278 冷たい校舎村8
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
きみは自らの正体を知った。さあ、村人なら敵である人狼を退治しよう。人狼なら……狡猾に振る舞って人間たちを確実に仕留めていくのだ。
どうやらこの中には、村人が10人、人狼が1人いるようだ。
|
まったく、いくら放課後っていってもさ…。
もうさー、お風呂して、頭洗って、歯磨きしちゃおうよ。 ダメ、か…
じゃあ、はじめますね。
呀!
(0) 2020/06/14(Sun) 00時頃
|
キーンコーンカーンコーン…………
(#0) 2020/06/14(Sun) 00時頃
──午前8時50分
空っぽの校舎に響き渡るのは、チャイムの音。
聞き慣れた始業の合図、それだけは日常と違わず。
教室の前方にかけられた時計の針が、
きっかり8時50分を指した時のことだった。
聴覚から感じる日常があるなら、
次にやってくるのは、鼻腔をくすぐる非日常。
閉じられた扉の向こう、廊下の方から漂ってくる、
甘い、辛い、香ばしい。雑然とした食べ物の香り。
目を凝らせば、廊下に面した磨りガラスの向こう、
チカチカと瞬くカラフルな光にも気付けたかもしれない。
(#1) 2020/06/14(Sun) 00時頃
さあ、扉を開けてみて。
(#2) 2020/06/14(Sun) 00時頃
──その先で、君達は目にするだろう。
高校3年。最後の文化祭。
君達が目にした、あの日の校舎。
時間が凍りついてしまったように、
あの日の光景がそこに広がっている。
君達のいる教室だけが、日常に取り残されたまま。
そのことに気づいたとき、
通じなかったはずの携帯電話が一斉に鳴り出す。
君達が揃って受け取るのは、誰かの喪失を仄めかすメッセージ。
(#3) 2020/06/14(Sun) 00時頃
ようこそ。冷たい校舎へ。
あの日に取り残された世界を、
君のための優しい世界を、どうか楽しんで。
(#4) 2020/06/14(Sun) 00時頃
────冷たい校舎の時は止まる。
(#5) 2020/06/14(Sun) 00時頃
師範棋士 千早は、メモを貼った。
2020/06/14(Sun) 00時頃
架空惑星 レンは、メモを貼った。
2020/06/14(Sun) 00時頃
CC レイは、メモを貼った。
2020/06/14(Sun) 00時頃
|
From:×××× To:みんな
——————————
ごめんなさい。
死にます。ごめんなさい。
みんなとの文化祭の思い出は、 本当にかけがえのないものでした。
どうか、それだけは信じて欲しかったので、このメールを遺します。 許してくれなくてもいいので。
さよなら。 今まで生きてしまって、ごめんなさい。
——————————
(1) 2020/06/14(Sun) 00時頃
|
|
[チャイムの音から少しして、がしゃん、べちゃ、という音が校舎に響く。]
(2) 2020/06/14(Sun) 00時頃
|
|
[みんなが入って来た昇降口。 そこの扉に、大量の黒いインクが叩き付けられている。
近付けばインクの独特のにおいがして、 触れれば手にべとりと付着するだろう。
黒い、黒い濁った色が、 ここから出ることを許さないかのように、じわり、と広がっている。*]
(3) 2020/06/14(Sun) 00時頃
|
|
――チャイムが鳴る――
[しんしんと降る雪の音を、聞いていた。]
(4) 2020/06/14(Sun) 00時半頃
|
|
[やがてやってきた教室の面々を一瞥し 辰美幸俊は、いよいよ休校かな、と ぼんやり呑気なことを考えていて、 …………?
[圏外であるはずの携帯が鳴る。 不思議に思ってそれのロックを解除すれば、 メッセージが一通届いていて、
文化祭の思い出について言及した ”遺書”のようなものが、見えた。>>1]
……なんだ、これ。
[直後、がしゃん、という音に目を丸くする。>>2]
(5) 2020/06/14(Sun) 00時半頃
|
|
…………
[胸がざわついて仕方がない。 辰美幸俊は、荷物を持つこともなく、 誰かに声をかけることもなく 物音のした方へ――階下へ、足を向けようとした。*]
(6) 2020/06/14(Sun) 00時半頃
|
|
[ 非日常をあいしていた。 いつものチャイムの、その次にやってきた。
それを。 ]
(7) 2020/06/14(Sun) 00時半頃
|
|
[ ─── がしゃん べちゃ っ!
校舎に響くってことはよっぽど大きい何かで、 あたしは 多分、ぐるん、って、 扉の向こうへ向き直っている。
反射的にってあると思う。 閉められていた扉の前に、 クラスの誰がいたのか、は、あったけれど、 あたしは腕を伸ばして、マフラーがなびいて、 ]
(8) 2020/06/14(Sun) 00時半頃
|
|
[ ─── ちかちか、している。>>#1 ]
(9) 2020/06/14(Sun) 00時半頃
|
|
え?
[ 最初は、びっくりしている。 一瞬だけつながったらしい、 何かを受信したスマホは 視界の端にあって、
だけど、あたし、 さっきまで通っていたはずの廊下を見て、 ]
(10) 2020/06/14(Sun) 00時半頃
|
|
[ どきどきしていた。きっと、きっと! ]
(11) 2020/06/14(Sun) 00時半頃
|
|
[ 優先順位って、あったと思う。 役割分担とおんなじように、あるよね。 でもあたし、ほら、 目の前の光景と、下であったらしい何かの音に 夢中になっちゃったみたいで、 ふわ、とか ふんわりした息を吐いては、 平均タイムの駆け足で、 周りに目もくれず 飛び出している。 ]*
(12) 2020/06/14(Sun) 00時半頃
|
CC レイは、メモを貼った。
2020/06/14(Sun) 00時半頃
師範棋士 千早は、メモを貼った。
2020/06/14(Sun) 00時半頃
|
[ そのチャイムの音を、 礼一郎は教室の前方に立ったまま聞いた。]
(13) 2020/06/14(Sun) 00時半頃
|
|
── 8時50分 ──
[ いつも通り始業のチャイムが鳴った。
それだけのことだと思えたのは一瞬で、 続いた音は明らかに異質だった。>>2
間を置かずにポケットの中身が震える。 先ほどまで静寂に満ち満ちていた校舎に、 滑稽なほどに明るい音があふれ出す。
一瞬、息が詰まって、 その間にも数名が動き出している。 扉が開け放たれる。そこから飛び出す影。>>12]
(14) 2020/06/14(Sun) 00時半頃
|
架空惑星 レンは、メモを貼った。
2020/06/14(Sun) 00時半頃
|
──あっ、おい! 綿津見!
(15) 2020/06/14(Sun) 00時半頃
|
|
[ 礼一郎ってば、肝心なときに役に立たない。
大慌てってふうにメールも見ずに地面を蹴った。 何がなんだか。全然わかってないよ。
でも、絶対ふつうじゃない! ってのはわかる。 から、綿津見を追っかけて飛び出す間際、 くるんって振り返って、いい加減なパスだけ出した。]
(16) 2020/06/14(Sun) 00時半頃
|
|
──愛宮! 悪ぃ、追いかけてくる!
[ かくして、二人目の人間が放たれた。*]
(17) 2020/06/14(Sun) 00時半頃
|
|
――扉を開けて→昇降口へ――
[きっと辰美幸俊よりも先に、 綿津見が駆け足で外に出た。>>12 そしてそれに引き続いて礼一郎が出た。>>17
それを引き留めるつもりもなく、 続いて辰美は夢を追うように、外に、出て]
(18) 2020/06/14(Sun) 00時半頃
|
|
……な、
[そこには、文化祭があった。
辰美はまぶしいそれにいくらか瞬いて、 まるで夢でも見たように、目をこする。]
…………なんだ、これ。
[思わず困惑が口をつく。 まるで普通じゃない。 さっきのメールといい、この世界といい。]
(19) 2020/06/14(Sun) 00時半頃
|
|
………
[楽し気な世界に向けてでは、なく、 辰美幸俊は階段を下りていく。
そして、昇降口の前で再び立ち止まった。*]
(20) 2020/06/14(Sun) 00時半頃
|
|
──現在──
[ 異様だ。 ということしか礼一郎にはわからない。
とっさに飛び出したはいいが、 魔法みたいに様変わりした校舎に動揺する。
間違いなく綿津見よりは速く走れるはずなのに、 泥濘でも駆けてるみたいに重く感じた。
怖かった。怖い。
礼一郎は平凡な人間なので、 この状況を楽しむような感性は持ち合わせていない。]
(21) 2020/06/14(Sun) 00時半頃
|
|
[ ひたすらに背を追いかけることになった、 礼一郎の行き着く先は────、 *]
(22) 2020/06/14(Sun) 00時半頃
|
|
―― AM8:50 ――
[ チャイムが鳴った。けれど、担任は来なかった。 やっぱり今日は休校だったのだ、と 単純な誠香は思った。 けれど、日常は、そこまで。 一気に襲い掛かってきた“情報”を、 果たして誠香の脳はどの順番で処理したのだろう。
食べ物の匂い?>>#1 開いた扉の向こうがチカチカしていること?>>9 圏外のはずのスマートフォンが一斉に鳴ったこと?>>#3 がしゃん、という破壊音?>>2
誠香は特別な人間ではない。 “高校生作家”なんて言われて “特別”な目で見られたりするけれど、それは紛い物。 “特別”の皮をかぶった凡人だ。 だから凡人は凡人らしく、 非日常を、日常として処理しようとする ]
(23) 2020/06/14(Sun) 00時半頃
|
|
圏外、直って……音……先生、来た? やっぱり今日、休校じゃなかった?
[ まなが飛び出していく。>>12 阿東が委員長らしく、それを追いかけていく。>>17 辰美の姿も廊下へと消えて>>18 だけれど、誠香の脳はまだ処理が追い付かない ]
え、でも、だって、 食べ物の匂いとか……何?
[ 着信音を、物音を、日常にこじつけられても、 食べ物の匂いを、チカチカと瞬く電飾を、 どう処理していいのかわからない。 だって、これはまるで ]
文化祭、みたいに、なってる……。
[ そしてそれは、どう考えても日常ではない* ]
(24) 2020/06/14(Sun) 00時半頃
|
|
[ 歩きスマホはへたくそだから、 いったいなんのテレパシーを受信したのか、 そんなスマホなんて、見てなかった。
あとマフラーって別にタスキじゃない。 ほんとのほんとに返しましょう、未来のあたし。
俊足って、難しいなあ。 あたしは呑気にそう思っていた。 やさしいマフラーが絡まって、ちょっとくるしい。 ]
(25) 2020/06/14(Sun) 01時頃
|
|
[ たとえば、声をかけられたとして、>>15 あたしは気づいてないし。
声をかけられてなかったとしても、>>18 きっと気づいていない。
視界はまぶしい。ちかちかしている。すごい。 夢のようだ、と一瞬で脳が思ってしまえば、 もう、ほら、テンション上がらない? ]
(26) 2020/06/14(Sun) 01時頃
|
|
フツーを自覚しています。
(27) 2020/06/14(Sun) 01時頃
|
|
自覚してるからこそ、異常も特別も、すきだよ。
(28) 2020/06/14(Sun) 01時頃
|
|
きっと、うそだって。もしかしたら。
(29) 2020/06/14(Sun) 01時頃
|
|
─── 昇降口 ───
……すごいねー。
[ 多分、最初に言葉を言ったのはあたしだった。
唖然?ぼーぜん?よくわからないけど、 真っ白だったと思えば目の前は真っ黒だ。 べったり塗られた光景に、さんにん。 追い越されたか追いつかれたかわからないけど。 ]
(30) 2020/06/14(Sun) 01時頃
|
|
なんかさ、うーん? すごい音だったじゃん。 どこでこうなったんだろ、てか、なにかなこれ?
[ マフラーをここでようやく、 持ちっぱなしだった鞄にしまって、 あたしは黒をひとつ すくいあげた。
べったり、って 効果音が聞こえる。 ……気がする。 ]
(31) 2020/06/14(Sun) 01時頃
|
|
…………あれ、なんかついた。
[ ふたりにゆびさき突き付けて、 あたしは答えを待っていた。
……えーと、なんか、べったりしてる。 ちょっとねばっとしてる気もする。 ]
(32) 2020/06/14(Sun) 01時頃
|
|
[ ふたりを見て思うのは、 あっ これ、多分、 テンション上がるとこじゃない って
そんな遅れた なにかだった、気がする。 ]*
(33) 2020/06/14(Sun) 01時頃
|
|
[あの日の思い出を共有する生徒たちを閉じ込めた、 この冷たい校舎は、形を変える。]
(34) 2020/06/14(Sun) 01時頃
|
|
[3階に登ると、更にその上に続く階段があることに気付けるだろう。
校舎の4階。 元々存在するはずのないその虚構に、足を踏み入れたなら、 その構造は3階をコピー&ペーストしたものであると気付くだろうか。
その壁や天井のところどころには、 赤いインクをぶちまけたような汚れが広がっている。 あくまでもインク。血ではございません。 触れても害は無いけれど、汚れてしまうから気をつけて。]
(35) 2020/06/14(Sun) 01時頃
|
|
[>>#0チャイムの音を耳にした。 眠気が掻き消されて、顔を上げる。]
(36) 2020/06/14(Sun) 01時頃
|
|
[……といってもやっぱり先生は来る気配は無いし、 生徒もまばらで、席は埋まらない。]
……ふぁ。 ちょっと暖房借りるねー。
[我慢できずに席を立ち、暖房の当たる場所を拝借しようとする。 その時、変な音を聞いた。>>2]
(37) 2020/06/14(Sun) 01時頃
|
|
[その音に肩をびくりとさせている間に、 数人は教室を飛び出して行ってしまっただろうか。
わたしもそれに続こうとしたけれど、 あれ、とスマホの着信に気付いて開く。
メールが届いていた。>>1]
(38) 2020/06/14(Sun) 01時頃
|
|
なんだ、電波ふっかつしたんじゃ……
[そう口にしながら文面を開く。 そして思考が止まった。
……なんでしょう、これ。]
(39) 2020/06/14(Sun) 01時頃
|
|
[——よく知られている、有名なイソップ寓話があります。
村の少年が退屈しのぎに、 「オオカミが来たぞー!」と嘘をついて、 村人を困らせて、その少年は信用を失ってしまい、 本当にオオカミが来た日には、その話を誰にも信じてもらえません。
村にやってきたオオカミは、たちまち少年を食べてしまいました。 めでたしめでたし。
そういうお話。 (食べられるのが少年だったか、村の羊だったかは諸説あります)]
(40) 2020/06/14(Sun) 01時頃
|
|
[機会がありましたら、 正しく生きているみなさんにお聞きしたかったのですが、
さて、本当にオオカミがやって来た日に、 この少年が村人たちに信じてもらうには、 どうすればよかったのでしょうか。
……なお、「最初から嘘をつかなければいい」という答えは、 100点ですけど、0点とします。*]
(41) 2020/06/14(Sun) 01時頃
|
|
[真っ黒、だった。]
(42) 2020/06/14(Sun) 01時頃
|
|
[楽しい色彩を塗りつぶすように。 あるいは、白を黒に転じるように。
……あるいは、ここから誰も逃がさない、と そう、示すように。>>3
昇降口には真っ黒なペンキが広がっている。]
(43) 2020/06/14(Sun) 01時頃
|
|
……わだつみ。それ、ペンキ?
[辰美は先客にたどたどしくそう問いかけた。
もちろん、お察しの通り、>>33 テンションがあがるとこではない。
礼一郎はそこにいただろうか。 先に来ていたなら、 もう試していたかもしれないけれど
辰美幸俊はべったりとしたそれに思い切り踏み込んで 昇降口の扉に手をかけた。
……開かない*]
(44) 2020/06/14(Sun) 01時頃
|
|
[ 非日常をなかなか受け止められない凡人は、 日常にすがろうとして、 日常の証拠、だと思った、スマートフォンを手に取った。 ほら、圏外から復旧して……ない? ]
あれ。 だって、メール、届いて。
[ 確かにメールが届いたのに、 スマートフォンは圏外のまま。 日常の証拠だと思ったものが、あっけなく一つ消える。 まるで、アリバイ崩しみたいに ]
(45) 2020/06/14(Sun) 01時頃
|
|
え? 差出人、が
[ それどころか、スマートフォンすら、 非日常を訴えてくる。 だって、差出人が、バグっている。 スパムではない。バグっている。 スパムなら、開封もせずに消すけれども、 震える指は、勝手にスイとメールを開いて ]
なに、これ。
[ それは、遺書にしか、見えなくて>>1 ]
(46) 2020/06/14(Sun) 01時頃
|
|
[ 兄は、交通事故で死んだ。 見通しの悪い交差点で、 夜に溶ける黒い恰好が災いして、 不幸な事故だと人は言う ]
(47) 2020/06/14(Sun) 01時頃
|
|
[ 本当に? ]
(48) 2020/06/14(Sun) 01時頃
|
|
[ 遺書なんてなかったし、 悩んでいる様子もなかった。 自殺なんて、可能性すら検討されなかった* ]
(49) 2020/06/14(Sun) 01時頃
|
|
──現在/昇降口へ──
[ 息が上がるような距離は走っていないのに、 礼一郎の心臓は激しく脈打っていた。
すごいねー。>>30 と、のんきな声が聞こえてきたのも、 礼一郎には恐怖を増幅させるばかりだ。
目の前に構えた昇降口には、 べったりと何かが塗り広げられている。
……ぶちまけられている?]
(50) 2020/06/14(Sun) 01時頃
|
|
[ 綿津見がそれに躊躇なく触れた。 触れた指を、礼一郎と辰美に突きつける。
そのとき礼一郎はようやく、 そこに辰美がいるってことに気づいて、
それで、それで、えーっと、]
……何かわかんねえのに、 そんな不用意に触んなよ。
[ 普通っぽい声を出せただろうか。 礼一郎は努めて静かにそう言って、 改めて昇降口のほうに視線を向けた。]
(51) 2020/06/14(Sun) 01時頃
|
|
[ 辰美が先に一歩踏み出して、 問題の扉を開こうとする。>>44]
……開かねーの?
[ 辰美に開けられないんなら、 礼一郎にできるわけがない。
って冷静に考えればわかりそうなものを、 礼一郎は愚かにもそこに近づいてって、 自分の手でも力を加えてみる。
当然、扉が開くことはない。]
(52) 2020/06/14(Sun) 01時頃
|
|
……これ、 鍵かかってるとか、寒さのせいとか、 そういうんじゃ、ねーな……?
[ 礼一郎の手にもべったりと広がった黒色。 両手を広げ、それを見下ろすようにしながら、 礼一郎もまた困惑の声を上げる。
物は試しにと礼一郎らしからず、 思い切り上靴の裏を扉にぶつけてみる。
蹴りつけてみる。けど、]
……ダメだ、開かねえ。
[ 成果のない呟きがこぼれるばかり。*]
(53) 2020/06/14(Sun) 01時頃
|
|
[ お化け屋敷でテンション上がる子、 と言うと、割といるとおもう。
そういう感覚で、今度は物理的に爆走したけど、 違いますね、違うね……。 多分そういう問題じゃなかったんだ。はい。 ]
(54) 2020/06/14(Sun) 01時頃
|
|
[ いいんちょ、 そこそこフツー、だと思う。多分。>>51 そんな注意に はあいって声だけ返して、 あたしはゆびさきをすり合わせて、べたべた。 質問に返すように、>>44 ]
(55) 2020/06/14(Sun) 01時半頃
|
|
……んー、インク っぽい? から、だいじょぶだと、思います。
[ 触ってからじゃ遅いのはそうなんだけど。 まあ、時は戻せないので。
とはいえ、返すのは二人の背中へだった。 真っ黒の中、扉を開けようとするすがたに、 女のあたしは任せるだけである。
結果が芳しくなかったとしても。
辰美君で無理なら、いいんちょ、難しいのでは? ……なんて野暮なことは言わずに、 ただ、見ていて。 ]
(56) 2020/06/14(Sun) 01時半頃
|
|
開かずの扉的な……?
[ 鍵でも寒さでもないなら、で、ふと。 こういう時のあたしの脳内、秒速いくつでしょうか。
べたべた、ゆびさきを遊ばせて。呟く。 片手はスマホをようやく開いて。 ]
(57) 2020/06/14(Sun) 01時半頃
|
|
[ 真っ黒の中に、白い光。 ]
(58) 2020/06/14(Sun) 01時半頃
|
|
……… う、ん?
[ 冷静な人を見ると、冷静になれるらしいよ。 ( ふたりが"冷静"かはさておき、 ) 多分、それもあったのかな。
あと、ちょっと、流石に、 夢だ!ってテンション上がってるなんて、 こっちに適用しちゃだめだよって、 ……何か?あたし自身か?が、 ブレーキをどうにかかけている。 ]
(59) 2020/06/14(Sun) 01時半頃
|
|
[ …………これって 夢 なのかな?
パレードに生々しさをぶちこんだような、 なんか、こう、ごった煮みたいな感覚が、 この文明の利器にありまして。 聞いてみたくなった。誰に?
とりあえず、咄嗟に、スマホを持ったまま、 扉前のふたりを見たけれど、 テレパシー、どこに飛ばせば受信されますかね? ]**
(60) 2020/06/14(Sun) 01時半頃
|
|
[ 誠香は、凡人であるので、 凡人らしく、夢かな、なんて それはそれはつまらない結論に逃げたくなった。 夢落ちなんて使い古されて、 一番やっちゃいけないやつだ ]
あー、そっか。夢だ。これ、夢だな。 えーっと、そう、明晰夢、ってやつ。 夢って自覚してる夢、だっけ。それだ。
[ 夢だから、おかしなことが起こるのだ。 スマートフォンがバグったメールを受信したり、 教室の外が文化祭になったり、 じゃあ、やっぱりあのがしゃんという大きな音は、 先生がなにかやったってわけじゃないのかな ]
(61) 2020/06/14(Sun) 01時半頃
|
|
明晰夢ってある程度コントロールできるって聞いたけど。 どうかな。 飛べちゃったりするのかな。
[ 寒い? けど、どうせ夢だし。 家に帰るならどっちみち校舎から出るんだし。 誠香は窓に歩み寄って、がらっと開けてみる。 スイーって飛んで家に帰れたらなんてメルヘン! ]
…………ひ、っ。
[ なーんて現実逃避な思考は、 窓から何気なく下を見た瞬間砕け散った ]
(62) 2020/06/14(Sun) 01時半頃
|
|
なんだこれ。
[ 3年8組は2階にある。 落ちたら、そりゃ打ちどころが悪かったら まずいことになるかもしれないけど、 下を見て怖くなるような高さでは、決してない。 それなのに ]
こわっ! なにこれこわっ!!
[ わざとそう声に出して、 冗談のように振舞わなければいけないくらい、 眩暈を起こして吸い込まれてしまいそうになるくらい、 地面が遠く遠く、見えた* ]
(63) 2020/06/14(Sun) 01時半頃
|
|
[努めて冷静に「触んなよ」という礼一郎を見て、 あ、慌ててんな。と辰美は少し思ったりもする。>>51 こういうところ、礼一郎は「フツー」の人間だ。
一方、呑気なのか爆走しているのか インクをべたべた触る綿津見は>>55 もしかしたらこの現象に テンションがあがっているのかもしれない。 炭酸を取り落とした時のように。]
あかねー。
[一緒に開けてくれようとする礼一郎を一瞥しつつ 辰美は首を横に振り、小さく息をついた。]
(64) 2020/06/14(Sun) 01時半頃
|
|
鍵かかってんならガタつくし 寒さなら……なんか……なんだ…… もうちょっと……こう……
[もうちょっと手ごたえがあるはずだ、 という語彙が思い浮かばず
扉を蹴りつけるならば、 何を咎めることもなく見ている。 一緒に蹴ってみる。けれども。>>53]
(65) 2020/06/14(Sun) 01時半頃
|
|
[辰美幸俊は昇降口傍にある掃除用具入れから 先が取り外しできるモップの柄だけを持ってくると 2人から離れた位置の扉で そのまま、まっすぐ、面を取る要領で振り下ろした。 一応、傍に二人いるので うるさい剣道部の掛け声は自粛した。
扉と柄がぶつかる音がし、 ――結果。]
(66) 2020/06/14(Sun) 01時半頃
|
|
…………。 かもな。
[開かずの扉>>57、という言葉を思い出し 辰美はぽつりとつぶやいた。
結論から言うと、 モップの柄が勢いよく折れて、ペンキに沈んでいった。
見事に器物破損だが、 非常事態なので怒られないと信じたい。
ため息をついて、再び綿津見の方を見て。 スマホを開いている姿に、「そういえば」という。]
(67) 2020/06/14(Sun) 01時半頃
|
|
お前ら、さっきなんか妙なメール届いてなかった?
……遺書、みたいな
*
(68) 2020/06/14(Sun) 01時半頃
|
|
目の前の白紙を、 ちょっとだけ、破り捨てようと思ったことがある。 まがさした。多分、そう言う。 じんせい という名前の紙切れいちまい。 未来を書いて大人に相談すれば、進む路が決まって、 過去を書いてしまいこめば、思い出のひとつになる。
(69) 2020/06/14(Sun) 01時半頃
|
|
そういう紙切れを、想像します。 破り捨てたら、きっと、終わるんだろうな。 そうしたら、あたしもとくべつになるのかな?
だれかの、みんなの、とくべつ?
(70) 2020/06/14(Sun) 01時半頃
|
|
誓って言うけれど、あたし、 今のあたしに満足してるよ。 だけどさ、それでも、だからこそ、思ってしまう。
持ってるからこそ持たざるものがだいすきだ。 我儘でしょ、あたしは自分が好きだよ。
IFの人生がだいすきで、夢中になるくせに、 実際の痛みを想像するのはあんまりしない。
(71) 2020/06/14(Sun) 01時半頃
|
|
やぶったら、非日常が訪れますか? テレパシー?異文化コミュニケーション? どの台詞を持ってくれば、誰が答えてくれますか?
(72) 2020/06/14(Sun) 01時半頃
|
|
あたしには、その勇気がありません。 ……みんながだいすきなのは、ほんとだよ。
うそじゃない ないしょのはなしね。
*
(73) 2020/06/14(Sun) 01時半頃
|
|
[ このひとに聞けば、わかるのかなって思った。 内緒の話、ないしょだよ。言っちゃだめだ。 そこの分別はついていた。
ほんとだよ、みんながすきだよ。 あたしは 嫌われたくない。人並みに。 ]
(74) 2020/06/14(Sun) 01時半頃
|
|
[ かくしごと は うそ ですか? ]
(75) 2020/06/14(Sun) 01時半頃
|
|
[ モップの柄が派手に折れた音、を、 あたしは鈍く、耳に残しながら、
肯定するみたいに、 スマホの画面を向けて、頷いている。>>68 ]**
(76) 2020/06/14(Sun) 01時半頃
|
|
―― 8:50 ――
[響き渡るチャイムの音。>>#1 そして、スマホに届いた差出人不明のメール。>>1
校舎に着いた時から肌に感じていた違和感が、 むくりと頭を擡げるのが、確かに分かった。 寒気に、身を震わせる]
(77) 2020/06/14(Sun) 01時半頃
|
|
[教室を飛び出す者もいた。 それを追いかける者もいた。
俺は何も出来ずにただ茫然と、 教室に立ち尽くしていたのだが。
――誠香の取り乱した声>>63に我に返った]
(78) 2020/06/14(Sun) 01時半頃
|
|
落ち着け。誠香。
[後ろから誠香に近付き、 安心させるように彼女の頭をわしゃっと撫でる。 そうして、窓の下を同じく覗き込んだ]
――――っ、
[一歩、後ずさる]
(79) 2020/06/14(Sun) 01時半頃
|
|
なんだ、こりゃ。
[口から突いて出た声音は、 硬い響きを含んでいた]*
(80) 2020/06/14(Sun) 01時半頃
|
|
──現在/昇降口──
[ 掌にべたりと広がった黒色が、 少しずつ広がっていくようで怖かった。 ……それは礼一郎の錯覚だった。
とにかく、辰美でも無理な扉を、 どうにか開けようとした際に、 礼一郎は両手をしっかりと使ってしまって、
モップの柄を持ち出して、>>66 それを振りかぶった辰美を離れて見てた。
……派手な音がして、棒切れが飛ぶだけ。>>67]
(81) 2020/06/14(Sun) 01時半頃
|
|
[ あ、なんだろうな。 礼一郎はさっきよりは落ち着いた声で言う。]
……ユキ、それ、手ェ大丈夫?
[ 結構な勢いでぶつかって、柄が砕けて、 痛そうだなって礼一郎は思った。
ふつうの心配事ができたからかもしれない。 礼一郎の心臓も少しだけ落ち着いてきた。
あるいは、二人が騒がなかったからかも。 ここにいる人間がパニックでも起こしたら、 礼一郎は簡単に流されていた気がする。
とにかく、少しはマシな顔をして、 辰美の一言に改めて眉をひそめた。>>68]
(82) 2020/06/14(Sun) 01時半頃
|
|
……は、遺書?
[ 礼一郎は駆け出した背を追うのに夢中で、 それをまだ見ていなかったもんだから、
ちょうどスマートフォンを見てた綿津見に寄って、 「 ちょっと見せて 」って覗き込もうとする。
両手が真っ黒だったもんだからさ。
ついでに、>>60 これだけ近寄ったって、礼一郎のアンテナは通信不良。]
(83) 2020/06/14(Sun) 01時半頃
|
|
[ 最悪スマートフォンを黒く染めてでも、 礼一郎は受け取ったメッセージを確認する。
メッセージ。遺書のような。 誰かの死を宣告する文面が綴られている。
ごめんなさい。 そう括られたメッセージを読み終えて、 礼一郎の落ち着きは、再びどこかにいっちゃいそう。]
(84) 2020/06/14(Sun) 01時半頃
|
|
……遺書、だな。なんだよ、これ。 死にます、って。みんなって誰だよ……
[ 浮かぶ疑問はとめどなく、 礼一郎はそのいくつかを口にした。
ため息というか、大きく息を吐く。 落ち着こう。ちゃんと考えよう。ちゃんと。
…………。]
(85) 2020/06/14(Sun) 02時頃
|
|
……俺、教室戻って、 他の奴らの様子も見てくるわ。
[ 少し、考えて。 意見交換のいくらかもしたかもしれない。
たぶん、ここにいても仕方がない。 ──って、礼一郎は判断して、 教室に置いてきたあと8人のことを考える。
それだけじゃない。いろんなこと。 ありすぎるくらいたくさんのことを、 礼一郎はちゃんとよくよく考えるべきだ。**]
(86) 2020/06/14(Sun) 02時頃
|
|
[ぱちん。 スマホの画面を落とす。 >>61誠香ちゃんの混乱が声に出ていたので、それをそっと聞いている。
わたし、今どんな気分なんだろう。 自分でもわからなくて戸惑っている。
ごめんなさいって謝られても知らないよ。 死にますって言われても困っちゃうよ。 正体不明のメールの送信者Xさん。
……そう考えるのがきっと正常なら、いいな。]
(87) 2020/06/14(Sun) 02時頃
|
|
明晰夢かぁ。 わたし寝不足気味だったし、今ふよふよしてるのかも。
寝ちゃおっか……。 心乃ちゃん、子守唄うたってー。
[……と、教室に心乃がまだ残っていたかどうかは確認せずに適当なことを言い、 >>62>>63誠香ちゃんの悲鳴のような声で、そちらに注意が引き寄せられる。] >>79続けて、氷室くんも窓の外を確認したらしい。]
(88) 2020/06/14(Sun) 02時頃
|
|
何か、いた……?
[反応からして、きっと鳥とか飛行機とか、 そういうものを見つけたわけではなさそうだけど、
自分で覗く勇気がちょっと出なくて、ぽつりと呟くように聞いてみた。*]
(89) 2020/06/14(Sun) 02時頃
|
|
―― 回想 / 文化祭の後に ――
[辰美にブサイクだって言われて、>>0:1495 ぷりぷりと怒ったところを七星に仲裁されて。
その後も、クラスメイトに ちょっかいを出しつつシャッターを切って。
楽しかったんだ。とても。 これ以上ないってくらい文化祭を満喫したんだ。 打ち上げも終わって、人もまばらになって。
――そうして、俺は“それ”に巻き込まれた]
(90) 2020/06/14(Sun) 02時頃
|
|
[最初は、何が起こったか分からなかった。
男数人に押さえつけられて。 羽交い絞めにされて。 誰もいない空き教室に、 無理矢理に引きずり入れられた。
別の高校の制服を纏った男が数人、 床に転がった俺を見下ろしていた]
(91) 2020/06/14(Sun) 02時頃
|
|
――――――――んッ、
[早くやっちまえ、とか マジカワイイ、とか わー本当についてんじゃん、とか。
男たちが好き勝手に囃し立てる声が いやに大きく教室内に響いた。
口を塞がれる。制服を剥かれる。 苦しい。息ができない。
――――助けて]
(92) 2020/06/14(Sun) 02時頃
|
|
[それからの記憶が、あまりない]
(93) 2020/06/14(Sun) 02時頃
|
|
[――――――――……]
(94) 2020/06/14(Sun) 02時頃
|
|
……打ち上げの片付け、戻らないと。
[よろよろと立ち上がって、 床に無造作に脱ぎ捨てられた制服を着る。
止め処なく、涙が溢れた。 制服の袖で拭っても、拭っても止まらない。 力なく廊下の壁に凭れかかる。 声を殺して、嗚咽を漏らす]
(95) 2020/06/14(Sun) 02時頃
|
|
[――きっと今の俺は、世界で1番ブサイクだ]*
(96) 2020/06/14(Sun) 02時頃
|
|
――現在/昇降口――
……へーき。
[実はちょっと痺れる。ので、軽く手を振った。 破片が手を傷つけなかったのは運がよかった。
怯えている、というか、焦っている、というか どこかしら「いつも通りじゃない」礼一郎が それでちょっと落ち着いたように見えたので 辰美は「まあいいか」と折れたモップの事は 忘れることにする。]
(97) 2020/06/14(Sun) 02時頃
|
|
……。
[謝罪からはじまるそのメールは 綿津見のところにも届いていたらしい。>>60>>79
残念ながらテレパシーは圏外、 異文化コミュニケーションも今は出来なさそう。
ただ、その遺書を見た時、 困惑するようにまた礼一郎が疑問を口にするので 辰美は少しだけ、心配そうに彼を見た。>>85]
(98) 2020/06/14(Sun) 02時頃
|
|
大丈夫か?お前
………
死にかけの奴が 心の中の世界に人を閉じ込める……って
……そう、どっかで読んだ話みたいだ。
[校舎裏のベンチで読んだ本の中身のような おおよそ現実味のない話だ。 目の前の光景と同じく。 それでも、思い出したことを辰美は添える。
やがて大きく息を吐いた礼一郎が ほかの奴らの様子も見てくるというので 辰美は「ああ」と短く頷いた。]
(99) 2020/06/14(Sun) 02時頃
|
|
俺は、……もうちょっとこのあたり見てみる。 少なくともこっからは出られねえし。
わだつみは、どうする?
[ついてくる?戻る?と、 辰美は礼一郎を見送り、綿津見にそう問うだろう**]
(100) 2020/06/14(Sun) 02時頃
|
|
[ 誠香には、印税というものがあるので、 両親には内緒の買い物もできてしまったり、する ]
(101) 2020/06/14(Sun) 02時頃
|
|
[ 誠香の部屋のクローゼットの中、 小さくたたんで隠されているものが、それだ ]
(102) 2020/06/14(Sun) 02時頃
|
|
[ 母が選んでくれたのは真っ白のコート。 いつも玄関に吊ってある。 外出の時は、必ずそれを選べるように。 決して夜に溶けてしまわないように。 不幸な事故がもう起こらないように ]
(103) 2020/06/14(Sun) 02時頃
|
|
[ それなら、誠香が黒いコートに遺書を忍ばせて、 あの交差点で事故に遭ったら? 兄の死を、自殺で再現したら? ]
(104) 2020/06/14(Sun) 02時頃
|
|
[ 兄の死は、どう理解される? やっぱり、事故だったと思われたまま? それとも、自殺だったのかもしれないって、 そんな可能性を考え始めたり、するだろうか? ]
(105) 2020/06/14(Sun) 02時頃
|
|
[ 大好きな兄の後を追ったのだ、なんて。 罪を告白できない卑怯な誠香は、 美化されたり、するのだろうか? そんなことを、ずっと考えている ]
(106) 2020/06/14(Sun) 02時頃
|
|
[ ああそれなのに、死ぬのが怖い。 こんなに怖い ]
(107) 2020/06/14(Sun) 02時頃
|
|
[ 怖くて怖くて、フリーズしてしまった。 窓も閉められず、固まっていた。 わしゃりと頭を撫でられる感触に>>79 ようやく我に返った誠香は、詰めていた息を吐きだす ]
(108) 2020/06/14(Sun) 02時頃
|
|
いや、だって、さ、
[ 説明するより見た方が早い。 果たして同じように下を見た怜は、 絶句して後ずさった ]
……な? やばいだろ?
[ そう言って、やっと誠香は窓を閉める。 窓を閉めた手は、まだ微かに震えていた。 なにかいた? と紫織の声がして、そちらを向く ]
はずれ。なにもいない。 ……けど、めっちゃめちゃ地面が遠い。 ちょー怖い。やばい。
[ 恐怖を説明しようとすると、語彙が馬鹿になる。 こんなんじゃとても作家にはなれないよな、なんて、 心の中でこっそり自嘲した** ]
(109) 2020/06/14(Sun) 02時半頃
|
|
―― 現在 / 教室 ――
……やばすぎだろ。
[誠香の語彙力のない感想に、>>109 さらに語彙力のない感想を重ねた。 それから葉野に向かって手招きをして>>89]
百聞は一見に如かずだ。 葉野、見てみろ。軽くホラーだぞ。
[作家である誠香ですら 語彙力のない説明しかできないのだ。 俺にできようはずもない]
(110) 2020/06/14(Sun) 02時半頃
|
|
スマホは圏外で、職員室も無人。 固定電話も繋がらず。
……詰んでるな。
[顎に手を遣り思案する]
(111) 2020/06/14(Sun) 02時半頃
|
|
ちょっとスマホの電波繋がる教室がないか 校舎の中を探してこようと思う。
ついてきてくれる奴、いるか?
[教室に残っていた面子に聞いてから、 ふらりと文化祭の飾りで彩られた廊下へと 歩き出すのだった]*
(112) 2020/06/14(Sun) 02時半頃
|
|
―― 回想 / 葉野と ――
[お節介だと思った。 けれど、放っておけないとも思った。 だから俺は意を決して その日、スマホを手に取ったのだった]
(113) 2020/06/14(Sun) 03時頃
|
|
___________________
To:葉野 紫織 Sub:無題
ちょっと聞きたいことがある。 放課後、黄冬駅の改札前で待ってる。 ___________________
(114) 2020/06/14(Sun) 03時頃
|
|
[たった2行のメールを送ったのは、 文化祭の直後だったように思う。
クラスメイトとして仲良くしてはいるが、 放課後に2人で遊ぶような仲ではなかった。 だから、これはひとつの賭けだ。
もしも葉野がメールでの指示通りに 放課後に駅の改札を訪れたなら、そこにいるのは 誰もが振り返るような整った容姿を持った 涼やかな目元の男子高校生だっただろう]
(115) 2020/06/14(Sun) 03時頃
|
|
[――それは、紛れもなく 女装をしていない俺自身だった]*
(116) 2020/06/14(Sun) 03時頃
|
|
[>>109>>110ふたりして語彙の無いお返事をしてきたので、 おっかなびっくり、促されるままに窓の外を覗く。
顔に雪風が当たる。 何もない。 ……何もないんだけど、……地面も無い。 無いというか、遠い。]
うえぇ、ほあぁぁぁ……。
[飲み込まれそうな感覚に恐怖を引きずり出されて、 2人よりも更に語彙が無い間抜けな声を上げてしまった。]
(117) 2020/06/14(Sun) 03時頃
|
|
[一時的に冷えた顔の表面を手でぺたぺたして暖める。 >>112氷室くんがスマホの電波を捕まえに行くというので、 それは一旦、見送ったのだけど。
廊下に飛び出して行ったみんなのことは気になるし、 最初の大きな音の正体だって、やはり確かめたい気持ちはあったので、 個人的な好奇心で教室を飛び出す。]
(118) 2020/06/14(Sun) 03時頃
|
|
[——そこに広がっていた雰囲気は、 あの日に、終わったはずの、虚構のすべて。]
……文化祭。
[そう一言、蘇ってこない語彙を絞り出して、 廊下を飾っているチカチカする照明を見上げていた。*]
(119) 2020/06/14(Sun) 03時頃
|
CC レイは、メモを貼った。
2020/06/14(Sun) 03時頃
|
――8:50――
[ いつも通りのチャイムの音が響く。 そこまでは普通だったんだけど。]
……んえ?
[ 一斉に鳴る着信音。 何だろう、と反射的にスマホを見ようとした時、 今度は、がしゃん、べちゃ、という謎の音>>2。]
えっなに!?何の音ぉ!?
