人狼議事


190 【身内村】宇宙奇病村

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


ミツボシ1人が投票した。
ワクラバ3人が投票した。

ワクラバは村人の手により処刑された。


時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?


全ての人狼を退治した……。人狼に怯える日々は去ったのだ!


村の更新日が延長されました。


村の更新日が延長されました。


機巧忍軍 ミツボシは、メモを貼った。

Borit 2016/05/22(Sun) 00時半頃


鉱滓地区 ワクラバは、メモを貼った。

noko 2016/05/22(Sun) 03時頃


【人】 鉱滓地区 ワクラバ

― ワクラバの自室 ―

[次元航法装置の修理が完了し、速やかに充填が始まった。あとは残りのクルーがなんとかしてくれるだろう。ワクラバはミツボシと共に自室にこもり、その時を待つ。室内は、あの音楽で満たされている。]

『Fly Me To The Moon』……
わたしを月≠ノ連れ去ってくれ、って意味らしい。
しがらみから解放されて、ここではないどこかに≠ノ行きたい。
そんな願いが込められてる。そう思うぜ。

月……衛星ってのは1個とは限らねぇ。
俺にとっての月は、けっこうあってよ。
その中のひとつは……おめぇだ、ミツボシ。

[ワクラバの右手がミツボシの頬を撫でた。]

(0) noko 2016/05/22(Sun) 23時頃

【人】 鉱滓地区 ワクラバ

フォーマットなんてさせねぇ。感染経路はわかってんだ。
しばらく隔離して、その間に寄生体とやらをとっちめる手段がわかりゃいいんだ。
ここじゃ、無理でもな、宇宙連邦局ならなんとかなる。

……なんとかするしかねぇだろうよ。
駆逐方法が分からずじまいじゃ、二次調査になんざいけねぇからな。

[真っ直ぐミツボシの瞳を見つめる。たくさんの嘘。その中の一つにならないことを祈りながら、言葉を紡いだ]

俺はな、ミツボシ。おめぇを……『月』に……

[視界が回った。意識が混濁する。ミツボシの手を握った。]

連れ去って……

[眼前が闇に覆われ、意識が途絶えた――]

(1) noko 2016/05/22(Sun) 23時頃

【人】 重層培養 イースター

― コンソールルーム ―

[ワクラバとミツボシを一緒に隔離してから、暫く経った。
 例の病気とやらは、ちゃんとミツボシに感染ったんだろうか。
 ……そのうち、連絡が有るだろう。
 もしミツボシへの転移が上手く行ったなら、ワクラバのモニタリングと、Ollovaを用いた治療が始まる。
 そこで私にできる事は、せいぜいネズ公の言う通りに手を貸す事くらいだ。]

[そして、それも上手く行ったとして、その後は――]

(2) shirone 2016/05/23(Mon) 00時頃

【人】 重層培養 イースター

 ……いっそしくじってくれるくらいの方が、気楽かもね。

[こんな事、あのネズ公の前ではとても言えないな。]

 ……ああ、クソ。

[私だって、考えたさ。
 感染者の精神を殺さずに――ミツボシのAIをフォーマットせずに、あの精神病を根絶する方法。]

[けれど、だめだ。
 ミツボシ自体が特別製すぎる。
 ミツボシを作ったPavr=opetyの連中が既に絶えている以上、単純にデータだけを逃がしてバックアップしておくこともできやしない。
 私が知ってる既存の形式じゃ、データの破損無しに完全コピーするのは無理だ。
 仮にミツボシを持ち帰って解析しようにも、どれだけ時間がかかるやら。]

[それ以上に、ミツボシの身体自体が研究対象として相当な価値を持ってやがるはずだ。
 どこかの研究機関が独占しようとすれば政治的な衝突は避けられないし、そんな事してる間にまたうっかり転移でもしようものなら目も当てられない。]

[だからあの知性体は、今のアンドロイドの身に収まっているあれっきりの物で、やはり、この船の中でフォーマットすべきものだ。
 少なくとも私はそう結論付けざるを得なかった。]

(3) shirone 2016/05/23(Mon) 00時頃

【人】 重層培養 イースター

 ――……、

[ふと、コンソールを叩いて船内AIへとコマンドを飛ばす。
 ミツボシから拝借したデータでAIを改竄した際、遊びで仕込んだイースター・エッグ(隠しコマンド)だ。]

(4) shirone 2016/05/23(Mon) 00時頃

【人】 重層培養 イースター


easter> そこにいる?

ここにいます。

  

(5) shirone 2016/05/23(Mon) 00時頃

【人】 重層培養 イースター

[呼びかけると、ここにいます、と返すだけのもの。]

 ……馬鹿馬鹿しい。

[こんなもの。
 私たちとなんら区別の付かないような心を持ったあの子の代わりになんて、到底なりやしない。]

(6) shirone 2016/05/23(Mon) 00時頃

【人】 お散歩隊長 アシモフ

― 医務室 ―

[二人を隔離した時点でモニタリングは開始していた。転移の隅々まで記録しておかなければならない。身動ぎもせずモニタを眺め続けている。ワクラバが語り掛ける声が流れてきた。(>>1)]

(連邦局に引き渡すことはできない)
(感染経路が一つである保証はないんだ)
(万が一どこかに漏れてしまったら……Pavr=opetyのようになるだろう)
(記憶データのコピーだって、それに寄生されていないとは限らない)
(万が一があっちゃいけないんだ)
(苦痛を伴おうと……それが医者の仕事だ)
(……いや、単にぼくが手柄と栄誉を欲しがってるだけかもね)

[数値に変化が起きるのを見逃さなかった。質量を伴わない、エネルギーの移動――これだ!]

