270 「 」に至る病
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人
狼
墓
少
霊
全
ドリベルに1人が投票した。
アイリスに13人が投票した。
アイリスは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
現在の生存者は、ドリベル、セイルズ、ジャーディン、メルヤ、グスタフ、ツヅラ、ミルフィ、フェルゼ、ソウスケ、アオ、ヴェルヌイユ、チトフ、ケイトの13名。
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――終の棲家――
[タクシーを使って30分。
『帰るよ』
耐え切れなくて、メッセージを送った。 既読を確認して気が狂うのが嫌で、バッテリーを外して窓から投げ捨てた。 だから、彼がそれに気づいていたかは知らない。]
ただいま。
[今度はきちんと挨拶が出来た。 触れたくて震える手を反対の手で戒める。 短く整えられている爪が食い込んだ手の甲に血が滲んだ。
さて今の糖度は如何ほどだろう。 彼だけに食べて貰いたくて熟した己。]
(0) 2019/10/12(Sat) 10時頃
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[自分が残して出たタンドリーチキンのスパイスの香りは大分薄れ、紅茶の香りが漂っていた。 彼の元に来ていた眷属も無事帰ったらしい。]
どうだった? 可愛かった?女の子。
[聞かずにはいられない。 嗚呼なんてみっともない。
戸棚からミルを取り出して、豆をごりごりと挽き始めた。 アオが誰かと過ごした痕跡を消したい故の香りの上書き。**]
(1) 2019/10/12(Sat) 10時頃
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[目を覚ますと隣にアイリスがいなかった。 もう一人で何処かいけるような進行度ではないのに。]
アイリス…?
[呼んでも答えてくれない。 また構って欲しくて隠れているんだろうか。]
(2) 2019/10/12(Sat) 11時頃
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アイリス、どこ?
[あまったるい匂いが鼻につく。 ちがう、これは糖のあまさじゃない。
耳に煩いシャワーの音と、]
(3) 2019/10/12(Sat) 11時頃
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ね、
ぇ ?
[真っ赤なバスタブと、わたしのアイリス。**]
(4) 2019/10/12(Sat) 11時頃
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いいえ、私こそ
お使い先が ヴェルヌイユ様のお家で良かったです。
[微笑む紅い唇へお礼を>>403
それなりに長い時間のお茶会 大きな建物とアフタヌーン・ティーのセットは 過去を思わせる風景でもあったはずなのに 思い出さずに済んだのは、話し相手が彼女であったから。
具合も平気、頭痛や吐き気 不安や、焦燥感も出てはいない ──少なくとも、まだ]
(5) 2019/10/12(Sat) 11時頃
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[残りのお菓子については>>404
いいんですか?と確認してから 用意してもらった箱へ自分と主人の分 それぞれ、二つずつ並べて詰めて]
はい、"はなまる"と あとカレーはきちんと渡せた。と
[本当の意味で花丸なのかはわからない それでもお使いそのものはこなせたから その部分だけは、きっと花丸。
白杖の音を背に、玄関から外へ出かけ──]
(6) 2019/10/12(Sat) 11時頃
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[──た、ところで声がかかった>>405 振り向けば夜色の女性が、まだそこにいて]
ぁ、え?は、はい? えっと、ありがとうござ……しめじ?
[最後までお行儀よくと思ったのに 最後の最後に不意打ちを受けた。 鳩が豆鉄砲を食ったような顔になりながら 桐の箱をしっかり受け取り]
ありがとうございます "ご主人様"が、喜ぶと思います
[にこり、笑って頭を下げる。 そのままブーツを鳴らし、門を抜けた*]
(7) 2019/10/12(Sat) 11時頃
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[>>2:451冷蔵庫に食材は入れてあるのは 自分自身では不要でもメルヤはそうではないからだ。
インスタント食品や外食が多いが 果物は片手間に食べられるし用意してあった。 食器を洗いながら>>2:452デザートを作る手際を眺め バターソテーになっていく過程を見ると 感嘆の声を漏らす。 りんごなど丸かじりで良いと思っていたが、 ひと手間掛けると美味そうに見えるのは 不思議なものであった]
こちらこそ感謝する 気を付けて帰りなさい
[心持来る際に聞いた足音よりも早いペースの足音を見送ってその姿を見えなくなれば作ってもらったデザートの写真を撮ってからラフ画を描きはじめた*]
(8) 2019/10/12(Sat) 11時頃
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[ツヅラちゃんの言葉ににっこり笑って。>>2:384 お菓子をいっぱいプレゼント! (虫歯?体重?よく分かんない。 美味しければそれでいいでしょ、幸せでしょ?)
話の間に使用人達に命じて車にどんどん乗っけておく。 僕の話を目を閉じながら聞いてくれる君。>>2:384 なんだか子守唄を歌ってるみたい。 ふふって微笑まし気に目を細めてにこにこ]
アリスの微笑みはとっても美味しいよね。 大学もとっても面白いんだよ。 ツヅラちゃんも本好き? ふふ、お揃いだね!
[共通点を見つけられれば嬉しそうに笑って]
(9) 2019/10/12(Sat) 11時半頃
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[ツヅラちゃんの話をせがめば目を開けてくれる。>>2:394 頭を撫でてくれる手に幸せそうに身を任せ、 (震える手は貧血だもの、貧血だものね)]
好きな事しかしてないなんて、いいなぁー。 僕ね、子供の頃はずっと親の言いつけで部屋に篭ってつまんない勉強ばっかりしてたもの! だからね、とっても楽しそうって思うの。 聞きたいなぁ、聞かせてね?
[うきうきと目を輝かせて君を見上げて]
(10) 2019/10/12(Sat) 11時半頃
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[そうして聞くんだ。 君の世界の美しいもののお話。>>2:395
「レコード盤に針を置く瞬間」 とっても素敵、音が生きてるみたい! 僕も今度レコードを買おうって思ってみたり。
「曇ったカトラリをピカピカの銀色に磨くこと」 汚れをやっつけるんだ、楽しそう! 今度、使用人に頼んでやらせてもらおってうきうき。
「煙草を吸えないところでこっそり舐める飴玉」 僕、煙草は煙くて嫌いだけれど、 今度大学の講義中にこっそり飴玉を舐めてみようかな? なぁんて、面白い遊びを思いついてにんまりして]
(11) 2019/10/12(Sat) 11時半頃
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[「寝不足の夜明け前、バルコニーで見る空の色」 かつて、僕もあの独房から眺めた空。 その美しさを思い出せば遠い目をして――]
今度、僕のアリスにも見せてあげるんだ。 アリスは明け方の空が好きだもの。 一緒に見上げたあの空の美しさ、 僕はずっとずっと、きっと死ぬまで覚えてるんだ。
[二百年前、独房の窓越しにアリスと見上げた空。 美しくて、ただ美しくて、 でも絶望的に遠くて手が届かなくて泣いたんだ。 (その時も、アリスは僕を慰めてくれたんだよ)
――愛おし気にアリスへの愛を語って]
(12) 2019/10/12(Sat) 11時半頃
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[他にもたくさん!>>2:396
「レシピにないことをして、その料理が好評を得ること」 僕もなんとなく気分で料理をした事があるんだよ。 最初はレシピ通りに作ったけど、 だんだんつまんなくなってお砂糖をいっぱい入れて、 入れて入れて、蜂蜜もシロップも入れてみたりして、 それでアリスをびっくりさせたのを覚えてる
「本の読み聞かせ」 僕の目に映るもの、それが音になり空間に響く。 まるで僕の声が世界に響くようで、 誰かの耳にも届くようで、考えただけでとても幸せ。
「オーロラの景色、夜の色」 本で呼んだ事がある世界。 いつか、いつかアリスを連れていってあげようと思う。 君の喜ぶ顔が見たいから]
(13) 2019/10/12(Sat) 11時半頃
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[「髪をいじること」 僕もアリスの髪をいじるのが好き。 毛繕いみたいってブラシを片手に笑ったあの日。
変な味の臭いチーズ(試してみようかな?) スパイシーな香辛料(たまには甘いもの以外もね!) 紅茶や花の薫り(僕も好き!なんだかうきうきするもの) 蜜蝋の蝋燭(綺麗で温かくて、甘いもの) 甘ったるいデザート(僕もとっても大好き!)]
ふふ、世界は綺麗で楽しいものがいっぱいだね。 楽しいね、とってもとっても幸せだね。
[たくさんたくさん話をしよう。>>2:399 時間が来るまで、この世界の美しさを語り合おう]
(14) 2019/10/12(Sat) 11時半頃
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[そうしてやがて時間になって、 ツヅラちゃんを車でお見送りする頃合い。
ツヅラちゃんが歩きやすいよう、 隣で支えようとして――、 でも、君は一人で歩きたがるかな?なんて、 思っては君がどうしたいか見上げてみせて。
車まで見送れば、車内はお菓子がいっぱいで]
お菓子はツヅラちゃんの家に着いたら運転手さんが全部お屋敷に運んでくれるから。 今日はね、お話できて楽しかった。 遊びに来てくれてありがとうツヅラちゃん。
[ツヅラちゃんにそう言って、 頭を撫でようとして手を伸ばして――、君は嫌がるかなってやめるんだ]
(15) 2019/10/12(Sat) 11時半頃
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それじゃあ――、またね。 ツヅラちゃんのご主人様にもよろしく。
どうか君たちの世界が、 いつまでもいつまでも美しくありますように。
[世界の福音を歌うように祈りをのせて。 帰ってく君を見送ろう。
ねえ、ツヅラちゃん。もしね、もし。 君が今僕をなんとなく気分で刺したとしたら。>>2:263 そうしたら、そうしたらね――]
(16) 2019/10/12(Sat) 11時半頃
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[僕、きっと泣いちゃうんだろうなぁって。 そう――思ったんだぁ。
(だってとっても悲しいと思うから)**]
(17) 2019/10/12(Sat) 11時半頃
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[デザートを描きながらGPSでメルヤの位置を見る。 >>7どうやら先方の家は出たようである。
御遣い先では楽しく過ごせただろうか。 一人で外に出すことは近所への買い物くらい。 何処へ行くにも一緒の眷属はこのお使いで何を思ったろう。
位置を確認しながら作業を進めておき、 到着時間を見ながら三階の冷凍庫から牛肉を出しておく。 デザートがあるのだから、 今日くらいは少し豪勢な夕餉でも構うまい。
ニンニクを効かせたステーキを食わせてやろう。 ニンジンのグラッセに蒸かしたポテト。 一年に数回あるかないか。 それくらいの頻度で振る舞われる手作り料理である*]
(18) 2019/10/12(Sat) 12時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2019/10/12(Sat) 12時頃
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―― 自宅へ ――
[気付けば、家の最寄りのバス停に たったひとりであたしは佇んでいた。
いつもはパパとふたりで歩く通学路を 今日はひとりで歩く。 家への帰路が、いやに遠く感じられた。
体が火照ったように熱く、足取りが覚束ない]
ただいま、パパ。
[あたたかな明かりの灯った家に辿り着く。 途端に、安堵感があたしの体を包んだ]
(19) 2019/10/12(Sat) 12時頃
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クチキさんから、 サンドウィッチをおすそわけで貰ってきたよ。 パパ、夕食にしよ。
[きっと言葉少なに、あたしとパパは夕食を囲んだ。 あたしは「サイン貰ってきたよ」と 翻訳本をテーブルに置いて、 別に何事もなかったという旨を報告する。
そうして、「ごちそうさま」と手を合わせて]
(20) 2019/10/12(Sat) 12時頃
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……ねえ。パパ。 あたし思うんだけど、 パパもちゃんと食事をとった方がいいと思うの。
[のぼせたような瞳で、パパを見つめた]
(21) 2019/10/12(Sat) 12時頃
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[ブラウスの1番上の釦を外して、肩口を晒す。
聡いパパはきっと すぐにあたしの行動の意味を理解すると思う]
ね、お願い。
[懇願するような口調で]**
(22) 2019/10/12(Sat) 12時頃
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[ツヅラちゃんを見送った後。 ポケットの中の携帯が着信を知らせる。>>2:461
出てみればグスタフ先生からだった。 アリスを迎えに来てほしいと言われれば。 (ああ、君はそこでどんなに僕に焦がれただろう?>>2:387 体の疼きを覚えただろう?>>2:381 想像するだけで嬉しくて楽しくてわくわくして 愛しくて欲しくて甘くて甘くて狂おしくて――)]
はい、分かりました。すぐに迎えに行きますね。 アリスにはそこで待っててくれるよう言ってください。
[礼儀正しく真摯な声音でそう伝え、 通話を切れば迎えの車を手配して屋敷を後にする]
(23) 2019/10/12(Sat) 12時半頃
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[そうしてやってきた診療所のある丘のふもと。 10分ほどの距離のあるバス停の近くの駐車場。 そこに車を止めてもらって。 (車じゃ丘の上の診療所まで行けないもの)
アリスを迎えに行ってあげようって。 診療所への道を歩き出す。
のどかな道、脇に咲く野の花を愛でながら。 のんびりゆっくり(焦らすように) 診療所を目指す。**]
(24) 2019/10/12(Sat) 12時半頃
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[中てられた、と言うのは責任転嫁。 されども彼女を見送った後から疲労がドッと降りてきた。
眷属の依存度を計る制度であるが、対応する側にも一定の安定性が求められるらしい。自身にその資格があるかは―――、身体の消耗が答えを出している。 待合室のソファから立ち上がるのも億劫で、首の裏までソファに凭れた。
仕事柄、不安定な患者は少なくないし、医者として二百年以上の実績がある。だが、今回は良く効いた。
外には夜が迫りつつある。
彼の帰宅の時間は聞いていない。 見た目は幼いが、中身は大人だ。 それに外で取り乱したなら、連絡が己に入る。
眷属に深く干渉出来るのはその主だけ。]
(25) 2019/10/12(Sat) 12時半頃
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── 帰り道 ──
[お使い先からの帰る道。
お土産を揺らし途中までは行きと同じ 一人でも、普通に歩けていたけれど]
────…… 。
[ぱたり、 少しずつ、足を止める回数が多くなる。
主人のところへ、ジャーディンのところへ 早く帰らなければと思うのに 先へ進むのが怖くて、恐くて]
(26) 2019/10/12(Sat) 12時半頃
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[もし、帰った時 扉が閉められていたなら──?
やっぱり要らない、と 開けてもらえなかったら──?]
(27) 2019/10/12(Sat) 12時半頃
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[言われたお使いは行きだけ 命じられた分、行きは良い
でも、帰って来なさいと 命じられていないなら、帰りは怖い]
(28) 2019/10/12(Sat) 12時半頃
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[とぼとぼと速度を落とした足で向かったのは 彼と出会うまで根城にしていた場所 朽ちかけた古い倉庫があった場所。
お使いの道は迷った癖 その場所への道は迷うことなく
けれど、────]
ぁ、あ。あ。……
[あの頃でさえ、老朽化していた場所。
歳月を経た今も残っているわけもなく 取り壊されたそこは、草の生えた空き地 カビ臭い寝床も、穴の空いた屋根もなく]
(29) 2019/10/12(Sat) 12時半頃
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どう、しよう……
[帰りたい、帰りたい、帰りたい 頭の中を言葉が埋め尽くしていく。
あれから長い時が経っている あのときの仲間に見つかるはずがない 必死に考えても心は納得してくれずに]
………… ジャーディン
[へたりこむように道路の隅へ座り込む*]
(30) 2019/10/12(Sat) 12時半頃
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[目を細めて視線を窓に向ければ、薄暗い丘が見えた。 人影が見えるなら、彼に違いない。 己が“ケイト”に告げたように、彼もまた己の傍ら以外では生きられぬのだから。
帰宅を待つ反面、それが彼の本意であるかを自問する。 もうずっと、自らが穢してしまった彼の心を探している。
彼が夜になっても戻らなければ、怠惰な身体に喝を入れ、街中を探し回らなければならない。細い路地も、小さな店舗も隈なく。 それを少し何処かで望むのは、従順な隷属より彼の意思を感じる所為。 溜息が散らばるように零れる。]
フェルゼ。
[帰宅を望まぬ内心と、目が離せない窓辺。 この感情は、血に縛られている訳ではないのに。*]
(31) 2019/10/12(Sat) 12時半頃
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[氏がくれた、大切な言葉が聞こえない。 大事な言葉が聞こえない>>455 ごめんなさい、ごめんなさいが反響する]
(……こころ?)
[私のなかにあるこころは ずっと一緒にいてくれて、一緒にあまいお菓子をたべて わらって、だきしめて、 キスをして、キモチヨクテ血を、血を血血血……
ちがう、
チトフが泣いてるって 、
あの日の君が焼き付いて>>0:522]
(32) 2019/10/12(Sat) 12時半頃
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山師 グスタフは、メモを貼った。
2019/10/12(Sat) 12時半頃
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[何も出来ない?>>2:456 両手をあげる仕草。
"そう、良かった"
潤んでぐちゃぐちゃなばっかりの瞳は その時だけは柔く微笑みの形を作り出した。
このきもちは、こころは ちゃんと私がわたしとして持ってる、そうだよね。
声にならないコエは、 何も出来ない医師の掌に、そっと自分のそれを重ねる。
……身体はその動作を行ってはいないから だから、赦してね]
(33) 2019/10/12(Sat) 13時頃
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[帰ろうとする私を引き止めた。 危ないから、チトフに伝えると>>2:461
待っ
だ、…………ぇ、ぁ、め、 と、…ぃ、…ぇ、 ひ、…………で、か…ぇ…ま、す、から!