[ もしかして本当にホラーですか?流石にびびるんですけど。 混乱してたら、教室を次々と出て行くクラスメイト達>>12>>17>>18。 ちょっと、全員固まってた方がいいんじゃないの?なんていう暇もなかった。 開いた扉の向こうに、光が見えたり、食べ物の匂いがしたり……なんていう更に異常な事態が襲ってきたせいもあって。]
(120) 2020/06/14(Sun) 03時頃
|
|
はあ?マジで何……
[ ちょっと矢継ぎ早に色々起こりすぎでは?脳内の処理が追いつかないんですけど。 そこに聞こえてきた呟き>>24。]
あー、なるほど、文化祭ね……
[ いや、全然全くなるほどではないんだけど。 確かに音や匂いは記憶にある文化祭のものにひどく似ていたから。
手に持ったスマホが目に入る。 あ、そういやメール?かなんか届いてたっけ。 何か、この事態に対する答え的なものを求めて、それを開く。]
(121) 2020/06/14(Sun) 03時頃
|
|
は……?
[ 差出人不明の、遺書めいたソレ>>1が目に映る。 悪戯、という言葉が脳裏を過りはするけど、どうにもそうとは思えなかった。 何故か、本物にしか見えなくて。 なんで。どうして。 なんでそんなこというの? 死なないでよ。 生きててよ。 誰なのかもわかんないけどさ。 そんな風に思うのは、我儘だろうか。]
(122) 2020/06/14(Sun) 03時頃
|
|
夢……夢かあ……
[ 誠香の言う通り>>61、夢なら、まあ、納得できなくもない?んだけど。 どこから?本当に全部夢? 紫織ちゃんと雪に埋もれたのも、誠香ちゃんに飴貰ったのも、幸くんと写メ取り合いしたのも、全部夢? なんか、それはちょっと違う気もして。
でも、さっきのメールのことが頭を過って。 夢であってほしいな、とも思った。 死のうとしてる人なんて、居なければいいな、って。 願うような、祈るような。]
(123) 2020/06/14(Sun) 03時頃
|
|
えっ、今度はなに!?どしたの?
[ 一瞬ぼんやりしてたら誠香の怖がる声>>63が聞こえてそちらに目をやる。 彼女は窓を開けて、その下を見ていて、 怜もその近くに寄って下を覗き込んでいた>>79。 なんか、地面が遠くてちょー怖くてやばい、らしい。] はい?えっそんなやばいの!?
[ 百聞は一見に如かず>>110、らしいので、俺も席を立って、近くの窓を少しだけ開けて下を覗き込んだ。窓際に居たし。]
(124) 2020/06/14(Sun) 03時頃
|
|
う、わ……っ!なにこれやっば……!
[ 見えたのは、明らかに異常な、遠く、遠くにある地面。 ここから落ちたらヤバイ、明らかに助からない、って思わせるような。 疑ってたわけではないが、ほんとにやばかった。 それからすぐに窓を閉める。怖いし。
詰んでる>>111、って言葉が耳に入り。それに連鎖するように頭を過ったのは、少し前に幸くんが言ってた餓死、って言葉だった。
……シャレになんないんだけど、マジで**]
(125) 2020/06/14(Sun) 03時頃
|
架空惑星 レンは、メモを貼った。
2020/06/14(Sun) 03時頃
|
— 回想:改札前のイケメン —
[あの文化祭が終わった直後のことだったか。 >>114急に飛んできたメールを確認して、 ああ、衣装についての話かな。 いやいや、演劇はもう終わってるし。 と、ひとりで勝手に困惑していた。
知らない男性というわけじゃあ無かったし、 素直に呼び出しに応じて、黄冬駅の改札前へ向かう。>>115]
(126) 2020/06/14(Sun) 03時半頃
|
|
……どちらさまですか?
[つい口にしてしまった後に、ああ、氷室くんだ、と我に返る。 だって女子の制服に身を包んだ姿しか見ていなかったから、 メイクはしておらずとも顔立ちは同じはずなのに、 脳がバグを起こしてしまいました。
しかし、やっぱり格好いいな、こうして見ると。 って思いながら、 ぎこちなく手を挙げて、何の用?と尋ねるのであった。*]
(127) 2020/06/14(Sun) 03時半頃
|
|
[女にモテすぎて嫌になったのに、 女装をしても、男に性対象として見られる。
俺はどんな格好をすればいいんだろう。
――分からなくなっちまったんだ]
(128) 2020/06/14(Sun) 03時半頃
|
|
―― 回想 / 恋愛談義 ――
[その日も、駅から遠いファミレスに ドリンクバーで居座りながら、 礼一郎と他愛もない恋愛談義をしていた。
最初は好みのタイプを話していたのに いつの間にか話は転がって苦手なタイプへ。
それまで饒舌に話していた礼一郎が、>>0:1395 珍しく言葉につっかかりながら話すのを 俺は確かに、見た]
(129) 2020/06/14(Sun) 03時半頃
|
|
[小さく、息を飲む。友人の様子の変化に。
礼一郎の視線が不自然に彷徨うのを、 見逃すはずもない。
俺は、少しの間を置いて――……]
(130) 2020/06/14(Sun) 03時半頃
|
|
[俺は、お前が誰かに 否定されたがっているのなんて>>0:1396 想像できるはずもなかったものだから]
(131) 2020/06/14(Sun) 03時半頃
|
|
あー、わかるーー。
レイは、おいしそうに ご飯を食べる子がタイプだもんな。
そういう痩せてる子って 抱きしめたらぽっきり折れちゃいそうじゃないか? 気持ち悪い、って。感覚的に分かるわ。
[努めて、いつも通りに軽い調子で 俺はからりと笑ったのだった]
(132) 2020/06/14(Sun) 03時半頃
|
|
[コップの中のメロンソーダの氷が、 ぱちんと音を立てて弾けた]
……それとも、 痩せてる女に変な目に遭わされたりした?
[なるべく心配していることが悟られないように 茶化すように言って、俺は礼一郎の反応を窺う。
それなりに俺は、友達想いな男でいたいと 常日頃思っているものでして。 友達に何かがあったなら、 相談に乗りたいと思うのが人情というものでしょう]
(133) 2020/06/14(Sun) 03時半頃
|
|
[何も知らない俺は、 礼一郎が変な女に引っかかりでもしたのかと あらぬ方向に心配をして。
友人から話を聞き出そうと、必死だったのだ]**
(134) 2020/06/14(Sun) 03時半頃
|
CC レイは、メモを貼った。
2020/06/14(Sun) 03時半頃
|
―― 回想 / 喫茶店へ ――
どちらさまって酷いな。 クラスメイトの氷室怜だけど?
[俺は涼やかに笑って、葉野に軽く手を挙げた>>126]
……ここじゃなんだから。 近くの喫茶店まで付き合ってくれる?
[行こう、と。葉野をエスコートするように 俺は駅前の雑踏を歩き出すだろう]
(135) 2020/06/14(Sun) 03時半頃
|
|
[ここは高校の最寄り駅だ。
何人もの同級生たちが 俺たちがふたり連れ立って歩く姿を目撃して 「葉野さん誰と歩いてるの」「えっ、まじ」 「なにあれ葉野さんの新しい恋人?」「イケメン」 などと、噂をするように囁き合う。
噂話は昔から嫌いだった。 けれど、今日ばかりは俺はわざと噂が立つように 喫茶店の窓側の席に座り込むことだろう]
(136) 2020/06/14(Sun) 03時半頃
|
|
葉野は、なに頼む? 俺のおすすめは桃のパンケーキだけど。
[まるでデート中の恋人同士のように笑いかける]
(137) 2020/06/14(Sun) 03時半頃
|
|
[――それから。 俺はメニューを置いて、本題を切り出した]
……葉野。 今日は忠告。
人が困る嘘つくのやめた方がいいぞ。
葉野とのあらぬ噂を立てられて、 辰美かわいそうだった。
[そう言って、通りに面した窓から 街の往来を見つめる]
(138) 2020/06/14(Sun) 03時半頃
|
|
辰美は、いいやつすぎて 強いことを葉野に言わないだろうから。 今日は俺から、葉野に仕返し。
[にま、と悪戯に俺は笑う]
葉野もあらぬ噂を立てられて困ってみろ。 今日はそのために呼んだ。
[喫茶店の窓の向こうの往来から、 たくさんの同級生たちが俺らを見つめている]**
(139) 2020/06/14(Sun) 03時半頃
|
CC レイは、メモを貼った。
2020/06/14(Sun) 03時半頃
|
[ 肝っ玉かあちゃん、だから?
───ううん、 ひとよりも反応が鈍いだけ。 ひとよりも、楽観的なだけ。 ]
(140) 2020/06/14(Sun) 08時半頃
|
|
[ 通常通りのチャイムは鳴るけど、>>#0 クラスの光景は通常通りじゃなかった。 阿東くんが私の名前を呼ぶ声で、>>17 自分の席に座っているのに、 どこか、ふわふわしたしていたところから 現実に着席したような心地すらする。 ]
え、あっ おねがい!
[ まなちゃんを追いかける背にお返事を。** ]
(141) 2020/06/14(Sun) 08時半頃
|
|
―― 現在:恐怖の窓辺 ――
[ 語彙のない誠香の説明に、 さらに語彙のない怜の説明が重なる。 うんやっぱり、人は怖いと語彙を失うんだよ、 仕方ない。 そんなことを考えたのは、 体感した恐怖からの現実逃避だったのかもしれない。 怜が紫織を手招きする。>>110
ほああああ、と紫織が声を上げて、>>117 連城もやばいという言葉を重ねてきて>>125 だよね、やばいとしか言いようがないよね、 って頷いた。 やばいよね。やばかったら、次、どうする? 思考が止まっている誠香に、 落ち着いた怜の声が届く。>>111 落ち着いているけれども、 どうしようもない現実ってやつ。 突きつけられたらどうしようって思うやつ ]
(142) 2020/06/14(Sun) 09時頃
|
|
……あ、そうだな。電波。
[ どうしよう。どうしようもないよな。困った。 そう思っていた誠香にとって、 “やれること”を提示されたのはありがたかった。>>112 いつまでもここに立ち尽くしていたって、 事態は何も変わらないのだし ]
僕も行く。 電波って高いところの方が届きやすいんだっけ? 屋上とかどうだろ。 ……屋上から下見るのは絶対勘弁だけど。
[ そんな提案をしながら怜の背中を追いかけた。 屋上は立ち入り禁止だけれど、 職員室になら鍵があるはずだった* ]
(143) 2020/06/14(Sun) 09時頃
|
|
―― 回想:文化祭後の噂話 ――
[ 誠香は、噂に詳しい方ではない。 むしろ、どちらかというと疎い方だ。 けれど、そんな誠香の耳にすら、その噂は届いた。
「紫織が、すごいイケメンとデートしてた」
その噂に、最初誠香は首を傾げた。 紫織なら、辰美と付き合っていたはずだ。 紫織本人がそう言っているのを誠香は聞いた。 別れてしまったのだろうか? それとも、紫織は二股している? 最初に浮かんだのはそんな疑問で、 いや、そんな風に考えるのは失礼だ、と 誠香は首を横に振った ]
(144) 2020/06/14(Sun) 09時頃
|
|
[ 辰美の顔だって悪くない。 表情が硬いだけで、むしろ整っている方だと思う。 であるならば、 デート中の辰美は、常とは違う顔をしているのでは? 二人の時は、イケメンにしか見えないほど、 柔らかい表情になるのでは?
そういうことなんだろう、と誠香は勝手に納得して、 それって、素敵なことだなあ、と 勝手にあたたかい気持ちになった。
しおちゃんと二人の時ってどんな顔すんの? そんな風に辰美に聞いてみたくなったが、 多分嫌がられるだろうと思って断念した。 その代わり ]
(145) 2020/06/14(Sun) 09時頃
|
|
なあなあ、しおちゃん、 辰美ってさあ、 しおちゃんと二人の時、どんな顔すんの?
[ 紫織にだったらいいかと思って、 たまたま二人になったタイミングで聞いてみた。 にやにや笑ってなんかいなかったと思う。 にこにこ素敵な二人を見守る顔をしていたと思う。多分。 まさか噂の“すごいイケメン”が、 別のクラスメイトだったなんて、 思いもよらなかったもので** ]
(146) 2020/06/14(Sun) 09時頃
|
|
── 現在/昇降口 ──
[ 綿津見がスマホを突きつけてて、 今からするのはそれの話。
さっきは礼一郎が大丈夫か問うたのに、 今度はそれを礼一郎が問われている。
眼差しに僅かに心配の色が含まれている。 大丈夫か? って聞かれるとき、>>98 大体他人からは大丈夫に見えていない。]
……ちょっと混乱してる。 けど、大丈夫。うん、大丈夫。
[ 礼一郎は正直に答えたつもりだ。 自分の頬を叩いて気合でも入れたかったが、 それをすると大変なことになりそうで控える。]
(147) 2020/06/14(Sun) 09時半頃
|
|
[ 辰美の言うことに、礼一郎も覚えがある。>>99 興味を抱かなかった都市伝説。SF。 とっくに薄れていた記憶をたどるように、 礼一郎はうんうんとうなった。]
あー……、 待って、なんか聞いたことある。 思い出すから。
…………集団失踪?
なんか、そんな……、 綿津見も聞いたことある?
[ たぶんそんな名前だった。 なんとか呼び起こした記憶を手繰ってく。]
(148) 2020/06/14(Sun) 10時頃
|
|
衰弱した人間の頭の中、だっけ。
[ 手繰った結果浮かんでくるのは、 どこまでも非現実的な夢物語だ。]
(149) 2020/06/14(Sun) 10時頃
|
|
[ 礼一郎はそれを、 さっき見た遺書と結びつけた。
というか、衰弱した人間、 死にかけてる人間と言われて、 今とっさに浮かぶのは、 どうしたってあのメールだった。]
……メール、冗談じゃねーのかな。
[ 冗談だとしても悪趣味すぎる。 送り主の品性を疑っただろうが、
それでも、今の礼一郎は、 全部冗談で、嘘だって言われたかった。]
(150) 2020/06/14(Sun) 10時頃
|
|
[ そういう話ならなおさら、 あと8人のことだって気がかりだ。って、 礼一郎は楽し気な廊下を引き返していく。
ぺた、ぺたと、しばらく黒い足跡を残して。*]
(151) 2020/06/14(Sun) 10時頃
|
|
[ 傾けたり、多分、ちょっと触れたりして、 あたしのスマホは微妙に黒く染まったけど、 まあ仕方ないよなって思ってはいた。>>83>>84
こういうものは汚すものです。 タイミングがおかしいけど。おかしい。そうだね。 ここはたぶんおかしい。 ]
(152) 2020/06/14(Sun) 10時頃
|
|
[ 遺書、って言うんだよね。 当たり前のことを、誰かの言葉で自覚する。 ]
(153) 2020/06/14(Sun) 10時頃
|
|
[ あたしは、いいんちょを見ていた。
いいんちょは"委員長"だし、いいひとだし、 こういう時にも、なにか、 言ってくれるんじゃ無いかなーって、 勝手に期待していた。
落ち着くみたいな息づかい、すごく、響く。>>85 ]
(154) 2020/06/14(Sun) 10時頃
|
|
…………うん、それが良いかも?
[ 情報、とか、意見、とか。 今のあたしからはまともなものが出ない気がする。 だから、いいんちょの判断を、>>86 いいんちょの判断だし、って、肯定する。 ]
(155) 2020/06/14(Sun) 10時頃
|
|
[ 見送り際の辰美君の声に、 心配そうだな。とか、漠然と思う。>>99
友達として、当たり前のこと、なんだなあ。 あたしは勝手に考えた。ふたりの関係。
こころのなか、って、夢みたいなお話に、 ぼんやりとした想像を混ぜていた。 ]
(156) 2020/06/14(Sun) 10時頃
|
|
テレビで、あったかも?超常現象みたいな? そんなこと、ほんとにある……あるの?今?
[ 返した声は、喜びでもないけど、 きっと、悲しみでも、恐怖でも、ない。>>148
あたしにもよく分かっていない。 ]
(157) 2020/06/14(Sun) 10時頃
|
|
[ だから、ほら、 いいんちょの背を追いはしたけれど、>>151 あたしの視線、その黒い、異常な足跡に、 暫く向けられっぱなしで。 脳内は超常現象の記憶を辿っていたものだから、 前みたいに、 反応は数分後とかいうレベルだった。>>100 ]
(158) 2020/06/14(Sun) 10時頃
|
|
─── えっ あ、 ……おとも します。
[ スマホを鞄の外ポケットに入れて、 ( マフラー汚しちゃうからね! )
前は 横から見ていたおおきい背を、 今度は後ろから、追いかけている。 ]*
(159) 2020/06/14(Sun) 10時頃
|
|
[ 辰美君と話すとき。 ……いや、話すタイミング、多くは無かったけど、 あたしはあれからも、 まるで覚えたての構文をためすように、 劇の台詞を挟んでいたと思う。
異文化コミュニケーション。 そっちの方が話しやすかった。なんでかな。 ]
(160) 2020/06/14(Sun) 10時頃
|
|
─── いつかの舞台裏 ───
前に溢してご迷惑をおかけしまして……
[ ひとの彼氏、を、さっ引いても。 こわい、がほんのちょっと柔らかくなっても、 ファンサすごい!と思ってても、 なんだろ、ちょっとこう、距離感がフクザツ?
辰美君はうぇーいではない。 (と思っている)ので、 多分、この前のあれが恥ずかしかったんだろう。 嘘じゃ無くたって、ほんとの内側は、 見られるの怖いですよね。そういう話です。 ]
(161) 2020/06/14(Sun) 10時頃
|
|
[ その時のなっちゃんは、 ぴょんぴょん何処かへ行っていた。 あたしはお代官様だかなんだか とにかく偉い人に献上品を差し出すみたいに、 両手で炭酸飲料を、辰美君に渡している。
緊張、緊張していた。 フクザツな距離感を勝手に持っているから、 あたしは手にとってもらうまで暫く無言。
炭酸ぶちまけを、 なんだかんだ申し訳なく思ってたけど、 渡せる機会がずるずるずるずる。そういうあれです。
いいんちょたすけて。しおりちゃんたすけて。 おかけになったテレパシーは圏外です。ぴえん。 ]
(162) 2020/06/14(Sun) 10時頃
|
|
[ 気を利かせて、優しさのあらわれみたいに、 感想のひとつも言えたらいいんだけど、 なんだろな、ええと、 やっぱり捲し立てるのに気が引けたので、 ]
(163) 2020/06/14(Sun) 10時頃
|
|
……「 夢をみせてくれてありがとう。 」
[ 長い髪は、なっちゃんとお揃いのポニーテイル。 それを垂らして、 目線はあたしの手元に向けたまま。
巡った脳内は漸く、その台詞を、ひとつ。 ]*
(164) 2020/06/14(Sun) 10時頃
|
|
"自由なあなた、何処へ連れて行ってくれるの?"
(165) 2020/06/14(Sun) 10時頃
|
|
そういえば、喜多仲君か、 ほかの役者の誰かが気付いたか知らないけれど、 あたしの引用する台詞、ぜんぶ そもそもキャラクターが、
自分から何処かへつれていくってこと、 してない気がする。
(166) 2020/06/14(Sun) 10時頃
|
|
このキャラクターは夢を見せられるの? なんて疑問も質問も、 あたしは喜多仲君に一切言ってない。
(167) 2020/06/14(Sun) 10時頃
|
|
*
[ ─── 引用できそう、と思っても。 前みたいな気の利いた台詞>>165は 今はまったく出てこない。 自分の言葉で無い時点で、 気が利いているかは怪しいけれど、それはそれ。
自由なあなた。自由。開かずの扉。がんじがらめ。 今、ほんとに、自由なのかな。 ]
(168) 2020/06/14(Sun) 10時頃
|
|
─── 廊下 ───
[ 辰美君の足跡を見下ろしている。 黒い、黒いな。掃除できるのかな……。
踏まないように、滑らないように、 あたしは上履きの音を鳴らしながら、 ぴかぴかしている廊下を歩いている。 ]
(169) 2020/06/14(Sun) 10時頃
|
|
……辰美君、 行くあて ある あったりする?
[ 背中に問う。二度目の冒険。
あたし、色々な作品で触れはすれども、 実際、昇降口以外からの、 帰る方法とか、そういうもの、ぴんときてない。 ]*
(170) 2020/06/14(Sun) 10時半頃
|
|
始業の合図。
(171) 2020/06/14(Sun) 10時半頃
|
|
-- 8時50分/教室 --
[ 3年8組、以外の教室には誰もいないはず。 チャイムの仕組みなんて知らないけど、 毎日設定された時間に鳴るのか、なんて、 千夏は考えて、考えて。 他に入ってくる情報に気を取られる。 匂いに、音に、振動に、 ]
……なあに、
[ 気が付けば、何人かは教室を飛び出したよう。 困ったな、怖いな。 あ。また気持ちが悪い。と千夏は思う。
開いた扉の先。 振り返って見えたものは、 文化祭その日の光景だった。 ]
(172) 2020/06/14(Sun) 10時半頃
|
|
[ どうにか情報を整理しようとして、 振動したスマホを開く。>>1 わあ、春ちゃんかわいい、だなんて、 呑気に思えなくて、待ち受けからすぐに 受信したものを開いて見詰める。 ] ……誰?
[ 差出人はスマホの故障か、読み取れず。 死にます。ごめんなさい。 ……みんなとの文化祭の思い出は、 そこまで読んでくらくらした。 ]
(173) 2020/06/14(Sun) 10時半頃
|
|
みんな。 人間のみんな。への言葉。
(174) 2020/06/14(Sun) 10時半頃
|
|
[ こみ上げてくる気持ちは一旦置く。 落ち着いて。落ち着こう。 廊下に広がっていた文化祭。 夢にも思えるような現象に、遺書。
なんだか、ぱちり、と頭の中で線が繋がる。 小さな声で線の先の答えがもれる。 ] 誰かの、頭のなか……?
[ 児童書から始まった読書は、 カテゴリーを超えて、様々なジャンルに多岐した。 その中で、読んだことあるような、気がして。 ]
(175) 2020/06/14(Sun) 10時半頃
|
|
ホストに招かれた者は、 無事に帰れる、と思った。
(176) 2020/06/14(Sun) 10時半頃
|
|
[ 千夏がスマホを握っている間に、 きっと教室では様々な話が進む。 窓が開かれて、それから捜索隊が組まれる。
なんとなく、そうなんだ、と妙に冷静。 非日常を受け入れる。 教室をでていく捜索隊に、静かに告げる。 ]
電波は見つからない、と思う。
[ 人の頭の中に受信塔も送信塔もない。 あるとすれば、テレパシーだけ。 ]
(177) 2020/06/14(Sun) 10時半頃
|
|
私も、ちょっと探検してくるね。
[ 誰かの頭の中。誰だろう。 もしかしたら、と思って、 千夏は返事も聞かずに教室をでる。
向かう先はどこにしよう。 まずは階段に向かって、歩く。* ]
(178) 2020/06/14(Sun) 10時半頃
|
|
— 回想;打ち上げのこと —
先生イケメン! ひゅーひゅー!
[かんぱーい、とジュースの入ったグラスを掲げ、 虚構の終わりを労い合った、打ち上げの日。>>1112
出資してくれた先生や、準備してくれた委員らに感謝しつつ、 わたしも輪の中に溶けて談笑したり、記念撮影に興じたのであった。>>1142
クラスのお揃い衣装は最終的に、 ふりふりレースを取り外し可能なものになった。>>1461 上手くまとまったことに感心する。 わたしは可能な限りいっぱいのふりふりを付けて、ふりふりしていた。
そんな楽しい時間も、長続きはしないもので]
(179) 2020/06/14(Sun) 11時頃
|
|
「葉野さん、ほらほら」 「辰美くんと記念撮影してきなよ」
[女子グループにまたしても捕まって、 何かを期待するような、いや、疑惑を確かめるような目線を向けてくる。
辰美くんとは文化祭期間中、 お願いして手を繋いで貰ったり、近い距離にいてもらったり、 いろいろと無理を聞いてもらったりもしたけど、 今日はもう文化祭が終わりの日。 つまり、約束も終わる日だ。]
(180) 2020/06/14(Sun) 11時頃
|
|
……ごめん、実はCG研のほうでも打ち上げやってるから、 そろそろ抜けて、そっちにも顔出したいんだよね。
[非情に残念そうな顔をしつつ、ごめんねーごめんねーと頭を下げて、 逃げるように打ち上げの会場を後にする。 当然ながら嘘だ。CG研で打ち上げなんて企画していない。
食べ物も飲み物も、わたしが取った分は中途半端に残してしまった。 チョコカステラだけはもう少し食べておきたかったな。仕方ないけど。
辰美くんのほうをチラリと見ようとして、やめる。 今まで嘘に付き合ってくれて本当にありがとう。 最後のお願い、なんて図々しいし、いろいろともう限界らしいから。 ごめんなさい。何か言いたいことがあれば後日承りますので。]
(181) 2020/06/14(Sun) 11時頃
|
|
[その日以降、辰美幸俊との関係について尋ねられたら、 「もう別れた」と答えるようにしている。*]
(182) 2020/06/14(Sun) 11時頃
|
|
— 回想:イケメンとの喫茶店 —
……男子の格好もするんだなって。 ちょっと思っただけ。
[ジェンダーのことでそういう格好をしていたわけではないのなら、 オンとオフを切り替えていることなのかな、とぐるぐる。 今までの印象とか、言わないようにしてきたこととかが、沸き上がっては消える。
>>135エスコートされるように喫茶店へついていく。 何やら雰囲気がおかしかった。 これじゃあまるでデートみたいじゃない。]
(183) 2020/06/14(Sun) 11時頃
|
|
[かっこいいイケメンといい雰囲気になること自体は、 わたしだって嫌いじゃないけれど、 さすがに動揺を隠せなくて、動きはぎこちないまま。]
……そのおすすめで。
[メニューを眺めても頭の中に入って来なかったので、 >>137言われるがままにおすすめを注文した。]
(184) 2020/06/14(Sun) 11時頃
|
|
う……。
[>>138切り出された本題に、またか、と正直思った。 噂になったことに興味を持ってあれこれ聞いてくれる人たちはいても、 嘘と決めてかかって呼び出してきた人は多くない。 だからこれも、辰美くん本人に聞いたんだろうなって察しがつく。]
辰美くんと仲がいいんだね。 委員長もそうだったけど。
[あんな怖い顔をして——いや実際に接したら顔以外は怖くない人だってよくわかったけど——辰美くんは、友達に愛されている。 それが一番意外だった、といえば失礼かな。 てっきり、孤独な一匹狼だとばかり思っていたから。]
(185) 2020/06/14(Sun) 11時頃
|
|
嘘っていうか……。 付き合ってるなんて言ったつもり、ないし……。
ちょっと気になってるーって言ったら、 いつの間にかそれが付き合ってるってことになっちゃったから、 わたしだって不本意だったんだもん……。
[——すらりと口から吐き出される、更なる嘘の上塗り。
辰美くんには「恋バナから逃げるため」と説明し、 委員長には「冗談のつもりだった」と説明し、 そして今、氷室くんには「付き合ってるとは言っていない」と説明する。
三者三様に理由が違うので、 その3人の間で情報が共有されれば、必然的にメッキが剥がれていくわけで、 そんな簡単なことをわたしは考慮できていない。]
(186) 2020/06/14(Sun) 11時頃
|
|
……仕返し、はいいけど。
これって、氷室くんにだって変な噂が立つんじゃ……? あ、そんなことないか……。
[遠目に見て、今のイケメンが氷室くんだと分かる人がどれだけいるだろう。 なんて巧妙な罠なんだ。むむむ。
それにしてもこの社会、人の会瀬に興味を示す人がなぜこんなに多いのだろう。 めんどくさいな、と思いながら、 テーブルの下で汗まみれの手を握り締めた。]
(187) 2020/06/14(Sun) 11時頃
|
|
[実際、仕返しとしては大成功だったんだと思います。]
(188) 2020/06/14(Sun) 11時頃
|
|
[駅前の往来の中、喫茶店の窓際に視線を向ける人々の中に、 おそらく、“あの子”もいました。
CG研が終わるきっかけの一つには、なってしまったんだと思います。*]
(189) 2020/06/14(Sun) 11時頃
|
|
— 回想:因果応報 —
[正体不明の超絶イケメン男子高校生Xと喫茶店で話した日の後から、 今度はそっちの噂が絶えなくなってしまった。 みんな暇だな、まったく。 数学の方程式を解くよりも、恋愛の人間模様を解くほうがお好きらしい。
「あれは氷室くんだよ」と説明をしてみたりもしたが、 「そんなわけないでしょー」と信じてもらえずに受け流される。 イソップ童話のオオカミ少年の話が頭によぎった。
そんな中、終わったはずの辰美くんとの話をしてくる子もいて。>>146 ……いや、わたしの中では終わったつもりでも、 噂の中では全然終わっていないんだよなぁって、頭を抱える。]
(190) 2020/06/14(Sun) 11時頃
|
|
誠香ちゃん、辰美くんのこと気になるの?
[カウンターとばかりにそんな前置きをしつつ。]
……態度はいつも通りだけど、やさしいよ。 何も言わなくてもこっちのしたいことを察してエスコートしてくれる。 寡黙な執事タイプって感じでかっこいいの。
狙うなら今だよ。 ……別れたから。
[さて、どこまでが本当でどこまでが嘘だったやら。自分にもわかりません。 だって辰美くんのことは語れるほど付き合っていたわけじゃなかったから。
もう別れました、関係ありません。 という態度を残して、一旦口を閉じる。 にこにこ見守るような表情を直視するのが、つらい。*]
(191) 2020/06/14(Sun) 11時頃
|
|
――現在/昇降口――
…………ならいいけど。
[辰美は礼一郎に頷いた。>>147
子供の頃に読んだようなSF小説。 あるいは、まことしやかにささやかれた噂。 集団失踪というワードが出て、>>148 ああ、確かにそういう話もあったと思い出し
喜びでも悲しみでも、恐怖でもなく ただぼんやりとした色を持った 綿津見の声が耳に残る。>>157]
(192) 2020/06/14(Sun) 11時半頃
|
|
…………あるのかな
[人間の狭い頭の中に人間を閉じ込めるだなんて
三年八組の文化祭を知っている人物から 遺書めいたものが送られてくるなんて
どちらも現実味のない話だ。 目の前のペンキや降り積もる雪のように。 辰美はぽつりと、ただ、相槌を打った。]
(193) 2020/06/14(Sun) 11時半頃
|
|
ドッキリだったら、いい。
[若林先生あたりが「大成功」のプレートを持って 出てこないかな、と辰美は少し現実逃避をしたが、 我らが若林がそんな奇行に走るのも それはそれで嫌だな、と思い直した。>>150]
(194) 2020/06/14(Sun) 11時半頃
|
|
[楽しい雰囲気で彩られた校舎の中を、 ぺたぺたと黒い足跡が這っていく。
どうしたって違和感を覚えるそれを 辰美もまた、綿津見の隣でぼんやりと見て、
通信は遅延中。 数分遅れで返ってきた答えに、 辰美は「おう」と頷き、汚れたスマホをしまう姿に一言。]
……ティッシュ貸そうか?
[ポケットティッシュならあるけど。
そんな会話も、なんだか、 この異世界とは釣り合っていない。*]
(195) 2020/06/14(Sun) 11時半頃
|
|
――いつかの舞台裏――
あ。 ……あー。いや、いいけど。どうも。
[舞台裏。緞帳が揺れる薄暗い中。
差し出されたペットボトルの中で 炭酸の泡がふわふわと浮いていて その向こう側で綿津見が神妙な顔をしている。>>161
辰美が演じる役の相手役、 つまりは七星夏美は今は退席中。 他に誰かがいたかもしれないが、 現在舞台裏はほとんど二人きりであった。
おかけになったテレパシーは (あなたが)電波の悪いところにいるので届きません。]
(196) 2020/06/14(Sun) 11時半頃
|
|
[この前の詫びをいれてくれているのだろうか、 そう辰美は理解したが
神妙な顔をした彼女に対し、 代官様めいて「苦しゅうないちこーよれ」と返すだけの ユーモアセンスを母親の胎内に置いてきた。
ので、単純にうぇーいでもいぇーでもなく 「どうも」と返して炭酸を受け取ろうとして
辰美が受け取る前か後か、 それ>>163が、 正確にはどのタイミングで発されたのかによるが――]
(197) 2020/06/14(Sun) 11時半頃
|
|
[ポニーテールの少女が、 案内役の紳士に言う台詞。>>164
そこに七星はおらず、 紳士にとっての少女はいなかったが、 よく似たポニーテールの少女がいれば、 薄暗い中で、ぱちんと役のスイッチが入り
紳士は微笑んでこう返す。]
(198) 2020/06/14(Sun) 11時半頃
|
|
「礼には及ばないさ。
君が望むならどこまでも。 君が願うならいくらでも。
私と共に見た夢一つ一つが君の力になったなら 今度は君が、私を連れて行っておくれ」
(199) 2020/06/14(Sun) 11時半頃
|
|
紳士は、自分で歩き出せない少女を 子供のように愛していた。
その力になってやりたい、とも。
(200) 2020/06/14(Sun) 11時半頃
|
|
[ほんの少しだけ頬を緩め、 声ばかりはひどくやさしく、そう語りかけると、 綿津見がペットボトルを持っている状態だったなら 取り落としたりなどしないように ひょいと取り上げただろう。
先にペットボトルを受け取っていた場合は、 そのまま一口、炭酸を飲む。]
うま。
[その頃には辰美幸俊は辰美幸俊に戻っていて、 甘ったるい炭酸が体に染み渡るのを感じながら、 相変わらず、この台詞の掛け合いって恥ずかしいな……と 感情をごまかすように頬を掻いていた。]
(201) 2020/06/14(Sun) 11時半頃
|
|
エンドロールのその先で、少女は夢を見られるのだろうか。
(202) 2020/06/14(Sun) 11時半頃
|
|
――現在/→体育館―― [ペタペタと黒い足跡を床につけている。 掃除できるか否かという心配を、 今のところ辰美はしていない。
強いて言えば滑って転ばないようにだけ 少し気を付けていた。]
……体育館。 非常口、あるんじゃないかって。
[昇降口から帰れないなら、ほかの出口を探すしかない。 思い当たる場所は保健室のグラウンドに面した扉、 一階の窓、それから、体育館。
辰美はそのまま体育館へと歩いていく。]
(203) 2020/06/14(Sun) 11時半頃
|
|
[重い扉を開いた先。 立ち並ぶ座席。緞帳の開いた舞台。 ――あの日の劇のセットだけが、そこにあった。*]
(204) 2020/06/14(Sun) 11時半頃
|
|
恰好には正解がないから、 礼一郎にはちょっと立ち入りづらい。
(205) 2020/06/14(Sun) 11時半頃
|
|
ほら、個人の気持ちの押し付けって、 どう考えたって良くないだろ。
(206) 2020/06/14(Sun) 11時半頃
|
|
── 回想/恋愛談義 ─
[ ばれてーら。 って、内心でおどける余裕もなかった。
平凡な礼一郎には強靭なメンタルなんてない。 不誠実なことを言うのは礼一郎の信条に反してて、 とんでもなく心臓が大きく跳ねていた。
不自然な礼一郎を見る友人の目が、>>130 ちょっと動揺して、それから優しくなって、 礼一郎に合わせるみたいなこと言うのが、 きりきりと胃をしめつけるみたいだ。]
(207) 2020/06/14(Sun) 11時半頃
|
|
……わかってくれる?
[ ──って口では言ったくせ、 礼一郎は形だけの笑顔を浮かべている。 もっと嬉しそうな顔をするべきだった。
氷が。>>133 そんな小さな音さえも、 礼一郎には大きく、大きく聞こえて、]
(208) 2020/06/14(Sun) 11時半頃
|
|
……いや、 なんかあったとか、 全然そういうんじゃねーよ。
[ だからこの話はもう終わりだよ。 ってふうに、礼一郎はへらへら笑って、
「 そういえば、あの課題ってさあ 」とか、 他愛もない、害のない、後ろめたさのない、 そういう話題へと舵を切っていく。*]
(209) 2020/06/14(Sun) 11時半頃
|
|
そういうことを言うべきではない。 ……って、指摘して、非難してほしかった。
(210) 2020/06/14(Sun) 11時半頃
|
|
そのくせ礼一郎ってば、 本当の問題については言えないでいる。
(211) 2020/06/14(Sun) 11時半頃
|
|
恥ずかしかった。
(212) 2020/06/14(Sun) 11時半頃
|
|
それは紛れもなく、礼一郎の恥だった。
(213) 2020/06/14(Sun) 11時半頃
|
|
正しく立て直そうともしたけど、 礼一郎は平凡な人間で、 小心者で、心配性で、 保身を考える人間だったから、 その恥を他人に知られる勇気はなかった。
(214) 2020/06/14(Sun) 11時半頃
|
|
それに、どうしたってそれは気持ち悪い。*
(215) 2020/06/14(Sun) 11時半頃
|
|
──回想/噂──
[ 熱心に数学の方程式を解いてる間に、 気付けば新たな噂が立ち上っていた。>>190
葉野にイケメンの彼氏がいるらしい。 それも超絶。芸能人級の。 町で見かけたら振り返るレベル。
礼一郎はそれを聞いて心底驚く。 辰美との嘘の期日は──あ、過ぎたのか。 しかしまあ、よくも次から次へと。 今度は実在性彼氏なんだろうか。
それにしたって超絶イケメンって、 やたらとそれを強調してやるなよ。 辰美だって……ほら背が高いだろ。]
(216) 2020/06/14(Sun) 12時頃
|
|
[ 内心でぐるぐると考えていた。
噂にそう疎くない礼一郎は、 自分の席の周りで展開される雑談の輪に、 半分くらいの意識で参加していた。
いい加減な相槌を打ちながら、 なかなか解けない大問3を前に、 途中式のどこが違えているのか、 くるくるとシャーペンを回していた。
ふと、前の席の女子が「写真見る?」って、 その輪にいた数人がそれに身を乗り出した。]
(217) 2020/06/14(Sun) 12時頃
|
|
[ 礼一郎もそのときばかりは顔を上げて、 あんな騒ぎ方をするからには、 よーっぽどいい男なんだろうな! って、 あまり良い感情はなく、それを覗き込んだ。]
(218) 2020/06/14(Sun) 12時頃
|
|
[ 遠巻きに撮られたうえ、ガラス越しの写真。 カフェの窓側の席。親しげな男女。
あまり鮮明ではなくて、 でもその女が葉野ってことはわかる。 みんな、葉野を知ってるからわかる。
……ってことは礼一郎には、 一緒にいるのが誰かってこともわかる。*]
(219) 2020/06/14(Sun) 12時頃
|
|
レイおまえ、何してんの?
(220) 2020/06/14(Sun) 12時頃
|
|
── 回想/ファミレス ──
[ あれが氷室だってことは、 どうやら学校では公になっていない。>>190 写真もあまり出回ってないかもしれない。
だから、バラさないほうがいいのかなって、 礼一郎はやっぱり、その場所で切り出した。]
……葉野とのアレ。 付き合ってねーだろ、どうせ。
[ 礼一郎にしては決めつけてかかった。 今度は裏なんて取ってなくて、 つまり「どうせ」そうなんだろって、 礼一郎が勝手にそう思っただけのこと。]
(221) 2020/06/14(Sun) 12時頃
|
|
[ とはいってもね、 辰美と葉野の話は、彼らの話だし、 氷室と葉野の話がその延長線にあるなら、 それにまつわる話は当事者同士でするべきだ。
求められてもいない他人が、 首を突っ込んで説教するようなことじゃない。
……礼一郎が言ってんのは、 つまり、その、あの写真の中でだな、 君は昔みたいに男の恰好をしていたよね?]
(222) 2020/06/14(Sun) 12時頃
|
|
……つか、 俺と遊ぶときは、 もうずっとそっちのカッコじゃん。
[ そっち。 ──って、もう見慣れてしまった、 女の恰好をしている友人の服を見やる。
これは、 これまた礼一郎の信条に反する発言だけど、 礼一郎はそのことにちょっとだけ拗ねている。*]
(223) 2020/06/14(Sun) 12時頃
|
|
他人の行動を自分の感情で、 コントロールしようとするべきではない。
(224) 2020/06/14(Sun) 12時頃
|
|
が、少しだけ言わせてもらえば、
(225) 2020/06/14(Sun) 12時頃
|
|
礼一郎は、 礼一郎の本当に勝手なお気持ちを述べるなら、 高校でも、男のカッコした君と、 ふざけたコンビを名乗りたかったよ。
(226) 2020/06/14(Sun) 12時頃
|
|
もうやり直せない3年間の話だから、 今さら述べたところでなんにもならないけどね。*
(227) 2020/06/14(Sun) 12時頃
|
|
-- 回想/黒 --
怖い、って言ってなかったっけ? 大丈夫? コンタクト付けられる……?
[ 教室の端と端。>>0:501>>0:599 飛び交う声が頭上を往ったのを千夏は覚えてる。 今日も元気にうるさいな、と思ったのを。
メイクの濃さが変わるだけだから、>>0:1479 眼鏡の有無はどっちでも大丈夫なんだよ、と言った。 ただ、 男子にしてみたら濃いのは嫌かもしれない。 ]
(228) 2020/06/14(Sun) 12時頃
|
|
[ 少し考えている様子の颯真をみて、 どうかな、どんな答えが返ってくるかな。 と、期待の視線を注ぐ。>>0:1480 ]
そう、なりたい自分に近づけてくれる。 [ ほらと眼鏡を押し付ければ、 赤いフレームが颯真に戻ってくる。>>0:1483 鮮やかな赤が、目を惹いてしまう。 足し算引き算は難しい。 ]
(229) 2020/06/14(Sun) 12時頃
|
|
すごいでしょ。 初めて化粧したときには、 鏡覗いてびっくりしたもの。
[ 顔色の悪い女が、少し顔色の悪い女に進化した、 最初はそれくらいの変化だった。 千夏にとっては、それでも大きなことだった。
まじまじと手鏡を見る颯真に、千夏は満足だ。 ]
(230) 2020/06/14(Sun) 12時頃
|
|
[それでいい、とは言ってみたものの、 やはり、実際にやってみると どうしていいかわからなくなるもので]
(231) 2020/06/14(Sun) 12時頃
|
|
[ どうにか引き出した答えに、>>0:1486 あまり納得いってなさそうと感じて、>>0:1488 新たな色を顔のパレットに乗せる、のを想像。 ]
……そう? じゃあ、黒をメインにする!