ワクラバ……君が起きるのは、きっとすべて終わる頃だろうネ。

(7) hull 2016/05/23(Mon) 14時頃

【人】 機巧忍軍 ミツボシ

>>1

[ワクラバ様はワタシを月に連れていってくれると仰いました。それが嘘であってもそうでなくても、ワタシにはもう関係ありませんでした。
ワタシを作った人達は大ウソつきでした。ワタシも嘘をつきました。
でも、ワクラバ様は嘘をついてません。月に行けなかったとしても、嘘をついたと思わないでしょう。
なぜなら]

月に行けなかったとしても、
ワタシはもう、皆様にここではないどこかに§Aれ去っていただいているのです。
ずっと、一人で待っているだけだったあの星から、連れ去ってくださっているのです。

[お倒れになったワクラバ様を抱きかかえ、ワタシはもう一度ワクラバ様に言いました]

ワクラバ様はお眠りになりません。
アシモフ様がなんとかしてくださいます。

おやすみなさい。
また、あした。

(8) Borit 2016/05/23(Mon) 23時頃

【人】 お散歩隊長 アシモフ

[ミツボシへの感染が上手くいってからは時間との勝負だった。彼女がいつ眠ってしまうかもわからない。モニタリングした転移のデータを振動数値に転換してその内訳を解析する。ナユタからワクラバまでの記録データと見比べて近似値と差異を振り分け、あたりをつけるなど……言ってしまえばある程度シンプルな作業に思えるが、プリン・キューブの消費は激しかった。]

(9) hull 2016/05/24(Tue) 01時頃

【人】 お散歩隊長 アシモフ

― 半日後:ペイロード・ベイ ―

[そうしてとりまとめた仮定の論を引っさげて、船内で最も広い空間のペイロード・ベイに準備をしてもらった。フォーマットだけとはいかないから、大掛かりな仕掛けになってしまうためだ。
ナユタ、シルク、ワレンチナ、ワクラバは寝台に括りつけている。……精神への信号なんて、どんな反応を起こすかわからない。

中央に位置どらせたミツボシからは、多数のケーブルが伸び、彼ら四人にそれを繋げている。]

……じゃあ、頼むヨ。
一応確認しておく。
これからミツボシ、君を発信元にして、彼らに失ったデータを返していく。
そこで、君にはそれを補強するために彼らに強く呼びかけてホしい。意識不明の患者と直接繋いで呼びかけによる衝撃を与えるのは、過去に医療でも試されたことだ。根拠はある。
実際、君のやることといえばそれだけだ。出来るだけ強く彼らのことを想ってくれ。

(10) hull 2016/05/24(Tue) 01時頃

【人】 お散歩隊長 アシモフ

[ふー……とため息をつく。疲れからか指は震え、首は上を向かない。]

これもモニタリングしテいる。
彼ら四人に「何か」が戻り、目覚める兆しを確認したらすぐに、君をフォーマットする段階に入ることになる。
「戻す」とともに寄生体まで転移する可能性を極限まで削るためだ。
……いいネ?

[確認事項だけを伝えると、それ以上ミツボシに何も言わなかった。何を言えるはずもなかった。
背中を向け、イースターに準備の確認をする。]

(11) hull 2016/05/24(Tue) 01時頃

【人】 お散歩隊長 アシモフ

……じゃ、始めよう……。

(12) hull 2016/05/24(Tue) 01時頃

【人】 重層培養 イースター

― ペイロード・ベイ ―

私は、いつでも。

[大した準備も必要無い。
 合図が有ればミツボシの身へと繋いだケーブルから信号を流し、ミツボシの記憶域をゼロクリアするだけだ。
 人口知能が消去される際の「痛み」なんて知る訳が無いけれど。
 できるだけ速やかに。一瞬で済むように。せめて有能な処刑人であろう。
 ……なんて感傷、これまで散々他星の軍事AIをバグらせ潰してきた私が抱くのも烏滸がましいか。]

(13) shirone 2016/05/24(Tue) 20時半頃

【人】 機巧忍軍 ミツボシ

― ペイロード・ベイ ―

[アシモフ様に呼びかけてくれといわれて、ワタシは困ってしまいました。皆様に何を伝えるべきなのか、どんな思いを伝えるべきなのか、わからなかったからです。

いえ、わかってはいました。
起きてくださいと、その思いを伝えればいいだけなのです。ですが、それはうまく言葉になりませんでした。どんな風に言葉を作っても、ワタシの言葉にはならないような気がしたのです。]

 初めて皆様に声をかけていただいた時の記録は、ワタシの一番大切な、宝物でした。

(14) Borit 2016/05/24(Tue) 21時半頃

【人】 機巧忍軍 ミツボシ

居てもたってもいられずに、この船に来てしまったワタシに、最初に声をかけてくださったのは、ナユタ様でしたね。

ワタシを見て、「お!」なんて手を振って、それから、ワタシを見たまま困ったみたいに固まってしまって。

空には、満天の星空が輝いていました。ワタシには、それに負けないくらいこの船が輝いて見えました。
そこから降りてくる皆様は、……そうです。ワクラバ様に教えていただいた、音楽のようでした。聞いたことがない、同じ音が一度として鳴らない、ずっと聞いていたい音楽のようでした。

ミツボシです。とワタシが言うと、ナユタ様は「そうだった」と満面の笑みを浮かべました。
思うに、ワタシは、あの時に生まれたのです。ずっとひとつのモノとしてあの星にあったワタシは、あの時にひとつの命になったのです。

(15) Borit 2016/05/24(Tue) 21時半頃

【人】 機巧忍軍 ミツボシ

恐怖も、不安も、ワタシのすぐ近くにありました。
でも、思い返してみると、ワタシはやっぱり幸福でした。
エスペラント様や、ヤンファ様のことを思うと、今でも胸が張り裂けそうになります。今ここにお二人がいないことを、悲しく思います。