[チトフが泣いてる。 ひとりでちゃんと帰れないなんて知ったら。 とってもとっても悲しませてしまう。
――ほんとは、そうじゃないなんて>>23 わたしにはわからない。
懇願した時にはもう遅かったのかもしれないけれど アルブレヒト氏の、チトフの言いつけも守らず 私は扉を開け放つ。]
(34) 2019/10/12(Sat) 13時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2019/10/12(Sat) 13時頃
炉の番 チトフは、メモを貼った。
2019/10/12(Sat) 13時頃
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[去る背中に呼びかけられた名前は>>2:463 扉の音と重なって、うまく聴き取れず。
振り返ることはしなかった。 戻ってしまえば、もう、帰れない気が、したから。*]
(35) 2019/10/12(Sat) 13時頃
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読書家 ケイトは、メモを貼った。
2019/10/12(Sat) 13時頃
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[美しく甘い旋律で始まり、 激情を刻む音階が昇り詰める空への階 身を投げ出すように、堕ちる音>>2:268
私が読んだレコードに記されていた愛称は ── 一般的に よばれているL'Adieuではなく、 「L'intimité」
曲はそれで終わりではない また穏やかに、柔らかに旋律が揺蕩い、 別れが来るのはその最後の最後]
(36) 2019/10/12(Sat) 13時頃
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─ おつかいを終え ─
[派手に醜態を撒き散らかしたわりには、 穏やかにその会は終わった。
感じたのは、彼の少年の芯にあるのは孤独なのではないかということ 彼のアリスへの愛を語る表情に>>12 ほんの、だれもみていなかった、ほんの少しの涙に。
幼い姿に留められたまま永く生きた吸血鬼。
世界の美しさを語り合った間、 何故か久しぶりに思い出したのは 短命のさだめに狂わされて、病の苦痛と周囲への依存でどうにか危うい精神を保っていた人の後ろ姿 ──全く、欠片も似ても似つかないはずだけど]
(37) 2019/10/12(Sat) 13時頃
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[車に積み込まれたのはどっさり6箱のお菓子の段ボール。 歩くのも立ち上がるのも無理かもと思ったのに、 いざ帰れるとなれば脚に力が入るんだからクソ腹の立つ病気]
ありがとうございました、色々と オーロラを観に北へ行くならお勧めの穴場を紹介させてください 昔はよくぷらぷら旅をしていたんです
[車まで、ふらつく体を支えてくれた少年に頭を下げて。 伸ばされて止まった手>>15を握った。握手]
(38) 2019/10/12(Sat) 13時半頃
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ええと、伝えておきます
どうか貴方も……
[貴方の世界が、壊れてしまいませんように? いやいや]
──貴方と貴方のアリスが幸せに過ごせますように**
(39) 2019/10/12(Sat) 13時半頃
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[ニンジンの皮を剥くがどうにも蒼佑のように上手くいかない。 これが技術レベルの差をいうものだ。 それくらいは理解できる。
ジャガイモは一度蒸かしてから油で揚げる。 蒸かす準備をしてモニターを見ると >>30メルヤの位置が先ほどから一ミリも動いてはいなかった。
首を傾げてしまうのも当然である。 蒼佑は嬉々として帰っていったし 通常戻ってくる方が嬉しいと感じるものではないだろうか]
……何をしている
[道草と言うわけではないだろう。 まさか>>28帰って来いと言ってないからなどと思いもしない。 行ったら帰ってくるのは当然のことなのだ]
(40) 2019/10/12(Sat) 13時半頃
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[ただいま]
……はぁ
[見よこの玄関ホールに山と積まれたお菓子の箱 業務用かい、という段ボール×6は愛らしくカラーリングされ、 ホワイトラビット社のロゴが読み取れた]
どうもお世話様
[6往復してお菓子を搬入してくれた業者、じゃない運転手に礼を言って]
(41) 2019/10/12(Sat) 13時半頃
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[火を止めると漆黒のマントを羽織り通路に出る。 スマホを片手に地図とメルヤの位置を表示させ、 屋上への扉の前に立てば呪文を唱えた]
"アレックス"、閉じろゴルァ
[>>27鍵すらも音声認証+暗号化されている。 開けられないわけがない。
開いた扉の向こうは雑居ビルの屋上である。 柵の上に乗ると何時もと同じように空を飛ぶ。 確か朽木 青は出来ないのであったか。 今日聞いた話を思い出しながら空を駆け抜け――]
(42) 2019/10/12(Sat) 13時半頃
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……むかつく
[手を軽く開いて握って、見下ろした。 死ぬほどの疲労感が首の後ろにあるが、頭痛はぷつりと絶えている。
それに耳が白杖の音を探さなくても、 主人がどこにいるのか、肌でわかってしまうようだった**]
(43) 2019/10/12(Sat) 13時半頃
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炉の番 チトフは、メモを貼った。
2019/10/12(Sat) 13時半頃
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[>>29何やら見覚えのある景色が見え始めた。 スマホの地図を拡大して位置を確かめながら 屋根の上を伝っていくと>>30座りこむ眷属の姿が見えた。
座り込むすぐ後ろ、壁の上に降り立つ]
また迷子か
[メルヤを見下ろしながらそう尋ねた*]
(44) 2019/10/12(Sat) 13時半頃
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|
── 帰路 ──
[気づけば曇天の奥、空の色がだいぶ濃くなっていた。 列車とバスを乗り継いだとしてもせいぜい数刻。 教授の家から逆算すればとうに帰り着いてる時間。
何をしていたかといえば──何も。 ただ、白亜を目指して歩いていた。 身に余る冒険に悲鳴をあげる身体を引き摺って。
馴染むと思われた革靴は踝を擦り、 薄い表皮が避けつつあるのを感じながら。]
(45) 2019/10/12(Sat) 13時半頃
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……帰って…いいんだよ、な…
[他に選択肢はない。 帰ってくるな、なんて言われてないし 保護者としてみれば過保護な面もある主のことだ 帰宅が遅れれば心配するかもしれないと期待する一方。 そうでなかった場合を想像して、ず、と踵を擦る。
いや、いいんだ。主がどう思おうと関係ない。 眷属にはその権利がある。 開き直りきれないのは──とうに壊れた関係への未練。
"彼"の選択肢を奪ってしまったという罪の意識。]
(46) 2019/10/12(Sat) 13時半頃
|
|
[左手には紙袋がふたつ。 ひとつは教授からの土産と、もうひとつは。
それらを落とさぬように抱え、 蟀谷に冷や汗を滲ませ丘を登る。
ああ、まるで。20年前のあの日みたいだ。 妙な感慨に耽りながら、既に視界にある建物を見上げた。
街灯の少ない暗い細道。 小さな人の形と風に揺れる銀糸は建物からも見えるやも。 ゆら、ゆら。 覚束ない足取りが、照明が浮かす影に気づいた途端、 駆け出そうとして縺れ、ぐしゃ、と潰れる惨めな様も。]*
(47) 2019/10/12(Sat) 14時頃
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独尊隊 ツヅラは、メモを貼った。
2019/10/12(Sat) 14時頃
|
―― 見送り ――
混同、……か。 覚えておくよ。
[ぽつ、と雨のように落とした言葉は心もとない。 それでも、吸血鬼教授は フェルゼの言葉に一度は頷いてみせた。>>447]
(48) 2019/10/12(Sat) 14時頃
|
|
[道路にへたり込み、灰色の地面を見つめる。
前は舗装すらされていなかったその場所は 今ではコンクリートで覆われていて 恐らく、そうした変化は他の場所も同じ 知らぬ間にこの場所も変わっていったのだろう。
お菓子のかけらを運ぶ蟻の列 彼等すら迷うことなく自分の巣を目指すのに]
(49) 2019/10/12(Sat) 14時頃
|
|
( 時々、わからなくなるんだよ。 何も言っていないのにあの子は妻に似てくる。 あの子はあの子で、妻は妻なのに 僕は少し、どうしていいか解らなくなって来る……)
[弱音を吐き出すことはない。 ただ、暮れかけの空の下、 ひとり歩いていく白い少年の背を見送っていた。>>2:449
普通に会話が出来た分、まだ”問題なし”と判ずれど 彼が心の裡に飼う激情までは見通せない。 セイルズはただ、今日出会った眷族が 末永く、吸血鬼と共にあってほしいと願った。]
(50) 2019/10/12(Sat) 14時頃
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|
僕らの渇きを癒すのは 血ではなく、君たち自身なんだよ。
[その声は聞こえはしないだろう。
見事に緋色に染まった空を見上げる。 鼻先を湿った匂いが掠める。
黄金色の陽があかあかと地上を照らすのを 吸血鬼教授は眩しそうに見て]
……雨が、降りそうだな
[ぽつりとひとりごち、自宅の扉を閉めた。*]
(51) 2019/10/12(Sat) 14時頃
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[どうして自分にはそれができないのだろう]
(52) 2019/10/12(Sat) 14時頃
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―― 自宅にて ――
[暖炉の上にキャンドルが2つ並んでいる。 新郎、新婦を模したようなそれを セイルズは微笑み、見つめてから 夕食の皿を食卓に並べた。]
おかえり、ミルフィ。
[娘の顔をみれば安心したように笑う。 焦燥、それから火照りに当てられた娘と対照的に セイルズの心は雨に打たれたときのように冷えている。]
(53) 2019/10/12(Sat) 14時頃
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[じわりと涙が目縁を濡らす 手のひらで拭っても、拭っても溢れてくる。 しゃくりあげながら鞄を抱えたとき>>44]
ごしゅ……じん、さま
はい、そう。迷子 ただの迷子だから、だいじょぶ
[不安が嘘のように引いていく。
そう、ただの迷子。これは迷っただけ 彼と暮らし始めてから 近所へのお使い以外行ったことはないから 馴染んだ場所へ来てしまっただけ。
心の中で繰り返した言い訳は 暗示のように自分の中へ溶けていき]
(54) 2019/10/12(Sat) 14時頃
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ああ、そうなのか。 じゃあ、このパスタは明日に回そうかな。 [主食にラップをかけて冷蔵庫にしまう。 そして、どこか言葉の少ない娘と食卓を囲んだ。 食前に神への祈りを捧げないままで。
サインを貰ってきた、というので 「よかった」と微笑み、それをいただく事にした。
珈琲に混ざる家畜の血の味を サンドウィッチで上塗りした。]
(55) 2019/10/12(Sat) 14時頃
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サインをもらってきたのかい? 素敵だね。 僕もね、お土産をもらったんだ。 ほら、暖炉にキャンドルがあるだろう? 大変愛らしい。 聞きそびれてしまったけど、 もしかしたら手作りかもしれないな。
[今日あったことを、 いつもの日常の延長線上のように語る。 それでも、娘の口は重かった。
今回の遣いは娘にどんな変化を齎すのだろう。 怖れにも、諦観にもにた感情を抱えながら セイルズもまた食事を取り終えて>>20]
(56) 2019/10/12(Sat) 14時頃
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……ミルフィ?
[熱を含んだ瞳と目が合う。 それだけで、彼女が何を欲しているのかを理解した。
細い指が釦に向かうのを見ずとも その肩口が晒されるのを見ずとも
理解できてしまうのに、そこから視線がはずせない。]
(57) 2019/10/12(Sat) 14時頃
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もう、お客様は……?
[帰られましたか。と 涙で濡れたままの瞳が揺れる*]
(58) 2019/10/12(Sat) 14時頃
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…………
[衝動を堪えるように、手元の珈琲を一口。]
どうして、そう思うんだい? 僕は健康体だし、食事も毎日とっている。 疲れてすらいないよ。 吸血を欲するコンディションではない。
[一瞬、鋭く娘を睨みつけた。]
食事を取る気はないよ。 飲んで欲しいのは君の方だろう?
(59) 2019/10/12(Sat) 14時頃
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(「信じてくれないから、… 血を捧げることでしか実感できないんです」>>2:422)
(60) 2019/10/12(Sat) 14時頃
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[珈琲の液面が揺れる。 ミルフィから視線をはずし、茶色い液面を見つめ ぽつりと、セイルズは語る。]
そんなこと ”吸血” なんかより 僕は深く君を愛してきたつもりだ。
本能を押さえつけ、人間と同じように…… 肉食獣が羊を食べず草を食むように。 けれどきっとそれは君たちには辛い事。 僕の自己満足に近いこと、なんだろうね。 ……けれど。
[他の吸血鬼と眷属との暮らしに当てられた、 というのがおそらく正しいのだろうが]
(61) 2019/10/12(Sat) 14時頃
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わかっておくれ。 壊れると解っていて手を出したくない。 僕は君を失いたくない。
……ミルフィ。
[珈琲から視線をあげ、娘の熱を帯びた瞳と目が合う。 20年の年月を越えて尚、 吸血鬼教授の瞳は雨降る日を映し出している。]
僕ら二人が13年積み上げてきたものを 君の意思で壊すなら 衝動的にではなく、理性的にあるべきだ。
(62) 2019/10/12(Sat) 14時頃
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一体何を、聞いてきたんだい?
[声には、静かな怒りが乗る。
懇願に応えることなく、 ひとまず、セイルズは冷静に現状を把握しようとした。**]
(63) 2019/10/12(Sat) 14時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2019/10/12(Sat) 14時頃
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― 丘の上を ―
[まるで駆け下りるかのように。 静かな墓標のような地を、穏やかな時を拒むように 君に会うために走っていく。
でもすぐに、その足は止まる事となった。]
……っ?!
[石?
違う。 何かに押されて、躓きその場に倒れこむ。
事態を理解する前に、私の身体は何かに踏みつけられる]
(64) 2019/10/12(Sat) 14時半頃
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?!
…………ぇ? …………っ!!
[それが“何か"を確かめる前に、頬に数度の痛みが走る。
誰かに叩かれた。
拍子で口の中を切ってしまったらしく血の味が広がる。 薄目を開けたと同時。
小さな手とはちがう、べつの華奢な指が 私の首に伸びて]
(65) 2019/10/12(Sat) 14時半頃
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[それは、わたしだった]
…………ぅ、ぁ
[髪を結った私よりも、至極いつもの姿の、わたし。 ピンクの髪のおさげに、眼鏡のわたしが。>>1:143 私の、首を絞める。
ぽたり、ぽたりと、大きな粒の涙を流しながら。 その瞳を憎しみに染めながら。]
(66) 2019/10/12(Sat) 14時半頃
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「お前なんかアリスじゃない!お前はケイトだ!」
[首を絞める力が強くなる。 偶然、首筋にある眷属の証に指が当たれば その瞳はさらに憎悪に揺れた]
「私は、私は!!最初からアリスなのに!!! パパの、パパだけのアリスなのに!!!」
[……怒ってる、いみが、わからない。 苦しくて、くるしくて、ああ、あいたくてせつなくて 私の瞳からも、また一筋が溢れ落ちて。]
ち、……と、ふ
(67) 2019/10/12(Sat) 14時半頃
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[薄らぐ意識の中、 その名を呼べば
――何故か、彼女の手の力は、弱まって]
(68) 2019/10/12(Sat) 14時半頃
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[遅いと感じ始めて一時間。 子供の帰宅時間としては遅いが、大人なら未だ許容値。 彼の影を宵闇に探し、瞼が僅かに下がる。
思い出すのは飛び出していった彼女の背中。>>35 振り切ってでも走り出すなら、留める術はない。
電話越しにも、悲鳴が届いていたかもしれない。>>34 思わず咎める声を電話口に注ぎそうになったのは同族嫌悪が故。>>24 留められたのは、彼女への憐みを恥じたが故。
やはり、眷属を得る吸血鬼など。と、偏見は増す。
未熟なれど同じ立場の相手へは自然と批判的になる。 本来、自らが所属するカテゴリーには寛容になるものだが、己には当てはまらない一般論。
あやまちであることも疑わず。 ――――― 許されたいとも、思わない。]
(69) 2019/10/12(Sat) 14時半頃
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[辺りが暗くなるほどに焦燥する。 そして、同じくらいに期待する。
彼を按ずる心があっても、またエゴが顔を出す。
少しずつ乗り出す身が、窓辺に添った。 もう身体を起こしてしまう方が楽なのに。]
………、
[街灯の途切れた丘の上で、唯一灯る診療所。 北極星を目指すように彼が帰りつく場所。
しかし、その明かりを灯す己にとっては蝋燭の揺らぐ火よりも心許無く。]
(70) 2019/10/12(Sat) 14時半頃
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っ、
[闇に揺らぐ白銀。 それを見つけた途端に、伸びていた肢体が跳ね起きた。
足裏が床につくと同時に、玄関を目指し走り出す。 老朽化も見え始めた建屋に厳しく当たり、 閉めることも忘れたドアは夜気に揺れた。
なりふり構わず駆けつける長躯は、 彼の体幹が崩れる前に、逞しい両腕で支えようか。
浅い呼吸は何十年かぶりの全力疾走の所為か、 倒れかけた相手に不安を煽られた所為か。
二十年前と同じ危機感が胸を占めて。]
(71) 2019/10/12(Sat) 14時半頃
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[代わりに、私の身体の上に ぽいと何か金属のものが投げ捨てられる。
―――銃。]
「お前の家族を、パパがそれで殺したのよ」 「父親を、母親を!兄を!あんたなんかのために!」 「わたしはずっと!産まれたときからアリスだったのに!」 「どうして!あんたが!!!」
[彼女は、わたしは、何を言ってるの?
なにを、いって、る、の]
(72) 2019/10/12(Sat) 15時頃
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……随分と、遅かったな。 歩けないのか?
[なるべく平静を装ったが、闇に紛れ冷や汗を掻いていた。 声が揺らさなかったが、動揺は隠しきれない。 彼の来訪先は信頼の置ける知識人だったはずだが。 確かめるように肩に、腰に触れてしまう手が止められず。 最後は彼の頬を包むように掌を添え。]
――― 無事に御使いが出来たようで、安心した。
[こんなに長時間外出するのは珍しいことだ。傷つき、疲労して帰路を辿ってきた彼を深く労わなければならないのに、言葉を上手く紡ぎ損ねた。
ちらりと脳裏を掠める昼間の来客。 深く、深く、主に依存した症例。 彼の頬をなぞりかけて、躊躇うように指先が震えた。*]
(73) 2019/10/12(Sat) 15時頃
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…………こ……ろ、した?
[打ち捨てられた、野の花の上。 彼女は呪いを遺し、私を置き去りにして。
――弾丸は、一発。
ゆったりと楽しげな足音が近づくまで>>24 私の瞳は空を仰いだまま。 胸元には銃を、抱え。
それは白い眷属がこの地へと帰り着くより もっともっと、前の話**]
(74) 2019/10/12(Sat) 15時頃
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[まだ、陽が昇っていた頃に起きたことなど露知らず。 冷えた風の心地良さを感じながら、一歩、一歩と 彼の元へと帰れることの歓びを咬み締める。
また溜息で迎えられたらどうしよう、とか。 帰宅が早かったと咎められたらどうしよう、とか。 振り切っても振り切れぬ疑心暗鬼は 彼が望んでいない関係だという自覚が呼ぶもの。
それでも帰りたい。 此処以外の居場所を無くしたのは他でもない、彼だから。]
(75) 2019/10/12(Sat) 15時半頃
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[あと10メートル、5メートルの距離が果てしなく遠く 見慣れたシルエットを視認した途端 すべての躊躇が消し飛んで駆け出すも、気持ちに 身体がついていかない。どこまでも欠陥品。
荷物の無事を思う余裕もなく、地にへばりつく覚悟を決め 伏せた睫毛は思いがけず柔らか── 否、堅いクッションにぼす、と埋まる。]
あれ、……グスタフ…? 迎えに来てくれたの う……もう少しだったんだけど、足が……
[ついさっきまで窓辺にいた姿を間近に、 乱れる息を零す唇に嬉色が宿る。 無事を確かめるように触れる指を擽ったそうに堪え ほら、と片足の革靴を脱いでみせた。 長時間の、坂道を歩くには向かぬ靴が刻んだ擦過傷。]
(76) 2019/10/12(Sat) 15時半頃
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[火照る頬を包む掌に暫し浸り、呼吸を整えて。]
うん。遅くなったけど、ちゃんと行ってきたよ ほら、教授からのお土産がその証拠だ
……グスタフ…? もしかして、心配してくれた?