連城くん、そんな子供っぽいかなあ? 元気なのはわかるけど、
[ どうかなあ、と千夏は再び颯真を見る。 ]
あ。結構表情がくるくる変わるところは、 無邪気だなー、って思うかも。しんない。
[ ふんふん、と頷いて、 千夏はアイシャドウだけでなく、 他に必要なものを颯真の顔に滑らせた。* ]
(232) 2020/06/14(Sun) 12時頃
|
|
――文化祭の日の事――
文化祭の10時、教室前で。 逃げんなよ。逃げたら……わかるな?
[と、 小道具で作ってもらったステッキの調子を確かめながら まるで脅すように、文化祭の数日前、辰美は葉野に言った。 本人に脅すつもりはなかったが、 色々考えすぎてちょっと不貞腐れていたのは事実だ。
この時は、逃げたら後で捕まえて 昼飯10回奢らせよう、とか 辰美にしてはそこそこあくどいことを考えていた。]
(233) 2020/06/14(Sun) 12時頃
|
|
[時間は平等に過ぎゆく。 あっという間に当日を迎えた辰美は、 CG研っていうのはどんな作品があるんだろうなと 落ち着かない心を落ち着かせながら葉野を待っていて
やがて彼女が現れれば、]
じゃ、今日はよろしく
[と、きっと、 なんでもないような顔で言っただろう。]
(234) 2020/06/14(Sun) 12時頃
|
|
[そこにどんな作品があったか―― 高層ビルの壁を登る亀か、 金色の熊か、ウサギか、 それとも、ライオンか。
それはさておき。]
(235) 2020/06/14(Sun) 12時頃
|
|
………手?
[ある時、手を繋いでとお願いされたので、 辰美は少しだけ怪訝な顔をした。
迷惑というよりも、 そういうことを女子としたことがなかったもので。
女子の手というのは小さくて丸くて>>180 辰美からすると握りつぶしてしまいそうで怖い。 けれども、そういう「約束」だ。]
(236) 2020/06/14(Sun) 12時頃
|
|
…………ま、こんな人ゴミじゃはぐれるか。
[文化祭当日。学生たちが各々、 クラスの出し物や展示を見ていて 一学年に八クラスもある学校だ。 その時の廊下は非常に混雑していた。
だから辰美は、そっと葉野の手を握って、 甘いクレープが売っている屋台まで、 彼女を連れて行った。]
(237) 2020/06/14(Sun) 12時頃
|
|
[ただ、離さないように]*
(238) 2020/06/14(Sun) 12時頃
|
師範棋士 千早は、メモを貼った。
2020/06/14(Sun) 12時頃
|
[好きな色は、どんな色?]
(239) 2020/06/14(Sun) 12時半頃
|
|
[やっぱりオレンジかなー。と、夏美ちゃんは言っていました。 気が合いますね。]
(240) 2020/06/14(Sun) 12時半頃
|
|
― 回想:小道具職人の朝は別に早くない ―
[辰美くんに持ってもらうステッキと、 夏美ちゃんに使ってもらうバスケットが出来上がったので、届けに行く。
小道具はほとんどデザインを担当していて、 実作業はいろんな人にしてもらった。 CG研の発表も一応あるし、そっちに割く時間も確保させてもらう。
予算内で見た目だけしっかりしたものを作れればいいので、 既存のものを調達して紙を貼ったり、色を塗ったりがほとんどだっただろう。 どうしても難易度の高い小道具については、 「うちの3Dプリンタ使う?」とか提案してみたけど、 それが役に立ったかどうかはまぁ、それはそれ。]
(241) 2020/06/14(Sun) 12時半頃
|
|
[夏美ちゃんが果物を詰めたバスケットを運んでいて、 物音に驚いてそれを落としちゃうシーンがあるので、 落とした時にころんと上手く転がりやすい形状のものがいい。
出来上がったものを夏美ちゃんに持ってもらいながら、その状態で稽古をしてもらう。 不備が無いかどうかのチェックだ。]
ちょっと重くしたけど、夏美ちゃんならへーきだよね!
[口より先に手が出がちな彼女の、ややオーバーな演技を抑えるために、 重いものを持たせるのはリミッターみたいなものである。]
(242) 2020/06/14(Sun) 12時半頃
|
|
[さて、音響を合図に夏美ちゃんがバスケットを取り落とすと、 案の定オーバーに、落とすというかもう“投げる”勢いでやってくれましたので、 ころんころんと勢いよく転がるバスケットが、 果物を模したボールを辺り一面にぶちまけて、 ちょうど様子を見に来ていた若林先生が足元を取られてすっ転び、 白衣のポケットに隠していたらしいお菓子やら何やらも散乱した。
……数分後、稽古場所には 「夏美ちゃんのせいです」 「紫織のせいです」 と互いに責任をなすりつけ合った結果、 両成敗で正座させられた2人の女子生徒の姿があったとか。*]
(243) 2020/06/14(Sun) 12時半頃
|
|
-- 回想/揃い --
[ 予算とクラスの意思から弾き出された答えは、 ふりふりのレースを着脱できるベスト、とのこと。
黄冬高校の制服。 トップスはシャツに、ブレザー。 ボトムスは男女問わずにスラックスかスカートか、 選ぶことができる。 シャツの上にベストを着ればいい具合になる。 ]
結構大変だねえ。
[ 裾のレースになる部分へとテープをつける作業。 教室の隅だったかな。>>0:1461 どこかいい場所を見つけて。 斜め前の机だが、すこし怜と距離をとりつつ。 ]
(244) 2020/06/14(Sun) 12時半頃
|
|
[ 恋愛とか、人間もどきには遠いこと。 恥ずかしくて傍に寄らなかったわけじゃなくて。 完璧、な女子高生姿が羨ましかった、からかなあ。 きちんと答えを出せと言われても難しいけれど。 ]
(245) 2020/06/14(Sun) 12時半頃
|
|
[ 指先まで隠すと作業はやりにくい。 カーディガンを肘あたりまで捲って、 指示を受けた場所にマジックテープをつける。
そして。 曲がった出来上がりを振り返って、怜に見せる。 ]
……これはやり直したほうがいいよね。
[ 結局、裏方だけじゃなくて、 みんなで着ようということになって。 クラスメイト全員の分、という話になっていたはず。
一着くらいなら、失敗作を千夏が着ればいい。 でも失敗作が二着出来上がったら大変なので。 ]
(246) 2020/06/14(Sun) 12時半頃
|
|
[ どうかなあ、と千夏は千夏作のものを見る。 たぶん、それから、声がした。 声の先を見上げる。
紅いルージュ。が目を惹く。>>0:17 ]
(247) 2020/06/14(Sun) 13時頃
|
|
手を伸ばしていた。
(248) 2020/06/14(Sun) 13時頃
|
|
[ 颯真にメイクをした後だったから、と言い訳。 自分の視界に、細い手が入る。 あ。いけない。と思う。
怜の唇に触れる前に手は止まらせて、 千夏の鎖骨辺りに押し付ける。 びっくりした。魔性の魅力かもしれない。 ]
わ、ごめん。
……えと。 そ、そのって、新作のだよね? 口紅、の色、雑誌で見た気がする。
[ 伸ばした手を、もう一方の手で握る。 大丈夫、そちらに伸びることはない。はず。 おろおろとしつつ、ね、と首を千夏は傾げた。 ]
(249) 2020/06/14(Sun) 13時頃
|
|
[ そんなこともあった。 準備期間の一瞬の出来事。* ]
(250) 2020/06/14(Sun) 13時頃
|
|
[ ありがとうございます。 というのは、ちょっと前の話。>>195
異質だなあ、異常だなあ。 綺麗になったスマホも、廊下の中で、ぴかぴか。 ]
(251) 2020/06/14(Sun) 13時頃
|
|
映画館、という空間が好きだ。 映画館の扉を潜る、その瞬間がだいすきで。
(252) 2020/06/14(Sun) 13時頃
|
|
同時にきらい。
(253) 2020/06/14(Sun) 13時頃
|
|
この扉を潜ったら、帰って、宿題して、 それからご飯の手伝いして、洗濯物畳んで。
考えるのはごくごく普通のこと。 あたしの家族はフツーです。 きょうだいもいないから喧嘩しないし、 家庭内暴力もありません。 離婚もないよ。浮気もない。多分ね。 あ、きょうだいは死んだというわけでもないです。 うまれてないだけ、それだけ。 できたけどお腹の中で死んじゃった、でもないです。
あたし自身も、望まれなかったこどもじゃないです。 養子でも無ければ、うまれに悩まれたこともない。
(254) 2020/06/14(Sun) 13時頃
|
|
うそじゃないよ。
(255) 2020/06/14(Sun) 13時頃
|
|
ね、なんにもないでしょ? 全米は泣かない。
たとえば誰かに同情されるとか、 投影されるとか、そんなこともない。
(256) 2020/06/14(Sun) 13時頃
|
|
これがあと何年も何年も続くんだろうなあ。 あたしは、ごくごく、フツーに思います。
不満、は、ないよ。 だって幸せなんでしょう?幸せです。 ほんとだよ。あたしは、あたしが、好き。 挫折らしい挫折もない人生を生きてきました。
(257) 2020/06/14(Sun) 13時頃
|
|
白紙がおり曲がるような生き方をしてないの、 しあわせ なんでしょう?
(258) 2020/06/14(Sun) 13時頃
|
|
エンドロールのその先に立っても、 綿津見まなの白紙は埋まらない。
(259) 2020/06/14(Sun) 13時頃
|
|
テレパシーテレパシー。
××××さん。
あなたの白紙は今いかがですか? エンドロールを強引に書いたその先に、 あなたはいますか?
(260) 2020/06/14(Sun) 13時頃
|
|
─── 舞台裏 ───
[ ─── それだから、 ]
(261) 2020/06/14(Sun) 13時頃
|
|
[ 俯いていて良かったな、と、思う。 辰美君から返された言葉に、あたし、 暫くまた、黙っていた。>>199
掛け合いが恥ずかしい、とかじゃなかった。 あたしはうぇーいってできるタイプだし、 なんというか、こういうノリもいけちゃう方だし。
"辰美君"に戻った空気に、 ギャップだなあ、そういうとこかあって、 わらってすらいた。けれど。 ]
(262) 2020/06/14(Sun) 13時頃
|
|
[ ずっとずっと思ってたことがある。 きょーかんできない、という感覚に近い、それ。 今度は連れて行って欲しいと告げる彼の人。
夢の案内人って、その肩書きだけで、 きっとその人は、 どこへだっていけそうなものなのに。
どうしてそれを言ったのか。 ]
(263) 2020/06/14(Sun) 13時頃
|
|
─── どこへ行きたいの?
(264) 2020/06/14(Sun) 13時頃
|
|
[ 半分、現実へと踏み込んだ言葉。 かっこよく言うなら、そんな風。
気がつけば 見上げている。 いいんちょに聞いたときとおんなじように、 答えを求めているのか、いないのか、そんな。
感想にもならないあたしの声は、 舞台裏のたくさんの声と音には、多分、 紛れてくれなかったんだろうな。 ]
(265) 2020/06/14(Sun) 13時頃
|
|
[ ほんとの意味で恥ずかしくなったのは、 きっと、このタイミングだ。
あたしは返事も聞かないで、 次の公演時間を告げる声を聞いた瞬間、 舞台裏から去って行く。 ]*
(266) 2020/06/14(Sun) 13時頃
|
|
─── → 体育館 ───
[ 行くあてはありますか、と聞いた声は、 前に 不意、聞いたそれ>>264とは違っていた。 ……どう違うの?さあ。
体育館の非常口。なるほど確かに。>>203 非常口から飛び出すの、ちょっとどきどきする。
あたしは相変わらずふわふわしていた。 遺書とか、生々しさはまだ残っているのに。 ティッシュで拭いただけでさっぱりはいかない。 ]
(267) 2020/06/14(Sun) 13時頃
|
|
[ 大きい背から、体育館を覗き込んで、 あたしは、>>204 ]
(268) 2020/06/14(Sun) 13時頃
|
|
──── ゆめみたい、
[ 帰りたい、とか、そんな気持ち、飛んでいる。 ]
(269) 2020/06/14(Sun) 13時頃
|
|
[ 辰美君が前にいて、良かったのだと思う。 後ろだったらあたしはまた飛び出していただろう。
いいんちょに怒られそう。ごめんね。 ここのちゃんに諭されそう。ごめんね。
先手で頭の中、テレパシー。謝りつつ。 ]
(270) 2020/06/14(Sun) 13時頃
|
|
うわ、ね、あれ、わかる? みんなが作ったやつそっくりだよ! 席もあたし、あそこずっと座って、すごい。 復活してる?の、だって片付けしたよね? どうしてかな? ……ドッキリでこんなにできる?
[ 前には出ずとも、横に並んで、 うわあーって 指さしてあっちこっち。
またやってる。あたし、辰美君見てない。 目の前のセットにテンション上がって、 前みたいにだばーって、 水が溢れるみたいに言葉の羅列。 ]
(271) 2020/06/14(Sun) 13時頃
|
|
……文化祭、もう一回できそう。
[ 似つかわしくない、笑顔を、 浮かべていたに違いない。 ]*
(272) 2020/06/14(Sun) 13時頃
|
|
──現在・教室──
[ 人が散る。 ]
明晰夢、って、 集団で起きるものなのかしら?
[ スマフォ画面の光を受けていた顔をあげ、 焦るようなせいかちゃんの言葉に、 いまだハッキリとはしない感覚のまま答える。 ]
(273) 2020/06/14(Sun) 13時半頃
|
|
しおりちゃん疲れてるのなら、 保健室にでも行、───?
[ 子守唄をねだるしおりちゃんには、>>88 彼女の傍に寄っては、問いかけようとしたところ。 相次いだ驚きの声に心乃の思考もそちらへ。
窓の外は、何かがおかしいらしい。 けれど確かめることなく、みんなを見ていた。 ]
(274) 2020/06/14(Sun) 13時半頃
|
|
── 教室 ──
[ 礼一郎が開けた扉を、郁斗は閉めた。 いつも通りの校舎の中だったら、 開けっ放しにしていたかもしれなかった。
ただ、廊下は教室よりも寒かったので 冷気が入り込むことのないよう閉めてしまった。
閉めなければ、こんなことは起こらなかった ……だろうか。郁斗には分からない。 ]
(275) 2020/06/14(Sun) 13時半頃
|
|
[ また、人が散る。 ]
気をつけてね、いってらっしゃい。
[ 教室の外へ呑まれゆくみんなの背中に そんな言葉を投げかけるだけだった。
だれに、その手を伸ばせばいいのだろうか? 心乃は、はかりかねていたのだ。 ]
(276) 2020/06/14(Sun) 13時半頃
|
|
[ 愛宮心乃は、もう一度メールを読み返していた。 ]
(277) 2020/06/14(Sun) 13時半頃
|
|
あなたは今、愛≠見失っているのでしょうか?
(278) 2020/06/14(Sun) 13時半頃
|
|
[ 夢、だとか。 悪戯、だとか。 気味が悪い、だとか。
愛宮心乃はそう思う前に、このメール信用している。 だれかを疑うことを知らないので、…… いいえ、知っていても信じることを続けるので、 誰かからの救済を求めるものと確信をする。 ]
(279) 2020/06/14(Sun) 13時半頃
|
|
[ 愛宮心乃は、与える側の人間だった ]
(280) 2020/06/14(Sun) 13時半頃
|
|
[ そして、賢くもあった。
文化祭という台詞が入っている。 それはつまり、文化祭を知るひとで、 漂いくる匂いからも推察されるのだ。
───……この学校の人間、かもしれないと。 ]
(281) 2020/06/14(Sun) 13時半頃
|
|
[ ひとつ目の選択はこう、だ。
母というものは帰りを待つようなものなので、 だれにも連れ出されることがなければ 最後の一人になるまで、 見送るばかりになるだろうか。** ]
(282) 2020/06/14(Sun) 13時半頃
|
|
[ やたらと見たことのあるメンバーの顔と 教壇あたりに立つ礼一郎を眺めていたら チャイムが鳴った。学校だし、当たり前だ。
チャイムには大して気にしなかったけど、 がしゃん、べしゃ、という音がして 流石にそれは気になった。>>2 ]
うわあっ!?ビックリしたぁ! ハア?えぇ、何の音?
[ あまり聞いたことのない類の音である。 肩が跳ね、数歩前の扉を振り返る。 颯真>>120と同じようなことを言いながら方向には なんてことない扉がある。はずだ。 ]
(283) 2020/06/14(Sun) 13時半頃
|
|
[ それで、それ以前かそれ以降なのか スマートフォンが震えていたのは分かったので 依存症の人間は、それに手を伸ばす。
当然の動作だった。 ]
……。
[ 「死にます。ごめんなさい。」 自殺、という文字が頭に浮かぶ。 自殺って、つまり、死ぬってことだ。 ]
(284) 2020/06/14(Sun) 13時半頃
|
|
[ あーあー(笑)何でこうなるかな(笑) ]
(285) 2020/06/14(Sun) 13時半頃
|
|
[ 端的に言って、喜多仲郁斗は具合が悪い。
何人かが慌ただしく出て行ったのも見ず メール画面を見て静止していた。 何度見ても文字列が変わることはない。 何分読んでも意味は変わりそうにない。
窓辺でクラスメイトがなにか騒いでいるのを背に つーかもう、帰ろう。と思う。 質の悪いメールについて、盛り上がる気は無い。
千夏が教室を出るのは見えていたので>>178 たぶん、勝手に帰ってもいいんだな。 と、聴覚が正常に働いていない郁斗は思う。 ]
(286) 2020/06/14(Sun) 13時半頃
|
|
[ でも視覚は正常に働いてた。 いっそ働いていないほうがマシだった。
教室を出たら、文化祭が開かれていた。 比喩じゃない。学校が飾られている。>>#1 呆気に取られて、足が止まった。 ] うーわあ……なにこれ。 つーかなに、マジで。
[ 学校は楽しかったけれど、それはそれとして 起きたまま夢を見ているみたいで、気分は最悪だった。
最悪だったから、無理矢理笑う。 ]*
(287) 2020/06/14(Sun) 13時半頃
|
|
[ 礼一郎は、 彼女を探しに行ったわけじゃなくて、]
(288) 2020/06/14(Sun) 13時半頃
|
|
──回想/打ち上げ──
[ はじめはその場にいたはずの担任。 みんなにありがとうって言われてた。
それが、途中で気づいたときには、 教室のどこにもいなくなってて、
礼一郎はおや、と思う。 気を使ってくれたんだろうか。
……若林先生のことだから、 単純に疲れたってだけかもしれない。]
(289) 2020/06/14(Sun) 13時半頃
|
|
[ 若林充希はカンパしてくれた。
カンパなので経費と違って、 帳簿につける必要はないんだろうけど、
あなたのお金をこう使いました。 ──ってことを伝えるべきだと思って。
買い出しのときの領収書を持って、 礼一郎は打ち上げの途中、抜け出して、 まっすぐに準備室へと向かう。 若林先生の巣穴みたいな部屋にね。]
(290) 2020/06/14(Sun) 13時半頃
|
|
[ 扉の前に立ち、ノックを数度。 一瞬待って、「失礼しまーす」って、 明るい挨拶とともに扉を開いた。
文化祭楽しかったな。 打ち上げも楽しんでもらえてよかったな。
って、なんの後ろめたさもない、 明るいばっかりの礼一郎の声が響く。]
(291) 2020/06/14(Sun) 13時半頃
|
|
[ 雑然とした準備室は、ちょっとだけ埃っぽい。]
(292) 2020/06/14(Sun) 13時半頃
|
|
それはいつも、 何かを隠すように長袖を着ている。 サイズの合っていない制服か、 礼一郎の着古したおさがりしかないから、 ぶかぶかとした袖に指先まで埋めている。
(293) 2020/06/14(Sun) 13時半頃
|
|
礼一郎はそれが、気持ち悪くって。
(294) 2020/06/14(Sun) 13時半頃
|
|
[ 礼一郎は一瞬びっくりして、 ……ひきつった顔を隠せずにいる。]
(295) 2020/06/14(Sun) 13時半頃
|
|
……早未? え、なんでこんなとこいんの。
[ ……先客がいると思わなかったんだ。 それだけのことだよ。それだけのね。
女子の「おなかがいたい」が、>>0:1476 男子の耳に入ることってなかなかないし、
礼一郎は早未だって、>>0:1474 打ち上げに賛成してくれたって思ってた。]
(296) 2020/06/14(Sun) 13時半頃
|
|
……あ、若林センセ。 これ、お金、ありがとうございました。 一応、領収書渡しとこうと思って……、
[ 戸惑いを隠すみたいに、 礼一郎はいったん担任に本題を切り出す。
紙切れ一枚渡すのくらい、 明日に持ち越してしまえばよかったのに。
お金のことは速やかにちゃんとするべき。 って、礼一郎は信じていたから、つい。]
(297) 2020/06/14(Sun) 13時半頃
|
|
[ 状況が理解できないまんま、 礼一郎はとりあえずってふうに、 にいっと明るく笑ってみせた。]
──早未も戻る?
[ 申し訳ない。 礼一郎は平凡な人間で、 さっきの動揺をまだ振り切れずにいる。
病名だってはっきりと聞いてなくって、 以前、飴玉ひとつ渡した意味と、 今の状況を結びつけることなんてできずに。*]
(298) 2020/06/14(Sun) 13時半頃
|
|
まっさらな白紙を いっそ紙飛行機にして飛ばしてしまえたら どんなに楽だろう、と思ったことがある。
(299) 2020/06/14(Sun) 14時頃
|
|
細かく刻まれた勉学や稽古のスケジュール。 顔を合わせるのも苦痛な兄。 人任せで自分の不始末をつけない親。 決められた未来。
引かれた道筋はまっすぐで、 それに抗うだけの気力も、もはやなくて ただ生きているだけの今に飽き飽きしていた。
何を描いてもいいよ、と言われた画用紙を前にして 鉛筆もクレヨンも絵の具も何もないようだ。
(300) 2020/06/14(Sun) 14時頃
|
|
……ただの機能不全な家庭の話だ。
どこだって似たようなもので 全米は泣かないし 多分、やたらと頑丈なあの白紙は 多少よれてはいるが、折れたりはしてない。
(301) 2020/06/14(Sun) 14時頃
|
|
「 ええ、どうか、自由なあなた。 また私に夢を見せて頂戴! 」
(302) 2020/06/14(Sun) 14時頃
|
|
自由な紳士はそれに微笑んで頷く。 少女に前を向いてほしくて夢に舞う。
けど。
(303) 2020/06/14(Sun) 14時頃
|
|
XXXXXさん。 俺の設定したエンドロール、 どうにも現実味がないようで たぶん、そっちに行けずに墜落します。 人生って難しいですね。 劇じゃないから。 なりたい自分になるってのも難しいし。
あなたは真っ白な紙に何か書けそうですか? それとも、書くもの、ありませんか?
(304) 2020/06/14(Sun) 14時頃
|
|
―――――――――。
――――通信エラー。通信エラー。
(305) 2020/06/14(Sun) 14時頃
|
|
――回想/舞台裏――
…………。
[辰美は、綿津見からやっと発せられた言葉に>>265 瞬きをしてその意味を理解しようとする。
その時には、 辰美幸俊は紳士ではなく「辰美幸俊」だったから どう応えるか、答えに詰まったまま、
返事を聞かないままで去っていく綿津見の背を 見ることになっただろう。]
(306) 2020/06/14(Sun) 14時頃
|
|
どこに……?
…………ここじゃない、どこか。
(307) 2020/06/14(Sun) 14時頃
|
|
[「紳士」ならきっと、答えはこうではなくて、 少女の望む夢の世界を見たいと言うだろうに。
舞台裏、緞帳の裏側。
辰美のくぐもった迷子のような言葉だけ、 舞台裏にあった沢山の声と音に紛れて消えた。]
(308) 2020/06/14(Sun) 14時頃
|
|
――現在/体育館――
[どうにもそれを思い出してか、 辰美は少しだけ唇を閉ざしていた。 といっても、体育館に辿り着くまでのことだ。>>267]
(309) 2020/06/14(Sun) 14時頃
|
|
ゆめ。
[見るだけなら自由って誰の言葉だったっけ。 辰美は少し驚いたような、 途方に暮れたような声でその一言だけ発すると、
まだふわふわしているらしい綿津見が 一応飛び出していったりしないか、>>270を見た。
ちょっと前プチ流行したデスゲームものの漫画だと こういう局面で前に出ていくと絶対死ぬ。
一応、飛び出していかずに横並びになったので それ以上引き留めはしなかったが やっぱり視界から自分は消え失せているようなので 辰美は軽くため息をつきながらこう返した。>>271]
(310) 2020/06/14(Sun) 14時頃
|
|
あー。 そうだな。 とうの昔に片づけたし、 ……ドッキリでやるにしちゃ、ちょっと手間かも。
[世界に現実味がなくなってくる。 最初からあった?といわれると疑問だが。
「文化祭、もう一回できそう」と綿津見が笑って言うので 「そんなことを言ってる場合か」という言葉が 喉の奥に引っ込んだ。
呆れるような、微笑ましいような謎の感情に襲われつつ 辰美は無表情でこう返した。]
(311) 2020/06/14(Sun) 14時頃
|
|
もう一回ね。 ……役者足んないからわだつみもやったら。
[本当に文化祭の再演をするとして、 単純に人数が足りないので、辰美はそんなことを言う。
そもそも、あんなに好きなら何故舞台に立たないのかと 疑問に思う事もあったのだ。
そのまま、セットや席には触れず まっすぐに非常口付近に向かう。
勿論、といってはなんだが、 ぴたりと扉が閉ざされているのが見え 辰美は諦観の念で 「非常口」の緑のライトが照るのを見上げた。]
(312) 2020/06/14(Sun) 14時頃
|
|
[劇のセットがあって座席が並ぶ体育館は なんだか、映画館に似ていた。**]
(313) 2020/06/14(Sun) 14時頃
|
|
―― 回想:超絶イケメン男子高校生X ――
えっ。
[ 紫織の返答は、全く予想外のものだった。>>191 そういう風に解釈される可能性なんか、 誠香は全然考えていなかったのだ。 彼女のいる男の子に横恋慕して、 彼女に牽制に? ライバル宣言に? 行く女、みたいな。 ないない。 誠香はそんなキャラじゃない ]
(314) 2020/06/14(Sun) 14時頃
|
|
ちがっ、違うよ!? いや、興味があるという意味では 違わないのかもしれないけど、
[ いかん。これでは墓穴だ。誤解が深まる ]
そういう意味の興味じゃなくて、
[ 誤解を解こうと焦れば焦るほど、 なんだか怪しくなってしまう。 しかし、断じて違うのだ。 誠香が興味があるのは辰美個人というより、 紫織という彼女と二人でいる時の辰美、なのだから。 横恋慕なんて、そんなのないない ]
(315) 2020/06/14(Sun) 14時頃
|
|
[ わたわたしている誠香にかまわず、 紫織は彼氏としての辰美を教えてくれた。 そこは非常に興味深かったので、 誤解が解けたかはさておき、誠香はふむふむと聞き入る。 やっぱりイケメンだ。 見た目だけじゃない。中身もイケメンだ。 いいねいいね、素敵だね。素敵なお二人だよ。 にこにこと聞き入っていた、のに ]
えっ。
[ やっぱり誤解は解けていなかった。 それどころか、別れた、と背中まで押されてしまった。 ぽかんと誠香は口を開けて、 口を閉じた紫織を見つめる。 誤解を解かなくては。 でも、それより前に ]
(316) 2020/06/14(Sun) 14時頃
|
|
……ごめん。 こんな話、したくなかったんじゃ。
[ 誠香は謝るのが苦手だ。嫌いだと言ってもいい。 けれど、この時は謝った。 別れた彼氏の話を聞こうとするなんて無神経だ。 その上、紫織の口から辰美への愚痴めいたものは、 一切出てはこなかった。 嫌いになって別れたわけではないのなら、 話すのはつらいことだったのではないだろうか。 そんな風に思ったからだ ]
でも、僕は本当に、そういうの、辰美にないから。
[ そこは念を押しておく。 別れたと言われてしまっては、 紫織と二人でいる時の辰美に興味があった、なんて、 そんな説明はもうできなかった。 古傷を抉るような気がしてしまったからだ ]
(317) 2020/06/14(Sun) 14時頃
|
|
[ この時、誠香の中では、 まだ紫織がデートしていたイケメン=辰美の図式が 成立していた。 目の前の紫織が、 新しいイケメン彼氏ができたばかりでハッピー! という風には、見えなかったからだ。 後日、写真まで出回るようになって>>217 どうやら紫織には辰美とは別の、 超絶イケメン彼氏ができたらしいと知ることになる。 写真まで出回っているのなら、 それは辰美ではないのだろう。 いくらいつもと表情が違っても、 クラスメイトの写真を見て「これ誰!?」とは ならないだろう、さすがに。
見る? と聞かれたけれど、誠香は見なかった。 隠し撮りなんて趣味が悪いと思ったし、 なにより、クラスメイトの意外な姿ならともかく、 見ず知らずのイケメンには興味がなかったからだ** ]
(318) 2020/06/14(Sun) 14時頃
|
|
-- 回想/打ち上げ --
[ 3年8組、全員で。 開催されていたと思う。
若林にも、たしか揃いのベストを押し付けて。 白衣の上にベストを着ようとするので、 千夏は小さく笑った気がする。 ]
……かんぱーい。
[ 幹事。言ってしまえば。 企画者の礼一郎が挨拶をしていた。 はずだ。 出資した若林への礼の声が幾重にもかかる。 ]
(319) 2020/06/14(Sun) 15時頃
|
|
[ 打ち上げ。挨拶。乾杯。 とくれば、きっと写真撮影もある。 誰かが集合写真を撮ろうよ、と言う。
劇を作り上げた全員で一枚。 3年8組に属するものは並んで、写真が撮られる。 その後、個人間での写真撮影となるけれど、 会場を抜け出した千夏は知らぬことだ。 ]
(320) 2020/06/14(Sun) 15時頃
|
|
同じものを着ていれば、同じに思える。 けど。 確かに違いもより浮かんでしまう。
(321) 2020/06/14(Sun) 15時頃
|
|
客観的に見る自信はなくて、 千夏は自分が写る写真から目を逸らす。
(322) 2020/06/14(Sun) 15時頃
|
|
[ 写真一枚で、気持ちが悪くて。 ぜんぜん痛くないおなかを痛いことにして、 千夏は秘密基地、でもないけど、 足を運びやすい準備室へと向かう。 ]
(323) 2020/06/14(Sun) 15時頃
|
|
[ 一度しかない学生生活。 打ち上げくらいきちんと参加しろよ。 体育祭はぜんぶ見学しやがって。 ま、俺も見学してたくちだけど。 とかなんとか。若林は言う。
非難の言葉を若林にぶつけていれば、 響くノックの音に身が固くなる。>>291 声で誰が入ってくるかわかるから、 ぎゅ、と自分の二の腕を抱いた。 ]
(324) 2020/06/14(Sun) 15時頃
|
|
[ 打ち上げだったので。 いつも着ているカーディガンはなくて、 薄いシャツが指先に感覚を伝える。 ベストよりも長袖のニットとかがいいって、 意見出しの時に、言えばよかった。と後悔。
顔と視線だけ動かして、礼一郎を見る。>>295 なんでここにいるんでしょうね。>>296 引き攣った顔に、気まずく頷く。 ]
ごめんなさい。 ……ちょっとね。 せっかく企画してくれたのに。
[ 言葉ばかりの謝罪が、口からでる。 ]
(325) 2020/06/14(Sun) 15時頃
|
|
大丈夫だよ。 『みんな』は楽しんでる。はず。
(326) 2020/06/14(Sun) 15時頃
|
|
[ 続きそうな言葉は口に押し込めて、 黙っていれば、本来の用事が成される。>>297
その後、また視線がこっちに向くので。 ]
……おなかが痛くて、 お菓子とか見ると、 たぶん気持ち悪くなっちゃうから。
[ 嘘とほんととを混ぜて。 とりあえずの誘いは断る。
若林からの、行け、という圧は、見なかったふり。* ]
(327) 2020/06/14(Sun) 15時頃
|
|
— 回想:女子はイケメンが好きだもの —
[辰美くんに興味があるの?というジャブに対し、 >>315想像以上に慌てた反応をいただきました。 そういう意味での興味ではなさそうなのはわかっているけどね。]
ううん、いいよ。別に。 よくあることだし。
[含みを持たせてそう言ってしまえば、 きっと自動的に察してくれて、引き下がるだろうって。 そう思っていたし、実際そうしてくれたので、 誠香ちゃんは他のめんどくさい女子と比較して、大好きです。]
(328) 2020/06/14(Sun) 15時頃
|
|
……そこまで無いって言い切っちゃうと、 逆に辰美くんに失礼かもよー?
[>>317念押しされるとそっちが気になってしまう。 これは彼氏彼女の関係性であるわたしたちをそういう目で見ていないという、 誠香ちゃんの誠実さの現れだと思うんだけど、 噂の真実はやや複雑なものなので、まあ致し方無し。]
(329) 2020/06/14(Sun) 15時頃
|
|
じゃあ聞くけど、どういう人が好きなの? 誠香ちゃん。
[否定をするなら、その証明をしないと。 さもなくば、誠香ちゃんが辰美くんを好きらしいという噂を、 わたしが流しちゃうかもしれないよ?
……と、ちょっと脅迫めいた意図を思いついたけど口にしない。 話したくなければそれで別に構わないし。
大丈夫、誰にも言わないよ、と、 口元に人差し指を当てる仕草で暗に示したつもりだけど、 さて、彼女の好みは聞き出せただろうか。*]
(330) 2020/06/14(Sun) 15時頃
|
|
答えを聞く前に帰ったのは、 聞いたところで あたしは、 誰かの手を引けるにんげんじゃ無いからだ。
(331) 2020/06/14(Sun) 15時半頃
|
|
通信エラー 通信エラー。 ××××さん、 あたしはあなたからテレパシーを受け取れていますか。 受け取って、何かを与えられるにんげんですか。
白紙に描けるなにもかもがありません。 ただ生きているだけの今に飽きています。 幸せなのに満たされません、幸せなのに息苦しいです。
(332) 2020/06/14(Sun) 15時半頃
|
|
みんなから与えられていることに安堵します。 みんながだいすきです。ほんとだよ。
(333) 2020/06/14(Sun) 15時半頃
|
|
ねえ。あたし。
(334) 2020/06/14(Sun) 15時半頃
|
|
"ここじゃないどこかへいきましょう。" と いう、言語は、 あたしからの異文化コミュニケーションにあるのかな。
(335) 2020/06/14(Sun) 15時半頃
|
|
*
[ デスゲームものの漫画だと、 飛び出した瞬間、多分あたしは死んでる。>>310
串刺しとかでぐわー!ってなって、 言うこと聞かないからこうなる……って、 見せしめになるやつ。
想像するまでも無く痛いね。死ぬ。R18G? ]
(336) 2020/06/14(Sun) 15時半頃
|
|
[ だから、おとなしく、おとなしく。 あたしはセットを見詰めたまま、 辰美君から落ちてくる声を聞いている。>>311
手間だよね、そうだよね。 だってあのバスケットとか、 しおりちゃんたちが作ったやつでさ。 なんだっけ、準備の時にあれ使って怒られてたよね。 懐かしい。思い出のひとつ。>>243 ]
(337) 2020/06/14(Sun) 15時半頃
|
|
[ そんな調子で頷いて、それからまた、 あたしは辰美君の後ろをついていった。>>312 床から槍とかその他諸々が出ることも無く、 至ってフツーに歩けるわけで、
緑色のライトだけが目立つ、 閉じられたそこを、見上げる。 ……まあ、昇降口とおんなじように、 結果は残念。うーん。
"非常"口なのになー。 機能しないということは非常では無いのか。成程。 ]
(338) 2020/06/14(Sun) 15時半頃
|
|
……開かないねー。 なんか、この調子だと、 どこも駄目な感じしそうだね?
[ 諦めもなにもなく、あたしは言う。 ここ作った人センスあるな。友達になりたい。 あたしももう一回やるなら 遊びきるまでここにいたい。みんなと。
……あたし"も"? …………、 ]
(339) 2020/06/14(Sun) 15時半頃
|
|
[ ……なんだろ。移入、にしても、 多分褒められた移入じゃ無いんだろうな。
煮詰まった生々しさ>>1がまた顔を出してくる。 ]
(340) 2020/06/14(Sun) 15時半頃
|
|
えー?あたしは、いいよー。 みんなが演じてる方がいいな。 ここから見たい。
[ ほんとほんと。単純な人数の問題とはいえ。 自己卑下とかでもない。 非常口からあたしの指定席に、 上履き鳴らして歩いて言う。
見詰めていた。少し前の、夢のあとを。 笑ったまま、椅子の背をなぞっている。 ]
(341) 2020/06/14(Sun) 15時半頃
|
|
[ 舞台を、スクリーンを見詰めるあたしは、 いつだって こどものように楽しんで、
─── 羨む顔をしていた。今、だって。 ]
(342) 2020/06/14(Sun) 15時半頃
|
|
ああ、あのキャラクターたちは、 白紙に何かを描けたんだな。
─── 届かない通信 。
(343) 2020/06/14(Sun) 15時半頃
|
|
あたし、楽しかったから、 もし、誰かが、学校まるっと、 こうしてくれたなら嬉しい……んだけど、
嬉しいとか言ったら、 いけないやつ、です、かね……?
[ 超常現象、という内容を思い出す。 思いだして、おもいだして、 この夢みたいな世界を想像する。
あはは……なんて、あたしは流石に苦笑して、 映画館みたいなこの場所でリラックスしていた。 ……リラックスって!だって好きなんだもん。
ポップコーンよりチュロス派です。 ]
(344) 2020/06/14(Sun) 15時半頃
|
|
………… さっき言ってた、不思議な話。 ほんと だとしたら、 死にかけの人が、これ、 やってくれたーってことになって。
[ 誰かなあ。想像する。 死にかけって、どう死んだのかな。 遺書ってことは、自殺かなあ。
さっきまでみんなフツーにしゃべってたのに。 ]
(345) 2020/06/14(Sun) 15時半頃
|
|
誰なのかなあ……。 辰美君 想像、つく? ついてもどうするんだって話なんだけど……。
[ 生々しさの大元に、指先を突っ込んだような。 インクよりべったりしているような。 そんな感覚で、首を、傾げている。 ]
(346) 2020/06/14(Sun) 15時半頃
|
|
……テレパシー、テレパシー。 はーい、もしもし。過去のあたしへ。 通信状態良好です。あたしにはばつぐんだよね。
(347) 2020/06/14(Sun) 15時半頃
|
|
ところでちょっと聞きたいんだけど、 白紙、うっかり破いたり、してないよね?**
(348) 2020/06/14(Sun) 15時半頃
|
|
── 回想:打ち上げ ──
[ 文化祭の跡片付けは何だか悲しいから 打ち上げがあって良かった、と思っていた。 いっちー、若ちゃん、ありがとう。
喜多仲郁斗はスマートフォン片手に 全員とツーショットを撮るって目標のため 皆と写真撮ったり、笑ったり、忙しい。 ]
ナツミ〜お前と写真撮ったっけえ? 撮って無くね?ウェイ。いぇーい!
……あっはは!ナツミ半目なんだけど! ちょーブスじゃん!!
(349) 2020/06/14(Sun) 15時半頃
|
|
[ 文化祭は成功でした。 成功して、終わってしまいました。
幕は閉じた。 カーテンコールもアンコールも終わり。 この打ち上げだって何時間後には終わる。
全部終わる。 終わったら何が残るんだろう。 その先で一体何が始まるんだろう。
……受験か(笑) ]
(350) 2020/06/14(Sun) 15時半頃
|
|
-- 現在/→4階へ --
[ とりあえずどこかにいこう。 そう思って、廊下にでる。>>178
近くには、紫織や郁斗もいたかも。>>119>>287 廊下にでれば、より食べ物の匂いがする。 焼きそばとか、パンケーキとか、いろいろ混じって。] 文化祭、もどきだあ。
[ 文化祭。 その際には廊下も結構人が溢れてて、 香水の匂いとか、シャンプーの匂いとか、いろいろ。 もっと混じっていたように思う。 ]
(351) 2020/06/14(Sun) 15時半頃
|
|
ねーマジでブスすぎんだけどぉ! これアイコンにしてい〜?
いったあ!殴るこたぁ無くなアい!?
