人狼議事


160 東京村

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視点:


ヒナコ2人が投票した。
ソフィア1人が投票した。
ワタヌキ1人が投票した。
リツ2人が投票した。
ボリス1人が投票した。
エリ2人が投票した。

エリは村人の手により処刑された。


時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?


現在の生存者は、ヒナコ、ソフィア、ワタヌキ、リツ、トヨタ、ボリス、イスルギ、マユミの8名


旅団✡肘笠雨 ワタヌキは、メモを貼った。

2015/06/09(Tue) 05時半頃


旅団✡肘笠雨 ワタヌキは、メモを貼った。

2015/06/09(Tue) 05時半頃


店番 ソフィアは、メモを貼った。

2015/06/09(Tue) 06時頃


店番 ソフィアは、メモを貼った。

2015/06/09(Tue) 06時頃


【人】 店番 ソフィア

―夜・ルミネエスト―

ええー、すごい、手慣れたものですね!

[簡単に点字の問題をこなして見せるマユミに、関心の声を上げる]>>134

またきて……さんかく。

[見覚えがある、と思って少し考えてみると、その名前もまた、『リーク報告スレ』に記されているものだった。しかし、その言葉が具体的にどこかを示している気がしなくて、結局スルーした名前だった]

[だから、実際の場所だとエリが検索してみせたとき、鳥肌が立った]

是非、行ってみましょう。
……いつ、私たちの誰かが『リーク』するか……。まあ、名前は何でもいいんです。何かに巻き込まれるか、わかりませんよ……?
[ルミネエストのエレベータまで戻る一行に、智恵美も続いた**]

(0) 2015/06/09(Tue) 06時頃

安全調査局 トヨタは、メモを貼った。

2015/06/09(Tue) 06時頃


読書家 ケイトは、メモを貼った。

2015/06/09(Tue) 07時頃


天のお告げ (村建て人)は、メモを貼った。

2015/06/09(Tue) 07時半頃


【人】 透明女子会 ヒナコ

[私は煙とともに
聖なる光に包まれて
どこにでもいて
どこにもいない存在になる]

(1) 2015/06/09(Tue) 08時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[ひなこは地下のミサから、煙にまぎれて消えていた。
まるで幻だったように。]

(2) 2015/06/09(Tue) 08時頃

透明女子会 ヒナコは、メモを貼った。

2015/06/09(Tue) 08時頃


【人】 透明女子会 ヒナコ

[@tin_dorothyというアカウントから、アイリスのフォロワーや今東京で都市伝説や怪奇に関わっている人達に、一斉にリプライが送られた。
@A_i_liceをリプライの文面に含めているので、アイリス関連のことだと予想はつくように。]

ごめんね もうすぐ終わると思う

[こういう言葉だけが。
大抵の人には気にされなかったろうし、気にしないのならかまわなかった。]

(3) 2015/06/09(Tue) 08時頃

【人】 旅団✡肘笠雨 ワタヌキ

― 地下ホール ―

[『さかしたひなこ』のあぶくが、地下ホールの床にしみこんで、消えてなくなる。
煙のプールサイドの監視係を別のさんかくと交代し、誰かが溺れぬように見ていて貰うことにして、ワタヌキはフロアをぐるりと歩きまわってみた。

彼女の姿はどこにもなかった。]

(4) 2015/06/09(Tue) 08時頃

【人】 旅団✡肘笠雨 ワタヌキ

[奇妙なミサになった。
大平あいりのこと。寧生のこと。
豊田のこと。香港小吃での縁。

それらを鑑みて、そろそろ『またきてさんかく』の使い方は変えていかねばならない。ワタヌキはミサを途中で抜け『またきてさんかく』へ向かうことにした。
地中深くに居るワタヌキが高円寺に着くまで、まだかかる。

因みに『またきてさんかく』の持ち主は、あの南アジア系外国人……ネパール人の夫妻のものである。>>1:42
地上の世界から消え、地下で生きているワタヌキが、地上に店を持つのは難しい。

よって、店に人はいるが、ワタヌキはまだ居ない。]

(5) 2015/06/09(Tue) 08時半頃

ワタヌキは、高円寺にむかっているが、到着まで、ややしばしかかる。

2015/06/09(Tue) 08時半頃


旅団✡肘笠雨 ワタヌキは、メモを貼った。

2015/06/09(Tue) 08時半頃


【人】 透明女子会 ヒナコ

[私はどこにいるんだろうと思えば、どこかにいる。
私は誰なんだろうと思えば、誰かになる。
私はまだ、アイリスを欲しがっていたさかしたひなこでいる。
今は、学校の屋上にいる。
さかしたひなこだからまだ持っているスマートフォンをいじっている。
みんなにお知らせしなきゃって。
それが終わって、着信があったことを見る。(>>106)]

マサシおにいさん……

[何があったんだろう。何かあったんだろう。
(私はでも、アイリスを探さなきゃ。)
大丈夫、どちらもできる。

私は屋上にいながらにして、屋上から消える。
私はどこにでもいけるし、どこにもいない。]

(6) 2015/06/09(Tue) 09時半頃

MNU機関 ジャニスは、メモを貼った。

2015/06/09(Tue) 10時頃


逃亡者 メルヤは、メモを貼った。

2015/06/09(Tue) 10時頃


【人】 透明女子会 ヒナコ

[(>>4:133)
着信が一度ぷつりと途切れ、新しくひなこの着信が入ってくる。
トヨタがそれに気づけば、携帯に視線を外すまでいなかった場所にひなこがいて、視界に入るだろう。]

(7) 2015/06/09(Tue) 10時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[同時に私は六町にもいる。リセットされた私は、わかっていても繰り返す。
寂しい団地。虹とパンダの絵。
アイリスが小さい頃に住んでいたのかもしれないし、昔の友達がここにいたのかもしれないし、お金をくれるおじさんの歪な家庭があるのかもしれない。
その家に隠されたコインロッカーの鍵を手にいれる私。
次は、高円寺。]

(8) 2015/06/09(Tue) 13時頃

MI:18 エリは、メモを貼った。

2015/06/09(Tue) 14時頃


【墓】 MI:18 エリ

[それは、絵里自身も知らないままに、進行していた。
 街灯とネオンだらけの新宿も、陽が沈めば一気に闇を深める。それが合図だった。
 絵里の中の闇も、街が夜になるように、すぅっと広がる。
 暗い空。暗い街。暗いタクシーの中。どんどん暗さが、絵里を支配する。

 恋人でもない間柄、誰がその瞳を、まじまじと見たりするだろう。
 ましてや、誰がその違和感に気づいたりするだろう。
 絵里の瞳は、黒目がちでは誤魔化しきれないほどに、くろぐろと。
 暗闇の中、見えるものを探してきょろきょろ探る。
 道を探しているように見えたろうか。
 けれど、新宿よりは暗くとも、街灯の灯りが点在するこの街も、今の絵里には眩しすぎる。]

(+0) 2015/06/09(Tue) 14時頃

【墓】 MI:18 エリ

[ふと空を見上げた。真っ暗闇の夜空の中に、ぽつんと小さな月あかり。
 ああ、見えた。まだ見えるものがあった。
 さやかな光を拾いすぎて、明かりを見られなくなった目は、月影を道標。
 野良猫のように、夜の高円寺へ音も無く消えていく。
 LINEの既読は、もうつかない*]

(+1) 2015/06/09(Tue) 14時頃

MI:18 エリは、メモを貼った。

2015/06/09(Tue) 14時頃


天のお告げ (村建て人)

[それは、絵里自身も知らないままに、進行していた。
 街灯とネオンだらけの新宿も、陽が沈めば一気に闇を深める。それが合図だった。
 絵里の中の闇も、街が夜になるように、すぅっと広がる。
 暗い空。暗い街。暗いタクシーの中。どんどん暗さが、絵里を支配する。

 恋人でもない間柄、誰がその瞳を、まじまじと見たりするだろう。
 ましてや、誰がその違和感に気づいたりするだろう。
 絵里の瞳は、黒目がちでは誤魔化しきれないほどに、くろぐろと。
 暗闇の中、見えるものを探してきょろきょろ探る。
 道を探しているように見えたろうか。
 けれど、新宿よりは暗くとも、街灯の灯りが点在するこの街も、今の絵里には眩しすぎる。]

(#0) 2015/06/09(Tue) 14時半頃


天のお告げ (村建て人)

[ふと空を見上げた。真っ暗闇の夜空の中に、ぽつんと小さな月あかり。
 ああ、見えた。まだ見えるものがあった。
 さやかな光を拾いすぎて、明かりを見られなくなった目は、月影を道標。
 野良猫のように、夜の高円寺へ音も無く消えていく。
 LINEの既読は、もうつかない*]

(#1) 2015/06/09(Tue) 14時半頃


【人】 安全調査局 トヨタ

トヨタは信じていなかった。都市伝説。心霊現象。そんなもので人が消える?
そんなはずはない。
都市伝説で人が消えるとして、そうだとして、それでも必ず裏側に犯人がいるはずだ。
通話口の向こう側。どこかから俺の行動をみて笑っている“人間”がいる。

いるはずなのだ。

どこで知った?
なぜ俺を狙う?
なぜ人を失踪させる?
なぜこんな手の込んだことをする?

『見つけ出して、暴くしかない。きっと、手の届くところにある』

(9) 2015/06/09(Tue) 18時半頃

【人】 安全調査局 トヨタ

[人の目を避けて深く深く、できる限り人のいない方向へ。
誰かがついて来ているような感覚。あえて振り返らず歩き続ける。
ゴミ捨て場で短い廃材の棒を見つけて懐に隠した。
路地裏の曲がり道を更に細い道へと進んだ。
水溜りを踏んでスラックスの裾に水が跳ねる。それを気にせず深く、深く、路地の奥へ。]


そうとも、ついてきてくれるなら。
それなら暴くことができるはず。

終わらせることができるはずだ。この馬鹿げた悪戯を。

[振り返る。]

(10) 2015/06/09(Tue) 19時頃

【人】 安全調査局 トヨタ

[水音。
ビルの合間の細い暗闇、汚れたポリバケツが立ち並ぶごみ置き場の隅で何かが蠢く。
じっと目を凝らして闇を見つめた。胸ポケットの中で携帯電話が震え続けている。


やがて闇の合間からなにかが這い出してきた。なにかが。なんだ?
小さな、黒ずんだ、猫ほどの大きさの。


――――赤ん坊。



自分が思い違いをしていると気付いたときには、もう遅かった。]

(11) 2015/06/09(Tue) 19時頃

【人】 安全調査局 トヨタ

[それからのことはもう殆ど記憶にない。
気付けば半狂乱になって走っていた。もうどこを走っているのかすらわからなかった。
短くはない距離を走っているはずなのに、あんなにも人で溢れていた新宿で今はもう誰とも出会わない。
すぐ後ろに気配を感じる。そんなはずはないのに、確かににいる。振り向いてはいけない。振り向いてはいけない。携帯電話が震え続ける。振り向いてはいけない。]


間違えた? なにを? 人間じゃない? あれはなんだ。 なにがどうなってる? 怖い。 消えるのか? 消える? こないでくれ。 くるな。 くるな。 くるな。


[息が続かなくなって足がもつれ始める。]

(12) 2015/06/09(Tue) 20時頃

【人】 安全調査局 トヨタ


……すまなかった。
本当は生まれさせてあげたかったんだ。

[――気付けば後悔が生まれていた。]

息をさせてあげたかった。
抱きしめてあげたかった。
目を開いて、いろんなものをみて、いろんな音を聞いて。
沢山の経験をして、当たり前のように生きて。

[――でも、それをさせなかったのは俺だ。]

あぁ。

そうか。俺が奪ったんだな。
俺が奪ったんだ。
ごめん。ごめんな。謝っても謝りきれないよな。
俺が……俺は……

(13) 2015/06/09(Tue) 20時頃

【人】 安全調査局 トヨタ

[不意に携帯電話の着信が止まった。
縋るように画面を開くと、もう一度携帯電話が震えた。]

着信 坂下ひなこ

[顔をあげる。]

(14) 2015/06/09(Tue) 20時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

(>>14)
[携帯を耳に当てた私がマサシお兄さん……トヨタさんの目の前に立つ。
誰もいない新宿の通り。誰もいないはずだけど、私はそこに現れる。]

あ……えっと、お、お久しぶりです

[間の抜けた挨拶になった。
私はまだ、あちら側になった私と、こちら側のギリギリに立っている私とが混在していて。]

あの……ほら、ちゃく、着信があ、あったから

[おにいさん、少し老けたなって思う。]

(15) 2015/06/09(Tue) 21時頃

【人】 紅客連盟 イスルギ

―新宿⇒高円寺―

[ちいさな手は、やわらかくつるんとしていた。
8km程度のタクシー代の対価にねだる接触は、
一度の握手で十分だった。

駅前のロータリーから乗り込んだタクシー車中。
助手席を選んだ石動は、静かに窓外を見る。
夜の街の連なりが流れてゆく。
西武新宿、大久保、神田川を越えて中野――]

 ――……絵里?

