279 宇宙(そら)を往くサルバシオン
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墓
少
霊
全
トルドヴィンに1人が投票した。
アーサーに1人が投票した。
コータに6人が投票した。
コータは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
ヘリンヘイモが無残な姿で発見された。
現在の生存者は、トルドヴィン、アーサー、ミタシュ、ワクラバ、シルク、モナリザの6名。
― 翌朝 ―
[談話室や各部屋のモニターに、昨日の投票結果が表示されている。]
『本日の追放者:雪野 弘太』
(#0) 2020/09/01(Tue) 00時頃
[昨日と同じように、一隻のポッドが宇宙に向けて射出された。
漂って漂って、あるいはいつか、クラゲの楽園に辿り着くのかもしれない。
いずれにしてもこの船から見えるのは、その姿が闇の中に消えるまでだ。]
(#1) 2020/09/01(Tue) 00時頃
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さっっっっむうううううううい!!!!!
[ あたたかかった宿主が急激に冷え込んでいく。こごえる。いてつく。刺胞がもげる。いやだ。
まったくあっさりと、宇宙を漂うクラゲは、考えるのをやめた。]
(+0) 2020/09/01(Tue) 00時頃
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― 自室 ―
[今日も窓の外を見る。 重力制御を切った室内に浮かびながら。 そろそろ昨日と同じ時間になる。 制御をオンにし、地に足を着けた。
改めて窓の外を見る。昨日と同じものが射出され、 それが見えなくなるまで、じっと窓の外を見ていた。
――見えなくなった後、自室の中を見回した。 荷物の量はとても少ない。
その少ない荷物の中、 何かの工具が入っている箱があった。 おもむろにそれに手を伸ばして、開いて、 …中にある一枚の紙を見る。]
―――…、…
(0) 2020/09/01(Tue) 00時半頃
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[イ˝ーーーーーーーー]
[イ˝ーーーーーーーー]
[イ˝ーーーーーーーー]
[ヴーーーーーーーー]
[機械音が、響く。 のっそりとした動作でマスクに手を当てた。]
(1) 2020/09/01(Tue) 00時半頃
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… ……
[沈黙、次に手をはなして、自室を出る。]
(2) 2020/09/01(Tue) 00時半頃
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― 談話室 ―
[早めに姿を現したのは、 提案があり、それに了承したからだ。
椅子に座る事も無く、 談話室の中、適当な場所に突っ立って、 窓の外を見ている。]*
(3) 2020/09/01(Tue) 00時半頃
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― 談話室 ―
[朝。談話室に入ると、既にワクラバの姿>>3が見えた。他にも誰か来ていたかもしれない。 クラゲに寄生された技師の名が映し出されているモニターを一瞥して、腕を組んで壁に寄りかかり、人が集まるのを待っている。*]
(4) 2020/09/01(Tue) 00時半頃
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― 自室 ―
[ 意識が覚醒して最初の視線は、手元へ向いた。 見覚えのある形を確かめるように、何度か開閉する。
モニターには、昨日と違う名前があった。 燻る瞳に数秒映してから、窓の外を見る
宙を泳ぐポッド>>#1は、射出された勢いまま離れていく。 重りを吊るしている訳でもない。ましてや重力もない。 小さな船は、永遠に止まることのない旅をするのだろう。 暫く見つめた後、瞼を伏せるように視線を外した。
テーブルへ固定されたカップの中、コーヒーはもうない。 縁に残る跡を眺め、いつもと同じ装備で部屋を出た。]*
(5) 2020/09/01(Tue) 06時半頃
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― 談話室 ―
[ 談話室を訪れたのは一昨日よりは早く、昨日より遅い時間だった。 既にふたつの姿>>3>>4が見える。もしかしたら他にもいたかもしれない。燻んだ色に安堵と不安を同時ににじませながら、頭を擦って部屋へと入る。]
とるど いん 、 わく ら 、ば 。
[ 談話室は静かだ。昨日と似ている。 目を閉じている間、ほとんど声の聞こえないふたりだった>>3:204>>3:220。 音を残すようにそれぞれへ声をかける。 まずは壁の方へ、それから窓の近くへ。 端に辿り着くまで止まれない身で、二本の線を描いた。]
…… お 、 はよ。
[ 意識をこちらへ向かせる為か、あるいは形を確かめるように、宙に浮いた指先が辿り着いた道の先、両者の肩へ触れようとする。 視線が重なったとしても、口からは挨拶以上の言葉は出て来なかった。]
(6) 2020/09/01(Tue) 06時半頃
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[ 特別なことがない限り三本目の線を描き、最後にはテーブルの側で身体を止める。 ワクラバの手から、そしてトルドウィンのポーチから溢れ出たスプスプイが未だその場にいるのなら、談話室にあった簡素な器に寄せ集められているだろう。
それを見下ろしながら、次の足音を待っている。]**
(7) 2020/09/01(Tue) 06時半頃
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─ 自室 ─
[ 目が、覚める。 どうやら今晩は襲われなかったらしい。
それだけをぼんやりと認識しつつ暫くはその場を動かなかった。 淡い翠の光の中、ガラス玉のような瞳が見詰める視線の先には ──… ]
(8) 2020/09/01(Tue) 11時頃
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…コータ。
[ ” 皆の総意により ”見送った人物の影があった それは夢か幻のようなもの。 現実には居ないものだと知りつつも。
その姿はクラゲの触手に絡めとられ溶けあって。 コータ自身の姿は殆ど見る事が出来なかった
けれども最後にこっそり話した事。頼まれた事。 それはコータ自身の思いだと信じていたから ]
おやすみ、コータ。よく休むんだよ。
[ 小さな声で優しく呟いた ]
(9) 2020/09/01(Tue) 11時頃
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…はったりだったら良かったんだけどな
[ コータに聞かれた事>>3:212を思い出して談話室へ向かいつつ呟いた
ちょっとした特技があることは良い事ばかりではない。 追放された人物が寄生されていようといまいと。 その姿を見れば哀しみが伴うことに変わりは無いのだから ]
(10) 2020/09/01(Tue) 11時頃
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─ 談話室 ─
やぁ、おはよう。
[ 談話室には既にワクラバ>>3トルドヴィン>>4シルク>>6の姿があった。もっと居たのかもしれないが、談話室に会話は、無い。
いつものクッションの上にひょいと飛び乗って静かに辺りを見渡した ]
…コータは。宇宙クラゲは。 無事に旅立ったようだな
[ モニター>>#0を見つめながら、それだけを言った 脅威の一つが去った事を喜ぶべき、なのだろう。 けれどもそんな気分にはなれないままに。
一匹、見つけることができた。残りは二匹。 おそらくだがスプスプイのように襲われた人物が居る
今日宇宙クラゲを見つけることが出来なければ、… 不穏な想像に小さく溜息をついた** ]
(11) 2020/09/01(Tue) 11時頃
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[名前を呼ぶ声>>6の方に顔を向けると、肩に軽く触れられる感触と共に、燻んだ瞳と目があった。]
……おはよう。
[返すのは短い挨拶のみ。そのまま、ワクラバの方へ漂っていく姿を少し見送って。 定位置のクッションの上に飛び乗ったアーサーの姿も見えれば、そちらに目を向ける。 シルク同様挨拶を返してから、]
アーサー。宇宙クラゲの姿は見えたか?
[そう問いかけた。*]
(12) 2020/09/01(Tue) 12時半頃
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[そうして、人が集まってきた頃。 男は壁から背を離して談話室を見回した。]
……今朝、ここに来る途中。 ヘリンの部屋から清掃用ロボットが出てくるのを見た。
[彼女は談話室には来ないだろう。淡々とそう告げる。]
寄生されていない者と宇宙クラゲの数が同数になれば、彼等は昼間でも襲い掛かってくる――だったか。 今日もクラゲを見つけなければ、全滅だろうな。
[男はただ、その事実だけを述べた。**]
(13) 2020/09/01(Tue) 12時半頃
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─ 昨日、談話室で ─
[昨日は結局、ヘリンお姉さんの隣にばかりいた。 わたしの大人しさと来たら、ワクラバさんよりも上という有様だったから。返らない視線>>3:169に声の返ることはなく。 とはいえ、何も思わないわけではない。 彼もきっと、そうなのだろう。ただ、]
… ひとごと、なのね。
[彼の落とした感想ともつかぬ独白に。>>3:180 ぽつんと、こちらも小さく零した。]
(14) 2020/09/01(Tue) 16時頃
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[シルクさんが、コータさんと会話をしていた。 どこかちぐはぐにも聞こえる、二人のやり取り。 それを私は、ヘリンお姉さんの隣で聞いていた。
ただ、一言。 猫さんの呟き>>3:211には黙って目を向けておく。]
(15) 2020/09/01(Tue) 16時頃
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薄荷さん。 わたし、一緒に…… いても、いい?
[全部じゃなくていい、一部だけでも。 シルクさんの提案>>3:126にわたしは声を上げた。 持つ。と言いかけて、言い直す。
これは使えなくなった青石洗剤───では、なく。 これは「薄荷さん」 くるくる回って、意思と言葉を紡いでいたヒトだから。]
(16) 2020/09/01(Tue) 16時頃
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[預かった薄荷さんの一部を大事に胸元にしまって、わたしも部屋に戻る。 戻る、途中で迷うようにヘリンお姉さんの部屋の前に足を止めた。少しの間そうしていたから、見かけた人もあったかも知れない。
どちらにせよ、わたしも自分の部屋に戻る。 コンソールから一つ名前を選び出し。
そうして考えた。 薄荷さんの欠片を手の中にぎゅっと握る。 使えなくなった青石洗剤は、もう何も教えてはくれなかった。*]
(17) 2020/09/01(Tue) 16時頃
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─ 談話室 ─
おは、よう…。
[朝、自室で追放者の名前を確認して。 重い足取りで談話室へと向かった。
昨日は何事もなかった。そう何事も。
……いいえ。 わたしの知る中では何もなかった。 では、犠牲になったのはいったい誰?]
(18) 2020/09/01(Tue) 16時半頃
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あ、シルクさん。 わたし、まだ薄荷さんと一緒にいてへいき、かな。
[置いていった薄荷さんたちは、器の中に集められている。>>7 気に掛けていたのはシルクさんだから、これもシルクさんがしてくれたのかも知れない。なら、全部一緒にいた方が嬉しいかな? 当人にはもう聞けないから、高いところにあるシルクさんを見上げてみる。
そんな他愛ない問いはただ不安を隠すばかりで。 肝心の疑問は口に出来ないまま、確かめるように ひとりひとりの顔を見渡した。 やがて、お兄さんが不安の正体を口にするまで。>>13]
(19) 2020/09/01(Tue) 16時半頃
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ヘリンお姉さんが……? なんでっ!??
… ど、して?
[大きな声を上げて立ち上がる。 かたかたと体が震えた。どうして。
目の前が暗くなる錯覚。泣きたいのに。 義体は、一粒の涙も流しては *くれなかった。*]
(20) 2020/09/01(Tue) 16時半頃
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>>9 やあやあ、オレオレ。オレだよ。ちょっと風邪ひいちゃって顔の形とか刺胞の具合とか、見違えたと思うけど、オレなの。じつは黒塗りの移民船と事故っちゃってさ。示談にお金が必要だから百万ほど貸してほしいんだ…
[ かつて別の船で犠牲者に呼びかけたときの手口を、記憶に新しい猫にしかける夢を見る。冷たく凍りついた知能は夢の続きを見ることもなく、やがてまた、ノンレム睡眠に移り変わって行くだろう。]
(+1) 2020/09/01(Tue) 19時半頃
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[なんで、と声を上げる少女>>20に視線をやる。]
…………。
[トルドヴィンにはクラゲの思考などわからない。 悲鳴のような少女の叫びに、ただ口を引き結んだ。*]
(21) 2020/09/01(Tue) 21時頃
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[昨晩は手筈通りコータ技師が最多得票となり、ポッドが射出された。 彗星のように無重力空間を進むポッドは、射出時の勢いのまま遠く暗くなっていった、
共存できない相手だ。これは正しい行為である。 本来のコータ技師はいつのタイミングからかすでに宇宙クラゲによって死していて、あれはあくまでクラゲが操っているだけの肉体でしかなかった。
本当だろうか。 確かめてはいない。 もう、確かめるすべもない]
(22) 2020/09/01(Tue) 21時半頃
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ああ、見えた。 コータは取り憑かれておったよ
[ トルドヴィンの問い>>12には簡潔に答えた ]
…、そんなっ
[ その落ち着きが崩れたのはトルドヴィンが次の言葉を発した時>>13
覚悟はしていた筈だった 安全な場所などどこにもない船内において、自分が助かったのならば、他の誰かが犠牲になっている、と。
それでも知らせを聞けば冷静にはいられなくて ]
(23) 2020/09/01(Tue) 21時半頃
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…見てくる。
[ このまま部屋にいたら、冷静に事実を告げる口調>>13に嫌悪感を抱いてしまいそうだった
彼の言うことは、どこまでも正しい。事態は逼迫している。 頭の中の冷静な部分ではそれを理解していたけれども、哀しみに揺れる感情はそれを受け入れることを拒んでいた。
ミタシュの震える身体>>20を見て慰めたいと願うけれども、それだけの心の余裕を持てないままに ]
来るか?