[ 「うっさい、へらへらすんな!」って夏美が怒る。 怒られても郁斗は笑ってる。
本当は取れるはずのフリフリを>>0:1461 ふざけて付けたままにしたりして笑う。 無遠慮な『みんな』のうちの一人です。>>326 楽しいから笑ってる。 ]
(352) 2020/06/14(Sun) 15時半頃
|
|
毎日、しにたくなる。
(353) 2020/06/14(Sun) 15時半頃
|
|
[ 「あーくんっていつも楽しそうだよねーっ」
酔ったワタリさんが言う。 歩道の淵、石のブロックを平均台みたいに歩いてる。 危ない足取りを、少し後ろから見ている。
いつもより大きな声だった。 それが酔っていたからなのか、 郁斗と話していたからなのかは分からない。
あーくん、っていうのは郁斗のことだった。 「*」アスタリスク、の「ア」であーくん。 ネット上でいつの間についた呼び名だった。 ちょっと違うんだよなあ。って少し可笑しい。 ]
(354) 2020/06/14(Sun) 15時半頃
|
|
[ もしかして、ここは千夏の頭の中かも。 と、千夏は思う。 クラスにいた人間たちは、死にそうに見えた? ……ううん。あんまり。
文化祭もどき。 廊下に貼られたポスターに、手を滑らせる。 打ち上げに最後まで参加しなかったことを、 後悔しているのかもなあ、と思う。 楽しかった、楽しかったね、 と誰かと言いあいたいのかも。しれない。 ]
(355) 2020/06/14(Sun) 15時半頃
|
|
[ 高揚したまま夜の街を歩く。 ワタリさんの前ではお酒は飲めないけれど、 色々な店に連れて行ってもらえる。
繁華街のカラフルなネオンの光から 駅に近づくにつれ親しみのある街頭が増えていく。
物寂しいような、安心するような、 そんな錯覚に陥りながらワタリさんと話す。 ]
(356) 2020/06/14(Sun) 15時半頃
|
|
[ 今、急に楽しかったよねー! なんて、言っても社会から爪弾きになるのは、 わりと簡単に想像がつく。
ので。 とりあえず探索と参りましょう。 ]
こっちもきちんと文化祭なのかな。
[ もしかすると見えてないところは、 手抜きかもしれないと視線を送りながら、 千夏は階段を目指して。 なんとなあく上の段に足を置いた。 ]
(357) 2020/06/14(Sun) 15時半頃
|
|
……校舎って、 3階までじゃなかった、っけ。
[ 2.5階。踊り場でなんとなあく嫌な予感。 そのまま昇り切って、3階で。 まだ、階段が続いていた。 すこぉしだけ、困惑。
でも、そのまま4階まで行けば、 なんだか知ってる教室が廊下を並んでいた。* ]
(358) 2020/06/14(Sun) 15時半頃
|
|
[ 「楽しく過ごすコツってあるの?」 「え〜そんなん無いって!おれいっつも楽しい〜」 「アハハ!すごいね〜」 「もぉ、バカにしてっしょ!ワタリさんってば」 「バカにしてないよ?正気じゃないなあって思っただけ」 「バカにしてんじゃん!超酷いんですけど!」 ]
(359) 2020/06/14(Sun) 15時半頃
|
|
[ どーせおれは正気じゃないよ(笑) ]
(360) 2020/06/14(Sun) 15時半頃
|
|
[ 正気に戻りたくないよ。 ]*
(361) 2020/06/14(Sun) 15時半頃
|
|
──回想/打ち上げ──
[ 全員での記念撮影。 ありがちなイベント。
フリルを当然取り外したベストを着て、 礼一郎もそこに写りこんでいる。
歯を見せて笑ってそこにいて、 思い出したようにたまに見返して、
数年後、十数年度、 いつかまたみんなで集まる機会があれば、 懐かしいもん持ってきたんだって、 いそいそとその写真を取り出すような。]
(362) 2020/06/14(Sun) 15時半頃
|
|
[ 礼一郎はそういう、普通のみんなのひとり。]
(363) 2020/06/14(Sun) 15時半頃
|
|
ま、こんなことになった今、 君たちにそんな未来があるんだかないんだか。
(364) 2020/06/14(Sun) 15時半頃
|
|
[ ……先生、口悪っ! 教師のくせに。 って、声が聞こえたなら言ったと思う。>>324
でも扉越しの個人的な会話なんて、 当然聞こえないからこそ、油断してた。
なんの躊躇もなく扉を開いてしまって、 お互い気まずい声を絞り出すことになって、 礼一郎はほんのちょっとだけ、 若林のぼそぼそとしたトーンの声を恨んだ。]
(365) 2020/06/14(Sun) 15時半頃
|
|
[ 早未は謝った。>>325 その言葉に礼一郎は目を泳がせた。
何も会話としておかしくはないはずなのに、 「 ごめんなさい 」って言葉が居心地悪くて、
ごまかすように紙切れ一枚渡すため、 定位置にいる若林のもとへと歩み寄った。]
(366) 2020/06/14(Sun) 15時半頃
|
|
……ごめん、その、
[ 断り文句を受けて、>>327 礼一郎もとっさにごめんと言ったけれど、
何に対しての謝罪かと言われると、 説明できない気がして、濁してしまう。]
……気が向いたら戻ってこいよ。 片付けのこととか気にしなくていいから。 ……その、えー、無理すんなよ。
[ これでいいんですかね、先生。 問題のないやり取りに見えましたかね。
なんて、礼一郎は念を飛ばせないし、 ちゃんとできたか怪しいまんま、立ち去る。*]
(367) 2020/06/14(Sun) 15時半頃
|
師範棋士 千早は、メモを貼った。
2020/06/14(Sun) 15時半頃
|
── 現在/教室へ ──
[ 辰美と綿津見。 語呂のいいふたりと別れて、 礼一郎は教室への道を戻ってく。
1階から2階へ、 階段を上っていきながら、 礼一郎は手を洗わなければと思う。
掌に広がった黒色は、 ただのインクのようなのに、 なにかの怨念じみてて、ちょっと怖い。]
(368) 2020/06/14(Sun) 16時半頃
|
|
[ 2階。どっかのトイレで手を洗おう。
廊下を身長に見合った歩幅で行きながら、 礼一郎はさっき見た文面について考えている。 3人寄って出し合った知恵で浮かんだ可能性を。
死のうとした誰か。 本当にいるんだろうか。 どうして文化祭なんだろうか。 どうして、ここにいる11人なんだろうか。]
(369) 2020/06/14(Sun) 16時半頃
|
|
[ どっかで何か間違えたかなあ。 だとしても、わかんないよな。 正しさなんて、不定形だもの。]
(370) 2020/06/14(Sun) 16時半頃
|
|
礼一郎、言い訳は良くない。
(371) 2020/06/14(Sun) 16時半頃
|
|
[ ……水の流れに手を浸した。 手の甲で押し出したハンドソープで、 黒色をていねいに洗い流していく。 代わりに水の流れが黒く染まってく。]
(372) 2020/06/14(Sun) 16時半頃
|
|
……よし、
[ 今のは気合を入れるための掛け声であって、 まあ、特に意味なんてものはない。
良い子らしくポケットにあった、 ちょっとだけ皺の寄ったハンカチで、 手を拭きながら礼一郎は顔を上げる。
教室に戻って、状況を確認して、 それで──、できることをしよう。
それが何かはいったんさておいて。*]
(373) 2020/06/14(Sun) 16時半頃
|
|
――きっと、俺もお前も まだちゃんと生きれてないからだよ。 って、 もしも電波が通じていたら辰美は言う。 呼吸をしていて、しているだけであって 生きていないから、そう思うんだって
(374) 2020/06/14(Sun) 17時頃
|
|
通信エラー。通信エラー。 メーデー ――いつか、エラーを越えて、救難信号が届く日は来るかな。
(375) 2020/06/14(Sun) 17時頃
|
|
――現在/体育館――
[これから君たちには殺し合いをしてもらいます
とか。
これからナントカの条件を満たせなければ死にます。
とか。
告白して両想いじゃなければ死にます。
とか。
そんな感じではなさそうなのでよかったと辰美は思う。 高校生なのでR18Gはちょっと。]
(376) 2020/06/14(Sun) 17時頃
|
|
[さっきよりはおとなしい綿津見を伴って、>>337 槍が降ったりもしない体育館の中を行く。
この世界の主にとっても辰美たちにとっても これは非常事態には違いなかったが、
帰り口はこちらじゃないんですね。そうですね。]
……そう、だな。
[ここから出られないとなると、 いよいよ連城と騒いで福住がツッコミをいれていた 「学校に泊まる」話が現実味を帯びてくる。 女子には厳しそうだな、と何となくそんな事を思った。
現実的な事を考える辰美の横で、>>339 綿津見はふわふわと、観客席の方へ>>341]
(377) 2020/06/14(Sun) 17時頃
|
|
ふーん。 ……俺とか七星とか、 そーまのシーンならできるかもしれねえけど。
あんなに覚えてるなら…… 舞台、立ってみてもいいんじゃないかって。
ま、いいや。
[羨ましそうな顔、をしているのが見えていたので、>>342 辰美はそういうけれど、 本人が「いい」というなら、強引に推すこともない。 辰美はいつかのように隣の席付近で舞台を見る。]
(378) 2020/06/14(Sun) 17時頃
|
|
教えてくれよ「紳士」。 自由になるにはどうすりゃいい?
――――……………本日も応答なし。
(379) 2020/06/14(Sun) 17時頃
|
|
[観客席の方から舞台を見て あの頃のことを追憶する。
葉野が色んな小道具を用意して それを七星がうまく扱えなくて騒ぎになっていたあの頃を。
それから、舞台が終わった時に観客から届いた拍手を。
――だから、辰美はほろりと、こう呟いた。>>344]
(380) 2020/06/14(Sun) 17時頃
|
|
俺も、楽しかったよ。文化祭。 だからいいんじゃね。 別にそういうこと言って。 …………ちょっとだけ、なら?
れーとかには、いわないほうがいいかも。
[遺書が見つかって、外に出れなくて、 緊急事態ではあるけれど、 今この中には辰美と綿津見しかいないわけだし 多少の不謹慎さに顔をしかめるものもいないだろう。
今のオフレコな、と言いたげに、 辰美は唇に人差し指を添えた。
映画のお供は何もなし、たまにホットドック派です。]
(381) 2020/06/14(Sun) 17時頃
|
|
……うん。
[ゆっくりと紡がれる綿津見の話に耳を傾けている。 白い雪のようなふわふわした思い出話から 今直面している問題の話へ。 粘つくような漠然とした不安に辰美は多少顔を顰めて 己の顎を触った。]
(382) 2020/06/14(Sun) 17時頃
|
|
もし、今日集まってた奴の中にいるなら…………
[辰美は全員の顔を思い浮かべて首を横に振った。]
(383) 2020/06/14(Sun) 17時頃
|
|
……文化祭楽しかったから、 もし死のうとしてる奴がいるなら止めたいし、 文化祭楽しかっただろ、死ぬなよって言いたいし、 無理ならせめて、理由くらい聞いておきたい。
未練くらいあんだろ。たぶん。
……っても 誰が、とかそんな想像つかねえけど……。 それこそ、わだつみ…… お前じゃないとも、俺からは言えないし。
[辰美は一つ言葉を区切り、渋い顔でこう言った。]
(384) 2020/06/14(Sun) 17時頃
|
|
わだつみは、想像ついたら あるいはわかったら、どーすんの。
[どうもしない、と言われればそれまでだが 首を綿津見と反対方向にかしげて問いかける。]
(385) 2020/06/14(Sun) 17時頃
|
|
ここではないどこかへいきましょう。
と、いうのはいきなりハードルが高すぎるので 「ここからどこにいこう」って話すのが精いっぱい。
Every adventure requires a first step. 冒険は最初の一歩が大事だ。
それが望ましい冒険かどうか 一歩を踏み出せるかどうか は、今は置いておこう。
……いうだけならタダだし。*
(386) 2020/06/14(Sun) 17時頃
|
|
── 現在:廊下 ──
……ねー紫織さん。 これなんだろう、CGぃ?
[ 呆気にとられたすこし先に、 クラスメイトの姿が見えた。>>119
この光景に、郁斗と同じく 度肝を抜かれている。ように見える。
だから近づいて、声を掛けた。 あー紫織さんはCGじゃないよね?(笑) ]
(387) 2020/06/14(Sun) 17時頃
|
|
[ たしか、CG研。に所属していたはず。 よく分からないけれど。という認識で、 ネット上のあの人とは一致していない。 ]
うわっ触れるんだけどぉ!フツーに! なにこれキモっ! え、さっきまで普通の廊下だったよね? チョー意味不明じゃん!
[ 隣のクラスの装飾の風船を、 つんつんと触りながら首を傾げる。 ]}*
(388) 2020/06/14(Sun) 17時頃
|
|
もどき、ってゆーかさあ。 フツーに文化祭…だよね? おれが知らねーだけで、 実は今日も文化祭だったりするぅ?
[ ぼんやりと、呟かれた千夏の言葉に>>357 郁斗はそう笑ったりもするけれど、
上の階に上がる気は起きなかった。ので、 二人がそちらに行くというのであれば>>358 たぶん、置いていかれるだけだ。 ]*
(389) 2020/06/14(Sun) 17時頃
|
|
――回想/惨事のおやつ――
……よくできたもんだな。
[と、辰美は純粋に葉野をほめた。 何をというと、葉野が持ってきたステッキについてである。
実作業は他の面子がやっていたらしいが>>241 細かくデザインされたそれは純粋にかっこよかった。
へえ、とちょっとの間眺めた後、 バスケットを持った夏美のスタンバイができたので 劇の練習を始める――、が。]
(390) 2020/06/14(Sun) 17時半頃
|
|
[嘘が真実になってしまう瞬間を知っている。]
(391) 2020/06/14(Sun) 17時半頃
|
|
あ゛ぁ……!?
[シーン始まり直後、 七星の投げたバスケットが勢いよく宙を舞った。>>243
―――台本に落としてって書いてあっただろうがテメェ!
と、辰美は思ったが、 飛んでくる「重い」ボールを避けるので精いっぱいだった。
視界の端、 丁度そこに現れた間の悪い教師が、 足を取られてすっころび キャンディやら何やらをぶちまける様が見えた。]
(392) 2020/06/14(Sun) 17時半頃
|
|
[小学生の時、友達の女の子を家に招いた。
遊んでいるうち、 「入っちゃダメだよ」と強く言われていた、 父親の私室に2人でこっそり忍び入って、 中にあるものをいじって笑い合った。
やがてわたしは、父親の大切にしていた白い箱 ——それをパソコンだと認識したのはもう少し後の話——を、 手を滑らせて、高所から落下させてしまう。
けたたましい音と共に、いくつかのパーツが飛び出して、 子供心ながらにそれが“死んでしまった”というのはなんとなく分かった。]
(393) 2020/06/14(Sun) 17時半頃
|
|
だって、だって! ×××ちゃんが、やったんだもん! わたし、知らないもん! びえええええええ!!
[両親に詰め寄られてわたしは泣き叫ぶ。 全部、友達のせいにした。 貶めてやろうという気持ちなんて、どこにもなかった。 ただ、自分が責められるのが嫌だった。
それから、わたしの親とその友達の親の間で何か話があったらしく、 その友達は家に出入り禁止になり、 親が話し合いをする際にもらった高級そうな菓子折りを、 わたしはけろっとした顔でぱくぱく食べていた。]
(394) 2020/06/14(Sun) 17時半頃
|
|
[この時の友達とは、この一件で疎遠になった。
まあ、よくある話。 少なくとも、わたしの人生ではよくある話だった。
同じような経験をした子も、 「嘘は良くない」と教えられて、身に染みて、 そうやって正しく矯正されていく。 成長って、そういうもののはずだ。]
(395) 2020/06/14(Sun) 17時半頃
|
|
[わたしが生まれつき嘘つきで、 それを矯正できずに18年ほど生きてしまったのは、 何かのバグなのかもしれない。
どうしてこうなったのかなんて、 神様じゃあないのだし、知るわけない。]
(396) 2020/06/14(Sun) 17時半頃
|
|
[指の先を切れば、流れ出る血の色は赤い。 それは人間であることの証明になりますか。
なるのなら、話は早いんですけど。
どうにもわたしは、 体のどこかを切れば、たちまち青いドロドロしたものが流れ出すのではないかと、 未だにそんな気がしてならない。*]
(397) 2020/06/14(Sun) 17時半頃
|
|
七星は悪いと思うけど 女子に正座させるのやばくね。ワカバヤシ。
[数分後、責任のなすりつけ合いの結果 正座させられた葉野と七星を眺め、 辰美はいらないヤジを飛ばして 先生に睨まれていたとか。**]
(398) 2020/06/14(Sun) 17時半頃
|
|
— 現在:廊下 —
[廊下の照明を見上げていた。 >>351文化祭もどき。そういう言葉が聞こえて、意識はそちらを向く。]
もどき。 うん、そうだね……本物じゃない。
[雰囲気はそのまんまだけど、足りないものがある。 わたしたち以外の、人、人、人。]
かけがえのない思い出って、メールにあったけど。 こんなので、満足できるのかなぁ……。
[ぼんやりとそんなことを口にした。]
(399) 2020/06/14(Sun) 17時半頃
|
|
[千夏ちゃんがそのまま階段を上がるのを見つつ、 >>387喜多仲くんが声をかけてきたので、そちらを向く。]
CGだったらすごいなぁ。 バーチャルリアリティ、だよね!
[あまりの事態に混乱気味なので、 自分で口にした言葉に、どういうこと?と首を傾げた。
あ、わたしはCGじゃないです。 CG研はCG制作を研究する会であって、CGになる方法を研究する会ではない。 あしからず。]
(400) 2020/06/14(Sun) 17時半頃
|
|
[>>388実際に風船を触って確認して騒いでいる喜多仲くん。 こんな状況でも騒がしいけど、言ってることは極めて正常だと思う。]
わたしたちが教室でチャイム聞いてる間に、 隠れていた先生たちがしゅばばばばって準備してたりして。
[どんな手の込んだドッキリだろう、と思わなくもないけど、 この現状を説明できる理屈が出て来ませんので、 冗談めいたことを言ってお茶を濁すしか無いのです。]
……後ろを振り返ったら、ライオンががおーっ!って。 いたりして。CGなら。
[CGとリアルを合成する遊びをしては送りつけていたもので。 どうしても、そういう発想になってしまう。**]
(401) 2020/06/14(Sun) 17時半頃
|
|
――現在:教室――
もー、なんなん、このちょーじょーげんしょー…… んと、とりあえずさっきのヤバイの、書いとく?
[ わけわかんねー、って溜息ついてから、ちょっと確認取るみたいに見渡し、黒板の方へ。 チョークを手に取り、『窓から下見ると高すぎてちょーヤバイ』って、幸俊の書いた文章の下の方に書いておいた。 語彙力のないコレで伝わるかは置いといて。 字?ちょっと雑なふつーの男子っぽい字だよ。俺はね。]
(402) 2020/06/14(Sun) 17時半頃
|
|
えー?なに?皆どっか行くの?
[ 何やらぽつぽつと教室から人が出て行っていた。 固まってた方が安全じゃねえの?って言葉は、飲み込んだ。 いやだって、言っちゃったらなんか、まるでこの校舎が危険みたいじゃん? 異常事態ではあるけど、別に誰かが怪我したとかではないし、うん……うん。 それにまあ、校舎見て回って状況把握、とかも、大事なのかもしれないし。
俺はどうしよっかな、とりあえず廊下の様子見ておくか、と、教室の出入り口までいって頭だけ廊下に出してみた。]
(403) 2020/06/14(Sun) 17時半頃
|
|
うおっ……めっちゃ文化祭……
[ そこには非日常が広がってて、若干気圧される。 いや、ちょっと食べ物の匂い漂ってたりチカチカ光ってたのはさっき見えたから、 全く予想してなかったわけでもないけど。 え、これ俺らの教室意外全部“こう”なの?って。
なんかさ、ヤバイにヤバイが重なって感覚麻痺してくるけど、これ以上何か起こる前にどうにかしたい、って気持ちがあって。 でも実際、どうすべきなんだろう。 フツーに考えたら、とっとと帰るべきなんだけどさ。 正直、窓から下見たらあんなんになってるのに、昇降口からは普通に帰れます〜、なんて、 そんなご都合主義みたいな展開があるなんて、あんまり思えなかった。]
(404) 2020/06/14(Sun) 17時半頃
|
|
ん〜…ちょっと俺購買行ってくるわ。
[ 閉じ込められてお泊り路線……の可能性がそこそこ出てきたような気もするし。 とりあえず購買に行ってみることにした。 つまり食料の確保的な。 学校から出れないかもしれないし、なんて不安を煽りそうな言葉は避けて、行先だけ、教室とその前の廊下にいる奴らに聞こえるように告げてから、購買へと歩いて行った*]
(405) 2020/06/14(Sun) 18時頃
|
架空惑星 レンは、メモを貼った。
2020/06/14(Sun) 18時頃
|
――回想:文化祭準備――
[ 俺が悩んでいる様子を見て、衣装係サマは笑っておられた>>1425。 くう、人が悩む様子を見て笑うなんて趣味が悪いぞう、とは言わないけども。]
えー、でもふりふりだとしても、役柄に合って俺に似合う感じにはしてくれるっしょ? なら別にいいかなーって!
[ にっと笑う怜>>1426に、こちらもにしし、と笑い返す。 いや、俺にふりふりが似合うとは思ってないけどね? 明らかに役側に合わない、俺に似合わないようなものは作らないでしょ、という信頼です。]
(406) 2020/06/14(Sun) 18時半頃
|
|
えっ……そう?ちょっ、なんか照れるじゃんー! 俺も怜ちゃん好きだぜー!
[ 急に褒められた>>1426>>1427ので、素直に照れた。 いやあ、中学時代は超モテてたって噂で聞いたけどこれはモテるわ、と密かに納得。 前は女装してなくて見た目も中身もイケメンだったってことでしょ? そんなのモテない方がおかしい。 俺は今の見た目がキュートで中身はイケメン、って感じもいいと思うし好きだけど。ギャップ萌え的な? ……とまでは、流石に口に出せなかった。やっぱ恥ずかしいので!]
(407) 2020/06/14(Sun) 18時半頃
|
|
お、おおー!すげー!カッコイイ!
[ 見せてくれた衣装案>>1428を、目を輝かせながら覗き込む。 赤系統で、ヒーローっぽくて、まっすぐな感じ。 さっき言ってくれたイメージが落とし込まれたような、素敵な衣装。]
うん、いいと思う!これで行こ! 着るのすっげー楽しみ! 俺もこの衣装に恥じないすげー演技しないとなー! 気合い入れて頑張らねえと!
[ これを着て舞台に上がるのか、と思うと、今からワクワクして、胸が高鳴った。 衣装だけではない、メイク、脚本、大道具小道具宣伝、皆がやってることを無駄にせず最大限に生かすような、 そんな演技をしなければ。いや、そんな演技をしたい。]
(408) 2020/06/14(Sun) 18時半頃
|
|
[ こんな楽しくて素晴らしいことを、 “俺”だけやってていいのかな、って。 そんな罪悪感が、チクリを胸を刺すけれど*]
.
(409) 2020/06/14(Sun) 18時半頃
|
|
[笑えなかった。]
(410) 2020/06/14(Sun) 18時半頃
|
|
――幕間――
[息が白くなるような冬の日だった。 使っていた赤ペンのインクが切れたので 辰美は調達のために町に出ていた。
ついでに、と母に渡されたお使いメモを見て 自分で買えよ、と多少イライラしながら店をはしごする。
その道中。]
(411) 2020/06/14(Sun) 18時半頃
|
|
…………?
[遠くに、いつかの公園で見た少女が見えて 隣に、色黒の少年が歩いている。 知り合いかな、と辰美は思って近づこうとして
少女の髪が引っ張られた。>>0:1447 引っ張っているのは少年の方だった。
辰美は驚いてしまって立ち止まる。 白い息が街中に溶けた。 そうする間に、二人の背が街に消えていく。]
(412) 2020/06/14(Sun) 18時半頃
|
|
……
[辰美は何も言えなかった。 ここは波止場でもなければ月夜でもないので、 吠えたてる声だってなかった。]
(413) 2020/06/14(Sun) 18時半頃
|
|
[少女の髪を引っ張った少年が誰かに似ていた、なんて それがいつもの姿らしくなかった、なんて 日頃の会話でどうして言えるだろう。
いつか聞いてみよう、話してみよう。 ――――思ったまま、何も言わずに時は過ぎた。
漠然としたもやもやを抱えたまま ”それ”の事を聞けないままでいる*]
(414) 2020/06/14(Sun) 18時半頃
|
|
[ たとえばあそこに立ったとして、>>378 ……あたしのIFの話はやめよう。 ]
(415) 2020/06/14(Sun) 18時半頃
|
|
[ そうそう。 楽しかったよね、ほんとーに。>>381 あたしの正直な言葉は、 ほんのちょっとだけおっけーをもらったので。 調子に乗って"嬉しいです!"って、 また言う。小声で。
内緒のはなし。人差し指を添えよう。 あたしに嘘は無いけれど、秘密は沢山あるよ。 よくあるおはなし、でしょう。 ]
(416) 2020/06/14(Sun) 18時半頃
|
|
[ その指先を、そのまま、 夢じゃ無いんだよなーって、テンプレ的に、 頬まで伸ばして抓ってみれど、痛いだけです。
当たり前だった。 ]
(417) 2020/06/14(Sun) 18時半頃
|
|
………… はーい、未来のあたし。 あたしは思うわけですよ。破いたらどうかなって。 人生破り捨てたら死ぬわけだし。
一度ぐらいはやってみたいって、魔が差すやつ。 つまんないよね人生。でもさあ。
あたしにその勇気があると思う?わかんない。 巻き戻らないんだよ。苦しいのきらいだよ。 フツーに きらい。
(418) 2020/06/14(Sun) 18時半頃
|
|
だから、死のうとした子が、もしいたのなら。 それがうっかりしちゃった、あたしじゃないなら。
(419) 2020/06/14(Sun) 18時半頃
|
|
( 自殺するなんて すごいねって思う。 )
(420) 2020/06/14(Sun) 18時半頃
|
|
[ …………は、飲み込んだ。 ]
(421) 2020/06/14(Sun) 18時半頃
|
|
…… えーっと。 死ぬってどんな感じなのかなって。 理由もだけど、そういうの、 苦しくなかったのかな とか、聞く……?
聞けるのかな……。
[ ほんと、ほんとだよ。 ちょっと奥底に違うものが入ってるだけだ。
聞いて、聞いたとして、 あたしは白紙なので何ができるわけでも無いけれど、 多分あたしは"勇気"を讃えてしまう。気がする。 あたしにできないことをこのひとはやっている、し。 ]
(422) 2020/06/14(Sun) 18時半頃
|
|
死ぬことも、多分、勇気いるから、 ……とか、おもう、し?
[ 反対方向。 あたしはますます首を傾げている。>>385 死のうとしたひとかー。もし、辰美君だったら、 あたしは半死人と会話しているのかもしれない。
すごい体験。 すごいって言える内容じゃ無いね。はい。 ]
(423) 2020/06/14(Sun) 18時半頃
|
|
[ ……体育館、多分、これ以上無い。 と、少なくとも今のあたしは思っていたので、 椅子から離れて、入り口へと戻ろうとする。
上履きの音がとても響く。磨かれているなあ。 こんどはあたしが前に立ちましょう。 きっと飛び出しません、きっとね。 ]
(424) 2020/06/14(Sun) 18時半頃
|
|
辰美君は、理由と、未練、ある?
[ 傾けた首を、戻して、その一瞬。 ]
(425) 2020/06/14(Sun) 18時半頃
|
|
[ 台詞じゃ無い言葉を、 "ちゃんと"発するのには、勇気が要る。
距離感、難しいね。フクザツ。 生憎あたしは嘘から出た噂の、 その着地点を知らない。 ]
(426) 2020/06/14(Sun) 18時半頃
|
|
Somewhere, not here.
を、まず一歩目から語るにしても、きっと。 ほんとうに行くべき場所は、 この夢の中では無いのでしょう。 悲しきかな、あたしたちは現実世界の、 ちゃんと生きられてないにんげんです。 名前もしらない交信者さんへ。
あなたは苦しいですか?
(427) 2020/06/14(Sun) 18時半頃
|
|
[ 聞いたっきり、辰美君からは、多分、 教室へ向かおうとする、 ずーっとちいさいあたしの後ろ姿しか、見えてない。
行き先あるなら、聞いたぐらい。 ]**
(428) 2020/06/14(Sun) 18時半頃
|
|
──現在/廊下──
……あ、ソーマ。 え、どこ行こうとしてんの?
[ 教室がもうほとんど空っぽなんて、 礼一郎の知る由もなく、
ちょうど教室から少しのところで、 どこかへ向かう連城>>405とすれ違う。]
昇降口、開かねえぞ。 ユキがやっても無理だったし……、 つか、そもそも開かねえっつか。
[ あの説明しがたい感覚をどう伝えるか。 少し考えたけれど、曖昧な表現に収まり、]
(429) 2020/06/14(Sun) 18時半頃
|
|
[ それから……、
今何をするべきなのかって、 礼一郎もあんまりわからずにいる。
少なくともその瞬間、 お泊りの準備という観点は礼一郎になく、
どちらかというと、 この異様な状況の解明に気を取られていた。
さっきのやり取りのせいかもしれない。]
(430) 2020/06/14(Sun) 19時頃
|
|
[ だからかな。
連城颯真。明るいクラスメート。 ……としか思えないそいつに、 礼一郎は立ち話ってふうに尋ねる。]
ソーマさあ、 マジで俺らの中の誰かが、 ひとり死のうとしてるとしたら、 ……誰だと思う?
[ びっくりするくらい悪趣味な仮定。 思ったよりもすんなり言えた自分に、 礼一郎は内心ちょっとびっくりしてしまう。]
(431) 2020/06/14(Sun) 19時頃
|
|
[ ……でも、うん。 さすがにこの質問はひどい。
だから礼一郎は付け足すようにして、]
なんかさ、 人の頭ン中に閉じ込められるみたいな、 突拍子もない話、知ってる?
[ って、弁明のように付け足すんだけれど、 たぶん、冷静な目で見るとさ、 狂人みたいな話の継ぎ接ぎ方をしてた。*]
(432) 2020/06/14(Sun) 19時頃
|
|
―― 現在:電波捜索隊 ――
[ 明晰夢は、集団で起きるもの?>>273 心乃のその言葉は、ちっとも夢の中らしくない。 これが誠香の夢であるなら、 心乃は夢の登場人物に過ぎないはずで、 けれどどうにも、そんな感じがしない。 集団で明晰夢? これは心乃の明晰夢? それなら誠香は、心乃の夢の登場人物? 現実とは思えないのに、 現実としか思えないと理性が囁く声がする ]
(433) 2020/06/14(Sun) 19時頃
|
|
[ 夢の中で? それとも現実で? それでもやることを見つけて、教室を出ようとする。 電波は見つからないと思う。>>177 千夏のその言葉は、 誠香たちの行動を無駄だと言っているようなもので、 反発してもよかったのかもしれないけれど、 そんな気持ちにはならなかった ]
うん。そうかもしれないけど、行ってくる。
[ 眉をハの字にして、 それでも笑って誠香はそう返事した。 今の誠香は、努力が徒労に終わることよりも、 やることが見つからないことの方が嫌だった。 何をしたらいいのかわからなくて、 呆然と立ち尽くすのが嫌だった。 だから、いってらっしゃいと心乃が言うのに>>276 いってきまーすと返事をして、 教室を後にしたのだ ]
(434) 2020/06/14(Sun) 19時頃
|
|
とりあえず、職員室で鍵ゲットするか! 氷室が屋上のドア蹴破れるなら真っすぐ行くけど。
[ 廊下はそりゃもう文化祭だった。 廊下だけじゃない。教室で催し物をしてるクラスは、 開いたドアから楽しげな雰囲気でどうぞどうぞしている。 喫茶店に、お化け屋敷に、それからそれから! ]
まあスカートはいてる氷室にそんなことさせるわけには いかないし。 おしとやかに鍵取り行こう。
[ 楽しげな文化祭の再現。 それなのに人の気配は全然ない。 楽しめばいいのか怖がればいいのか、 誠香の感情はなんだか迷子だ* ]
(435) 2020/06/14(Sun) 19時頃
|
|
―― 回想:形勢は逆転した ――
う……そうなんだ。 よくあるんだ……。
[ よくあることだと返されて、>>328 誠香は申し訳なさが募った。 よくあるからって、慣れちゃったからって、 不愉快に思わないわけじゃない。 むしろ、うんざりしているかもしれない。 紫織との身長差、2cm 本当に縮めるわけではないが、 なんだか誠香は小さくなった。 やっぱり好奇心ってろくなものじゃない。 無邪気な好奇心にいらいらさせられることは、 誠香だってよくあったじゃないか ]
(436) 2020/06/14(Sun) 19時半頃
|
|
えっ、いや、そういうわけじゃ。
[ 逆に失礼。その発想はなかった。>>330 誠香は目を丸くして、 ぶんぶんと首を横に振る ]
辰美はいいやつだと思うよ。 単に僕が彼女持ちの男子をそういう対象に見れないだけ。 なんていうのかな、 彼女持ちってわかったら、 女友達みたいな分類になるっていうか……。
[ あれ、でも辰美はもう紫織と別れているらしい? それなら、そういう対象に戻る? いやいや、今聞いたばかりなのだ、 そんなすぐに分類の改定は行われない ]
(437) 2020/06/14(Sun) 19時半頃
|
|
[ いつの間にこんな流れになったのだろう。 素敵カップルの話をちょっぴり聞きたかっただけなのに、 いつの間にやら質問を受ける側になっている>>330 ]
どんな人……? うーん……。 [ こういう人が好きです。 さらりと上手に自分のタイプを説明できる人が、 誠香は羨ましかった。 一緒に映画に行ける人。>>0:1153 そんな説明は素敵だと思う。 たった一言で、なんとなく雰囲気が伝わる感じ。
恋バナは正直得意じゃない。 好みのタイプを聞かれて言葉に詰まるくらいには。 けれど、ついさっき、 誠香は紫織に言いにくい話をさせてしまった。 したくもない話をさせた分くらいは、 苦手な話にだって付き合うべきだ ]
(438) 2020/06/14(Sun) 19時半頃
|
|
[ 名は体を表さない。 誠の字を持つ嘘つきだけれど。 できるだけ、誠実でいたい気持ちに嘘はない ]
(439) 2020/06/14(Sun) 19時半頃
|
|
……居心地がいい人、かなあ。
[ 内緒の仕草をする紫織を見ながら、 たっぷり悩んで誠香はそう言った。 好みのタイプなんて正直よくわからない。 好きになった人がタイプというのは真理だと思う。 けれど、それはちょっぴり 逃げ口上めいている気がして。 うーんと悩んでひねり出した答えがそれだった。 口に出すと猛烈に恥ずかしくなってきたので、 思わず顔をそらした* ]
(440) 2020/06/14(Sun) 19時半頃
|
|
-- 少し前/2階廊下 --
[ どんなに似せても、 もどきはもどきのまま。というお話。 本物にはなれない。>>389 郁斗の疑問には首を横に振って、否定。 呟かれる紫織の言葉を次いで。>>399 ]
……かけがえのないものだって、 信じてほしかったって書いてあったよね。 時間を巻き戻す事はできないから、 こんな状況つくったのかも。
[ こんなので、満足できるのかは、 この世界の主しか知らないだろう。 と、千夏は思う。* ]
(441) 2020/06/14(Sun) 19時半頃
|
|
――現在/体育館――
[綿津見の唇の前に添えられた人差し指が 柔らかそうな頬の方へ行く。
辰美はそれを淡々と見ていた。 ……というより、突然どうした、と 思ったので反応が遅れた。>>417]
夢みてえだけど多分夢じゃねえよ
[当たり前です。]
(442) 2020/06/14(Sun) 19時半頃
|
|
[それから、お前はどうする?と問いかけると 少しの間をおいて>>421綿津見から答えが返る。 その奥底までのぞき込むことは勿論、辰美にはできないので 額面通りに話を受け取った。]
……なる、ほど、な?
…………聞き方によるんじゃねえの。
[たどたどしい答えに返す言葉も、やはりたどたどしかった。
辰美自身も、実感が沸いているわけではないから、 綿津見の返答がふわふわしているとは思っても 特別な違和感を覚えることは特になかった。]
(443) 2020/06/14(Sun) 19時半頃
|
|
死ぬのに勇気がいるのは、わかる。
[何せたった一つしかない命だ。
天国の実在が約束されているわけでも、 地獄の不在が約束されているわけでもないし 何もなくなるならそれはそれで良いかもしれないが 痛いのは辰美も御免だ。]
(444) 2020/06/14(Sun) 19時半頃
|
|
[体育館にこれ以上のものはないだろう。 辰美もまた、彼女に続いて 体育館の入り口へ赴こうとする。――そして、]
…………俺か?
[理由と未練。 何に対する、なんて補われなくてもわかった。 珍しく台詞じゃない言葉を長くやりとりしているな、と 辰美はどこかで思いながら、 自分が”そう”だったらと考えてみる。]
(445) 2020/06/14(Sun) 19時半頃
|
|
どうだろうな。
あるとすれば…………
未来なんか見たくねえうんざりだって思って 楽しかった文化祭に戻って そのままでいてえって執着して
…………そんなところ?
(446) 2020/06/14(Sun) 19時半頃
|
|
進路希望調査、一回ふざけた回答したんだよな。 何にも書ける気がしなくて。
[と、とりとめのない話をする。 今、特別どこかに連れて行ってほしいと 思っているわけではない。
ただ、そういう話をする機会があったから 一歩出しただけ。]
……………まぁ 死んだ記憶とか、ねえんだけど。
(447) 2020/06/14(Sun) 19時半頃
|
|
[強いていうなら、死にたいんじゃない。殺したかった。 生きていてごめんなさいと思うほど辰美は殊勝な男ではない。
……けれどそれは辰美幸俊の問題に寄りすぎるので、 この時はオフレコのままだ。]
(448) 2020/06/14(Sun) 19時半頃
|
|
お前こそどーなんだよ。
[辰美は簡単に問いかけるけれど その答えは、もしかしたら返ってこなかったかもしれない。>>428]
教室一回戻るか
[思えばずっと綿津見は鞄を持っている。 「……手荷物持った方がいい?」と 今更過ぎる事を聞きながら 辰美はそのまま、三年八組の教室に向かうだろう。*]
(449) 2020/06/14(Sun) 19時半頃
|
|
――三年八組――
……誰かいるか?
[ようやく戻ってきた教室には、 まだ愛宮心乃の姿があっただろうか。>>282
愛宮でなくほかのだれかであっても 辰美は教室に誰か残っていれば会釈したし その後、書き文字が増えた黒板に目を通すだろう。]
(450) 2020/06/14(Sun) 20時頃
|
|
……語彙。
[と、ここにはいないであろう連城につっこみをいれるが 辰美の書き文字もたいがい言葉が足りていない。>>402
辰美は最初に書いた文字を消して、 連城が書いた文字の下の方にこう書き加えた。]
(451) 2020/06/14(Sun) 20時頃
|
|
職員室 無人 固定電話 駄目そう
窓から下見ると高すぎてちょーヤバイ ↑ わからん
昇降口にインク 出られない
**
(452) 2020/06/14(Sun) 20時頃
|
|
── 回想:現在 ──
あ〜?バーチャルリアリティーってなんだっけ? 仮想現実だっけぇ?ゲームのやつ?
[ おれ達が全員、ゴーグルみたいなのをつけて この景色を見ているっていうのなら もうすこしまともに笑えたかもしれない。 と、思う。
それにしたって、来たメールを考えれば もうすこしも笑えないかもしれないけれど。 ]
(453) 2020/06/14(Sun) 20時頃
|
|
[ 指先に伝わる感覚は正常だ。 少なくとも、今の郁斗にはそう思える。
夢の中で“これは夢じゃないよな”と思って 気づかないことは多いけれど。 ]
あっははァ、 んだったらチョーすげーじゃん。 何人がかりでやったんだろ〜?
[ 隠れていた人がやったなんて絶対にありえない。 そう、紫織も分かっているんだろうけれど>>401 その仮定を話すくらいしか、 今の郁斗達には出来そうになかった。 ]
(454) 2020/06/14(Sun) 20時頃
|
|
えっライオン?
[ 素だった。素で振り返った。 ガオーって声も獣の足音も聞こえなかったから ビビってない。完全に素だ。
当然、振り返った先に肉食動物は居なかった。 ]
いっねーじゃん! も〜なんなん紫織さん! こんな時に揶揄うなってェ!!
アレかなア、CGやってる人ってさあ そーゆー発想になんのかなあ?
(455) 2020/06/14(Sun) 20時頃
|
|
[ そういえば、って思い出して がさごそとスマートフォンを取り出す。
電波は通じていないみたいだけれど、 写真を見ることは……出来るみたいだ。 ]
えーとあ〜?どこぉ?あったあった! ね〜紫織さん、これ見て! 自撮り上げたらさ、ある日知らねー人から チョー唐突に送られてきたんだよね!
[ 画面には『Hanon』が初めに送ってきた ライオンに襲われているファンアートがある。 ]
(456) 2020/06/14(Sun) 20時頃
|
|
フツーにすげーけど、マジビビったわ。 てかマジさっきの話とぴったりじゃね? ウケね?