[気付けど時既に遅し。
少女の姿は、もう傍にはなかった。
手のひらにつるんとした感触が残っているというのに。*]

(16) 2015/06/09(Tue) 21時頃

店番 ソフィアは、メモを貼った。

2015/06/09(Tue) 21時頃


【人】 紅客連盟 イスルギ

―高円寺―

[走り去るタクシーを見送った目で、
絵里の姿を探したが、そこには夜があるばかり。

呼びかけても返事は無く、
やにわにLINEの通話画面を立ち上げたが
それにもやはり応えは無かった。]

 ……なんや、先行ってしもたんやろか。

[かすかに眉を寄せた険しい顔付きで、
真弓と智恵美を見て。
さてどうしようかと浅く息を吐いた。]

(17) 2015/06/09(Tue) 21時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[高円寺の駅前でも、別の私。
目当てのコインロッカーを探す私と、どこかのコインロッカーの中から赤ん坊の声。
私はロッカーの中から何かを見つけて、次に向かう。]

(18) 2015/06/09(Tue) 21時頃

【人】 店番 ソフィア

―新宿→高円寺 タクシーの車―

私が、『リーク』なんてものを追い始めた理由、話してもいいですか?
[タクシーの運転手がいるにも関わらず、何故か、そうしたいと思った。それを、抑えきれなかった]

私、人を――彼氏、なんですが――殺したんです。池袋の路地裏、そんなつもりがなくても、ちょっと口論になったときに彼を押したら、足を滑らせた彼は頭をぶつけてしまって。
[どくどくと流れる血。呼びかけても答えず、ただひたすら……人が死を迎えるうえで、決定的な何かが喪失していくのを見せつけるように、それは止まらずに流れ出続けた]

私は、それを警察や救急車に通報することも出来ず、怖くなって、逃げてしまったんです。
……私は、帰って、家で震えていました。なんてことをしてしまったんだろう、なんで通報しなかったんだろう、って。そして、いつかきっと警察に捕まるんだろうな、って、そう思って、いました。

(19) 2015/06/09(Tue) 21時頃

紅客連盟 イスルギは、メモを貼った。

2015/06/09(Tue) 21時頃


【人】 店番 ソフィア

けれど、来なかったんです。
私は咎められることなく、その日も、次の日も、何事もなかったかのように時は過ぎました。私はおかしいと思って、その路地裏を探しました。

[大学の近くだから、そこらへんの土地勘がないってことも、絶対になかった。絶対にこの道だ、という確信がなくても、少なくともそれがどこら辺なのかは、確信があった]

その路地裏は、『リーク』だったんです。彼は見つからなかった。その路地裏も。探しても探しても――彼の死体は見つからなかったし、路地裏はなかった。彼は行方不明者の扱いになって、取り残された私は、でも、日常には戻らなかった。戻れなかった。

[夜遊び、男遊びも、それからだった。何も正しくないとわかっていながら、非日常は止まらない。エリちゃんと知り合ったのも、それからだった]

(20) 2015/06/09(Tue) 21時頃

【人】 店番 ソフィア

『リーク』では、失くしたもの、もう会えない人に会うことが出来る、という噂があるんです。

[それも、件の報告スレで、いくつかのやりとりがあっただけだ。けれど、私はそれに縋るしかなかった。それに、失ったものは、『リーク』にあるのだから]

私は、彼の死体と、私が失った『日常』を、『リーク』で見つけたいと、そう、思ったんです。

[けれど、今も尚、私は何も得られず、失うばかりだ。これ以上失うのは――]

[そこで、石動の「絵里」という言葉を聞いた]>>16

(21) 2015/06/09(Tue) 21時半頃

白銀∴秘星 マユミは、メモを貼った。

2015/06/09(Tue) 21時半頃


【人】 店番 ソフィア

え、エリちゃん――?

[そこにいたはずのエリはいない]

[音もなく、由もなく]

待って、私を置いていかないで……!

[智恵美はきょろきょろと、社内を、社外を見まわす。そうしたところで見つかるアテなどないと、わかっているのに]

エリちゃん……!

[逼迫した声は、大声ではなく、強く押し殺し、抑えられた声音だった]

(22) 2015/06/09(Tue) 21時半頃

【人】 店番 ソフィア

[そしてエリが『リーク』したのだと、心の底から確信した後、智恵美は落ちる涙もそのままに、流れる夜の街をただ、じっと眺めた]

(23) 2015/06/09(Tue) 21時半頃

【人】 安全調査局 トヨタ


……ひなこ、ちゃん。

[肩で息をしながら、震える声で彼女の名を呼ぶ。先ほどまで誰もいなかったはずの場所にひなこはいた。
お久しぶりです。と彼女は言った。おずおずとした言い方が妙に可愛らしくて、酷く場違いな言葉に聞こえた。
なんでこんなところに。駄目だ、危ないんだ。君はここにいちゃいけない。伝えようと、口を開く。]


心配してたんだ。随分と酷い顔をしていたから。 


[言うはずの言葉が何処かへ消え、代わりにそんな言葉が口をついて出た。]

(24) 2015/06/09(Tue) 21時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

(>>24)

え……
……ど、どこかで、見たんですか、私

[心配させてしまっていた。
そんな言葉がまず出てしまうあたり、変わらないお兄さんだなと思った。]

ごめんなさい……
でも、あの、も……もう大丈夫、ですから

[私は、少し目立つようになったお腹を撫でて、微笑む。
マサシさんの前でこんな風に笑ったこと、あっただろうか。]
息を荒くして走り疲れたマサシさんとは、対照的に。

(25) 2015/06/09(Tue) 22時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

—新宿〜高円寺―

あるいう……1423……ADBC……
他の記号だと……?

[タクシーに乗り込んでもなおもぶつぶつ呟いていた。これが多分よくないのだろう。同窓会にも危うく呼ばれ損ねるところだったし、行っても周りと溶け込めなかった。面識のない相手やどうでもいい相手と接客するようにていねいな話ができないわけではない。ただ、プライベートで踏み込んだ関係を作っていくとなると無理だった。こうしているのだって、この非常時でなければ珍しい事だ。]

………そう。

[ふと智恵美が話し始めた昔の話を静かに聞いていた]

探さずにはいられないのね。私も似てるかもしれない。そんな風に危急のものじゃないけれど……なぜだろう、追わなければならないような、そんなせっつかれた気がするの。

………あれ?そう言えば、エリちゃん……

[>>16>>22遅ればせながら辺りを見回すも、この中で一段賑やかな彼女の姿はない。いつの間にか夜の闇に溶け込んだように姿を消していた。]

(26) 2015/06/09(Tue) 22時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

落ち着いて……… 「リーク」って決まったわけじゃないでしょう。
LINE使えるでしょ……メッセージ送ってみて、ね?

[取り乱した智恵美に>>22>23無理もないと思いつつも、小声でなだめる。ちらっと石動に視線をやった]

……どうするっていっても。戻って探すか、このまま行くかでしょう。それは………智恵美さん次第だと、私は思いますけど。
だってそうでしょう、これはあくまでも、力士シールの犯人の残してる謎なんだから、アイリスにたどり着くかどうかだって……あ、ううん。

[言葉をまずったかと、恐る恐る智恵美の方を見る。エリの行方は分からない。ただ、やはり「リーク」かどうかはともかく、戻って探して見つかるか、それは考えにくいと思わざるを得なかった]

(27) 2015/06/09(Tue) 22時頃

【墓】 逃亡者 メルヤ

 ――…?

 なんでしょう、これ。

[「きさらぎ駅」を出る直前、駅舎の壁に貼られたそれにふと気付く。
太った男の頭が二つくっついた、妙なシール。]

 誰かが貼ったんですかね。昔に。

[シールは色褪せていて、最近貼ったものという感じはしなかった。]

(+2) 2015/06/09(Tue) 22時半頃

ケイトは、自宅の冷たい床に転がっていた。

2015/06/09(Tue) 22時半頃


【人】 安全調査局 トヨタ

>>25

 渋谷でね。でも……大丈夫そうで、よかった。

[もう大丈夫。少女の口にした言葉が不思議と心地よく耳に響く。
 少女が微笑んでいる。少し膨らんだお腹を撫でながら。
 こんな顔で笑う子だったのか。そんなことを考えた。]
 
[いつの間にか後ろの気配がなくなっていた。
右手に持った携帯電話は、もう震えない。

雑音があった。人々の声。車の音。行きかう足音。
辺りを見回す。]

(28) 2015/06/09(Tue) 22時半頃

ケイトは、スマートフォンを握り、洗面台の前に倒れていた。転倒し、受け身も取らないまま頭を強打したらしく、顔に大きな痣ができていた。

2015/06/09(Tue) 22時半頃


【人】 店番 ソフィア

……行きましょう。
[窓の外を見たまま]

待つこと、戻ることで日常が戻るなら、私は今頃ここに……いませんよ。

[その言葉はひどく、重い]

(29) 2015/06/09(Tue) 22時半頃

ソフィアは、エリにLINEを送ってみるが、既読はつかなかった**

2015/06/09(Tue) 23時頃


店番 ソフィアは、メモを貼った。

2015/06/09(Tue) 23時頃


【人】 紅客連盟 イスルギ

[移動の車中で智恵美が語った『リーク』と、
姿が見えなくなった絵里は関係あるのだろうか。
高円寺駅南口、夜を見つめて考える。

物知りな“彼女”たちに電話をかければ
答えが得られるのだろうか……考え、緩く首を振る。

公衆電話からというルールを越えて
十数分おきに着信を残す“彼女”に
折り返すつもりにはなれない。]

 ――……絵里は“先に行ったんかもしれん”。
 高円寺までは一緒の車やってんから、
 戻っても見つからんやろ。

 進も。

[……智恵美の決断を皮切りに、
一行は進む。]

(30) 2015/06/09(Tue) 23時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

(>>28)
[音が取り戻されていく。私の周り以外で。]

あのね……マサシお兄さんも、多分もう、大丈夫で

[通じるか通じないか分からない話を、それでも伝えることにする。]

多分……私のせいなんです……ごめんなさい

私が、半端なものになっちゃったから、隙間が広がったの

[マサシさんから見て私は、瞬きをするごとに見え隠れするようになっている。
少し目を離せば見えなくなるような。]

だから、私に……私とアイリスに近いひととか、もともとそういうのに近かったひとのところに……
……なんて言ったらいいのか

[伝えたかったのはそのことだけじゃなくて。]

(31) 2015/06/09(Tue) 23時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

それなら……いいんだけど。いえ、行きましょうか。

[なんとなく引っかかるものがあるのは謎のせいだろうか。ともかく、智恵美が行くというなら>>29それを却下する理由など一つもない。タクシーはやがて高円寺の一角、駅前に到着する。新宿からほんの数駅ではあるけれど、雰囲気はもう大分違っている。東京は駅ごとに本当に雰囲気が違う。同じようなビルが立ち並んでいるのに、いつの頃からかそう思うようになっていた。]

商店街の奥(>>1:28>>1:30)になるんでしょうか。あっちの方……

[石動と智恵美にスマホで拡大した地図を広げて示す。何かを忘れているような気がしつつも、「またきてさんかく」を探して歩きはじめた]

(32) 2015/06/09(Tue) 23時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

ええと、だからね……
もう、来ないと思う

あの子も、パパに会いたかっただけだろうから……

[もう行かなくちゃ。
私はもうあんまり、こうしてられるものじゃないから。]

だからね、許してあげて

[あの子は最初から、許すも許さないもないんだろうけど。]

(33) 2015/06/09(Tue) 23時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[私の声は、少しずつ雑踏に紛れて遠くなる。
新宿の光が、私を透かしていく。]

私は間違っちゃったけど

でも だれでも

世界のどこかに許してくれる場所はあるんだよ


[声だけが、あなたに届く。]

だから、いつか、どこかで

自分のことも 許してあげて……

(34) 2015/06/09(Tue) 23時半頃

ヒナコは、トヨタの前にこれ以降現れないだろう。

2015/06/09(Tue) 23時半頃


【人】 紅客連盟 イスルギ

[阿佐ヶ谷在住、中野勤務の石動にとっては
行きつけの飲み屋も多い高円寺の駅前。
『またきてさんかく』の検索結果から得た情報に従い
高架下をくぐって、透明屋根の商店街へと入ってゆく。

ここでの先頭は、
地図を開いている真弓と勝手に決め込んで。
石動は、彼女の半歩あとを追うように歩いた。]

 ……飯の約束、ふたつもやぶってしもたわ。
 『またきてさんかく』に閻魔様がおったら
 僕、舌抜かれてまうな。

[歩きながらの雑談。

着信履歴をたっぷり抱えて心なしか重苦しいiPhone、
取り出すのもやや嫌な気分になりはするが。
約束の反故は連絡しておくべきだ。]

(35) 2015/06/09(Tue) 23時半頃

【人】 紅客連盟 イスルギ

[Twitterクライアントを立ち上げて、
液晶をフリックする。

イスルギ @ys_lougi
アイリスの呪い?また、少女が消えた。消えたのかな?

イスルギ @ys_lougi
さよならさんかく またきてしかく……は進化している。

イスルギ @ys_lougi
正直言って、少しくらいは、怖い。かなり怖い。

――タイムラインに流す、脈略の無い囀りいくつか。]

(36) 2015/06/09(Tue) 23時半頃

【人】 紅客連盟 イスルギ

[それから、ダイレクトメッセージ。

『イスルギ @ys_lougi >> @toyoyota5
DM:決闘勝ったか?僕はこれから「またきてさんかく」や。パズルの先。飯、今晩は無理そうやけど。また行こな』

『イスルギ @ys_lougi >> @bolibolibolis
DM:店行くの今日が終わってからのどっかにするわ。終わるんかな?終わるやろな。ホラー真っ只中や』

――それぞれ、送信を済ませる。
その間にも一度着信があった。
いい加減にしてくれ。]

(37) 2015/06/09(Tue) 23時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[高円寺にいる私は、少し目立つ下腹を撫でながら歩く女子高生で。
探しものをしている。
それは赤ん坊だったか、アイリスだったか、「またきてさんかく」だったか。
暗い夜道。私の周りには音が無い。

ゆったりと歩いている私はそのうちに「またきてさんかく」にたどり着く。]

(38) 2015/06/10(Wed) 00時頃

【人】 紅客連盟 イスルギ

 ――こいつ、誰やろ。
 もうすぐ終わるらしいで……これも謎なんかな。

[ひとつ着いていたリプライを確かめてみると、
知らないアカウントからのものだった。
「ごめんね もうすぐ終わると思う」とのこと。(>>3)

意味ありげな二言の傍には
アイリスの名前があるから見逃せない。

何人かがそうしているように、
イスルギ @ys_lougi
@tin_dorothy@A_i_lice 終わるだけ?終わってもまたはじまる?はじまってまた終わる?それも、呪いか?消えた少女はどこに行った?