[ ミタシュに掛けたのは不器用な言葉だった
談話室の誰かが来るなら共に、誰も名乗りを上げないなら一人で、ヘリンの部屋を目指しただろう* ]
(24) 2020/09/01(Tue) 21時半頃
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――談話室――
[シルク少年との約束通り、チャージを終えて談話室に集う。 ワクラバ氏、トルドヴィン氏が先にいて、シルク少年と共にいた。 追ってアーサー氏、ミタシュ嬢、と集う。
なれば、不在なのは。]
なぜ。 なぜ、でしょう。
昨日のヘリン女史の言動に、何か宇宙クラゲの不都合となることがあったのでしょうか。
(25) 2020/09/01(Tue) 21時半頃
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[トルドヴィン氏が、ヘリン女史の不在の理由を口にする。 推論の裏付けがされた。]
今日発見できなければ、全滅。 何か、発見の手段はありますでしょうか。
(26) 2020/09/01(Tue) 21時半頃
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…猫さんの目には、ほんとに見えるんだね。
[なんで、なんて理屈は知らないけど。>>23 見えるというなら、そうなんだろう。でも、]
でも、……ど、して? どうして、生きているうちは 見えないの。 見えれば、見えていればお姉さんだって……ッ!!
(27) 2020/09/01(Tue) 22時半頃
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[八つ当たりだ。 そんなこと、床に向かって叫んだ瞬間に知れた。 どれだけ嘆いても、涙は零れ落ちないままに。
声>>24がかかれば、ひどい顔を向けただろう。 涙ひとつ流れてない、なのに泣きはらしたかのような顔を。]
わた、わたし、は──…
[はく。と、口を動かす。 うまく言葉が出てこないまま、息をする動作を繰り返した。
やがて、こくんと頷く。 ひょっとしたら、嫌がられたかもしれないけど。]
(28) 2020/09/01(Tue) 22時半頃
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う ん。
[それでも、返したのは自分の意志で。 以前のように猫さんに手を差し出すこともなく、とぼとぼと 小さな足取りと共にヘリンお姉さんの部屋へ向かう。]
(29) 2020/09/01(Tue) 22時半頃
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[部屋に向かう途中、小さな背中にだけ聞こえる音量の言葉を紡いだ。 視線は足元を見つめたまま。 そうしてないと、足が止まってしまいそうで。…このまま、投げ出したくなりそうで。そうならないよう、歩みを進める。]
ねえ、猫さん。 猫さん、……は 、
[問いかけた、声が途切れた。 何を問おうとしてるのだろう。彼の夢。>>3:211 素敵だと思ったなんて、今、言っても仕方ないのに。]
(30) 2020/09/01(Tue) 22時半頃
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……あと、ふたり。 誰だと、おもう?
[だから声にしたのは。 夢ではなく、無残な現実への問いかけだった。*]
(31) 2020/09/01(Tue) 22時半頃
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― 談話室 ―
[ 触れたトルドウィン>>12の肩は、以前支えてもらった腕と同じく黒い外殻に覆われていたか。 合わせた目から視線を落とし、指の先をじいと見つめた。]
うん 。
[ 方向を変える為に、触れた指へ軽く力を込める。 以前の様子なら問題ないと思うが、もし何らかの影響を与えてしまったなら謝罪の声だけが後ろに残った。
それから、身体はワクラバの元へ。 ほとんど同じ動きを繰り返す。]
(32) 2020/09/01(Tue) 22時半頃
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[ モナリザ>>25が現れて、アーサー>>11がやって来て、ミタシュ>>18の姿が見えて。さん、しぃ、ご。 二日前まで両手の指を駆使していたのに、もう片手に収まりそうな命の数を実感する。 一向に姿の見えないひとりへ予感めいた何かを感じながら、アーサーの語るコータの旅立ちに耳を傾けた。]
みた しゅ。
[ ミタシュが尋ねたのは、器に眠るスプスプイらとは異なる夜を過ごしたスプスプイたちのことだろう。 昨晩、一緒にと願った声>>16に迷うことなく頷いた。 最初はみんな連れて行ってもらおうとしたのだが、主人のいないコーヒーへ視線を落とし、半数のスプスプイには談話室で休んでもらうことにした。
ひとりは、さみしい。 その半数が、この器のベッドに収まる赤灰色だ。]
(33) 2020/09/01(Tue) 22時半頃
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それな ら、 みんな いっしょ が いい、か も。 みん な みたしゅ と、 いっ、しょ 。
[ 一晩経ったコーヒーは、さすがにテーブルへ置いておくままという訳にもいかないから、と。 器に入った子たちとの合流を求め、指先で示す。]
かた ち。 …… から 、だ ? ほうって おかれ るの 、 きっと さみし、 い。
[ 青色洗剤を知らない己には、これは最初からずっとスプスプイの死体なのだ。 いつかの小さな呟き>>14よりずっと温度のある声の主へ、横たわる亡骸を預けようとした。]
(34) 2020/09/01(Tue) 22時半頃
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アーサー氏。 私も同行してよろしいでしょうか。
[ミタシュ嬢を伴ってヘリン女史の部屋へ向かおうとするところに、すい、と脚部ホイールを回転させる。]
私は宇宙クラゲを探す手がかりを求めています。 彼女のもとに、なにか痕跡がある可能性を考えます。
(35) 2020/09/01(Tue) 22時半頃
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[何故アーサーは生きているクラゲのことを感知できないか、については答えを持たない。 元助手が宇宙クラゲに寄生されていたという過去も、時にこの世ならざるものですら猫が感知できるということも、"生きているもの"を感知できないことの理由ではない。 故に、ヒューマノイドは感情に揺れ動く幼気な少女のことを見ているしかできなかった。
それも、動向を申し出た理由の一つかもしれない。 ミタシュ嬢をこのままにしておくことは、"隣人"たるヒューマノイドのAIが許せないのだ。]
(36) 2020/09/01(Tue) 22時半頃
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[ トルドウィン>>13が口を開いたのは、皆が――少なくとも彼にとっての皆が集まってからだった。 淡々と告げられる報告に似た言葉たちに、複数>>20>>23の悲鳴が上がる。]
……。
[ 唇の奥からは、何の音も出て来なかった。眦から流れるものもない。 きっとヘリンならまた隠し切れずに泣いてくれるかもしれないけれど、その彼女はきっともう何処にもいない。
死体を見た者>>2:142がいた。しかし通路も部屋も、己が訪れた場所はすべて綺麗なままだった。 ヘリンの部屋に清掃用ロボットが入ったのなら、彼女の部屋も綺麗に整えられたのだろう。目を伏せる。]
……。
[ しかし、アーサー>>24の提案を否定することはなかった。 ミタシュ>>28>>29が泣きそうな顔で頷いたのも止めなかった。]
ここ ろ、 は、 ……。
[ 何も、言わなかった。]
(37) 2020/09/01(Tue) 23時頃
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|
……そうか。
[アーサーから返ってきた簡潔な答え>>23に目を閉じて。 彼を詰る少女の言葉>>27に、目を開けた。僅かに触角が揺れる。]
……。
[見てくる>>24、と声を発したアーサーを止めることはしなかった。 ミタシュがついていくのを見て、組んでいた腕をほどきかけたが、後を追うのはやめた。そのまま、壁に背を預ける。]
(38) 2020/09/01(Tue) 23時頃
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─ 談話室にて ─
一緒に…ぜんぶ? いい、…の?
[薄荷さんの全部を一緒に、と。>>34 言ってくれたシルクさんに返すわたしの声に、少しの戸惑いが乗った。いいの?と、睫越しに見上げれば、宇宙服越しの静かなまなざし。]
いっしょに、いるの。 わたしで…、いいの?
[再度聞き直して、それでも彼か彼女が頷いてくれるなら、わたしは全部の薄荷さんを包んで胸元に大切に仕舞いこんだ。 赤く色が変わって、枯れ果ててしまった青石洗剤。かつては何の躊躇いもなく使い捨ててしまっていた、彼らの亡骸。いまは大切な、隣人のヒトの証だ。]
(39) 2020/09/01(Tue) 23時頃
|
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[わたしが猫さんとヘリンお姉さんの部屋を訪ねるのに、モナリザさんも一緒に来てくれるみたいだった。 わたしとおなじ、機械の身体のヒト。
辺境出身のわたしにとって、ヒューマノイドという概念はなじみが薄い。 厳密に言えば、モナリザさんはヒドではないのかも知れない。でも、ヒトだった。
少なくともこの場において、わたしにとって彼女はヒトに違いない。その思いの裡>>36までは見透かせないにせよ。]
(40) 2020/09/01(Tue) 23時頃
|
|
[ 次いでモナリザ>>35も同行を申し出る。 彼女の言い分は最もだった。 トルドウィン>>13が語った報告、その最後の言葉はきっと全員理解しているだろう。
パイセンが襲われて、ソラに会えなくなって。残り9人。 スプスプイが赤灰色になって、 コータが果てのない旅に出て。残り7人。 ヘリンが何処にもいないのなら、残り6人。
クラゲはあと2体。夜ごとに1人消えていく今が続くなら、今日は最後になるかもしれない日だ。
それなのに、情報も指針も残されていない。 ただ過ぎ行く時を無為に過ごすくらいなら、一欠片でも何かが残っている可能性に賭ける方がよっぽどいい。
故に、制止の言葉は今度も出て来ない。]
(41) 2020/09/01(Tue) 23時頃
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ああ、見える。 吾輩にも理屈は分からないけれど、確かにな。
[ 少女の大きな耳>>27に向かって静かに答えた ]
… …… …………。
[ " ごめんなぁ "
泣きはらしたような顔>>28に困ったような笑みを向けた
" どうして生きている間は見えないのか " 自分でも分からない。推論を語ることは出来るけれども彼女が求めているのは、きっとそれじゃない。
長い沈黙の末に悲痛な叫びが落ちた床に投げ出したのは何の慰めにもならない陳腐な言葉でしかなかった ]
(42) 2020/09/01(Tue) 23時頃
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では、行こうか
[ ミタシュ>>29とモナリザに>>35声を掛けた 前を立ってトコトコと。
二人との距離は、きっと、少しだけ遠い ]
(43) 2020/09/01(Tue) 23時頃
|
|
、なんだね。
[ 途切れた言葉の先>>30を知らない。何だか顔を見上げるのが怖くて歩みを止めぬまま ]
…。分からない。 この後に及んで、情が邪魔をする
[ 莫迦だよな。自嘲的に笑った 信じる、と伝えた者が居る。 その内一人は命を散らす事で、奇しくも 信頼が正しかった事を証明してしまった
信じる人。信じられない人。 ピースはまだ埋まらない ]
お前さんは?
[ 問いかけた *]
(44) 2020/09/01(Tue) 23時頃
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|
いって 、らっ しゃ、 い。
ぼく は、 のこる …… よ。 あしで まとい、 になる、 し、
[ 己の足元を見下ろす。地からずっと高い位置にある足先は未だ安定せず、厚く覆われた装備の下、萎びて小さな形があるだけだ。片方に至っては気体から変われてもいない。 きっと今すぐにでも駆けて行きたいくらいのはずだ。 首を横に振る。]
だ、 から、 かえって きて、 ね。 おしえ、 て。
みんな が、 みた、 へりん、 の こと。 これから のため、 の 、 なに か。
ぼく も しりた、 い。 …… まって、 る。 から。
[ コーヒーでも入れて。と言おうとした口は、アーサーの小さな背中を思い出して閉じられた。]
(45) 2020/09/01(Tue) 23時頃
|
|
[ トルドウィン>>38の腕が一瞬浮いて、再び閉ざされる。 旅立つ3つ、あるいは4つの背を見送ってから、トルドウィンへと視線を向けた。]
…… みつ 。 もっ て、 る ?
