと瞬きを繰り返して。]
(148) souya 2015/05/25(Mon) 20時半頃
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[屈んだ分近づいた目線と、初めて見る小太郎の表情にしばしの無言。 与えられた言葉をゆっくりと噛み砕くには、思った以上に時間がかかる。
なにせ小太郎がとうとうと自身の思いを語ってくれたものだから、景虎は初めての思いと言葉の数々に戸惑うばかり。]
雪、こたろーにあげられるもの。 もうなんにも持ってないよ? こたろーは自由なのに、それでも雪と一緒にいてくれるの?
[確かめるように尋ねる。 けれどその心は言葉にするまでもない。
一緒にいたい。
幾多の人を殺めた身だ。互いに行く場所は灼熱の黒い炎が燃える地の底と決まっている。 そんな場所へ逝っても、傍にいてくれるのかと。
小太郎から是の返事が返ってくれば、白い顔(かんばせ)は桃の花のようにふわりと微笑み…]
(149) souya 2015/05/25(Mon) 21時頃
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―― や だ
[これ以上ないくらいにすっぱりきっぱり一刀両断に処す。 その後、まるで悪戯が成功した子供のように赤い目を細めて鈴の音のように笑った。]
(150) souya 2015/05/25(Mon) 21時頃
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[握った手は離さないまま、小太郎の反応をたっぷりと楽しんだ後。伸睦の膝から下りて小太郎の前に腰を下ろすと、小太郎の黒い髪を撫でる。]
でもね。 雪の事、景虎様って呼ぶのやめてくれたら、一緒にいていいよ?
[告げる声音は穏やかで、普段と比べればいくらも控えめだった。 主従でなくなったのなら、様付けは嫌だと遠まわしに告げる。 ずっと自分の我が儘に応えて来た小太郎ならきっと分かるだろうと。 小太郎が呼び名を改めれば今度こそ、藤の花が綻ぶようにふわりと笑ってその胸に飛び込んだ。*]
(151) souya 2015/05/25(Mon) 21時頃
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あ!!アイツ、余計な事を言いやがる。 ……俺が伸睦殿に叱られるだろうが。
[そのまま眺めていた風間の、 伸睦への告げ口(>>140)は聞いた。聞こえた。 風間が見たという“トゲトゲした視線”の正体は こうした焦りに寄るものであった。
露蝶の風間を評す言葉に耳を傾けながら、 険のある目つきで件の男を睨めてはいたが。]
――嫌う気が失せるのは、為人見えてこそ。 まったく、オマエは素直さに欠けるな。
[それについては奇しくも風間と同意見を重ねる事に。]
(152) onecat69 2015/05/25(Mon) 21時頃
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それは―― 俺に、欲は捨てずに育てろと言ってるのかい。
オマエは今生の終わりに見つけた蝶よ、花よ。 無理に手折るつもりは今はまだ無いが 俺の欲深さは、よく知っているだろう?
[誠実とは言い難い行いをいくつも重ねてはきたが、 地獄へ堕ちる程とは思っていない厚かましい性分。
共に地獄へ逝くには、強欲が必要だ、と。 露蝶の言葉の端を取って揶揄めいた問い掛けをひとつ。 何にせよ、簪を髪に挿してやるという約束は、 揃って逝かねば果たせないということもあって。
欲を捨てる気など、更々無かったわけだが。*]
(153) onecat69 2015/05/25(Mon) 21時頃
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あぁ……
[兵にいつまでもそっぽを向かせているわけにいかないのは、此方も同じ。 未練がないわけもないが、まだ、やるべきことは残っているのだ。]
だがな。 言っとくが、黙って傍に座らせておくつもりはねぇぞ。 俺はお前の度胸や鉄砲の腕も、高く買ってんだ。
[>>138身を離した玉愛に、不敵な笑みを向けられれば、それでこそと満足気な笑みを返す。]
(154) nordwolf 2015/05/25(Mon) 21時半頃
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視線? それはね。疚しい気持ちがあるからそう見えるの。 ただかわいい子をかわいがっているだけよ。
[返答は誰にあてたものだったろう。 ぴくりと眉を動かし苦言を呈する小太郎>>140に、なんとか笑うのを堪える。 身の潔白を堂々と主張した後、きょとんとしている景虎の頭を撫でておいた。
小太郎の話が始まれば、抱きしめていた腕を緩め、景虎が自由に動けるようにする。膝が軽くなったことに一抹の寂しさを覚えるも、小太郎を心を交わして腕に飛び込んでいく様を微笑ましく見守り。
景虎の後ろの位置にて相変わらず腰を据えながら、にやにやと抱きつかれた小太郎に視線を送っていただろう。]
(155) 緋灯 2015/05/25(Mon) 21時半頃
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……ッはハっ……!