なんて返信をつけて、クライアントは眠らせた。]

(39) 2015/06/10(Wed) 00時頃

【人】 安全調査局 トヨタ

>>31

[雑踏の音に混じってひなこの声が響く。優しい声。]

……?

ひなこ、ちゃん?


[言葉の意味が半分も理解できない。]

なにを言って……

[瞬きをするごとにひなこの姿がぼやけてみえた。
次第にひなこの姿が霞んでいく。夢でも見ているかのような感覚。]

(40) 2015/06/10(Wed) 00時頃

【人】 安全調査局 トヨタ

>>34

あ、

まて

まってくれ……!


[彼女がどこか遠くへ行ってしまう気がして手を伸ばす。]

いくな。

いかないでくれ。


[伸ばした手が空をきる。そこにはもう彼女の姿はない。]

(41) 2015/06/10(Wed) 00時頃

【人】 石工 ボリス

―  高円寺  ―

[結局、今日は店を開けることができなかった。
相次ぐ怪奇事件。カウンターに残された手鏡。
チェックするたびに未読状態で動きのないLINEも、堀川にじわじわと不安や怖さや悲しさを与え続けている。

店を休み、夜まで不貞寝を決め込んだ挙げ句、堀川はのろのろと身を起こして、昨晩訪れた『4月1日でワタヌキ』さんの店、『またきてさんかく』に向かっていた。あの怪しい風体の男の、怪しい『お守り』などを売る店だ。そうそう早くは店を閉めないだろう、と踏んで。

青ざめた堀川の持ち物は、携帯と、財布と、『大平あいり』の名前が刻まれたコンパクトミラー、それきりである。]

(42) 2015/06/10(Wed) 00時頃

【人】 石工 ボリス

[本当はこんな鏡、触れたくもない。
けれどもあの眼鏡の女の子の連絡先は知らないし、店の届け物を警察に届けるのも何か違う。本当ならば、店に保管しておいて、あの子が取りにくるのを末のが正解なのだろう……けれども。
あいり。あいりす。あいり……。]

(身近においとくのも嫌だよこんなの……。)

[堀川はとにかく、一刻も早くこの手鏡を手放したかった。
そして、あのワタヌキというおっさんならば、なんとなく……この恐怖を笑い飛ばしてくれるかもしれないし、そうでなくても、あの眼鏡の女の子との面識がある。なので、何とか理由をつけて、ワタヌキにこの手鏡を預けてしまおうと思っていた。]

(43) 2015/06/10(Wed) 00時頃

石工 ボリスは、メモを貼った。

2015/06/10(Wed) 00時頃


【人】 白銀∴秘星 マユミ

閻魔様ですか?意外と石動さんは信心深いんですね。
……なんて。

[戦闘を立ってスマホを持ったまま歩きながら、時々振り返る。twitterは開かなかった。地図を片手に場所を追うので精いっぱいだったからだ。既に多くが店を閉めている商店街の中を歩きつつ、周囲を探る。次第にはずれの方、角を曲がったあたりまで足を進める。]

(44) 2015/06/10(Wed) 00時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

なんですか?もうすぐ終わるって。

[横から>>39石動のタイムラインをのぞき込もうとしたり。そうして歩いていくうちに、まだ店を開けているエスニック風の料理店を見つけた。>>1:28>>1:30特徴的な目が書かれた絵が見える]

「仏陀の智慧の眼」……これ、ネパールのお店ですか。ネパール料理ってどんなのですかね。私、本格的なインドカレーは好きなんですけれど。
ああ、関係ない話はやめにしましょう。「またきてさんかく」、この中のテナントみたいです。地下、かな?

(45) 2015/06/10(Wed) 00時頃

紅客連盟 イスルギは、メモを貼った。

2015/06/10(Wed) 00時頃


【人】 石工 ボリス

[店の地図を出すため、スマホを見る。
と、Twitterに通知が2件>>3 >>37
内容を確認し、また堀川の血の気が引いていく。]

(……何?何が終わるの?
てか……眼鏡……やめーや!!
ホラー真っ只中ってなんや!!)

『ボリス@bolibolibolis >> @ys_lougi
DM:了解す!待ってます^^って、終わるって何が!?
ていうか俺もホラー真っ只中なんで、
余計怖くなる意味深発言やめてください!!@@;』

[DMを送信しながら、自然と歩調が早くなる。
見知らぬ顔の中を歩いていると、そのどれもが得体の知れない何か――例えば力士シールのあの顔をしていたり、電車飛び込みのバラバラ死体であったり、あるいは、新宿に綺麗に並べられていた、あいりすあの顔――になったり、していないか、怖くなった。
早く知った顔に会って安心したかった。]

(46) 2015/06/10(Wed) 00時頃

【人】 旅団✡肘笠雨 ワタヌキ

― 夜・高円寺『またきてさんかく』>>44 ―

[またきてさんかく。
ここは『よく店が入れ替わる』地下の店舗を使ったアクセサリショップである。
開店しているのだろう。
橙のあかりが誘っている。]

(47) 2015/06/10(Wed) 00時頃

旅団✡肘笠雨 ワタヌキは、メモを貼った。

2015/06/10(Wed) 00時頃


【人】 石工 ボリス

[ほとんど競歩状態でずんずんと歩を進める。
首元の赤い手ぬぐいに、嫌な汗が染みていく。
なんとなく首が痒い気がした。
手ぬぐいの上から片手で首を抑えながら、歩く。歩く。]

(またきてさんかく……アレか。)

[店の看板。それに向かって、真っすぐに歩く。
堀川の前には、三人組が並んで歩いている。
その三人組を追い越そうとし……]

(んっ?)

[振り向く。]

あ……あーーー!!

[イスルギとマユミの顔を交互に指差しながら、堀川は身を縮こめて、あー!あー!と繰り返した。]

(48) 2015/06/10(Wed) 00時半頃

ボリスは、動揺している。

2015/06/10(Wed) 00時半頃


石工 ボリスは、メモを貼った。

2015/06/10(Wed) 00時半頃


【人】 白銀∴秘星 マユミ

灯りが付いてますね。アクセサリーショップにしては珍しいような…いや、そうでもないのかな?エスニックっぽそうですし。まだやってるんですかね……
え、ひゃっ!

[階下を見下ろそうとしていたところに、不意に人影が通り過ぎて、素っ頓狂な声を上げた。]

ああ、びっくりした……って。あ、ええとあなたは……お昼の?
あなたもここに何か用事があってですか?もしかしてお昼の人捜してとか。

[目白のラーメン店の店主だ。あの店を探しに昼間、魔方陣を解いて向かったのが大分前のような気がする。]

(49) 2015/06/10(Wed) 00時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

うん、魔法……陣?2つの線分A−B C−Dの交わった場所。

点字………数字だと1423。アルファベットだと……

(50) 2015/06/10(Wed) 00時半頃

旅団✡肘笠雨 ワタヌキは、メモを貼った。

2015/06/10(Wed) 00時半頃


【人】 白銀∴秘星 マユミ

………A―D B―C?

[ビジネスバッグから急いで昼間の新宿周辺の地図の上に9×9マトリックスが書かれたメモを取り出す。図面にはABCDの指し示す数字上に各アルファベットが書かれている]

最初の通りにA−BC−Dが交わる場所を探したら目白に着いた。
点を入れ替えて別の2線分にしたら交わる点の場所は……
目白より南西だから………

[鉛筆で線を引いて、その手が止まった。その手が小刻みに震えはじめる]

(51) 2015/06/10(Wed) 00時半頃

透明女子会 ヒナコは、メモを貼った。

2015/06/10(Wed) 00時半頃


【人】 白銀∴秘星 マユミ

え、何これ……

[メモをくしゃりと握りつぶしたまま「またきてさんかく」を目の前にして急に後ずさる。]

私、行かなきゃ……

(52) 2015/06/10(Wed) 00時半頃

旅団✡肘笠雨 ワタヌキは、メモを貼った。

2015/06/10(Wed) 00時半頃


【人】 石工 ボリス

あーっ、あーーーっ……
いや俺の方がびっくりしましたって!!
なんで?え?二人知り合い?え?
そっちの人は……?え?あ、こんばんは。

[堀川は首元を抑えながら、挙動不審に面々を見た。
それからもう片手でジーパンのポケットの上から『大平あいり』のコンパクトミラーをぎゅっと掴むと、曖昧に首を傾げて情けなく笑った。]

……いや……用事ってゆーか。
あ、用事すね。いや、お守り買おっかなーって……。
てゆーかえーと……。ワタヌキさんに、ちょっと。

ま、魔法陣?……おねーさん?
え、待って待って、ちょっと……。

[堀川の声は僅かに震えている。
手には嫌な汗が滲んでいる。]

(53) 2015/06/10(Wed) 01時頃

【人】 石工 ボリス

[頭の中がぐるぐるしている。
今起きていることは一体全体何なのだろうか。]

(全部悪い夢だったら、どんなにいいか。)

[カウンターに残されていたコンパクトミラー。
堀川は恐怖で布団に包まりながら、恐る恐る、一度だけ、それを開いていた。

そうして、そこに映ったのは。
青ざめているだろう自分の顔でもなく、
Twitterで見慣れたアイリスの顔でもなく。

謎の集団だった。
揺らめく煙の中、まるで魚か蟻の群れのように、
めいめい、好き勝手揺れ動く人々の姿。>>4:127
その腕に揺れるさんかく……さんかく?

そして、それを見下ろすように座る男。
眠たそうな目。うさんくさそうな風体。
ワタヌキ。]

(54) 2015/06/10(Wed) 01時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

あ、あの、大丈夫です。こっちの話ですから。
石動さんと智恵美さんと……それからええと、店主さんは行ってください、「またきてさんかく」。あの人、力士シールとは関係なくても、アイリスの行方の事は知ってそうでしたし。

あの、本当ごめんなさい、私行かないと……いえ。
三鷹に今すぐ帰らないと……

[顔面が蒼白になったまま、もう一歩後ずさる。そのまま腕でも掴んで引き止められない限りは駆けだした**]

(55) 2015/06/10(Wed) 01時頃

【人】 石工 ボリス

[堀川がそれを見たのは、一瞬だった。
あまりの恐怖に、気を失ったのだ。
……それとも、あるいは最初からただの夢だったのか。
目が覚めた時は手鏡は閉じられていたし、かといって、再びその手鏡を開くような気持ちは微塵も起こらなかった。
だから、夢かもしれない。
そうじゃないかもしれない。
そうじゃない……そうじゃないとしたら?

とにかく、確実なのは、ひとつ。
こんな手鏡、はやく手放してしまいたいということだ。]

(全部、夢……で、あってくれ……。)

[そしてワタヌキなら、そんな夢の内容だって、
なんだそりゃ、と笑ってくれるだろう。そう期待している。

震える手で自身の頬をつねってみる。
加えた力のぶんだけの鋭い痛みが、そこに走った。]

(56) 2015/06/10(Wed) 01時頃

【人】 石工 ボリス

え?は!?アイリスの行方……えっ!?
あ、お疲れさまっす……え?
だ……大丈夫すか?色々……。

あ、俺、堀川ですー……。……帰り、気をつけて……。

[『アイリスの行方』という言葉に、思わず手が強張った。
そうして特に引き止めることはせず、帰ろうとする女性の姿に情けない自己紹介を投げるに留めた。]

(57) 2015/06/10(Wed) 01時頃

ボリスは、震えている。**

2015/06/10(Wed) 01時頃


石工 ボリスは、メモを貼った。

2015/06/10(Wed) 01時頃


白銀∴秘星 マユミは、メモを貼った。

2015/06/10(Wed) 01時頃


【人】 店番 ソフィア

私は……どうかなあ。人を殺したら、厳しい地獄が待ってるって聞きますけどね。

[マユミ、イスルギに次いで、高円寺を歩く。笑えない冗談だった]

本当にあるんだ……。

[掲示板でいく分前に見た、意味不明な文字列が意味を成す。『リーク』と報告されている以上、この下り階段が常闇へと通じている可能性だって、いくらでもあった。怖い、と思う反面、エリを失ったという事実が、もはや歯止めを打ち砕いている]

わ、わ、どうしたんですか?
え、ああ、こんばんは。智恵美といいます。
[突然のマユミの動揺につられるが、それが度重なる遭遇の連鎖の一端だと気づくと、智恵美はすぐに納得して挨拶を交わした]>>49 >>53

……そうですか。わかりました。気を付けてくださいね。
また、会いましょう。
[智恵美は止めない。それが最後であるかのように、別れを告げた]>>55

(58) 2015/06/10(Wed) 05時半頃

【人】 店番 ソフィア

それじゃあ、行きましょう。

[もはや失うものは何もない。そんな気分で智恵美は階段を下る。薄汚れた白タイルの階段の先には、木製の扉がある]

[降りるや否や、その扉を造作もなく開けた。今や、こんな非日常も、智恵美の身体にすっかりと馴染んで、その逸脱を恐れることはなかった]

失礼します。

[漏れ出す独特の雰囲気、音楽。智恵美は恐る恐る、中を伺うように、扉をくぐった**]

(59) 2015/06/10(Wed) 05時半頃

店番 ソフィアは、メモを貼った。

2015/06/10(Wed) 06時頃


【人】 旅団✡肘笠雨 ワタヌキ

― 夜・高円寺『またきてさんかく』>>59 ―

[香の焚かれた薄暗い店内。
アジア雑貨や石を使った装飾品。
店内では、ネパール人の女が、一人店番をしていた。]

(60) 2015/06/10(Wed) 08時頃

旅団✡肘笠雨 ワタヌキは、メモを貼った。

2015/06/10(Wed) 20時半頃


安全調査局 トヨタは、メモを貼った。

2015/06/10(Wed) 20時半頃


【人】 紅客連盟 イスルギ

 
 わからんけど……わからんことばっかりやな。

[真弓(>>45)にTwitterが表示されている液晶を見せ、
件のツイートを指先でこつりと叩いて示す。
そんな遣り取りは、智恵美とも共有して。

透明天井のアーケードが途切れて
ここから先は別の名前の商店街というところ。

目印になるネパール料理店は、
そこから脇道に入ったところにあった。
たしかに腹は減っているしカレーは好物だが
ここで食事を楽しむつもりはまったく無い。]

(61) 2015/06/10(Wed) 21時頃

【人】 紅客連盟 イスルギ


 は……あーー……?あー、何しとんの。
 知り合いゆうか、高円寺さんと僕は――
     ん? え、……どこ行くん!?