[ 一言、ヘリンが絶賛した甘いそれの在り処を尋ねた。]
(46) 2020/09/01(Tue) 23時頃
|
|
わからない。 思い当たるようなことは、特にないが。
[ヒューマノイドの問いかけ>>25には、ゆるく首を振った。少なくとも彼女はアーサーのように、何かを知る能力があるというようなことは、言っていなかった。]
発見の手段、か。 わたしは、スプスプイがまだ何かを教えてくれる気がしているんだがな。
[息絶えたスプスプイの分隊と、本隊。今は全てミタシュが胸元に持っている彼らの亡骸。 それらを指して、男はそう呟いた。]
(47) 2020/09/01(Tue) 23時頃
|
|
[蜜を持っているか>>46、と問われれば目を瞬いて、頷く。]
ああ。
[ポーチから濃い琥珀色のチューブを何本か出して、シルクに差し出した。]
どうぞ。好きなだけ。
(48) 2020/09/01(Tue) 23時頃
|
トルドヴィンは、自分も一本、蜜チューブを開けて舐めている。
2020/09/01(Tue) 23時半頃
|
情。とは、どういうことでしょうか。 となたもクラゲだと思いたくない、ということでしょうか。 あるいは、どなたか特定の方を外して考えているということでしょうか。
[ヒューマノイドは、感情に関する認知が少ない。 どうしても推測しきらない項目が多くなり、質問が生まれる。]
残り6名から、あと2名。 確率論だけで言えば、3名で行動している今、ここに1体はいてもおかしくありません。 ですが、私にはおふた方のどちらかが宇宙クラゲと考える材料がありません。
情とは、こういうことなのでしょうか。
(49) 2020/09/01(Tue) 23時半頃
|
|
― 少し前:談話室 ―
ぜんぶ 、 が いい 、よ。
[ ミタシュ>>39の問いには短く答えた。 もう一度近い言葉が繰り返されるから、フェイスカバーの奥、頷いて見せる。宙に浮く髪が海藻みたいに踊った。]
…… ? あの、 ね。
[ 不思議そうな顔をした。それから、緩慢な手招きを。 小柄な彼女と屈めない己では距離は完全に縮まらなくて、結局言葉はすべて空気に溢れてしまった。]
いい、 よ。
[ そうしてスプスプイの形は、ミタシュの胸元へ宿る。]*
(50) 2020/09/01(Tue) 23時半頃
|
|
ありが 、とう。
[ トルドウィン>>48のポーチから次々と琥珀色が現れた。 ぷしゅぷしゅ。ゴロゴロ。頼りない音を立て、前進する。 チューブに手が届く段階で何度目かの腕を借りようと手を伸ばし、それが叶ったなら腕一本分の距離を残して浮き止まった。]
ひと しぼり、 で いい、 の。 こーひー に、 いれよう と おもっ て。
[ 淹れるのが上手だったコータも、目の覚めるような味を提供してくれたヘリンも、皆の為にと準備してくれたミタシュもいない。 五度目のコーヒーは、分厚く覆われた己が手で危なっかしく淹れられた。]
(51) 2020/09/02(Wed) 00時頃
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とる どいん 、 も のむ ……?
[ 念の為という様子で尋ねた。 ワクラバの姿があったなら、彼にも同様に。 望まれた数だけ出来上がったカップは、淵にところどころ茶色い染みができている。]
……。
[ 己の分には借りた琥珀色を一絞り垂らして、深い色に混じって見えなくなるのを暫く眺めていた。]
(52) 2020/09/02(Wed) 00時頃
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特定を外して考えている、だな。 物事に対する考え方、姿勢、感情の発露。
…それらが自分と近い程吾輩は安心する。 吾輩は、そういった者に疑いを向ける事は出来ない。
[ この船には多種多様な人が集まっている。 生まれも育ちも、身体の構成さえも多様だ。 変化に乏しかった故郷の星とは全く違うことだ。
…だからこそ似ている感じた者には親しみを覚える ]
(53) 2020/09/02(Wed) 00時頃
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確率論で考えると、そうであるな。 難しいが、…それと情とは違うと思うぞ。
材料が無いから。 その理由で疑わないのは計算と理論に基づいたものだろう。 情とは、誰かに抱く感情の事だ。
[ 果たしてヒューマノイドは感情を抱くのだろうか。 自分の考えが通じたか分からず、きょとりと見上げた* ]
(54) 2020/09/02(Wed) 00時頃
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…… わくら、 ば ?
[ ひとりの名前を呼んだ。 しかし、手元から上がった視線はトルドウィンの方を向いている。]
すぷすぷ い が、 おしえ、て くれる こと って、
[ 談話室の人数が減る前、トルドウィン>>47が話していた言葉をなぞる。]
そういう こと を、 いいたい、 の。
[ それは、己も抱いた懸念>>3:104だ。 今なお残る、可能性のひとつだ。 曖昧な言葉に形を与えるように、予想の答えを求める。]
(55) 2020/09/02(Wed) 00時頃
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…… なん、で あんな かお、 した の。
[ 昨晩、コータと、コータに寄生した宇宙クラゲと言葉を交わす間、トルドウィンは言葉をほとんど発さなかった>>3:220。表情を変えなかった>>3:182。 と、思う。コータとワクラバ、両者の間を視界は行き来していて、彼のすべてを見ていた訳ではないから。 その中で唯一捉えた眉間の皺>>3:190。ミタシュ>>14には遠く感じたそれは、己>>3:195にとっては案外すんなり嵌る言葉だった。
……そう言ったことを、拙い言葉でゆっくりと伝える。 時間がかかっただろう。暫く彼を待たせることになる。]
とるど いん 、 は、 どう おもっ、 た の。 なに を かんがえ て、 るの。
ぼくに は、 きみが よく みえな、 い から、 みせ て。 もっ、 と。
…… じかん が、 ない んだ。
[ それは、話題に上がったもうひとりの彼>>3にも言えることだけれど、生憎と身体に定着した口はひとつだったから、逸る気持ちを抑えるように話し終えた唇を食んだ。]*
(56) 2020/09/02(Wed) 00時頃
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[やはりどこか頼りない様子で近付いてくるシルク>>51に腕を貸しつつ。]
ああ、ヘリンがコーヒーに入れたら美味いと言っていたな。
[それは確か、彼女とシルクのファーストコンタクト>>0:192でもあったか。そんなことを思いながら。]
……いただこう。
[念の為>>52、といった問いかけに頷いたのは意外だったろうか。 無事淹れてもらえれば、新しく開けたチューブを一本分。コーヒーと、カップの底に溜まった蜜。濃度の違う二つは、軽くカップを揺らしているうちにだんだんと混ざって、境界線が見えなくなる。]
(57) 2020/09/02(Wed) 00時頃
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─ → ヘリンの部屋 ─
[ 今回は目指すべき場所はハッキリと分かっている 無機質な廊下を歩きつつ同行者とは会話を続けていたのだろう ]
本当に、なんでヘリンだったのだろうな コータに仲間を聞いたから怒りでもしたのかな
[ 将来クラゲに対抗する薬を作る、と宣戦布告をした>>3:211自分であってもおかしくなかった筈なのに
コータは、トルドヴィンとヘリンが仲間だ、と答えた …その事実は、どうとでも解釈できる以上、考えない方が良いのだろう ]
(58) 2020/09/02(Wed) 00時頃
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[ 辿り着いたヘリンの部屋。
知りたい。知りたくない。 答えはもう知っている筈なのに部屋の前に立てばどうしても手は震えた。 同行者を振り返り、そして現実と対峙する ]
ほれ、なで繰り回しても良いんだぞ。 [ 誰もいない空間に悪戯に声を放る。当然返る声などない。 室内は掃除ロボットによりある程度片付けられたのだろう。そこは生きた者の存在を感じられない、ただの死んだ部屋だった
…もっと動揺すると思った。 けれども幼き少女とヒューマノイドの前で動揺することは、小さな猫の小さなプライドが許さなかった
弔いも感傷も、やるべき事を済ませてから ]
(59) 2020/09/02(Wed) 00時頃
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…何か見つかるだろうか
[ 辺りをキョロキョロと見渡し何かしらの証拠を探す 猫の目線からは変わったものは見つけられなかった** ]
(60) 2020/09/02(Wed) 00時頃
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特定の対象を外して考えている。 考え方、姿勢、感情の発露が近い方、ですね。 あまり推奨された行為ではありませんが、致し方ないのでしょうか。
[ヒューマノイドが自身と似ていると感じる相手は、この船には居ない。 正確には、もう居ない、というべきだが、ヒューマノイドにはその自覚も薄い。]
まずは、その方に宇宙クラゲが寄生している可能性を念入りに調査し、対象から外して問題ないかを吟味すべきと提案します。 お一人でも、お二人でも、外せることも今は情報の一つです。
今日、違えることは、命取りです。
(61) 2020/09/02(Wed) 00時半頃
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私に感情はありません。判断しかできません。 ですがそれ故に、迷っています。 判断すべき事象が曖昧すぎ、判定に至れません。
情によるものはいえ、思考のきっかけがあることは助けにすら思います。 推奨はされませんが、それすらも私には足りていません。
[話すうち、ヘリン女史の部屋に着く。 アーサー氏が呼びかけても、返る声はない。]
(62) 2020/09/02(Wed) 00時半頃
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[すっかり蜜の溶けたコーヒーを少しずつ、噛むように飲みながら。 シルクからの問いと視線>>55に顔を上げた。]
……そうだ。 スプスプイの分隊が、本隊が死ぬ前に死んでいたとしたら、と考えていた。
本当はどちらが先に死んだのか。 少なくともわたしには見分けられない。
[男の視線は、分隊を預けられていたワクラバを向いている。 それは昨日も考えたこと。断言できないと、一度は保留にした可能性。>>3:89]
故に、わたしはワクラバが疑わしいと思っている。
(63) 2020/09/02(Wed) 01時頃
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[そう名指しして、一口コーヒーを飲む。 続く質問を、ゆっくりとした言葉を。シルクに視線を移して、ただ黙って聞く。>>56]
どんな顔をしていたかなど、自分ではよくわからないが。
[そう言いつつも、男はあの時、隠そうという気も恐らくなかった。>>3:182]
……"おまえらも災難だな"などと。>>3:180 自分を害するだろう相手に向けて、よくも言えるものだと感心しただけだ。
[男は表情を変えることなくそう答えて、またカップに口をつけた。 男の解釈は、もしかしたらワクラバの意図するところとは違っていたのかもしれないが。*]
(64) 2020/09/02(Wed) 01時頃
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……ヘリン女史は昨日錯乱されておられましたが、どなたかを糾弾される様子も、強く擁護される様子もありませんでした。 昨日はコータ技師への疑いが強く、彼についての話が全体の話題の中心でしたから、無理もありません。
[空になった、清掃のされた部屋に入る。 そこには人の気配はなく、はじめから誰もいなかったようにすら思える。]
彼女が喪われたことに理由があるなら思考の余地がありますが、理由がない可能性も想定すべきです。 我々が捜索しなければならないのは、死因ではなく宇宙クラゲですので。
(65) 2020/09/02(Wed) 01時頃
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[それは酷な話に聞こえるだろうか。だが、ヒューマノイドには気遣う機能もなければ、その時間もない。]
これは……Man-juの包装紙でしょうか。
[アーサー氏の視界からは見えないものも見える視点の高さだが、確認できたものは女史がここにいたと、そして今はいなくなったことを示すだけの、哀しい残滓だけだった**]
(66) 2020/09/02(Wed) 01時頃
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[ >>57意外だった。意外だったから、]
いが、 い だ。 にがて だと、 おもっ 、て た。
[ そのまま口にした。 おっかなびっくり淹れたコーヒーは、誰のものより薄い。 それでも深い色を残す中へ、己が絞った何倍もの量の蜜が落ちていくのを見ていた。 少量なら一瞬だが、あの量ならば少し時間がかかるだろう。
この場で口にできない己と蜜が溶けるのを待つ彼。 どちらもコーヒーを口にしないまま、時が流れる。]
(67) 2020/09/02(Wed) 01時半頃
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[ その間を埋めるように、問いを並べた。 ゆっくりと言葉を連ねる内に溶け切ったのだろう。細かくカップを傾けるトルドウィン>>63を見つめる瞳は、彼の触角へと向いた。 以前は衝撃に震えへたれていたようだが、蜜一本分の今日はどうだっただろうか。]
うん。 それ は、 ぼくも そう おも、 う。
その かのう せい は、 だれに、 も、 ひてい 、でき、 ない。
…… もちろん こうて い 、 も。
[ 故に疑念は永遠に停滞し続けるだろう、とも。 ワクラバの方を向いたトルドウィンへ同意を示した。 その上で、問う。あの時の表情の意味を。 トルドウィンはまたコーヒーを傾けていた。]
(68) 2020/09/02(Wed) 01時半頃
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んー …… こん な、 か お。
[ >>64少し考えてから、眉間に力を込めた。弱々しい皺は一本溝を刻んだだけだ。 指先で押し込もうとしても、透明な仕切りに阻まれてしまい、結局見本を提示することはできなかった。]
それ は、 …… うう、 ん。 ぼくの、 こと ばじゃ 、だめ だね。
―― わくら、 ば。
[ 次に呼んだ名は、本人へ向けられたものだった。 一滴も減っていないコーヒーをラックの上へ置き、緩やな速度で窓際へと進む。 透明な壁に手をついて、身体をワクラバの方へと向けた。]
(69) 2020/09/02(Wed) 01時半頃
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あの、 ね。 ぼく は、 きみ の ことが、 しりた 、い。 …… んん 、
[ 距離を近づけると、彼の体内からか金属の擦れ合うような音が聞こえる。 返事を待つように、それから考えるように間が空いて、それから大きな手を捉えようと腕が伸びた。 もしそのままなら彼の掌に、届かないなら己の掌に。指先で文字を書く。]
よく、 みてる、 でしょ 。 こっ ちなら、 ど、 う?