桜島は蹴らせはしねぇよ!
[>>139あまりにも”らしい”喝を聞けば、堪え切れぬ笑いは声になった。 兵達は、随分と慌てていたようではあるが。]
待ってろよ。
まずは、東の地均しからだ。
[従臣に支えられ、去ってゆく背を見て、呟く。
関ノ原での東軍勝利は、戦に参加していない大名達にも、遅かれ早かれ伝わるだろう。 土下の力を誇示するにはいい機会だ。 隣国の黒根、山芭にも、協力を願うとしよう。]
(156) nordwolf 2015/05/25(Mon) 21時半頃
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……ッら、俺達も引き上げだ!
さっさと馬連れて来い!
[無茶です籠を用意しますとか、せめてもう暫し休息をとか、色々なことを散々言われた。 これくらい大丈夫だと振り切ろうとしたが、結局、まともに立てぬまま、小言と一緒に籠に押し込められることになったのだが]
(157) nordwolf 2015/05/25(Mon) 22時頃
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……────────?
[その時、たしかに 何 か の気配を感じた。 正体こそ掴めなかったが、まるで、地獄から湧き出てきたかのような、そんな悪寒が微かに奔った。]
……いや、何でもねぇ。
行くぞ。
[どうしましたかと不安げに声をかける兵達に首を振り、籠に乗り込む。 ここから地鉄城までは、暫しの休息の時。
おそらく、次の戦いは、そう遠くない────*]
(158) nordwolf 2015/05/25(Mon) 22時頃
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……そうでしょうか。 嫌う理由がなくなっただけ、かもしれませんよ。
あの男と、同じことを言うのですね。
[実際、喜六という男を知りて失せた嫌気ではない、と露蝶自身は思っている。 この世に生きている、という点すら知らぬままなれば、むしろ嫌うことすらなかったのではなかろうか。 だが、いくらかの心易さがあったのも事実。ついと喜六へ目線を向け、そして鷹船>>152に向き直る。 確かに偽りまみれの生き方をしはしたが、素直とは。 どうにも理解しかねて、僅か眉を寄せた。]
(159) mmsk 2015/05/25(Mon) 22時頃
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よくよく知るほど欲深い貴方が、そう簡単に欲を捨てるとは思いません。 言われて捨てる欲なら、冗談だったのだろうと思うだけですが。
いえ、その……むしろ、冗談であれと思うのですが。
[冗談であれ。つい先程まで男としてあった己を、娘と判じては妻と迎えよう、などと。 冗談であれ。今そう言ってもらえるのなら、まだ笑える。 そうでないのなら、]
――そうでないのなら、貴方を地獄に堕とすのも、また一興、かと。
[手を、取りたくなるから。 末恐ろしい言葉を口にしながら、唇は笑んでいた。]
(160) mmsk 2015/05/25(Mon) 22時頃
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[遠慮しろよと言われてさすがの沙魅助も後ろを向いていた。>>127 ちらちら鏡を取り出しているのは、前髪を整える為であり、 覗き見しようというわけではないはずである。]
にゃ、いいところは終わったかにゃ? じゃっ、ボクらも帰ろうにゃー。 まー、まだ西軍の兵も残ってるみたいだけど…… かかってくるのもいるだろうから、油断せず行くにゃー。
[疲れたにゃー眠いにゃーと言いながら、沙魅助も馬に乗り、黒根軍は退いていく。
戦乱を終わらせる為の戦いの日々はまだ終わらないのだろう。**]
(161) mikanseijin 2015/05/25(Mon) 23時頃
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それでは邪魔に思うておるだけで、 心底嫌っていたとは、そもそも言えねえな。
[彼らの過去にどういった縁故があったのかは知らんが、 それはこの先の長い地獄暮らしの中ででも 追々聞いていけば良いかと、頷いて。
皺の寄る眉間を、親指の腹でついと突いてやる。]
こうも天が近い場所で、冗談なんか吐けねえよ。 オマエが甘露を与えた欲の芽 いかほど育つか傍で見ながら覚悟を決めな。
――目は逸らすなよ?