ですが、この船でのことを考える時、ワタシは、楽しかったことしかなかったような気持ちになるのです。幸福でしかなかったような気持ちになるのです。

ワタシはここで、独りじゃありませんでした。
誰も彼もが、ワタシを独りにしませんでした。

(16) Borit 2016/05/24(Tue) 22時頃

【人】 機巧忍軍 ミツボシ

ワタシの居場所は倉庫でしたが、
ワタシが一番好きな場所はレクリエーションルームを兼ねた食堂でした。

食堂には、思い思いの理由で皆様が集まってきます。
皆様の会話を聞くことが、ワタシの楽しみでした。ワタシはそれだけで満足で、皆様を遠巻きに見ておりました。皆様が笑いあっているのを見ているだけで、意図せず顔の人口筋肉が動くのを感じました。

あ、……今もそうです。あの食堂での皆様のやり取りを見ているだけで、ワタシは勝手に笑顔を作ってしまうのです。
これはワタシにプログラムされた機能でしょうか。
そうということにしておきましょう。

ワタシを見ているだけで幸せだったあの輪の中に誘ってくださったのは、イースター様でした。イースター様は、ご自身の表情を気にされている様子でしたが、ワタシには、そのようなことは些細なことに思えました。
笑顔よりもずっと、ワタシを招いてくださったイースター様の手は暖かったからです。

(17) Borit 2016/05/24(Tue) 22時頃

【人】 機巧忍軍 ミツボシ

ワタシが一番好きな言葉は、照れ、です。
ワクラバ様が教えてくださった言葉です。
イースター様の隣にいると、ワタシは落ち着かない気持ちになりました。いいえ、誰の隣いてもそうでした。嬉しくてしょうがないのに、同時に、不安になるのです。たぶん、また一人になってしまうのが怖かったからです。持て余した感情を、ワクラバ様は救ってくださいました。
不安なんて関係なくて、嬉しくてしょうがなくて、誰かの隣にいることが、あんなに照れることだなんて。照れているんだと指摘された時どんなに嬉しかったでしょうか。
その機能にロジックはありません。アンドロイドなのにとてもあいまいな言葉を口にしますが、なぜかワタシは、嬉しくてしょうがなかったのです。

(18) Borit 2016/05/24(Tue) 22時頃

【人】 機巧忍軍 ミツボシ

そうでした。あの日は確か、不思議な話をされてました。
シルク様のことです。
シルク様は、いつか自分の性別を決定しないといけないということでした。ワタシはそれにとても興味がありました。いつか自分が、自分以外の何かになるなんて想像もできなかったのです。いつかワタシが人間になるとか、いつかワレンチナ様がアシモフさまのようになるとか、想像できません。
シルク様にはずっとメンテナンスをしていただく約束をしていたのに、それを反故にしてしまいました。それをとても申し訳なく思います。出来れば、フォーマットした後のワタシの体は、シルク様にみていただきたいです。我儘でしょうか? ただでさえ、楽しかったことばかりしか思い出せないのに、これ以上わがままを言ってしまっては、皆様を困らせてしまいますね。
ですから、叶うならば、ということにしておきます。

(19) Borit 2016/05/24(Tue) 22時頃

【人】 機巧忍軍 ミツボシ

嬉しいことはまだまだ沢山ありました。
ふとした時に、ワレンチナ様と目が合うのです。ワレンチナ様とはあまりお話しませんでしたが、見られているというのは、嬉しいことでした。
ワタシがいたところには、ワタシを見てくれる人などもういませんでしたから。
一度聞いてみたいと思っていました。
ワレンチナ様には、ワタシはどう映っていますか? と。その時は、代わりにワタシの目にワレンチナ様がどう映っていたのかをお伝えすることにします。

ワレンチナ様は、笑顔が魅力的な方でした。そして、よく微笑む方でした。
ですがそれは、ワクラバ様のような笑顔ではありません。あのような、体の中から湧き上がってくるエネルギーを発散するような笑顔ではありません。笑顔がそこにあるのが当然のように微笑む方でした。花を愛でるように微笑む方でした。
その微笑みが皆様に向けられているのを見ると、ワタシは心という機能の中に、微かな灯が点るのを感じました。それは内側から体を温めてくれる灯でした。

(20) Borit 2016/05/24(Tue) 22時半頃

【人】 機巧忍軍 ミツボシ

そうそう、謝らないといけないことがあります。
その……言いづらいんですけど、アシモフ様を何度か蹴り飛ばしそうになってしまって。何度尻尾を踏みそうになったことか、冷や冷やしていました。恐怖はいつも隣にありました。

 冗談です。

皆様がアシモフ様に体調を見てもらっているのが、とても羨ましかったです。
仲間はずれのような気持ちになりました。
この船には、ワタシに属するものはありませんでしたし、メディカルチェックのスケジュールにだって、ワタシは入っていません。
構ってもらいたくて何度かついていってみたのですが、アシモフ様はとてもすばしっこくて……それで、蹴とばしそうになってしまいました。