[ 目なら、届くだろうかと。一文字一文字丁寧に見えない線を描いた。]
『さ』『い』『な』『ん』『っ』『て』『?』 …… むず か しい、 な。
[ 近くに手頃なタブレットでもないかと見回す途中、一度トルドウィンを見つめる。]
(70) 2020/09/02(Wed) 01時半頃
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もう ひと、つ。
さっき、 なん で、ついて いかな かっ た、の ? みた しゅ、 に。
[ 紙上の一枚絵のようだったふたり。何か交わしたふたり。 浮いた腕の理由はきっとあの少女だろう。 彼を留まらせた理由を尋ねる声は、先程より穏やかだ。 答えを急くつもりはないから、返事を待つように見つめることはない。再びワクラバの方を向く。]
(71) 2020/09/02(Wed) 01時半頃
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…… これ は、 ぼく、 から。
『ど』『ち』『ら』『も』 『の』 『い』『み』 『お』『し』『え』『て』
[ 昨夜から耳に残り続ける呟き>>3:219を文字に認めた。]
しりた い こと、 ほん と う、は 、 もっと ある けど 、 じか、んは だれよ り げん かく なん、だ 。
[ もしもっと時間があったなら、 もしこんなことにならなかったら。 そんな仮定は意味を為さない。そんなものは何処にもない。
一度ゆっくり瞼を下ろした後、反応を見逃さないよう、真正面からまっすぐ見つめた。]**
(72) 2020/09/02(Wed) 01時半頃
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─ 廊下で ─
[廊下を行きながら、わたしは最低だ。って思ってた。 猫さんがではなく、わたし自身が。
何も分かっていないのは、わたし自身。 何も守れていないのも、わたし自身。
お姉さんが大事に呼んでたソランジュさんを死なせて、お姉さんを守れず、薄荷さんもこんな姿にしてしまったのはわたし。他の誰でも、ましてや猫さんではない。
そう、分かっているのに。当たって、傷つけて。 甘えて、…──頼って、しまっている。
わたしは、そっと胸を押さえる。 シルクさんから預かったもの。>>50 物言わぬ薄荷さんたち、の、名残の欠片を。]
(73) 2020/09/02(Wed) 04時頃
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[猫さんへの問いかけは、きっとずるい。 わたしはまた、頼ってしまった。
問いに問いが返される。>>44 それに、わたしはすぐに答えられなかった。 幾分か歩くだけの間、沈黙が落ちる。
それを埋めるように、モナリザさんが口を開く。>>49 わたしは二人のやり取りを、やっぱり黙って聞いていた。 情についての、二人の話。情と理論。 冷たくすら響くモナリザさんの話は、情を排するからこそ今は聞きやすい。]
(74) 2020/09/02(Wed) 04時頃
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わたし、は。
猫さんはちがう…と、いいなって思ってるよ。 昨日、夢のお話してたでしょう。>>3:211 クラゲさんに寄生された人を、元に戻すような薬をつくりたいって。
そんな話を、クラゲに寄生された人がするかしら? 信頼されるためにするのかしら。 わたしにはもう、分からないけど。
[誰が宇宙クラゲと思うかと、問いながら。 わたしが出した答えは、その逆で。 モナリザさんの言う論理的根拠にも欠けてるんだろう。]
(75) 2020/09/02(Wed) 04時頃
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シルクさんも…、かしら。 わたしに薄荷さんを、預けてくれたの。
薄荷さんが、さみしい、からって。 いっしょがいいからって。
預けて、くれたの。
[やっぱり情だ。でも、とも思う。 ここに居るのはヒトたちで、人を動かすのは心だから。 垣間見た、あのひとの表情に嘘はなかったのじゃないかしら。宇宙クラゲは、そんな錯覚までもさせるのかしら。]
(76) 2020/09/02(Wed) 04時頃
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気にかける風、だけなのかも。でも。 ヘリンお姉さんは違ったもの。 ソランジュさんのことを悼んでた。……だから。
居なくなった人を思うシルクさんは、クラゲさんには、思えない。思いたくない……なって、わたし思うの。
あとは……、あ。 この部屋、ね。
[一人、二人と名を挙げて。 もう一人分、口を開きかけたところでヘリンお姉さんの部屋についた。
猫さんとモナリザさんに続いて、わたしも部屋の中に入る。 お姉さんのいたはずの部屋。 今はもう、何もない……]
(77) 2020/09/02(Wed) 04時頃
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Man-juの包み紙?
[モナリザさんの声に、そちらへと歩み寄る。>>66 見覚えのある紙切れが一枚きり。
手を伸ばす。くしゃりと紙に触れれば、ヘリンお姉さんの顔が浮かんだ気がした。Man-juを分けたら、嬉しそうに一緒に食べてくれた笑顔を思い出してしまった。]
………… っ
[喉の奥がツンとする、錯覚。 相変わらず涙など出ないくせに。横から声を掛けられても、暫く顔をあげられなかった。声を殺して、わたしは暫くその場に蹲ってた。**]
(78) 2020/09/02(Wed) 04時頃
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[意外だ>>67、と言われれば一度瞬きをして、]
そうだろうか。……そうかもしれないな。 確かに得意ではないが、
(79) 2020/09/02(Wed) 09時頃
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……これだけ甘くすれば、流石にな。 それに、君は薄く淹れてくれたようだ。随分飲みやすい。 ありがとう。
[そう言って見せるようにカップを反対側に傾けた。口に運ぶ回数の割に、減るのは随分遅い。 触角は、最初の一口目はぴりっと揺れたが、その後は目立った動きは見せていない。薄さかたっぷりの蜜のおかげか、流石に慣れたのかもしれない。]
(80) 2020/09/02(Wed) 09時頃
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そうだな、肯定もできない。
[だからこれは、判断材料のひとつでしかない。 ただ、男の抱いた疑念を覆すような情報は、今のところワクラバの口から出てきていない。]
……。
[こんな顔。>>69と何やら苦労して再現しようとしている様子を真顔で眺める。白い眉間にうっすら皺が刻まれたのを見て、表したい表情は見当がついた。]
……ふ。
[微かに息の漏れる音。笑ったのかもしれなかった。 口元は、カップに隠れて見えない。]
(81) 2020/09/02(Wed) 09時頃
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[何故ミタシュについていかなかったのか>>71、と問われると、少し困ったように眉を下げた。まさか一枚絵のように見られていたなど、思いもしていない。]
……アーサーがいれば大丈夫だろう。 それにあの子は、
[言葉を切る。薄いコーヒーに視線を落とす。]
わたしが思っていたよりずっと強い子だった。
[そう答えて。シルクからワクラバへ問いかけられた言葉>>70>>72への回答を待つように、男もワクラバへと視線を向けた。**]
(82) 2020/09/02(Wed) 09時頃
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ありがとう ヘリンが居なくなった事にミタシュが見せたもの
…ミタシュの優しさは本物だと信じてるよ
[ ミタシュの言葉を聞き>>75くしゃり、顔を歪めた
涙は流れていないのに泣いたような顔 スプスプイの欠片と一緒にいたいと言った事。
幼い少女が見せた行動に対する判断は 全てが情に基づいたものだった ]
(83) 2020/09/02(Wed) 13時半頃
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感情は常に吾輩の中にあったものだからな。 切り離すことは難しいよ。
…まぁ、この状況では推奨されない事は分かっておる。 だからトルドヴィンに頼んだよ。 もし間違ってると思ったら止めて欲しい、とな。 [ 彼、いつも冷静だろう?短く根拠を付け加え ]
そうだな。 …限られた時間の中で、どれだけ実行できるかが 鍵になるだろうな。
[ まずはその人を念入りに調査すべき>>61という意見には賛同は示したものの、残り短い時間の中でどれだけ出来るかは、あまり自信が無いようだ ]
(84) 2020/09/02(Wed) 13時半頃
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|
[ 思考のきっかけ>>62か…しばし考えて ]
判定に至れないのは、よく分かる。 迷いの中に居るのは吾輩も同じだからな。 だから今はモナリザの事が知りたい
[ ヒューマノイドの感覚は、自分のものとは遠くかけ離れたものだ。 だから仕方ない、と。違いを受け入れているようで理解する事を諦めていたのかもしれない
その事を今更のように感じつつ ]
この状況を打開する、好ましい行動は何だと考える? …そしてそれに沿わない者に対してどう考える?