[言いつけるや否やで笑みを咲かせた露蝶の唇を吸い、 これを新たな契の証とし、 共に逝けるよう魂を*結ぼう*。]
(162) onecat69 2015/05/25(Mon) 23時頃
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[露蝶と呼ばれる女は悠仁の妻ではないらしい。 ただ、当の両人の反応は否定というより照れを含んだものに思われた。 片翼とは睦まじい夫婦を示す比翼と同義だろうし>>105、悠仁が誤解されたと思ったゆえの激昂と露蝶は吐露する。>>115]
ふむ、そうか。
しかしまあ、似合いの二人よ。 祝うぞ。
[顎髭をさすりながら、カラリと笑った。]
(163) enju 2015/05/25(Mon) 23時頃
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[黙って傍に座らせておくつもりはない>>154と聞いて] [元よりそんなつもりはないと笑っていた] [その続きの、不敵な笑みだ]
[土下の兵に喝を飛ばした後] [背後から笑い声>>156が届けば] [振り返って、にっと笑い返してやった]
さあ、まだまだやることはいっぱいあるよ。 今度こそ、西国を統一してやるんだ。 それが終わったら西軍の残党を片付ける。
[それではいつまでも輿入れはできませんね] [従臣が笑うのをまたぐーぱんちで黙らせた]
(164) Cadenza 2015/05/25(Mon) 23時頃
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[自軍へ戻れば] [噂が伝わったか兵の歓声で出迎られる] [あちゃーと顔を顰め]
わいら、先の話にうわっついてんじゃないよ! 引き上げだ!
[うぉぉぉと上がる兵の勝利の雄叫び] [ふん、と満足そうに見ていたが]
(165) Cadenza 2015/05/25(Mon) 23時頃
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――え?
[一瞬だ] [ほんの、ほんの一瞬]
[ぞくっとしたものが地から這いあがって来たように感じ] [足元をじっと見つめて]
疲れているだろうけど、 帰りの船で兵装を磨いて次の準備をさせておいて。
[小声で従臣へ告げた]
(166) Cadenza 2015/05/25(Mon) 23時頃
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[天を仰げば、満ちた月の鏡に関ノ原が映るかのようだ。 新しい世を作らんとする者たちの姿もまた。]
いま桜咲きぬと見えて薄ぐもり 春に霞める世のけしきかな
[ゴロンと船板に転がってゆっくりと目を閉じ、波に揺られて西を目指す。***]
(167) enju 2015/05/25(Mon) 23時頃
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[確かに感じた嫌な予感] [土下軍の方を振り返って]
案外直ぐに逢えたりして、ね。
[ふ、と苦笑を浮かべ] [再び背を向ける]
[引き上げる兵達の頭上を数羽の鳥が飛んでゆく] [見上げれば―] [飾り紐を解いて下ろした髪が、風に揺れた*]
(168) Cadenza 2015/05/25(Mon) 23時頃
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[主が、祭文殿を呼んだ。 僕はガシャ、と体を鳴らした。
そんな、主が主である最期の声を聞いたのは、僕だけだったんだ。**]
(169) okomekome 2015/05/25(Mon) 23時半頃
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[小太郎を一頻からかい、後は二人が友情を育むのに任せようと船縁に腰をかけて腕を組む。
生者が退き、静かになった水鏡の向こう。 他を見る事はできないだろうか見つめれば、船の波紋が景色を揺らして戦場は思い描いた邸へと変わる。 映りこんだそれに、目を細めた。]
地獄の茶はどれくらい苦いかしら。
[遠き名残を惜しながら、ゆるりと彼岸を臨む。**]
(170) 緋灯 2015/05/25(Mon) 23時半頃
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あげられるものが、なにもないって。 それじゃあ、契約と変わらないじゃないですか。
[>>149思わず、苦笑して]
自由だからこそ、あなたの側にいたいと俺は言っているんです。 それとも、忍びではない俺では。 景虎様の隣に相応しくありませんか。
[手を握りながら、景虎に向かって微笑んで。 ―――その笑顔が凍り付いた]
(171) gurik0 2015/05/25(Mon) 23時半頃
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な、ななな!