[数日ぶりに揺らぎを感じる赤を覗き込む。 彼が己に惑わされている時の瞳。
按じる色に弾む声音を押さえきれず、 震える指先を掴み、薄い唇を押し当てるため 摺り寄せた頬をそっと傾かせた。 避けられなければ熱の籠る呼気が、彼の掌を湿らせる。]*
(77) 2019/10/12(Sat) 15時半頃
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[客人の去ったパーティー会場 お茶会の跡はそのままに メイドの仕事を奪っちゃ悪いものね>>2:257]
(78) 2019/10/12(Sat) 16時頃
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[空のグラスに注ぐのは 血の色にも似た赤い雫 透明な輪郭がぼんやりと 紅に染まっていくのを眺めながら] [その音を聞く>>41]
(79) 2019/10/12(Sat) 16時頃
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[主人たる女はソファに掛けたまま動かない やがて向こうから来るであろうメイドの顔を見上げると] お帰りなさい、ダーリン ねえねえ、私のこと、好き? [非常にご機嫌な調子で爆弾を二つほど**]
(80) 2019/10/12(Sat) 16時頃
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炉の番 チトフは、メモを貼った。
2019/10/12(Sat) 16時頃
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[支えた身体は軽いが、生きていた。 元々危険などなかったはずだから当然だ。 無意識に走り出したこの脚が可笑しいし、伸ばした腕が可笑しい。しかし―― 、窓をじっと見つめていた双眸と同じように、腕も足も、彼の傍を離れたがらない。]
もうすぐ夜が来るなって、 たまたま窓を見たらお前の姿が見えた。
[彼の下まで息を切らして走った癖、言い訳は往生際悪く。 その上、即席の嘘は安っぽい誤魔化しも色で響き。
失言を払うように首を振って、視線を彼の足元へ。 白皙の肌に朱が滲み、斑を描く傷が痛々しい。
思わず片目を眇め、]
(81) 2019/10/12(Sat) 16時半頃
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……ああ、そうか。靴か。 俺も出不精だから気が回らなかった。
[視線を彼の足元から引き剥がし、視線を重ねる。
微かに揺れ続ける瞳には雑多な感情が渦を巻いていた。
退廃しながらも、彼と薄暗く平穏な日常に慣れた身。 それが今日は今朝から満員御礼。 彼との別離と、彼女の来訪と、今も。 何もかも、己の安定を妨げ、理性を揺らす。]
良い時間が過ごせたなら良い。 教授は話し上手だから、楽しかっただろう?
[告げながら、掌の中に感じた呼気に背筋を震わせた。 竦むように靴裏が土を詰り、半歩退いて。]
(82) 2019/10/12(Sat) 16時半頃
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その足じゃ、歩けないだろ。 ほら、おぶってやるよ。
帰ったら手当―――、より先に風呂か?
[慌てて言い繕って、腰を屈めて背を見せる。 大人になり切れなかった彼にはない、広い背中。
誤魔化し、隠し、偽る、悪い大人の。*]
(83) 2019/10/12(Sat) 16時半頃
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[まあ、 もしお茶の諸々が片付けられてたりしたら、死ぬほど驚いて心臓止まったかも知れないくらいには、 そのままなのが当たり前]
ただいま
(84) 2019/10/12(Sat) 16時半頃
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[ソファの近くまで行って、主人を見下ろした。 視線を受け止めている。 心臓が痛くて、]
… あ、?
[こちらが何か言う前に先制パンチが二つほど。 ため息吐いて、頭痛にこめかみ押さえた。 さっきまでとは違う種の頭痛] ダーリンて呼ぶなって……
言わせないでくれる?好きだよ
[100000000回は言った言葉と、たぶん初めて言った自白]
(85) 2019/10/12(Sat) 16時半頃
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[はぁどっこいしょ、とソファの足元の床に座った。 そのまま、主人の太腿にどすんと頭突き]
ご機嫌じゃん どう、楽しかった?可愛い子だった?
[可愛い子は世界の宝。かどうかは知らんけど。 脚に額を押しつけながらため息二度目]
今日は飯作るの、むり なにか食べたいならピザかなにかとるよ
[メイドとしては極めて怠惰な台詞を吐いた*]
(86) 2019/10/12(Sat) 16時半頃
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客はもう帰った デザートを作ってもらってな お前と食べるために待ってたんだぞ
[>>54見上げてくる眼は涙に揺れていた。
壁から降り立ち隣に立ち頭を撫でてやる]
帰ってくるまでが御遣いだ
[視線を横にずらせば―― 初めて簀巻き芋虫を拾ったのはこの倉庫だったか]
(87) 2019/10/12(Sat) 16時半頃
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[視線をメルヤへと戻す]
此処はもうお前が戻る場所ではない
[涙を零しそうなメルヤへ手を差し伸べる]
客が居ようといまいと変わらない 迷ったら連絡しろと言っただろう ちゃんと俺のところに帰ってこい
[帰る場所は常と変わることなくそこにいた*]
(88) 2019/10/12(Sat) 16時半頃
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[此処から白亜の建物まで、まだ数メートルある。 月灯りや1等星を頼りにせねばならぬほど 周囲は闇につ包まれつつあった。
彼にしては珍しい、迂闊な言い訳。]
そっか…… たまたま、 [偶々、見えて。偶々、外に出て。 転びそうになったのが見えたから、偶々、駆けた? 何れにしても出迎えて貰えたことは確かだ。 わざとらしく残念そうな振りをして調子を合わせるが 頬の緩みは抑えられない。]
(89) 2019/10/12(Sat) 17時頃
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[何かに怯えるように怯む身体へ、ぐ、と重心を寄せる。 此方は足の負傷を言い訳に、支えを求める姿勢。]
こんなに歩いたのは久々だったから そうだね、次はスニーカーにしよう
[嗚呼、ちゃんと帰ってきて良かった。 こんな彼が見られるのなら、 足の一本折れたとしても何ら惜しくない。
言えばまた厭な顔をされそうだったから裡に留め ふたつの包みを差し出し、彼の背中に腕を伸ばす。]
(90) 2019/10/12(Sat) 17時頃
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[精悍な背中から落ちぬよう、彼の頚前で腕を交差し、 建物の中に入るまでの間に端的な報告を耳元へ。]
うん、始めは気乗りしなかったけど 今は行って良かったと思ってる 教授はとても素敵な方だった たくさん喋って、色々教えてもらって……
[玄関に辿り着いても腕を離さぬまま、一度区切り。]
(91) 2019/10/12(Sat) 17時頃
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手当ての前に風呂、だったね このまま浴室まで運んでくれるかい?
いま足をついたら床を汚してしまう
[いつになくぎこちない歩き方は、 荷物片手に己を背負っているからだろうか。 仄かに感じる匂いを鼻腔に、甘えが許されるなら テーブルに土産の包みふたつを置かせ、 浴室の前で彼の腿に靴の踵を引っ掛け 床に落とす行儀の悪さを披露するつもり。
途中下車となれば、爪先立ちとなるだけで。]
(92) 2019/10/12(Sat) 17時半頃
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…君も一緒に入る? それなら、手当ても同時にできるけど
[暗に、滲む汗を指摘しながら。 "なんてね" と笑って、くるりと彼に背を向け サスペンダーを肩から払う。
性質の悪い誘いも、素気無く断られるのも日常だが せっかくいい気分で家に戻れたのだ。 もう少し夢見心地でいたいと、彼の拒絶を避けた。]**
(93) 2019/10/12(Sat) 17時半頃
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[長いことへたり込んでいた状態 差し伸べられた手をすぐには掴めず おろおろと視線が彷徨う。
手を伸ばしかけ、一度引っ込めて そして探るようにそっと重ね]
お客様がデザートをつく……る?
定期検診って家事技能のテストも兼ねていた とかでは、ありませんよね……?
[多分違うはず とは、思うけれども自信がない。
さっきとは違う不安が胸に広がるけれど この不安は、隠さず口にできるものだから]
(94) 2019/10/12(Sat) 17時半頃
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[相変わらず地面に座り込んだまま 瞬きするのも忘れ主人の声に耳を傾ける 音を紡ぐ唇をただじっとみつめ>>88]
はい……、ごめんなさい
私の帰る場所は ご主人様のところ、ですね
[次は必ず。と、唇を動かす
そして、そのまま視線の位置を少し上へ 彼の瞳を覗き込み、甘えた口調で]
(95) 2019/10/12(Sat) 17時半頃
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ご主人様、お家へ ──少し疲れてしまったので
[運んでほしい。と 下僕らしくもないことをねだる*]
(96) 2019/10/12(Sat) 17時半頃
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[蒼佑以外と食事をするのはいつぶりだろう。>>2:468]
美味しいなら、よかった。
蒼佑はいつも色々料理を作るんだけど 僕はたくさん食べる方じゃないから 大体余らせてしまうんだ。
[泥のようでも食べなければならない味を知っているから、栄養にならない食事の味は口にできれば構わない程度で。 何より甘い蜜の味を知っているから、未だにあまり美味しいと口にすることはないけれど。
それでも昔より、味の好き嫌いが顕著になってきたし。 パンに挟んだチキンを齧ればやわらかく。ほんのりとした肉の甘味に、悪くないな、と思う。]
(97) 2019/10/12(Sat) 18時頃
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[時折何か考え込む様子の彼女が、何を考えているかわからないけれど。 すっかり濡れていた目元も乾き。 ここに来た時より顔色がよさそうなことに、ほっとしながら。]
勿論いいよ、少し待ってて。 包むもの持ってくるから。
……ああ、もうこんな時間か。
[腕時計を気にする声に、僕は立ち上がり。>>2:470 空いていたタッパーに残りのサンドウィッチを詰めて、紙袋に入れて渡そうか。
そうしてソラの散歩のついでに見送ろうと。 スマホをポケットに入れて、青い首輪にリードをつけて外に出たなら、バス停まで。]
(98) 2019/10/12(Sat) 18時頃
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[向けられた笑顔に、僕も眼鏡の奥の目を細めて。>>2:471]
返さなくても構わないけど、そうだな。 もしまた来る時は、ぜひ教授も一緒にどうぞって 伝えてくれるかい。
[帰っていく彼女の背中を、見送った。*]
(99) 2019/10/12(Sat) 18時頃
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あら [あっさり認められて意外そうに仮面の下で瞬く>>85] ええ、とっても、とぉ〜〜〜っても楽しかったわ 小学生くらいの女の子だったかしらね? もう可愛らしくて可愛らしくって。 愛くるしい格好で、声だって小鳥みたいで お行儀がよくて、賢くって、一途で、健気で、 まるで小説に出てくるヒロインみたいで 何度か噛みついてあげたくなっちゃった [もし指先で触れてしまっていたら、そのままがっぷりいっていたかも 食べられはしないけど]
(100) 2019/10/12(Sat) 18時頃
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[時間を潰すように遠回りして、再び家に帰る頃。 ポケットに入れたスマホが鳴った。>>0]
……帰ってくる。
[短いメッセージに、零れたのは安堵のつぶやき。 じっと画面を見つめて、あまり触り慣れない画面をタップする。
『わかった』
珍しく数分おいて送られた短い返信が、受け取られないなんて、気づかないまま。 僕はいつものように玄関でソラ足を拭いてリードを外してやり。水色のガラス器へドッグフードを用意して。 彼女とした食事の片付けを終えてから、読みかけだった本を手に取ったけど。
文字が頭に入ってこなくて、栞の場所を変えないまま閉じた。]
(101) 2019/10/12(Sat) 18時頃
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[鳴らないスマホを一瞥して。]
…………。 なるほど、便利というのは厄介だな。
[欠伸をするソラを眺めながら、ぼんやりとリビングで過ごすこと数十分。]
(102) 2019/10/12(Sat) 18時頃
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───…おかえり。
[蒼佑が、帰ってきた。 荷解きもそこそこに、キッチンに向かう背中に首を傾げ。>>1 数歩空けて、僕もその後をついていく。
心なしか苛立って聞こえる豆の音を聞きながら。 早速女の子について問う声には、呆れた顔で。]
……かわいらしかったよ。 ウォルフォード教授の娘さん。 部屋のガラス細工を、きれいだって褒めてくれたし。 タンドリーチキンもおいしいって食べてくれた。
そっちは? 好きな作家と会えて、楽しかったか。
[さっきから目の合わない横顔を見上げる。 きっちりと締められたシャツの襟に、薄く開きかけた口を引き結ぶように閉じて。]
(103) 2019/10/12(Sat) 18時頃
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……蒼佑
[僕は手を伸ばし。 邪魔しないようシャツの裾を掴んで引っ張った。*]
(104) 2019/10/12(Sat) 18時頃
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[正確には小説ではなくMANGAのヒロインなのだけれど、そのことは知らない メイドの怠惰な前髪にゆるく指を絡ませ>>86] うふふ、だから“検診”はパスさせてあげるの あんな愛らしい子が堕ちるさまが見られないなんて ご主人様がお気の毒だもの [ひと目見たときから決めていた>>2:72 あの子の素行がどうであれ、調査書は満点問題なしで提出してあげるって まあ、不合格ならどうなるのかなんて知らないのだけど] [――幸い実際の評価も、最後に本人に伝えたとおり この女吸血鬼的には『超オッケー』]
(105) 2019/10/12(Sat) 18時頃
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そうそう、晩御飯ならいいものを頂いたの [ソファの傍らのお土産を手に取り、彼女の顔の前へ] すごいのよ? この中に、熊やクジラが入ってるんですって! こんなに小さな箱の中によ? 人間って、残酷なことするのねえ! [客人の前では出さなかった本音を、嬉々として もっとも、そのある意味(女にとっては)猟奇的な発想がいたくお気に召したのだけど 普通のものも"きちんと"入っている>>2:189そうだから そこは彼女の好みにお任せ]
(106) 2019/10/12(Sat) 18時頃
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[そっちはどうだった、 なんてこちらからは訊かないけれど] [御遣い先で大失態を演じる眷属の様子なら知っているから>>2:225 それを彼女に置き換えて よその御宅でのたうち回る姿を想像して、生ぬるい慈悲の微笑みで見下ろしていてあげる**]
(107) 2019/10/12(Sat) 18時頃
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[彼の眼差しひとつ、彼の物言いひとつに構えてしまう。
彼はきちんと執着を隠している。 外で如何だったか知らないが、意識しているのは己の方。 自意識は一方的に上がっていく。
内心の警戒は焦燥を生み、腹の底では律することが出来ない感情が暴れていた。]
……次。
[鸚鵡返しに呟くのは無意識。 極自然と彼の口から出た言葉は、恐らく血の執着とは何ら関係ない。彼自身の本心だ。
それなのに何故―――、]
(108) 2019/10/12(Sat) 18時半頃
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[>>94手が重なれば頷いて見せる 視線が彷徨っていたが 何か迷うことでもあったのだろうか]
いいや、その男……蒼佑と言ったな 彼が料理を得意としていてな バターチキンカレーを馳走になって、 デザートも作ってもらった
メルヤは楽しめたか
[主人以外の吸血鬼と出逢うのは初めてのこと。 思考も思想も異とする相手と話しをすることは メルヤにとっては良いことだろう]
(109) 2019/10/12(Sat) 18時半頃
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[首に回った腕の気配に肩が跳ねた。 自分から勧めておきながら、彼の体温が背中に添えば落ち着かない。彼を背負って運んだことなど一度や二度ではないのに、今日は動揺を流しきれずにいる。
媚びるように寄りそう癖、その自重は軽くて物足りない。 唆されていると感じるのは、きっとこれも自意識過剰の成せる業。
彼と己は同性であるし。 血の契約関係を結ぶ、逆らえない立場にいる相手。
主である己が強権を振り翳し、 彼の尊厳を踏みにじるなど恥ずべきことだ。]
(110) 2019/10/12(Sat) 18時半頃
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[彼を背負って歩き出す。 蹈鞴を踏まぬ足取りは力強く。 丘の緩やかな傾斜も、少し前屈するだけで難はない。 己の背で楽し気に、報告を告げる声を聞きながら。]
(111) 2019/10/12(Sat) 19時頃
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[「おかえり」という言葉を聞いただけで嬉しくて胸が潰れそうになる。>>103 嗚呼自分はもう、どうしようもない程彼の声を反応を欲している。
呆れ声が内包している感情は、多分自分の質問の意図を勘違いしているようだ。 彼女の「かわいらしさ」のエピソードというよりは彼女からの「佐倉蒼佑」への賛辞を伝えてくれるのは、男自身がウォルフォード教授のお嬢さんに興味があると思っているからだろうか。 「ふぅん」とそこで客についての話題を終える唇が弧を描くのは、アオにとっての自分は「若くてかわいらしいお嬢さん」よりも大事な存在であると確認できた所為。アオがその表情を見たならば、また勘違いしそうだけれど。]
んー、面白い言い回しは本で読んで想像していた通りだったよ。 俺達の漢字はどう書くんだって聞かれた。 異文化に対する興味が深いところは俺達と似ているかもな。
そうそう屋根の上を飛んで移動するパない運動神経がフィクションじゃないっていうのには驚いた。 アオくんもジャンプしたらこの天井にヘッドロックかませたり出来んの――
(112) 2019/10/12(Sat) 19時頃
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[一緒に家に戻ると、部屋の空気が和らいだ気がした。 ゆるく吐く呼気は、坂道を昇って少し温まっている。
彼が持ち帰った土産を手ずから受け取り、一旦卓へ。 そのまま血判の足跡を刻ませることなく、浴室に連行。 素足で室内を歩かれたら、被害を受けるのは己だ。]
何を―――、話したんだ?
[床を舐めさせる趣味が?と、揶揄半分に笑おうとして、温度のない声が出た。絞り出した声は彼の安定を喜び、称賛する暖かいものではなく。]
(113) 2019/10/12(Sat) 19時頃
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[>>104遣い先での出来事を喋る口が止まる。 いつだって、自分を呼ぶ彼以上に優先するものなんてない。
どんなに他の趣味で誤魔化そうと、初めから、それこそ眷属になる前から、クチキ アオだけが欲しかった。]
(114) 2019/10/12(Sat) 19時頃
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アオくん、
[ミルを回す手はとっくに止まっている。 挽きたての豆の匂いで充満するキッチンにおいても、自分の血は甘く香っているのだろうか。 裾を掴む手を見つめる目が切なく歪んだ。*]
(115) 2019/10/12(Sat) 19時頃
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教授は俺よりもずっと年長の吸血鬼だ。 眷属も持って長いんだろう。
話なら枚挙に暇がなかったと思うが……、
で?
なにを?