[ 均質化された故郷と違い、此処には同じものは一人として居ない 好ましい行動についても、その人の価値観によって違うのかもしれない ]
(85) 2020/09/02(Wed) 13時半頃
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……。 自分が思う好ましい行動を取るものが寄生されていないのか。 そうした行動を取っていないから寄生されているのか。
[ これは単なる呟きだ
情の話題が出てからずっと引っ掛かっていたものを、ようやく言語化できた気がした
しばし悩んだ末に小声で付け加えた ]
(86) 2020/09/02(Wed) 13時半頃
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[ そうして部屋に着いた ]
…なるほど、理由が無い。 ああ、その可能性は考えから外れておったな。 確かに、そういう事もあるだろう。
[ 何か理由があった、だから仕方なかった、と。 無理矢理にでも自分を納得させていたものが壊れそうだった
" そんな理由で奪われてたまるか " モナリザの指摘>>65に一瞬現れた激情は、しかし一瞬瞳を過るのみ。 声にも態度にも表れることはなく淡々と答えた ぶつけた所で理解できないだろう、と。 ]
(87) 2020/09/02(Wed) 13時半頃
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|
最初にスプスプイを襲った事には、彼らの生存のため という明確な理由があったように思う。 だから、今回も何か理由があるのかと考えていたのでな。
[ 実際どんな理由なのかは宇宙クラゲでないと分かるまい 誰に襲われた?何故襲われた? ヘリンは答えてはくれないから脳内で考えを巡らせた ]
もし襲われた事に理由が無かったならば…
[ 理由なく襲うのはどのような人物…クラゲ像?だろう その思考はモナリザの声>>66で途切れた ]
(88) 2020/09/02(Wed) 13時半頃
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……。 見送ってあげよう。 [ ミタシュと同じように>>78、しかし違う理由で涙は流さない 今哀しみに目を向けたら、本当に立ち上がれなくなってしまうから。 だから感情が唯一現れるのは微かに揺れる瞳だけ。
慰めるなんて器用な事は出来ないままに 蹲るその小さな姿に、そっとふわふわの身体を寄せた ミタシュが落ち着くまではそうしていただろう。
そして皆に異論がないならば 談話室に戻ろう、と提案した** ]
(89) 2020/09/02(Wed) 13時半頃
|
アーサーは、ミタシュが離れようとするまでは近くに居ようとした**
2020/09/02(Wed) 14時頃
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― 談話室 ―
[現れる姿があるたび、 のっそりと視線を向ける。 スプスプイの欠片を寄せ集めるシルクの姿にも 暫くは視線を置いていた。(>>7) それがミタシュへと渡る様子も、見ていた。(>>39)
アーサーが、宇宙クラゲは、と はっきり口にした時には、(>>11)]
(90) 2020/09/02(Wed) 17時半頃
|
|
… そうか、
[と短い言葉を返した。 トルドヴィンの言葉(>>13)にも そちらを向き、]
……
[沈黙する。悲痛な声が聞こえる。(>>20>>23) ゆっくりと昨日ヘリンが座っていた席へと視線を向けた。 ヘリンを探しに行くと言う面々を視線で見送る。]
……
[特に何を、言うことも無かった。]
(91) 2020/09/02(Wed) 17時半頃
|
|
[シルクとトルドヴィンの会話を聞く。 スプスプイが教えてくれる、という言葉。 呼ばれた名、シルクの反応。(>>63>>55)
それらは当然の疑問のようにも思えた。]
…
[でもそれは自分にはわからない事だ。]
…… ずっと、いれていた。 朝には、死んでいた。
それを、証明する術は、ないな。
[コータに今日も波形をとってもらえていたら、 それは証明できていたのだろうか。いや、そんな事はないな。]
(92) 2020/09/02(Wed) 17時半頃
|
|
… あの日。 おれは、スプスプイの名を選んだ。
[殺意を持って、名を選び、 冷凍ポットへ入れようとした。
―― 少しだけ、目を眇める。]
コータ、スプスプイ。 どちらかだとおもったからだ。
これも、証明する術は、ないか。
[狡猾なくらげならば、 わざわざ襲うつもりの相手の名を選んだりはしないだろう。 けれど内訳の公開はされておらず、 なんとでも言える範囲である事も解っている。]
(93) 2020/09/02(Wed) 17時半頃
|
|
[君の事が知りたい。(>>70) という言葉に、沈黙、後、少し目を細める。]
… そうだな。
[けれど文字を描く様子に、 少しだけ目を開いて、]
よく、みてるのは。 そっちだ。
[と返した。]
(94) 2020/09/02(Wed) 17時半頃
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|
どちらか。 は、コータと、スプスプイ。 どちらも、は、(>>72)
そのままの、いみだ。
はやかったな、と。 おもっただけだ。
…… …
[無言、沈黙、瞑目はしなかった。]
(95) 2020/09/02(Wed) 17時半頃
|
|
[ここからの言葉は、 沈黙を挟みながら発される。]
さいなん。そうだろう。
みつからなければ、 たとえばもっと、たくさんで、きていたら、 このふねを、まるごとのっとれるくらいの、 かずできていたら、
… 誰にも気づかれる事なく、 新天地へいけたろうに。
(96) 2020/09/02(Wed) 18時頃
|
|
いきるため、なんだろう。 くらげたちも、このふねに、のったのは、
おれたちと、同じ。
ほしょく、習性。本能、 いきものにそれらがあるのは、 せいぞんのため、だろう。
きのどくに、とおもう。 そういう習性を、もっていることを。
(97) 2020/09/02(Wed) 18時頃
|
|
いみんせん。 ――― すくいのふね。
"かたち"がちがえば、 隣人になりえた宇宙人。
まあ、なにひとつ、 すくわれちゃないが。
(98) 2020/09/02(Wed) 18時頃
|
|
言えないか?(>>64) 自分を害する相手に。
おれは、逆に、 くらげ以外のやつには、 いえないがな…。
[お前ら「も」、なんて。 くらげの事は他人事だ。]
(99) 2020/09/02(Wed) 18時頃
|
|
―――− おれは。 今日、聞くまで。
くらげの一人は、ヘリンだと思っていた。
(100) 2020/09/02(Wed) 18時頃
|
|
コータがいった、ヘリンとトルドヴィン。
うそをつくとき、 ひとは、真実をまぜるものだとおもっていた。
だから、訊ねたヘリン、 答えたコータは、ぐるなのかもと、思っていた。
それに、
コータが。 コータが、… あの、ちぐはぐな、言動が。
動揺、同情をひくためのものならば、とも思った。
そう思うと、ヘリンは、 おれのかんがえる、くらげ像にあてはまると。
でも、ちがったようだ。
(101) 2020/09/02(Wed) 18時頃
|
|
だから、今は、 トルドヴィン。シルク。
ふたりを疑っている。
コータに名をよばれたトルドヴィン。 こころ、という言葉を、 ずっと、ずっと使い続け、 コータと、くらげと。一番対話しようとした、シルク。
ふたりだ。 …自信もかくしんも、なにひとつないが。
(102) 2020/09/02(Wed) 18時頃
|
|
猫は違うだろう。 ミタシュは、…スプスプイが死んだ後、 一緒に居たがる様子を、どうみるか。 モナリザは、 わからん。 でもあれは、変わっても解らない気がする。
(103) 2020/09/02(Wed) 18時頃
|
|
[こんなところか、と。 脳内に置いていたものを発声に変えた。
が、トルドヴィンの言葉に(>>82)、]
思っていたより強い、か。 それは、くらげに乗っ取られる前と、 乗っ取られた後でかわった、という可能性はないのか?
[と、訊ねる。]*
(104) 2020/09/02(Wed) 18時頃
|
|
[言葉足らずだったそのままの意味(>>95)、を もう少し掘り下げられたなら。]
―― どちらかの、名前をえらぶといった。 どちらかを、殺すと。
おれは、あのふたりの、 どちらの名前も書いた。
[そういうことだ、と補足するだろう。]
(105) 2020/09/02(Wed) 18時頃
|
|
ああ、それと。 もうひとつ、あったな。
さいなん。
アーサーの言うことを信じるのなら。 今日、くらげを選ばなければ、 おれたちは、全滅する。
――この、おれたち、には。 くらげもふくまれている。
そうだろう、 同数になって、寄生されていないやつらが、 みんなしんでしまったら。
このふねの、乗組員に、 残りは全員くらげだというようなものだ。
(106) 2020/09/02(Wed) 19時半頃
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だから、 くらげを、ひとりでも生かしたいなら。
さいごのひとり。 しかないんじゃないか?
[それについて、詳しくは語らないまま。]
(107) 2020/09/02(Wed) 19時半頃
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…災難だな。 おれたちは、くらげをころせば、 複数人でいきのびれるのに。
くらげたちは、そうじゃない。
だから、
なのりでるなら、今だと思うぞ。 もし、お前たちの中に、いるのなら。
[そういうと、二人に視線を置いた。]*
(108) 2020/09/02(Wed) 19時半頃
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[宇宙をいく船の中で、 小さく青石洗剤が擦れる音がある。]
(+2) 2020/09/02(Wed) 20時頃
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[それらは、夜に入っていた洗濯機を壊され 負荷に耐え切れずに変色したものだった。
それらは、部屋に来たものに拾い集められ 談話室に運ばれた。
それらは、一度 浮遊種と言われる者の手にとられ また、別の義体の少女に受け渡された。]
(+3) 2020/09/02(Wed) 20時頃
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[それらは、一晩、談話室においてあっても 清掃ボットに片づけられることはなかった。]
(+4) 2020/09/02(Wed) 20時頃
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[それらは、青色洗剤と呼称される存在に 生命があると定義した場合、 「死体」と呼べるものであったが
その青石洗剤らは、 ヒト種に近いものと同じ扱いは受けなかった。]
(+5) 2020/09/02(Wed) 20時頃
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[青石洗剤の「死体」は、 片づけられるべきもの、 遠ざけられるべきものとしては 扱われなかった。
それは、やはり、「人」と姿があまりにも 大きく異なるが故であっただろう。]
(+6) 2020/09/02(Wed) 20時頃
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[その結果として、集められた動かぬものは、 浮遊種や少女と、共にあることになった。]
[もはや、その選択をした理由は 「心」は、青色洗剤に届くことはないけれど。]
(+7) 2020/09/02(Wed) 20時半頃
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[いくら、そこに身体(いれもの)が存在しようとも、 変色した小石に、何かが届くことはない。
元々、翻訳を通さなければ、 小石にとっては、 理解不能の存在だった。
そして、翻訳機能は失われている。]
(+8) 2020/09/02(Wed) 20時半頃
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[誰にとっても、正しく意思なき「物」が、 そこには転がるだけだった。]
(+9) 2020/09/02(Wed) 20時半頃
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[男は、これまでほとんど語らなかったワクラバの話を黙って聞いていた。案外喋るな、と思いながら。 言葉の通り、証明する術はない。>>92 しかし、彼自身の言葉で理由の説明があるのとないのでは、印象は変わってくるだろう。
時折甘いコーヒーを舐めながら耳を傾けていたが、]
(109) 2020/09/02(Wed) 21時頃
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[ある意味でそれらは、人扱いされないことで この船の中で役目を果たす機会を 与えられた、ともいえるだろう。
"寄り添う"機会を。
その身体は「遺品」になった。]
(+10) 2020/09/02(Wed) 21時頃
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[それは、もはや意思を持った存在としての 対等な扱いとは言えないだろうけれど、
洗剤になることで、健康を守れるように 香りを出すことで、精神を安らげられるように。
話さなくなったことで、 以前との差異を比較できるものになった。 比較することで、「失われた」ことを 認識することができるものになった。]
(+11) 2020/09/02(Wed) 21時頃
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[結局意思を伝える術のないモノを どう使用するのかは、 結局のところどこまで行っても、 断絶を隔てない、生存者たちにしか できないことだった。]
[もはや説明もできない青石洗剤の死亡理由を推測し、 それを、推理のてことして誘導に使うことも。]
[その行いを否定することも肯定することも、 もはや、転がるだけの石には不可能なことだった。 伝達の方法は、もはや失われている。]
(+12) 2020/09/02(Wed) 21時頃
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[そこには、ただ、 断絶だけが確かなものとしてある*。]
(+13) 2020/09/02(Wed) 21時頃
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[気の毒に。>>97 そう聞いた瞬間、触角がぴりぴりと震えた。 それでも、こちらへの問いかけ>>99を聞くまでは黙っていた。]
わたしならば言わない。 自分を害する相手は、すなわち敵だ。 習性や本能は理解する。我々にもあるものだからな。 だからと言ってこちらを害する敵に対して、同情も共感もしない。例えしたとしても、表明などしない。
それは、
[――わたしの星では、反逆と呼ばれる。
最後の言葉は呟くように吐き捨てて、言葉を切る。下がり気味になった触角が揺れた。 クラゲ騒ぎが起きるまで、船の中に敵はいなかった。故に、トルドヴィンが外敵に対する烈しい気性を見せることも、なかった。]