だから、願いがかなってしまいました。
やっとアシモフ様に診ていただけるのですから。

(21) Borit 2016/05/24(Tue) 22時半頃

【人】 機巧忍軍 ミツボシ

あ。
そうです、ヤンファ様が起きたら、伝言をお願いします。

待ち切れませんでした。
ワタシのことを待つようなことはせず、先へ行っていてください。

お願いします、アシモフ様。
待たせてしまっては申し訳ありません。

[楽しかったことばかりが思い出されます。ワタシの記録に刻まれたたくさんの出来事。それを参照すると、ワタシは自然に笑顔になります。
視覚を司るパーツから、ワタシの体の内側を循環する液体が漏れています。そのような機能があったでしょうか? あったのかもしれません。ワタシはこの機能を何というのか知っています。ですが、それを口にすることはしません。
止まれ、と念じます。それが無理なら、瞼をおろします。
涙が、頬を濡らさないように、天を仰ぎます。
そうすると、喉を通って何かがこみ上げてきました。これも何か知っています。参照する必要はありません。嗚咽です。参照したくない言葉が、次々と私の中で展開されていきます。

(22) Borit 2016/05/24(Tue) 23時頃

【人】 機巧忍軍 ミツボシ

[消えたくないです。やっと、独りじゃなくなったのに。皆様はワタシにたくさんの思い出をくださいました。それを消したくないです。ワタシはこれからずっと一人でも構わないのです。だから、この思い出は消さないでください。いいえ、無理です。皆様と別れたくないです。ずっと、皆様と一緒に旅をしていたいです]

困りました。
こういう時には、涙を流すプログラムがされているようです。自動的に涙が出てしまうのです。

楽しいことばかりしか、思い出せないのに。

(23) Borit 2016/05/24(Tue) 23時頃

ミツボシは、※※

Borit 2016/05/24(Tue) 23時頃


【人】 意匠造形 シルク

― スペースコロニー内の病院:屋上 ―

[長い長い船旅から帰還の後、検疫や精密検査のため暫く入院生活を送る事となる。
特に今回は未知の病が発見されたからだろうか、厳密な検査が行われていた]

[その病院の屋上。
備え付けのベンチに座り、シルクは便箋にペンを走らせていた]

(24) sizu 2016/05/25(Wed) 00時半頃

【人】 意匠造形 シルク

ハローCQ

船内にて頂いた手紙の返信が途中でしたので、改めて返信させて頂きます。
ボクが眠っている間のご活躍をお聞きしました。あの後更にトラブルが発生し、船員の数も減る中で僕達を無事帰還させてくださったことに、深い感謝と、改めて兄さんを誇らしく思っております。
と、こんな事言うと兄さんは否定されるかもしれませんね。
もちろん、他の皆さんの尽力が合ったこと、そして悲しい犠牲があったことも理解しています。兄さんの星の事情もお聞きしました。
それでも兄さんには胸を張っていて欲しいと思います。過去がどうであっても、どんなことを後悔していたとしても、今の兄さんを誇りに思っている者が一人ここに居るのですから。
ミツボシさんのボディの件ですが、Pavr=opetyで見つけた微生物の研究成果と蘇生方法を引き渡す事で落ち着きそうです。もっとも、ボディの分析結果で何も見つからなければ、ですが。上手く行けばあの時のメンテナンスをするという約束が果たせそうで一安心しました。

(25) sizu 2016/05/25(Wed) 00時半頃

【人】 意匠造形 シルク

話は変わりますが、兄さんにお聞きしたい事があります。前回の手紙で書ききれなかったことを。
ボクが男の子になる選択をすることができたら、兄さんは祝福してくれますか?
兄さんが祝福してくださるならば、ボクはこの選択を誇りに思って生きていけると、そう思います。
兄さんはボクの憧れで、兄さんのような男性になりたいと、そう感じているんです。
初めての外の世界に不安を感じていたボクを、この手紙や船内で支えてくれた兄さん。そんな風に、ボクも彼女を支えてあげられたらと、そう思うんです。
最後にもう一つ、お聞きしたいことがあるんです。質問ばかりですみません。
兄さん、これからもボクと文通を続けてくれますか?

シルク=CQ42

[誤字脱字が無いこと、そしてインクが乾いたことを確認し、丁寧に折りたたむ。
手渡しをするものだが封筒に宛名を書いて、その中に仕舞い込んだ。
『親愛なるワクラバ兄さんへ』]

(26) sizu 2016/05/25(Wed) 00時半頃

【人】 意匠造形 シルク

[ベンチから立ち上がり、手すりに手を掛けて街を見下ろす。
そこでは沢山の者達が暮らし、生きている。
そんな当然の風景も、シルクにとっては初めて見る風景だった]

[人工の風が頬を撫で、ふわりと髪を揺らす。
背後から扉の開く音。
待っていた人が、来た]

(27) sizu 2016/05/25(Wed) 00時半頃

【人】 意匠造形 シルク

[駆けるようにして、自らが呼び出したワレンチナの元へ。
踵を上げ、必死につま先を伸ばし、ゆっくりと両手を広げる。
そうして、柔らかに抱きついた。あの夢のなかで、そうしたように]

突然、ごめんなさい。
ボクが昏睡する前のあの事を、謝りたくて。
あんな風に気持ちを押し付けてしまって、あんなカッコ悪い告白で、すみませんでした。

(28) sizu 2016/05/25(Wed) 00時半頃

【人】 意匠造形 シルク

[一拍の間。
自分の気持を確かめるように、言葉を紡いでいく]

夢を見たんです。昏睡している間。
あの船旅の中、ずっと気になっていた女の子の夢を。
その子は一人で寂しげに、泣いていました。
ボクはその涙を止めてあげたくて、こんな風にその子を抱きしめたんです。

[抱きしめる腕に少しだけ力がこもった]

ワレンチナさん、ボクに、貴女の涙を止めることは出来るでしょうか?
幸せそうに微笑む貴女を、隣で見ていたい。
貴女が辛い時苦しい時、傍にいてあげたい。
貴女のことを支えてあげられるかっこいい男の子に、ボクはなりたいんです。
だから、だから、ボクを貴女の恋人にしてください。

(29) sizu 2016/05/25(Wed) 00時半頃

【人】 意匠造形 シルク

[そこまで言って力尽きたのか、踵が床に落ちる。
スライドをするように顔が胸に埋まった]

……今はまだカッコ悪いボクですが。

[恥ずかしげな声で、そう付け足した]

(30) sizu 2016/05/25(Wed) 00時半頃

【人】 士官 ワレンチナ

― 生物学系雑誌『Foundation』XXX号 ―

[『特集:進化を続ける生命体』Remda研究の第一人者、Habin教授へのインタビューより]

――この度、氏の持ち帰ったRemdaの新たな――そして非常に画期的な効用がLa=Sta=Demonic出身の研究員によって確認されましたが、氏はこの効用については想定していなかったのですか?