[智恵美に続いて先を目指そうとしたところで
誰かに追いぬかれ、その誰かの声に驚いて。
真弓の唐突な離脱に驚いて。]

 ――……なんなんや。

[駆け去った真弓。震えている堀川。
……智恵美は逞しく扉の向こうへ進む。

石動は目をぱたぱた瞬かせた後、
階段を下って扉をくぐることにした。*]

(62) 2015/06/10(Wed) 21時頃

紅客連盟 イスルギは、メモを貼った。

2015/06/10(Wed) 21時頃


【人】 旅団✡肘笠雨 ワタヌキ

― 夜・高円寺『またきてさんかく』 ―

[ほっそりとした外国人の女性店員は、この時間にわらわらと客がやってくる事への珍しさなどおくびにもに見せず、微笑んで、「イラッシャイマセ」と声をかける。]

(63) 2015/06/10(Wed) 21時半頃

【人】 紅客連盟 イスルギ

―『またきてさんかく』―

[不可思議に甘い香りにつつまれた店内には、
不安定でいてしっくり頭に馴染む音楽が流れている。
陳列された装飾品や石たちは
てんでばらばらな異国情緒を主張していてうるさい。

店奥で仕事をしている女の佇まいもまた同じく。]

 キリンかなんか欲しいんやけど、
 キリンやなくてゾウでも太陽でもええねん。
 ……なんか、ええのあるかな?

[なんと話しかけたものかと悩んだ石動は、
そもそも言葉に乗せる意味を考えるのを放棄した。]

(64) 2015/06/10(Wed) 21時半頃

【人】 旅団✡肘笠雨 ワタヌキ

[女性店員は「キリン、ゾウ、タイヨォ」と復唱し「オ待チクダサイネ」と陳列された品物から、要望に合う品を探している。
その間「オ客サン、キリン好キ?」「カワイイネー」と話しかけてきた。可愛いはキリンのことのようでもあり、眼鏡の客のことのようでもある。

女性店員はブッダの知恵の目に似た目つきのキリンのオブジェを手にとり机にのせる。さらに頭や背中に豪華な装飾を乗せたゾウがついたブレスレットを机に置きながら「タイヨウ・ゾウ、イッパイアルネ、見テッテ?」と言った。

どうやら店内にはワタヌキの姿はない。]

(65) 2015/06/10(Wed) 21時半頃

【人】 旅団✡肘笠雨 ワタヌキ

[女性店員は、机にゾウ・キリン・太陽を目につくものから並べながら「ワタヌキサン、モウ少シデ来ルヨ」と続けた。

外の会話が聞こえていたのかもしれない。>>53

(66) 2015/06/10(Wed) 22時頃

【人】 紅客連盟 イスルギ


 キリン、眠そうな眼がとくに好きや。
 ……なんやご利益ありそうやな。
 僕、いま怖い“もん”に追いかけられてんねん。

 ゾウに乗ったら、逃げれるやろか?

[キリンのオブジェの背に片手を乗せ、
またもポケットで震える携帯に浅い息を吐く。

「見テッテ」と言われるまでもなく
視線は音楽や香りの上を泳ぐように店内を見渡す。
がやがやとした色の集合体を眺める。

そして智恵美の顔を見て。]

 ――ハズレやろか。力士もおらへんし。

[なんて一声をかけながら
キリンの背をぺちぺちと愛おしんでいる。]

(67) 2015/06/10(Wed) 22時頃

白銀∴秘星 マユミは、メモを貼った。

2015/06/10(Wed) 22時頃


【人】 旅団✡肘笠雨 ワタヌキ

[女性店員はなるほど、とばかりに頷くと「ゾウサンイイネ。神様。ラッキー、平和ノオ守リナルヨ。」と言った。
ガネーシャ像を指さしてみせる。

いくつかの神名のうちの一つはヴィグネーシュヴァラ。障害除去。元来は障害神であったのが、あらゆる障害を司る故に障害を除去する善神へと変化したと言われている。

なんとこの『またきてさんかく』にある品は『霊験あらたか』で『運気を上げられる』と(店員により)評されているものばかりだ。とくに怪しいところはないので、効き目があるのかもしれない。(ないのかもしれない)]

(68) 2015/06/10(Wed) 22時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

―高円寺―

……すみません。こっちの謎の途中なのに勝手を言って。
ただ、わかるんです。この「またきてさんかく」はきっと大事な場所だけれど、力士シールの謎とはまた違うんだって。
私が行かないといけない場所は他にあったんです。

これは、私の方の問題だから、きっと……

[力士シールの行方。考えてみれば気づいていてもおかしくなかったはずだ。力士シールのある場所に謎があるのだとしたら、これみよがしにシールが貼られているのに謎だけがなかった場所があったではないか]

また会えるといいです。いえ、きっと会いましょう。
大丈夫ですよ、気を付けるのは皆さんの方かもしれないですから。
店主さん……堀川さん?もまた。

[智恵美と石動、それから目白のラーメン店の店主にも一声告げて、走り出すように道を戻り始めた。ホームに丁度飛び込んできた中央線のくだりに乗り込む。そのまま揺られること数駅。降りたのはいつもの駅だった。]

(69) 2015/06/10(Wed) 22時半頃

【墓】 地下鉄道 フランク

>>4:+36

[中々に間抜けだ、という彼女の言葉に首だけを軽く後方に傾けた。]

 あー。間抜けかもねぇ。まぁ、死んだかいがあったとも言えるなぁ。

[そっけない扱いにも気にした様子はなく歩みを進める。別になぎさを喜ばせようと思って言ったことではない。逆に馴れ馴れしすぎて警戒されたり、話してくれなくなるのが嫌だっただけだ。]

 え、何、twitter見てたのかよ。ちょっと恥ずかしいじゃん。さっきまで1人だったからホントにビビってたんだよ。
 最初んときは母さんと一緒に電車乗ってたんだけど、きがついたら1人で電車に乗っててさ……
 
 あー、俺のスマホもう電池切れなんだよなあ。モバイルバッテリーとか持ち歩くんだったよホント。
 ってか、なぎささんのスマホはどこにも繋がらないの?
 それこそツイッターは?

[他愛のない会話だ。それが続いていく。]

(+3) 2015/06/10(Wed) 22時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

—三鷹―

だけど、どこに…… 昨日は戻ってきてからすぐに、そう。誰も入れないように戸締りをすべて確認して、それからはどこも開けずに…………あっ。

まさか……… そう言えば、確か私の部屋の隣はモデルルームだったから、誰でも入れるし、窓を開けて敷居を越えれば…!

[居てもたってもいられず、全力で駆け出す。たどり着いたのは、見慣れた三鷹の自分のアパート。力士シールが扉に張られていた自分の部屋だった。

そのまま震える手でもどかしげに鍵を開け、転がり込むように部屋の中に上がり込む。ベランダへと続く窓を開けて真っ暗なその場所を懐中電灯で照らし出した]

(70) 2015/06/10(Wed) 22時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

あった………!!

[ベランダの隅に、目覚まし時計くらいの大きさの物体が置かれている。メトロノームのようにコチコチコチと規則正しく揺れる振り子がプラスチックケースの中に収められて、そのケースもまた厳重そうにねじで止められている。その下の方からは、何色ものコードがうねりながら絡みあって配線を組んでいた。]

(71) 2015/06/10(Wed) 22時半頃

【人】 旅団✡肘笠雨 ワタヌキ

― 高円寺『またきてさんかく』前 ―

[店の前にもう一名が到着したのは、『またきてさんかく』で眼鏡の客をはじめとした数人が、店内で幾らか待たされた後のことだ。
ワタヌキは、女の子の姿を見つける。>>38

 居なくなったと思ったら、ここに居たのかあ。
 立ってないでお入り?

[消えたと思えば現れる『さかしたひなこ』は、まるで幻覚かなにかのようだ。]

(72) 2015/06/10(Wed) 22時半頃

【墓】 地下鉄道 フランク

 きさらぎ駅は田舎にある無人駅そのものだった。改札を抜けると簡易な待合室があって、その開けっ放しのドアから覗く外は穴が開いたように真っ暗だ。なぎさと歩みを同じにしようと、その場に立ち止まる。]

 かもなぁ。>>4:+38
 でも逆に、姉にかまって欲しかったのかもねぇ。
 すごいねぇあいりちゃん、私じゃできないよ〜。みたいに、あやしてほしかったんかなぁ。
 自分が話題の中心にいたがる奴だったから。
 あー、なんか大平姉妹が喋ってるとこみてみたかったわ。面白そう。意地の張り合い。

 鏡?そりゃコエーな。
 でもそれも、センベツだったのかもしれないよ。わかんないけど。
 本人に確認しようと思ってももうできねーし、自分に得な方に考えとけば?
 ……ん?

(+4) 2015/06/10(Wed) 22時半頃

【墓】 地下鉄道 フランク

[なぎさが立ち止まった壁につられて目線をやると、そこには太った男が双頭となったシール。(>>+2)]

 あー?これ力士シールじゃん。昔流行ったやつ。誰が貼ってるかわかんねえっていう。
 なんか、俺がいた店覚えてる?あそこにも貼られててさあ……あれは真新しかったけど。

[薄暗い空間に浮かぶ双頭のシールは、それだけでも気持ちが悪い。そういえば、喫茶『パール』の近くの電柱にも貼られていたような気がする。]

 やだ、いきましょ……。

[考えないようにして、きさらぎ駅を出た。]

(+5) 2015/06/10(Wed) 22時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

ドライバーなんて持ち出してくるからまさかとは思ったけど。
まさか本当にそのまさかだったとはね……

「追いかけることは相手が追う理由になる。」

[「またきてさんかく」とゆかりがあるというあのオッサンの言葉を思い出す。ここまで深入りしたのがまずかったのか。けれど]

裏を返せばこれが最後って事……でしょ。

[ごくりと唾を飲み込んで、懐中電灯で照らしながらその物体の元にしゃがみ込む。念入りに周囲を確かめて、悲壮さの漂う顔つきでコチコチとなる振り子の音を聞いた。]

(73) 2015/06/10(Wed) 22時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

―――――どう見ても爆弾よね、これ。

[手には、昨夜BARで手に入れたドライバーやニッパーの入ったビニール袋が握られている。]

(74) 2015/06/10(Wed) 22時半頃

【人】 店番 ソフィア

[物、物。色彩の洪水。その賑やかさ、ゆるく懸垂した布、匂い。それらの煩雑さのなかに、輪郭が失せるような危うさを感じる。今の智恵美は過敏で、その雰囲気はあまり良くない形で作用していた]

キリン、可愛いですよね。ゆるいキリンの絵が描いてあるトートバッグに、よく教科書とか入れてますよ。

いや、わかりません。色々物色してみましょう。

[並べられたガネーシャ像を見て、じっと睨む]

なんかカレー屋さんでみますよね、ガネーシャ? 象の神様みたいなの。
うーん、なんかこう、普段使いできそうなのありません? ガネーシャの。クリアファイルとか。

[お守りになると聞いて気になったらしく、買うつもりのようだ。財布を取り出している]>>68

(75) 2015/06/10(Wed) 23時頃

【人】 紅客連盟 イスルギ

[ごくごく普通に買い物をしてしまっている。
石動もまた店員に言われるがままに
平和をもたらすゾウを買おうと――するわけがない。

キリンは確かにかわいらしいと思ったし、
店員の身体のラインは好ましいが。]

 ――……ゆうても、
 何を探してええんかわから……

[財布をスタンバイする智恵美を横目に
キリンから離れて店内をうろつくが。
……携帯から、音が放たれた。]

(76) 2015/06/10(Wed) 23時頃

【人】 紅客連盟 イスルギ

[声が放たれた。
iPhoneに内蔵されている音声案内ソフトの声だ。

『モウ 近ク モウ、着クノ オシマイ ハジマリ』

――床に、iPhoneを叩き付ける。
は ッと鋭く吐いた息が熱い。]