……すまない、取り乱した。 しかし、その考え方をわたしは理解しない。
[そう言って、しばらくは無言で話を聞く姿勢に戻った。]
(110) 2020/09/02(Wed) 21時頃
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…………なるほど。 嘘を真実で補強する、か。 それで、ヘリンが襲われたから、名の挙がったもう片方のわたしか。 まあ、筋は通っているな。
[自分を疑うワクラバの言葉>>101>>102には、先程よりも冷静に返す。疑われたもう一人、シルクにちらりと目を向けて。またワクラバに視線を戻した。]
わたしは先程も言った通り、ワクラバ、 君を疑っている。 アーサーが違うだろう、というのは同意する。 残りの一匹は、シルクかモナリザのどちらかだろうと思う。
……そうだな、クラゲと対話しようとしたことは、正直あまり理解ができないが。 それを理由にシルクを疑わしいとは、特に思っていない。
(111) 2020/09/02(Wed) 21時頃
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[ミタシュの変化の可能性について問われる>>104と、少し考えるように黙り込んだ。]
…………。
これは、わたしの贔屓目なのかもしれない。 幼体、子供は大事に扱わなければならない、というのが故郷の方針でな。いや、それこそ習性と言った方が正しいか。
……そういった庇護欲を掻き立てる対象にクラゲが寄生する、というのはありそうな話だが。 仮にそうだとしたら、どちらかと言えばより弱い存在であることを強調するように思う。その方が庇護を受けやすいだろうからな。
[内緒話>>2:187は内緒話のまま。 その内容を男の口から語ることはない。]
(112) 2020/09/02(Wed) 21時頃
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[もうひとつ、とつけ足された言葉。>>106 その頃には、先程の苛立った様子>>110は消えていたのだが。]
…………。
[無言のまま、眉間に思いきり深い皺が刻まれた。]
……馬鹿馬鹿しい。 クラゲを生かす選択肢など、あるはずがないだろう。
[それだけ言って黙り込んだ。**]
(113) 2020/09/02(Wed) 21時頃
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――ヘリンの部屋で――
左様ですか。 ダブルチェックは素晴らしい心がけです。 一人の感情にのみ寄り添って判断された事柄を正とすることは危険を孕みますが、他の方の視点も合わされば、別のものも見えましょう。
[アーサー氏がトルドヴィン氏に制止を頼んだということを讃する>>84。 冷静な相手を選んだというのも、好印象だ。]
そうですね。 可能な限り、迅速に動かねばなりません。
[ひとりひとりを当たっている時間はない。 何をしていても、時間だけは等しく過ぎていく。]
(114) 2020/09/02(Wed) 21時半頃
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私のこと、ですか。 何なりとお聞きください。お答えします。 何をお答えするのが適切でしょうか。
[知りたい、とアーサー氏は言う>>85。 機能的観点や製造年度といった、プロファイル的な情報が欲しいのではないだろう。 問えば、いくつかの質問があった。]
そうですね。 最も好ましい行動は、アーサー氏を保護することです。 過去宇宙クラゲに寄生された方と触れ合ったことがあり、宇宙クラゲを"みる"ことができると伺いました。 稀有なことです。いま確かな情報は、アーサー氏の確認されたものしかないのです。
ですが、それでは根本的な解決になりませんので、宇宙クラゲの行動を知りたいと考えています。 情報が少ないのであれば、想定や推論でも構いません。
(115) 2020/09/02(Wed) 21時半頃
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我々が判断しようとしている残りの乗員の皆様は、多種多様な方々が集まっておりますので、習慣、能力、行動の原理が異なります。 反対に、宇宙クラゲは単一の種族です。 それぞれの皆様の違和感などを確認し、宇宙クラゲが寄生している可能性を考えるよりも、宇宙クラゲの特性を考慮し、どなたを寄生先に選ぶだろうか、ということを考えるのが合理的と考えます。
[多種族のことを同時に考え、考察するよりも効率的と判断した結果だ。 誰しものことを近しく感じないヒューマノイドにとっては、それぞれの分析よりも一点特化の分析のほうがわかりやすい。]
ご納得いただけない方に関しては、その方なりの考察方法をお持ちだろうと判断します。 例えばスプスプイ様がたのような能力をお持ちでしたら、宇宙クラゲの特性などを考えずとも探すことが可能です。
(116) 2020/09/02(Wed) 21時半頃
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私にとって好ましい行動が宇宙クラゲにとってどういった印象になるかは不明ですが、私の視点でもトルドヴィン氏は好ましく思えました。 冷静で、宇宙クラゲの生態から寄生者を探そうとされていましたので。
[ヒューマノイドと近い思考をしていることが寄生の有無を分けるかどうかは、不明瞭だ。 その点は、現時点判断材料に加えていない。]
(117) 2020/09/02(Wed) 21時半頃
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― 談話室 ―
[ トルドウィンは口より触角>>80が、ワクラバは口より目>>94が饒舌だ。 今回、前者は口数が少ないようだった。薄すぎるコーヒーは、ラックの上とトルドウィンの手元>>81にある。 淵に当たるような息の音。その表情は見えない。]
ひてい す、る すべも、 ない 、よ。
[ 後者は今日も雄弁だ。トルドウィンに対してワクラバの名を呼んだ時、視線>>92がこちらへ向くのが分かった。だから身体を開いて、ふたりが同時に視界へ入るようにする。]
…… っ 、!
[ いつもより大きく開かれた目>>94に肌が波打つような感覚を覚えたのは、それからすぐのことだ。跳ねた身体に、球体の中を髪が踊る。 逸る指先を掌へと押しつけた。 声と、文字と。ふたつの言葉を同じ早さで重ねる。]
(118) 2020/09/02(Wed) 21時半頃
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『だって ぼく は ずっと、 わくらば の たりない ことば の さき を もとめてた。
すぷすぷい に たのんだんだ。 でも だめ だった。』
[ ミタシュの胸元で眠る一部のスプスプイを思う。あの掠れた青は少女のくれた水色のキャンディより鮮やかだったのかもしれない。 それを知る術はもうないけれど。 頭を振ることで思考を一旦振り払って、はじまり>>2:201の話をした。一方的に交わした誓い>>2:156の話をした。]
『それなら じぶん で しらなきゃ。 ぼく は しらなきゃ えらべない。 しらないから を りゆう に えらびたくない。
わからない は もういわない って きめたんだ。』
[ どちらが指す対象>>95>>105を知った。自然と進みを遮ったあの時>>2:135のことが思い出される。 あの時唯一確かなことだった。悪くなかったと口にしたことを、今でも確かに覚えている。 だから、理解を得たと頷いて示す。]
(119) 2020/09/02(Wed) 21時半頃
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[ 沈黙の隙間に語られる"さいなん"は、己の抱いた感覚>>3:195>>3:196にやはり似ていた。 故に答え合わせをするように、耳を傾ける。 トルドウィン>>110が気性荒くそれを否定しようとも、敵への嫌悪を露わにしようとも、口を挟むことなく。饒舌な触角が怒りに震えるのを、見ていた。]
…… かた、 ち。
[ 形を得た己の手を見下ろす。透かして見ることはできないが、この厚い生地の下には五本の指があり、五つの爪がある。そのすべてに満ちるガスが、内側には充満している。 指を何度か開閉した。顔を上げる。 ワクラバ>>102が己の名を呼んだからだ。]
(120) 2020/09/02(Wed) 21時半頃
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みた しゅ 、は、 みずい ろ を、 くれた んだ。
[ 唐突に、そんな話をした。 ワクラバだけでなく、トルドウィン>>82へも語りかけるように口を開く。指もまた、再び掌を滑る。]
『のこった すぷすぷい を たくした とき、 みたしゅ いったんだ。
わたしで いいの って。』
[ 先程皆の前で起きた出来事>>39を改めて語る。]
『もう ひとばん すごした あと だよ。 いまさら じゃ ない ?
くらげが こうかつ だと するなら、 それにして は あまりにも じっちょく だ。 あと おっちょこ ちょい。』
(121) 2020/09/02(Wed) 21時半頃
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[ そこで一度手を止める。 決めていたこととはいえ、実際形にしようとすると指先が震えた。]
『こわい けど。 こわい よ。 もう ぜんぶ ぜったい は ない。 しんじる ことも うたがう ことも もう おなじ。 かくしょう なんて どこにもない。
でも たぶん みたしゅ は ちがう。 しんじて いいんじゃ ないか って おもう。
しんじたい と おもう。』
[ トルドウィンの言うミタシュの強さを知らない。 ワクラバ>>103の判断がどう転ぶかも知らない。 しかし、少女の愚直とも言える優しさを知っている。水色のキャンディはただ甘かったのだ。man-juと同じくらいに。 故にトルドウィン>>112の揺れを引き戻さんとでもするかのように、己の考えを示した。]
(122) 2020/09/02(Wed) 21時半頃
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[ 己が名に応えたのはその後だ。 トルドウィン>>111の視線を受けても、燻んだ瞳は変わらぬ色を宿している。]
『こころ は ちせい で あるか。』
[ 指と口が語ったのは、いつの日か受けた問い>>2:7だ。]
『きかれて ぼく は わからない と こたえた。 ちせい は ひつよう だと おもう けど なくても きもちは あるきが する から と。』
(123) 2020/09/02(Wed) 22時頃
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『うちゅうくらげ は こーたの こと しってた。 うちがわ から きおく や ちしき も うばう。 こーた の まま こーた じゃ なかった。
ぼくは それを ちゃんと しりたかった。 もじ じゃなくて、 じっさいに みて はなして りかいしたかった。
ぼく は どうしても ぼく の せんたく を じょうきょう の せい だと わりきれ ない。』
[ ヘリンの覆いとして口を挟まなかった>>3:100が、記憶にずっと残り続けている言葉を掬った。 殺す相手を選ぶなら、自分の意思で。迷いに迷った初めての日のようなことは嫌だと、必要なら、当時と同じように対話の理由>>194を語る。]
(124) 2020/09/02(Wed) 22時頃
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理由がない、というのは、あまりに極端な言い方かもしれませんが、あり得るという話です。
[アーサー氏の瞳に一瞬宿った激情>>87に、言葉を重ねる。 失言をした自覚が生まれたようだ。 この激情の火がなければ、『あるいは食すに適していた可能性』などと、より状況にそぐわない理由が並んでいたところだった。
そして、くずおれて座り込むミタシュ嬢と、同じく感傷を抱えるアーサー氏の隣、悲嘆の波が行き過ぎるまで、そばに佇んでいた。]
(125) 2020/09/02(Wed) 22時頃
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モナリザは、アーサー氏が戻ろう、と提案すれば、了承の意で頷いた。ゆっくりと談話室に戻る*
2020/09/02(Wed) 22時頃
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『だから ぼく は こころ を さがしている。 うちゅう くらげ が もほう しえない ちせい とは べつ の こころ を。』
[ それをミタシュに見た気がしたのだと、先程の言葉>>122を補足するように告げる。]
(126) 2020/09/02(Wed) 22時頃
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『それから あーさー も。
あーさー は かしこい。 かしこい かれ が あいまい な のうりょく を せつめい しきれない で いる。
それに あーさー は ほんらい へんか が あまり すき では ないんだ。
だったら その のうりょく は ほんもの だ。 うそ を つく なら もっと ちゃんと する。
あれ は ほんとう の ゆらぎ だ。 あんな やさしい こえ が うそ は いや だ。』
[ 宙に向かって呟かれた声>>3:51に触れた理由の最後は、願望混じりの曖昧なものだった。それでも、信じると。語る指先と口元は震えで朧になる。 消え入りそうな文字と声を止め、両者を捉えていた視界をワクラバだけに向けた。]
(127) 2020/09/02(Wed) 22時頃
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『だれも かくしん も かくしょう も ないよ。 ぼく にも ぼく は ぼく だと しょうめい する すべ が ない。
だから みてて。 こんど は わくらば が ぼく を みてて。
そうして えらんで。 ぼく も えらぶ から。』
[ 残された5人の内、椅子は3つと2つに分けられる。3つの内の2つは既に埋まっている。埋めた。もう振り返らない。 残りは1つ、あるいは2つだ。]
『ぼく は 、 わくらば を
えらばない こと を えらびたい と おもって いる。』
[ 残りひとつへ、手をかけた。]*
(128) 2020/09/02(Wed) 22時頃
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[ 指先を待つ話は、沈黙を挟んだワクラバと同じく時間をかけたものだっただろう。それらにどういう反応が返ったか。 捉える瞳は不安と願いが混じる。]
もう、 ひと つ。
[ ワクラバ>>106が再び話し出した内容に、軽く瞠目した。]
それ 、は そう、 だ。 さいしょ から、 そう だった 。
この おり は、 くら げ、たち のもの、で、 ぼくら は、 おまけ の いぶ、つ に すぎ、ない。
やっぱり 、よく みてる、 よ。 わくら 、ば は。
つめ、 たい ね。 どこま でも、 そとがわ、 だ。
[ 彼の言葉>>107へ理解と納得を示した上で、向けられた視線>>108へといつもの燻んだ瞳を向けた。 指先を掌に這わせる。]
(129) 2020/09/02(Wed) 22時半頃