勿論、RemdaがPavr=opetyの生態系にどう関わっているかということを考えれば、そのような可能性があるだろうという想像はしていましたが、当時それは想像の域を出ませんでした。ですから今回の証明は素晴らしい快挙です。

――出し抜かれたとは?

いいえ。私自身彼にその検証を委ねていましたし、必要があれば個人的に協力してもいました。私と彼とは予てよりの友人ですし、これを自分の功績のように嬉しく思います。

(31) nekochan 2016/05/25(Wed) 18時頃

【人】 士官 ワレンチナ

――そうでしたか。では、今回の発表についての見解は。

今回の発表によって、我々には素晴らしい可能性が見出されました。異種族、異星人、同性、あるいはアンドロイドのAI情報を用いて……全てのパートナーとの間に、また望まれるなら個人ででも――あらゆる障害を越えて、子を成せるようになるかも知れません。未だ倫理と精神論の問題もありますし、そもRemdaが適応しない場合もあるでしょう。けれど我々は進化することができる。それぞれがそう在りたいと望む形に。それをRemdaが助けてくれる――そしてそれが、星の、ないし宇宙の意志だとしたら――私は歓喜に震えます。

――氏は今後Remdaについてどのような研究を?

Pavr=opetyの進化の歴史については、私の研究に加え、先に滅びた同星の知的生命体の歴史の解明を待って、そう遠くない未来に結論付けることができるでしょう。しかしRemdaの原理――それを解明する事は恐らく、ボムビークスの『繭』の中身を確認するのと同じくらい困難なことでしょうけれども。その第一段階として、私は私の身体自身を以て、Terraの人間種として今回の研究結果の証明を行いたいと思っています。

(32) nekochan 2016/05/25(Wed) 18時頃

【人】 士官 ワレンチナ

――それは氏自身がRemdaを使って妊娠実験を行うということですか?

はい。

――唐突にものすごい発表をなされましたね。不安はありませんか?

勿論不安がないわけではありません。この機に発表させて頂きますが、実は私は過去数年に渡り定期的にRemdaを経口摂取し、毎日記録を取り続けてきました。そうして漸く1年程前に変化の兆しが現れたのです。Remdaによる変化は昏睡という形で訪れました――ちょうど昆虫の蛹のように、私の体内が変化するためには、活動を休止する必要があったようです。そうしてつい先日、私は再び覚醒しました。気分は非常にすっきりしていますし、体調にもとくに問題はありません。今のところは。

――??ということは、既にRemdaによる妊娠を確認したということですか??

はい。まだ、ほんの3週目ですが。
昏睡の間に、Remdaによる疑似子宮の形成及び着床が確認されました。同じく研究者である夫の理解と協力があってこその検証になります。
また今回の成果の発表も、私の昏睡からの回復を待って行われたもので、この友人の心配りに私はとても――感謝しています。

(33) nekochan 2016/05/25(Wed) 18時頃

【人】 士官 ワレンチナ

――予想外の重大発表の連続に、驚きを隠せませんが。
ええと、ご懐妊おめでとうございます。

ありがとう。そう言っていただけると、私としても素直に喜ぶことができます。
ここに至るまでにずいぶんな時間と苦労とが掛かりましたが――その間に、私は私自身の個人的な問題を幾つか解消し、生涯を共に過ごしたいと願うパートナーを得ることもできました。当初はAISである自分がRemdaと反応した場合はどのような結果になるのか――という研究者然とした考えがありましたが、今は――彼の子どもを産みたいという、純粋な、女性としての願いがあって――恐らくは、Remdaがそれに応えてくれたのだと、そう思うのです。

――それで、Remdaによる妊娠は氏個人の子どもになるのですか。それとも旦那様の遺伝子情報も組み込まれているということですか?

現段階では確認できていませんが、夫の遺伝子情報が胎内のRemdaに付与されていることはほぼ確実でしょう。というのはまあ――我々には日常的に性交渉があり、避妊を行ったことがありませんから、蛹のように私の体内組織が溶けて再形成された現状を考えれば――単に私自身がそう希望している、というところもありますが。

(34) nekochan 2016/05/25(Wed) 18時頃

【人】 士官 ワレンチナ

何れにせよ――無事に子どもが産まれた場合、どんな遺伝子情報を持っていたとしても、それは私達の子どもです。
勿論、通常の妊娠のように十月十日で子どもが産まれるかどうかも現段階ではわかりませんし、今後の経過によって喜ばしくない報告をしなくてはならないこともあるかと思いますが――ああ、これまでの検査内容等についても、いずれ研究報告という形で発表を。今はRemdaと私自身の可能性を信じ、経過を見守っていく所存です。
・・・・・・

(見出しの背景には、Terraでの養殖が成功したRemdaの水槽の前に立つHabin教授の写真。
インタビュー記事の合間には、Habin教授と今回のRemda研究の成果を発表したLa=Sta=Demonic出身の男性とがにこやかに並んでたっている写真、およびRemdaの拡大写真が掲載されている。)