[浴室の前で下せば、彼を見下ろすのは鋭い眼差し。
冷たい炎を瞳孔に灯したような、 理性を手放したがらず冷静を繋ぎ止めるような。
危うい色。]
(116) 2019/10/12(Sat) 19時頃
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覚えたら忘れないことだ 不安は抱え込むな 寂しさに耐えようとするな
[恐らくはメルヤにとってはそれこそが毒であろう。 >>95視線が交わり合えば中々立ち上がらぬので首を傾げ 聞こえた声に肩を竦めてみせた]
(117) 2019/10/12(Sat) 19時頃
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お前は、仕様がない眷属だな 運んでやるから今日のことを話してみろ
[メルヤの横に移動して膝裏と背中へと手を回す。 横抱きに抱き上げると話を所望して立ち上がった。
何時ものような俵や荷物を担ぐ運び方ではない。 人を運ぶ運び方であった。
口元には微かに笑みが浮かんでおり、 飛ぶことなく歩いて帰途につく*]
(118) 2019/10/12(Sat) 19時頃
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[彼は冗句は言うが、吸血以外で誘惑はしない。 だから、浴室への誘いも、冗談なのだろう。]
……そう、だな。 それも、そうだな。
[けれど、ゆっくりと持ち上がった右の五指。 掴んだ肩と、踏み込む足。
冷たいタイルに二人分の足音が踊った。**]
(119) 2019/10/12(Sat) 19時頃
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山師 グスタフは、メモを貼った。
2019/10/12(Sat) 19時頃
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料理が得意…… あぁ、それなら
[よかった。と息を吐く 主人の手をすぐに掴めなかった理由も 直視できなかった理由さえ、わからない。
きっと、へたり込んでいたせい 変な姿勢でずっといたから動けなかった ──ただ、それだけ。
言い訳に塗りつぶされ 抱えた不安は甘く溶け]
(120) 2019/10/12(Sat) 19時半頃
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[言われた言葉には>>117 "──はい"と
頷いても 言われた通りにできるとは 内心ではあまり思えないまま]
(121) 2019/10/12(Sat) 19時半頃
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[いつもとは違う抱き上げ方に 動揺のあまり、体がこわばる>>118
いつも通りの荷物扱いを頼もうとして 主人の口元に浮かぶ三日月に気がつけば 大人しくその姿勢のまま 猫か何かのように爪を立て 落ちないように思い切りしがみつき]
(122) 2019/10/12(Sat) 19時半頃
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ヴェルヌイユ様のお家の方── 眷属の方は、メイドさんのようでした その方がお茶の用意をしてくださっていて
アフタヌーンティーと言うのですよね 縦にこう、お皿が重なる形のトレイ サンドイッチやスコーン、ケーキもありました
[一つ一つ、今日の出来事を話していく。
主に語るのは 主人の作品の資料になりそうなものの話。
理想の終焉の話は後ろ側に隠して]
(123) 2019/10/12(Sat) 19時半頃
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[夢見るように語りながら家路へ
ふ、と。自分の血は今 どれほど甘いのだろうかと気になった*]
(124) 2019/10/12(Sat) 19時半頃
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[前髪を指が弄るのを、ソファの足元に侍る姿勢で感じ取りながら]
ほー 堕ちるさま、ね
[客人について語る声に耳を傾けて、 小さく笑った]
よその子にセクハラ我慢できたの、えらいでちゅねお嬢様 いいこいいこ
[小学生くらいの女の子に手出ししている主人を想像して、 それに、懸念したほどストレスを感じないことに安堵して、 まあでもドン引きはする、するよ小学生くらいの子とか絵面が完全に 犯罪]
(125) 2019/10/12(Sat) 20時頃
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[自分はひどく疲れて弱い声を出しているようだった。 取り繕う気が起きないのは 疲れてるからなのか、病のステージングが一つ進んだからか]
どれ…クジラ?なんでそんなもの食……
[顔の前に降りてきた箱の文字を、薄目を開けて見遣れば たしかに熊カレー、と書いてある]
あー…… これならお湯沸かして温めるだけだから やろうか
[と言いつつ、全然起きない。 主人の太腿に頭を乗せたまま上を向いて、 見上げる角度の彼女の生ぬるーい微笑に 片手を持ち上げてその唇をむぎゅと抓った]
(126) 2019/10/12(Sat) 20時頃
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何想像して笑ってんだ。…猫被って愛想よくすんの、疲れんの 今日は労わってくれていいよ
[あと、豚の尻尾もらってきたよ、と。
ものは玄関の箱のどれかの中だからやっぱり取りにはいかない。 太腿の柔らかさを枕に、ひと眠りし始めそうな勢い*]
(127) 2019/10/12(Sat) 20時頃
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独尊隊 ツヅラは、メモを貼った。
2019/10/12(Sat) 20時頃
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[今日のメルヤは猫の様である。 甘えてきたかと思えば>>122爪を立ててくる。
告げたことが気にいらなかったのか それとも抱き上げ方が気にいらないのか 何が理由かは分からないが >>123語る話は今日と言う日を満喫したかのようである]
随分と貴族的な吸血鬼なのだな それは……ケーキスタンドと言うやつか 稀には違う家を見るのも良い経験になったろう
[あまり揺らさぬように努めよう。 周囲の視線も気にすることはない]
(128) 2019/10/12(Sat) 20時半頃
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[>>124ヴィラドメア城に到着した頃には 陽が暮れていたことだろう。
二階の仕事場に入ればメルヤを下ろした]
今日は肉を焼くから臭いがついても 平気な服に着替えてこい 先の話が気になるなら今日から少しずつ 料理もしてくか?
[問いかけながら簡易のキッチンに入る。 そう言えば蒼佑が血の味で云々言っていたか。 確かめるために血を吸うというのは方法としてはありだろう。 ただ、吸血が欲情に直結厨する自身にとっては あまり選びたくないものであることに変わりはない。
何よりも今日の様子を見る限りでは 依存症の進行は緩やかであるように見えていた*]
(129) 2019/10/12(Sat) 20時半頃
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ふふ、しないわよ [だってあれは、食べ物ではない 己のものでも] [女の指先は彼女の頬をすべり降りて顎下あたりを撫でる ちょうど、猫にするみたいに (猫にそうしたことはないけれど)] いた [むぎゅっとやられて短く声を>>126 笑みの形は崩さぬまま]
(130) 2019/10/12(Sat) 20時半頃
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[しかし続く言葉に、さも困惑、といったふうに唇が逆のかたちのアーチを描く] いつも労ってあげているつもりなのだけど…… [わざとらしいくらいに声色を揺らして 指先は彼女のくちびるへ] ふふ、 じゃあ今日は トクベツ、 労ってあげちゃう [彼女の顔を、覗き込むように さらりと一筋、女の髪がこぼれる]
(131) 2019/10/12(Sat) 20時半頃
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……ぶたのしっぽ? あら? 『イモリのまるやき』じゃなかった?? [うろ覚えここに極まる よほど菓子ではなさそうな商品名に それでも箱を開けてみれば そんな商品も入っていたりするのかもしれない なんにしろ、お菓子が貰えればオッケーなのだ] [女主人的には、『おつかい大成功』]
(132) 2019/10/12(Sat) 20時半頃
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お疲れさま [仮面を外す オーロラの瞳が近づいて] ――ツヅラ [女の声が珍しく、彼女の名前を紡いで そのまま唇を重ねて 牙を立ててあげる 初めての夜と、同じように*]
(133) 2019/10/12(Sat) 20時半頃
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[強制的な別離の時間が終わったことの安心と 想像していたよりずっと、好意的な出迎えに浮かれ 肝心の、主の異変に気づくのが遅れた。>>108
懊悩に歪む表情はこの位置からは窺えず。]
そんな姿を見たら何かに目覚めてしまいそうだね
話は、えーっと…… 教授なりの眷属の愛し方、とか…あとは
君の悪口、とか
[珍しい冗句におや、と頚を傾げるも、>>113 尚も抱えられ続けることで、取り戻す皮肉。 でも、 と続く筈の言葉は、ぴた、と止まる。]
(134) 2019/10/12(Sat) 21時頃
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……どう、したの。グスティ そんな…怖い顔 して
[無に近い表情の一枚下に、激昂を湛えているような。 良い子でお使いを終えたことを褒めて貰える筈と 上機嫌だった己とは真逆の。>>116
さっきはそんな素振りなかったというのに。]
何と言われても…いっぱい話したから… 奥さんが亡くなって二人目の眷属を迎えたこととか ……悩み相談、とか とにかく、色々
君だって似た様なものだったんじゃないのか?
[医院での様子など微塵も想像しないまま、 彼自身の体験と、教授を重ねさせるような言葉を選び。]
(135) 2019/10/12(Sat) 21時頃
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[此処へ訪れた眷属との面談で何かあったのかと 主の違和感に漸く気づけたとしても 対処の仕方が解らなかった。
だから、いつもの通りの態度を続けた。 揶揄と皮肉と鳥渡した誘いをかけて 出掛ける前と後、何の変化もないと安心させる為に。
ちくちくと肌を刺すような、それでいて 絡み付くような視線の正体は 前日に吸血を拒んだことの自業自得だろうと。 純粋に飢えているのだろうと結論づける。]
(136) 2019/10/12(Sat) 21時頃
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えっ、……えっ? ちょっと、…
[肩に置かれた五指は、冗句を跳ねるように そのまま浴室へと押し込まれる。想定内の挙動だ。
その先は────。]**
(137) 2019/10/12(Sat) 21時頃
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うそ、全然通じてないデスね…
[彼女は、本当に言われたくないことは言ってこない人だ。 子供じみて頑なな幾つかの”マイルール”や 今回のお使いの顛末についてだとか。
それはもしかして優しいという可能性もあるかも知れなくもない]
(138) 2019/10/12(Sat) 21時半頃
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[トクベツな労い、という言葉に ゆっくり瞬きした]
イモリもクジラも、食べ物だって脳が受け付けないんだけど ……あんた、わりと珍しいものとか知らないものとか興味もつよね
[こぼれた髪の細い幕。 夜に映えるオーロラが眼前に迫って]
ん……
[降りてきた彼女の後頭部に手を回す。 星の視界、瞼を閉じた]
(139) 2019/10/12(Sat) 21時半頃
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[傷ついた唇から溢れる血はこちらにも流れてくる。 金臭い、生ぬるい液体の味。 舌先に絡めたその不味い水を、彼女の唇へ塗りつけた。
首の後ろが熱くなる感覚。 髪の間に指を差し入れ、首を擡げるようにしてその牙がもたらす陶酔を味わい]
……甘い?
[初めての夜から、聞かずにいたことを*]
(140) 2019/10/12(Sat) 21時半頃
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[抱えられたまま道を歩けば ちらほらとこちらを見る人の視線。
主人の方はというと>>128 あまり気にしていないように見え]
はい、多分 それと、飲み物はクランベリージュースを お菓子の方は少しお土産にいただきました。 あと他にも、もう一つ しめじの炊き込みご飯の素。みたいです
[好きですよね?と 自分の中では勝手に好きなことになっている
空白を避けるように 次々と、今日の報告を重ね]
(141) 2019/10/12(Sat) 21時半頃
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[帰り着いた『家』にはカレーの匂いがした。
他の人が作った料理の香り 主人がそれを食べたのだと思うと 胸が締め付けられるようで
──だって自分は、食べて貰えない。から]
──……あ、は。はい そう、ですね。料理 出来るようになれば……
[違う。のだとわかる どれほど料理を作ったとして 所詮それは、主人の糧になりはしない。
自分がなりたいのは料理人ではなく 彼の糧となる、料理そのものなのだから]
(142) 2019/10/12(Sat) 21時半頃
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[言われた通り、匂いのついても良い服
白いタンクトップと デニムのミニスカートに着替え、キッチンへ 動きやすい格好 露出が多いのは首筋を見せるため。
そっと主人の服を右手で引っ張り]
料理も習いたいのは確かなのです
でもそれよりも私は…… 本当にご主人様の役に立てているかが
[声が震える。
服を引っ張っていた手を離し 誤魔化すためにお皿を手に取る*]
(143) 2019/10/12(Sat) 21時半頃
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山師 グスタフは、メモを貼った。
2019/10/12(Sat) 21時半頃
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[野の花を愛でながらのんびり歩く。 (遠くで誰かが叫ぶ声がする。>>67 狂おしい憎悪の声がする。>>72)
さくり、さくりとゆるやかに歩を進めながら。 僕は清らかで無垢な声で神への賛歌を囀ろう。 そう、あの日と変わらず天使のように。>>0:432]
Angels we have heard on high Sweetly singing o’er the plains And the mountains in reply Echoing their joyous strains Gloria, in excelsis Deo!
[いと高きところの神に栄光あれ。 (その場所に僕はいないけど)
甘く優しく歌い上げ、野の花を愛でてはゆっくり歩いて君のもと――]
(144) 2019/10/12(Sat) 21時半頃
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[ ――ああ、全て計算通り。
ようやく辿り着いたアリスのもと。>>74 横たわる君の胸元にはあの日の銃。>>0:435 尾行を頼んだアリスは遠くに消えた。>>2:6
(こうなる事は分かってたよ。 君は必ず裏切るだろうって、僕は信じてた。 でもね、それでも変わらず愛してあげる。>>2:172)
たっと優しく君のもとに歩み寄り、 ふわり、手折られた花を労わるように、横たわる君のもとに膝をつこう]
――ねえ、大丈夫? 僕のアリス。
[そっと、叩かれ赤くなった頬をなでてあげて。>>64 涙の流れた跡をそっと指先で拭ってあげて。>>67]
(145) 2019/10/12(Sat) 21時半頃
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[よしよしと、労わるように頭を撫でてあげよう]
可哀想に、誰かに虐められたんだね。 でも大丈夫。 僕が助けに来たからね、僕が守ってあげるからね。
僕が傍にいる限り、ずっとずっと守ってあげる。 君を誰にも傷付けさせないよ。 ねえ、だからもう大丈夫なんだよ。
[首筋に残る絞められた痕が痛ましい。 口を切ったのか、香る甘い血が狂おしい。
ねえアリス、世界って残酷だね。 でもね、僕だけが君を守ってあげられるんだ。 本当にほんとうの、本当だよ――?]
(146) 2019/10/12(Sat) 21時半頃
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[やがてアリスが落ち着いたなら、 体を支えて起こして立ち上がらせてあげて]
その銃、出かける時に持ってたっけ? 護身用かなぁ? アリスはしっかりさんだね。 でも、僕が来たから平気だよ。
さあ、危ないから鞄にでもしまって帰ろう? 一緒に帰ろうねぇ、『僕らの家』に。
[銃をアリスの鞄にしまうよう促して。 (取り上げる事もない、問う事もない。 君が持ってなよとでも言いたげに)]
(147) 2019/10/12(Sat) 21時半頃
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[アリスをお迎えに来れて嬉しい。 そんな様子でくるりと君に背を向けて、 鼻歌を歌いながら歩き出す]
あのね、今日遊びに来た眷属の子がね。 とっても綺麗な工芸茶をお土産にくれたの! 白とピンクの妖精がポットの中に咲くらしいよ。 きっと綺麗だよね。 考えるだけでとってもわくわくするよね。
アリス、帰ったら一緒に飲もうね。 お使いに頑張って行けたお祝いのお茶会をしようねぇ?
[るんたったと、工芸茶の話に花を咲かせ、>>2:67 車を停めた駐車場までの道を弾むように歩く]
(148) 2019/10/12(Sat) 21時半頃
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……あ、でもその前に怪我の手当かな? それに汚れた服も着替えなきゃね。
お茶会の前にお風呂に入ろっか? 温かいバスタブに、 綺麗な薔薇の花をいっぱい散りばめて入ろ?
とっても甘くて綺麗で、 きっと混乱して疲れた身も心も癒してくれるよ。
[たくさんたくさんお話しよう。 帰ってからの楽しいお話をいーっぱい]
(149) 2019/10/12(Sat) 21時半頃
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[そして、君の前に無防備に晒される僕の背中。*]
(150) 2019/10/12(Sat) 21時半頃
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炉の番 チトフは、メモを貼った。
2019/10/12(Sat) 22時頃
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[素気ない相槌の割に、何故か緩んだ口元が見えて首を傾げる。>>112 一緒に映画を見ていても、たまに変なところで笑いだしたりする蒼佑のツボというやつは、未だ僕にはわからない。
「おつかい」先のことを聞き返せば。 人当たりのいい蒼佑らしく、随分と話が弾んだようで。]
……運動神経は人間と同じで、個人差がある。
[一応訂正を入れながらも。 こちらを見て話してほしくて、シャツを引けば。 饒舌に語っていた蒼佑の声が、ぴたりと止まった。>>114]
(151) 2019/10/12(Sat) 22時頃
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───……話を、聞いてほしい。
[歪む蒼佑の目元を見上げて。]
だから、部屋に行こう。
[掴んだままの裾をもう一度、引っ張った。*]
(152) 2019/10/12(Sat) 22時頃
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[香り松茸、味しめじという言葉がある。 >>141しめじは嫌いではない。 だが、炊き込みご飯の素を渡されると 何とも言えない絶妙且微妙な表情を浮かべた。
先程からの生活様式を聞くに貴族風の生活 でありそうなのに――どうして東洋風のものが。 中々謎深い代物であるがメルヤが着替えに行った後 簡易キッチンでそれを眺めることになる。
肉、ジャガイモ、ニンジン、バターチキンカレー、 デザートに炊き込みしめじご飯を付けると 食べすぎでoverkilを狙えそうである。
確かカレーは冷凍できると言っていたし、 冷蔵して朝食にしてしまおう。
土産を冷蔵庫に入れると解凍したステーキ肉に ミルで挽いた胡椒をかけて馴染ませていく]
(153) 2019/10/12(Sat) 22時頃
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……クチキさんは、言っていたわ。
彼のお母さんは、毎日 クチキさんに血を与えてくれたって。
きっとそれが、正常な 吸血鬼と眷属の親子関係だわ。
[パパの声音に確かな怒気>>63が籠るのを あたしが聞き逃すはずもない。 それでもあたしは、ひるまなかった]
(154) 2019/10/12(Sat) 22時頃
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[パパがこうして怒るのは、きっと 勝手に書斎に入ったあの日>>0:589 以来のことだったろう。
あたしは、昏い炎の宿る瞳で まっすぐにパパを見つめて]
(155) 2019/10/12(Sat) 22時頃
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どうして、パパは あたしの血を吸ってくれないの。
……本当の家族じゃないから?
[今まで怖くて聞けなかったその台詞を、 ついにあたしは口にしてしまった]
(156) 2019/10/12(Sat) 22時頃
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怖いの。 あたしは、パパの家族でありたいの。 ずっとずっとパパといっしょにいたいの。
あたしの外見年齢が いつ止まるか分からないけれど。
眷属で他の人間と寿命の違うあたしが。 パパ以外の誰かと生きていけると、 本気で、思ってる?