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『ぼく は ぼく だ。』
[ それだけ記すと、無言で眉尻を下げた。]*
(130) 2020/09/02(Wed) 22時半頃
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― 談話室 ―
[その触手の震え方ははじめてみる。(>>110) 敵に対する種族としての特性を聞いた。 それは納得のいくものだ。
国も星も種族も思想も全てが違うのだ。 威嚇のような触覚の揺れに視線を留める。]
…
[理解しないという言葉に頷いた。 謝罪をされる必要性もないと思った。 視線を置いたまま、やや間があり、]
たんなる思想の違い、だな。
[押し付けるつもりもないのでそう言うものと受け入れる。]
(131) 2020/09/02(Wed) 22時半頃
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|
[当人から返答が返り(>>111) 名をあげられる。
疑われる理由は充分に承知しているため 先ほど以上の反論はない。 残りはシルクかモナリザだという予想等を聞き、 アーサーとミタシュを疑っていないから、 残りの一匹はそこからなのだと受け取る。]
(132) 2020/09/02(Wed) 22時半頃
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|
[ミタシュについて。 二人の見解を聞いた。(>>112)(>>121>>122)]
――、…
[沈黙して、聞く。 それぞれに視線を置きながら。
聞いた後も沈黙していた。]
(133) 2020/09/02(Wed) 22時半頃
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習性、解る。 庇護欲、強調、も、わかる。
[クラゲが変化をさせるとするなら、 更に弱弱しく守って貰おうとするというのは、 なるほどと納得のいく話だった。
そうしてシルクの、(>>126) 言葉を聞いて。間。間、間を置いて。]
…
… むずかしいな、 きっと、それは。
[そう呟いた。 でもできないと断じる言葉も、考えても無駄だろうと言う否定の言葉も付け加えなかった。]
(134) 2020/09/02(Wed) 22時半頃
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|
[アーサーの話については、 彼が説明しきれないでいる、という言葉に説得力を感じた。
なるほど、と呟く。 嘘を吐くのなら尤もらしく、 同意だったので視線を置いて、目を細めた。
優しい声については、無言を置いたが。]
(135) 2020/09/02(Wed) 22時半頃
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|
… こころは、ちせいであるか。
[言われた言葉を繰り返す。 鸚鵡返しに時間は要らない。 けれど、その意味を考えるような間があった。]
… なるほど。
[呟く。]
トルドヴィンがいっていたとおりだと、 思いなおそう。(>>111)
クラゲと対話しようとしたことは、 疑わしい理由には、ならなかった。
[だが結局、結論は難しい。なのだけれど。]
(136) 2020/09/02(Wed) 22時半頃
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|
[ミタシュという少女について、シルクが語る話を聞く。>>121>>122 元より今日、彼女に票を入れる気はなかった。 ただ、シルクが彼女を信じたい、と言ったことに安堵していた。]
……そうだな。 わたしも、彼女を信じようと思っている。
[僅かに表情を緩めて、シルクの言葉に頷いた。]
(137) 2020/09/02(Wed) 22時半頃
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|
――談話室へ――
[悲哀を払い切ることはできないまま、三人連れ立って談話室に戻る。 談話室内には、残された時の短さ故か互いの疑心暗鬼故か、緊張感のある空気が漂っている。]
――戻りました。
[何がしかの収穫があったわけではない。 ただ、ヘリン女史は喪われたと、それを確かめただけに近い道中だった。 報告することも少なく、ただ帰還を告げる。]
(138) 2020/09/02(Wed) 22時半頃
|
|
[見てて、と言われる。(>>128) 選んで、と言われた。]
…
[返すのは沈黙だ。頭蓋で響く機械音だ。 それともう一つはまっすぐな視線だった。
ゆっくりと瞬く。 それは言葉を咀嚼しているような。]
選ばれないから、という理由は、 選ばない理由には、なりえない。
[と、一つ言って、]
(139) 2020/09/02(Wed) 23時頃
|
|
だが、その選択は、ただしい。
[自分はくらげではないという意味の言葉を付け加える。]
証明は、とても難しい。
[そちらにとっても、こちらにとっても。]
―――― きちんと、見よう。
[まだシルクではないと断定はできない。 けれどもその言葉に見えるのは誠意であり、"シルク"という生き物だ。
これを信じられるかどうか。 重要なのはそこなのだろう。
だからそう答えると、また少し目を細めた。]
(140) 2020/09/02(Wed) 23時頃
|
|
[最初からそうだ、というシルクの言葉。(>>129) 先程のアレを、くらげを生かす選択肢だといったトルドヴィンの言葉。(>>113)
その二つを聴き比べて、 視線をトルドヴィンへと向けた。]
今、この二人から選ぶなら。 おまえだとおもう。
あれはくらげを生かす選択肢、でもあるが、 今日、くらげを殺すための言葉だった。
(141) 2020/09/02(Wed) 23時頃
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|
[冷たい外側。解っている。 返された視線と、落とされた言葉。]
…そうだな。
[返したのはそのつぶやきだけだ。]
(142) 2020/09/02(Wed) 23時頃
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|
[モナリザたちが戻ってくると、(>>138) 視線をのそりとそちらへ向け、]
…
[ヘリンについての報告に沈黙を返す。 三者の様子へ視線を置き続けた。]
(143) 2020/09/02(Wed) 23時頃
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|
[ 一致する見解>>137があった。 異なる思想>>131があった。 理解。疑問。相違。同意。沈黙。反論。推論。議論。混迷。 ――結論は、ない。]
うん、 しって、 る。 それ で、 も、さがさ な、きゃ。
[ ヘリンの部屋へ向かった3人を止めなかったように、己もまた、無駄かもしれない道の先へと手を伸ばす。]
だっ、て なにも かも、 おなじ、 なんて、 …… ない 、 でしょ う? こー た、 は、 そう、 だった。
[ 掌へ綴るのももどかしく、拙い口が動く。 答えなんて誰も持っていないのを知りながら、それでも。]
(144) 2020/09/02(Wed) 23時頃
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[ モナリザ>>138が戻ってきたのは、その頃だったか。談話室の空気は決して暖かいものではない。]
お、 かえ、 り。 ……どう、 だっ、た?
[ それでも、振り返ると出迎えの声と問いを贈った。 託した声>>45は届いていただろうか。 何も報告がないことに気づきながらも尋ねてしまう。]
(145) 2020/09/02(Wed) 23時頃
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|
― 回想・三日目の朝 ―
>>3:#0
[一体どこの基準なのか知る由もないが、この船の『朝』の時間に自室のドアが勝手に開いた。護衛型ヒューマノイドが押し入ると、キンジン星人はベッドにはおらず、透明なドーム状の入れ物の中にちょこんと入っていた。いつものように。]
わたしじゃないです。
わたしじゃないです。
わたしじゃないです。
わたしじゃ……
[だって起きていたのだ。 宇宙クラゲは夜に現れるのだから。 誰も傷つけたくなかったから。 だから談話室にもいかなかった。 しかしそれが、間違いだった。]
(+14) 2020/09/02(Wed) 23時頃
|
|
わたしじゃないんです。
[電子音が無機質ながら、精一杯に悲痛な音を上げる。 それ以外にろくな抵抗もできず、透明なドームごと、ひょい、とヒューマノイドたちに抱えられた。]
(+15) 2020/09/02(Wed) 23時頃
|
|
[向けられた視線>>141を正面から見据える。眉間の皺は消えている。]
クラゲを生かす、と先に口にしたのは君だろう。 わたしは、敵を生かしておく選択肢はないと言っただけだ。
(146) 2020/09/02(Wed) 23時頃
|
|
ガシャン。
[透明のドームはヒューマノイドによって呆気なく割られた。 キンジン星人のために環境を整えるドームだ。このまま冷凍ポッドに入れてしまっては意味がない。 彼ら、または彼女らはドームの中にアームを手を伸ばし、スライム状の生き物をつまみあげる。
翻訳機がなくなれば言葉を発することもない。
そう、ほとんど、大きなクラゲだ。]
(+16) 2020/09/02(Wed) 23時頃
|
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[ >>139沈黙には沈黙を返した。 視線には視線を返した。 瞬きには瞬きを返さなかった。]
うん、 それ で いい。 ぼく が 、こま る。
[ 一言には当然のように頷く。 そうしないことは知っていたし、そうされては困ることをきっと彼は理解していたはずだ。 故に説明に言葉を重ねることはない。]
ただしい か、 ぼくに 、は わから ない。
[ 意思を示した上で、迷いも隠さず晒す。 答え>>140を聞けば、目を細める形を真似て見せた。]*
(147) 2020/09/02(Wed) 23時頃
|
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[キンジン星人にとって、護衛用ヒューマノイドも、客室の乗客も、何も変わらない。
ただ、恐怖。
キンジン星人は捕食をしない。捕食をされない。 人を貶めるということをしない。 人を見捨てるということもしない。 だから、人に犠牲になれと言われることもなかった。
芯石は細かく振動している。 そんなこと、ヒューマノイド達は知るよしも、知るつもりも、知る必要もない。 この生き物が、本当に宇宙クラゲに寄生されているのかも。
冷凍ポッドに押し込まれ、あっという間にキンジン星人は氷漬けになった。]
(+17) 2020/09/02(Wed) 23時頃
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[ワクラバ氏の視線を感じ、首部アームを上下して会釈する。 シルクからどうだったかと問われれば、カメラ・アイをわずかに左右に揺らす。]
明確な手がかりやヘリン女史の残したものと思われるものは、特にありませんでした。 すでに清掃ロボットの入ったあとで、人のいた痕跡らしきものが、ほとんど片付けられていました。
(148) 2020/09/02(Wed) 23時頃
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[まあ確かに、と思う。(>>146)]
… そうだな。
[視線を置いたまま、沈黙する。]
言葉通りにしか、 うけとらなかったか?
(149) 2020/09/02(Wed) 23時頃
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[ただ、冷凍されるだけ―……
誰がそんなことを言ったのだろう。 優しさのつもりなのか、それとも罪悪感を薄めたいだけか?
芯石は冷凍のせいか、ぱきり、と真っ二つに割れた。
元キンジン星人だったものが入ったポッドは、宇宙のどこかをただ、漂う。
流れ星のように。**]
(+18) 2020/09/02(Wed) 23時頃
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……。
[シルクの選択>>128を聞いた男は、しばらく無言だった。 空いた椅子の、三つの方にワクラバを入れるならば。 自分は、選ばれなかった側だ。]
……シルク。 君には、わたしを選ぶ理由があるのか? ワクラバを選ばない、以外の理由が。
[ないなら、別にいいが。 と、そう聞いた。]
(150) 2020/09/02(Wed) 23時頃
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[ ワクラバの提案にそれぞれが言葉を返した。 それを受け、ワクラバ>>141が見解を示す。 何も、言わなかった。]
…… さいご 、 に ひとり を いか、 す ため、 な、 のりを あげる、 なら。
[ トルドウィン>>146の言葉を聞いて、口を開く。]
きょう もう ひと、り は ついほ う、さ れる。
[ 明日が目前に迫る今、必要なのは必ず宇宙クラゲを追放することだ。 ワクラバ>>141と似たような言葉を重ねる。]
あした、 が、 かなら ず、 くる。
[ それは、生かすかどうかより直近にある焦点だと思った。 伺うように、トルドウィンを見つめる。]
(151) 2020/09/02(Wed) 23時頃
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[ワクラバ氏とトルドヴィン氏の、静かながらも緊張した会話を聞く。 互いが互いに、疑い合っているように見えた。
思えば、ワクラバ氏は殆どと言っていいほど話をしないが、先日はコータ技師に掴みかかるようでもあったし、案外と激情家なのかもしれないと考える。 そして、言うべきと判断したことには言葉を尽くすことも。]
(152) 2020/09/02(Wed) 23時半頃
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[ >>144難しいと言われても>>134、探して、見つけなければならないのだ。 あるかも分からない、知性から離れた心を。]*
(153) 2020/09/02(Wed) 23時半頃
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─ 談話室へ ─
[どれくらいの間、そうしていたんだろう。 少なくとも急かされることはなく、猫さんもモナリザさんも、わたしの気の済むまで傍にいてくれた。傍らに寄り添ってくれていた猫さん>>89 そ…、と。その背中に指を滑らせたら、怒られちゃったかしら。]
うん。ごめんね…。 猫さん、モナリザさん。 二人とも、ありがとう。
[付き合ってくれた二人に、小さな声でお礼を言って。 わたしは、Man-juの包み紙を大事に畳んでそっと仕舞った。薄荷さんと同じところに、仕舞いこむ。 自己満足にすぎないとは、知っているけど。]
(154) 2020/09/02(Wed) 23時半頃
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トルドヴィン氏は、宇宙クラゲなのですか?