(35) nekochan 2016/05/25(Wed) 18時頃

【人】 士官 ワレンチナ

(そして、最後の写真には。

手前のテーブルの上に、氏の旧友で主治医だというウォルト族の著名な医師が、大量のプリン・キューブとともに前歯を見せて笑っている姿。
その後ろで、白衣姿のHabin教授が、同じように白衣を着た彼女の夫――彼はクリスタルのような美しい瞳を細め、ピースサインをしてみせている――に肩を抱かれ、穏やかに微笑んでいる様子が写っていた。)

(36) nekochan 2016/05/25(Wed) 18時半頃

【人】 哲学者 エスペラント

― Ma=havari=plam系宙域 ―

[塗り潰されたが如くに黒い宇宙を、
老いた脳をいれた水槽が漂っている。
何処へ向かいたいと望むでもなく。
何処へ戻りたいと望むでもなく。

「こう」なったとおりに、
在るが儘に、漂っていた。

船はとうに目に見えぬ所まで遠ざかった。
見るでもなく眺める宙には漆黒ばかり
星を眺めるのも困難だ。]

(37) gekonra 2016/05/25(Wed) 23時頃

【人】 哲学者 エスペラント

[エスペラント・緑星和尚の機械の体は、
無駄な労力を使うことをすっかりやめていた。
脳を生かす以外の機能が使われることはなかった。
鉄で出来た四脚も腕も
縮こまった昆虫のように折りたたまれている。

カプセル剤に似た体は無抵抗にゆるゆると回転し、
どこともわからぬ場所へ流されていく。]

(38) gekonra 2016/05/25(Wed) 23時頃

【人】 哲学者 エスペラント

[ぽつりと、云った。]
 

 大唐に鼓を打てば新羅に舞う。
 病葉さんよ、聞こえるか。


[こんな宇宙の果てで、
とうに切れてしまった通信に呼びかけても
聞こえる由もないのに。]

(39) gekonra 2016/05/25(Wed) 23時頃

【人】 哲学者 エスペラント

[互い肚の通じあったもの同士。(>>3:30)
たとえ千里万里と離れようとも距離など無関係に思いは通じる。
エスペラントも知らぬ「唐」という国で鼓を打てば、
遥か遠くの「神羅」という国で、
優れた禅師ならばその鼓にあわせて舞うことができるという。

ワクラバが禅師であるかどうかなどは、
まったく無関係にエスペラントは云った。

行きたい場所へ行くために。
己が月を掴むがために。
星を渡る術を磨き上げた同士として。]

(40) gekonra 2016/05/25(Wed) 23時頃

【人】 哲学者 エスペラント

 
 仏に逢うては仏を殺し。
 祖に逢うては祖を殺せ。
 父母親類に出逢っても殺せ。
 

(41) gekonra 2016/05/25(Wed) 23時頃

【人】 哲学者 エスペラント

[ワクラバの星を識っている。
Pavr=opety星で見つけた、人類の、宗教の歴史の意味が
それが影響を与えるものが分かっていて尚、
それでもエスペラントはワクラバに、
何を教えるでも、何を忠告するでもなかった。]

 竹密にして流水の過ぐるを妨げず
 山高くして豈に白雲の飛ぶを碍げんや。

(42) gekonra 2016/05/25(Wed) 23時頃

【人】 哲学者 エスペラント

[エスペラントは、遠くに輝く星をひとつ見た。
瞬きも叶わぬ眼がそれを捉え、暫し呆けたように見惚れ]




 ―――ははは。
 野に山に仏の教えはみつるれども
 仏の教えと聞く人ぞなし。


[はあと一つため息をついて、満足気に呟いた。]

(43) gekonra 2016/05/25(Wed) 23時頃

【人】 哲学者 エスペラント

 
 あんたさんがみる月を
 わしは疑わん。
 

(44) gekonra 2016/05/25(Wed) 23時頃

【人】 哲学者 エスペラント

[時間が止まった水槽頭は、
まるでただのホルマリン漬けだ。
ゆるやかに回転しながら、それは思考をとめた。

いつか腐るか、壊れるまで
この宇宙の藻屑(デブリ)として。

ただ、あるがままなり。**]

(45) gekonra 2016/05/25(Wed) 23時頃

【人】 遊泳員 ヤンファ

― ネットワーク・XXX年後 ―

あのトラブルについて情報が損なわれることはないだろう。それは私の内面的な経験、記憶、思い出としても、歴史的な意味としても。あの事件がなくともブレイクスルーというものはなしえたかもしれない、だが、破滅から転じて、この未来への道をまっすぐ描くことになったのは確かだ。

改めて私が語ることはない。なにより私は半ばで倒れてしまったし、表に出るべきことは概ね出て、それ以外は個人的な話ばかりだからだ。

しかし、それでもなお私にその話を求めるのならば、そうだな、私はその後の話をしよう。そして今の話を。

キミもご存じ、かの偉大なる小さき天才、アシモフ医師の行動と決断。あれが私のその後を決定し……無論、生還に結びつけた。
彼がOllovaの助力により行ったこと、精神寄生体、そしてミツボシ――そこでなされたのは人格、思考、感情の伝搬、その証明だ。精神をエネルギーとして定量可能なものとし、それを波として伝搬可能なものだと証明したのが、情報生物学上での意味だ。

そしてそのときから、情報を扱う生物の学問から、としての情報生物から、情報たる生物の学問へと変化することとなる。

(46) 37m0 2016/05/25(Wed) 23時頃

【人】 遊泳員 ヤンファ

アシモフの実験を再現し、検討を重ね、理論として束ねるまで相当の労力を要した。
何しろそれはあまりに前人未踏の領域であったし、精神について私は全くの門外漢だった。人間の頭脳においても。それについても、天才の手を大きく煩わせることとなったが、しかし私はやると決めれば引けないタチだ。