[>>150喜六は口をぱくぱくさせる。 いま景虎は何と言った? やだ。嫌だ。否。やだって今。え。聞き間違いではなくて。 目を白黒させて。景虎に握られた手のひらをじっと見つめて]
……大人をからかうのも大概にしてください。
[可愛い我儘>>151が飛び出せば、 バツが悪そうにそっぽを向くだろう。 大人の威厳もへったくれもない。その顔は真っ赤だった]
(172) gurik0 2015/05/25(Mon) 23時半頃
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……あのですね、言ったでしょう。 そもそも。俺が忍びでなかったら、景虎様とは。こうやって話すことはおろか、出会うこともなかったような身分なわけでして。だから、その俺は。
[クドクドと言い訳を口から紡いだ後に。 何かを期待するような、景虎の揺れる瞳を見つめて。 あー、もうしゃらくせえ。わしゃわしゃと頭を掻いた]
分かりました。いいや、分かったよ。
(173) gurik0 2015/05/26(Tue) 00時頃
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―――景虎。これでいいんだろう。
[諦念したように、呟いて。 最後の方は、ほとんど尻すぼみで。 そっと景虎を見つめれば]
わ、わわわ。
[とびきりの笑顔で、胸に飛び込んできた景虎を>>151。 そっと抱きしめるだろう*]
(174) gurik0 2015/05/26(Tue) 00時頃
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[つん、と額に触れる感覚があった>>162。 邪魔に思うておるだけ――という響きが、どうも妙にしっくり馴染んで、そうか、と喜六の顔を浮かべる。 船を降りる前にもう一度謝ろうかと過ぎるも、その思考は続いた言葉にかき消された。 冗談なんか吐けない、という。]
……本気で、言うんですね。 欲深い人。
[その目に見えた、欲しいもの。鷹はそれを逃しはしない。 女として、男として、どれほどの時を過ごしたかなど些末事なのだと知らされる。 覚悟など、その返事を聞いた時点で、決まったようなものだ。]
逸らしませんよ。 逸らしたら、どこに行くかわかったもんじゃあ、ないですから。
[魂同士の、温度のないくちづけが、心を満たしていくように思った*]
(175) mmsk 2015/05/26(Tue) 00時頃
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[>>174景虎と、自分の名を呼ばれてこれほど嬉しいと思うこともなかっただろう。 例え後に続く言葉がどんどん尻すぼみになっていたとしても、肝心のところはきちんと景虎の耳に届いたのだから問題はない。
嬉しいという気持ちの衝動のまま、飛び込むように抱き付けばしっかりと受け止められる。 小太郎の首に回した腕へぎゅーっと力を込めて、首元へ顔を隠すように埋める]
(176) souya 2015/05/26(Tue) 00時頃
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[小太郎の耳元でだけ鈴の音が響くように密やかに。 屈託なく、子供の特権というように嬉しいという気持ちを言葉にして告げる。
魔王と一緒に閻魔の鬼と合戦をするのもいいけれど。 こたろーやのぶちゃんが一緒なら、しばらくは物見遊山にあちこち巡ってみてもいいいかな…。
などと。 契約や取引なしに傍にいてくれると言った小太郎に、力いっぱいぎゅっと抱き付いた。
その顔は、とてもとても幸せそうに………**]
(177) souya 2015/05/26(Tue) 00時頃
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―蛇足的御伽話―
[関ノ原の合戦が終わってから数日、戦の疲労もあって充分な休息を取るよう、黒根では命が出されている。ご多分に漏れず、沙魅助も屋敷の縁側で本物の猫と日向ぼっこしている。
庭では、傷ついたミケが檻の中でやはり眠っていた。 きっとまだ、細々とした争いやら面倒事やらはあるだろうが、束の間の平和な暮らしぶりである。]
にゃー。堕落している真っ最中に何にゃ? おヨメさんの申し入れ?あー、そういうお使いも来る頃にゃか。