[話題に途中から入ったヒューマノイドには、状況がわかりかねる。 しかし、シルク少年も含めて、トルドヴィン氏に詰め寄っているようにヒューマノイドは感知した。 選ぶ、という言葉>>150も出ているようだった。]
(155) 2020/09/02(Wed) 23時半頃
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[ モナリザ>>148は否定を示すようにカメラ・アイを左右に揺らした。 沈黙が表していた答えが形になる。]
…… そ、 か。 でも 、 みて くれ、て、 ありが とう。
……。
[ 大丈夫と尋ねるのは違う気がしたし、他の言葉も見つからなかった。感謝を伝えた後の沈黙は、そのまま談話室の空気へと溶けていく。
無言の延長線、トルドウィン>>150の声が届くと、身体ごとすべてそちらを向いた。]
(156) 2020/09/02(Wed) 23時半頃
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[談話室へ戻れば、残っていた3人からの視線が来る。 それに少しだけ、びくりとしてしまった。
猫さんの影に隠れようとしたのは気持ちだけ、小さな猫の背中に隠れることなど出来やしない。]
ただい、ま。 …なにも、見つけられなかったの。
[ヘリンお姉さんの部屋に何かあったかと問われれば、首を横に振るばかり。ただ折りたたんだMan-juの包み紙だけ、彼女のささやかな形見だけ出して見せようか。]
(157) 2020/09/02(Wed) 23時半頃
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ミタシュは、モナリザの声にびくっと肩を揺らした。
2020/09/02(Wed) 23時半頃
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[二人からの返答>>149>>151に、不可解そうに触角が曲がった。]
……つまり、クラゲを炙り出す意図だったと? それなら、紛らわしいことを言って悪かった。 だが、それで素直に名乗り出るクラゲがいるとは思えないな。
[横から聞こえてきたヒューマノイドの言葉>>155に、眉を顰めた。]
違う。
(158) 2020/09/02(Wed) 23時半頃
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[三人が談話室に戻ってくる。 ミタシュの姿>>154を見つけると、先程からぴりぴりしっぱなしだった触角が跳ねるように上向いた。]
(159) 2020/09/02(Wed) 23時半頃
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……。
[ トルドウィン>>150と向き合った。 僅かに緩んだ表情>>137は、今はもうない。 選ばないことを選ぶということは、そういうことだ。 いつも停止を助けてくれた腕へ、今この手が触れることはなかった。]
みつ、 わすれて たら、 って おもっ た。
[ ラックの上へと置かれたままの薄いコーヒーには、一絞りの蜜が溶けて馴染んでいる。 視線で一度そちらを示し、再び前を向く。]
こーひー のんで た、 から びっく り した。 でも へり んの、 こーひー こかっ、た もん ね。 ぼくの ちがう 、なら、 りゆう には、 ならない。
[ コータの時のような決定打はどこにもない。 名乗りでも挙げない限り、誰もが認める正解などあるはずがない。]
(160) 2020/09/02(Wed) 23時半頃
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つめた い、 こえ、 が、 だれより も とおい、 から、
[ ただ一言落とされた声>>142が、引っかかるように耳に残っている。 息を吸い込む真似をして、間を空けた。 今から己は、彼に酷いことを言う。]
わく らば、 が、 ちがう、 なら。 …… とるど いん は、 そう なる。
[ 相手に手渡せる理由を見つけられないまま、小さく唇を噛み締めた。]
(161) 2020/09/02(Wed) 23時半頃
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[ モナリザ>>155の問いには答えられない。答えられるはずもない。 トルドウィン>>158から否定が入る。何も言わない。 ミタシュ>>157の声が届いて振り返ると、身を強張らせるような少女の姿があったか。]
……。
[ 何も、言えない。 跪いて頭を垂れた、あの景色が見える。 目を閉じそうになるのは堪えたが、彼女を見つめ続けることはできずに目を逸らした。]
(162) 2020/09/02(Wed) 23時半頃
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[ヘリンについての詳細を聞く。 何も無かったと伝えられるそれを聞いた。 返すのは沈黙だ。]
…
[形見を見せて貰えるのなら、(>>157) それにまた暫く視線を置いて、少しだけ目を細めた。]
(163) 2020/09/02(Wed) 23時半頃
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……おにい、さん?
[触角のお兄さんの触角が、ぴんと上に跳ねた。>>159 それを見て、わたしはお兄さんの傍に歩み寄る。
疑念はもう、いつだって隣りあわせだ。 それでもわたしは、お兄さんが好きだった。 最初に分けて貰った蜜はとても甘くて、彼の心みたいに感じられたから。わたしは、彼の傍へと歩いてく。]
ごめんね。今日はキャンディ、忘れて来ちゃったの。
[お兄さんの好物。甘いもの。 今日はそんな余裕もなくて、部屋に置いたきり。 今、差し出せたら良かったなって思って見上げた。]
(164) 2020/09/02(Wed) 23時半頃
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[トルドヴィンに視線を置いたまま、(>>158)]
そうだ。あぶりだす、というには、 名乗り出ろという要求は、あまりにも直接的だが。
名乗り出は、有り得ない、わけではないと おもっていた。
くらげが、個を優先するのか、 種を優先するのかも、わからないしな。
… … モナリザ。ミタシュ。アーサー。 今日、ひとり、くらげが死ねば、 もうひとりのくらげの、生存率が上がる。
という話は、解るか。
[トルドヴィンとシルクだけに聞くのもフェアではないし、二人ほどミタシュを信じているわけではない。 それぞれにも訊ねる。]
(165) 2020/09/03(Thu) 00時頃
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ふむ……
[シルク少年から答えはもらえなかった>>162が、過程を置いた上での糾弾>>161を、ヒューマノイドは肯定と受け取った。 当人>>158から肯定があるとは思っていなかった。]
シルク様。 それは、トルドヴィン氏が宇宙クラゲでないなら、ワクラバ氏は宇宙クラゲであると、逆説的に捉えることも可能なのでしょうか。
[前提が必要であることから、思考を導き出す。]
(166) 2020/09/03(Thu) 00時頃
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[返答>>160>>161を聞いて、目を伏せた。 コーヒー。なるほど、と。]
そうか。 …………そうか。
[やはり、慣れないものを飲むべきではなかったのだ。]
…………。
[目を閉じる。 あのシュガーキャンディを、もう一度食べたいと思った。]
(167) 2020/09/03(Thu) 00時頃
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[ 視界の端に映った形>>157は見覚えのあるものだった。 彼女の明るい声、頬を伝う涙。まだ思い出せる。 噛んだ唇を開いて、トルドウィン>>158の方を向いた。そこには寄り添うミタシュ>>164の姿もある。胸元には、スプスプイも。
目は、逸らさなかった。]
ひとり 、いきのこ、 るため、 には、 なの り がひつよう、 だけ、 ど、
なのって、 も、 ひとり が いきのこる わけ じゃ ない。
[ 疑問を抱いた触角>>158が曲がる。 これは先程と同じ種族故の相違か、元々の視点の違いか。 もう言わないと決めた言葉が喉元まで迫り上がる。]
(168) 2020/09/03(Thu) 00時頃
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いかす こと、 より、 ころ す こと、 を かんがえ てた、 から。
ぼく は、 びっくり、 した。
[ 状況故と割り切れない>>124。ならば罪と背負おう。 厚く覆われた手は、棘のある腕の代わりに、鼓動のない胸元を握り締めた。]*
(169) 2020/09/03(Thu) 00時頃
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… …… ………
[それぞれの会話を聞く。 頭蓋の中の機械音は、止む事はない。
脳に埋め込まれたチップの中にあるメモリーも、 いつでも再生できる。思い出せる。
トルドヴィンの、短い否定の声をきいた。(>>158)]
… [本当であっても、嘘であっても、そうと答えるしかないものだ。彼はどちらだろうか。確信を持つことはできない。できていない。 談話室にいる、全員を見渡した。]
(170) 2020/09/03(Thu) 00時頃
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ワクラバは、シルクの言葉に耳を傾ける。(>>169) 妙にしっくりと来て、緩く一つ、瞬いた。
2020/09/03(Thu) 00時頃
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[小さな影>>164が近くに来れば、少し身を屈める。]
ミタシュ。
[キャンディを忘れた、と謝る姿に目を瞬く。]
構わない。君が食べるといい。
[そう言って、黒い外殻に覆われた片手を持ち上げかけて、下ろした。]
わたしはそろそろ部屋に戻る。 眠れないかもしれないが、君も早く休むといい。
[それだけ告げて、男は談話室を後にした。**]
(171) 2020/09/03(Thu) 00時頃
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そうでしょうか。 宇宙クラゲの視点に立つことは推奨されませんが、本日宇宙クラゲをひとり排除できた場合、我々が宇宙クラゲを排除し切る可能性のほうが上がると考えます。
宇宙クラゲは人間と同数になると昼間も行動をすることがある、と伺ってはおりますが、あくまでそうした行動がありうるという話であり、絶対とは伺っていません。 それよりも、多数決の投票で追放者を決めている現状、半数を宇宙クラゲが占める恐怖があります。 こうなると、宇宙クラゲへの対処自体が難しくなり、彼らの全生存が容易になります。
反対に、今日ひとり追放できた場合、我々はあとひとりを見つけるだけでよいのです。
[ワクラバの問い>>165には、淡々と反論を返した。]
(172) 2020/09/03(Thu) 00時頃
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─ ヘリンの部屋 ─
おう、ありが、…とう? 確かな情報の確保、というわけだな。
[ 対処するための好ましい行動を問えば自分の名が挙がったので>>115少々面食らったような声を出した ]
なるほど、我々の多様性に比べて宇宙クラゲの単一性か。 情報の精度という意味で、有効な方法だろうな
一つの事象に、全く違うことを思い行動するのが我々だからな。
[ モナリザの考え>>116を聞き頷いた
その考えに基づきトルドヴィンの事を好ましく思う>>117 という事にも一貫性があり違和感はなかった。…が ]
(173) 2020/09/03(Thu) 00時頃
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……。 吾輩はトルドヴィンが寄生されている可能性を疑っている。 彼はたしか、信頼されやすい人・共感や庇護を受けやすい者に寄生するのでは、と言ったな。 それが違う可能性を考えた。 信頼されやすい人…これは個人の主観によるから何とも言えないが… "庇護を受けやすい者"について言うなら、クラゲであるコータは当てはまらなかった。
そしてトルドヴィンは"庇護を受けやすい者"ではない。
[ "違った印象を与えようとしたのでは"と。 ほら、一つの事象から導き出される考えは真逆だ
本当にトルドヴィンはそう思っていたのかもしれない 本当に宇宙クラゲの特性はそれだったのかもしれない
推論に過ぎないことは理解していた* ]
(174) 2020/09/03(Thu) 00時頃
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─ → 談話室 ─
…
[ 談話室に戻ったが、会話の流れについていけずしばし沈黙*]
(175) 2020/09/03(Thu) 00時頃
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― 自室 ―
[端末を操作して、今日も一人の名前を選ぶ。 迷うことはない。ただ、決めていた名前を選び、票を入れた。]
……。
[用の済んだ端末をテーブルに置き、その横に放置されていたナイフに目をやる。欠けた刃を見て眉間に僅か、皺が寄った。]
(176) 2020/09/03(Thu) 00時頃
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[ モナリザ>>166の声はやはり淡々と響く。 彼女の迷いや躊躇いを見たことがないとは言わないが、やはりどうしても届く機会は少ない。]
……。
[ ミタシュが違って、アーサーが違う。 トルドウィンとワクラバ、モナリザがいる。 トルドウィンが違うのなら、確かにワクラバは”そう”なるだろう。 しかし、と返事を紡ぐ口は止まる。]
それ は、 ちが う。 わくら ば 、に りゆう が ある。
それ は、 とるど いん とは べつ、だ。
[ モナリザは、アーサーとミタシュのことを聞いていないはずだ。 質問の意図が読めず、首を傾げることで疑問を示した。]
(177) 2020/09/03(Thu) 00時頃
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…………。
[黒い指先で首に触れる。 男の首全体は体同様、艶やかな外殻で覆われている。
その喉元、普段は髪の影になって見えにくいであろう位置に。
深く抉れた一筋の傷がついている。**]
(178) 2020/09/03(Thu) 00時頃
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