(77) 2015/06/10(Wed) 23時頃

【人】 旅団✡肘笠雨 ワタヌキ

[仮に店内でくまなく力士シールを探そうとするのであれば、中々の苦労が伴いそうである。客達がそうしてみたかどうかはワタヌキの知るところではないが、なにせ店内は雑多で物が多い。>>75

ガネーシャ象に興味を示した女の子に、女性店員は嬉しそうに話し始めた。
「商売ノ神様。オ守リヨ。学生サンニモ良イ。」
障害を取り去り、財産をもたらすと言われ、事業開始と商業の神、または学問の神とされるのだ。

普段使い出来そうなもの、とのリクエストに、女性店員は明るく頷いた。
ガネーシャスマホケース。ガネーシャクリアファイル。
ガネーシャTシャツ。ガネーシャステッカー。
これらのものを用意してくれた。]

(78) 2015/06/10(Wed) 23時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[当然、普通ならこんなものは捨て置いてポケットのスマホで110番にかけるところだろう。それで何もかもかなぐって終われる……と普通なら思うはずだ。けれど、この数日で四次元世界の断面のような常識の及ばない世界の一端を覗き見ていた身には、それが解決になるとは思えなかった。]

こういうの……本当に本当のリアルで見るとさすがに結構クるものがあるな……

[しゃがみこんで、もう一度構造を確かめる。]

きっとこれを置いた誰かは、私が絶対に解けないような構造のものは置いていないはず。今までもそう、全部なんとか解けるぐらいのものだった。やっぱり……謎を追いかけるつもりで、追われていたのは私の方だったんだ。でも……

[ドライバーを握る手が震える。それを押しとどめて、深呼吸を一つした。]

それもこれで最後。

(79) 2015/06/10(Wed) 23時頃

【墓】 地下鉄道 フランク

[きさらぎ駅を一歩、出る。
 外は真っ暗だが、恐ろしく長い間隔で外灯が点在し、山と思しき方向には飛行機の誘導灯のように灯りが転々と灯っている。
 なぎさは先へ進むだろうか。
 自分は、どうだろう。]

 多分、あっちに言ったらダメだと思う。だから反対の方に……

[その方向を指さすも、言葉が途切れた。]

(+6) 2015/06/10(Wed) 23時頃

【人】 旅団✡肘笠雨 ワタヌキ

[ギ。
店の木製扉が、音をたてる。>>77

(80) 2015/06/10(Wed) 23時頃

【人】 旅団✡肘笠雨 ワタヌキ

[店内にやってきた者達がそうこうしている間に、間が悪く『またきてさんかく』まで辿り着いたワタヌキは、店内にある声や姿に、意外そうに目を瞬いた。]

 あらまあ。
 ほんとに遊びにきてくれたの?

(81) 2015/06/10(Wed) 23時頃

【人】 店番 ソフィア

[iPhoneを見る、そしてそれを叩きつけた石動を]

……な、なんですか、今の。

[怯えた素振り、しかし態度を荒げる石動に、かえって冷静さを与えられ、目をつぶって顔を振った]

(82) 2015/06/10(Wed) 23時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[プラスチックケースを嵌めているネジにドライバーで触れる。本物のプロが作った爆弾はよく映画であるような人間業で解体できるようなものではなく、ネジを外そうとすると爆発、動かそうとすると爆発するのも当たり前、凍らせる以外に対処ができないようなものだと聴いているが、そういうものではなさそうだった]

でもネジの振動が振り子の方に伝わるようになってる。……中の方でギアと連動してる?メトロノームのようにちょっとでも傾けたら振れ幅が変わるから、それが左右の電極に触れたら……って事かな。なら、少しずつまんべんなく外していかないと……

[音を聞きながら、ドライバーでネジを回す。気を抜くと手が震えそうになる。それを押さえつつ、プラスチックのカバーを外し、解体する作業に取り掛かった]

(83) 2015/06/10(Wed) 23時頃

【墓】 地下鉄道 フランク

 なぎささん、あのー……

[唐突に名前を呼ぶ。
 その顔を見ると、妙に神妙な、不安そうな、居心地の悪そうな顔をしている。]

 手ー、つないでくんない……

[半笑いの顔になっているが、至って真面目のようだ。]

 嫌だったら、服の端っこでもいいから、掴まして。
 頼む。
 どっちかが連れてかれたら1人になっちまう。

[きさらぎ駅を出てから、彼は一歩も前に進めなかった。]

(+7) 2015/06/10(Wed) 23時頃

【人】 店番 ソフィア

うーん、じゃ、これ、にしておこうかな。
過去問入れるのに使うね。

[といって、全面にガネーシャの押し出されたクリアファイルを選ぶ] >>78

[普段使いできるものを買う。これは願掛けだった。日常に戻るための]

(84) 2015/06/10(Wed) 23時頃

地下鉄道 フランクは、メモを貼った。

2015/06/10(Wed) 23時頃


【人】 透明女子会 ヒナコ

[(>>72)
声をかけられた私は、音も無く招かれるまま店内に入る。
顔を見ても表情は何故かわからないだろう。
半分になったカードを持って、店内をうろうろと。
何か探すように。
話している人の意識からは気配が消え、店内を注視してみれば視界の端に映るかもしれない程度の存在になっている。]

(85) 2015/06/10(Wed) 23時頃

【人】 紅客連盟 イスルギ

[――床に転がって黙ったiPhoneを睨める目が眩む。
ドクドクと喚く心臓をかばうように背をやや丸め、
は は 、と乾いた息を吐く。

ギ。

張っていた気を刺す、音。]

 …………っ

[咄嗟に後退ったはずみでぶつかった棚の上で、
ゾウと月がぶつかり合い、塔が倒れて石が弾んだ。]

(86) 2015/06/10(Wed) 23時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[10分……あるいは20分?もっと経っているのかもしれない。手元の時計を見るのも集中が途切れそうでできない。ゆっくりとプラスチックのカバーを外し、ギアやゼンマイを慎重によけながら信管のあるであろう内部のネジを外しにかかる。]

考えない。……これが終わったら、失敗したらとか考えない。
こんな思いをするぐらいなら毎日ハゲの店長に嫌味言われ続けてる方がマシだなんて考えない。力士シールの顔のことも考えない。
ここから逃げ出せるなら40までアパート暮らしで独身のままでもなんでもいいなんて事も……考えない。

[振り子のカチカチ揺れる音だけが耳に入って中で増幅されていく。息を殺して、手元だけに全ての神経を集中させる。]

(87) 2015/06/10(Wed) 23時半頃

【人】 紅客連盟 イスルギ


 …………オッサン、あん時の――

[しかし現れたのは緊張感なく現れた男。
昨日の記憶にある男であり、
ここを訪れるきっかけの一端である男。

男の瞬く目を見る石動の目も、細かく瞬いた。]

(88) 2015/06/10(Wed) 23時半頃

【人】 店番 ソフィア

[智恵美は、初めてみるワタヌキのことを不安げに見た。どういう因果で出会うこととなったのか、わかりはしない]>>81

[けれども、これがたどり着いた先なのだ。この先というものがあるのならば、きっとそれもこの人物に関わるところに違いない]

[二人をじっと見ながら、包んでもらったクリアファイルと財布をカバンに仕舞っている]

(89) 2015/06/10(Wed) 23時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[一本、また一本……ネジを外し、解体を進めていく。
ギアの中心に据えられたネジを回転の方向を確認しつつ外し、電気配線の様子に目を配りつつ余分な配線を切断する。

そうしてついに、信管の部分にまで到達した。
全く外からは正解の見分けがつかない、赤・青・白・黒の4色コードが配されている。]

ここまでは来た……けれど。

[正解のコードが見当もつかない。]

(90) 2015/06/10(Wed) 23時半頃

【人】 旅団✡肘笠雨 ワタヌキ

[青ざめた顔の眼鏡の男性客が棚にぶつかり、ごろんごろんと品物が床に転がった。
彼がスマホを床に叩きつけ、扉が音をたてた途端の出来事。ネパール人の女性店員は、それに会計も忘れて口元に手をあてて驚き、固まっている。もう一人の女性客はクリアファイルを買うところであるようだ。もう一人の男性客はラーメン屋の店主だ。
それらの出来事とかかわりなく淀みないのは、音楽と、まるで店の風景のように存在感を殆ど失った『さかしたひなこ』だけ。]

 あぁ〜〜、君こそあの時の!

[眼鏡の男性客の、心臓や息が止まりそうに緊張した顔が呆然として、ワタヌキを見ている。
それをワタヌキは指差して笑顔をみせた。
緊張の糸が一度途切れたような店内の隅、レジでは女性店員が思い出したように会計を済ませて、クリアファイルを包んでやっていた。>>89

(91) 2015/06/10(Wed) 23時半頃

【墓】 逃亡者 メルヤ

>>+3

 なかなか臨場感あふれる実況でしたよ。
 思わずフォローしてリアルタイムで見ちゃいました。
 「アイリス」じゃなくて私のアカウントの方で。

[からかうように言いながら、自分のスマホを取り出す。
こちらもバッテリーは残り少ない、2%]

 ツイッターはさっき繋がりましたけど……
 ほとんど誰にもフォローされてない鍵付きアカウントなんですよね……。

[ツイッター公式クライアントを起動し、自分のタイムラインを表示する。]

(+8) 2015/06/10(Wed) 23時半頃

【墓】 逃亡者 メルヤ

>>3


‏@tin_dorothy>

@MexxxxxaNxxxxa @A_i_lice ごめんね もうすぐ終わると思う

 

(+9) 2015/06/10(Wed) 23時半頃

【墓】 逃亡者 メルヤ

 え、
 あ はい。構いませんよ。

[先程までお互いリラックスして会話していたフランクが、駅を出るなり不安そうな様子>>+7を見せた事に多少驚くも、特に嫌がる事は無く左手を差し出す。]

 ……少し、急いだ方が良いかもしれません。
 元の場所へ帰りたい気持ちが有るのなら。

[「もうすぐ終わる」から。
そうなると繋がりが薄くなる気がする。きっと。]

(+10) 2015/06/10(Wed) 23時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

当てずっぽう?そんなバカな、ここまで来て最後が運なんて。

[そんなのはご法度だ。そんな脱出ゲームがあったら、ネットになんて書かれるかわかったものじゃない。]

何か、あるはず。最後に、見落としがないなら何か……
何か、「最後に戻ってくるべき手がかり」が……

[コチコチとメトロノームの振れが思考をかき乱す。それを押さえつけて、ここ数日の出来事を最初から思い出す。]

何か、何かなかったっけ……何か「最後にたどり着くべきもの」が……

(92) 2015/06/10(Wed) 23時半頃

【人】 紅客連盟 イスルギ


 や……タイミングがな。悪かってん。
 ははっ――……心臓止まるか思たわ。

[床に落ちたiPhoneには視線を向けられない。
それどころか強張った首は動かず、
あの時より小奇麗になった男に
引きつった笑みを向けるだけだ。

とどこおりなく流れる音楽も
耳殻を撫でて通り過ぎるばかり。

存在感の薄い、香りとひとつになったような少女には、
やっと気付いた。いま、やっと気付いた。]

 あいり ……ゆうとったっけ。

[中華料理店での彼らの会話をかろうじて思い出した。]

(93) 2015/06/10(Wed) 23時半頃

【人】 店番 ソフィア

[この店は『リーク』だ。あるはずのない場所。私たちは漏れ出している。この場所と共に、現実から。きっとここには、なにかがある。何かが]

あっ……!

[何故、何故気づかなかったのだろう。そこにいる一人の女子高生に。それは先ほどからずっといたのだろうか。それとも、いつの間にか入ってきたのだろうか]

あなたは……新宿の「香港小吃」近くの路地で……?

[一瞬だけ見た、ほんの一瞬だけ見ただけだった。でも、あの瞬間のことは今でも目に焼き付いている]

[だからきっと見間違えがなかった]

(94) 2015/06/10(Wed) 23時半頃

【墓】 逃亡者 メルヤ

[手を繋げば、フランクは歩けるようになるだろうか。
歩けるようなら、彼の言う「反対の方」へと向かう。]

 ……私、都会育ちなんですけど、嫁いでから最近まで1年ほどはこんな感じの田舎で生活してたんですよ。

[長い間隔の明かりだけを頼りに、山と原っぱしか見えない風景を見渡しながら言った。]

(+11) 2015/06/11(Thu) 00時頃

【墓】 逃亡者 メルヤ



     トントン


                  トントン


 

(+12) 2015/06/11(Thu) 00時頃

【墓】 逃亡者 メルヤ




               シャン


        シャン


 

(+13) 2015/06/11(Thu) 00時頃

【人】 旅団✡肘笠雨 ワタヌキ

[ワタヌキはこの時、もとよりそのつもり、いずれは店じまいする予定だったが、この店から『早々に引き上げる』ことを決定する。>>93

 551、ご馳走様。
 友達と分けて食べたんだ。ありがとうね。

[あの豚まんは、マンチーになった地底で暮らす者達に分けてやった時に、たいそう喜ばれた。
豚まんをくれた眼鏡の青年に礼を言い、彼からは驚いている理由を聞き、首をかしげた。]

 タイミング?何かあった?
 顔色悪いなァ〜、
 オバケか人殺しにでも見つかったみたいだよ。

[映画でよくあるやつ、と付け加えて、店内に歩を進めて、落ちた雑貨を拾い上げた。]

(95) 2015/06/11(Thu) 00時頃

【墓】 逃亡者 メルヤ

 まあ、今にして思えば、そんな何も無い土地に嫁いだのも、あの子から逃げたい気持ちが有ったんでしょうけど。

 でも貴方が言うように、あの子が私にかまってもらいたがってたなら、多分、許せないと思ったでしょうね。
 あの子の事だから……

 死ねばいいのに。

 ……くらいは思われてたかも。

(+14) 2015/06/11(Thu) 00時頃

逃亡者 メルヤは、メモを貼った。

2015/06/11(Thu) 00時頃


【人】 石工 ボリス

……なんか、すげー……偶然……すねー。
色々。偶然。……なのかなー……。

[言いながら、二人に続いて階段を降りる。
店内はワタヌキの外見同様に『いかにも』な風の雑貨屋だった。堀川は店の奥を覗き込んでワタヌキの姿を捜したが、店員は異国人の女性のみで、彼は不在のようだった。

堀川は、暫し手持ち無沙汰に店内を見回していたが、突然>>77の音に、ビクッと身をすくませた。]

ウオッッ。な、なんすか!?
え!?びっくりした〜〜〜!!やめてくださいよ!!