[ 紫織へ画面を見せるようにして 郁斗はけらけらと笑う。 ]*
(457) 2020/06/14(Sun) 20時頃
|
|
-- 現在/4階廊下 --
[ 4階に辿り着いて、廊下を踏む。 歩いて、各教室の入り口、 誂えられたプレートをひとつひとつみた。 ]
おんなじ、だ。
[ 並び順もぜんぶ。 でもひとつ、違うことがある。 天井に、壁に赤い何かがついている。 なんだろうなあと、背伸びして指で掬った。
指先が赤くなる。 ]
(458) 2020/06/14(Sun) 20時半頃
|
|
[ あ、お昼ごはん、と千夏は思う。 血糖測定をして、注射をして、食事をとる。 1日3回、毎日ほぼ同じ時間にしてきたこと。
人間もどきの血もどうやら赤いので。 指が赤く染まって、思うことはそれで。 ]
(459) 2020/06/14(Sun) 20時半頃
|
|
[ 一人、廊下で頭を振る。 精神世界ならば、ルーチンは必要ない。 千夏の身体は、千夏のであって、 それでいて本物じゃないのだから。 ]
……これ、どうしよ。
[ 指先をみて、ううんと唸る。 選択肢としては三つ。 洗う。なすりつける。放置する。
ぱ、と顔を挙げた先にいつもの準備室があった。 ]
(460) 2020/06/14(Sun) 20時半頃
|
|
[ 千夏は、準備室の扉を開ける。 埃っぽいこの部屋は、文化祭の装いはされていない。 若林の白衣が、置いてある。 白いそれに、指をなすりつける。 赤いなにかは、胡麻粒大よりも大きくて、 乾燥したのか、指から完全に赤はとれない。 ]
……手、洗お。
[ 最初から手を洗えばよかった。 後悔して、手洗い場へと向かう。* ]
(461) 2020/06/14(Sun) 20時半頃
|
|
――現在:廊下――
お、やっほーいいんちょ。 んーとね、購買。万が一に備えて食料確保……みたいな?
[ 購買に向かう途中で、委員長とすれ違う>>429。 どこに向かうか問われたので、微妙に曖昧な表現で応えた。 閉じ込められてそう、なんて言ったら、なんか、ホントにそうなっちゃいそうじゃん?
……その後に聞いたことによれば、どうやら本当にそうなっちゃったぽいけど。]
(462) 2020/06/14(Sun) 20時半頃
|
|
うっわ、マジかあ…… あー、あのな、ちなみに脱出を考えるなら、2階の窓からも無理。 ちょっと言葉で説明しにくいんだけどさあ……下見たら、異常に地面遠かった。 絶対無事では済まない、って感じの。 ちょーヤバかった。 まあ、1階からならもしかしたらなんとかなるかもしれないけど。
[ 昇降口が開かない、らしい。 うわあ、とは思ったが、正直そんな気はしていた。 だからこそ購買に向かってるわけだし。 そしてこちらも先程体験した出来事を話してみる。 話しているうちに、もしかしたら一階なら、と頭に過ったので口に出したが、まあ、こちらも期待薄な気もした。]
(463) 2020/06/14(Sun) 20時半頃
|
CC レイは、メモを貼った。
2020/06/14(Sun) 20時半頃
|
……えー?ンなこと聞かれても困るっつーか……分かんないって。
[ あまり考えたくない仮定で質問されて>>431、困った。 めちゃくちゃ困った。 みんなのことはさ、大事なクラスメイトで友達で一緒に文化祭を乗り越えた仲間だと思ってるけどさ。 多分、みんなのこと、あんまりよく知らないよ。俺。 友達は多いけど、広く浅く、って感じだし。 あんまり深く踏み込まないようにしてるから。 だから、そんな仮定で質問されたって、全く、一人も、思い浮かばないのだ。]
(464) 2020/06/14(Sun) 20時半頃
|
|
[ そんなわけで、付け足された質問>>432は有り難かった。 死にそうな奴探しより、そっちの方が何倍もマシ。 もしかしたら現実逃避かもしれないけど。 話の継ぎ接ぎ方なんて、気にならなかった。]
え?あ、あー、なんかテレビで見たことあるかも? え、コレってまさかソレ?
[ 確か、集団失踪事件として扱われていた気がする。 人の頭の中。そう考えれば、この異常な事態も、納得できなくもない、かもしれない。 それに、]
(465) 2020/06/14(Sun) 20時半頃
|
|
それならさ、多分大丈夫じゃね? 確か、多くの場合は無事に帰れる……って話だった気がするし! 今すぐは無理かもしんねーけど、きっと全員揃って帰れるよな!
[ な?って半ば同意を求めるように笑いかける。 あくまで“多くの場合”であって、“必ず”ではないことには、見ないふりをした*]
(466) 2020/06/14(Sun) 20時半頃
|
|
[ ───しん、とする。 ]
(467) 2020/06/14(Sun) 20時半頃
|
|
[ 空っぽになった教室の隅に、ひとり。 愛宮心乃という女子生徒が座っている。
扉の向こう側、廊下から聞こえてくる音楽や 漂ってくる匂いに、少しだけ顔を出す。 ]
文化祭、だ。
[ 壁に貼られているポスターも、 廊下へ雑多に置かれている小物たちも、 すべて見覚えのある光景だった。
高校生活最後の、文化祭。 ]
(468) 2020/06/14(Sun) 20時半頃
|
|
あなたへの愛≠ヘ、足りなかった?
(469) 2020/06/14(Sun) 20時半頃
|
|
死 とは 孤独 だ
(470) 2020/06/14(Sun) 20時半頃
|
|
孤独 とは 愛 を失ったことを言う
(471) 2020/06/14(Sun) 20時半頃
|
|
[ かけがえのないという光景の中、 どこかに潜むメールの差出人を思う。 ]
未練?それとも、───
[ まだ、だれかさんは救済を求めている。 そうじゃないと、納得できない。
愛宮心乃は、ここにいる。 心乃が愛を失った本人じゃないのなら。 きっと、そうに違いないんだもの。
って、与える側のはずの愛宮は思う。 思いたかった。思うしか、なかった。 ]
(472) 2020/06/14(Sun) 20時半頃
|
|
──現在・教室──
[ ちくたく、と。 時計の針は進んでいった。 窓の外は相も変わらなかった。
鉛色の空、止む気配のない雪模様。 空の色が次第に重くなっていくのと同時に、 愛宮の心も重たくなっていくばかり。
前の黒板は連絡板になっている。 私は立ち上がって、後ろの黒板の前に立った。 ]
(473) 2020/06/14(Sun) 20時半頃
|
|
……
[ とん、とん、とん。 チョークの音を響かせて文字を描いた。 美しい字、というわけではないけれど、 筆圧の強すぎない、丸みを帯びた控え目な字で。 ]
(474) 2020/06/14(Sun) 20時半頃
|
|
3年8組(担任不在)
阿東 喜多仲 辰美 氷室 連城 愛宮 七星 葉野 早未 福住 綿津見
[ 教室に集まっていたクラスメイトの名前を羅列する。 何の意味があるのかって聞かれたら……、 ただ、だれがいるのか把握しておきたかっただけ。 ]
(475) 2020/06/14(Sun) 20時半頃
|
|
[ チョークを置くと同時かな。 教室の扉が開く。>>450 ]
あ、辰美くん。おかえりなさい ……学校、どうだった?誰か、いた?
[ ほほえみでお出迎え。 背後には、まなちゃんもいたのかな? おかえりなさい、って顔をみてもう一度言う。
そして、前の黒板に刻まれる新たな情報に、 愛宮は首を横に傾けることになる。 ]
(476) 2020/06/14(Sun) 20時半頃
|
|
……インク、って?
[ それだけだと、意味がわからない。 ただ、出られないという言葉は理解ができた。 ]
こんなに雪がすごいんだもん、 出るにはちょっと無謀よねえ……
[ 頬に掌を添えて、そう呟いた。* ]
(477) 2020/06/14(Sun) 20時半頃
|
|
──現在/廊下──
あー……なるほど。 確かに、言われてみりゃ腹減ったな。
[ 単純なもので食糧確保と聞くと、 確かに腹が減ったような気がする。
時間は確かに経過しているようで、 それでいて外に出る手段がないなら、 そりゃあ、それなりの準備が必要になる。]
……つか、腹減るんだな。
[ 夢と違って、五感は正常で痛覚もあるらしい。 ので、まあそういうものなのかもしれない。]
(478) 2020/06/14(Sun) 20時半頃
|
|
……地面が遠い、って。
[ 普通ならば信じられないような現象。 けれど、この状況では否定もできないし、 疑うんなら窓に駆け寄ってみりゃいいのに、 礼一郎はそうもできずに、ちょっと考え込む。]
出るなってことなのかもな。
ほら、変な音したろ、チャイムのあと。 昇降口の扉、すげーことになってた。 インク? みたいなので真っ黒。
[ と、先ほど見てきた情報をさらに付け加え、]
(479) 2020/06/14(Sun) 20時半頃
|
|
わかんねーよなあ。 ……俺もだわ。
[ 自分の投げかけた問いに、 連城がちょっと困った顔をして、>>464 礼一郎はそりゃそうだよなって笑う。]
仮定の話。
もしかしたらってさっき話題になって。 あんなの、信じてなかったけどさ、 この状況がもう、信じらんねえもんなあ。
[ 連城の様子があまり普段と変わらないので、 礼一郎は思ったよりもすらすら喋れている。 そう、ちょっとトーンが低いくらいで、ふつうに。]
(480) 2020/06/14(Sun) 20時半頃
|
|
[ 連城の様子はいつもと同じに見えるので、 礼一郎はやっぱり、わかんねえよなあとも思う。]
(481) 2020/06/14(Sun) 20時半頃
|
|
……はは、おまえ超前向きかよ。 まあでも、そーな。そのうち、うん。
みんなで帰れるようになるまで、 快適に過ごす準備でもすっかな。
[ 連城が笑いかけてくるので、>>466 礼一郎も、そうだなって笑う。
みんなで帰れる。 その言葉がちょっとだけ引っかかって、 それから目を逸らすように、前向きに。]
(482) 2020/06/14(Sun) 20時半頃
|
|
……じゃ、俺いったん教室戻るわ。
[ 購買は頼んだ、って手を振って見送る。*]
(483) 2020/06/14(Sun) 20時半頃
|
|
――回想:似合う色/黒――
だ、大丈夫大丈夫!コンタクトなんてなんのその! えいって入れればなんとか!
[ 確認するように問われて>>228、ぶんぶんと頷く。 メイクの濃さが変わるだけだからどっちでも、という言葉には、えっそうなの?それなら……と思わなくもなかったが、『やっぱり怖いから眼鏡がいい』とも言いづらかった。 ので、コンタクトにするということになったのである。]
(484) 2020/06/14(Sun) 21時頃
|
|
メイクしてる女の子達はみんな、なりたい自分に近づくため頑張ってるーってことか。 なんかすごいな。尊敬するかも。
[ 千夏の言葉>>229>>230を聞き、鏡の中のメイクされた自分を見ながら呟く。 語彙力はやはりなかったけど。 俺が例え女でも、なりたい自分になる為に時間とかお金とかかけて努力するかな、って考えたら微妙な気がするし。 『なんかすごい』という感想になるのだった]
(485) 2020/06/14(Sun) 21時頃
|
|
ん!黒でよろしく! よく『わーわー騒いでガキみたい』、とか言われたりするし、子供っぽいんじゃね? 俺としては『そんなことねーし!』って反論したいとこだけど!
無邪気?そお? やっぱ大人よりは子供っぽいんかなー。
[ そんな取り留めない話をして笑いながら、大人しくメイクをされていた>>232。]
(486) 2020/06/14(Sun) 21時頃
|
|
[ そんなこんなで。
文化祭当日は、怜特製の赤を基調とした衣装を着て、黒をメインにしたメイクを千夏にされて、ついでにコンタクトを外した俺が舞台に立ったことだろう。
女の子からはそこそこ、カッコイイー、って言われたんじゃないかな。
そしたら俺は、そうだろ、素材の俺もだけど、衣装係の怜ちゃんとメイク係の千夏ちゃんが特にすごかったからな! って、我がことのように自慢げにしていた**]
(487) 2020/06/14(Sun) 21時頃
|
|
[ さて、愛宮はその返事を待つか待たないか。>>477 思い出したように時計を見上げて、立ち上がる。 ]
ねえ、おなかすかない? お弁当とか、みんな持ってきてるかな
[ 食糧確保、購買でもアリだけど。>>462 偏った食事だけでは、身体に悪い。
特に、ひとりの友人を思えばこそ。 外の気配から、夕食ころまでこのままかもしれない。 そんな覚悟が必要だろう、そう感じた。 だから、前の黒板に伝言を残そう。 ]
(488) 2020/06/14(Sun) 21時頃
|
|
ごはん、家庭科室に置いておきます
(489) 2020/06/14(Sun) 21時頃
|
|
……ちょっと家庭科室に行ってくるね みんなのごはん、作ってくるけど リクエスト、なにかある?
[ 扉に手を添えて、教室にいるひとへ告げる。
愛宮心乃は、引退まで調理部に所属していた。 家庭科室の冷蔵庫には、部活で使用する食材が ところ狭しと押し込められていたはずだ。* ]
(490) 2020/06/14(Sun) 21時頃
|
|
―― 現在 / 職員室へ ――
誠香がいれば心強いな。
[にっ、と歯を見せて笑って>>143 誠香と共に教室を後にする。
廊下に出ればそこに広がるのは、 底抜けに明るい文化祭の景色だった。 各教室の飾りつけ、陽気な音楽、食べ物の匂い。
――異様なのは、 俺たち以外の生徒がいないこと]
(491) 2020/06/14(Sun) 21時頃
|
|
そーだな。 まずは職員室へ行くか。
[おしとやかに、なんて>>435 誠香が言うものだから、俺たちはのんびりと 文化祭を楽しむように廊下をひた歩く。
懐かしい文化祭の風景が このときばかりは不気味に思えて、 俺は誠香との沈黙が怖くなる]
(492) 2020/06/14(Sun) 21時頃
|
|
――誠香はさ。
この前、東京で起きた 「集団失踪事件」のこと、覚えてる?
[唐突に、俺は話を切り出しただろう。 まるで世間話をするようなのんびりとした口調で]
精神的に不安定な人が、 自分の頭ん中に友達閉じ込めちゃったってハナシ。 あれ、俺は信じてなかったんだけどさ。
[どこまでも廊下に流れるメロディは陽気で、 だからこそ、ふたりで歩く廊下はうら寂しい]
(493) 2020/06/14(Sun) 21時頃
|
|
あの遺書みたいなメール読んだら、 もしかしてって、思っちまった。
[言ってから、自分の考えにぞわりと肌が粟立った。 職員室は、すぐ目の前だ]*
(494) 2020/06/14(Sun) 21時頃
|
架空惑星 レンは、メモを貼った。
2020/06/14(Sun) 21時頃
|
[ ←─ 幕間 ←─ ]
(495) 2020/06/14(Sun) 21時頃
|
|
── いっくんとあーちゃん1幕 ──
いっくんとあーちゃんはとても仲良しです。 毎日会って、毎日遊びます。
「いっくん、きょうなにしよう?」
あーちゃんは聞きます。 いっくんは答えます。
「かけっこがいい」
あーちゃんはムッとします。
「ふたりでかけっこつまんないよ。 すなあそびしたい!」 「やだ!かけっこがいい!」
(496) 2020/06/14(Sun) 21時頃
|
|
お互いにイヤっていうから、 ふたりともプンプンです。困りました。
「じゃんけんできめよう!」 「いいよ!」 「じゃんけん」「ポン!」
「やったー!かったー!」
勝ったのはいっくん。 あーちゃんは泣き出してしまいました。
(497) 2020/06/14(Sun) 21時頃
|
|
「すなばであそびたっかったのに!」
泣き出したあーちゃんに、いっくんは言いました。
「あしたはすなあそびをしよう? すなあそびじゃなくっても、 あーちゃんがきめていいよ」 「ほんとう?」 「ほんと!」
あーちゃんは小指をいっくんに向けます。 いっくんとあーちゃんは指切りをします。
「やくそくだよ」
(498) 2020/06/14(Sun) 21時頃
|
|
―― 回想 / 打ち上げの片付け ――
[トイレに入って、 涙でぐちゃぐちゃになった化粧を綺麗に落とした。 ポーチに入った化粧道具で、 丁寧に目元の化粧を整えていく。
滲んだアイラインを引きなおして、 最後に真っ赤なルージュを引く。
なんとなく気分の晴れない日は、 ディオールの口紅を使うことに決めている。 最高にカワイイし、なにより気分がアガるから]
(499) 2020/06/14(Sun) 21時頃
|
|
……だいじょうぶ。 おれは、へいき。
[大丈夫なわけもないし、平気なわけもなかった。 だけど、こんなこと誰にも言えない。
気を抜くと、先程の光景>>91>>92が フラッシュバックして吐きそうになってしまうから。 俺は頬を叩いて気合いを入れると、 文化祭の打ち上げ会場に戻ったのだった]
(500) 2020/06/14(Sun) 21時頃
|
|
あ、ごめんごめん。 片付けぜーんぜん手伝えなくって。 もう終わっちゃったの?
[何気ない顔をして、クラスメイト達に合流する]
(501) 2020/06/14(Sun) 21時頃
|
|
暗くなって、寒くなるまで、二人は遊びます。 ずっとかけっこは疲れるので、 結局砂遊びもしました。
砂遊びをして、公園の水道でついた砂を洗って、 それが乾くまで走ったりしました。
「またあしたね」 「うん、またあした」
時計の短い針が7を指してしまえば、バイバイの時間。 8を指すくらいになると、 いっくんのパパとママが心配してしまうからです。
二人の家の、ちょうど真ん中くらい。 大きな橋の上で、大きく手を振ります。
また明日も会えるから、寂しくありません。
(502) 2020/06/14(Sun) 21時頃
|
|
[俺は、ちゃんといつもみたいに笑えていましたか?]*
(503) 2020/06/14(Sun) 21時頃
|
|
友達がいるって、嬉しいな。
(504) 2020/06/14(Sun) 21時頃
|
|
めでたし、めでたし
(505) 2020/06/14(Sun) 21時頃
|
|
[ ─→ 閑話休題 ─→ ]
(506) 2020/06/14(Sun) 21時頃
|
|
── 回想:謝罪と疑問 ──
[ ちょっと待て。>>0:1388 と言われたので、ちょっと待つ。
誠香は悩んでいるみたいだった。 別に悩む必要なくね?謝ればよくね? って、思うのは誠香の脳内を知らないからだ。
ようやく絞り出された言葉は謝罪じゃない。>>0:1389 謝らない。という宣言と、 謝らなくていい。という言葉。
を、聞いて、郁斗のちょっと待つ、は解除された。 ]
ハア!? おれもう謝っちゃったんだけどお!
(507) 2020/06/14(Sun) 21時頃
|
|
てかバーカ言ったの聞こえてたんだ? ウケんね、聞こえてないかと思った!
あ、ちょ、フツーに全部取ったし! おれにも今の謝罪分貰う権利あるじゃん! てかさア、その飴ちょー高くねぇ?
[ それからはもう、いつもの調子だった。 誠香は怒っていないようだったし、 折り合いがついたということで 礼一郎としても納得してくれるだろう。 ]
(508) 2020/06/14(Sun) 21時頃
|
|
[ 飴の袋に手を伸ばしながら、 何で作家業について触れられるのかな、と思う。 でも、思うだけだった。
作家としての福住誠香を知らない。 そして本人も触れられたくない。なら、 突っ込んで聞く理由なんて、一つもない。 ]*
(509) 2020/06/14(Sun) 21時頃
|
|
――現在/三年八組――
ただいま。
[丸みを帯びた名前が並んでいる。愛宮の文字だ。 辰美はそれに視線を滑らせながら、>>476 彼女からの微笑みに瞬く。
安心するような、やはり苦手なような。 そんな感覚から目をそらして、 誰かいた?という問いに表情を曇らせた。]
(510) 2020/06/14(Sun) 21時頃
|
|
いや、俺達以外には……………
[道中礼一郎にしか会っていないし、 きっと他に人間はいないだろう。 でなければもう少し気配がしてもいいものだ。]
………昇降口に黒いインクが溢れてる。 ホラー、みたいな。
[さすがに言葉足りないか、と 書き直すかを悩んで、やめた。]
(511) 2020/06/14(Sun) 21時頃
|
|
雪がっつか。 ……そもそも開かねえ。
[危険ではなく、そもそも開かないのだと解説しながら 辰美は愛宮に合わせて時計を視線に移した。>>488 どうやら、食事を作ってくれるらしい。>>489 リクエストはあるかと問われたので、>>490 思わず口を開きかけて、閉じた。]
……あったけえもんならなんでもいい。
[素直にカレー!とかシチュー!とか 同い年の女子にいうのは恥ずかしいものがある。 ので、辰美からのリクエストはそれだけだ。 そういうのは綿津見に任せた。]
(512) 2020/06/14(Sun) 21時半頃
|
|
…………俺、なんか敷けそうなの持ってくる。 寝床がねえ。 女子は保健室でいいかも。
[ほかに何かやりとりをすることはあっただろうか。 辰美はそう言って、教室を離れようとしただろう。*]
(513) 2020/06/14(Sun) 21時半頃
|
|
そうそう。目の前にゲームの世界が出るやつとか。
[>>453バーチャルリアリティ。なのかなぁ。 目元のあたりをむにむに揉んでみる。 ゴーグルが装着されている感じはもちろん無い。
現状を捉えきれない仮定で喜多仲くんと想像を遊ばせる。 ライオンの冗談はもちろん、わたしが送りつけたあのCGのことを知っているがゆえだ。>>455]
そうかもねぇ。 わたしがCGやってるのって、非現実的なものが好きだから。 こういう閉鎖空間があったら、ライオンの1匹くらい配置したいよね。
[そういう発想は一般的なのかどうかは、知りません。]
(514) 2020/06/14(Sun) 21時半頃
|
|
[>>456そして、見せられた画像は当然、わたしには見覚えがあるもので。]
なにそれー。 わ、本当にライオンだ。ウケるウケる。 Hanonって、わたしも見たことあるアカウントだなぁ。
[他人のフリをしてみたけど、少し不意を突かれたので、 声色はわずかに不自然に平たくなった。]
喜多仲くんの賑やかな写真って、 いじって遊んでみたくなるのかもね。
[そういうことなんですよね。 現実じゃあできない遊び方に巻き込んでしまってごめん。 かっこわらい。]
(515) 2020/06/14(Sun) 21時半頃
|
|
[いつでも見ています、と、Hanonは、葉野は、言いましたので。 そのメッセージの通り、いつも見ていました。
君の賑やかな反応、作り出す空気感、 割と、苦手ではなかったので。*]
(516) 2020/06/14(Sun) 21時半頃
|
|
[ 取り返しのつかない嘘ばかりついてきた ]
(517) 2020/06/14(Sun) 21時半頃
|
|
[ 兄はおっとりした人だった。 いつも穏やかで、落ち着いていて、 気分屋の妹とは全然違う。 それでも、二人はとても仲が良かった ]
(518) 2020/06/14(Sun) 21時半頃
|
|
[ 兄の夢を、妹だけが知っていた ]
(519) 2020/06/14(Sun) 21時半頃
|
|
[ 夢に向かって、兄はたくさんの物語を書いた。 それでも、一度も応募することはなかった。 こんなんじゃまだまだだ。 満足のいく出来には程遠い。 そう言って、 応募されることのない作品ばかりが増えていった。 今書いているお話はね、 そう語る兄のことを、妹は心から応援していた ]
(520) 2020/06/14(Sun) 21時半頃
|
|
[ めでたしめでたし。で物語は終わらない* ]
(521) 2020/06/14(Sun) 21時半頃
|
|
— 回想:しっかり覚えました —
[こちらが質問をされる側だったのに、 逆に質問をする側となりまして。>>438 こういう時に正直に、誠実に、逃げずに言ってくれるから、 本当に、そういうところは可愛いと思うし、 これが“正しい”お手本なのかなぁって、わたしは思うわけです。]
そっかぁ。なるほどなるほど。 ふんふんふーん。
[>>440誠香ちゃんにとってどういう人が居心地いいのか、 それはさっぱり見当もつかないんだけど、 全て察しましたとばかりに意味深に頷いてみせる。
女子同士の健全な恋バナとして、ここは切り上げましょう。 ……いつもこうだったらいいのに。って、思いながら。**]
(522) 2020/06/14(Sun) 21時半頃
|
|
──現在/教室へ──
[ 連城とひとしきり言葉を交わして、 いったん教室に戻ろうとしていた。
それが、目的の場所を目前に、 ちょうど部屋から出てくる人がいたから。]
──あ、待って。 愛宮、どこ行くとこ?
[ 丸っこいシルエットを視界に捉えて、 礼一郎はとっさに声をかけていた。>>490]
(523) 2020/06/14(Sun) 21時半頃
|
|
[ これも余談、だけど。 礼一郎は手伝い程度にしか家事をしない。 調理実習で不自由しない程度の人間だ。
だから──、 愛宮がひとりでごはんをつくります。 っていうなら手伝いを申し出るだろうけど、
より強力っぽい助っ人がいるようなら、 おーありがたやって見送るんだろう。]
(524) 2020/06/14(Sun) 21時半頃
|
|
[ とまあ、とにかく。 教室の伝言を見るより先に、 声をかけた礼一郎だったけど、
そのあと出てくるんだろう人影>>513には、 気づくのが遅れて、「うおっ」ってびびったかも。
なんと、再集合? ってやつですかね。*]
(525) 2020/06/14(Sun) 21時半頃
|
|
―― 回想 / 文化祭準備 ――
やば。両想いじゃん俺ら。
[颯真の言葉>>407に吹き出し、 わはは、と歯を見せて豪快に笑った。
この友人にそういう「ケ」がないのは 見ていて分かるので、当然こういった反応になる。 仲の良いクラスメイト同士の、じゃれあい]
(526) 2020/06/14(Sun) 21時半頃
|
|
[描いた衣装のラフ画に 想像以上の反応が返ってくれば、>>408 俺の口角は自然と上がるのだった]
じゃ、決まり。これで決定稿な。 また衣装作り始めたらサイズ合わせとか 付き合ってくれ。
[ぱたん、とキャンパスノートを閉じると わくわくした表情の颯真と目が、合った]
(527) 2020/06/14(Sun) 21時半頃
|
|
[ほんとーに、羨ましいくらいにまっすぐな奴]
(528) 2020/06/14(Sun) 21時半頃
|
|
……文化祭、ホントに楽しみだな。
[ふにゃり、と口元を緩めて笑った]*
(529) 2020/06/14(Sun) 21時半頃
|
CC レイは、メモを貼った。
2020/06/14(Sun) 21時半頃
|
──回想:打ち上げ──
あれ、ちーちゃん……?
[ せいかちゃんと写真を撮ったあと、 愛宮はちーちゃんの姿を探していた。 ちーちゃんの為に、と思って。 高たんぱく低糖質の手作りクッキーを用意してた。 心乃厳選のお菓子は、並べたものだけじゃない。
だけれど、その姿が見えなかった。>>1476 気が気じゃなかったけれど、 そのあとは他のクラスの女の子たちに袖ひかれ 再び写真撮影会にまざることになったものだから そのクッキーは鞄の中に仕舞ったまま。 ]
(530) 2020/06/14(Sun) 21時半頃
|
|
[ そして、楽しい打ち上げは終わってしまう。 綺麗してくれた飾り付けは呆気なく消えていく。 これ以上の余韻はゆるされないみたいに、 小さな灯がきえゆくような気分だった。
ぱんぱんになったゴミ袋。 両手ずるずると引っ張ってたときかな。 ]
氷室くん、おかえりなさい。 あとはゴミ捨てくらいだよ〜 ……なにかあった?
[ 妙な違和感があった。>>501 もう終わり頃なのに化粧したてみたいに綺麗だとか、 ちょっとしたラインの角度とか。 笑顔を浮かべる目許、とか?* ]
(531) 2020/06/14(Sun) 21時半頃
|
|
[何にも知らなかった。]
(532) 2020/06/14(Sun) 21時半頃
|
|
――回想/打ち上げの後――
[どうも今日はちらちらと他校の生徒が見えるな、と 辰美幸俊は打ち上げに参加しながらそんなことを思っていた。
女子男子問わず、別の高校の制服が見える。 それに違和感を覚えながら、 だからといって追い払うはずもなく 辰美幸俊はただ、文化祭を満喫していた。 ――だから。]
……お前どこいってたんだよ。
[と、戻ってきた氷室に対し 何も知らない辰美幸俊は言う。>>501 後片付けさぼるんじゃねえ、と気軽に言う。]
(533) 2020/06/14(Sun) 21時半頃
|
|
[実際、起こったことを知っていたら、見ていたら、 きっと辰美は退学処分ものの騒動を起こしていただろうが
辰美は愚かにも何も知らない。 例えば、友達が女装を続ける理由も。 今しがたどんな目にあってきたかも、 それに一人でどう対処したか、も。>>500
ただ一つ、わかることがあるとすれば]
(……化粧直した? なんか、さっきと違う)
[きっと、再び引かれた口紅の鮮やかさ、それだけ。 だから辰美は、その時なんにも彼に聞きはしなかった。*]
(534) 2020/06/14(Sun) 21時半頃
|
|
―― 現在:目指せ職員室 ――
んー?
[ のんびりと職員室を目指しながら、 けれど実のところ、誠香は目のやり場に困っていた。 教室の方を見れば文化祭。 窓の方を見れば大雪。 ちぐはぐな景色がどうにも気持ち悪かったのだ。 なんでもない顔をしながら、 努めて前だけを見ていた ]
(535) 2020/06/14(Sun) 21時半頃
|
|
集団失踪事件? あー……そういえばあったっけ、そんなの。
[ 怜の話に記憶をたどる。>>493 集団失踪事件はテレビで報道されていた気がする。 頭の中にうんぬんは、 ネットニュースで見たかもしれない ]
都市伝説みたいなもんかな、って思ってたけど。 そっか……言われてみれば、 この状況、まんまだな……?
[ 電波は見つからないと思う。>>177 千夏の言葉を思い出す。 まるで確信のあるような言い方だった。 千夏はあの時すでに、このことを考えていたんだろうか。 呟き>>175を聞き漏らしていた誠香は、 今になってそんなことを考える ]
(536) 2020/06/14(Sun) 21時半頃
|
|
まあでも、悪あがきしてみてもいいじゃん。 他にやりたいことがあるなら別だけど。
[ そう言って、がらりと誠香は職員室の扉を開ける。 各教室の鍵が並べられている保管場所を見ると、 果たしてそこに、屋上の鍵も見つかった ]
…………やるべきことは、あるのかもしれないけど。 ここが誰かの頭の中なら、 メールの送り主を探す、とか。
[ 屋上の鍵を手に取って、誠香は怜に顔を向ける。 言葉を選ぼうとして、 けれど遠回しな言い方なんて思い浮かばなくて、 結局困ったような顔で、直球の質問をぶつけた ]
氷室は、誰だと思う?*
(537) 2020/06/14(Sun) 21時半頃
|
|
[ 扉を潜る瞬間が、すき。きらい。 出て行く今は、きらい。 ]
(538) 2020/06/14(Sun) 22時頃
|
|
─── すこしまえ ───
[ そんなところか。>>446 わかるなあ。って思うのは、あたしの勝手な投影。 もっとも、あたしの場合 を仮定して、 なんにもなくてほんと面白みが無いので、 一発やっちゃおうぜってパターンでもあるだろうけど。 いやそんな勢いで死ぬなよって話だけど。 でも、死んだ記憶なんて無いよね。 あたしにも無いです。ね、そうでしょ? 過去のあたしすら忘れちゃったら世話無いけど。 ]
(539) 2020/06/14(Sun) 22時頃
|
|
[ なんて、あたしの奥底に潜りすぎるので、 あれとかそれとかはオフレコのままです。
お互いひみつなことってあるよね。 ]
(540) 2020/06/14(Sun) 22時頃
|
|
……あたしは、 ふざけた答えも書けてないなあ。
[ 戻る途中の、ぴかぴか光る廊下を見ていた。眩しい。 どきどきするね、夢のよう。 帰りたくないあの日のよう。
台詞じゃ無いやりとり。 とりとめの無い話って、もしかしたら、 初めてだったかな。珍しいね。
辰美君どんな答え書いたの?なんて、 気軽に聞けたら良かったけれど、 なんだろ、距離感?そこまでは言わなかった。 ]
(541) 2020/06/14(Sun) 22時頃
|
|
ずっと夢が見られたら良いのにね。
(542) 2020/06/14(Sun) 22時頃
|
|
[ 簡単な答え。 一度だけ 振り返って。>>449 ]
(543) 2020/06/14(Sun) 22時頃
|
|
ま。今日は楽しくデートしようか。 恋人に見えるように、さ。
[葉野とのデートがその日限りだったのか、 その日以降も行われたのかは定かではなかったけれど。
俺の仕返しが功を奏したのは、確からしい]*
(544) 2020/06/14(Sun) 22時頃
|
|
[ あっ。 鞄、あたしのだから、だいじょぶです。 ]*
(545) 2020/06/14(Sun) 22時頃
|
|
―― 回想 / 喫茶店デート ――
……ま。 辰美とは中学からの仲だから。
[葉野の拗ねたような声色>>185に にま、と歯を見せて笑った]
ふーん。なるほどね。 けど、噂の火元を作ったのに 火消しをしなかったのは事実なわけだ。
[テーブルの上で指を組んで、葉野の顔色を窺う]
(546) 2020/06/14(Sun) 22時頃
|
|
それって、ちょっと不誠実じゃないかな。
[俺は、口元に涼やかな笑みを浮かべたまま そう言い切ったのだった。
甘い恋人同士のやりとりのように穏やかな声音。 葉野を非難する色合いは声に乗らなかったはずだ。 じっと、俺は葉野を見つめている]
(547) 2020/06/14(Sun) 22時頃
|
|
俺が女装してない姿を知ってるの、 中学からの付き合いの奴くらいだろ。
……それに、変な噂はもう慣れっこだしな。
[からん、と目の前に置かれたコップの水が弾けた。 店員が甘い匂いを纏わせながら、 注文した桃のパンケーキをテーブルの上に置く]
(548) 2020/06/14(Sun) 22時頃
|
|
今日は俺の奢りでいいよ。 葉野が良かったら、またいっしょにデートする?
今フリーだったら俺みたいな男に 時間を潰すのも悪くないんじゃないか。 顔だけは無駄に良いし。 ……なんてね。
彼氏持ちの噂立てられたら、 葉野も少しは辰美の気持ちが 分かるんじゃないかなって。
(549) 2020/06/14(Sun) 22時頃
|
|
ま。今日は楽しくデートしようか。 恋人に見えるように、さ。
[葉野とのデートがその日限りだったのか、 その日以降も行われたのかは定かではなかったけれど。
俺の仕返しが功を奏したのは、確からしい]*
(550) 2020/06/14(Sun) 22時頃
|
|
─── 教室 ───
[ あっ、ここのちゃん!>>476 あたしは辰美君の反応の後、 やっほーって手をあげた。 もうひとつ、つられて黒板を見て、 ]
ちょーやばい。
[ 鸚鵡返しだった。なにがやばいんだろ、やばいね。 下の方の下の方、チョークを借りて、 しおりちゃんのメモを書いた時みたいに、 ちょっとまるめの字を足している。
情報共有って、だいじ。 いいんちょ、合ってますか。 ]
(551) 2020/06/14(Sun) 22時頃
|
|
職員室 無人 固定電話 駄目そう
窓から下見ると高すぎてちょーヤバイ ↑ わからん
昇降口にインク 出られない
体育館に舞台のセットがあります。 8組の作ったのにそっくり。
(552) 2020/06/14(Sun) 22時頃
|
CC レイは、メモを貼った。
2020/06/14(Sun) 22時頃
|
[ 書いている間。 辰美君とここのちゃんが話して、 となりでまた、 ここのちゃんが伝言を残すから、>>489 お母さんだ……とか、呟きつつ。 終わった頃に、 ]
(553) 2020/06/14(Sun) 22時頃
|
|
──現在・教室──
[ 視線が外れる理由を、愛宮は気づいていない。>>510 ]
……そっかあ、困ったねえ どこにも連絡つかないうえに、だれもいない 何処かで、聞いたことない? ネットニュースで、似たようなお話しを 見たことがあるような気がする。
[ 微笑みから、困ったような表情へ一変。 やはり誰もいないらしい。 昇降口の件からも、どうやら私たちの知る学校とは、 どこか異なる様子になっていることは明らかだ。 ]
(554) 2020/06/14(Sun) 22時頃
|
|
閉じ込められちゃったってこと? だれが、大人たちが助けにきてくれるって 期待してたんだけど、閉ざされてるんじゃ……
助けをもとめてちゃ、駄目ってことねえ
[ 解説を、うんうんと頷きながら聞く。>>512 そして、開いて閉じる口に首を傾けて、 リクエストを聞けば、にっこりと笑いかける。 ]
(555) 2020/06/14(Sun) 22時頃
|
|
あったかいものね、了解だよ〜 カレーとか、課外学習みたいでいいかもね
[ 控え目なリクエストに くすくす笑いを隠すように掌を口許へ。 ]
寝床……寝る時間までには、 どうにかなっているといいんだけど
[ そうして、再び時計をみあげ、 窓の外の雪模様を確認して呟いた。
愛宮もまた、その後教室を離れようとした直後 名前を呼ばれて、振り向いた。>>490 ]
(556) 2020/06/14(Sun) 22時頃
|
|
あ、阿東くん。おかえりなさい〜 そろそろおなかすいてない? 家庭科室でごはんでも作ろうと思って。 リクエストがあれば、いまなら聞けるよ
[ 微笑みを浮かべながら、お出迎え。 阿東くんが手伝ってくれるというなら、 こころよくお手伝いを受け入れるだろう。 あの日のゴミ拾いのボランティアの時のように。
ほかにも手伝ってくれる人がいるんなら、 ひとりで作るにはちょっと量が多いので、 とっても助かることにはほかならない。* ]
(557) 2020/06/14(Sun) 22時頃
|
|
ここのちゃん、シチューたべよう!
[ テレパシー、と言うよりは。 多分、連想したものが 一緒だったんだと思う。>>512
一緒にいくーなんて。 鞄を今度こそ置いて、 今度はここのちゃんの後を追おう。 簡単なお手伝いならできます。メシマズじゃないです。
すれ違ったいいんちょ>>525に、頑張ります!って、 呑気なことに敬礼までしてみせたので、 見送られるなら、見送られるし。 危なっかしいねっていうなら、保護してもらおう。 たくさんいてもらうに越したこと、無いし。 ]*
(558) 2020/06/14(Sun) 22時頃
|
|
── 現在:廊下 ──
あっは!ゆーてヤバくねぇ!? 校舎にライオンとかエグすぎじゃん! 紫織さんオニかよ〜!!
[ 昇降口や一階の窓が閉められていることは 郁斗はまだ知らない。けれど、 学校という空間にライオンが解き放たれれば どうなるかってことは想像できる。
配置する座標によっては ──例えば先ほど言われた背後であれば── 何が起こったのかもわからずに死ぬことになる。
現実離れした阿鼻叫喚を想像して、郁斗は笑った。 ]
(559) 2020/06/14(Sun) 22時頃
|
|
あ、紫織さんも知ってんだあ? ユーメーな人なの? つか友達ぃ? てかホントにウケてんの?
[ やや棒読みな声色に疑問を抱くけれど、>>515 本人がウソをついているっていうよりは ウケてないから。って可能性が浮かんだ。
見当違いな方向に、疑いの目。 ]
(560) 2020/06/14(Sun) 22時頃
|
|
にぎやか?かなあ? 自撮り上げてるときのやつは、 一人だし雰囲気重視だしい? よくわかんねー。
[ アートスティックな人だけに伝わる何かがある ……のかもしれない。
脚本を一回書いてみただけで 芸術家には程遠い郁斗は首を傾げる。 ]
(561) 2020/06/14(Sun) 22時頃
|
|
[ いつも見てます。って、本当にいつも? ]
(562) 2020/06/14(Sun) 22時頃
|
|
[ おれの夢を見られるのはおれだけだよ(笑) ]
(563) 2020/06/14(Sun) 22時頃
|
|
おれちょっと下見てこようかなあ。 紫織さんも一緒に行く?
[ 千夏は上の方へ向かったけれど、 下は一体どうなっているのだろうか。
下の階までこの文化祭の装飾が続いているのなら 一瞬で飾り付けた、っていう話は いよいよ無理な仮定となる。と、思う。 ]*
(564) 2020/06/14(Sun) 22時頃
|
|
――現在/教室――
[愛宮が困ったね、と相槌を打つ様子も どこか先生のように見えなくもない。>>554]
……死にかけた人が、 自分の頭の中に人を閉じ込めるって話?