(157) 2019/10/12(Sat) 22時頃
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もうひとりになるのは、いやなの。 パパ以外の誰かをあいしても、 あたしはひとりぼっちになっちゃう。 置いて、いかれちゃう。
(158) 2019/10/12(Sat) 22時頃
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[剥き出しになり、震える肩を抱いた。
灰色の路地裏にいた日々を思い出す。 もう、あたしはあの頃には戻りたくない。
きらきらとした大通りを、 誰かとしあわせな顔をして歩けるひとでいたい]
(159) 2019/10/12(Sat) 22時頃
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だよな。 アオくんスポーツ得意なら、俺のジョギングぐらいムーンウォークで抜かせるだろうし、一度もついて来なかったってことはそういうことだろうと思ってた。
[個人差、との答えに思わず笑み零し。>>151 日課を語る口は過去形を示した。]
……うん。 俺の部屋で良い? 荷物運ぶから。
[――来た、と思った。>>152 遣いから無事に戻れば、と言っていた話。 改まって話されるそれが、自分にとってどんな影響を与えるのか、今はわからない。*]
(160) 2019/10/12(Sat) 22時頃
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ずっと親子でいられたら、って思うの。
けどね。 あたしはどんどん大人になって、 パパとの外見の年齢がどんどん近付いて。
きっとそろそろ、あたしたちは 周りから“親子に見えなく”なってる。
本当に家族なのかって、奇異な目で見られる。 親子という関係が、不自然になってる。
……耐えられないよ。
(161) 2019/10/12(Sat) 22時頃
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親子でもなくて、娘でもなくて、 眷属でもいられないのなら。
あたしがパパの隣にいる理由がなくなっちゃう。
(162) 2019/10/12(Sat) 22時頃
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ねえ、本当は ママがいなくなった穴埋めに あたしを眷属にしたんでしょう?
“親子”でいるのが不自然だったら、 “夫婦”でもいい。
だって、あたしはあなたをあいしてる。
あなたと家族でいるためだったら、 なんだってするわ。
(163) 2019/10/12(Sat) 22時頃
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[熱い吐息を漏らしながら、 はだけかけたブラウスを脱ぎソファに放る。 白い柔肌が、あらわになる]
セイルズ。 あたしを求めて。 あなたの傍にいる理由をちょうだい。
(164) 2019/10/12(Sat) 22時頃
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[あたしはあなたの、なぁに?]*
(165) 2019/10/12(Sat) 22時頃
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[ジャガイモは蒸かして皮ごと適当なサイズに切り、 ニンジンも湯がいた後油で軽く炒めておく。
その次は肉を焼く番で油を引いてニンニクを焼き、 キツネ色になってきたらニンニクを上げてから 肉を投入した。
>>142何やら悩んでいるようであったが、 それが何であるかは聞いてはいない。
>>143着替えから戻ってきたメルヤが袖を引く。 肉から視線をずらしてみると何時もよりも 露出度の高い服を着ていた]
(166) 2019/10/12(Sat) 22時頃
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役に立っているぞ 仕事も手伝えるようになったし、 頻繁に身体も重ねている
何か不安なのか?
[メルヤが取った皿を受け取り焼けた肉を載せ、 ニンジンとジャガイモ、ニンニクを載せる]
何か、ではないな…… 吸われないのが不服か?
[どうんと肉が乗った皿をメルヤに渡し、 自分の分も皿に載せる。
火を止めると空いている手を伸ばし頭を撫でてやる]
(167) 2019/10/12(Sat) 22時半頃
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― 少し前、ツヅラちゃんを見送った時 ― [車の中にどっさり詰め込む6箱のダンボール!>>38 喜んでくれるかなぁってうきうき見つめ、 ツヅラちゃんを支えて車の中に乗せてあげる。
オーロラの話になればぱぁっと顔を輝かせて]
わあ、本当? 嬉しいなぁ。 じゃあ旅行に行く時にはツヅラちゃんに相談に行くね。 いっぱい旅してたんだ、いいなぁー。 そのお話もまた今度しようね。
[頭を撫でようとして止めた手。 でも、ツヅラちゃんが握ってくれたから握手! なんだか心がくすぐったいけど温かい]
(168) 2019/10/12(Sat) 22時半頃
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吸血しないから不要 そんなわけがないだろう
ヴェルヌユイのところの眷属はメイドだったのだろう 今日着た蒼佑という眷属はガラス職人で 料理もできるという話だ
血を吸われるだけが眷属ではない お前は生きたいと願った時、 生きて何がしたかった
長く生きれば次第にお前の血は美味となる その内に俺は我慢できなくなって、 血を頻繁に吸うようになり、 血を吸う度にお前を四六時中犯すようになるだろう
[そうなる未来があるのだから、 今くらいは人間らしいことをしてみても良いと、 そう思うのだ*]
(169) 2019/10/12(Sat) 22時半頃
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[去り際に祝福の言葉をくれるから。>>39 大事にだいじに受け取ろう]
うん、ありがとう。 ありがとうねぇ、ツヅラちゃん。
[耳に残る別れの音色に微かに混じる、 それはL'intimité――。>>36 親しさを意味する優しい音色。*]
(170) 2019/10/12(Sat) 22時半頃
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― 補足『イモリのまるやき』 ― [『イモリのまるやき』>>132 それはジョークグッズに分類される、ホワイトラビット社のお菓子の一つだ。
真っ黒なイモリの丸焼きのフォルムを完全再現した真っ黒なグミ。 見た目はリアルだが、正直、見た目を追求しすぎて食感はぐにぐに硬いし、味も普通に美味しい部類に入るが食べているとなんだか大味で飽きてしまうような、そんなグミ。
普段の売り上げはあまりよろしくないが、 ハロウィンの時などは需要があってそこそこ売れる。
なので、ハロウィンのみの限定販売となっている商品だ。 箱の中にもきっと5個ほど入れたはず。*]
(171) 2019/10/12(Sat) 22時半頃
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ん? ――、そうね…… [紅い舌先で 彼女の唇を撫でてからいちど離れ 己の口腔内に散った陶酔の露を集め それすらも喉の奥へと落とし込む]
(172) 2019/10/12(Sat) 22時半頃
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[オーロラを細め] [くすりと笑って 答えは、彼女の耳元に*]
(173) 2019/10/12(Sat) 22時半頃
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[やがて、横たわる私のもとに 天使が舞い降りるように、軽やかに
ねえ、見えてるでしょう? なのに、なんの問題ですらないかのよう]
…………ぉ、ふ
[ああ、優しく触れる指。>>145 頭に触れる小さな手。>>146
ああ、毒された私は、侵された私は それだけで満たされて満たされなくてくるしくてクルシクテ]
(174) 2019/10/12(Sat) 22時半頃
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……と、ふ、
チトフ
[消えたこえ。 掠れたように絞り出す。 最初に音にしたのはあなたのなまえ]
あなたは、
(175) 2019/10/12(Sat) 22時半頃
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とうさん、と、かあ、さ
に、ちゃんを
あなたが、 ころしたの?
[慈しむように、私を守るって、いうこえは 何でもないみたいに 鞄にしまえっていう>>147]
(176) 2019/10/12(Sat) 22時半頃
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[くるりと振り返る小さな背中は、
ねえ、どうして、私を見てくれないの]
チトフ、ねえ、教、えて?
あなた、が、わた、しの、家族、を
ころし、た、の?
[ねえ、……ねえ。 まるで、そうして欲しいって、いうみたいに
背中を向けないでよ]
(177) 2019/10/12(Sat) 22時半頃
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[楽しげな鼻歌の背に、>>148
震える手で、滲むまなこで 怯えるこころで、愛おしいきもちで
一度も触れたことのない、金属のかたまりを あなたに
向けて*]
(178) 2019/10/12(Sat) 23時頃
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― グスタフ先生との電話 ― [お迎えに行くと伝えた時。>>69 受話器越しに聞こえる悲鳴。>>34
うん、聞こえてた。聞こえてたけど。 ――それが何か? (健気な悲鳴も可愛いなと思いはしたけど)
例えグスタフ先生に咎められたとて、 特に何も思う事はなかっただろう。
(堅物で、ちぐはぐで、理知に生きようとする君。 可愛いね、懸命だね、頑張っているね。 そんな君も僕は大好きだよ)*]
(179) 2019/10/12(Sat) 23時頃
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炉の番 チトフは、メモを貼った。
2019/10/12(Sat) 23時頃
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[蒼佑の部屋に入り、今度は僕から手を伸ばす。 骨が目立つようになった頬を、確認するように触れて。 ゆっくりと深呼吸をした。]
この間、蒼佑が走って帰ってきた時、 思い出したんだ。
……僕の眷属だった、母さんのことを。
[蒼佑と「彼女」は見た目も声も、何もかも似てないのに。 思い出すなんて、おかしな話だけど。]
(180) 2019/10/12(Sat) 23時頃
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[それは、つまり。]
わかってる。 蒼佑が母さんとは違うってことは。
でも、僕が思ってる以上に…… ”依存症”進んでるんだろう? あんた自身、症状に心当たりがあるはずだ。
[「駄目」か問う言葉が出てくるのだ。 自覚してないはずがない。]
(181) 2019/10/12(Sat) 23時頃
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……これまで100年、大丈夫だったんだ。
僕が我慢して咬まなければ、 もしかすると、これ以上進行しないかもしれない。
[それが咬むのを拒んだ理由だと。 もう、蒼佑は気づいてるかもしれないけど。*]
(182) 2019/10/12(Sat) 23時頃
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[優しくアリスの頬に触れ、頭を撫でてあげて。 名前を呼ばれれば愛しそうに振り向いて。>>175]
ん、なぁに?
[「君」付けじゃないね、嬉しいな。 にこにこ無垢に笑ってみせて。
殺したの?って、そう聞かれたら。>>176 (なんだか不思議な感じ。おかしいなぁ。 僕のアリスならそんな事聞かないのに) 愛らしく小首を傾げて見つめて]
(183) 2019/10/12(Sat) 23時半頃
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[でもね、今はちょっと混乱してるだけだよね? 家に帰ろうって、 くるり背を向け歩き出そうとして――。
(ねえ、でもちょっと待って、 アリスじゃなくて『 』ならこんな時…)
銃口がこちらに向く気配を感じる。>>178 だから、僕はやっと振り向こう。 子供のように、無垢な瞳で愛らしく見つめよう。 ただただ無垢に、澄んだ瞳。 (怯えも悲しみも怒りも罪悪も何もない。 ――そうして何より、愛も映さない)
アリスではない『 』を見つめる瞳]
(184) 2019/10/12(Sat) 23時半頃
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[そうして震える『 』に向かって。 その質問に答えよう。>>177]
殺したよ。 『ケイト』? 僕がね、その銃でみんな殺したんだ。
聖歌隊を装って君の家に行ってね。 みんな親切に無防備に出迎えてくれたんだ。 父親は何が起こったか分からないままの顔で、僕が頭を撃ち抜いて殺した。 母親は息子を庇った所を殺した。 犬は襲ってきたから殴って気絶させた。 息子は両親に縋りながら神に祈ったけど、殺した。
[正確に当時の状況を語ろう。>>0:435>>0:436]
(185) 2019/10/12(Sat) 23時半頃
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それからね、証拠隠滅の為に火をつけたよ。 君の年と同じだけの蝋燭を投げ込んで、 綺麗に包んだ火薬の小箱を添えて。
殺した三人はリビングに並べて綺麗に椅子に座らせてあげたよ。テーブルにはケイトの誕生日ケーキがあった。 死んでも一緒だね、幸せだねって。
火は証拠隠滅の為もあったけど、 アリスの為でもあったかな? だって、炎が派手に燃えたほうがいいじゃない? 『ケイト』の拠り所がなくなって、 君がやっとアリスになれる目印だもの。
心にとても、焼き付くでしょう?
[正確に、淡々と。>>0:437>>0:438>>0:439 当時の状況を『 』に伝えよう]
(186) 2019/10/12(Sat) 23時半頃
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[そうして初めて、 無垢な瞳に「戸惑い」という揺らぐ感情を宿し。 目の前の君に問いかけよう]
でも、ねえ――、別にいいじゃない。 君は僕の、僕だけのアリスなんだよ? 二百年前からずっと僕達一緒だったじゃない。 子供の頃は声しか聞こえなくて残念だったけど、 二百年経って君は目の前に現れてくれたんだもの。
僕の理想の、完璧なアリスの姿で! だから君は僕のアリスだよ。
アリスは僕だけとずっと一緒だったもの。 家族なんていなかったもの、そんなのアリスじゃないもの。
(187) 2019/10/12(Sat) 23時半頃
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――自室――
――そう、か。 10年弱だっけ、お母さんがアオくんと一緒にいたの。 そんな小さい時の記憶の中の人を思い出すってことは―― やっぱり、大分キてんなぁ。
[ある程度予想はついていた。 自分の病に気づいて、それを断罪されるのだと。
頬骨に少し冷たいアオの手。 合わせるように、深呼吸。]
(188) 2019/10/12(Sat) 23時半頃
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死ぬまで血を吸われたい、とか。 一緒に連れて逝きたい、とか。
長生きだけが目的だったのに、思うようになった時点で拙いなと思ってはいたよ。 100年一緒にいたのに、ちょっと離れただけで声が聞きたくなるとか……クッソ、スマホなんか持つんじゃなかったな。 もうバッテリー抜いたしこのまま棄てるか。
[自覚症状を口に出せば、途端に症状が重くなる気がした。 まるで体温計を見て初めて熱っぽさを感じる風邪ひきの子どものように。]
(189) 2019/10/12(Sat) 23時半頃
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そんなの僕のアリスじゃないっ!!!!
君が、君がアリスだよ。 僕の、僕だけのアリスなんだものねえそうでしょう? ねえ、ねえったら、ねえ……!?
[ねえ、君はアリスだよね――? 子供が縋るようにそう必死に訴えかけて問いかけて]
(190) 2019/10/12(Sat) 23時半頃
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――は?
[それで、依存症を発症した自分に対し、アオはどうするのかと思ったら。 提案>>182は男から暫く呼吸を奪って。]
(191) 2019/10/12(Sat) 23時半頃
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だから、ねえ――。 僕とアリスの邪魔をするやつらなんて、 みんな殺していいじゃない?
そうしてずっと、僕達一緒にいよう? 二百年前からそうしてたでしょ?
君は忘れてるかもしれないけれど、 僕はね、僕はずっとずぅーっと覚えてるよ。
アリス、僕の大事な僕だけのアリス!
[ぽろぽろと、気付けば瞳から零れる涙。 独りにしないで、置いて行かないで。 そうしてアリスに懇願する。
思い出してほしいと説得する]
(192) 2019/10/12(Sat) 23時半頃
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[そうしてぽろぽろと涙を流した後。 ふと、思うのだ。
ああでも、この子がもしアリスでないなら。 『 』だったなら。 なら、ねえ――、殺されてもいいかなって。
例え殺されても今の僕なら。 「ああ、そうなんだ」って、 君の憎悪を一身に受けて死ぬことができるもの。
そうだね、それもいいかもしれない。 だから、だから、ねえ――?]
(193) 2019/10/12(Sat) 23時半頃
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……君は、誰……?
[ぽろぽろと目から大粒の涙を零しながら。 こちらに銃口を向ける君に問いかけた。*]
(194) 2019/10/12(Sat) 23時半頃
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何で、アオくんが我慢する方法を取らなきゃいけねぇんだよ。
[唇が震える。]
俺が、長生きしたいって昔言ったからって、何でそうなる?! ソラを噛む? それとも他に眷属を連れて来んのか?
じょーーーーーーーーぉだんじゃ、ねえっ!!