[床に落ちたiphoneと石動とを交互に見る。
そして、店に入ってきた男と、女子高生。]

うわっ。(女子高生だ……。)
……て、また皆さん……知り合い、すか?

[背筋に薄ら寒いものを感じながら、ひとまずワタヌキに倣って、周りに落ちたものを拾い始めた。
その流れで、石動のiphoneも拾い上げようと。]

(96) 2015/06/11(Thu) 00時頃

【人】 樫の樹の子ら リツ

[激情に駆られて飛び出した街は、夜ということを差し引いても驚くほど静まり返っていた。
エンジン音のひとつもたてず、タクシーが滑るようにすれ違った。
運転席には誰もいない。かろうじて、バックミラーの中にスーツを着た運転手の姿が見えただけだ。
車が動いているから、運転手がいるのか、運転手がいるから車が走るのか、どちらが本当なのか、こちらにいる俺にはなにもわからない。
当事者には、『あちら側とこちら側』どちらが本当の自分なのかなんて、わからない。
見えざる神の手に……この場合、あちら側の自分にか? ……操られるようにして、音のない東京を走る]

(97) 2015/06/11(Thu) 00時頃

石工 ボリスは、メモを貼った。

2015/06/11(Thu) 00時頃


【人】 白銀∴秘星 マユミ

たどり着く答え……たどりつく答え…

[コチコチ……コチコチ……]

たどりつくべき答えは……謎の根源……

[コチコチ……コチコチ……]

根源………こん、……あっ。

[コチコチ……コチコチ……]

そうだ、確かあのBAR……「roooooot!」のメニュー、あれに確かそんな事が……

[はっと見やる。コードは4色。]

(98) 2015/06/11(Thu) 00時頃

店番 ソフィアは、メモを貼った。

2015/06/11(Thu) 00時頃


【人】 白銀∴秘星 マユミ

あのメニューの色って確か、ええと、青じゃなくって、白でもなくって………

[記憶があやふやだ。その二つではない。残る色は二つ。そこから先がどうしても、ぼんやりと思い出せない。]

あの色は。あれは………そう。私の記憶が確かだったら……

[ニッパーを手に取る。赤と黒。2本のコードを見つめ、息を吸う。
気が付けば、ニッパーを持つ手はどうしようもなく震えていた。祈っている。心の底から、けれどそれはただ無事であるようにというだけではなくて]

(99) 2015/06/11(Thu) 00時頃

【人】 紅客連盟 イスルギ


 美味かったやろ。
 551があるときとないときは、全然ちゃうからな。

[男の“場所”に不躾に踏み込んだ自覚は、ない。

この賑やかな空間が崩れると知る機会があれば
きっと、残念には思うだろう。
しかしそれは、この場ではもしもの話でしかない。]

 オバケやない……とは思う。
 ――……偶然や。全部、輪になる偶然や。

[堀川に拾われるiPhoneは、また震える。
ブゥゥゥ……ブゥゥゥ……ブゥゥゥ……ン。

眉間に皺を刻み、男に倣って落とした品を拾って。
棚を整えながらまだうるさい心臓を宥めた。]

(100) 2015/06/11(Thu) 00時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

――――――――自分を、信じなきゃ。

[心の中でカウントダウンをする。10,9,8……
それが0になると同時に、手にしたニッパーで1本のコードを切断した**]

(101) 2015/06/11(Thu) 00時頃

【人】 樫の樹の子ら リツ

[目的地はわかっている。
騎士として俺に出来ることは、姫の元に向かうことだけだった。

騎士としての俺自身の本能が、世界に向けて言葉を呟く。
俺にはこれだけだった。これでしか自分言葉を呟いて来なかった。

『アイリスは人を呪ったりしない。姫は苦しんでいるだけだ』

鏡の向こう側とこちら側とを、囁きが繋ぐ。
きっとウェブの海にはあちらもこちらもない。囁きがあるだけだ。
だから、騎士の俺はひたすらそれを発信する。姫の名誉を守るために]

(102) 2015/06/11(Thu) 00時頃

【人】 石工 ボリス

(……あいり?)

[iphoneを拾い上げると同時に、堀川の動きが止まる。
恐怖で足元がフワフワするのを感じながら、首を回して今一度、店に入って来た女の子を見る。
――あいりす、ではない。
少なくともtwitterのアイコンのあいりすでは。
でも。]

(なんか……どっかで……)

[記憶をたどる。
ドクン。
心臓が重たく跳ねる。

この女の子は、もしかして、昨晩、
煙の中で――揺れながら。ワタヌキと、一緒に。

曖昧な記憶を辿るうち、冷たく汗ばむ手の中で、着信。]

(103) 2015/06/11(Thu) 00時頃

【人】 店番 ソフィア

……なんか、改めて自己紹介でも、しませんか。

[遭遇の連鎖。何かに決定的に招かれた、このちぐはぐな会合に、智恵美は思いついて発言する]

私は田中智恵美です。池袋の大学に通っています。
『リーク』っていう……あるはずのない場所を、探して……ました。
以前、その『リーク』に……私は日常を置き忘れた気が、したので。

[他の人が続くかは知らないが、最後まで一気に言い切った]

(104) 2015/06/11(Thu) 00時頃

【人】 石工 ボリス

あ……っと、電話。

[慌てて堀川は、石動に向けて携帯を差し出した。
プライバシーに関わると思って、無意識に、着信画面は見ていない。

堀川の視線は、ワタヌキと、『あいり』と呼ばれた女の子の辺りを、落ち着き無さげに彷徨っている。]

(105) 2015/06/11(Thu) 00時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[一人ずつ、私を見つけていく。
私は音も気配もなくそこに立っている。
私は探しものをしているだけ。
『アイリス』だったか『赤ん坊』だったか。
私に視線を向ければ、途端に私の気配は曖昧になる。
そこにいるのかいないのかもわからないような。

ただ、拾う言葉はあった。]

『あいり』

(106) 2015/06/11(Thu) 00時半頃

【人】 旅団✡肘笠雨 ワタヌキ

[キリンじゃないが眠そうな目をしたワタヌキは、『あるときないとき』で痰の絡むようなガラガラ声で小さくわらう。CMを見たことはないけれど、それは高円寺という女性も言っていたので、おそらくそういう事なのだろう。>>100

 え。じゃあ人殺しのほう?

 おれのタイミングの悪さも、偶然……
 偶然ねぇ……一昨日からそんなのばかりで。
 たまたま会う人が多すぎるんだ。
 君たち含めてね。

[ね、と店主に顔を向けてみせる。] 

 それ、電話でないの?

(107) 2015/06/11(Thu) 00時半頃

【人】 旅団✡肘笠雨 ワタヌキ

[初めて見かける顔である女の子は、急に自己紹介をしはじめた。>>104
田中智恵美というらしい。
まだ店内に来て間もないワタヌキには、その真意はいま一つ理解しかねるが。]

 ねえ。
 もしかしなくても、君たち。
 『普通』に買い物に来たお客さんじゃあないわけだね?
 まあ、そうだろうって気はしていたし……
 今更だけど。

 普通お店でいきなり自己紹介しないもんねぇ。

 おじさんはワタヌキっていうんだけど、
 君たちは何しにここへ来たんだい?

(108) 2015/06/11(Thu) 00時半頃

【人】 紅客連盟 イスルギ


 電話……こんな熱心に呼んでくれるとは
 ――思わんかったわ。

[堀川の手に振動を伝えるiPhoneの画面には、
やはり1054846……の番号が浮かんでいる。
差し出された電話をおずおず取った。]
 
 石動太郎や。
 昔話みたいな名前て、よう言われる。

[電話はまだ震えている。
智恵美に促された自己紹介に続けて
「電話、出てくる」と言い残して出口へ向かった。

すぐに戻るつもりで。**]

(109) 2015/06/11(Thu) 00時半頃

【人】 樫の樹の子ら リツ

[夜の新宿駅アルタ前交差点には、人は一人もいない。『この時間にしては』ではなく、ここには最初から誰もいない。

その花の片隅に、学生証が落ちていた。
それを見てはじめて、俺は姫の名前を知った。


その時、向こう側の自分が焦燥にかられた面持ちで鏡を覗きこんだ。
俺の体が映っては邪魔だろうと体を反らす。
向こうの俺が息を飲んだ。
無様に口許に手を当てて、嗚咽とともに胃の中のものを吐き出した。
だから、俺はその顔に拳を叩き込んだ。
アルタ前にあるこの花と同じように、鏡に写った俺が砕けた]**

(110) 2015/06/11(Thu) 00時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

『あいりはもういません』
『わたしももういません』

[私の声は私の口から出ない。私の表情は読み取れない。
私の周りに音はない。言葉としてそれは聞こえていないだろうし、受け取れたかもわからない。
私は視線に晒されれば、それを嫌うように扉から出て行く。開いていない扉を通り抜けて。]

(111) 2015/06/11(Thu) 00時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[私が去っていくと、堀川の荷物から何かの割れる音がした。
アイリスのコンパクトミラー。表面に小さな亀裂が入っている。


鏡面には小さく、かわいらしい文字で、マジックで書かれたような……鏡の厚みの、裏側から映りだしている。
『りーくは もうすぐ おちつきます』
しばらく経つとその文字は消え、新しく浮かび上がる。
『ただ わたしよりまえから ちかづきすぎたひとは』
『わたしには わかりません ごめんなさい』

それ以上は、浮かび上がらない。]

(112) 2015/06/11(Thu) 00時半頃

【人】 店番 ソフィア

[ワタヌキの問いかけに]>>108

……さあ、何しに来たのか、よくわからないんです。
何しろこの数日間はわからないことばっかで。
一応ここにたどり着いたのは、ルミネエストの屋上にあったパズルの答えが、

『またきてさんかく』

だったから、なんですけれど。えーと、私と、石動さんは。

何か、ご存じないですか? あと、なんか変な力士シール? のこととか。

(113) 2015/06/11(Thu) 00時半頃

【人】 石工 ボリス

ひとごろ……

[ワタヌキの発言に、堀川はフーっと後ろに倒れそうになったが、踏ん張った。それから突然自己紹介を始めた女性に向けて、あ、どうも、と曖昧に頭を下げた。]

えー。えーと……。自己紹介すか……。
堀川素直です。ラーメン屋やってます……。
……リーク……のことは、知りませんけど……、
ワタヌキさんに、ちょっと用事が……。

[言いながら、出口に向かう石動を見送る。
それから僅かに震える手をジーパンのポケットに突っ込んで、『大平あいり』と刻まれた手鏡を取り出した。
ワタヌキにそれを提示しながら、堀川は震えた唇を開く。]

(114) 2015/06/11(Thu) 01時頃

【人】 石工 ボリス

これ。眼鏡のおねーさんがたぶん、置いてって……、
で、あの。……えーと……、……いや、……。
とりあえず、あの。ほら、俺あのおねーさんと面識ないし、
ワタヌキさんに、預かってもらおっかなーって……、
思ってたんすけど。でも。

[横目にちらりと『あいり』を見る。
どことなく存在感の薄いその姿に、ごくりと唾を呑み込む。
夢の話は、口に出せなかった。
しかし、視線は二人の手首に向かう。さんかくを探して。]

えーーーっと……
もしかして、これ、君の?『あいり』ちゃん……。

(115) 2015/06/11(Thu) 01時頃

【人】 旅団✡肘笠雨 ワタヌキ

[石動太郎と名乗った青年は、ついに鳴り続ける電話に出る決心をかためる。>>109
店の出口がぎいと鳴り、彼は外へ出て行った。
その背をなんとなく視線で追いかける。……。]

(116) 2015/06/11(Thu) 01時頃

【人】 旅団✡肘笠雨 ワタヌキ

[扉が閉まる。
田中智恵美に向き直る。]

 ……?

[相手の言葉を聞きこぼさないよう黙って聞き終える。]

 ルミネとこの店が一緒に商売してるなんて
 美味い話は勿論ないし
 パズルごっこで客寄せもしてないけど……
 力士シール……?

[力士シールとパズルが関わりあることは、ワタヌキは高円寺から聞いていない。よってばらばらの話をばらばらに了解する。]

 そうか。石動くんは高円寺さんのお知り合いだったね。
 シールに追いかけられてる人でしょ、高円寺さん。

(117) 2015/06/11(Thu) 01時頃

【墓】 地下鉄道 フランク

 ………ありがとー… すげえ助かる。

 [差し出された左手を柔らかく握る。>>+10 情けなく手が震えているのが伝わるだろう。]

 ……帰れるのかな、俺……
 正直諦めてるっつーか……

 [そのまま”反対の方”へ、ぶらぶらと歩いて行く。会話をしながら歩くうち、フランクの手の震えは収まり、緊張気味だった声も駅内でのように落ち着いた態度となった。]

 えー、嫁ぎ先田舎ぁ?そりゃ遊ぶとこなくてヒマそう……
 ダンナの実家だったの?