[ネットニュースの似たようなお話、はわからないが 連想されるものを挙げながら、 辰美は黒板に書きこまれる文字を見ている。>>552 情報共有は大事。いいんちょじゃないけどそう思う。]
(565) 2020/06/14(Sun) 22時頃
|
|
まあ、自分たちで生きる必要、出てきたかも。
[と、愛宮には相槌を打ち、 それから、見透かされたように 「カレー」という単語が出た上に 愛宮がくすくす笑ったように見えたので、]
……っ、シチューでいい
[すかさず綿津見に乗っかった。>>558
反抗期かよ、俺は、と 言った後で辰美は微妙に苦々しい気持ちになったが 取返しもつかないのであきらめた。]
(566) 2020/06/14(Sun) 22時頃
|
|
[その後、礼一郎とうっかり教室前で出くわせば>>525]
……よ、
[「また会いましたね」と片手を挙げて、 辰美はそのまま階下へと歩いていくだろう。*]
(567) 2020/06/14(Sun) 22時頃
|
|
──現在/教室前──
わ、そう、ちょうど、 ソーマと喋ってて腹減ったなーって、
でも、人数多いし大変じゃね? ……あ、綿津見も行くんだ。 じゃ、お言葉に甘えて。
[ リクエスト権が礼一郎にも与えられた。
家庭科室で食事をつくる。 という発想は礼一郎にはないもので、 購買のカップ麺でも食べようと思ってた。
なので、その申し出は素直にうれしいし、 たぶん、綿津見のほうが戦力になる。 ──って、礼一郎はあっさりと引き下がる。]
(568) 2020/06/14(Sun) 22時頃
|
|
リクエスト? いや、うーん。
[ なんでもいい。っていうのが一番困る。
って、礼一郎はよく母に叱られていて、 せめて作るのが楽そうなやつ。 そう思ったって、 普段料理をしないんだからわからない。]
……あ、あるもので作れて、 できるだけ手間になんねーやつ……
[ ほとんど「なんでもいい」と同義である。]
(569) 2020/06/14(Sun) 22時頃
|
|
―― 現在 / 職員室 ――
[誠香に続いて職員室の中に入る。>>537
がらんと静まり返ったそこは 窓の外の雪景色と相まって、 深海の底を思わせる不気味な静けさが漂う。
ごくり、と思わず喉を鳴らした。 目当ての屋上への鍵を難なく見つけると、 そのままに職員室を後にする。 こんな場所、あまり長居をしたくはない]
(570) 2020/06/14(Sun) 22時頃
|
|
メールの送り主を探す? なんだかミステリー小説みたいになってきたな。 ……フーダニット、か。
[誠香の問いかけに、 俺はやっと口元に笑顔を浮かべるのを思い出した。 声音だけはいつもの調子を取り繕って、廊下へ出る]
んー、正直。分かんないな。
[あっけらかん、と俺は笑った]
(571) 2020/06/14(Sun) 22時頃
|
|
死にたい理由のひとつやふたつ、 みんなあるんじゃないか。
……少なくとも、俺はある。
[いやに爽やかに、俺は言い切っただろう]
誠香はどう?
[声音も表情も穏やかに。 けれどその言葉は、ナイフのように鋭い]*
(572) 2020/06/14(Sun) 22時頃
|
|
-- 回想/低血糖 --
[ 夏は終わり、秋に。 秋と言っても、まだ暑さが残っていて、 さすがに鳴いてる蝉はいなかったけど、 まだ夏だと言っても信じてしまいそう。
退院して、やりたかったこと。 もう一緒に走ってくれる仲間はいないけど、 千夏は走りたかった。 ]
冬真、外いかない?
[ ソファに寝転がって、 腹の上に乗せた猫を撫でる弟に声をかける。
久しぶりに病衣以外のものを着る。 Tシャツに、短パン。いつもの練習着。 短パンから伸びる足は、細くて見慣れない。 ]
(573) 2020/06/14(Sun) 22時頃
|
|
[ とはいえ、手伝いをする人間>>558が、 料理名でリクエストを入れているなら、 どうぞ、その通りで、お願いします。
ぎこちないリクエストとともに、 「 ありがとう、頼んだ 」と告げて、
礼一郎は、あと何が必要だっけ。 考えながら、入れ替わりで教室の中へ。*]
(574) 2020/06/14(Sun) 22時頃
|
CC レイは、メモを貼った。
2020/06/14(Sun) 22時頃
|
[ ちか、と弟が呼ぶ。走んの?と言う。 走れるの?と言葉の裏に張り付いているように、 千夏には聞こえてしまう。 ]
走れるよ。 注射さえしてれば普通の生活できるって、 きいたし。言ってたし。
[ だから、付き合って。ね? 少しむきになってしまった言葉を、 柔らかく付け足しで中和させる。
時々喧嘩もするけれど、 早未家の姉弟の仲はそんなに悪くない。 たぶんいいほう、といっても嘘じゃない。 ]
(575) 2020/06/14(Sun) 22時頃
|
|
[ 秋の空。見上げた先は高かった。 きっと走ったら気持ちいいだろうな、 と思いながら家の前で軽く柔軟する。 ]
競争ね。
[ よーい、どん。 ふいうちでスタートを決めれば、走り出す。 たびたび千夏は弟と走っていたから、 コースは決まっている。
あ。と思ったら、追い抜かされていた。 ]
(576) 2020/06/14(Sun) 22時頃
|
|
[ 初夏からタイムは落ちていて。 入院で筋肉もだいぶ落ちていて。
その間、弟は普通に生活して、 普通に成長して、 千夏は後退するばかり。 ]
(577) 2020/06/14(Sun) 22時半頃
|
|
[ 負けたくなかった。 足を精いっぱい動かして、走る。 汗が出てくる。わ、この感覚久しぶり。
じとり。こめかみから汗が流れる。 いつもと違って、 なんだか気持ちが悪いな、と思った。 ]
……っ、あ。
[ これは変だなと思った。 視界が徐々に薄暗くなってきて、 目の前が黒に近くなる。
がらんどうの何かに閉じ込められたみたい。 ]
(578) 2020/06/14(Sun) 22時半頃
|
|
[ 走ろうとして、足に動けと命じる。 暗闇の中、弟の白っぽいシャツが見えた。 そして、消えた。
たぶんそこで。 千夏は倒れたらしい。 ]
(579) 2020/06/14(Sun) 22時半頃
|
|
[ 気が付いたら、また病院だった。 低血糖昏睡。だって。
高くなってもだめ。 低くなりすぎてもだめ。 血糖コントロールの生活。 千夏はそれを一人でやらなきゃいけない。 ]
(580) 2020/06/14(Sun) 22時半頃
|
|
走るのが怖くなった。
(581) 2020/06/14(Sun) 22時半頃
|
|
松葉杖がなくなって。 ようやく二本足で立てるけど。 もう立ちたくなかった。
(582) 2020/06/14(Sun) 22時半頃
|
|
[ 今は低血糖の予兆、っていうのがわかる。 冷や汗とか、急な気持ち悪さとか、 そういうのがあったら、対処できる。 甘いものを周囲に求めることも、できる。* ]
(583) 2020/06/14(Sun) 22時半頃
|
|
―― 回想:祭りのあと ――
[ 家に帰るまでが遠足です。 後片付けが終わるまでが文化祭です。
文化祭が終わっても、宣伝班の仕事は終わらなかった。 打ち上げ後の後片付け、 宣伝班のミッションは、 貼ったポスターを回収することだ。
普段はあまりひとけのない場所だって、 文化祭では催しに使われたりもする。 だから、あまり人通りのない場所だって、 抜け目なくポスターを貼って回った。>>0:484 だから誠香はまなと手分けして、 学校一周ポスター回収の旅に出ることになった ]
(584) 2020/06/14(Sun) 22時半頃
|
|
ん……?
[ 空き教室からばらばらと、 他校の制服を着た男子たちが出てくる。>>91 なんだか、とても嫌な感じがした。 絡まれるような事態は避けたい。 君子危うきに近寄らずという。 誠香は君子ではないけれど、 見つかる前に回れ右する程度にはお利口だった。 だって誠香は、その空き教室に、 仲良しの友人が放置されていたなんて、 夢にも思わなかったのだ* ]
(585) 2020/06/14(Sun) 22時半頃
|
|
[ ……無人じゃねーか。って、礼一郎は笑った。 おそらく正しくカッコ笑いの使いどきである(笑)]
(586) 2020/06/14(Sun) 22時半頃
|
|
──現在/教室──
[ 残されていたメモをたどる。
個性豊かなメッセージと筆跡。 特に、図みたいになってるやつ。>>552
今いる生徒の名簿。 家庭科室に行きますのメッセージ。
……おや、礼一郎には書くことがない。 なんとなく、礼一郎はヤバいって思って、 チョークを手に取って苦し紛れに捻りだす。]
(587) 2020/06/14(Sun) 22時半頃
|
|
職員室 無人 (準備室にも若林先生いない) 固定電話 駄目そう
窓から下見ると高すぎてちょーヤバイ ↑ わからん
昇降口にインク 出られない
体育館に舞台のセットがあります。 8組の作ったのにそっくり。
(588) 2020/06/14(Sun) 22時半頃
|
|
[ ちょうど礼一郎が括弧を閉じたとき、
「 いや、それどーでもいいし 」って、 呆れた顔した七星が背後に立っていたので、]
……やっぱり?
[ ──って、礼一郎は苦笑いを浮かべる。*]
(589) 2020/06/14(Sun) 22時半頃
|
|
──回想:ゴミ拾いのボランティア──
[ 駅前、10時半。 男と女が待ち合わせをする。 イコール、デートというものでもない。 なにせ、愛宮心乃が相手となればなおさらで、 クラスのちゃんとした組≠ネのだったのだから、 噂になるようなことは、なんにもない。
そんな暑さの残る晴れた秋の空の下のこと。 つばの広い帽子で顔の半分を覆い、 五分袖の白いTシャツにスウェットパンツ。 明らかに動きやすそうな服装の愛宮心乃が ちゃんと約束の時間に来るだろう人を待っていた。 ]
(590) 2020/06/14(Sun) 22時半頃
|
|
おはよう、阿東くん! いいボランティア日和だねえ
[ 軍手にトング、大きなゴミ袋が似合っている。 ]
(591) 2020/06/14(Sun) 22時半頃
|
|
[ Tシャツから覗く腕は、あまりにも丸々しくって、 紐を巻き付けたらボンレスハムのようだろう。 汗を拭うたび、ごみを拾うたびに、 ぷにぷにの二の腕が揺れるのがみえる。 ]
どう? ボランティアをするのは。 お掃除っていうの、案外気持ちいものじゃない?
……あ、ほら。 笑ってくれた。
[ 大通りから公園まで。 ボランティア集団は手分けをして掃除をする。 道中、母親に手を引かれた男の子が手を振ってくれて 愛宮もまた、ほほえみを返していた。 ]
(592) 2020/06/14(Sun) 22時半頃
|
|
こうしていると、許されたような気がするんだ
[ なんて。 掃除をする手を止めて顔をあげて笑っている。 これが、愛宮心乃だった。* ]
(593) 2020/06/14(Sun) 22時半頃
|
|
── 回想:役者の問題について ──
ハア!? たつみんが笑うの下手すぎるぅ!?
[ って、問題が浮上したのはいつだろう。 たぶん、稽古が開始してからすぐだったろう。
困り顔の夏美が連れてきた幸俊の顔を見る。 確かに。……確かに仏頂面ではあるけれど、 笑えないことなんてない。はずだ。
爆笑している記憶はない。 でもクラスメイトと話しているときは それなりに楽しそうにしていた……記憶の補正か? ]
(594) 2020/06/14(Sun) 22時半頃
|
|
……やーマジで言ってんなら、 多少キャラ変えて……あー、
あのシーンとかはこう、客に背向ける感じでぇ? 舞台いる人たちにだけ笑顔見せて〜 それにリアクションすっとか……出来る、けど。
[ シャープペンシルをくるりと一回転させて 芯のついていない方で台本をなぞる。
けど、考えるのダリーな。が正直なところ。 ]
(595) 2020/06/14(Sun) 22時半頃
|
|
とりあえず、たつみん! ほら、笑ってみて!スマ〜イル!!
[ お手本だ。と言わんばかりに 人差し指でほほを引っ張り上げながら郁斗は笑う。 ]*
(596) 2020/06/14(Sun) 22時半頃
|
|
[本を閉じるように静かに、体育館の扉を閉めた。]
(597) 2020/06/14(Sun) 22時半頃
|
|
――少し前/わだつみと――
書けてないか。 ……ま、そんなこともあるよな。
[それって先生に何か言われるんじゃね。とか 何にも思い浮かばなかったのかよ。とか
少しだけ、思わないこともなかった。 けれども2人して廊下を歩きながら その言葉は、ついぞ出ることはなかった。
遠慮したのか、 それとも空気がそれにそぐわないと感じたのか 辰美にはわからない。]
(598) 2020/06/14(Sun) 22時半頃
|
|
[窓の外で雪が降り積もっている。 ぽつぽつと、生きられていない人間2人が とりとめもないことを語っている。
だからたぶん、 今の、会話の温度はこれくらいがちょうどいい。]
(599) 2020/06/14(Sun) 22時半頃
|
|
――………
[振り向いた綿津見が 答えなのかどうかわからないことを言う。 辰美は少し、言いよどむ。>>542]
(600) 2020/06/14(Sun) 22時半頃
|
|
(「 終わらないさ。いつまでも。 君が夢見ることを望むなら。 」)
(601) 2020/06/14(Sun) 22時半頃
|
|
…………
……わかるよ。
[思い浮かんだ台詞を、そっと喉の奥に引っ込めて あいまいな相槌だけを返した。*]
(602) 2020/06/14(Sun) 22時半頃
|
|
―― 現在:目指せ屋上 ――
[ 鍵を回収して、とっとと職員室は退散する。 無人の職員室はなんだか不気味だった。>>570 そもそも職員室なんか好きでもない。 長居する理由がなかった ]
ミステリーは専門外だな。 読むのは嫌いじゃないけど、 ちなみに推理は当たったことナシ。
[ 廊下に出て、階段へ。 そして屋上を目指してたんたんたん。 足音を響かせて階段を上っていく。 がらんとした校舎に、やけに足音が響く気がした ]
(603) 2020/06/14(Sun) 22時半頃
|
|
わかんないか。 そうだよなあ。
[ 目のやり場を思いついたのだ。 そう、我々は電波を探していたのだった。 だから誠香は、スマートフォンに目を落として歩く。 圏外、圏外、圏外のまま。 わからない、と言う怜の声は、 なんだか場違いなくらい明るかった>>571 ]
(604) 2020/06/14(Sun) 22時半頃
|
|
[ 死にたい理由くらいみんなあると怜は言う。>>572 自分にもあると怜は言う。 いっそ清々しいほど爽やかに。 明るい声が、なんだか悲しかった。
どう? と質問が投げられて、 たんたんたん。階段を上る足が、止まる。 誠香は足を止めて、顔を上げて、 そして、怜の顔を確かめた。 どんな顔をしているのか、確かめた ]
そうだな。あるよ。僕にも。 だけど、あのメールは、僕じゃない。 僕は、あんな遺書は書かない。
[ きっぱりとそう言い切って。 信じる? と首を傾げた* ]
(605) 2020/06/14(Sun) 22時半頃
|
|
えー、開幕ハードモードって燃えるじゃん?
[>>559背後に配置されたライオン。即座に逃走しないとゲームオーバー。 そういうバランスのゲームは嫌いじゃない。 あれ、ゲームの話だったっけ?]
有名でもないけど。 CG研の中で話題になったことがあるぐらい。 ウケてるよ。ウケてる。
[>>560自分が送った作品にウケるも何もないから、反応を作るのが難しい。 >>561賑やかな雰囲気、というのは、現実の彼を知っているから言えることだから、 口が滑ってしまったなぁとは思う。 首を傾げている彼にわざわざ説明はしない。]
(606) 2020/06/14(Sun) 23時頃
|
|
[おんなじ夢を見るにはどうしたらいいんでしょうね。]
(607) 2020/06/14(Sun) 23時頃
|
|
──現在・教室→──
まなちゃん、おかえりなさい!
[ 顔をみてもう一度、笑顔でお出迎え。>>551 それから、辰美くんとの作戦会議(?)をする。 ]
そうそれ! なんだか状況が似てるなあ、って ……ただ、どうやって出られたのかとか、 方法は載ってなかった気がするんだけどね
[ 困ったなあ、ってもう一度繰り返す。 これは、愛宮の愛だけでは解決できそうにない。 現実的な解決能力が求められそう。>>566 ]
(608) 2020/06/14(Sun) 23時頃
|
|
[例えばこの校舎が夢の世界だったなら。 ……わたしとあなた、おんなじ夢を見ていることには、なりませんか。
無理か(笑)]
(609) 2020/06/14(Sun) 23時頃
|
|
じゃあ、わたしは上に行くー。 何か面白そうなものあったら報告するから。
[>>564探索という意味では、まあ分担したほうがいいかなって。 じゃ、と手を振って、わたしは階段を上るだろう。*]
(610) 2020/06/14(Sun) 23時頃
|
|
[ 反抗期の息子か(笑)
これ、私もやりたかったので(笑)をつけます。 正しい使い方じゃない?ちがう? ]
(611) 2020/06/14(Sun) 23時頃
|
|
おっけ〜、野菜ごろごろにしようかな
[ まなちゃんと辰美くん。 いつのまにテレパシーで繋がってるの? 二人のリクエストに、微笑みでお返事をする。
お手伝いをかって出てくれたまなちゃんと 仲良くならんでクッキングタイム! ちょっと楽しみ、なんて言ったら怒られるかな。 ]
(612) 2020/06/14(Sun) 23時頃
|
|
きらいなものとかは、なあい? ……明日がもしもあるんだったら、 また聞くから考えておいてくれるといいな
[ 「なんでもいい」って言う阿東くんには、 ひとつ宿題を課しておこうかな。>>569 ]
(613) 2020/06/14(Sun) 23時頃
|
|
[ そして、私はまなちゃんと廊下へと出た。 隣接する教室たちは、文化祭の様相を保つ。 喫茶店、展示室、お化け屋敷、えとせとら。
まなちゃんやしおりちゃんたちに着せられた、 ふりふりベストを着てこうして歩いたなあなんて。 ちょっとした思い出が湧き上がる。 ]
……文化祭、楽しかったねえ
[ みんなが着てたらすごくかわいいのに。 なんというか、どこかのおばさんが ふりふりエプロンを着てるみたいな見た目で ちょっと、ううん、だいぶ恥ずかしかったけど。
なつかしい、というか。感慨深さを覚える。 ]
(614) 2020/06/14(Sun) 23時頃
|
|
[ そうして、階下へ降りる。 ふと、噂の昇降口の前に視線を向けた。
まっくろくろすけだ。 傍には手形がいくつかと、折れたモップ。
開かずの扉らしい、その場所を通り過ぎて 愛宮心乃は突き当りまで真っすぐ向かう。 家庭科室は、そこにある。 ]
ねえ、まなちゃんは あのメールの差出人じゃない?
[ 家庭科室の扉に手をかけて、ぽつりと問いかける。* ]
(615) 2020/06/14(Sun) 23時頃
|
|
-- 現在/4階 --
[ 赤いなにかを洗い流して、探索を続く。 4階。3階と同じ。赤いなにかがついてる以外。 ……特に他に情報はない。かなあ。 ]
窓、……開けてみる?
[ 2階の窓。下が遠い。 なら、4階も+2階分遠いんだろう、と思う。 わざわざ解っていることをしなくても、いいかな。 と千夏は思う。 無駄なことはしなくてもいいかな。と。 ]
(616) 2020/06/14(Sun) 23時頃
|
|
[ 仕方がないので、教室に戻ることとにする。 一段一段階段を降りていけば、 喫茶店かなあ、どこかのクラスの出し物か。 薄くなっていた食べ物の甘い匂いがして、 千夏は気持ちが悪い。 ]
……今年は劇、でよかった。
[ 去年は確か屋台で。一昨年は喫茶店。 食べ物に関わるものばっかりで。
どうせ舞台を作り上げるなら、 要らないものは消しておけばよかったのに。 と世界主と誤認する千夏は思った。 ]
(617) 2020/06/14(Sun) 23時頃
|
|
―― 現在 / 屋上へ ――
[たんたたん。 小気味良く階段を上ってゆく音が響く。 その足音が、ぴたりと止まった。>>605
誠香と、視線がかち合う]
……そっか。
[なんとなく、予想していた答えだった。 死にたい理由がある。 はっきりと、彼女はそう言い切った]
(618) 2020/06/14(Sun) 23時頃
|
|
じゃあ。 誠香だったらどんな遺書を送る?
[世間話の延長のように、その声音は軽やかだ。
なんとなく、分かってきた。 この世界の仕組みが。
ここにいる奴、全員。 きっと死にたいくらい悩んでる。 だから、招かれたんだ]
(619) 2020/06/14(Sun) 23時頃
|
|
俺だったら。 どうしてみんな見た目で判断するんだ。 俺の中身を見てくれって。
そう恨み言を書く。
[にっ、と歯を見せて笑った]
だからきっと、俺も犯人じゃあないな。*
(620) 2020/06/14(Sun) 23時頃
|
CC レイは、メモを貼った。
2020/06/14(Sun) 23時頃
|
[笑いたいとは、思っていた。]
(621) 2020/06/14(Sun) 23時頃
|
|
――回想:その節はお手数をおかけしまして――
……文句あんのかよ
[文句は既に現場から出ている。
「辰美が笑わないんですけど」と 首根っこをつかまれるように 七星に連れられてきた辰美は 困った様子の脚本にぼそりとそう言った。>>594
尚、クラスメイトと楽しそうにしている時を含めて 辰美幸俊は喋るとき全て仏頂面で発言していると そう捉えてもらって構わない。]
(622) 2020/06/14(Sun) 23時頃
|
|
……俺のせいで変えるのわりーから 練習、してんだけど
[とはいえ、 喜多仲や役者仲間を困らせるつもりはないのだ。 連城に頼んで練習を始めた頃でもあった。>>595 あー、と考え込む喜多仲を、 辰美はやはり困ったように見ている。]
(623) 2020/06/14(Sun) 23時頃
|
|
……あ……? 頬があがんねえんだよ、頬がよ
[くるん、とシャープペンシルが回って、 喜多仲が「笑ってみて」という。 笑えたらここ10年くらい苦労していない。が、
まぶしい笑顔のお手本を示されてしまったので、 辰美は頑張って真似をすることにした。]
(624) 2020/06/14(Sun) 23時頃
|
|
……スマ……ぐ……ぬう……
[ちなみにどんな顔になったかというと 唇を引き結んで苦痛を堪えるような表情になった。 眉間に皺も寄っているため普通に怖い。]
大体なんでこのキャラ ずっと笑ってんだ…… 登場人物の気持ちを教えろ作者
……こうか……っ、
[人差し指の補助があって、 ほんの少しマシな微笑みになる。 が、頬は耐えがたそうに震えているし 指を離せばすぐ笑顔が解けるのであった。*]
(625) 2020/06/14(Sun) 23時頃
|
|
-- 現在/3年8組 --
[ 千夏は教室の扉を開ける。 先ほどよりも教室は静かだった。>>589 ]
あ。夏美ちゃん、と阿東くん。
[ 黒板の前に立つ二人の名前を呼んで、 そこに書かれる文字列に目を走らせる。 後ろ手で扉を閉めた。 ]
(626) 2020/06/14(Sun) 23時頃
|
|
[ 黒板に近づきながら、千夏は言う。 ]
やっぱり、でられないんだ。
[ 昇降口、の隣。出られないの言葉をみて、 千夏は感想を零す。 あとは、もしかして、 4階の赤いあれはインクじゃないかって。 ]
(627) 2020/06/14(Sun) 23時頃
|
|
──現在/3年8組──
[ 拳は飛んでこなかったけど、 じとっとした目で見られてしまった。
「 てか、担任不在って書いてあるし 」って、 追撃を受けて、礼一郎はへへって笑う。]
食べ物はさ、 愛宮と綿津見がなんか作ってくれるって。 ソーマも購買見に行ってくれてるし。
[ 礼一郎はごまかすように、 七星と籠城戦について話し合いをする。 更衣室のシャワーが使えるかとか、 泊まりこむことになるんなら着替えは?]
(628) 2020/06/14(Sun) 23時頃
|
|
[ いつもより、 かなり落ち着いて見えたかもしれない。 あんまり、胸の内に不安はなかった。今は。 ]
3階の上に、 そっくり同じみたいな4階ができてたよ。 びっくりだね。
[ 報連相は大事。 黒板の前に立った千夏は白いチョークをもって、 広い黒板の端に字間の狭い文字を書き足す。 ]
(629) 2020/06/14(Sun) 23時頃
|
|
[ こうやって、目の前のことだけ、 快適に過ごすことだけ考えてると、 礼一郎の気は少しだけまぎれた。
「 寝るときはー、」って話になって、 ふと、保健室のベッドの話になる。]
……何台あったっけ?
[ 教卓越しに向かい合ってた七星が、 さあ? ってふうに首を傾げている。 ……そういえば健康優良児同士だった。]
(630) 2020/06/14(Sun) 23時頃
|
|
職員室 無人 (準備室にも若林先生いない) 固定電話 駄目そう
窓から下見ると高すぎてちょーヤバイ ↑ わからん
ごはん、家庭科室に置いておきます
昇降口にインク 出られない
体育館に舞台のセットがあります。 8組の作ったのにそっくり。
4階ができている。3階とそっくり。 違いは赤のインクが飛び散ってること。
(631) 2020/06/14(Sun) 23時頃
|
|
……女子が寝れるくらいはあんじゃね。
[ ──って、礼一郎は言って、 七星は6台もないでしょって言った。
よかったね。仕事できたよ。 ……って、七星の目が言ってる気がする。
「 ついでに着替えあるか見てきてよ 」 って言われたので、多分気のせいじゃない。
ハイハイって礼一郎はうなずいて、 また教室を立ち去ろうとしたんだけどさ、]
(632) 2020/06/14(Sun) 23時頃
|
|
4階の準備室にも若林先生、いなかったよ。
[ 書き加えながら、 横のほうに書いてあるかっこの内容が頭をよぎって。 もしかして探してたら悪いかな、と付け加えた。* ]
(633) 2020/06/14(Sun) 23時頃
|
|
[全然、そんなことないって言って>>209 急に話題を変えるお前は、やっぱり不自然で。
あのとき、もっと深く追求しておけばって 相談に乗ってやるべきだったんじゃないかって あとになって後悔したんだよな]
(634) 2020/06/14(Sun) 23時頃
|
|
[……でもさ。 やっぱり俺も人に触れて欲しくないところがあって。
礼一郎は空気を読んで、 敢えてそこに触れないように振る舞ってくれる やさしい奴だったからさ。
俺も気を遣わなきゃって、そういう意識が働いたのかも]
(635) 2020/06/14(Sun) 23時頃
|
|
―― 回想 / ファミレス ――
あ、もう噂立ってるんだ。 早いなあ。
[いきなり礼一郎に呼び出されて>>220 何を言われるのかとドキドキしていたら、これだ。 へらりと笑って、メロンソーダを啜った]
うん、もちろん葉野とは付き合ってないよ。
[あっけらかんと言い切った]
(636) 2020/06/14(Sun) 23時頃
|
|
葉野と辰美の根も葉もない噂を聞いて、 火消しをしない葉野に腹が立ってさ。
……ちょっとした仕返し。
付き合ってない相手と噂が立つって不快だろ。 少しは辰美の気持ちを理解しろーってさ。 わざと目立つ場所でデートしてやった。
結果、大成功。
[ぶいぶい、と陽気にVサインをしてみせた]
(637) 2020/06/14(Sun) 23時頃
|
|
[それから、拗ねた様子の礼一郎に気付いて ふっと口元を緩める]
……やっぱりレイは、 俺にフツーの格好でいてほしい?
[こてり、と俺は小首を傾げた。 控えめなその仕草は 可愛らしい女子高生にしか見えないはずだ]
(638) 2020/06/14(Sun) 23時頃
|
|
ふふっ。 しかし拗ねるなんて、ういやつめ。
[ぴこん、と礼一郎の額にデコピンしてやる]
いいよ。別に。 ふたりで会う時は女装やめても。
……ちょっとこの格好も、 嫌気が差してきたところだったし。 レイがそっちの方がいいのなら。
(639) 2020/06/14(Sun) 23時頃
|
|
[実際のところ。 ちょっと嫌気が差した、どころではない。
どんな格好をすればいいか もはや分からなくって。 毎朝、鏡の前で悩み続けて――
結局いつもの通りにスカートを履く日々だ。
文化祭の後に起こった出来事>>91を、 誰に相談することもできず、 もちろん目の前の礼一郎に話すこともできず]
(640) 2020/06/14(Sun) 23時頃
|
|
女装した男と一緒にいるの、 やっぱりキツかった?
[まっすぐに、礼一郎を見つめた]*
(641) 2020/06/14(Sun) 23時頃
|
師範棋士 千早は、メモを貼った。
2020/06/14(Sun) 23時頃
|
[ 七星が柄にもなく躊躇いがちに、 「 あのさあ 」って声を投げかけてきて、]
(642) 2020/06/14(Sun) 23時頃
|
|
――現在:廊下――
な?だからなんか食えるものーと思って。
あ、言われてみりゃ確かに? でも腹減ってる……よなあ?
[ 腹減るんだな、とどこか意外そうな委員長>>478に対して、確かにここが現実じゃないどこかなら腹減らなくても不思議じゃないかも、と思ったが。 うーん、と思いつつ自分のお腹に手を当てる。 うん、空腹感、ある気がする。たぶん。]
(643) 2020/06/14(Sun) 23時頃
|
|
「 誰も死んだりしないよね? 」
(644) 2020/06/14(Sun) 23時頃
|
|
[ ……なんて、尋ねてくるもんだから、]
(645) 2020/06/14(Sun) 23時頃
|
|
……死のうとしたやつは、 本当にいるかもしれない、と思う。
(646) 2020/06/14(Sun) 23時頃
|
|
たぶんそれって、 七星の聞きたかった言葉じゃないけど。
耳障りのいい嘘で一瞬しのいだって、 現実は変わんないんだから、不誠実だろ。
正論言って振られるタイプ。 …………だったっけ?
(647) 2020/06/14(Sun) 23時頃
|
CC レイは、メモを貼った。
2020/06/14(Sun) 23時頃
|
[ うっかり立ち止まってしまったとき、 がらりと扉が開いた。>>626
いつかと立場が逆。 みたいなふうにも思えて、
でも、今、礼一郎は救われた。 教室の中は静か>>626というより、 あんまり良い雰囲気ではなかった。と思う。
おかえり、早未。 なんだか君が救世主みたいに見えるよ。]
(648) 2020/06/14(Sun) 23時頃
|
|
はあ?インクで真っ黒? うっわあ、ホラーじゃん……
[どうやらチャイムの後の音の正体が分かった>>479が、まさかそんなガチホラーな案件だとは。]
出るな、か……寂しいのかもね、誰かさんは。 まあ俺的には、安全なら別に今すぐ帰んなくてもいいかなー、とは思うけど。
[ 遺書メール送った誰かさん。 死にたい気持ちはあるけど、独りはやだから一緒に居たい、行かないで、って思った結果、こうなっちゃった、みたいな。そんな想像。 個人的には、そんな誰かさんがいるなら助けて寄り添いたい気持ちはあるし、無理に帰んなくてもいいかな、と思う。 みんなでお泊りって楽しそうだし? まあ、もし、心中みたいな案件だったら……いや、考えるのは止めておこう]
(649) 2020/06/14(Sun) 23時頃
|
|
いや分かったらすげーわ。 誰にも分かんないっしょ、こんなん。 まあ、本人は分かってるのかもだけどさ、だとしても言い出せねえだろうし。
[ 委員長にも心当たりはないらしく、だよなあ、ってこっちも笑う。 もし当の本人に自覚があるなら、どんな気持ちなんだろうな、とちょっと思った。]
ん、まあ、色々信じらんねえ状況だけどさ。 きっとそのうち帰れるって信じてがんばろーぜ。 昇降口と窓際にさえ近寄んなきゃホラーじゃねえし、 ちょっと変わったお泊りみたいなもんでしょ!
(650) 2020/06/14(Sun) 23時頃
|
|
[ こういう時前向きなのは、割と俺の長所なんじゃねえかなって思う。 俺が後ろ向きになって、それに引っ張られてほしくないし。それよりも俺の前向きさに引っ張られて笑ってほしいじゃん? ほら、いいんちょだって笑ってるし。]
おう、また後でなー!
[ そうして、笑顔で手振って別れて、いざ購買へ*]
(651) 2020/06/14(Sun) 23時半頃
|
|
──そう、出られない。ぽくて。
[ はははって礼一郎は言う。
全然何が笑えるのかわからないけど、 早未が礼一郎のそばを通って、 黒板に有用なことを書いてるのを見てる。]
4階? って、 また、そんな無茶苦茶な……
[ いよいよ何があってもドッキリじゃ済まない。]
(652) 2020/06/14(Sun) 23時半頃
|
|
……4階の準備室。 机の下もいなかったか?
[ なんかもう、何を聞いてんだか知らないが、 3階の準備室の机の下にはいなかったです。
礼一郎が明るさを取り繕ってるとき、 七星はたぶん、明るい顔はしていない。*]
(653) 2020/06/14(Sun) 23時半頃
|
|
――現在/1F 保健室――
……シーツ、毛布は、と。
[辰美は再び階段を下りて一階へ行く。 保健室の扉をがらりと開けた。
ベッドは女子が使えばいいと辰美も思うが 床に敷く分のシーツや毛布の調達くらいは許されたい。 枕は最悪、各々の鞄で済ませればいいだろうが――]
(654) 2020/06/14(Sun) 23時半頃
|
|
[薄暗い中で鏡に映る自分が見える。 小さな手洗い場の上に設置された、 四角い鏡に自分が映っている。]
(655) 2020/06/14(Sun) 23時半頃
|
|
「 」
(656) 2020/06/14(Sun) 23時半頃
|
|
[その口元が吊り上がったように見え、瞬いた。 ……幻覚だ。 そう思うのにざわざわと心が落ち着かない。]
…………俺はあいつじゃない。
[噛み締めるように辰美はそうこぼす。 唇を噛む。乾いた男の唇からは血がにじむ。
喉を通る鉄臭さに顔を顰めて、 辰美は保健室の奥にしまわれた毛布に手を伸ばした*]
(657) 2020/06/14(Sun) 23時半頃
|
|
―― 現在:階段 ――
[ 怜は、驚かなかった。>>618 死にたい理由があると言った誠香に、驚かなかった。 誠香は一度目を伏せて、 それから、うんと頷いた ]
僕だったら? 少なくとも“ごめんなさい”なんて書かない。 あのメールの送り主は、だから、 きっと僕よりずっといいやつだよ。
[ 口元に、自嘲の笑みが浮かぶ。 好きなタイプは思い浮かばなくても、 自分の書く遺書ならいくらでも思い浮かぶ。 だって、何度も想像したから ]
(658) 2020/06/14(Sun) 23時半頃
|
|
僕なら、何も残さない。 感謝も、告白も、懺悔も、告発も、 何も、何も残さない。 だって何を残したって、 その世界にもう僕はいないんだ。
[ 自分の存在の消えた世界に、何かを残して何になる? 誠香は、そう思っている。 そんな誠香が遺書を残す、そんな理由は一つしかない ]
(659) 2020/06/14(Sun) 23時半頃
|
|
僕が遺書を残すなら、その目的は一つだけだ。 僕の死が、自殺であることを知らしめるだけ。 それだけでいい。それしかいらない。
[ 口元を歪めてそう言って、 自分勝手だろう? と嘲った。 それから、死にたい理由がある怜に、 氷室は? と水を向ける。 けれど、怜の返事を聞いて、 諦めたような笑みに、少し不満の色が差す ]
(660) 2020/06/14(Sun) 23時半頃
|
|
なんだよそれ。 “みんな”って誰のことだよ。
[ 怜は、クラスメイトと仲良くやっていると思っていた。 少なくとも誠香にはそう見えた。 仲の良い友達だって、誠香はそう思っていた ]
僕も、氷室のことを見た目で判断してるって。 氷室はそう思ってんのか。
[ それなら異議申し立てるぞ。 そう言って、据わった目を向けた* ]
(661) 2020/06/14(Sun) 23時半頃
|
|
─── →家庭科室 ───
[ いいんちょに見送られました。 綿津見まな、頑張ります。うぇーい。
お野菜ごろごろ!だって。 じゃがいもほくほくだといいね。 あたしの頭は、今はゆるゆる。呑気だ。 ちょっとどころじゃなくって、 あたし、とっても楽しみ。>>612 文化祭で修学旅行してるみたい。 ……林間学校に近いかな?どうかな? ]
(662) 2020/06/14(Sun) 23時半頃
|
|
[ ここのちゃんに無理言って着て貰った、 あのかわいいふりふり。
あたし、見た時テンション上がって、 いっぱい写真撮った。ツーショも撮った。 ポニーテイルにしていい?できるかな?とか、 そんなことも聞いたはず。 なっちゃんとお揃いにしてた、その流れで。
だってさ、ともだちと一緒のかわいい衣装、って、 やっぱりさ、すきだよ。だいすきな思い出。 ……ここのちゃんは、 恥ずかしかったみたいだけど。>>614 ]
(663) 2020/06/14(Sun) 23時半頃
|
|
[ なつかしいなって、あたしは単純に思う。
しおりちゃんみたいに見下ろさず、 辰美君みたいに見上げすぎず、 ちょっと上の、ここのちゃんの背を見て。 まっくろくろすけな昇降口を、 ふたり、通り過ぎながら。>>615 ]
(664) 2020/06/14(Sun) 23時半頃
|
|
えっ。
[ ちょっと、また、びっくりしちゃった。 ]
(665) 2020/06/14(Sun) 23時半頃
|
|
[ メール、というと。 あの遺書だ。丁度あの黒い昇降口で見た。 差出人不明。生々しさの大元。 今に限ってはぐるぐる思考が巡って、 あたしはあたしに通信しようとして、ぶつん。 そんなに時間はかけられない。 ]
(666) 2020/06/14(Sun) 23時半頃
|
|
ちがうよね? たぶんね?
(667) 2020/06/14(Sun) 23時半頃
|
|
たぶん、ちがう、……と、思う。
[ 両手は背に回して、そこで組んでいる。 祈りにもならないポーズで、 あたしはここのちゃんを見上げる。
やさしいひと。愛を与えてくれるひと。 あたしと反対のひと。 ちゃんとお返事できなくて、ごめんね。 ]
(668) 2020/06/14(Sun) 23時半頃
|
|
ほんとにあたしだったら、 理由らしい理由なんてなくって、 それを、優しいあなたに言えただろうか。
(669) 2020/06/14(Sun) 23時半頃
|
|
さっきね、辰美君とも話してて。 ……誰が死んだって、想像つかないねって。
[ でも、ほんとのことです。 わからないが、ほんとう。
わかったところで、何ができるのかも、 綿津見まなという あたし、には、わからない。 ……でも、ここのちゃんなら、わかるのかな。 手を差し伸べようとするのかな。 優しいここのちゃんだから、きっと。
扉の前には、ここのちゃんがいるから、 あたしは考えるだけ考えて、 廊下に立ったまま、 ]
(670) 2020/06/14(Sun) 23時半頃
|
|
ここのちゃんは、誰だか、わかりそう?
[ ぽつり。真似するように、問い返した。
……ここのちゃんみたいに、優しい声には、 ならなかったかも、なあ。 ]*
(671) 2020/06/14(Sun) 23時半頃
|
|
-- 現在/3年8組 --
[ 夏美の声はよく通る。 扉越しの個人的な会話は、 途切れ途切れに単語くらい聞こえていた。
躊躇なく扉を開いたのは、 ただただ、教室に戻りたかった。だけ。
あ。あんまり雰囲気よくない。 ただいま。と千夏は思う。 ]
(672) 2020/06/14(Sun) 23時半頃
|
|
[ そっかあ。と笑う礼一郎に返す。>>652 夏美がすこし険のある視線で見るのは、 気のせいじゃないなあ、と思う。 ]
机の下? ……そんなところに先生潜るかな。
[ 見てないよ、と千夏は言う。>>653 机の下見てもいないのは解り切っていやしませんか。 と、無駄なことはしなかった。 ]
(673) 2020/06/14(Sun) 23時半頃
|
|
夏美ちゃん。 人探しするときに机の下は覗く……?
[ あ。居心地悪いな、と思うから。 チョークを置いて、 指先から粉を落としながら夏美に問う。
きっと答えはノーだ。たぶん。* ]
(674) 2020/06/14(Sun) 23時半頃
|
|
―― 回想 / 衣装づくり ――
……な。 自分で言い出したこととはいえ、大変。 早未といっしょだと楽しいけど。
[斜めの席に座りながら、>>244 早未とふたり、衣装づくりに勤しむ。
カーディガンにチャコペンで印をつけて、 マジックテープをたわまないように貼り付ける。 なかなかに根気のいる作業だ]
(675) 2020/06/14(Sun) 23時半頃
|
|
[やり直した方が良いかと 早未に問われ>>246、顔を上げる。
すこし、生地がたわんでいる。
俺は間を置かずににこりと笑うと、 早未からそのベストをやんわりと取り上げた]
(676) 2020/06/14(Sun) 23時半頃
|
|
……出来。良いと思うけど。
でも、早未が気になるなら もったいないから俺のにしちゃおうかな。
[そのまま、ベストを羽織ってみた。 ジャストフィットだ]
ふふ。似合うだろ。
[放課後、西日の差す教室で。 俺はにっこりと早未に微笑む]
(677) 2020/06/14(Sun) 23時半頃
|
|
[――――と。
俺の唇>>248に、早未の手が伸びた。 その大胆な行動に目を瞬かせる。
続く謝罪の言葉>>249に、ふっと肩の力を抜いて まっすぐに早未を見つめた]
うん、良く気付いたな。新作。 さすがメイク係。
[口元を緩めて、穏やかな声音を紡ぐ]
(678) 2020/06/14(Sun) 23時半頃
|
|
化粧、好きだったら 今度いっしょに買いに行かないか?