[怒号はかなりの声量を伴ったが、声を聞きつけて喧嘩だと止めに入る人はこんな辺鄙な場所にはいない。]
(195) 2019/10/12(Sat) 23時半頃
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[キッチンに漂うのは 美味しい香り>>153>>166
自分の糧となり彼の舌先を楽しませても 決して、彼の血肉にはならない香り。
差し出したお皿は、彼の手の中へ 白いお皿を料理が飾る>>167 暖かな湯気の立つ"美味しそうな食事"]
(196) 2019/10/13(Sun) 00時頃
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覚えてねえの、 俺は、アオくんの「美味い」ってカオが見たいっつった。
噛まれる前の、誰にも何にも左右されていない俺だけの気持ちだ。
血を吸われたい、求められたいって気持ちになんのは確かに眷属の本能で依存症の所見でも。
君が俺を噛まなきゃそれが収まるなんて、そんなんでもう何年か生き伸びたって、なんも嬉しくねぇよ。
[ぎり、と歯軋りをした。 こんなに長く一緒にいるのに、彼が自分の一番大事な気持ちをわかってくれていないと思えば、悔しさで歯が全部折れてしまうくらい顎に力が入る。
全身の血が沸騰しているようだ。 今すぐこの喉を掻っ切って、自分の血で一生消えない火傷を負わせたい。**]
(197) 2019/10/13(Sun) 00時頃
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────それは、わかっています
仕事も手伝える、体も…… だから、幸せなはずで 幸せなんだろうって思うんです
これ以上、欲張ったらいけないって
[差し出されたお皿を両手で受け取れば 左右両方とも塞がって、溢れる涙も拭えない。
隠すこともできずに下を向けば ぽつり、ぽつりと言葉がこぼれていく]
(198) 2019/10/13(Sun) 00時頃
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血を吸われるだけが眷属ではない…… たしかに、そうかもしれません
それに、私の血を吸えば ジャーディンの誇りに傷が付く それも、わかっています。
[優しい手、何よりも愛しい手 頭を撫でるその手から離れるように 一歩、二歩と後ろに退がる。
そんなに広くはないキッチン 後ずさりしてみせたとして 逃げられる距離なんて決まっているのに]
(199) 2019/10/13(Sun) 00時頃
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[こつん。
かかとが椅子の足にあたり 短い逃亡劇は其処でおしまい。
そもそも逃げるつもりもない お皿を胸の前に持ちで 物分かりの良い子供の表情で]
……ごめんなさい わがままを言いました。
きっと多分、羨ましかっただけ 私は、一人で終わることは望めても 一緒に終わることは、望めませんから
[お皿を置いてきますね。と 唇だけ笑顔の形]
(200) 2019/10/13(Sun) 00時頃
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[血を吸うことを拒む理由
その理由が私のためであるならば どれほどか良かっただろう。
もしそうならば 吸われない方が辛い、と 泣いて訴えることもできるから。
でも、彼が血を吸うことを拒むのは 彼自身の拘りから、だから
血を吸うことが彼の誇りを傷つけるなら 苦しくても、辛くても 私にはそれを侵すことは出来ない──]
(201) 2019/10/13(Sun) 00時頃
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炉の番 チトフは、メモを貼った。
2019/10/13(Sun) 00時頃
逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2019/10/13(Sun) 00時頃
逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2019/10/13(Sun) 00時頃
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[ミルフィの瞳と目が合う。 外の世界を見て楽しんで欲しいとは思ったが ”こう”なるのなら、 お遣いになど行かせるべきではなかったのかもしれない。
セイルズは指を組み、 肩を抱いて震える姿に、 遠い昔、彼女を拾った時の事を思い出して 瞳を揺らし、息をついた。
それから「ママがいなくなった穴埋めに」>>163 という言葉に、沈痛な面持ちで目を伏せて
あらわになった柔肌を見ては つきりと痛んだ頭を軽く抑え、 眼鏡の奥の瞳に恐怖を写し 首を横に振った。>>164]
(202) 2019/10/13(Sun) 00時頃
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(「愛しているの。――あなただけを愛してる。 だからもっと飲んでほしいの」 )
(203) 2019/10/13(Sun) 00時頃
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…………やめてくれ。
[本当に、妻に似てきてしまった。 頼みもしないのに、血もつながっていないのに。 ――どうして、という自嘲は心の中にしまったまま]
…… あの日、倒れていた君を見て、 生かさなきゃと思った時に クラリッサの姿を見たのは、……確かだ。
けれど僕はほんとうに、君を「娘」だと思っている。 正常とは、何だろうね。
血を与え飲ませるのが親子であり本当の家族なら、 全ての吸血鬼と眷属は家族でなければならないが 必ずしも、そうじゃないだろう。
(204) 2019/10/13(Sun) 00時頃
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君と共に、13年を歩んできた。 子供を育てるのは初めてだったし 喜びも苦しみも等しくあった。
見た目が似ていなくとも 年が離れていても、世の中には「親子関係」が存在する。
それでも……僕は、君の父親には、なれないのかな。 ひとのおやには、なれない、と。 手厳しいね。
(205) 2019/10/13(Sun) 00時頃
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[苦笑する。 或いは、はじめから間違っていたのか。 死ぬべき命を吸血行為によって永らえさせた――だから 最初から、その道は閉ざされていたのか。]
吸血鬼だろうが、人間だろうが、 本来、一緒にいる理由なんか、どこにもないんだ。 どこにもないんだよ、ミルフィ。 君は、もっともっと自由なんだ。 自由であるべきだ。
確かに君は僕の眷属だが 一生を僕に縛られている必要はない
好きなところに行って 好きなひとと話して 好きなように生きる、権利がある。
……だから…………
(206) 2019/10/13(Sun) 00時頃
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[痛む頭を押さえ、息を吐いた。 衝動を堪えるために噛んだ結果、咥内に傷がつき、 口の中が鉄の味で満ちた。
眼鏡を食卓に置くと、 肘をつき指を組み、額を押し当てる。
そして、力なく笑った。]
(207) 2019/10/13(Sun) 00時頃
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…………詭弁だ。
とうの昔に解っている。 何のために君を生かしてしまったのか。 何故血を飲まないのか。 ひとえに、僕が臆病だったからだ。 君が外の世界で生きられないことなんて 生きようにもその穢れた血が邪魔することなんて とうの、とうの昔にわかっていたけど
人間の親子のふりをして 叶うはずのない夢を見ているほうが、まだマシだった。 君はいずれ僕のもとを去る、と。 僕はそれを祝福する日が来る……と。
(208) 2019/10/13(Sun) 00時頃
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[長年懐に抱いてきた不信を 親らしくもなく娘に叩きつけて、 暖炉の上のキャンドルを一瞥する。 新郎新婦の愛らしい姿。
それを見て祝福するだけの 人並みの幸福を得てみたかった。
――愛したものとずっといられないなら その後の幸福を望んで何が悪い。 そう思うのに、神は等しくお終いをつれてくる。]
(209) 2019/10/13(Sun) 00時頃
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父親の資格なんかない。
…………最低だよなぁ。
(210) 2019/10/13(Sun) 00時頃
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[セイルズは立ち上がると、 ソファに放られたブラウスを拾い上げた。 それをミルフィの肩にかけて、抱きしめ、体を離し 悲しみと、慈愛のない交ぜになった目で彼女を見る。
随分と背が大きくなった。 もう立派なレディだ。
セイルズは脳裏に、一瞬クラリッサの姿を思い浮かべる。 100年連れ添ったいとしい妻が 意図していないのにミルフィの姿に重なる。
自嘲めいた笑みが浮かぶ。 ――こんな姿、きっと他の誰にも晒せないな、 そんな事を思いながら目を閉じ]
(211) 2019/10/13(Sun) 00時頃
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[父親の顔をしていたのは、それが最後だった。]
(212) 2019/10/13(Sun) 00時頃
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[セイルズは笑って、乾いた口を開く。
きっとミルフィが見たことのない 傷つききった男の顔をして 絶望の色の深い瞳を彼女に向けた。] 僕は君を愛している。 君の幸せを願っている。
けれど。もう、……一人になるのは、嫌なんだ。
君たちをいくら愛しても、 病は進行して君たちを蝕む。 いずれ君も、狂うだろう。
そうして、血を飲ませるのが僕のため、なんて ふざけた事をいって、……僕を置いていくんだろう?
(213) 2019/10/13(Sun) 00時頃
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傍にいる理由? 本当の家族になる? こんなこと、で。 たかが食欲の発露でしかない、こんなことで 君は満足か。――満足なのか。
教えておくれよ……
(214) 2019/10/13(Sun) 00時頃
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[恐怖と怒り、悲しみがない交ぜになった瞳は ミルフィを移し、クラリッサを映して揺らぐ。
雨のにおいがする。 雨音も聞こえないのに、 十年も時が経ったのに セイルズはいまだ過去に囚われている。
血塗れた石畳の上で、 愛した人を揺さぶったあの日のままで 「君も同じなんだろう?」と、ミルフィを見た。]*
(215) 2019/10/13(Sun) 00時頃
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山師 グスタフは、メモを貼った。
2019/10/13(Sun) 00時半頃
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[手厳しい、と嘆くセイルズ>>205に あたしの胸がちくりと痛んだ。
――あなたは、あたしにとって最高の父親だ。
けれど、あたしは口を噤む。 このままなあなあで続けていても、 いつかは破綻する関係だったならば。
ここで、立ち戻ってはいけない]
(216) 2019/10/13(Sun) 01時半頃
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今までも。……これからも。
あたしが好きなひとは あなた只ひとりよ。セイルズ。
孤独を代償にした自由なんて、いらない。 あたしは、あなたさえいればいい。
(217) 2019/10/13(Sun) 01時半頃
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[父親の資格なんかない。>>210
ついにセイルズはそう言い切って、 あたしを抱き締めた。
きっと最低なのはあたしの方で、 娘の資格なんてハナからありはしなかった。
ふっと、セイルズの身体が離れる。 あたたかさが遠ざかる。 向けられたのは、絶望に翳った乾いた笑みだった]
(218) 2019/10/13(Sun) 01時半頃
|
|
……セイルズ。
[確かに父だった男の名を呼ぶ]
あたしも、あなたも。 お互いを愛し合っている。 お互いにひとりになるのを恐れている。
似た者同士。あたしたちの望みは同じだわ。
解決方法なんて、ひとつしかない。 ずっといっしょにいましょ。 死がふたりを分かつまで。
(219) 2019/10/13(Sun) 01時半頃
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ねえ、セイルズ。
だってあなたは あたし無しではしあわせにはなれないわ。
(220) 2019/10/13(Sun) 01時半頃
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("You'll never ever, never ever, never be happy without me !")
(221) 2019/10/13(Sun) 01時半頃
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あたしが狂って死んだのなら、 また新しい眷属を作ればいいじゃない。
あたしも、クラリッサの代用品なのだから。
眷属が消耗品ならば使い潰せばいい。 食欲を抑える必要はないし、 寂しさを我慢することもない。
この髪も、目も、血も、あたしのからだ全部。 あたしが眷属である以上、吸血鬼のあなたのものよ。 好きにする権利があるわ。
(222) 2019/10/13(Sun) 01時半頃
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[だって、あなたがいなければ とっくのとうにあたしは死んでいるのだから]
(223) 2019/10/13(Sun) 01時半頃
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あなたが望むなら、 あたしは不自然になってきた 「親子」ごっこを続けましょう。
周りからどう見られようとも。 それがあなたの望む関係ならば。
あたしはあなたの娘でい続ける。 眷属であるあたしは、あなたの願いを叶えましょう。
(224) 2019/10/13(Sun) 01時半頃
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|
あなたが望むなら、 あたしはあなたの妻にもなりましょう。
元々クラリッサの代用品なんだから、 あなたと夫婦になることだって 何の問題もないわ。
あたしは、もう大人よ。 立派にクラリッサの代わりを務められる。 あなたの悲しさや寂しさを埋められる。
(225) 2019/10/13(Sun) 01時半頃
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|
ねえ、セイルズ。 愛しているわ。好きなの。
ずっとずっと抑えていたこの気持ちは、 決して「ひとのおや」に 向けていいものじゃないわ。
あたしは、あなたの望むあたしになる。 だから、あなたは眷属への愛を示してちょうだい。
(226) 2019/10/13(Sun) 01時半頃
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|
――お願い。あたしを、求めてほしいの。
[火照った腕をセイルズの背に回し、 潤んだ瞳で彼を見上げた。 心臓の鼓動が、高鳴る。熱い吐息が漏れた]*
(227) 2019/10/13(Sun) 01時半頃
|
|
[―――ああ、それはまるで 遠い国のお伽噺を聞くかのよう。
純真な、潔白なその瞳の瑠璃色は どこまでも酷く透明で 私を通り抜けてしまう。
傍には破けてしまったビロード 転がるサンタのオーナメント>>1:311
いつもいつも 私の手のなかには 大切なものは残らない]
(228) 2019/10/13(Sun) 02時半頃
|
|
ぃ ぅ … の
ぁ …… す?
[理想のアリスのために 完璧なアリスのために
私の家族は、ころされた 私が 理想の アリスじゃ なかったから?
……ああ、私 きみのこと 何も知らないんだ きみが私を知らないのと同じように ]
(229) 2019/10/13(Sun) 02時半頃
|
|
[銃口は向けたまま 震える銃身もそのまま。
ああ ああ ああ
なかないで なかないでほしいのに 僕だけの『アリス』になりたいのに
ねえ わたし どこにもいない]
(230) 2019/10/13(Sun) 02時半頃
|
|
チトフ
[『ケイト』は貴方に殺された。 粉々に、あのクリスマスの日に。 あの、焔の夜に。
―――ああ
こわれてく。 愛されたくて、愛されたくて仕方がない。
今すぐここで、 キスをしてかき混ぜてぐちゃぐちゃにして 私の全てを飲み干してほして]
(231) 2019/10/13(Sun) 02時半頃
|
|
[要らないなら
私の形なんて残らないくらい ぐちゃぐちゃにして、
ねえ
消して消して消してしまって?]
(232) 2019/10/13(Sun) 02時半頃
|
|
[――――ああ、だったら もうこんなもの必要ないや。
これは『ケイト』のもの。
使い方もよく知らないし、
君が風穴あけて血を飲み干したいならそうすればいい。 壊れた傀儡が要らないっていうのなら
―――でもやっぱりこのさいごは、きみにあげない]
(233) 2019/10/13(Sun) 02時半頃
|
|
なかないで チトフ
私がずっとそばにいるよ?
[おいで、って優しく両手を広げよう。
来てくれたなら抱きしめて、キスをして その涙を拭ってあげる。 一人が怖いなら、嫌なら、 怖くなくなるまでずっとそこに居る。
きっとこの願いは、『ケイト』も『アリス』も変わらない]
(234) 2019/10/13(Sun) 03時頃
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|
あいしてる チトフ
[銃は傍に置いてしまおう。
微笑む姿は今まで見せた何よりも、誰よりも どんなものよりも慈愛に満ちた狂った微笑み。
ねえ、きみは私を選んでくれる?
それがどんな結果を迎えたとしても
私に、わたしたちにきっと似合いの結末]
(235) 2019/10/13(Sun) 03時頃
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|
私は 『 』
[そう きっとそれは 君が望んだとおりの 音を奏でたはず**]
(236) 2019/10/13(Sun) 03時頃
|
|
[クラリッサの代用品、という物言いに セイルズは苦笑を浮かべた。 長年この娘はどれほど暗い炎を飼って来たのだろう。]
酷い物言いだね。 けれどそれが、僕の本質なんだろうな。 君たちと同じ寿命を生きられないくせに 同じ生き物ではないくせに 同じ幸福を分かとうとして……
君たち人間にとっては、吸血鬼は化け物で 人を物のように扱って狂わせてしまう。
何人も、何人も。
(237) 2019/10/13(Sun) 03時頃
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[今すぐ死にたいな、と思ったが、 その衝動で死ねるなら400年を永らえていない。 欲求に蓋をして――――……>>222
愛を囀り、縋りつくミルフィを見下ろす。 その姿は愛を求める女に見えた。 孤独を怖れる子供の姿にも見えた。]
(238) 2019/10/13(Sun) 03時頃
|
|
(『二人で、ずっと生きられたらいいですね』)
[かつて大学の研究室で そう微笑んだクラリッサを思い出す。
永遠の愛を誓った妻は、 薬指から指輪を外さなかったにも関わらず 永遠の約束を守ることなく死んでいった。
――いま、男の胸に去来するのは 妻に向けた暖かな恋情ではなく 幼かったミルフィと過ごした輝かしい日々 それらを惜しむ気持ちと けして失いたくはないと叫び震え、燃える昏い炎。]
(239) 2019/10/13(Sun) 03時頃
|
|
君が娘であっても、 君が妻であっても………… どちらでも。
僕が望むことはただ一つ。 君が幸せであることだ、ミルフィ。
[亜麻色の髪を撫で梳いた。 惜しむように、愛しむように、 苦悶の最中、男は言葉を搾り出す]
(240) 2019/10/13(Sun) 03時頃
|
|
君を生かして、狂わせてしまった。 終わるはずだった命を勝手に永らえさせた。
責務を果たそう。 ……君を愛するからこそ 恐怖に蓋をして
………………いつか君が、 狂ってしまう日が来たら、 出来る限りでいいから、今日を思い出してほしい。
[涙は出なかった。 けれども心がひび割れて砕けそうだった。
髪を撫で梳いていた手のひらが ミルフィの白く小さな背に伸び 彼女を強く抱きしめた。]
(241) 2019/10/13(Sun) 03時頃
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[形のいい耳殻に鼻筋を寄せて囁く。]
”I'll never ever, never ever, never be happy without you.”
[抱きしめる力が強くなる。 静かに、首筋へと唇を寄せ、 触れるだけのキスをして――]
(242) 2019/10/13(Sun) 03時頃
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[髪が長くなったから可愛い髪留めを買ってあげようと言った。 背が伸びたね、と柱に傷をつけて成長の証を刻んで 季節ごとの洋服を選ぶのに苦労して 下着を買うときは更に苦労して そのうち店に連れて行って好きなものを買わせるようになった。
身を包む制服や洋服のサイズが大きくなるたび 大きくなったね、と微笑み彼女の成長を喜んだ。 彼女の子供時代の節目節目に、記念写真を取って その笑顔を尊んだ。
壊すのは自分だ。 ほかならぬ自分。 けれどもう、失いたくない。幸せにしたい。
だから、]
(243) 2019/10/13(Sun) 03時頃
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[――ひと思いにその肌を牙で突き破った。]
(244) 2019/10/13(Sun) 03時頃
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”......You are mine, my love."
(245) 2019/10/13(Sun) 03時頃
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読書家 ケイトは、メモを貼った。
2019/10/13(Sun) 03時頃
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[娘としての彼女を親として。 伴侶としての彼女を男として選び取る。
不貞の罪を着て地獄にいけるなら 今度こそ一人がいい。
絶望しながら、 溢れる甘露に口をつける。――ああこんなにも、]
(246) 2019/10/13(Sun) 03時頃
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[肌に不必要に傷をつけまいと、柔肌を這うのは舌だけ。 けれども少女は知るだろう。 震える手と裏腹に響く荒い呼吸。 苦悶の表情とは似て非なる、火のついた表情。
――目の前の父親もまた、吸血鬼だという事を**]
(247) 2019/10/13(Sun) 03時頃
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[体は何処までも即物的だ。 母親が信じていた短命の血とやらが事実なら、寿命が切れてとうに20年は経っている。 けれど眷属の身は心臓も止まらないし癌にもならないし、皺も増えない。
主人と少し離れただけで、強すぎる加護の揺り戻しを起こしてみせたと思えば こうして、血を僅かばかり舐められただけで]
……ぁー ね
[頭痛の名残の疲労感まで消えていく。 耳元に聴こえた彼女の声>>173に笑いが込み上げた]
(248) 2019/10/13(Sun) 05時頃
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ふふ、 そうか まあ──そうだよね
[病が深まるほどに甘くなるらしい血]
[苦ければいいとずっと思っていた。 だって死にたくない。終わりは遠ければ遠いほどいい]
(249) 2019/10/13(Sun) 05時頃
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参ったな……
[この人には何もかも見透かされているかも知れないとわかってた。
悪くない 本当に欲しい言葉を言ってくれるその甘さに 甘やかされる心地は]
(250) 2019/10/13(Sun) 05時頃
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元気でた
[即物的な体は、疲労さえ簡単に捨ててしまうけど] [そういうのほんとムカつくけど]
元気出たけど、今日はサボる
全部出しっぱなしで、 レトルトとお菓子の不良メシ食って、 風呂入って寝よ
よろしいでしょうか、奥様?