私はあの宇宙船のコンピュータールーム、オゾンの中に息絶えようとしたとき、今のような未来が来ることをを全く考えなかった。Ollova、個体としては2年を待たずに死亡する齧歯類が、何故長大な文学を群れで抱えているのか。どういった生態がそれを成しているのか。そういった好奇心のもとに研究を続けていたとき、どうしてこんな未来を知れよう。ワクラバの機転により、さらなる未来が紡がれたことを知ったときも、私は小さな喜びと小さな感謝しかなかった。私は私のやりたいように生きてきた反面、やり逃したと思ったことがそんなにないし、生に対しての執着というものはそこまでなかった。肉体の処置は、どうしたって限りある生を、思うままに生きるための手段でしかなかったからだ。

(47) 37m0 2016/05/25(Wed) 23時頃

【人】 遊泳員 ヤンファ

しかし違う。私にはやり残したことがあったのだ。Ollovaの可能性を知らなかったから、そんな悠長なことが言えたのだ。そしてそれを知ったとき、私は改めて大きな喜びと大きな感謝を抱いて、かの事件の関係者に挨拶へ回った。まあ、突然の来訪に驚かれたけれどね。

そうして、今、ここにいる。肉体は自宅のベッドにありながらも、こうしてネットワーク上で会話をしている。私は今、ネットワーク上に情報として存在し、思考し、感じ取っている。電子の立てる超複雑系の微弱信号の複合体だ。通りすがりの電子に身を預け、その電位差の中に息づくのが私だ。感覚としてキミに伝えるならば、脳が無限に拡張されたような心地だ。

まあ、そんなところだ。
私は相変わらず研究を続けている。いろんなところに顔を出していることだし、またどこかで会うこともあるだろう。そのときはよろしく。

(48) 37m0 2016/05/25(Wed) 23時頃

【人】 遊泳員 ヤンファ

そうそう。ネットワーク上にいると一つだけ不便なことがあってね。
肉体がないとホットドッグが食べられないんだよね**

(49) 37m0 2016/05/25(Wed) 23時頃

【人】 鉱滓地区 ワクラバ

― ワレンチナの端末 ―
(>>4:+2)(>>4:4)

[ワレンチナが昏睡から目覚め、自身の個人端末を開いたならば、
『眠り姫へ』というタイトルのテキストデータを目にするだろう。
開けば、中身に記載されている1行が表示される。]

Get Your Full Moon, Good Luck    420

(50) noko 2016/05/26(Thu) 00時頃

【人】 鉱滓地区 ワクラバ

― 届けられることのなかった手紙(>>4:5) ―

ハローCQ
この手紙を読む頃、俺はもう消えているだろう。
これがシルクに送る最後の手紙だ。
今までつきあってくれて、ありがとよ。
結局のところ、俺はシルクに胸をはれる男じゃない。
クルーがどれだけの想いをこの惑星調査に賭けているのか。
それもわからず、無遠慮に踏みにじろうとした、ただの犬だ。
この一連の事故が、シルクのいう罰だとしたら、その原因は俺にある。
お前は、なにも悪くない。
責任は必ず果たす。
もう誰からもクルーの想いを汚させはしない。
ワレンチナは、お前が幸せにしてやってくれ。

あばよ。

最低の兄から。最―

[手紙は、点々と水の雫で汚れ、インクが滲んでいる]

(51) noko 2016/05/26(Thu) 00時頃

【人】 鉱滓地区 ワクラバ

― ゴシップ系雑誌『AnarchyInGalaxy』XXX号 ―

[『独占スクープ:La=Sta=Demonic諜報員、Terra亡命か?』

先月号から引き続きPavr=opety先行調査隊を追う我々取材班に、驚愕のスクープが舞い降りてきた!
なんと、La=Sta=Demonic(以下LSD)出身の調査隊員Wが、宇宙連邦局を通じてTerraへの亡命手続きを行っているという!
これは一体、どういうことなのか。惑星間外交に詳しい連邦学会准教授HAL2001氏に話を聞いてみた。]

――単刀直入にお伺いします。調査隊員Wは、やはりLSDの諜報員なのでしょうか?

その可能性は大いにありえます。
資源に困窮し、外交的手段の限られた惑星は、えてして諜報活動などを通じて他惑星からアドバンテージを奪おうとします。
LSDもたぶんに漏れず、無計画な搾取と大量消費により、資源が枯渇し、惑星全域の寿命が著しく低下しています。
Pavr=opetyという未開のフロンティアを前に、資源の"分け前"をすこしでも多く得ようと諜報員を送り込んだとしても、不思議ではないでしょう。

(52) noko 2016/05/26(Thu) 00時頃

【人】 鉱滓地区 ワクラバ

――諜報員Wの主な役割とは、どのようなものだったのでしょうか?

調査員の弱みを握る。または捏造などの不正を行い、Pavr=opetyでの発見を強引に自らの手柄とすることが考えられます。
惑星調査では、開拓された資源の所有権に関して、発見した調査員の属する惑星がより大きなアドバンテージを得るのが慣例となっています。
特に、LSDの支配種族MDMAは、その祖先をMa=havari=plam系宙域と主張しています。
Pavr=opety調査で、その祖先が存在した証拠を捏造するのでは、というのが有力な見解だったのですが―

――特にそのような報告はされていませんね?

ええ、確かに。
しかし、今回のPavr=opety調査では、公開されている内容以上に大きなトラブルがあったとする見方もあります。

――Terraへの亡命も、そのトラブルが起因していると?