しょーじき、 男ひとりで買いに行くのって 勇気要るんだよね。
このナリでもさ。
[こてり、と可愛らしく小首を傾げる]
(679) 2020/06/14(Sun) 23時半頃
|
|
[女子同士の友人のように付き合えたらって、 そんな思い付きだったんだ]*
(680) 2020/06/14(Sun) 23時半頃
|
|
— 4階 —
[そこに踏み入って、見渡せば赤。 ……壁や天井に、ぽつり、ぽつりと、赤い血が付着している。 ホラーゲームじみた何かの景色。
いや、これは血じゃないなあと気付く。 触れた指先から微かに、嗅ぎ慣れたにおいがする。 インク……だ。 印刷に使うような、よくあるやつ。
ドッキリの血糊としては有り得るけど、 ちょっとよくわからなかった。]
(681) 2020/06/14(Sun) 23時半頃
|
|
……校舎に建設工事が入っていた。 わけない、し。
[理解しようとする気持ちも失いつつある。 歩いていればここの構造は3階と同じである、と気付いた。
ふと思い出して、コンピュータ準備室へ。 CG研の部室では、わたしの制服を乾かしてある。 4階ではどうなっているだろう?]
(682) 2020/06/14(Sun) 23時半頃
|
|
[——結論としましては。 そこに、制服は“ありました”。
3階に吊るしていたのと全く同じように、 1セット揃った、しっとり濡れた朝の名残。]
……増えちゃった。 えぇ……。
[制服の予備が増えたよ。やったね葉野ちゃん。
……思考を止めて、それには触れないまま、 扉を閉じて外へ出た。*]
(683) 2020/06/14(Sun) 23時半頃
|
CC レイは、メモを貼った。
2020/06/14(Sun) 23時半頃
|
── 現在:廊下→ ──
えーヤダ! おれハードモードきち〜から無理派!
[ 即座に逃走しないとゲームオーバーとかクソゲー。 って、思ってしまう。>>606 ゲームの話じゃないです。 ]
ホントかよぉ? 別にウケなくてもい〜けどさあ!
[ ややぎこちない反応を見て 郁斗は拗ねたように唇を尖らせる。 訂正。拗ねている。 ]
(684) 2020/06/14(Sun) 23時半頃
|
|
[ 同じ夢を見るには? ]
(685) 2020/06/15(Mon) 00時頃
|
|
[ うーん今とか?……え、なるんじゃないの?(笑)>>609 ]
(686) 2020/06/15(Mon) 00時頃
|
|
[ ま〜楽しい夢とは限らないよね(笑) ]
(687) 2020/06/15(Mon) 00時頃
|
|
[ 探索は分担したほうが良い。一理ある。>>610 つーか、一理以上あるかもしれない。 ]
おっけ〜! じゃあとで報告会な!
[ って、喜多仲郁斗は手を振った。 ライオンに襲われることなく、二人は別れる。 ]*
(688) 2020/06/15(Mon) 00時頃
|
|
――現在:購買――
んー、何持ってけばいいかなー。 総菜パンとー、菓子パンとー、カップ麺とかも持ってった方がいいんかな? つーか手が足りねえ、エコバッグ持ってくりゃよかった……
[ ぶつぶつ独り言を言いつつ、商品を物色。 仕方ないので勝手に大きめのレジ袋を拝借して、商品をぽいぽい詰めていく。 パン各種やカップ麺などの食料、ちょっとお菓子、あと飲み物。 うん、なかなかの量である。]
(689) 2020/06/15(Mon) 00時頃
|
|
うわ、重っ…!誰か手伝ってもらえばよかったあ……
……ハッ……!?
[ そして入ったレジ袋を持ち上げ愚痴のような呟きを零したところで。 誰かがおいていった、お金>>0:873が目に入る。 ちなみに自分の財布は教室にある。
…………。]
(690) 2020/06/15(Mon) 00時頃
|
|
……い、いやいや大丈夫でしょ!いらないいらない! ここ現実じゃないっぽいし!自由に持ってっておっけー!大丈夫!もーまんたい!
[ 別に言い聞かせてないです。真実です。 こんな怪奇現象満載の場所で律儀にお金払う必要? ナイナイ。うん。 ちなみにもーまんたいとは中国かどこかの言葉で「大丈夫」の意味である。確か。
というわけでさよなら!俺は行く! と、レジ袋を抱えつつ、ちょっと早足気味に購買を出て行った*]
(691) 2020/06/15(Mon) 00時頃
|
|
―― 現在 / 階段 ――
[俺は黙って、 誠香の言葉に聞き入っていた。>>659
捲くし立てるようなその声音に 彼女の悩みが凝縮されているような気がして 胸が苦しくなった]
俺は、誠香が何も遺さずに逝っちまったら ……すごく嫌だけどな。
[絞り出すように言って、笑顔を取り繕った]
(692) 2020/06/15(Mon) 00時頃
|
|
[続く誠香の問いただすような言葉>>661に 俺は悲しげな笑みを浮かべる]
嫌味抜きにさ。 俺、中学時代すごくモテてたんだよね。 それこそ、毎日ラブレターが下駄箱に入っててさ。
女の子と仲良くすれば、 嫉妬されてその子がいじめられたりするんだよ。
そーいうの、嫌になっちまったんだ。 だから女装を始めた。
(693) 2020/06/15(Mon) 00時頃
|
|
例え、誠香が俺を見た目で判断していなくても 俺が女装をしてなかったら、 今の距離感じゃいられなかったと思う。
いっしょに登校してくる所なんて見られたら、 中学の頃だったらきっと 誠香、嫌な目に遭ってたぜ。
カッコイイ、だとか。イケメン、だとか。 結局、人は見た目だけで俺を判断する。
[それから、ひと息置いて誠香を見つめた]
(694) 2020/06/15(Mon) 00時頃
|
|
……“みんな”って、そういうこと。*
(695) 2020/06/15(Mon) 00時頃
|
|
── 回想/ボランティア ──
[ 動きやすい恰好でいいんだよな? って、礼一郎は事前に確認して、 Tシャツにデニムって、 なんともシンプルな恰好でそこにいた。
ちゃんとしてるから噂にならない。 ──って言われちゃうと、 礼一郎としては少し複雑だが、
なんせ行き先がゴミ拾いなのだから、 噂になるようなことは、なんにもない。
ちなみに、礼一郎は5分前行動厳守です。]
(696) 2020/06/15(Mon) 00時頃
|
CC レイは、メモを貼った。
2020/06/15(Mon) 00時頃
|
悪い、待たせた? 見事に晴れたなー。
[ ──って、 礼一郎は少しだけ見上げて言う。
……不本意ながら、見上げざるをえない。 ほんの少しだけどね。少しだけ……]
(697) 2020/06/15(Mon) 00時頃
|
|
[ 礼一郎は真面目にせっせと働いた。
通りすがりの人に手を振る愛宮を見て、 「 おー 」って真似するみたいに手を振る。]
意外と達成感あるな、これ。 成果が目に見えて気分がいい。
[ 良い行いをして気分がいい。 ……というには、礼一郎は男子高校生で、 些か恥ずかしかったので、そんなことを言う。]
(698) 2020/06/15(Mon) 00時頃
|
|
[ せっせと善行に勤しんでいるさなか、 愛宮が言葉を発したので、>>593 礼一郎は陽射しに目を細めながら顔を上げる。]
(699) 2020/06/15(Mon) 00時頃
|
|
──許されるって、何を? [ しあわせを拝みにきたはずだった。
何に? じゃなくて、何を? って。 礼一郎が聞いたのは、なんだろう。 反射的な好奇心かなあ。おそらく。
秋晴れの空の下、善行を積んで、 免除されるものがあるなら教えてほしい。
ほら、単純に礼一郎の辞書によれば、 許しはそれ単体じゃあ存在しないことになってる。]
(700) 2020/06/15(Mon) 00時頃
|
|
……でも、やっぱり、 普段からこういうことしてんのは、 愛宮ってすげえなって思うよ。
[ 平凡な男子高校生たる礼一郎には、 体験してみてもやっぱり考えられない。 たまにならいいな。ってくらいの感覚。
でも、結構楽しかった。 それは嘘じゃあなかったから、
礼一郎はその1日の終わりに、 「 今日はありがとう 」って、 コンビニのアイスとか、自販機のジュースとか、 そのくらいはお礼をしようとしたんだろう。
おしゃれなカフェには案内できないが、 恋愛マスターじゃないので、 許して ね。*]
(701) 2020/06/15(Mon) 00時頃
|
|
――回想/超絶イケメン高校生X――
「辰美お前、振られたらしいじゃん」
[と、声をかえてきたのは元剣道部の仲間だった。 「あ?」と怪訝そうな顔を辰美がすると どこかおかしそうに、続けてこういう。]
「葉野、すっげえかっこいいやつとデートしてたって」
[写真もあるんだぜ、と 同級生は辰美にスマホを差し出した。 余計なお世話だと思ったが、 何となく流れで辰美はそれを見てしまう。
――そこに映っていたものに目を丸くした。]
(702) 2020/06/15(Mon) 00時頃
|
|
……………。 …………………。 …………………………。
「なぁ、お前も負けるわなー。 まあまあ気をおとすなや、 なんか今度おごってやっっ ……………」
(703) 2020/06/15(Mon) 00時頃
|
|
…………あ゛あ゛?
「っっっやばっ俺次の授業移動教室だったわ! じゃあな!」
[辰美の顔面を見た同級生は、 辰美からスマホを奪い去ると波が引くように逃げていった。
後に残された辰美は眉間に寄った皺を 指先でぐにぐにと引き延ばすと、 長く、長く、ため息をついたそうな。*]
(704) 2020/06/15(Mon) 00時頃
|
|
(いや、別に葉野はほんとの彼女じゃないし 良くはねえけどいい。
そこに映っていたのがひむろっぽいのも まあ良くはねえけどいい。 で。 じゃあなんで俺はこんなにイライラしてんだ)
(705) 2020/06/15(Mon) 00時頃
|
|
[注釈。 この場合彼女がとられたとられないということではなく 単純に「あんなに顔がいい男じゃ振られるよな(笑)」と 第三者に好き勝手に噂されていることに 傷を負っているのだが、 それを汲む人も勿論いないので]
「……幸俊、今日稽古の声、 さすがに張り切りすぎじゃないですか」
はっ ……失礼しました母さん!
[受験勉強の合間。 道場の中で半ば八つ当たりのように 鍛錬に励む辰美幸俊の姿があったとか、なかったとか。**]
(706) 2020/06/15(Mon) 00時頃
|
|
──現在/3年8組──
[ くだらない質問をしたせいで、 見事なまでの正論が返ってくる。>>673]
……いや、念のため?
[ 猫になってるかもしれない。 ──とは、この空気では言えなかった。
それに、喜多仲と違って、 早未も七星も爆笑どころか、 (笑)さえもつけてくれないと思う。]
(707) 2020/06/15(Mon) 00時頃
|
|
[ 早未の声が困惑しているように聞こえて、 礼一郎はいささか居心地が悪い。>>674
おまけに当然七星はかたい声で、 「 見るわけないじゃん 」とかなんとか、 礼一郎に優しくしてくれないので。]
いいよ、その話はもう……
[ 人探しのときには机の下は覗きません。 全会一致で可決です。次の議題をどうぞ。]
(708) 2020/06/15(Mon) 00時頃
|
|
……にしたって、4階かあ。 人の脳みそってすげーな。
[ ……あの説が正解だとすればだけれど。
礼一郎はひとりごとっぽく言って、 早未にも先ほどまでの経緯を説明する。
最後のやり取り以外のことを、説明する。]
(709) 2020/06/15(Mon) 00時頃
|
|
……泊まることになるかもだから、 保健室とか、確認しとこーっつてて、 ちょうど、見に行こうとしてたとこ。
[ 食料についても簡単に触れて、 ……教室内の空気はいまいち向上しない。*]
(710) 2020/06/15(Mon) 00時頃
|
|
――回想:打ち上げ――
いえーい!どお? 可愛くキュート?似合うー?
[ 最初は舞台用の衣装を着ていたけど、ほどよいところ(?)でふりふりの衣装にお色直しした。 いや、なんか全員分作ってくれた>>246らしいので。 それなら着なければなるまい? ちゃんとふりふり、つけてますよ、ええ。
くるんって周ってピースしつつウインク。 意外とカワイイって言われたか、盛大な悲鳴が上がったかは…… ご想像にお任せします*]
(711) 2020/06/15(Mon) 00時頃
|
|
──→家庭科室──
[ じゃがいも、ニンジン、ブロッコリー! お野菜をたっぷりいれたシチューはおいしそう。
想像したら、余計におなかすいてきちゃった。
リクエストがカレーの方、だったら。 いよいよ林間学校にしか思えなかったかも。 ……ちょっとしたキャンプみたいだし、、 控え目にいうけど、とっても楽しそう。>>662 ]
(712) 2020/06/15(Mon) 00時頃
|
|
[ やだ、思い出すだけではずかしい。 あのふりふり、もう着れないよ。
でもね、写真を撮りたいっておねがいされたら 愛宮心乃が断れるはずもないので、 おずおずと一緒にフレームの中に収まった。 ポニーテイルにするのだって、 まんまるい頬が堂々と、これでもかって、 主張をしてくるから、あまりしない髪型だったけど。
押しに、弱い。そういう人間だったので。 写真を見返すと、あーあって思っちゃうけど、 きらいじゃない、……ううん、愛すべき時間だった。 愛すべき瞬間で、たいせつな思い出。>>663 ]
(713) 2020/06/15(Mon) 00時頃
|
|
── 回想:こちらこそありがとうございました ──
文句あるだろー!!超!
[ 人を指さしてはいけません。 という人はそこには居なかったので、 幸俊に向かって思いっきり指をさした。
文句あるのか。あります。>>622 つーか夏美が連れてきている時点で、 たぶん独断で。っていう訳ではないだろう。
幸俊が笑うシーンになるたびに 微妙な空気になる稽古現場を想像して 郁斗は若干胃が痛い気持ちだ。気持ちだけだけど。 ]
(714) 2020/06/15(Mon) 00時頃
|
|
[ 笑って、と言ってみた。
それが出来ずに困っているのだから、 無理難題を押し付けている自覚はある。 でも程度を知らなければ対策のしようもない。 ]
ハア?頬っぺたくらい上がるだろフツー! 発音に顔の筋肉使うじゃん? それとおんなじだし!
[ まあ、そういう、気軽な発言だったのだけど。 ]
(715) 2020/06/15(Mon) 00時頃
|
|
[ 思い出の場所にいる、のに。 ]
(716) 2020/06/15(Mon) 00時頃
|
|
ふ、へっ……あっはっはっは!!!
[ 目の前に繰り出される顔は笑顔から程遠い。 苦痛。という言葉が似合う表情だった。>>625 あるいは拷問。とか? ]
ええ!?ヤバ、そんなことあるぅ? だ、大丈夫?っふ、はは! あっはは!あーっ無理! ヤバい、マジヤバすぎる、っはーっはー……。
[ 呼吸困難になりかけて、肩で息をする。
気軽に言うべきじゃなかった。 危うく死ぬところだった。と、後に郁斗は語る。 ]
(717) 2020/06/15(Mon) 00時頃
|
|
[ おもわず口をついて出た言葉に、 自分でもちょっとびっくり、してる。している。 愛宮心乃は、ここまで直球だったろうか? ……いや、案外そうかもしれないけれど。
ただ、なげかけてしまったあと、 答えを得るまでは、ほんの一瞬だったのに。 長い沈黙、のように感じた。>>666
しりたい。しりたくない。 ききたい。ききたくない。
だって、もしも本当にまなちゃんだったら? ]
(718) 2020/06/15(Mon) 00時頃
|
|
AI ≠チてなんなんだろう
(719) 2020/06/15(Mon) 00時頃
|
|
たぶん、かあ
[ 扉をつかむ手を離して、くるりと後ろを振り向いた。 ほんのすこしだけ、低い背のまなちゃん。 みおろす彼女は、いつもより小さく見える。
いつもみたいに、私、わらえてたかなあ。 微笑む、ほほえみ、えがお。 安心させられるような、笑顔で。 ]
……、
[ わからない。>>671 ]
(720) 2020/06/15(Mon) 00時頃
|
|
わかってたら、よかったんだけどねえ
[ わかってたのならば、 惜しむことなくこの手を伸ばしている。 自らを削ってでも、救済を与えている。
けれど、なにをすればいいのか。 なにが求められているのかわからない。
困ったなあ、って努めて優しいトーンで話す。 ]
(721) 2020/06/15(Mon) 00時頃
|
|
[ 家庭科室の扉を開けて、まなちゃんへ道を譲る。 そして、心乃も中へと足を踏み入れる。 ]
でも、だれかわからなくても、 私はできうる限りのことはしたいなあって、
[ 手探りになるかもしれない。 それでも、行方不明の愛≠探すように。
だから、まずは自分のできることから。 お腹の飢えは、しあわせから一番遠のくし? クッキングタイム、はじまるよー!ってね?* ]
(722) 2020/06/15(Mon) 00時頃
|
|
あ〜おもしろ。 うん……わかった。練習な、これから。
むずそうだったら、適当に変えるわ。 おもしれーから、逆にネタになるじゃん?
[ 文句を言っていた表情なんて何処かへ行って、 楽し気な郁斗だけが残る。
そりゃあゲラではあるのだけれど、 それにしたって、面白かったので。 ]
(723) 2020/06/15(Mon) 00時頃
|
|
[ 笑いの余韻がひと段落して落ち着いたとき、 ]
……ちなみにさあ、たつみんはこのキャラ なんでずっと笑ってると思う?
[ って、思い出したみたいに尋ねるだろう。 ]*
(724) 2020/06/15(Mon) 00時頃
|
|
―― 回想 / 打ち上げの後 ――
[身体中べたべたで、 制服もそこらへんに散らばってて。 きっと俺は、ひどい顔をしていたから。
近くの廊下をパタパタと歩く足音>>584に、 恐怖を抱いてしまったんだ。
こんな姿、誰にも見られたくない。 ――見られるわけには、いかない。
俺はその足音が去るのを、息を殺して待った]
(725) 2020/06/15(Mon) 00時半頃
|
|
— 回想:タダより高いものは無し —
火消し、は、しようとしたし……! どうしようもないくらい広まったの、 わたしのせいじゃない……!
[>>546>>547まだわたしを責めるのかって、少し声を荒げた。 向こうは恋人同士のやり取りに見せていようが、 わたしはそういうテンションにはならない。
不誠実? そう言うなら勝手に噂を広めた人たちが一番悪い。 わたしが原因なのは分かっているけど、 あの子たちも悪いに決まっているって、わたしは譲らない。 せめて両成敗。若林先生がそうしたように。]
(726) 2020/06/15(Mon) 00時半頃
|
|
[中学からの付き合い。それはようござんした。 進学を跨いだ友達付き合いなんて滅多に無いわたしには、 その絆の深さはよくわからない。 わからないんだ。 当てつけのようにも感じて、だんだんイライラしてくる。]
(727) 2020/06/15(Mon) 00時半頃
|
|
……奢られる。 ごちそうさま。
そういう話は、その格好で学校に来てから言ってよ。
[悔しいのでパンケーキは奢られることにした。 味は全然わからなかったけど。 ……ごめん嘘。すごく美味しかったです。くやしい。
顔のいいイケメン男子と2人っきりって、 普通なら憧れるシチュエーションなのに、 あたしは氷室くんを見てイライラした。 ちゃんと中身を見てイライラした。]
(728) 2020/06/15(Mon) 00時半頃
|
|
[もしも――実際には有り得ないことだが。
その足音の主が誠香だったと 当時の俺が知ったのなら、余計に。 彼女がこの教室を覗かないでいてくれたことに 俺は感謝しただろう。
すべて、なかったことにしてしまえば。 俺は今までの俺でいられるのだから。
――誠香には、こんな無様な姿を見せられない]
(729) 2020/06/15(Mon) 00時半頃
|
|
[女装という行為が、自分を守るための手段だったなら、 それを使い分けることで人を追い詰めていくことをした、 そのしたたかさはけっこう気に入らなかった。]
(730) 2020/06/15(Mon) 00時半頃
|
|
[それから、制服を羽織って、化粧をなおして。
俺は努めて何食わぬ顔を取り繕って、 打ち上げ会場へと戻る。
片付けをさぼるな、と いつもの軽い調子で辰美に苦言を呈された。>>534 今は、そのいつも通りが、ひどく愛おしい]
……トイレ行ってた。
[嘘は、ついていない。 化粧をトイレで直してきたばかりだ]
(731) 2020/06/15(Mon) 00時半頃
|
|
[自分のついた嘘はまるっと棚に上げて。*]
(732) 2020/06/15(Mon) 00時半頃
|
|
[本当は、泣きたかった。
友人に縋りついて、 子供のようにわんわん泣きじゃくりたかった。 怖かった。痛かった。もういやだ。 そう叫びたかった。
でも、俺のちっぽけな矜持は それを許してくれなくて]
わりーって。残ってる片付けある?
[辰美に向かって、にかっと歯を見せて笑って 打ち上げの片付けに戻ったのだった]
(733) 2020/06/15(Mon) 00時半頃
|
|
[変なプライドなんて、捨てた方が楽だったのにね]*
(734) 2020/06/15(Mon) 00時半頃
|
|
―― 現在:階段 ――
[ 何を遺さずに逝ったら嫌だ。>>692 そう言われるのは、素直に嬉しいと思う。 いい友達だと思う ]
そう? ありがとな。 だけど、遺っててもきつくないか? もっとなにかしてやれたんじゃないか、とか、 考えてくれちゃうんじゃないの? それなら、何考えてたんだかわかんねえよ馬鹿、 とか思われた方がいいよ。
[ 絞り出すような声に、苦笑する。 そういう気持ちも確かにある。 けれど、それだけじゃない。 自分が死んだ後のことなどどうでもいい。 自分の死に、好きな烙印を押せばいい。 そういう気持ちも、確かにあった ]
(735) 2020/06/15(Mon) 00時半頃
|
|
[ 自分のことは割とどうでもいい。 けれど、友人のこととなるとそうもいかない。 異議を申し立てる用意を整える誠香に、 怜は悲し気な笑みを浮かべた。>>693
誠香はごくごく平凡な容姿である。 平凡な人間には、“ただの”イケメンの苦労は、 本当の意味では分からない。 誠香は、高校からの怜しか知らない。 ちっとも女の子らしくないのに、 一見、美少女にしか見えない友人の、 たどってきた道を知らない。知らなかった ]
(736) 2020/06/15(Mon) 00時半頃
|
|
……氷室はさ、 “たったひとり”を見つければいいのかもな。
[ 自分なら、嫌な目に遭ったって横に立てるよ。平気だよ。 そんな無責任なことは言えなかった。 だって、そんな目に遭ったことがないのだし。 それは、きっと怜の女装のお陰なのだから。 だから、別の言葉を誠香は口にする ]
(737) 2020/06/15(Mon) 00時半頃
|
|
[ 思い出の場所にいる、のに。 ]
(738) 2020/06/15(Mon) 00時半頃
|
|
どこからどう見ても、他人の入る隙はありません! って感じの、嫉妬する気もどっか行っちゃうくらい ちょーらっぶらぶな恋人をさ。 そういうひとりを氷室が見つけたら、 ラブレターの嵐止むんじゃない?
そういうたった一人がいたら、ほかの子と仲良くしても、 そっちも大丈夫だったりしそうだけど。 だって、不動の本命がいるんだから。 嫌がらせする理由がないじゃん。
……なんて、楽観的過ぎ?
[ 何しろ平凡な容姿なもので、 イケメンの苦労はわからない。 嫉妬に狂ったこともないので、 嫌がらせをする女の気持ちもわかっているとは言い難い ]
(739) 2020/06/15(Mon) 00時半頃
|
|
[ あたしは、緊張していた。 どきどきって、その時ばかりは別の意味だ。
しりたい、かも。しりたくない、かも。 ききたい、かも。ききたくない、かも。
ほんとのほんとに、うっかりしたあたしだったら? ここのちゃんが"実は"って、言い始めたら? ここのちゃんの可能性だって、ゼロじゃないんだ。
半死人。思い出す。 ]
(740) 2020/06/15(Mon) 00時半頃
|
|
[ 勇気を讃えます。ほんとです。 自殺したの、すごいね。ほんとのきもち。 ]
(741) 2020/06/15(Mon) 00時半頃
|
|
あたしの あい って、あるのかな。
(742) 2020/06/15(Mon) 00時半頃
|
|
ごめんな。言わせたのに、こんなことしか言えなくて。 屋上行くぞ、屋上。
[ そう言って、視線を外した。 たんたんたん。階段を上って、 3階の次は屋上が……ない? ]
は? え、今3階から来たよな? え、ここ3階……? え、4階?
[ 文化祭で学校一周をした誠香は胸を張って言える。 この校舎は3階しかない。絶対に。 いや、誠香じゃなくても ここの生徒なら間違いなく言える ]
……あー! とりあえず今は屋上行くぞ屋上!
[ 考えたってわかるわけないのだ。 4階は今は見なかったことにして、屋上を目指す* ]
(743) 2020/06/15(Mon) 00時半頃
|
|
[ わらってほしい、と思った。>>720
我儘なことを言うとね、 いつも通りに、あたしに与えて欲しいと思った。 あたしはいつだって呑気で、 こんな時だってこんな調子で。
見上げて、ちゃんと、笑っていたいから。 安心したいってあたしは、確かにいて、 ……なんか、いやになっちゃうね。 いやになっちゃう(笑)ってしたくなる。 ……なんでいやになっちゃうのかなあ。 ]
(744) 2020/06/15(Mon) 00時半頃
|
|
[ わからないから、なのかなあ。 わかってたら、良かったから、なのかなあ。 なにもかも。>>721
優しい声が、ふんわり。子守歌のよう。 道を譲ってもらうままに、あたしは家庭科室へ入る。 いつも、ずっと、こうだった。 あたしに与えてくれて、ちょっと押しに弱くて。 思い出を、あたしたちを、愛してくれる。 ]
(745) 2020/06/15(Mon) 00時半頃
|
|
[ あのね、ここのちゃん、 あたし、ここのちゃんのそういうとこ、 ぜんぶ、ぜんぶ、だいすきだよ。 ]
(746) 2020/06/15(Mon) 00時半頃
|
|
*
[ ─── じゃがいも、にんじん、ブロッコリー! 嫌いな人はいませんか。大丈夫ですか。 あたしは全部好きです。
料理は愛情、だったっけ? "愛を作る"なんて、 ちょっとかっこいい気がする。多分。 ]
(747) 2020/06/15(Mon) 00時半頃
|
|
[ 長い髪はポニーテイルにしてしまった。 ほら、衛生、だいじ。そうでしょ?
……でもほんとに、こういう姿だけでも、 文化祭の時みたいだねって、わらった。
綿津見まな、お野菜担当、いきまーす!
……ってね? ]**
(748) 2020/06/15(Mon) 00時半頃
|
|
-- 現在/3年8組 --
[ 若林が猫になっているかも。>>707 だなんてきいたら、千夏も笑うくらいはした。 きっと可愛げのない猫だよ。という。 ]
……うん。
[ この話は続けても、実りがない。 では、次。どうぞ。>>708
3階に思い入れがあったのかもね、 と独り言のような言葉に返して、 経緯を説明してもらう。>>709 衣・食・住を確保しよう。ということらしい。 ]
(749) 2020/06/15(Mon) 00時半頃
|
|
そっかあ。 いってらっしゃい。
私もどこか探してこよう。
[ 保健室以外を見に行くと意思表示をする。
人がいないところなら、知ってるのになあ。 あんまり役立ちそうにない、と千夏は思う。** ]
(750) 2020/06/15(Mon) 00時半頃
|
|
――兆候――
[ 高校に入ってから、日記をつけ始めた。 なんでかって?そりゃあ、アイツの、“僕”のためだよ。
今ではずっと俺が表に出てるけど、アイツが完全に消えたなんて、死んだなんて――俺が殺したなんて、思えない、思いたくなかった。 だから、ずっと、内側で眠ってる、疲れたから休んでるだけだって、思おうとした。
それならさ、いつか、出てきてくれるかもしれないじゃん? 結果的に俺が奪ってしまった身体を、いつかアイツに、返さないと。]
(751) 2020/06/15(Mon) 00時半頃
|
師範棋士 千早は、メモを貼った。
2020/06/15(Mon) 00時半頃
|
[ もしアイツが表に出てきた時、記憶喪失みたいな感じだったら、きっと戸惑うだろう。 だからちょっとでも、“連城颯真”が辿ってきた人生が分かるように。 書き記して、記録に残すことにしたのだ。
今日起きたできごと。 誰々と話して友達になった。 あの部活の助っ人として試合に出た。 隣のクラスのあの子に告白されたけど断った。 テストの結果はこんな感じ。 母さんとこういう話をした。 文化祭の出し物は演劇になった。 俺は役者をやることになった。
そんな、ありふれた日常の、些細な出来事。 情報量が多すぎても大変だろうから、匙加減が難しかった。
それは半分、手紙のようなものだったかもしれない。]
(752) 2020/06/15(Mon) 00時半頃
|
|
[ 文化祭で役者をやることに決まった、少し後の、とある日。 朝起きると、閉じて机の上に置いてあった日記が、開いていた。 最初は、俺が寝る前に閉じ忘れたんだろうな、って思ったけど、 それはそれから毎日続いた。 まるで、『読んだよ』って知らせるように。
だから流石に俺は、気づいたわけだ。 きっと、俺が寝た後に、アイツが起きてる。 “僕”が、この身体を使って、日記を読んでいる、って。 嬉しかった。安心した。アイツは死んでいなかった。 俺が書いてきた手紙染みた日記を、読んでくれて嬉しい。
ほんと。本当に、そう思った。決して嘘じゃない。]
(753) 2020/06/15(Mon) 01時頃
|
|
[ 朝起きると毎日日記が開いてて、 昨日の夜書いたページが広がってて。 何も書き足されてはいなかったけど、 アイツが読んでくれてるだけで嬉しくて。
朝起きて、身体から疲れが抜けきっていないような、 寝不足みたいな感じになってても気にならなかった。 アイツが深夜起きて何かしている証拠だったから。
よかった。本当に良かった。 きっと、いつか、夜だけじゃなくて、 昼間も出てきてくれるようになる。 少しずつ、“俺”じゃなくて、“僕”の時間が増えていって、 そして――そして?
“俺”は、どうなるんだろう*]
(754) 2020/06/15(Mon) 01時頃
|
|
──回想:ボランティア──
ううん、私も今来たところだよ
[ 会話だけだと、デート(笑)に聞こえなくもない。 ただ、二人が向かう先は奉仕活動の場であるので、 やっぱり、ほんと、なんにもない。>>696
少し下にある目線を見下ろして、 爽やかな笑顔を阿東くんに向けていた。 ]
(755) 2020/06/15(Mon) 01時頃
|
|
──回想:ボランティア──
ううん、私も今来たところだよ
[ 会話だけだと、デート(笑)に聞こえなくもない。 ただ、二人が向かう先は奉仕活動の場であるので、 やっぱり、ほんと、なんにもない。>>696
少し下にある目線を見下ろして、 爽やかな笑顔を阿東くんに向けていた。 ]
(756) 2020/06/15(Mon) 01時頃
|
|
──回想:ボランティア──
ううん、私も今来たところだよ
[ 会話だけだと、デート(笑)に聞こえなくもない。 ただ、二人が向かう先は奉仕活動の場であるので、 やっぱり、ほんと、なんにもない。>>696
少し下にある目線を見下ろして、 爽やかな笑顔を阿東くんに向けていた。 ]
(757) 2020/06/15(Mon) 01時頃
|
|
[ やればやるほど、綺麗になっていく。 街の風景だけじゃなくって、自分の心も。
良い行いは気持ちも晴れやかにしてくれる。 この照り付ける陽射しみたいに。
だから、ぽろりと言葉が零れてしまう。>>699 ]
(758) 2020/06/15(Mon) 01時頃
|
|
[ ああ、どうしようかな。 愛宮心乃は、許しを乞うような人間ではない。
しあわせで、恵まれていて、幸福をお裾分けできる そんな、人間だった筈だ。 ]
──…この世に、生を受けたこと?
[ 曖昧な言葉で濁しては、 太陽の陽ざしが眩しいからだと言わんばかりに 瞳を細めて、視線を逸らす。
善行を積んで、免除されるもの。 それって、なんだろうね。罪。っていうやつ?
でも、ちゃんとしている人間なんだから、 愛宮心乃は、罪などおかしていない、筈。 ]
(759) 2020/06/15(Mon) 01時頃
|
|
すごいようなことじゃないよ、 やろうと思えばだれだってできることだし しあわせのお裾分け、してあげなきゃね
[ ……すごい、って言われるのは嫌いじゃない。 でも、謙虚に否定するのが愛宮心乃。
楽しんでくれたなら幸いで、 阿東くんもやっぱり与える側なんだなあとか、 そういうことを思っていたものだった。
普段、与えるばかりの心乃としては、 お礼にともらったアイスが特段おいしく思えた。 ちなみに、選んだのはバニラ味のスーパーパック。 ほら、スーパーなだけにたっぷり入ってるから、 食いしん坊には満足できる一品だった。 ]
(760) 2020/06/15(Mon) 01時頃
|
|
あ、あれ。 ……喜多仲くんじゃない?
[ アイスを頬張っている最中、 遠くにクラスメイトと、見知らぬ女性。 でも遠目だから、人違いだったかもだ。>>0:1167** ]
(761) 2020/06/15(Mon) 01時頃
|
|
後悔なんかしなくていいよ。 どうせ礼一郎は意気地なしだし。 保身ばっかり考えてるんだから。
(762) 2020/06/15(Mon) 01時頃
|
|
──回想/ファミレス──
……そりゃもう大盛り上がり。
[ あっけらかんと言い放った氷室に、 礼一郎はふうんって言いながら、 ストローでコーラを吸い上げている。]
まー、そのおかげでユキは、 超絶イケメンに乗り換えられた、 不憫な元カレ枠なんだけどな。
[ 辰美だって背が高いだろ。 礼一郎は何日かぶりに思う。>>216]
(763) 2020/06/15(Mon) 01時頃
|
|
[ とってもいい笑顔とVサイン。>>637
その超絶イケメンの正体が、 目の前のこいつだってことを知るまで、 あまり良い感情を持てなかった身としては、 一緒に「してやったり!」と笑う気になれず。]
……気持ちはわからんでもないけど、 マジ、おまえの行動力にビビらされるわ。
[ 静観を選んだ礼一郎だったしね。
見た目こそ変われど、大成功と笑う氷室は、 中学時代から地続きの存在って感じがする。]
(764) 2020/06/15(Mon) 01時頃
|
|
[ ……なので、 こういうあざとい仕草は、>>638 なんか調子狂うなって礼一郎は思う。けど、]
……何がフツーかは置いといて、 好きな恰好すればいいってのが前提だけど、
[ デコピンに、うっっと目を瞑って、 もう一度ちゃんと目を開いてから、 礼一郎はしつこいくらいに前置きを重ねる。 重ねなきゃ、礼一郎はそこに立ち入れない。]
(765) 2020/06/15(Mon) 01時頃
|
|
[ 礼一郎は知らない。 文化祭の日に何があったのか。
当たり前に打ち上げを楽しんで、 途中抜けたり戻ったりして、
頭から最後まで楽しい思い出にしたあと、 ああ楽しかったねって笑いながら、 ちゃんと後始末をしていただけだ。
「 もうやること残ってねーよ」って、 機嫌よく笑いながら帰りを迎えただけだ。]
(766) 2020/06/15(Mon) 01時頃
|
|
……最初はビビったよ。 意味がわかんなかったし。 や、今もそんなわかってねえけど。
でも、キツイとかじゃなくて──、 ……中身まで変わってくみたいで、 それは、まあ、正直不安だったけど、
……そういうわけじゃなかったし、 もう慣れたから、おまえの好きにすればいい。 [ まっすぐに視線を向けられて、>>641 礼一郎はぼそぼそと言葉を紡いでく。 友人と改めてする話ってムズムズする。
念押しを重ねて、前置きを積み上げて、 その果てにやっと礼一郎は言うことができる。]
(767) 2020/06/15(Mon) 01時頃
|
|
ほんとにただの俺の気持ちの話なら、 ……俺は、男の恰好してるレイのがいい。
(768) 2020/06/15(Mon) 01時頃
|
|
[ だって男友達だし。って、 ほんと、礼一郎の言うことってつまんないよね。
でも、実際のところ理由なんて、 そのくらいのふつうのことでしかないんだ。
ただ礼一郎の気持ちを述べるだけならさ。*]
(769) 2020/06/15(Mon) 01時頃
|
|
―― 現在 / 階段 ――
もっとなにかしてやれたんじゃないか、とか むしろ考えさせてくれよ。
友達にそれくらいの余地は残してほしい。
ちゃあんと恨みつらみの書かれた遺書が 残ってたとしても「なんで死んだんだよ馬鹿」って 俺は罵倒してやるから安心しろ。
つーか、死ぬな。俺から話振ったけど。
[むきになって言い返したから、>>735 若干声音は上擦っていたかもしれない。 まったく、俺らしくもない。本当に]
(770) 2020/06/15(Mon) 01時頃
|
|
[それから。 俺のために必死に言葉を連ねる誠香の姿に なんだか俺はくすぐったくなってしまって]
……俺なんかのために真剣に考えすぎ。
[照れ隠しに誠香の頭を、わしゃりと撫でた。
たんたたん。 小気味よく階段を駆け上がる。 謝罪をする誠香を追い抜かして、見下ろす。 きっと、逆光で表情は見えない]
(771) 2020/06/15(Mon) 01時頃
|
|
謝んなよ。 けど、ひとつだけ言わせてくれ。 そんな運命の人が現れたら俺も苦労しねえぞ!
[わはは、と無理をして笑った。 そうして、ふたりして階段を上ってく]
……無限ループって恐くね?
[屋上行くぞ屋上、と叫ぶ誠香に>>743 そう声を掛けざるを得なかった]
(772) 2020/06/15(Mon) 01時頃
|
|
俺の勘違いでなければ、 同じ所をぐるぐる回っていませんかね……? なあ誠香サン。
[苦笑いが口元に浮かんだ。 もうちょっとやそっとのことでは驚かない]*
(773) 2020/06/15(Mon) 01時頃
|
CC レイは、メモを貼った。
2020/06/15(Mon) 01時頃
|
……あれ。 無限ループじゃなかった。
[屋上に着くはずが、また階段が現れて。 この校舎に4階なんてあるはずもなくって。 ぐるぐる踊り場と階段を上り続けた俺たちのゴールが、 目の前に現れた。 ――屋上への扉だ]
……着いた、のか?
[1階から上り続けて、若干息が荒くなっていた]*
(774) 2020/06/15(Mon) 01時半頃
|
CC レイは、メモを貼った。
2020/06/15(Mon) 01時半頃
|
──現在/3年8組──
[ よく吠える犬も可愛げのない猫も、 飼うのがとっても大変そうだけど、 見つけたらちゃんと世話をしたけどな。
ほら、礼一郎って真面目な良い子だし。 ……や、これもどうでもいい話だった。]
……思い入れ。 文化祭もそうなんだろうな。
[ メールの文面を思い出して、 礼一郎はそう相槌を返した。>>749
だからこの面子か。って、 なんとなく、そのとき思った。]
(775) 2020/06/15(Mon) 01時半頃
|
|
おー、 俺も今度こそは、 なんか黒板に書くこと見つけてくる。
[ そうじゃないでしょって、 いつもなら小突いてきそうな七星が、 黙って礼一郎の言葉を聞いているのが、
礼一郎は、非常に居心地が悪い。*]
(776) 2020/06/15(Mon) 01時半頃
|
|
──現在/保健室へ──
[ ノックをする気だった。
礼一郎にとってそこは、 「 失礼します 」と言って入る場所で、 ほとんど習慣的にそうする気をしていて、 開いている扉>>654に、おやと思う。]
──誰かいんの? 入るぞー……って、おお。
[ 覗き込んだ先にいた背中を見て、>>657 礼一郎はまたよくわからない声を上げた。
さっきぶり。何回やるんだこの下り。]
(777) 2020/06/15(Mon) 01時半頃
|
|
ベッドの台数と、 着替えになりそうなもの? 一応、確認しにきた。
……あ、なんか取りに来てくれてた?