[いっそ風呂も何もかもさぼるか、と ずっと妙に律儀に務めてきたメイド業に、本日休業の札**]
(251) 2019/10/13(Sun) 05時半頃
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独尊隊 ツヅラは、メモを貼った。
2019/10/13(Sun) 05時半頃
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[>>199誇りは傷つくだろうが叩けば落ちるものだ。 >>201真に拘りを持つならば 出会ってからこれまでの間に一度も吸血はしなかった。
だが現実はそうではない。 幾度か血を求めたことはあり その度にメルヤが意識を失っても犯し続けたこともある]
逃げるな
[>>200唐突に仮面を被った眷属に声で制止をかける。 自分の皿を置き、二、三歩近づくとメルヤの皿を取り 反対の手で手首を掴むと己の方へと向きを固定する]
(252) 2019/10/13(Sun) 06時半頃
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我儘くらい幾らでも言えばいい 幾らでも欲張れば良い 俺が叶えられる範囲のことならば いくらでも叶えてやる
[メルヤから取った皿を適当なところへと置き、 空いた手でその背へと手を回す。 身体を抱き寄せ瞳の距離を近づけた]
泣くくらいなら甘えに来ればいい 一人で思い込み、一人で納得し、 一人で解決した気になるな
[零れ落ちた雫の痕を舌で掬いあげて 再びその瞳を見つめよう。 "魅了"する魔眼などありはしないが、 赤い目はメルヤの瞳を見つめ続けた]
(253) 2019/10/13(Sun) 06時半頃
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"一緒に終わりたい"など初めて聞いた お前は何処か心にしまいこんでいるからな
[その唇を捕らえよう。 食べるための口でメルヤを味わおう]
一緒に終わりたいなら長生きしろ 俺は十年共に生きて手をかけて それでも情が移らぬ程に冷血ではない
大体にしてお前の血は既に美味そうなのだ 貧相な身体つきも改善してきているしな
[唇は首筋へと落ちていき喉元から順に舌を這わせていく]
(254) 2019/10/13(Sun) 06時半頃
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俺はお前に長生きしてもらわんと困るのだ 俺の俺による俺のための物語 その"ヒロイン"はメルヤ、お前なのだぞ
[自分は"吸血鬼"にはなれないと頭ではわかっている それでも意固地に追い求めてしまうのは――]
俺が"存在した証"のために"吸血鬼の嫁"になれ 俺一人の妄想ではなく、俺とお前で物語を紡ぐのだ
[幸せな終焉(フィナーレ)を紡ぐため、 どうしてメルヤを拾い手間を掛けて育てているのか。 その答えを今明かす*]
(255) 2019/10/13(Sun) 06時半頃
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[元気でたらしい声>>251に満足げに微笑み] あら、いいわね そういうの一度やってみたかったの 御飯がないなら、お菓子を食べればいいんだものね [糖尿病の心配もないのだし まったく本当に、 注文以上の正解をくれる優秀なメイド]
(256) 2019/10/13(Sun) 08時頃
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[ひと目見たときから決めていた>>0:130 堕ちるなら、この人と ――私の嗅覚も、捨てたもんじゃない]
(257) 2019/10/13(Sun) 08時頃
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[なんだかんだはしゃいで疲れたから、 子供みたいに寝てしまうかもしれない 意図せずとも] ねえ、 これ、どんな風に見えるの? [あの子が綺麗だと言った紅>>2:187>>79 彼女の言葉で知りたくて**]
(258) 2019/10/13(Sun) 08時頃
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[彼女に伝えたのとは>>2:303 対極にある自分の言葉。
解っていた、これを口にしたとして 跳ね除けるような主人ではないことを その優しさを知っていたからこそ 望んでも口にしないよう気をつけていた。
──だって、この望みは 叶えば互いの刻をすり減らすものだから]
(259) 2019/10/13(Sun) 10時半頃
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逃げません 逃げられませんから
[第一、 逃がしてくれないでしょ?なんて 冗談を言うように笑ってみせる。 でも、これも都合がいい嘘 体格差や運動能力の差を理由にして 逃げられないのだと誤魔化しているだけ。
きっと、心から望めば ジャーディンはこの手を離してくれる その時が自分には、何より怖い]
(260) 2019/10/13(Sun) 10時半頃
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[手首を掴む掌の強さに安堵する>>252
いっそ縛られ、繋がれてしまえば 逃げない理由を探さずに済むようになれば どれほど幸せなのだろう、なんて
腕の中に抱きしめてもらった今も 奥底で燻る思いには目を背け、蓋を。
──きっと、それさえ 出来なくなるのだろうけれど。
まだ、大丈夫 まだ蓋をしておくことができるから]
(261) 2019/10/13(Sun) 10時半頃
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[抱き寄せられたなら彼の顔を見上げ 黒曜石の瞳で彼の赤を見つめる>>253 赤い、赤い、スグリの色がふたつ]
──だって、私は…… ジャーディンの眷属で
[彼の物。 "持ち物"と紡ごうとした唇は 塞がれたなら、何も語れない。
それは、唇が離れたあと>>254 首筋へ、喉元へと流れついたあともずっと]
(262) 2019/10/13(Sun) 10時半頃
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[漸く息が声へ変わったのは 彼の"物語"を聞いた時>>255
彼が"存在した証"のための物語 その為に自分が要るのだと告げる声に 口元に作った三日月が崩れていく。
指先が白くなるまで彼の服を握り 表情を見られないよう、顔をうずめ] 一緒に物語を描くために 少しでも、長生きを……"吸血鬼の嫁"として
["物語の終わり" それは互いの生の終わりなのか 紙面に描かれたお話の終わりなのか。
訊くこともなく小さく頷いて]
(263) 2019/10/13(Sun) 10時半頃
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とりあえず ────お食事です、ね
[冷めたらもったいない。と しがみついたまま、明るく声を上げる*]
(264) 2019/10/13(Sun) 10時半頃
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どれ?
[言いながら、行儀の悪い変形膝枕姿勢からソファにちゃんと座り直し 示されたジュースのグラスを見た]
ん?クランベリージュースだよね これを題材に詩でも詠めって?
[加工によって違うんだろうけど、うちの常備のジュースは 紅茶より紅く、ワインより澄んでいて、ケチャップより少し紫がかった ロードライトガーネットの色。
素朴な酸味が瑞々しく、 控え目な自然の甘みの果実の飲み物を 客人が主人の気に入りそうな色と受け取ったのは知らなかったけど]
(265) 2019/10/13(Sun) 11時頃
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[血の赫には喩えない。 飲み口に赤がキラキラ反射するジュース]
天気の良い日に 目を閉じて上を向くと瞼越しの光が赤く見える?それ
私のバイトしてたバーでは、 「セックスオンザビーチ」のノンアルコール注文されたら これで作ってた
[太陽の下で裸で肌を重ねて どろどろに溶け合ったらこんな感じじゃない?
貞淑さをぶっちぎったそんな解答。 ついでに伝統的な吸血鬼らしさもない]
(266) 2019/10/13(Sun) 11時頃
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たまに、外に出てもいいかもね 家にいたら感じられない娯楽ってあるし
[ひきこもりだけど意外と好奇心旺盛な主人に
鯨が歌う海だとか カレーの本場の、路地の匂いだとか 肌を冷気が刺す雪と氷とオーロラの街だとか ビーチに寝そべって飲むドリンクだとか
そういう、世界の美しさを]
[いつかどこにも行けなくなる前に]
(267) 2019/10/13(Sun) 11時頃
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その前に 今日はチョコと飴とグミとチップスと
あとなんだ、これ、パンプキンカレーにサバのカレー?
サボりパーティーして歯も磨かないで寝るぞ
[いや、やっぱり歯は磨くかも**]
(268) 2019/10/13(Sun) 11時頃
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[>>260「逃げられない」というのは正しい認識だ。 眷属となったあの時からメルヤは 主からは離れられなくなった。
体格や運動能力の差だけではない。 離れることを心から望めなくなっていく。
眷属とは吸血鬼にとっては道具に過ぎないとも言える。 だが、ただの道具であるかは当人たちの問題である]
ただの"持ち物"に態々教育などするものか 血が欲しいだけならそう扱えば良い 真実"吸血"を嫌うなら棄てれば良い
[告げたことに偽りはない。 >>263あの時>>0:214メルヤが願ったから、 共に綴る者として選択した]
(269) 2019/10/13(Sun) 12時半頃
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貰いものの肉だが上等なやつらしい 食べ終わったら風呂に入り 部屋に戻ったら少し血を吸ってやろう
精々と精をつけると良い――のだが、 皿が運びにくいぞ
[置いた皿を両手に持つ。 >>264そのまましがみついたメルヤを引きずるように 食卓代わりの作業台へと向かった。 作業台の上は昼に片したままである。 皿を置きカトラリーを置き、 蒼佑に作ってもらったデザートも並べた。
吸血鬼が食事をするのは趣味である。 だが眷属が食事をするのは生きるためである。
メルヤが食事をする様を眺め、 お高い肉をナイフで切っては口にする**]
(270) 2019/10/13(Sun) 12時半頃
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山師 グスタフは、メモを貼った。
2019/10/13(Sun) 14時半頃
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あたしのしあわせは、 あなたと共にあることよ。セイルズ。
[亜麻色の髪を梳く、あたたかな指先。>>240 それをあたしは笑みと共に受け入れた]
(271) 2019/10/13(Sun) 15時頃
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……どうして。 そんなに悲しそうな顔をするの。 やっと本当の家族になれるのに。 ずっとずっと、この日を待ち望んでいたのに。
[こんなにあたしは しあわせでしあわせで堪らないのに、 どうして彼は悲しい顔をするのだろう]
(272) 2019/10/13(Sun) 15時頃
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ずっと忘れないわ。 今日という日のことは。
(273) 2019/10/13(Sun) 15時頃
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[あなたと血で再び結ばれるこの日を、 あたしは一生忘れない]
(274) 2019/10/13(Sun) 15時頃
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[強く強く、セイルズに抱きしめられる。
それは、今までのやさしい抱擁ではなく、 欲望のままに人生の伴侶を抱きしめる 激しい抱擁であった]*
(275) 2019/10/13(Sun) 15時頃
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[ぽろぽろと涙を零しながらアリスを呼ぶ。 途切れ途切れの声じゃ、分からない。>>229
なんにもなんにも分からない]
(276) 2019/10/13(Sun) 15時頃
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[でも僕は知ってるもん僕のアリス。
君がピンクの髪のおさげの女の子で、 大きな眼鏡をよくかけてて、 甘いものが大好きで、 ピーマンが嫌いで、>>1:260 好きな花はマリーゴールドで>>2:96 血を吸う時はぎゅってシーツを掴む癖があって>>2:102
他にも、他にもいっぱいあるもん。 ずっと一緒に暮らしてきたんだもん。
それから、それから――!!]
(277) 2019/10/13(Sun) 15時頃
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[あの日公園で一緒に飴玉を食べてくれた。>>0:360 美味しいねって、甘いねって、>>0:375 幸せだなって、0:376 笑い合ってくれたの知ってるもの……!!
世界に拒まれた僕に差し込む一筋の光。>>0:314
(君を眷属にした、君の家族を皆殺しにした。 たった一つのその理由)]
(278) 2019/10/13(Sun) 15時頃
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[名前を呼んでくれるから。>>231 僕は涙をぽろぽろ零しながら君を見よう]
……なぁに?
[愛らしい子供のように小首を傾げて見つめて、 泣かないでって、君が言う。>>234 ずっと傍にいるって言ってくれる。
優しく両手を広げるその姿。 君を眷属にした日を思い出すよう。>>1:12]
(279) 2019/10/13(Sun) 15時頃
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[だから僕。 たっと駆け寄り君の胸の中に飛び込むんだ。
そうしてぎゅっと抱きついて、抱きしめられて。 キスをされ、涙を拭う手に擦り寄って。 温かい(甘い)心地よい(狂おしい)
子供が母の温もりに縋るように、 泣きながら、震えながら、 君にしばし抱かれていよう]
(280) 2019/10/13(Sun) 15時頃
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[愛してると言われ、銃が傍に置かれ。>>235 微笑む君は美しい聖母のよう。
慈悲深く(深淵に咲く) 僕だけの(楽園に閉じ込めた) 世界に見捨てられた僕に添う、唯一の聖母。
君が言う名は正しく僕が望む音階。>>236 その音色は、音色は――、
『ケイト』?『アリス』? 二つの名前がぐるぐる頭の中で回る]
あ、あ、あああ……
[認識に時間がかかるように声が漏れ]
(281) 2019/10/13(Sun) 15時頃
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[混ざり合った二つの名前。 『アリス』、『ケイト』。 概念が溶けて、混ざり合って、
そうしてようやくその名に至る。
――『アリス』に至る病]
(282) 2019/10/13(Sun) 15時頃
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―― 『アリス』。
[愛し気に、その名を呼ぼう。 やっと僕の愛を受け入れてくれたんだね。 ねえ、嬉しいな。
そうして愛おしむように微笑んで。
叶うならばその可憐な唇にキスをしよう。 甘く甘く、蕩けるほどのキスを。**]
(283) 2019/10/13(Sun) 15時半頃
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炉の番 チトフは、メモを貼った。
2019/10/13(Sun) 15時半頃
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[ただの持ち物ではない
そう告げる主人の声が>>269 言葉の甘さが細胞にまで染み込んで 思考まで、甘く蕩けていく。
この状態が病によるものなのか それとも、恋慕によるものなのか わからなくなる。
──だって、病にしては甘美すぎる 恋にしては、激しすぎるから]
(284) 2019/10/13(Sun) 16時半頃
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[あぁ、でも それが自分たちの在り方だと認めてしまえば]
(285) 2019/10/13(Sun) 16時半頃
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[ ────それで、良い]
(286) 2019/10/13(Sun) 16時半頃
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[歩き始めても解かれない手が安堵を与えてくれる>>270
ずるずる引っ張られる所までは一緒 途中段差に躓き、自分だけはぺしゃっと床の上 主人を巻き込まないようにその時点で手を離し]
……見てないですよね?
[何事もなかったようにスカートをおさえ そそくさと早足で作業机へ移動する。
結局、自分では料理はおろか 配膳すらしてないことに気がついたけれど そのままちゃんと椅子へ腰をかけ]
(287) 2019/10/13(Sun) 16時半頃
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──いただきます
[貰い物の高いお肉。 いつもと違う高いお肉は筋がなく すんなりとナイフが通り、パサつきもない。
一切れ口へ運んだ後 こっそりと人参を主人の皿へ移し
たべられはするけれど 今日は"少し"人参の気分ではない そんな表情をしてみせる。
人参以外の食材は食べたい気分なので もちろんそのまま*]
(288) 2019/10/13(Sun) 16時半頃
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[震える君を抱きしめる>>280
君に囚われたあの日から、きっと アナタハワタシノモノだった
母が子供を愛するように、そっと頭をなで 瞳の奥は恋をする娘の色]
愛してる、わたしのチトフ
[何度世界があなたを拒んでも あなたが私を見なくとも、愛さなくとも
(289) 2019/10/13(Sun) 17時頃
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[
震える君はわたしのもの。
酷く澄んだ赤色はもう、なんにもうつさない。 私は、愛。
わたしは―――『アリス。』
血の営みを拒む貴方の墓碑の前で>>69
私は血に堕ちることを、選ぶ]
(290) 2019/10/13(Sun) 17時頃
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[口付けには血の味が混じる。
今までのどの口付けの時より甘い甘い蜜。 蝶を捕らえて、離さないように 舌を伸ばして絡めて、絶望の丘にぴちゃりと水音を響かせて]
チトフ 私、ここが怖いの
怖くて怖くて、気が狂いそう
[……ああ、足音が聞こえる 声が聞こえる。
わたしを殺しにくる音が。]
(291) 2019/10/13(Sun) 17時頃
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[首を絞められてナイフを突き刺されて 犯されて貫かれて焼かれて痛くて苦しくて あなたのものになるために、私は世界から拒絶される。
その痛みすら愛の証なんだって
私は
君に触れてほしくてああ、ああ ぽろりと流す涙でさえ、あなたとひとつ。
はやく、わたしを閉じ込めて 愛してる、あいしてる。
私があなたの前から消える前に。 私の終焉はあなたの終焉。
――置いた銃は、そっとまた、私の手の中に]
(292) 2019/10/13(Sun) 17時半頃
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[君の手をそっと引こう。 帰ろうって、優しく微笑んで。 ちいさなちいさな手を、そっと握る。
丘の上には、置き去りにされた蝋燭。 可愛い可愛い聖夜の象徴>>228
ねえ、だって貴方も望まないでしょう? 優しい優しい、白の眷属。>>75
君が捧げていいのは彼にだけだもの。 私が貰っていいものなんて一つもない。 私が君に捧げられるものが、無いように。
ありがとう、ごめんね。 私は先に行く。 深淵の奥底に眠る、楽園へ。 姿も見た事のない、優しいあなたへ**]
(293) 2019/10/13(Sun) 17時半頃
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読書家 ケイトは、メモを貼った。
2019/10/13(Sun) 17時半頃
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……猫さんなんて見ていないな
[>>287スカートを押さえるメルヤにはそう言ってやる。 どうにも下着の選び方に頓着がないので、 >>1:225本日の御供はにゃんこである。
色気のある下着ではないことは確かだが、 今後はそういうことも構うようになるのだろうか]
メルヤ……それだからサイズが増えないのではないか?
[>>288ジャガイモよりも手間を掛けたニンジンのグラッセ。 甘い味わいのはずなのだが皿に増えていき、 代わりに肉が少し無くなった。
別段栄養になるわけではないから構わないのだが、 美味なるものなのでついついとそう口にしてしまう。 今日は本当によく表情が変わると思いつつ、 増えたニンジンを頬張っていった**]
(294) 2019/10/13(Sun) 18時頃
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独尊隊 ツヅラは、メモを貼った。
2019/10/13(Sun) 18時頃
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[しっかり見られてた>>294
下着の選び方に興味がないわけではない あのキラキラした空間にいるのが苦手なだけ 凹凸のしっかりした女性たちに囲まれると 居心地が悪くてお洒落なお店から遠ざかってしまう。 実際の年齢を考えれば逃げなくていいはずだけど]
……ぅ ──わかりました、じゃあ。食べます
[移動させた人参を回収する。 手間をかけて作られた人参のグラッセ ちょっとずつ口に運び、お肉と交互に食べ
最後はデザート>>2:452 角切りにしたリンゴが琥珀色に光るバターソテー 自分の分は生クリームが多めのものを選び]
(295) 2019/10/13(Sun) 19時頃
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おいしい、です
コーヒー苦手だけど この苦味はアクセントになって
[お肉とは違い、主人の分は奪わない。 端っこから綺麗に食べ進め、器がからになれば]
ごちそうさま
[手を合わせ、食器を流し台へ*]
(296) 2019/10/13(Sun) 19時頃
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[怒鳴られて、ビクッと大きく肩が跳ねた。>>195
調子がよくて社交的で、大事なものがたくさんあって、生きるために貪欲で。 そんな男のよく笑っていたその頬は、やつれた分だけ凄味を増して。怒りを含んだ剣幕と聞こえてきた歯軋りに、怯みそうになるのをぐっと堪えるように口を引き結び。]
(297) 2019/10/13(Sun) 19時頃
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……………、 じゃあ、僕はどうしたらいいんだよ。
[ようやく絞り出した声が、震える。]
そこまで知った僕が蒼佑を咬んで、 「美味い」って顔ができると思うか? あんたが狂ってくのを平気な顔していられると 思ってるのか?
[100年一緒にいて、ずっと一番近くで見てきて。 そんなこともわからないのかと、詰りたくなるまま言葉が溢れる。
眷属である蒼佑を否定したいわけじゃない。 それで”しあわせ”なら僕もそれを認めてもいい。 でも。]
(298) 2019/10/13(Sun) 19時頃
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僕はもう、何も知らなかった子どもじゃない。 これ以上症状が進めばどうなるか、想像だってつく。 なのに、黙って知らない振りしてろって言うのかよ。
僕だって、冗談じゃないっ!