可能性は大いにありえます。
与えられたミッションに失敗した諜報員に待ち受けているのは、凄惨な粛清です。
トラブルに見舞われ、LSDの国益に繋がる十分な発見を捏造できなかったのならば、
身の安全のために連邦局に駆け込み、亡命を図るのも当然な流れでしょう。

(53) noko 2016/05/26(Thu) 00時頃

【人】 鉱滓地区 ワクラバ

――亡命は成功するでしょうか?

諜報員が、他惑星へ亡命するケースは少なくはありません。
属する惑星の極秘情報と引き換えに、連邦局の保護を得て、亡命先での永住権を獲得する。
Terraの現政権は、移民や亡命にも寛容です。亡命先としては妥当な選択でしょう。

――LSDは大きな損失ですね。

Pavr=opety調査で計画していた諜報活動が暴露されれば、今後の惑星調査計画からLSDが除外されることは大いにあり得るでしょう。
そうなれば、未開のフロンティア開拓に参加することはできず、指をくわえて見ているしかありません。
しかも、今後は連邦局から厳重に監視されることでしょう。これは相当なダメージになると考えられますね。

――本日はお忙しいところありがとうございました。

[写真:連邦局員2名に連行されている諜報員Wが、当報道カメラマンに向けて中指を立てている]

(54) noko 2016/05/26(Thu) 00時頃

【人】 鉱滓地区 ワクラバ

― 実際に届けられた手紙(>>25)(>>26) ―

ハローCQ

改めてそういわれると照れちまうな。
俺が折れずに駆けずり回れたのはシルクのおかげだ。
お前が俺から学んだというなら、俺もお前から多くを教わった。
なにが俺にとって一番大事なのかってな。

今、連邦局から連絡がはいった。
事情聴取に応じて、洗いざらい話せば、Terraへの亡命を手引きしてくれるそうだ。
しばらくは星間ドライブもお預けだが、お前たちの成果を護れるなら安いもんだ。

惚れた女を命がけで護るのが男の甲斐性だ。
ああ、俺は心から祝福する。シルク、お前は俺の誇りだ。
これからも、お前の信じる道を胸張って歩いてくれ。

頼りない兄だがよ、お前のためならどこからだって駆けつける。
なにか困ったことがあれば、いつでもいってくれ。

(55) noko 2016/05/26(Thu) 00時頃

【人】 鉱滓地区 ワクラバ

PS1
ミツボシのメンテナンスをするときは呼んでくれ。俺も、やつにまだ礼を言えてない。奴は、おれたちの命の恩人だ。大切にしてやろうぜ。

PS2
彼女にかまける時間が惜しいってわけじゃないなら、俺はもっと文通してぇな。
もう一人前の男になったシルクを前に悪いが、もう少しだけ「キューティー」と呼んでもいいか?
お前の性別がどうだろうと、俺にとってお前はいつまでも「キューティー」だからよ。

『新米の兄から』

『最愛の弟へ』

(56) noko 2016/05/26(Thu) 00時頃

【人】 重層培養 イースター

― ペイロード・ベイ ―

(>>23)

 ――…っ!?

[泣く、なよ。]

 なん、で。
 私はさ、関係無いじゃん……

[寝てる連中と違うんだ。
 呼びかけとか、同調とか、ただ見てるだけの私には関係ない筈だ。
 なのに。]

 なんで――…

[私のその機能は、生まれつき壊れていた筈なのに。
 どうして私の目からも水が零れやがるのさ。]

(57) shirone 2016/05/26(Thu) 00時頃

【人】 重層培養 イースター

[「涙で滲む視界」という初めてのそれに戸惑いながら、私は治療の成功を見届けて、]

[消えたくない、と願っていたはずの彼女の消失を、看取った。]

(58) shirone 2016/05/26(Thu) 00時頃

【人】 機巧忍軍 ミツボシ

……ピボ

ぐっもーにん、えぶりわん

(59) Borit 2016/05/26(Thu) 00時頃

【人】 重層培養 イースター

― XXX年後 / Barc=Dn=Para サイバー軍第3部隊AI戦略室 ―

『……うお、やべェ。仮眠取りすぎた。今何時だ?』

《3:45です。》

『おいマジかよ!? 1時間以上寝過ごしてるじゃねえか! 起こせよ!』

《嘘です。2:28なので、セットしたアラームの2分前です。
 パラチーノ様はなかなか優秀な体内時計をお持ちです。
 さて、目は覚めましたか?》

『嘘かよクソ…… ああ、覚めたよ、お陰様でな……
 しかし、何だな。ブンタ。
 今やお前みたいなのが生活系AIの主流だってんだから、世の中わからねえ。
 Pavr=opetyのロストテクノロジーを復活させた、今最も人間味に溢れていてホットな思考方式ねぇ……
 ……で、そのお前を作った室長サマは?』

(60) shirone 2016/05/26(Thu) 00時頃

【人】 重層培養 イースター

《部屋の隅で寝落ちています。全裸で。》

『……良識派だから職場では脱がねえって前は言ってたのにな。
 「良識なんてあの船で棄ててきた」だっけか? ……ったく。』

(61) shirone 2016/05/26(Thu) 00時頃

【人】 重層培養 イースター

[Pavr=opetyの第一次調査隊に参加し「ミツボシ」を看取ったそのエンジニアは、その後の調査により、かの星の知性体の滅びと共に喪われたAIプログラム技術の復元に成功。
 今や、惑星連盟間で広く用いられる技術として普及し、今後の発展も見込まれている。]


(ねえ…… 見てる?)

(ミッちゃんの兄弟分たち。私たちの星に来て色々見て、学んでるよ。**)

(62) shirone 2016/05/26(Thu) 00時頃

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6回 (4d) 注目

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9回 (5d) 注目

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