[臣下からの知らせは、東軍で生き残った黒根へ、諸大名からの見合い話。あんまり興味なさそうにごろごろしている。]
ボクの子かー……
(178) mikanseijin 2015/05/26(Tue) 00時半頃
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[『朝廷の愛猫』。>>4:72 そう呼ばれた時、内心ドキリとしたものだ。 黒根家の血筋には、直系にしか語られぬ秘密がある。
先代天皇が、身分の低い女性との禁断の恋をして生まれた子。 落胤であるがゆえに身分を隠され、尼寺で育てられていたその女の子に惚れて、妻としたのが黒根家の先代当主。つまりは沙魅助の父である。
そういった事情を知ってか、よほどその女性を愛していたのか、先代天皇は黒根家に対してあれこれと援助をしてくれた、という繋がりがあった。あまりに贔屓されると噂が立つのでなるべく程々にお願いしたし、今上天皇になってからは繋がりも細くはなったが。]
(179) mikanseijin 2015/05/26(Tue) 00時半頃
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まー、こういうのバレたら、朝廷と武士の架け橋に!とか適当な理由つけて、黒根を担ぎ上げようとしてくるおバカちゃんがいるかもしれんからにゃ。
子は残さない方がいいかもしれんけどにゃー。 猫好きだっていうなら、会うのも有りかにゃ。
[婚姻とは同盟と同義。 猫のように慎重に考えながらも、ミケを見ても臆さないような女性ならばありかもしれないと、気楽に考える心も持ち合わせる沙魅助であった。**]
(180) mikanseijin 2015/05/26(Tue) 00時半頃
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[耳元で景虎に囁かれた子供らしい言葉>>-716に。 ふっと喜六は相好を崩した。
駒だった時には考えられなかった。 金以外のことで、自分が動くことも。 自分の意志で、なにかを願うことだって。
けれど今は]
(181) gurik0 2015/05/26(Tue) 01時頃
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[気恥ずかしさに、押し負けそうになりながら。 なんとか大人の面目を保とうとして。 顔を赤くしながら、そう囁き返すだろう。
ぽんぽん、と。自分に埋もれた景虎の頭を撫でてやる。 どうせ。この先は永いのだ。 もう少しくらい。この子の守役でいたって、許されるだろう?
景虎の温かさをその腕に感じながら、 確かにそれを幸せだと思うのだった**]
(182) gurik0 2015/05/26(Tue) 01時頃
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[―― 一つ、昔話をしよう。 獲弐家に伝わる鎧の話。
かの天下分け目といわれた関ノ原の戦で用いられ、跡継ぎたちへと代々伝えられ今日に至る。 その鎧は、主を選ぶという。 鎧に認めらぬ主には動けぬほど重く感じ、着ることすらままならない。 例え着られたとしても、その数日後には死に至る。 対して認められた場合は、羽のように軽く感じるらしい、と。
そして、誰も触れていないのに音が鳴るとも伝えられる。 まるで誰かと話すように。]
(183) okomekome 2015/05/26(Tue) 01時頃
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─ XX年後・西国 ─
[関ノ原から、数年が過ぎた。 右手小指に結ばれた飾り紐は、最早、元が何色だか分からぬ程になっていたが、それでも、けして解くまいと、幾重にも巻きつけたまま。
粉々に砕かれた左腕の骨は、結局元には戻らず、領国中の腕に覚えのある絡繰師達を呼び集め、義手を作ることになった。 その腕も、今では、本物のように馴染んでいる。]
────ッし、漸く着いたか。
[隅慈の治める地の港に、一隻の船が着く。 積荷は、土下自慢の米、酒、陶器……それと、絹織物。]
(184) nordwolf 2015/05/26(Tue) 01時頃
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