[言いきって、はぁ、と肩で大きく息をした。 吐く息に混ざる甘いにおいに、くらくらしてくるしい。]
(299) 2019/10/13(Sun) 19時頃
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……っ、嫌なんだよ。 蒼佑がいなくなるのは、嫌だ。
[握りこんだ拳で、どんっ、と蒼佑の胸を叩く。 僕が力を込めたところで、たかがしれてるけど。 どんどんと叩きながら、歪んでいく顔を隠すように。 甘く香るにおいから目を逸らすように、俯いた。]
(300) 2019/10/13(Sun) 19時頃
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僕に我慢させたくないなら、長生きしろよ。
今更ソラを咬む気にもなれないし、 他の眷属なんかいらないから
[誰のためでもなく、僕のために。]
(301) 2019/10/13(Sun) 19時頃
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蒼佑だけ、いればいいから。*
(302) 2019/10/13(Sun) 19時半頃
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[>>295矢張り胸のサイズは気にしていたのだろう。 割と頻繁に刺激しているのだが、 打ち出の小槌が出番待ちされている。
見目では中学生くらいだと言うのに、 人によれば小学生に間違われるかもしれない]
偉いな、ニンジンは甘いだろ
[回収した人参をちゃんと食す姿に頷いて、 自分の分のデザートを口に運ぶ。 甘みの中に苦みあり、苦みの中に甘みあり]
(303) 2019/10/13(Sun) 20時半頃
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こういう味わいもあるのだな 旅行に行くと約束したろう 世界にはまだ見ぬデザートがあるやもしれないな
[>>296食事が終われば食器を流し台に運び、 スポンジに洗剤をつけて洗うと湯で流す。 洗ったものは網に置いておく]
少ししたら風呂に入るか 今日は一緒に入るか?
[入るなら少し間を置いてからになるだろう。 その間にエプロン姿のラフ画を見せたりして過ごしたろう*]
(304) 2019/10/13(Sun) 20時半頃
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山師 グスタフは、メモを貼った。
2019/10/13(Sun) 20時半頃
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[甘くてもしょっぱくても、人参は人参 形でわかるとそれだけで抵抗がある。
とはいえ人参のグラッセは美味しかったと>>303 空っぽになった食器が示している。
隣へ並び、自分の分の食器もスポンジで擦り 洗い流したら、網の上へ置き>>304]
えっと、では。一緒に
[尋ねられたことを、拒否したことはない。
休息時間、ラフ画を見せてもらえたなら エプロンはもう少し可愛い方が。なんて伝え 束の間の穏やかな時間を過ごしていく*]
(305) 2019/10/13(Sun) 20時半頃
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……どうしようかね。
[怒鳴り返された。>>299 穏やかな彼にしては珍しく、引き攣れたような声音。
涙を流したのは何時ぶりだろう。 喉が潰れそうで、頭痛が酷い。]
アオくんは、噛まなければ俺が「元」に戻ると思う? こうしてる間にも、どうやって血を飲まそうか、そんな策略が頭から離れないのに。
(306) 2019/10/13(Sun) 20時半頃
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俺はもう戻れなくて、どうせその内狂って死ぬ。 噛んで貰えなきゃ、それに焦れてもっと狂うかもね? 禁断症状を抜ければアル中やヤク中は離れても狂わなくなるらしいけど、俺のこれは多分「抜ける」ことがないやつだ。
[自分は狡い。 アオの提案は自分の病を進めるだけだと言い切って、自ら望む方向に誘導する。
胸を叩く拳は吸血鬼の力で以ても鍛えた眷属には物理的ダメージを加えることはなかったが、その激情は麻薬のように男の心を高揚させた。 首を傾げて顔を覗き込もうとする。]
駄目だよ、そんな風に言ったら勘違いするから。
(307) 2019/10/13(Sun) 20時半頃
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[もうこの病は八方塞がりだ。 拒否しても求めても、アオを遺して男は死ぬ。]
吸血鬼は吸血の時にその支配欲が性欲に繋がる事例は読んだことがあるけど、アオくんの場合は俺を犯そうとしたことはなかった。つまりはそういうタイプじゃなかったってことだ。 俺が単に君を抱きたくて丸め込んだ。 長生きが目的だからと無理矢理眷属にさせたように。
よく考えて、君は被害者だ。
[加害者の一番欲しい言葉など、言っては駄目だ。>>302]
だから
(308) 2019/10/13(Sun) 20時半頃
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このまま一緒に死んでくれ。
(309) 2019/10/13(Sun) 20時半頃
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[ほら、言ってしまう。]
(310) 2019/10/13(Sun) 20時半頃
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――いやだめだ、死ぬな。 嗚呼駄目だ、 殺したくない、それだけは出来ない。
頼む、 ……俺を噛むのを我慢する意志が変わらないのなら、俺が焦れて狂う前に、もう、出て行ってくれ。
[理性と狂気の狭間で。 かきむしった腕から幾筋もの血液がシャツを赤く染めていく。*]
(311) 2019/10/13(Sun) 20時半頃
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可愛い方が……こうか
[>>305メルヤの指摘に合わせてラフ画を修正していく。 基本構図はスキャナーで保存しているので、 変更を加えても問題はない。
あれやこれやと話しをしながら続けいき、 風呂が入ったと"アレックス"の声が伝えれば 席を立ちメルヤへと手を差し伸べた]
湯が冷めないうちに入るか 今日のバスボールはどれにする
[問いかけながら手を取れば浴室へと向かうとしよう*]
(312) 2019/10/13(Sun) 21時頃
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[自分の言葉に 紙の中のイラストが変わっていく>>312
絵の中の自分、そう描かれなければ 狂うことも終わることもない存在。
叶わない未来を叶えることもまた この中でなら、きっとできる]
それ、便利ですよね サイズの修正とか、できそう…… あとウェディングドレスとか何種類も試したり
あ、バスボールはラズベリーがいいです
[差し伸べられた手を握る。 強い薔薇の香りは酔いそうで今は欲しくない 代わりに同じような赤い色のものを選び、浴室へ*]
(313) 2019/10/13(Sun) 21時半頃
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山師 グスタフは、メモを貼った。
2019/10/13(Sun) 22時頃
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[瞼を閉じて臨む太陽 女にも覚えのある光景] ふぅん [貞操観念のかけらもない解答>>266 けれど愛らしい少女の姿よりも 音で、香りで、体温で ずっと想像に容易い いろ]
(314) 2019/10/13(Sun) 22時頃
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なかなかいいわね 今度やってみる? [グラスに手を伸ばし 一度、二度、と喉を鳴らしてからそう返して微笑む 尽きぬ未知への興味 その答え合わせをするのも悪くない] [優秀な使用人付きの旅に限るけれど]
(315) 2019/10/13(Sun) 22時頃
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いやね、歯ぐらい磨いて頂戴 [くすりと笑う 虫歯の心配もないのだろうけれど>>268*]
(316) 2019/10/13(Sun) 22時頃
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―― 浴室 ――
[>>313理想とする像があり、理想とする物語が存在する。
理想を叶えるのが現実か、 将又物語の中で叶えるのか]
サイズはこうやるんだ 胸も盛ることができる
[そう、ロリ巨乳へと変えることすら簡単だ。 衣装も変えることができるが――]
服は色々あるだろう ウェディングドレスが着たいのか?
[脱衣所に到着すれば己の服を脱ぎ、 メルヤが服を脱ぐのを見つめながら問いかけを]
(317) 2019/10/13(Sun) 22時頃
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[頭を撫でてくれるから幸せそうに目を閉じ。>>289 見つめれば恋しいその眼差し]
僕も愛してるよ。 僕の、僕だけの『アリス』。
[どこまでも愛おしい気持ちを微笑みにのせて。 口付ければ、ああ狂おしいほど甘い。>>291 菩薩が垂らした蜘蛛の糸に縋る罪人のように、 (縋らなければ、生きられない、 求めなければ、奈落の底へ堕ちていく)
舌を絡め甘い甘い蜜を啜り、 淫らな水音を美しい小道に響かせよう]
(318) 2019/10/13(Sun) 22時半頃
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[アリスが怖いと怯えるなら、 僕は甘く優しく抱き寄せてその耳元で囁こう]
ふふ、大丈夫、だいじょうぶだよアリス。 これからは僕がずっと一緒だから。 僕が守ってあげるからね。
[だってだって、 君の首を絞めるのもナイフを突き刺すのも、 犯して貫いて焼いて壊して、>>292
そうできるのは(世界に君を拒ませたのは) 僕なんだもの! だから、君は僕の傍にいればいい。 ずっとずっと、永遠にね]
(319) 2019/10/13(Sun) 22時半頃
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[ぽろり流す涙を優しいキスで拭ってあげて。 銃を手の中に持ち直す君を見て――]
(320) 2019/10/13(Sun) 22時半頃
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[そっと手を引かれ。>>293 帰ろうって優しく微笑まれて。 そっと手を握られて――]
うん、帰ろう。 帰ろうねぇ、僕らの家に。
[愛おし気に微笑もう。 待ちきれないとばかりに君の手を引こう。
そうして僕らは静かな丘を後にする。 足元には転がり打ち捨てられた聖夜の蝋燭。 でも、アリスが欲しがらないならいらないの。
ごめんね、名も知らない送り主の君。 どうか君にも幸福がありますように。*]
(321) 2019/10/13(Sun) 22時半頃
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[丘を下り、駐車場に停めた車に乗り込んで。 運転は運転手に任せ、 普通の車より広い後部座席。
冷たいタオルを用意して、 優しく傷付いた君の傷の手当てをしようか。 汚れた服の土埃を払おうか。
そうして、少しは体がさっぱりした頃。 こつんとアリスの額に僕の額を合わせて]
痛いの痛いの、とんでけー。なんて、ね?
[痛みがひくおまじないをかけて、 くすくすと愛おし気に笑いかけよう]
(322) 2019/10/13(Sun) 22時半頃
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[そうして帰ってくる僕らの家。 まずは何をしようって思って]
うん、まずはお風呂だよね。 車の中で簡単に綺麗にしたけど、まだ汚れてる。 それに、まだ少し怖い気持ちもあるでしょ?
温かいお風呂に入って落ち着こう? ね、はやくはやくぅー。
[ぐいぐいっと君の手を引っ張って。 お風呂場は既に入浴の用意を整えさせていた。 白く綺麗な大きな浴槽に温かなお湯。 そして、甘く赤い薔薇を敷き詰めた湯舟]
(323) 2019/10/13(Sun) 22時半頃
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[お風呂場のタイルの上。 準備万端、どーだって感じで。 僕は胸を張ってアリスを振り返ってみせて]
ね、綺麗でしょ? アリスの為に用意したんだよ。 それに、ねえ――?
[とんっと君の胸元に飛び込んで。 その豊かな胸に顔を埋めながら、 問うように(確かめるように)上目遣いで]
(324) 2019/10/13(Sun) 22時半頃
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『アリス』は薔薇の花が好きだったよね?
マリーゴールドも確かに好きだけれど。 でも、『アリス』は薔薇の花が一番好きなんだよ。 ねえ、そうだったよね……?
[じぃっと見つめて、それから。 答えはどうあれ笑ってみせて。 アリスの匂いと薔薇の香り。 くらくら甘いその香りに溺れていよう。*]
(325) 2019/10/13(Sun) 22時半頃
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── 浴室 ──
[サイズを変えた自分の似姿は>>317 見せてもらいはしたけれど 元を知っているため、違和感が過ぎた。
やっぱりバランスの問題、一部だけ育つのでは足りない そもそも成長期を過ぎた年齢、育つより肥える方が近い。 画像修正には"やっぱりいいです"と]
いえ、ウエディングドレスは──……
[会話をしながら服を脱いでいく。 主人が服を脱ぐ様を眺めない代わり 自身が服を脱ぐ時も特に隠したりはせず]
(326) 2019/10/13(Sun) 22時半頃
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炉の番 チトフは、メモを貼った。
2019/10/13(Sun) 22時半頃
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ん
[旅行は大変だろう 精神疾患の眷属にとって、刺激がどれほどの負荷になるか ……というよりは単純に、この手のかかる主人の気紛れとかに振り回されるんだろうな、って]
ふ……ならまっ先に、ビーチにバカンス? あんたが行きたいとこ
[ひとり旅はもう出来ない。させられない。 不安や嫉妬に狂わずとも、先に体だけが裂けてしまう。
知らぬ間に、行使せずにいた自由が一つ永遠に失われていたことは まだ整理がつかないけれど]
(327) 2019/10/13(Sun) 23時頃
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だめ? なら、奥様の仰せのとおり
[よいこは寝る前に歯は磨きましょう。
ひと口ちょうだい、と グラスをとる主人の手に指を重ねた*]
(328) 2019/10/13(Sun) 23時頃
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─ それから ─
[カレー・お菓子パーティー。 ホワイトラビットの社長があなたによろしくって、 伝えてはおこう。 段ボールからイモリの丸焼き(グミ)が出てきたときは取り落としそうになった。
危うい少年だったと思う。 彼自身が彼を救えないのなら、── いや、考えても意味はないか。彼らの人生は彼らが主役]
(329) 2019/10/13(Sun) 23時半頃
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[カレーが嫌いな者はいない。らしい。そうか? 労せずして色々な味を楽しめて好奇心を満たしてくれるものはそうはない。 あざらしカレーを生まれて初めて食べた。万人向けで刺激が足りなくてタバスコかけた]
(330) 2019/10/13(Sun) 23時半頃
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[結局歯も磨いたし、お風呂も入れた。(自分も) その隙間でバルコニーで一服しながら日記を書いた。
メンソールリキッドの電子烟草 これもいずれは辞めることになるのか]
まだ寝ないで
[バスタオルで包んだ主人を脚の間に座らせて、 トリートメントを揉み込んだ髪にドライヤーをかけて
そうやって、健診の日の夜は更けていった*]
(331) 2019/10/13(Sun) 23時半頃
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[薄氷の上を歩くように
――いいえ、もう。 その背後には道はない。
二度と戻ることはないのでしょう。
けれど振り返りはしない、絶対に*]
(332) 2019/10/13(Sun) 23時半頃
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[車の後部座席で冷たいタオルと 楽しげにまじないをかける君に微笑んで
――でもね、痛いのは飛んでかなくてもいい。 …………撤回。
これは君がつけた傷じゃないからイラナイ。 ほかのものなんて必要ない。
イラナイイラナイイラナイ]
(333) 2019/10/13(Sun) 23時半頃
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[そして今は――浴室の中。 余程見せたかったのか、我慢できなかったのは私?
脱衣室にも戻らずに。 腕の中に飛び込んでくる君を受け止めて
ありがとう、って伝えるの]
(334) 2019/10/13(Sun) 23時半頃
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そう。私、薔薇が1番大好きよ
……うれしい。 ありがとう、チトフ。
大好きよ
[きみの上目遣い。 また、きみに壊されていく。
ああ、なんて幸せなんだろう。 つう、とまた流れる涙。
パサリ、 銃のとなりで落ちた衣服*]
(335) 2019/10/13(Sun) 23時半頃
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山師 グスタフは、メモを貼った。
2019/10/14(Mon) 00時半頃
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……っ それは、
[何も言い返せないのが、答えだってこと。>>306>>307 僕だって、わかってる。
わかってるけど、聞きたくない。
この先を、淡々と告げる声に痺れたように手が震え。 纏わりつくような甘い匂いから逃げたがるように首を振る。 それでも、離れることだけはしたくなくて。 叩いていたシャツを、強く握りながら。]
(336) 2019/10/14(Mon) 01時半頃
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|
……つまりもう、 僕が咬んでも咬まなくても変わらないって そういいたいのか。
[覗きこんできた蒼佑と、目が合った。
その目の色は、さっきまで泣くほど怒ってたくせに。 今は憎らしいくらい落ち着いていて。 蒼佑はとっくにどうするつもりか決まっているのだと、気づかされる。]
(337) 2019/10/14(Mon) 01時半頃
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[だからそういうのは個人差があると。>>308 言いかけて、被害者、の言葉に嫌悪で顔が歪んだ。]
出てかない。 蒼佑を置いて出ていったりしない。
[視界の端に映る、赤い染みに喉が疼いても。>>311 意地でも離れてやらないとしがみつき。
観念したように、目を伏せる。]
……わかった。 もうどうしようと変わらないなら、 僕が我慢する意味はないんだろ。
ただし、
(338) 2019/10/14(Mon) 01時半頃
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[駄目だろうと、なんだろうと。]
……被害者で遺されるのは、もういやだ。
[どうしたいか決めれば、次第に手の震えはおさまって。 シャツを離し、腕をかきむしる指先に触れる。 まるで、繋ぐように握りながら。]
僕は置いて出ていったりしないから、 蒼佑も置いていくな。
(339) 2019/10/14(Mon) 01時半頃
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僕も、一緒に連れていけ。
[そうして手を持ち上げたなら。 喉が渇いた、と呟いて。 袖から滴る赤い蜜へ、口を寄せた。**]
(340) 2019/10/14(Mon) 01時半頃
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山師 グスタフは、メモを貼った。
2019/10/14(Mon) 02時半頃
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[君と共にどこまでも歩いて行こう。>>332
薄氷は砂糖菓子。 道標のパンくずは全て鳥に食べさせよう。 丁寧に丁寧に、君の退路を潰していく。
そうして前を見る君の、 ああ、なんて凛と美しい事か!*]
(341) 2019/10/14(Mon) 02時半頃
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[家に帰れば待ちきれないとばかりに浴室へ。>>334
用意させた綺麗な湯舟を見せたくて、 服のまま浴室ではしゃいでみせて、 そのまま君の胸に飛び込むの。
ありがとうって言われて屈託なく笑って。 薔薇が好きって君が言うから。>>335]
えへへ、やっぱり!
[僕はとっても嬉しそうに笑うんだ]
(342) 2019/10/14(Mon) 02時半頃
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僕も大好きだよ、アリス。 ねえ、僕達ずっと一緒だよね。
ずっとずぅーっと! 一緒にいようねぇ?
[また涙を流す君。 でも、この涙は幸せな涙。 よしよしって抱き寄せて背中をさすってあげて。
そうして全部捨て去ってしまおう。 銃も、服も、(かつて君の名前だった『 』も)*]
(343) 2019/10/14(Mon) 02時半頃
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炉の番 チトフは、メモを貼った。
2019/10/14(Mon) 03時頃
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[死が二人を分かつまで] [――なんて、 誰が最初に言ったのかしらね] [死のうがどうなろうが関係ないわ あなたは私のもので、私はあなたのもの 永遠に消えはしない事実 だけど二人で共に溺れて朽ちていけるなら それこそ永遠に終わらない夢 じゃない?]
(344) 2019/10/14(Mon) 06時頃
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[色とりどりのお菓子はまるで宝石箱>>329 くにくに弾力があったり、ぐにぐに固かったり ほろほろ儚く崩れていったり 匂いも、形も、感触もさまざま もちろん、味も 子供の笑顔って、きっとこんな感じなのね 食べ慣れたカリーとは少し違った風味のカレー>>330 何を食べたかはご想像におまかせするけれど 少し馬肉に似ていたかしら、それとも鹿かしら 食べてみる?って彼女に少し差し出したけど どうしたかしらね 私は結構好きよ]
(345) 2019/10/14(Mon) 06時頃
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[あやうくバスタブが揺り籠になりかけたけれど うつらうつらしながら、髪を整えてもらう>>331] [甘いだけのお菓子じゃつまらない 一つまみのスパイスが甘さをより引き立てるの たとえば痛みだったり、苦味だったり ……臭みだったり、ね?] [微かに香る烟草のにおいも、嫌いじゃないわ 彼女の馨りを引き立てるから*]
(346) 2019/10/14(Mon) 06時頃
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