(+15) 2015/06/11(Thu) 01時頃

【墓】 地下鉄道 フランク

[なぎさの独白を、また最後までゆっくり邪魔せずに聞く。>>+14

 ……死ねばいいのに、か。
 当たってるとしたら、さすが姉、ってカンジだけど。

 ……なんだかなぁ。ピンと来ないわ。なんでそんなにおかしくなっちゃえるのか。
 俺は、今まで生きてきて、誰かを殺したいとか、冗談ではあるけど、本気で思ったことねーよ。
 だって………  ッ?!

[さっきまで続いていた会話、続けていたい会話をフランクが途切れさせた。原因は―>>+12

 いま、
 いま、太鼓のおと、き、
 きこえなかった………?
 聞こえたよな………?

[後ろのほう、遠くから、かすかに聞こえた。あの、太鼓と、鈴の音が。
 なぎさの手をぎゅうとつかんだまま、歩む足を早める。本当はダッシュで逃げたかったけれど、最初から飛ばしたらいずれ追いつかれる。恐ろしい気持ちを必死で抑え、足早に次の外灯を目指した。]

(+16) 2015/06/11(Thu) 01時頃

【人】 旅団✡肘笠雨 ワタヌキ

 ふーん……でも、残念ながらあのシールに関して、
 おれが知ってることはないなぁ。
 ……高円寺さんが此処に居ないってのが、
 ある意味答えかもね。
 だって『追いかけていて・追いかけられてる』んだから。

 まあ、店内にシールがないかどうか
 確かめておくくらいはしておくよ。

(118) 2015/06/11(Thu) 01時頃

【人】 店番 ソフィア

[混乱しているワタヌキに、言葉を付け足す]

あっ、なんかルミネのイベントとかじゃなくて、そう、力士シールに追いかけられ……えっ、いや、追ってる、高円寺さんと、さっきまで一緒にいたんです。
力士シールと、なんか謎解きみたいなのが、いつも一緒になってるみたいで。でもさっき、なんか思いついたみたいで、帰っちゃいました。

[女子らしい自分のペースの早口言葉で、智恵美はどんどん喋り進めていく]

……あと、それと。私の追ってる『リーク』。これはネットに投稿された読み物が呼び方の発端なんですけれど、なにかあるはずのない場所に繋がったりする場所を報告する、『リーク』報告スレ っていう、まあ掲示板があるんですね。いつもそこを、見てたんですけれど。

そこに、新宿の「香港小吃」とか、このお店の名前とかが、書かれてて……。

[失踪したエリのことや、階段で消えた2人の話などは、流石に一気にしゃべることはできなかった]

(119) 2015/06/11(Thu) 01時頃

【人】 旅団✡肘笠雨 ワタヌキ

 『リーク』に関してもだ。
 なにせ初めてきいたことだしねぇ……

 で、堀川くんはおれに用事なの?

[今度は堀川素直に向き直る。
彼は、香港小吃で以前寧生が『さかしたひなこ』に差し出した鏡を持っていた。事情を聞く。>>115
堀川素直は、店のなにもないところに……いや『さかしたひなこ』に鏡を差し出していた。
が、彼女は去ってしまう。>>111
ワタヌキは堀川素直へ「それちょうだい」とばかり、手のひらを差し出した。]

 彼女、ひなこちゃん、っていうんだ。
 「あいりちゃん」とは人違い。

(120) 2015/06/11(Thu) 01時半頃

【人】 旅団✡肘笠雨 ワタヌキ

[田中智恵美は早口に色々と説明をしてくれる。>>119

 ふーん?あぁ、クイズつきなんだ?

[ワタヌキは笑った。]

 まるで『追いかけてくれ』っていわれて、
 追いかけちゃったみたいだねえ。

 ……じゃあ、彼女はきっと、
 答えを見つけに行ったんだ。

 今頃自分で謎解き中かもね。

(121) 2015/06/11(Thu) 01時半頃

【墓】 逃亡者 メルヤ

 私が女子高生だったら、お金取ってましたよ。

[手を繋ぎながら、冗談めかして言う。
繋いだその手が震えていたのには気付いたけれども、口にはしなかった。]

 帰れないと、ここで野垂死にですかね。
 夫の実家は、娯楽が無くとも缶ビールくらいは手に入りましたが……
 ここは本当に、「何も無い」感じがします。
 最後の場所には、あまり……したくないかな。

(+17) 2015/06/11(Thu) 01時半頃

【墓】 逃亡者 メルヤ

 まあ、わからないんですけどね。
 あいりが何を考えていたかなんて。

[妹の事に関しては、自分の認識も大概歪んでしまっている。
ピンと来ないと言われれば、それもそうかとも思う。
……と、そこで、会話が途切れた。]

 ……太鼓?

 え、あ ちょ、ちょっと?

[フランクの足が早まれば、手を繋いだ自身も自然、小走り気味になる。]

(+18) 2015/06/11(Thu) 01時半頃

【墓】 逃亡者 メルヤ


     トン     トン


                   シャン

      シャン


                       トン

 

(+19) 2015/06/11(Thu) 01時半頃

石工 ボリスは、メモを貼った。

2015/06/11(Thu) 01時半頃


メルヤは、山から遠ざかる方へ歩いていたはずなのに、何故か山に向かっている気がした。

2015/06/11(Thu) 01時半頃


【人】 旅団✡肘笠雨 ワタヌキ

 で、君も『リーク』の謎解きをやってるってわけだ。
 残念ながら『リーク』なんてはじめてきいたなぁ……
 ……? 香港小吃も?

[寧生のことを考える。香港小吃の件で警察が来ていたことは知っている。なぜなら寧生を心配して見に行ったからだ。そして香港小吃をよく使うさんかくは今も寧生を探している。]

 それ『投稿者』はうちに来たことがあるってこと?
 そんな話あったかなァ……

[店員と顔を見合わせる。]

 店の名前しか書いてないの?
 リーク。
 ここに本当にあるかどうか、探してみたかい?

(122) 2015/06/11(Thu) 01時半頃

【人】 紅客連盟 イスルギ

―高円寺 『またきてさんかく』を出て、路上―

[店を出て、路上にぽつんと佇んで夜を見つめる。
握りしめている電話は震え続けている。
石動はワタヌキのキリンのような目を思い出している。
重なる偶然を想っていた。

ブゥゥゥ……ブゥゥゥ……ブゥゥゥ……ン
これは『リーク』に由来しているんだろうか。

ブゥゥゥ……ブゥゥゥ……ブゥゥゥ……ン。
これは『アイリス』に繋がるものなんだろうか。

ブゥゥゥ……ブゥゥゥ……ブゥゥゥ……ン。
これは、僕に何を教えてくれるんだろうか――]

(123) 2015/06/11(Thu) 01時半頃

【人】 店番 ソフィア

[きっと答えに見つけに行ったんだ、という言葉に]>>121

ええ、多分そうなんです。
……一応私も、何しに来たって言ったら、多分、答えを――いや違うかな。終わりを見つけに、来たんじゃないかなって。
いやほんと、ご迷惑をおかけして申し訳ないんですけど。

[でも私はガネーシャのクリアファイル買ったし、みたいな顔で、少し笑いかける]

(124) 2015/06/11(Thu) 01時半頃

【人】 紅客連盟 イスルギ

[――通話ボタンをタップした。]

 えらい待たせてしもたな。
 ちょっと、話でもしよか。 

[震える声で無理やり作る親しげな呼びかけに
応じる“彼女”はクスクスコロコロと笑っていた。**]

(125) 2015/06/11(Thu) 01時半頃

紅客連盟 イスルギは、メモを貼った。

2015/06/11(Thu) 01時半頃


【人】 石工 ボリス

あ。えっ?

[ワタヌキの声にハッとして、『あいり』の方を見る。
そこにいたはずの女の子は、もういない。
そして、手の中で、何かが割れる、音。>>112]

ひいっ。

[小さく悲鳴を上げる。
自分でも知らないうちに手に力が籠っていた?
そんなことはない。そうだとしても、割れる程は。
堀川は殆ど押し付けるようにして、ワタヌキに手鏡を手渡した。
そうして、女の子の去っていった扉を見る。]

ひな……ひなこちゃん……すか……。
そーすか……。じゃあなんであいり……、
いや……、いーすわ……。俺もう、あの……、
今日のところは、もう。また。すんません。

[堀川は手鏡を持ったワタヌキからじりじりと後退り、数歩の距離をとる。その片手は、無意識に、首の赤い手ぬぐいを押さえつけていた。それからその場に居る面々に小さく頭を下げて、ほとんど逃げ出すように、店を出て行った。]

(126) 2015/06/11(Thu) 01時半頃

【人】 店番 ソフィア

[ここに本当にあるかどうかという問いに]>>122

いえ、まだ来たばかりで。
「香港小吃」のときは、その近くの路地でありましたし。
もしかしたらここだって、近くの路地かもしれない。
だから、後で探してみようと思います。

けれど、あの、えーっと、ひなこちゃん?
は、実はその「香港小吃」での『リーク』で、一瞬だけ見たんです。それで、いなくなっちゃいました。
そのひなこちゃんとまた会えたんだから、きっと、ここ、なのかなって。

[ワタヌキの受け取った鏡を、なんだろう、と注視している]

(127) 2015/06/11(Thu) 01時半頃

【墓】 地下鉄道 フランク

 そんなの全然払うよ。今でも全然払う。なぎささんもまだ若いじゃん。俺31だよ。

[無意識に、子供のようにその手をぎゅっと握る。財布にいくら入ってたっけなあ、と思った。]

 野垂れ死に、とかじゃないと思う。なんていうか、ずっとここで彷徨うっていうか……
 閉じ込められるっていうか……
 ああ、クソ…… 俺だってここから出たい、けど……

[女性であるなぎさが遅れないよう、ある程度の限度を持って走り続ける。その間もあの音が聞こえてくる。]

 はぁっ、な、なぎささんは、聞こえないのか?!
 太鼓と、鈴みたいな音が……!

(+20) 2015/06/11(Thu) 02時頃

フランクは、「おーい。そっちに行ったらあぶないよー。」という声を聞いた。

2015/06/11(Thu) 02時頃


【人】 石工 ボリス

[路上では、石動が携帯で何か話しているようだった。
頭を下げて目で挨拶をして、堀川は細く浅い呼吸を落ち着かせながら駅へ向かう。

駅につき、ホームに向かう階段を上がる。
そのタイミングで、発車のアナウンスが響いた。
間に合うか――顔を上げて駆け上る。
しかし、扉は閉まってしまった。そして、その窓辺には。]

な――

[赤い手ぬぐいを首に巻いた彼女が、居た。]

待っ――!

[堀川の制止を聞き入れるはずもなく、電車は動き出す。
反射的に携帯を取り出し、彼女の番号に電話をかける。
コール音。鳴らし続ける。コール音……、そればかり。

堀川はやがてゆっくりと耳元から携帯を下ろし、去っていった電車の方角、まばらな明かりを左右に置いて暗闇に溶けゆく線路の向こう側を、しばらくの間、見つめ続けていた。
首元の赤い手ぬぐいに、無意識に手を添えながら。**]

(128) 2015/06/11(Thu) 02時頃

石工 ボリスは、メモを貼った。

2015/06/11(Thu) 02時頃


【人】 旅団✡肘笠雨 ワタヌキ

[ぱきんと音がした。>>112 >>126

 あーらら。素直くん。人のもの割っちゃった。

[喉の奥で笑って、鏡を受け取る。
素直は、癖のように手ぬぐいを押さえつける。]

 大丈夫大丈夫。許してくれるさ。

[鏡の裏に刻まれた名前を眺めながら]

 そう。ひなこちゃん。
 あいりちゃんのお友達のひなこちゃんだ。
 『いない』ひなこちゃん。

 放っておいてあげるのも優しさだよ。

[そういって、ワタヌキは、眠たい目でニタ、と笑った。
話しかけられ、見つめられ、視線があつまり、さかしたひなこは消えてしまった。堀川素直は気味が悪くなったのか、逃げ出すように店から出て行く。]

(129) 2015/06/11(Thu) 02時頃

ソフィアは、尚も煩雑な空気にateられている**

2015/06/11(Thu) 02時頃


店番 ソフィアは、メモを貼った。

2015/06/11(Thu) 02時頃


地下鉄道 フランクは、メモを貼った。

2015/06/11(Thu) 02時頃


【墓】 逃亡者 メルヤ

 はぁ  はぁっ、

 太鼓と  鈴? ですか?

[言われて、聴覚に意識を集中する。
急ぎ進む自分とフランクの呼吸音に混じって…]

 ……あ、


[聞こえた。]


[近付いてくる。]




[近付いてきている。]

(+21) 2015/06/11(Thu) 02時頃

【墓】 逃亡者 メルヤ

 ……あ、

 あっち! あっちです!!


[走りながら、フランクと繋いでいない側の手で指し示す。]


 あそこから、逃げられます!


[強く、自信を持って告げながら示す先――…]

(+22) 2015/06/11(Thu) 02時頃

【墓】 逃亡者 メルヤ


[ 暗く、先の見えない「トンネル」が、その口を*開けていた* ]
 

(+23) 2015/06/11(Thu) 02時頃

逃亡者 メルヤは、メモを貼った。

2015/06/11(Thu) 02時頃


【人】 旅団✡肘笠雨 ワタヌキ

 店の中は自由に歩きまわってくれていいよ。
 へえ……そうなんだ。
 ひなこちゃんはリークを体験済みか。

[鏡を手の上でもてあそんでいると田中智恵美が鏡をじっと見てくる。>>127
ワタヌキは手遊びのついでのように、鏡を開いた。>>112

『りーくは もうすぐ おちつきます』
『ただ わたしよりまえから ちかづきすぎたひとは』
『わたしには わかりません ごめんなさい』

田中智恵美と共に見た鏡に浮かんだ文面はこのとおり。
ワタヌキはこれが幻覚なのかそうでないのか分からずにいたが、田中智恵美にも見えているのだとすれば、これは皆に視える何か。そして、皆に視える何かでありながら、幻のように消える何かだった。
そしてこの言葉は、おそらく、リーク体験者のもの。]

(130) 2015/06/11(Thu) 02時頃

【人】 旅団✡肘笠雨 ワタヌキ

[言葉を失っていたが、ようやく何か声になる。]

 ……おどろいた、けど。

 智恵美ちゃん。

 『リーク』……もうすぐ落ち着くんなら、
 急いで探したほうがいいんじゃない?

[彼女が探しにいくなら、「走れ走れ」と声くらいかけたかもしれない。**]

(131) 2015/06/11(Thu) 02時頃

逃亡者 メルヤは、メモを貼った。

2015/06/11(Thu) 02時頃


【人】 旅団✡肘笠雨 ワタヌキ

[さて、終わりを見つけに来たらしい者>>124は、終わりを見つけに行けただろうか。

ワタヌキは、『大平あいり』だった『さかしたひなこ』と最初に会ったレジの向こう側に引っ込んで、女性店員の横で、ビール箱の椅子に腰掛けて改めて店内を眺める。
なんだかまた店の扉があいて、おそるおそるあの女子高生が顔を出しそうな気がしてくる。
そうして尋ねるのだ。

『大平あいりちゃん。』
『あいりすちゃんのほうが良かったかな?』]

(132) 2015/06/11(Thu) 02時半頃

地下鉄道 フランクは、メモを貼った。

2015/06/11(Thu) 02時半頃


【墓】 地下鉄道 フランク

[はぁ、はぁ。
 抑えていたはずの速度が上がっていく。それでも、手はずっと、離さないでいて。
 それでも音はどんどんと近づいてくる。その時、なぎさが別方向を指差す。>>+22

 はぁ?!何を根拠に……!

[そのトンネルは突如そこに現れたように、ぽっかりと口をあけていた。>>+23
 入り口があることはわかるのに、向こう側は全く見えない。それどころか、中には非常灯のようなものすらない。ゲームなんかでふと見る、細部までレンダリングされていない虚無の洞窟のようだ。]

 ………行くしかない……?

[もう一度、なぎさの顔を見る。]

 ……行くか。

[小走り気味に、その中へ入る。]

(+24) 2015/06/11(Thu) 02時半頃

【墓】 地下鉄道 フランク

[『きさらぎ駅』に降り立ってから、周りは常に暗かったが、トンネルの中はその比ではなかった。手をのばした先が見えないぐらいの、本当の暗さだ。それでも、つないだ手のお陰で相手の存在は確かめられたし、顔も寄れば窺い見ることができる。
 床は水が漏れているのか、時々浅い水玉を踏んだような音がぱちゃぱちゃとする。
 いつの間にかあの太鼓のような音は聞こえなくなり、必然として走ることを止めていた。ただ、自分と相手の足音しか聞こえなかった。]

[――……つまり、会話が止まっていた。]

[それまで、絶対に会話を途切れさせなかったフランクの声はしない。]

(+25) 2015/06/11(Thu) 03時頃

【墓】 地下鉄道 フランク

…………ぁ………く……………しな………

(+26) 2015/06/11(Thu) 03時頃

【墓】 地下鉄道 フランク

[フランクがいる、フランクの口があるだろう高さから、何か言葉がこぼれている。
 歩みの速度に変化はない。]

(+27) 2015/06/11(Thu) 03時頃

【墓】 地下鉄道 フランク

落下する湖の駐車場は白菜のゴミ箱である.いざ匍匐せよ獏ども敵国のラブコメディは一瞬にして彷徨う蝸牛である.懐かしき駄菓子屋を爆破して自費出版とする幽霊船の靴べらは至極まっとうな音階をとらねばなるまい.ひいてはアンタレスからのお歳暮となるべし.

(+28) 2015/06/11(Thu) 03時頃

【墓】 地下鉄道 フランク

喜べよ土手煮.耄碌した文房具を必須科目として白亜紀へ貢献する針山となれ.哀れなる保険調査員は髪留めの谷にミルクティを注ぐ他ない.踊る風船を飼い私はファラオの肖像権を求める.

(+29) 2015/06/11(Thu) 03時頃

【墓】 地下鉄道 フランク

[その声はフランクのものではなかった。
 低く、くぐもり、絞りだすような男の声。
 もしも、なぎさが恐る恐るその顔を覗いたなら。
 顔は真っ暗に塗りつぶされていて、
 口だけが真っ赤に裂けているのが見えるだろう。]


 消防の行き遅れは太古からの暗示である


[手をずっと繋いでいたはずなのに]


 夏蜜柑の都に取り入る万華鏡ども


[手をずっと繋いでいたのに。]

(+30) 2015/06/11(Thu) 03時頃

フランクは、フランクではないのかもしれない。

2015/06/11(Thu) 03時頃


【墓】 地下鉄道 フランク

お姉ちゃん、どうして私を殺したの?

(+31) 2015/06/11(Thu) 03時頃

【墓】 地下鉄道 フランク

[男の声ではなく、女性、それも若い女の声でそう聞こえた。]

 お姉ちゃん、どうして私を殺したの?
 お姉ちゃん、どうして私を殺したの?
 お姉ちゃん、どうして私を殺したの?
 お姉ちゃん、どうして私を殺したの?
 お姉ちゃん、どうして私を殺したの?
 お姉ちゃん、どうして私を殺したの?
 お姉ちゃん、どうして私を殺したの?

[フランクの手はがっちりとなぎさの手を掴んでいる。そして、何かに導かれるように、暗示されているように歩みをとめることはしない。]

(+32) 2015/06/11(Thu) 03時頃

【墓】 地下鉄道 フランク

 ………ぁ、………、ます

[今度は、別の女性の声だ。
 さっきよりも年齢が上のように聞こえるが、
 何と言っているか、聞き取れない。]

 ……を、…………し……す


 ヒ………を  おね………す……

(+33) 2015/06/11(Thu) 03時半頃

【人】 旅団✡肘笠雨 ワタヌキ

[大平あいり。
大平あいりは、どうやら『さんかく』から話をきくに『地底人』をフックに、こちら側に接触してきたようだった。

『地球に天変地異が起きて一部の古代日本民族は、北極に渡り、そこから地下へ移動したそうです。地底人はテレパシーや独自の文明を用いて、地球人の観察をしています。』

『日本人の祖先の騎馬民族とは、中国人でもなんでもなく、古代ユダヤ人です。今は地中深くで地底人として暮らしています。』

『地底人は宇宙からやってきた超高度文明を持つエイリアンで、地底の亜空間に住んでいます。プラズマを使って照明できつつあります。』

『アメリカは超高度文明地底人の存在を隠しています。機密文書を公開します。そしてロシアに亡命しなければならなくなりました。』

『大阪にある山のなかの古井戸の中に地底人が住んでいます。』

『死にたくて、眠れなくて、睡眠薬を飲みまくっていたころ、地底人の地下都市に匿ってもらっていました。めちゃくちゃに地下を歩いたのでどこだったのかわかりません。後から行ったら入り口は閉鎖されていました。』

出てくるのは「大丈夫か?」といった雰囲気の文章ばかり。]

(133) 2015/06/11(Thu) 03時半頃

【人】 旅団✡肘笠雨 ワタヌキ

[それでも大平あいりは友達付き合いや、ネットを駆使して『地底人』に会う方法を探し出し、辿り着いた。
ワタヌキが名前を知っているのは、大平あいりと会った『さんかく』が住所氏名などをきいていたからだ。喫茶店パールを知っているのもロッカーのカギを渡した『さんかく』と大平あいりが、店の脇を待ち合わせに使ったから。

ドラッグ目当てか、地下都市に興味があったのか、単なる好奇心か、何かから逃げる必要があり、匿って欲しかったのか。真意は今、本人の口から聞くことはできない。]

(134) 2015/06/11(Thu) 03時半頃

【人】 旅団✡肘笠雨 ワタヌキ

[さんかくがきいたという彼女の「助けてほしい」は、もう無効だ。おかげで散々な目にあっている。勿論、今更助けようもないけれど。

なにせ権利という名の割符は『さかしたひなこ』に渡ってしまった。]

(135) 2015/06/11(Thu) 03時半頃

【墓】 地下鉄道 フランク

 宏をよろしくお願いします。

[やわらかい、女性の声だった。
 その声を聞いた瞬間、足場を踏み外したかのように、体が落下していくのを感じた。
 わずかな浮遊感のあとに、恐ろしく下へ、下へ落ちていく感覚。
 なぎさは手を離しただろうか。

 ずっと、ずっと落ちていった先――……









 二人の意識はそこで*途切れた*]

(+34) 2015/06/11(Thu) 03時半頃

地下鉄道 フランクは、メモを貼った。

2015/06/11(Thu) 03時半頃


【人】 旅団✡肘笠雨 ワタヌキ

[ワタヌキは、レジ机の上の『またきてさんかく』のショップカードを一枚手に取る。
肘をついてそれを眺めて、なんとはなしに半分に千切った。
ショップカードの厚紙がびりびり口をあけて、ひらひらけたけた、陽気そうにしている。

さよならさんかく、またきてしかく。

次にこの場所へ誰か来る事があったとして。
別の店舗が入るまで、この地下一階の店には、きっと
『しかく』のシャッターが下りたままでいる。**]

(136) 2015/06/11(Thu) 03時半頃

【墓】 MI:18 エリ

[ぱつん、とコードが切れて、さんかくは壊れる。
 蓋をすれば道はすっかり閉じてしまって、常闇は箱の中。
 赤ん坊の種は赤く染まって駅のトイレに流されて、帰り道振り向いたら鏡の中に自分が見えた。

 さて、消えた少女は、どこへ行ったのか。]

(+35) 2015/06/11(Thu) 05時頃

【墓】 MI:18 エリ

[駆ける。暗い路地を、走っていく。
 ひたひたひたひた。夜の高円寺を西に向かって走る。
 足音もない。誰かの足元に伸びる影くらいに、静かに、当たり前のように夜に溶ける。
 少女が走っていった先は、自宅だった。
 真っ直ぐに、家路を目指す。真っ暗な家が待っている。

 少女はただ、ふと思ったのだ。
 ああ、水が飲みたいな、と。]

(+36) 2015/06/11(Thu) 05時頃

【墓】 MI:18 エリ

[何が悪かったのか。
 "またきてさんかく"に霊的な何かがあったからか。
 あのパズルが、高円寺へ導いたせいか。
 そもそもの少女の自宅が、すぐそばの荻窪だったせいなのか。
 ――それとも、もう時間の問題だったのか。

 少女はほんの些細なきっかけで、人であることをやめてしまった。
 タクシーの暗さに、最後の一歩ぐぅと目を見開いて。
 代わりに暗いものしか見えなくなって。
 頭の中も、外は眩しい、に支配されて。
 スイッチが切り替わるように、ぱちんと。]

(+37) 2015/06/11(Thu) 05時頃

【墓】 MI:18 エリ

――――

(+38) 2015/06/11(Thu) 05時頃

【墓】 MI:18 エリ

[歩けば、一時間弱はかかる道。
 どれだけの速さで走っているのか、時計を見る目が見えないから、わからない。
 ただ、一種の帰巣本能のようなものに任せて走って、走って、家の目の前についたとき。]

『おかえり』

[頭の上から、やさしい声がした。]

(+39) 2015/06/11(Thu) 05時頃

【墓】 MI:18 エリ

『何をやってるんだ、駄目だろう、こんな遅くに出歩いたりしたら』
『パパ驚いて、今から探しに行こうとしていたんだぞ』

[知っている。この声を知っている。
 最近は怒った声ばかり聞いていたから気持ち悪いけれど、知っている。
 どうして。なんで。外を電車が行く音がした。終電には早すぎる。
 僅かに残った人間の部分が混乱して、ただ呆然と立ち尽くす。
 唯一わかること。声は、怒っていなかった。]

『ほら、入るぞ』

[ドアの開く音に誘われるように、ふらり、足が動く。
 水が欲しい。そうだ水が欲しかった。家に入るのは当たり前だ。]

(+40) 2015/06/11(Thu) 05時頃

【墓】 MI:18 エリ

『まったく……心配させないでくれ』

[コップに水が注がれる音がする。
 両手で受け取って、それを飲んだ。全身に冷えた水が染み渡る思いだった。
 冷えた水だけじゃない。耳から入る声のひとつひとつが、じんと染み込んでいく。
 こんなにやさしい声を、いつからだろう聞いたことはない。
 わたしがいなくなっただけで、こんなにパパは心配してくれていた。
 それなのに頭ごなしに怒ったりしないで、帰ってきたわたしにほんとうに安心したように迎え入れてくれた。]

(+41) 2015/06/11(Thu) 05時頃

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