[ そうなら、サンキュー手伝うって、 いつも通りっぽく言うけれども、 さっきまでとは違う理由で、 ちょっとだけ空元気っぽくなってしまう。
いち、に、さん。と、 指さしながら数えたベッドは、 5台ありましたって頭に刻んで。*]
(778) 2020/06/15(Mon) 01時半頃
|
CC レイは、メモを貼った。
2020/06/15(Mon) 01時半頃
|
──少し前/廊下──
しかも、乾いてなかった。 ほら、この上靴の裏を見よ。
[ ホラーじゃん。 連城の乾燥>>649に大きくうなずいて、 礼一郎は片足立ちで靴の裏を見せる。
もう今は乾ききっているけれど、 べったりと付着した黒が見えるはず。]
(779) 2020/06/15(Mon) 01時半頃
|
|
……さみしい、ねえ。 学校ならしばらくは住めそうだしな。
あー……、 帰らなくてもいい、か。そっか。 なんか、帰ることばっか考えてた。
[ 新鮮な感想だった。礼一郎にとっては。 ちゃんとはやくもとに戻らなきゃ。 ──って、そればっかりだったからさ。]
(780) 2020/06/15(Mon) 01時半頃
|
|
[ ……どうなんだろう。礼一郎は考える。 異常事態だから、帰らなきゃ。
現実──正しい世界にって、 それ抜きで考えたら、礼一郎はどうかな。 ちょっとうまく考えられなくって、 礼一郎の考えるべきことがひとつ増える。]
それもそうだな。 俺は違うぜーって、 ソーマが言ってくれんなら、 俺的には全然うれしいんだけど。
[ 死のうとしてるのは誰かって話。 それも、その前向きさで笑い飛ばしてくれたら。]
(781) 2020/06/15(Mon) 01時半頃
|
|
じゃ、俺もお泊り会の準備しなきゃな。
[ ちょっと変わったお泊り会。 さすがにそこまで吹っ切れるかは怪しいけど、 礼一郎は確かにちょっと元気になったよ。>>651*]
(782) 2020/06/15(Mon) 01時半頃
|
|
―― 現在:ここは何階? ――
氷室、お前っていいやつだなあ。 知ってたけど。
[ むきになってくれるのは、やっぱり嬉しい。>>770 こんな命でも惜しんでくれる友達の存在は、 ありがたいものだと思う]
(783) 2020/06/15(Mon) 02時頃
|
|
[ ありがたいな。幸せだな。 そう感じると、同じくらいの割合で、 だから死ななきゃ、って思いも過るのだけど。 過ぎた幸せは、釣り合いを取らなくてはいけない ]
(784) 2020/06/15(Mon) 02時頃
|
|
安心しろって、死なないよ。 だって、あの窓、めっちゃ怖かったじゃん。 あ、無理、って思ったし。 氷室も死ぬなよ。 一緒に大学行くって約束しただろ。
[ 教室の窓から、一緒に外を見下ろした。 あの時の恐怖は今でも鮮明に覚えている。 あ、死ねない、と思ってしまった。 死ぬって結構難しい。 登校中にした約束だってもちろん覚えている。 大学に行っても仲良くしてくれよな! ]
(785) 2020/06/15(Mon) 02時頃
|
|
[ 足りない頭でした返事は、怜にどう受け止められたか。 楽観的過ぎるという自覚はあったので、 探るように見ようとした視界は、 頭に伸びた手でふさがれてしまった。>>771 わしゃりとひと撫でしていった手が離れた時には、 もう怜はこちらを追い越していて、 その表情を確認することはかなわない ]
“なんか”って言うなよ。僕の友達だぞ、馬鹿。
[ “みんな”見た目で判断するとか、 俺“なんか”とか、 怜の物言いは、他人も自分も大事にしてない。 見くびっている。 なめんなよ、と誠香は唇を尖らせる ]
(786) 2020/06/15(Mon) 02時頃
|
|
まじかー。 そんなにモテるイケメンでも、 運命の人は見つかんないかー。 いくらモテても、好きになれない相手じゃ 意味ないよなあ。
[ ままならないよなあ、と誠香も笑う。 怜が無理して笑っているのがわかったから、笑った ]
(787) 2020/06/15(Mon) 02時頃
|
|
[ そうして階段を上って、3階、2回目。>>772 なんで4階が増えてるんだ、と誠香は思ったが、 どうやら怜の解釈は違うらしい ]
無限ループ……その説もあったか……。 ……んー?
[ 4階はスルーしようと思ったが、 ループとなると話は変わってくる。 上りかけた足を止めて、 ひょいと誠香は4階? 3階のループ? の廊下を 覗き込んだ ]
おわっ。
[ 思わず色気のない声が漏れる ]
(788) 2020/06/15(Mon) 02時頃
|
|
いや……氷室サン、 これ、多分ループじゃないわ。 いや、3階2つ目なのは間違いないけど、 別物だ。ループじゃない。
[ ちょっぴり声は震えてしまった。 そこは確かに3階だけれども、 誠香の知ってる3階は、 こんな赤いものが飛び散ったりはしていなかった。 こんな、まるで事件現場跡地(後片付け・雑)みたいな、 赤いものが飛び散ってる3階は認められない。却下だ。 こんなところ、できれば探索したくない ]
(789) 2020/06/15(Mon) 02時頃
|
|
[ 我々の目的地はあくまでも屋上である。 そして、電波の確認である。 3階モドキは一度見なかったことにして、 ループではないことを信じて階段を上った。 果たしてそこに、扉は現れた>>774 ]
……うん。ループじゃ、なかったな。 よかった。
[ ほっと息を撫で下ろし、 ポケットから拝借してきた鍵を取り出す。 鍵穴にさして回せば、カチリと音を立てて ]
うん、開きそう。
[ ノブを握って、扉を開く。 その途端。 ごおっと雪と冷気と強風が容赦なく吹き付けた。 体を持っていかれそうになった誠香は 必死でドアノブにしがみつく ]
(790) 2020/06/15(Mon) 02時頃
|
|
うわああああああああっ!!
[ 電波どころじゃなかった** ]
(791) 2020/06/15(Mon) 02時頃
|
|
――兆候/裏――
[ 文化祭の出し物が決まる前から、少しずつ、“僕”の意識は起きてきていた。 1日中ずっとじゃなくて、たまに、少しだけ、内側から“俺”の様子が見えていた。 楽しそうだった。キラキラ輝いてた。 何年も前の、僕とは全く違っていた。
中学の時、僕は“俺”のことが何も分からなくて、怖かったけど、こうして見てみたら、すごくいいひとに見えた。 前向きで、明るくて、自分も周りも笑顔にするひと。
だからきっと、これで良かったんだよ。 人格が二つあって、身体が一つだけなら。 幸せになれない方じゃなくて、幸せになれる方が使った方が良いに決まってるもの。]
(792) 2020/06/15(Mon) 02時頃
|
|
[ そう思ってたのに。 ある日の夜中、僕は、僕として、身体を起こした。
すごくびっくりして、しばらくの間動揺して、 落ち着いてから向かった先は、机。 目的は、その上にある日記帳。 書いている様子が少し見えることはあったけど、その内容までは知らなかったから、少し、気になっていたのだ。 当然、どうして日記なんてものをつけているのかも、知らなかった。]
(793) 2020/06/15(Mon) 02時頃
|
|
[ 読んでみて驚いた。 その日記は、ひたすら“僕”への愛情に満ちていた。 僕の為に書いているんだって、すぐに分かった。 日々の出来事だけじゃなくて、僕へのメッセージも時々記されていたから。
部活も入ってないし、告白も断っているから、その面で困りはしないと思う、とか。 大学は、偏差値低めのとこ受けるし、きっとお前でも頑張ればついていけるって、とか。 こんだけ友達いっぱい作ったし、お前のこと受け入れてくれる奴絶対いるよ、とか。]
(794) 2020/06/15(Mon) 02時頃
|
|
[ だからさ、そう、した方がいいのかな、って。 もしかしたら、俺も表に出ていい、のかな、って。 思って、でも、こんなに優しい“俺”の居場所を奪いたくもなくて。 だから、ただ静かに、毎日日記を読んでいた。 あとは、眠った方がいいと思いつつも寝付けなくて、高校の教科書やノートを読んだりもしていた。 高校の授業、ほとんど受けていないようなものだから。 もしもの場合に備えて、ちょっとでも、って。
でも、あくまで“もしも”だよ。 優しくて幸せそうな人の居場所を奪うなんて、そんなこと、したくないよ。 僕は、君の様子を、内側から眺めてるだけで十分幸せだよ。
ほんと、だよ。きっと。*]
(795) 2020/06/15(Mon) 02時頃
|
|
――現在:階段――
ふぬう、なかなかの重量……!
[ パンやらおにぎりやら飲み物やらが入ったレジ袋をいくつも抱えて、 教室を目指し、1階から2階への階段を上がっていく。 パンとかは軽いが、飲み物がなかなかにアレ。 一番小さいサイズのを選びはしたけども、11人分だし。 そんなこんなで頑張って運びつつ、3年8組の教室を目指した**]
(796) 2020/06/15(Mon) 02時頃
|
架空惑星 レンは、メモを貼った。
2020/06/15(Mon) 02時頃
|
許されたかった。
(797) 2020/06/15(Mon) 02時頃
|
|
……なんて、礼一郎は思わなかった。
(798) 2020/06/15(Mon) 02時頃
|
|
……思わなかったはずだよ。 っていうか、許されると思うなよ。
(799) 2020/06/15(Mon) 02時頃
|
|
──回想/ボランティア──
[ 出だしだけは青春っぽかったのにね。 天候にもなかなか恵まれていた。
問題は、ロケーションと、 ……それから、冒頭以外の会話もかな。
晴れやかな気持ち。 ──にしては、重い言葉が降ってきた。
ぽろっとこぼれ落ちた言葉を、 聞き流せたほうがモテるって本当ですか。 だとしたら礼一郎がダメダメなのは当然だ。]
(800) 2020/06/15(Mon) 02時頃
|
|
[ そう。罪ってやつ。>>759 聞いたことならあるでしょう。
愛宮心乃は本当にちゃんとしている。 そんな愛宮には似合わない言葉だよね。
瞳がきゅうっと細められて、 視線がどっか逸らされていくのを見てた。]
(801) 2020/06/15(Mon) 02時頃
|
|
……じゃ、 生まれてこなきゃよかったって?
[ クラスの女子に聞くことじゃないな。 デート(笑)でやったら一発アウトで退場だ。
でもなんか、ほら、 礼一郎には聞き慣れたような言葉だったから。
つい、ね。礼一郎も自然に目を逸らして、 トングをカチカチと鳴らして空き缶を拾った。
返事がなくたって、拾うべきゴミはまだあるし。]
(802) 2020/06/15(Mon) 02時頃
|
|
なかなかやろうと思わないってことだよ。 しあわせ。分け与えられるほどあっかなー?
[ 冗談っぽく礼一郎は笑っていた。
グレープフルーツ味の氷のかけら。 ……みたいなアイスをひとかけずつ放り込む。
あれ、案外溶けづらいし、 愛宮がスーパーな量を食べ終わるまで、 のんびり食べてたって帳尻が合うと思う。]
(803) 2020/06/15(Mon) 02時頃
|
|
──へ、喜多仲?
[ 愛宮の声を受けて、 礼一郎は目を凝らすんだけど──、>>761
喜多仲には年上のお姉さんがいる説。 が、その出来事から生まれたかは、さあ。**]
(804) 2020/06/15(Mon) 02時頃
|
|
―― 現在 / 屋上への階段 ――
死なないよ。たぶん。
それに引き留めて欲しいから、 こうやって友達に弱味見せてるんだと思う。 狡賢いから、俺。
[にま、と誠香に歯を見せて笑った]
(805) 2020/06/15(Mon) 02時半頃
|
|
そうそう。 好きになれない相手じゃ仕方ないのだ。
[言ってから、内心首を傾げた。
――いつから俺は、 人を好きにならなくなったんだっけ。
中学校の頃は、人並みに誰かを好きになって その子と付き合って、でも周りの嫉妬やらなんやらで 関係がギクシャクして別れたり。
普通に、恋をしていたように思う]
(806) 2020/06/15(Mon) 02時半頃
|
|
[――いったいいつから、 人を好きになっちゃいけないって 思い込んだんだっけ]
(807) 2020/06/15(Mon) 02時半頃
|
|
[今でも誰かに好き、という感情は 普通に持ち合わせていて。 でもそれは全部“友達”としての好きであって。
――本当に?
俺は、隣で階段を上る誠香を見つめた。 その顔をじっと見つめて、 やっぱりこいつのこと好きだなって思う。
友達として、こんなに 気安く喋れる仲の奴は中々いないし。
本当に良い奴で、とても――……]
(808) 2020/06/15(Mon) 02時半頃
|
|
[今の関係が心地良いんだ。 この距離感を壊すなんてあってはならない]
(809) 2020/06/15(Mon) 02時半頃
|
|
[屋上への扉を目の前にして、 思考は堂々巡りをする。
開きそう、という誠香の声>>790で 俺は現実へと引き戻された。 扉の開いたその先に待っていたのは――]
(810) 2020/06/15(Mon) 02時半頃
|
|
[猛吹雪だった]
(811) 2020/06/15(Mon) 02時半頃
|
|
うおおおおおおおおおおっ!!
[叫んだ。 吹き飛ばされそうになってる誠香の身体を 屋内へと引き込んで、脚で扉を蹴散らす。
ばたん、と大きな音を立てて扉が閉まった。
俺はというと、誠香の身体を抱えたまま 勢い余って床に倒れて背中を強打する]
(812) 2020/06/15(Mon) 02時半頃
|
|
……生きていますか。
[ゲコゴホと咳込みながら、誠香に聞いた]*
(813) 2020/06/15(Mon) 02時半頃
|
|
―― 回想 / 喫茶店デート ――
存分に奢られてくれ。 今日の俺らは“恋人”ってことで。
……せっかくだから楽しんでけよ。
[なにやらぷりぷり不機嫌になっている葉野の頬に パンケーキのクリームがついていたものだから、 俺はわざと彼女が嫌がるように彼氏面をして 頬のクリームを拭ってやった。
ほら、俺って性格悪いだろ]
(814) 2020/06/15(Mon) 03時頃
|
|
[葉野の苛々してる様子すら今は心地よい。>>727 そうして腹立ちまぎれのように 発された葉野のひとこと>>728に、ふふっと微笑んで]
やだね。 こんな顔の良い男がクラスにいたら みんな惚れちまうだろ。
[自分で言っておいて、 めちゃくちゃナルシスト発言になってしまい ドン引いてしまった。
まあ、でも本当のことでありますし]
(815) 2020/06/15(Mon) 03時頃
|
|
[葉野と俺って、なんか似てるような気がする。 根の性格がなんか曲がっているっていうか。 でもそれを葉野に言ったら嫌がられるんだろうな。 ……知ってる]**
(816) 2020/06/15(Mon) 03時頃
|
CC レイは、メモを貼った。
2020/06/15(Mon) 03時頃
|
[ ←─ 幕間 ←─ ]
(817) 2020/06/15(Mon) 03時頃
|
|
── いっくんとあーちゃん2幕 ──
その日、いっくんは右手にお金を握りしめていました。 左手にはあーちゃんの手を握りしめていました。
近所の駄菓子屋さんへラムネを買いに行くためです。 あーちゃんが飲んだことない、と言うので いっくんは貯金箱の中からお金を取り出しました。
二人の待ち合わせ場所である橋から、 目的地の駄菓子屋へはすこし距離があります。
「つかれたよ」 「もうすこしだから、がんばろう?」
信号のない道路を恐る恐る走って渡って、 道の横に咲いたヒマワリの影で休憩して、 つないだ手が汗ばむころ、駄菓子屋へ着きました。
(818) 2020/06/15(Mon) 03時頃
|
|
店には、しわくちゃな顔をしたおばあさんが居ました。 いっくんは、ちょっと怖いなって後ずさりしてしまいます。
でも、あーちゃんはへとへとだし、 ここまで来たのだから絶対にラムネを買いたいな。 そう思って、駄菓子屋の中に入ります。
駄菓子屋はぴろぴろのついた扇風機が回っていて すっかり日陰になっているので、 いっくんはなんだか肩の力が抜けました。
(819) 2020/06/15(Mon) 03時頃
|
|
「これください」
ラムネを指さして、いっくんは言います。
「はい、どうぞ」
思ったより優しい顔で、駄菓子屋さんは笑いました。 思っていたよりも、ずっとずっとです。
なんだか恥ずかしくなって、 あーちゃんの手を引いて逃げるように駄菓子屋を出ました。
(820) 2020/06/15(Mon) 03時頃
|
|
ちょっとだけ歩いた場所にバス停があって、 いっくんとあーちゃんは、そこでラムネを飲むことにしました。
そーれ、えいっ! って、いっくんは思いっきり蓋を押しました。 あれれ、でも……
「あかない……」「えーっ!」
二人とも困り果ててしまいました。 せっかく苦労して手に入れたのに!
諦めたくありません。二人で何度も挑戦します。 でも、開きません。うーんうーん。
そんな時、いっくんのお兄ちゃんが通りかかります。
(821) 2020/06/15(Mon) 03時頃
|
|
自転車に乗ったお兄ちゃんは、 いっくんとあーちゃんのことをちらっと見ると そのまま走り去ろうとしていました。
「まって、にいちゃん!」
いっくんが大声を出すと、自転車は止まりました。
「ねえ、これ、あけられなくって。 にいちゃんなら、あけられるよね?」
いっくんのお兄ちゃんはラムネの瓶を受け取ると、 それを思い切り道路に叩きつけました。
(822) 2020/06/15(Mon) 03時頃
|
|
「鬱陶しいんだよ」
いっくんのお兄ちゃんはそう言って、 また自転車に乗ってどこかに行ってしまいました。
砕け散ったラムネの瓶は照ったアスファルトを濡らし、 巣から出たばかりのアリを溺れさせ、 夏の日差しを受けてキラキラと輝いています。
「いっくん」
ラムネの瓶の冷たさが残るいっくんの右手を あーちゃんのじめじめした手がぎゅっと握りました。
「だいじょうぶだよ、いっくん」
そうです。 あーちゃんが居るので、いっくんは大丈夫です。
(823) 2020/06/15(Mon) 03時頃
|
|
いつかはラムネの瓶、開けられるようになりたいな。
(824) 2020/06/15(Mon) 03時頃
|
|
めでたし、めでたし
(825) 2020/06/15(Mon) 03時頃
|
|
[ ─→ 閑話休題 ─→ ]
(826) 2020/06/15(Mon) 03時頃
|
|
── 現在:階段 ──
あれっソーマ? なにやって、…あっははは! ヤベえ!ちょーウケんだけど!
[ 下の階に降りようとしたら、 絶体絶命なクラスメイトが居た。>>796
カシャ。と無慈悲な音が響く。 ふらふらとした足取りの颯真を写真に収めた音。 電波はつながらないけど写真は撮れて良かった。 と、携帯依存症の郁斗は思う。 ]
(827) 2020/06/15(Mon) 03時頃
|
|
がんばれがんばれー! 此処まで来たら持ってやるよぉ?
[ って、踊り場で携帯を構えたまま笑った。
それにしたって、そんな大量の飲食物を 一体どうして運んでいるのだろう。 ]
てかなにソーマ。 めちゃめちゃ腹減ってんの? 量多過ぎねえ?ヤバくね? お前そんなに大食いだったっけえ?
(828) 2020/06/15(Mon) 03時頃
|
|
[ イマイチ、状況を理解していない。
閉じ込められてしまっていることも、 これが誰かの創り出した場所かも知れないってことも、 その誰かはメールの送り主かもしれないってことも、
分からないまま笑っている。 でも、分かってても、笑っているだろう。 喜多仲郁斗は、そういう男である。 ]*
(829) 2020/06/15(Mon) 03時頃
|
|
――現在:階段――
はあ〜〜〜!? いっくんお前なーー! 人が苦労してんの撮って笑うんじゃねえよ! 趣味わりーぞ!
[ 聞き覚えのある笑い声(とシャッター音)に上を見上げれば、こちらにスマホを構えているクラスメイト>>827。 その態度にちょっとムカっとしつつ文句を言う。 あ、でもノリ的にはじゃれ合いよりです、多分。]
(830) 2020/06/15(Mon) 07時頃
|
|
はいはいありがとうございますぅ〜! ここまで降りて手伝ってくれたらもっと嬉しかったけどな!
[ 持ってくれるという申し出>>828に一応は礼を言いつつ、階段を一歩一歩上って行った。 大食いだったっけ、なんて言葉には微妙に眉を顰める。 これが一人分のものに見えるんですか? 眼鏡の度はあってます?]
(831) 2020/06/15(Mon) 07時頃
|
|
んなわけあるか!11人全員分だっつーの!
[ と、とりあえずは反論しつつ、 あっ、コイツもしかして閉じ込められたっぽいこと知らないのでは?と思い至る。 それなら状況説明は必要なわけだが。ふむ。 そういや、さっき俺らが窓辺でヤベーヤベー言ってた時、こいつやけに静かだったよなあ、 なんてことも頭に過って。]
(832) 2020/06/15(Mon) 07時頃
|
|
外に出れねえっぽいから多分お泊り会になんの! だからこうして食料確保しに行ったわけ!
[ “お泊り会”、なんていう極力楽し気なワードを使いつつ状況説明。 シリアスな感じで説明して、もし急に静かになられるのもなんか怖いし。]
っつーわけで、はいこれ、半分持て! 教室に届けんぞー!
[ そこで丁度踊り場まで辿りついたので、袋を半ば押し付けるようにぐいっと出しだす。 郁斗がちゃんと受け取ったなら、そのまま足を教室に向けるだろう**]
(833) 2020/06/15(Mon) 07時頃
|
架空惑星 レンは、メモを貼った。
2020/06/15(Mon) 07時頃
|
――保健室――
……?
[毛布を掴んだところで、 後ろから気配がして辰美は振り向いた。 そこにはさっきみた姿があって、>>777 辰美は「……よお」と何とも言えない声を出した。
一日に四回くらい会うのは珍しいかもしれない。]
(834) 2020/06/15(Mon) 08時半頃
|
|
[礼一郎はベッド数と着替えを確認しに来たらしい]
働き者だな。
シーツと、毛布。 ここじゃどーせ寝床足りないと思って。
[既に手にとっていた毛布数枚を 遠慮なく渡そうとして、辰美は瞬き、]
元気ない?
[様子をうかがうように聞いた。 言ってから気のせいかも、と思う。**]
(835) 2020/06/15(Mon) 08時半頃
|
|
[ そうそう、昔はさあ。 別にこんな体格差もなくって、 礼一郎がえいって蹴っ飛ばしたら、 そいつはぎゃんって泣きだすんだ。
口で言ってわかんねーなら、 そうやってわからせるしかないじゃん。 礼一郎はそう思ってたんじゃないかな。 礼一郎には馴染みのある言葉だったし。
まあこの世は因果応報。 礼一郎はあとからしこたま叱られて、 ユキトシくんに謝りに行くよ! って言われる。
……あ。 いつも礼一郎が泣かせてたわけじゃないからね。]
(836) 2020/06/15(Mon) 09時半頃
|
|
でもそれを思うとさ、 良い子になったろ、礼一郎も。 ちょっと一箇所だけ設定をミスっちゃったけど。
(837) 2020/06/15(Mon) 09時半頃
|
|
──現在/保健室──
いやー、逆、逆。 やっと見つけた簡単なお仕事? その言葉はそっくりそのまま、 お返しさせてくれ。
つか、ベッド5台かあ。 女子が使うんだろうけど1足りねー。
[ 腕に毛布が降ってくる。>>835 はいよって礼一郎はそれを受け取りながら、 なんとなく保健室の中に目を走らせてた。
テーブルの上にはメモ書き。>>0:942 着替え、ある。葉野が知ってる。 ……葉野の字あんなんだっけ? まあいいや。]
(838) 2020/06/15(Mon) 09時半頃
|
|
[ ベッドの数については、 譲り合いの精神でなんとかしてもらおう。 ちなみに、1台は濡れてるかも。>>0:1083って、 礼一郎は知らないし、乾いてるといいね。]
(839) 2020/06/15(Mon) 09時半頃
|
|
……多少は?
[ 元気ない? って問いかけに、>>835 礼一郎は苦笑いを浮かべる。否定はしない。 こんな状況なんだし、不自然じゃないだろ。 ……寧ろさ、]
……おまえは落ち着いてるっつか、 弱ってるとこ見せてくれなくなったよなあ。 昔は俺よりよっぽど、 ぴーぴー泣いてばっかだったのに。
[ しみじみと思って、目線を戻した。 礼一郎はずっと自分の方が強いままって信じてた。 そりゃあもう、いろんな意味で。
毛布をうけ渡せる距離から見上げて、 ……あ。って礼一郎は言う。]
(840) 2020/06/15(Mon) 09時半頃
|
|
血、出てんじゃん。 痛そー、大丈夫?
[ 覗き込む……のは不可能なので、 相変わらず見上げたまんま、
礼一郎は自分の唇を使って「このへん」って、 切れてる箇所を指し示した。>>657
いやしかし、 唇が切れたときってどんな手当するんだ? そんなことを思ったりもする。]
(841) 2020/06/15(Mon) 09時半頃
|
|
君たちにはそういうことが、 当たり前に言えるんだけどね。
(842) 2020/06/15(Mon) 09時半頃
|
|
ま、人に優しく。 ってのは、人として当然のことか。**
(843) 2020/06/15(Mon) 09時半頃
|
|
— 4F → 2F教室 —
[正常な感覚を失う前に教室へ戻ってきた。 みんなの様子がそろそろ気になるのもあったし、 わたし個人は現状をなんら把握していない。]
ただいまー。
[安心の実家。というわけではないけど、 ここに戻ってくると安心するような気はする。 外は一面が文化祭だったので。]
(844) 2020/06/15(Mon) 12時頃
|
|
[今の状況が>>631黒板にまとめられていた。 ふむふむ、と見上げる。
やはり誰もいないらしく、電話もダメ。 窓から下はちょーヤバイ。これは知ってる。 家庭科室でごはんが用意されている。 昇降口にインク。たぶん4階みたいなやつかな? 体育館には舞台。 4階、は他の人も確認済み。
なるほどなるほど……。 あ、これ新しくわたしが書くこと何もないや。
チョークを持ち上げていた手を、そのまますっと下ろした。]
(845) 2020/06/15(Mon) 12時頃
|
|
[この時、>>750まだ千夏は教室にいただろうか。 彼女がどこかに行くようであれば、 その行き先に興味があれば、付いていこうとしたかもしれない。**]
(846) 2020/06/15(Mon) 12時頃
|
|
―― 現在:屋上付近 ――
多分ってなんだよ、多分って。
[ ここはツッコミどころだと思ったので>>805 しっかりとツッコんでおく ]
そんなこと言われたら、 心配で氷室残して死ねないじゃん。 手間のかかるやつめ。
[ あまり面白くもない冗談を言って、ぼやいてみせた ]
(847) 2020/06/15(Mon) 13時頃
|
|
ままならないよなあ。 氷室のハートを射止めるのは、どんな子だろうなあ。
[ 隣を歩く怜が、内心何を考えているかなんて、 誠香にはもちろんわからない。 たんたんと階段を踏みしめながら、 誠香は誠香でぼんやりと考える。 モテてモテて困る、なんて自慢の手紙を わざわざ書いたのは土方歳三だったか。 氷室もあれくらいふてぶてしくなれれば いいのかもしれないけどな、無理だよな、とか そういえば、しおちゃんは超絶イケメンと デートしてたそうじゃないか。 その見知らぬイケメンもそんな苦労してるのかな、とか そんなとりとめのないことを。 考えたって答えは出ない。 今までずっと苦しんできた玲の悩みが、 たった数分誠香が考えたところで どうにかなるわけがないのだ ]
(848) 2020/06/15(Mon) 13時頃
|
|
[ そして、屋上。 もちろんここまで来た本来の目的は覚えている。 扉を開ける時、油断していたつもりはなかった。 慎重に開けたつもりだったのだ、これでも。 しかし敵は手ごわかった。 そんな少々の慎重さでどうにかなるような相手では なかったのだ。
扉を開けた途端、ものすごい冷気に襲われたことは 覚えている。 そして、猛烈な風に体を引っ張られて、 なんとか踏みとどまろうと 必死でドアノブにしがみついたことも。
それから? 誠香に釣られたように叫んだ怜が、>>812 風に持っていかれそうになっている誠香の体を 引っ張りこんで、扉を閉めてくれて ]
(849) 2020/06/15(Mon) 13時頃
|
|
やっべーな……。 うん……今、めっちゃ生きてるって実感してる……。
[ 数分もなかった。むしろ、たった数秒の出来事だった。 しかしながら、ばっちり誠香に恐怖体験として刻まれて、 現在、心臓がめっちゃばっくばくしています。 わあい、生きてる。生きてるって素晴らしーい。 と、余韻に浸りそうになったが、 ゲホゴホと咳き込む音に、我に返った>>813 ]
わあ! ありがとな!
[ 助けてくれた恩人を下敷きにしている! というか、抱えられている。恥ずいわ! ……なんて言ってる場合じゃない。 誠香は慌てて起き上がると、 怜の腕を引いて体を起こさせて、 まだ咳き込んでいる背中をさすった ]
(850) 2020/06/15(Mon) 13時頃
|
|
助かった! けど、大丈夫か?
[ 生きてますか、という問いが必要なのは、 むしろ怜の方ではないだろうか。 背中をさすりながら、怜の顔を覗き込む。 苦しそうに咳き込む姿に、 かばわれたせいでぴんぴんしている誠香は、 なんだかとっても申し訳ない気持ちになった]
(851) 2020/06/15(Mon) 13時頃
|
|
ほんとにありがとな。
[ 怜の咳が止んだら改めてお礼を言って、 背中から手を離した。視線を逸らす。 冷静になるとあとからあとから恥ずかしさが襲ってきて、 今はちょっと怜の顔が見られない。 いや、だって、 見た目は女の子だけれども、誠香を抱えて庇ってくれた、 あの体は当たり前だけど女子ではなかった。 女の子みたいに柔らかくない、男の人の体だった。 照れる! 恥ずい! 思い出すな! ]
(852) 2020/06/15(Mon) 13時頃
|
|
……あー。やっぱダメだな。
[ スマートフォンを取り出して確認する。 圏外だ。やっぱりな。 もう一度扉を開けて確認する気にはなれなかったし、 そもそも ]
あの吹雪じゃさ、 もし電波がつながっても、ケータイ壊れるよな。 風すごすぎて、電話の声も聞こえなさそう。
[ スマートフォンに目を落としたままそう言って、 小さく息を吐く。 オフにしてからポケットに戻した ]
(853) 2020/06/15(Mon) 13時頃
|
|
戻るか。 僕はおなかがすいた!
[ スマートフォンでクールダウンの時間は稼げた。 もう大丈夫。照れてない! 怜に顔を向けて、にへらと笑った* ]
(854) 2020/06/15(Mon) 13時頃
|
|
[いつもというわけではないけれど、多分、 一回や二回以上は泣かされたことがある。
おもちゃを貸してくれない、駆けっこで置いてった、 理由は多分そんな、くだらないことだ。
その頃の辰美は我慢というものを知らなかったので おともだちを随分苛立たせたり、わがままを言った事だろう。
その分蹴っ飛ばされれば「れーくんが」とわあわあ泣いて 翌日謝れればあっさり>>836]
うん、なかなおりする。
[子どもの機嫌というのは天気のようにころころ変わるもので、 そう言う頃には辰美は機嫌を直して笑い、 また「れーくん」と鬱陶しく後ろをついていく、 懲りない子供だった。]
(855) 2020/06/15(Mon) 13時頃
|
|
[とはいえ、遠い昔のことだ。 今は礼一郎の後ろを慕うようについていったりはしないし とりたてて騒いだり泣いたり笑ったりしない。御覧の通りだ。]
(856) 2020/06/15(Mon) 13時頃
|
|
[三つ子の魂百まで? さあ、どうだろう。矯正されて直ることもあるんじゃないかな。 方向性が人間として正しいかはさておいて。]
(857) 2020/06/15(Mon) 13時頃
|
|
――現在/保健室――
…1台だけ2人で寝てもらえば足りるだろ。
[もちろん辰美も、一台が濡れているなんて知らないから 女子が寝る段になってどうするのか想像もしない。
その時になって辰美は初めて テーブルの上に1つメモが置かれていることに気が付く。 綿津見の文字かなあとその時辰美は思ったが 言及しないまま、毛布を礼一郎に預けた。]
(858) 2020/06/15(Mon) 13時頃
|
|
……それもそうか。 なんか、あんま気負うなよ。 委員長だからって ちゃんとしてなきゃいけないわけ、ねーし。 あ? …………。 あの頃は泣き虫だったからな。
[――いつからやめたっけ。弱さをさらけだすのを。 見せてくれなくなったよな、と言われると少しだけ揺れる。 押しつぶした衝動が目を覚まそうとするのをじっと堪える。]
泣いてたって仕方ねえし。
(859) 2020/06/15(Mon) 13時頃
|
|
[少し強がるようにそう言った。 視線がこちらに向いているのに気づいて、 辰美は少し首を傾げ、それからひりつく唇に指を添えた。 血が滲んでいてどことなく熱い。]
あー…………。思い切り噛んだ。 そのうちなおんだろ。
ここ精神世界だとしたら 血ぃ出んのリアルすぎ。やばくね。
[と、辰美は指先についた血を軽く拭って、 てか、と付け足す。]
(860) 2020/06/15(Mon) 13時頃
|
|
てかさ。 お前最近なんか悩んだりとかしてねえの。
街でこの前、 お前似のやつが女の髪ひっぱってんの見たしさ。 人違いかもだけど。 この状況だとちょっと心配。
[らしくもなかった、と言外に言うが、 「人違いだ」と言われれば、多分それまでの話だ。
辰美は礼一郎に毛布を預け切ると、 自分も敷く用のシーツを手に取り、「戻る?」と尋ねる**]
(861) 2020/06/15(Mon) 13時頃
|
|
―― 現在:教室 ――
ただいまー。
[ 面倒なので、屋上の鍵は返していない。持ってきた。 そういえば、そもそも鍵をかけなおしていない。 まあいいか。いいよね ]
お。情報が増えてる。
[ 持ち歩いても仕方がないので、 教卓に屋上の鍵を置いた。 黒板の文字がずいぶん増えていることに気づいて>>631 ふむふむ、と誠香は読んだ ]
(862) 2020/06/15(Mon) 13時頃
|
|
えっ、ごはん? ここじゃなくてわざわざ家庭科室ってことは、 誰か作ったってこと?
[ 誰か、と言いながら、多分心乃だろうなと誠香は思う。 他の人も手伝ったのかもしれないけれど、 言い出したのはきっと心乃だ。 ほぼ確信に近く、そう思う ]
(863) 2020/06/15(Mon) 13時頃
|
|
職員室 無人 (準備室にも若林先生いない) 固定電話 駄目そう
窓から下見ると高すぎてちょーヤバイ ↑ わからん
ごはん、家庭科室に置いておきます
昇降口にインク 出られない
体育館に舞台のセットがあります。 8組の作ったのにそっくり。
4階ができている。3階とそっくり。 違いは赤のインクが飛び散ってること。 屋上は猛吹雪。危険。ドア前も圏外。 屋上鍵は教卓の上にあるけど、鍵開いてます。
(864) 2020/06/15(Mon) 13時頃
|
|
[ チョークで書くのは苦手だった。 できるだけ丁寧に書いたつもりだけれども。 字に人柄って出るのかな、と誠香は思う。 誠香の字はあまり女の子らしくない。 可愛くない字だ。文字ですら愛想がない。別にいいけど ]
ごはん……どうしよっかな。 僕、お弁当あるんだよな……。
[ せっかく母が作ってくれたお弁当だ。 放置して別のものを食べるつもりはなかった。 でも、みんなが家庭科室でご飯を食べる中、 一人で教室で食べるのもつまらない。 お弁当を持って家庭科室に行ってみようかと思案する* ]
(865) 2020/06/15(Mon) 13時頃
|
師範棋士 千早は、メモを貼った。
2020/06/15(Mon) 13時半頃
|
―― 現在:教室 ――
[ 机の上に置きっぱなしにしていた カフェオレの缶を開けた。 すっかり冷え切ってしまっていたけれど、 それは仕方ない。 お行儀悪く机に座って、黒板を改めて眺める。 先ほどはごはんの文字に気を取られたけれども ]
(866) 2020/06/15(Mon) 14時頃
|
|
昇降口にインク? 出られない?
[ 出られないというのは、実のところもう、 驚いたり怖がったりする段階は通り過ぎていた。 ここは誰かの頭の中らしい。 それなら、吹雪を突破して家に帰りました、おしまい、 なんてことにはならないだろうなってことくらい、 予想はつく。
体育館のセットも、そこまで再現したのかあ、という 感嘆の気持ちはあれど、衝撃はなかった。 廊下を歩いて、文化祭の再現っぷりは 嫌って程理解したからだ ]
(867) 2020/06/15(Mon) 14時頃
|
|
あ、あれ、インクだったんだ。
[ 4階の出現も確認済みだった。 赤い事故現場跡地(片付け・雑)の血痕みたいなものは、 インクだったらしい。 血痕じゃなくてよかった。本当に良かった ]
昇降口もあんな風になってるってこと、かな?
[ 4階のように、赤いインクが点々と 飛び散っている昇降口を想像してみる。 誰が何のためにやったのか、 それが何を意味しているのか、 考えてみようとしたけれどさっぱりわからなかった。 やはり誠香は凡人だ ]
(868) 2020/06/15(Mon) 14時頃
|
|
[ ここは誰の頭の中なんだろう。 きっと誠香ではない、はずだ。 怜も違うと言っていた。あんな遺書は書かないと。 だったら誰、と考えても、 あんな遺書を書くのが誰なのか、 誠香にはやっぱりピンとこない。
どうやったら帰れるのかなあ、と考えても、 そもそも誠香は帰りたいんだろうか ]
(869) 2020/06/15(Mon) 14時頃
|
|
[ 始まりは、たった一つの嘘だった。 嘘をついたつもりもなかった。 それが気づけば、膨れ上がって、 今誠香は、 たくさんの嘘を繋ぎ合わせたものでできている ]
(870) 2020/06/15(Mon) 14時頃
|
|
[ 死ぬことばかり考えているのに、 それしかもう、方法はないような気すらするのに、 死ぬのはとても恐ろしい。 それなら、ここから帰れないことは、 誠香にとって、大したことじゃないんじゃないか。 むしろ、都合がいいんじゃないのか ]
(871) 2020/06/15(Mon) 14時頃
|
|
[ 思考が不意に止まったのは、 なにやら物音がした気がしたからだった。 賑やかな話し声がこちらに近づいてくる気配に>>833 誠香は飲み終わったカフェオレの缶をゴミ箱に捨てると、 ひょい、と廊下に顔を出してみた* ]
(872) 2020/06/15(Mon) 14時頃
|
|
矯正成功の具体例。 としての自信、礼一郎は結構あるよ。 人間として正しい方向に。 ……君の場合はどうだった?
(873) 2020/06/15(Mon) 16時半頃
|
|
── 現在/保健室 ──
……その発想はなかった。 狭くね? 女子ならいけんのか。
[ 自分で言ってすぐ思い直す。>>858 ほら、男子で1足りないならたぶん、 礼一郎は椅子で寝ることを選ぶので。
まあ、男二人で言ってたってしょうがないね。 こんな上等な寝床は礼一郎たちには与えられない。
もふっと毛布を抱きかかえて、 ちゃんと眠れるといいな、って礼一郎は思う。]
(874) 2020/06/15(Mon) 16時半頃
|
|
……おー、ありがとな。 でも大丈夫、無理してるわけじゃねえし。 つか俺は逆に、すぐ顔に出るしなあ。
[ あははって礼一郎は笑うし、 たぶん顔には出やすい。自覚はある。
平気だよってことを明るく主張しながら、 辰美から発される「泣き虫」って、 言葉がアンバランスに見えて少し笑えた。]
ほんとにな。すーぐ泣いて。 俺は俺で悪ガキだったし。 それがなにがどうしてこうなんだか。
(875) 2020/06/15(Mon) 16時半頃
|
|
はは、仕方ねーかな? どーしたどっか痛いかって、 大騒ぎする俺が見れて愉快かもよ。
……なんてな。 気が晴れるくらいはするんじゃね?
[ 泣けば事態が好転するなんて、 そんなのほんの限られた状況だけだよ。 ほとんどの場合はなにも変わらない。
だから、仕方ない>>859といえば、 確かにそうかもしれなくて、 礼一郎は限定的すぎる効果の話をする。]
(876) 2020/06/15(Mon) 16時半頃
|
|
……噛んだって、おまえさあ。 血ィ出るって相当じゃんか。
腹は減るし血が出る精神世界なら、 いよいよ夢も現実もわかんねえな。 ……精神世界でもやっぱ、痛い?
[ なんでもないふうに言う辰美に>>860、
礼一郎はいつも通り、呆れた顔をしたり、 心配するような言葉をかけたりする。
それじゃ、運ぶもの運んじゃいますか。 精神世界、異常な状況とはいえ、 するべきことをひとつずつ片付けようと、]
(877) 2020/06/15(Mon) 16時半頃
|
|
[ …………していた。]
(878) 2020/06/15(Mon) 16時半頃
|
|
[ てかさ。>>861 って、何気ない調子で辰美がなにか言った。
なにか。って思ったのは、 礼一郎には一瞬なにを言ってるのか、 さっぱり理解ができなかったせいだよ。
人間の脳は優れていて、 都合の悪いことから身を守ろうとしたり、 都合のいいように記憶を修正したり。
……してくれるって聞いたんだけど、 音が歪んで聞こえたのはそのせいだろうか。]
(879) 2020/06/15(Mon) 16時半頃
|
|
礼一郎が天性の嘘つきなら、 なんのこと? 人違いだよって、 笑ったまま言えたんだろうか。
(880) 2020/06/15(Mon) 16時半頃
|
|
でもそれ、 罪悪感で死にたくならない?
(881) 2020/06/15(Mon) 16時半頃
|
|
……って、一点のみを除けば、 いたって善良な礼一郎は思うんだけど。
(882) 2020/06/15(Mon) 16時半頃
|
|
…………あ、
[ 積み上げて抱えてた毛布が、 バランスを崩して一枚落っこちた。
おそらく数字にすれば数秒間。 この世から重力がなくなったのかと思った。
意識だけでもこの場から逃げ出そうとするように、 とんでもなく目が回っていたような気がする。
取りこぼしたものを拾い上げようと、 礼一郎はとっさにしゃがんで、 ……そしたら、もう顔を上げられる気がしなかった。]
(883) 2020/06/15(Mon) 16時半頃
|
|
[ 今すぐここから消えてしまいたい。]
(884) 2020/06/15(Mon) 16時半頃
|
|
[ 顔から耳たぶの端まで全部、 血の気が引いたり紅潮したりと忙しい。
うつむいたままぐしゃりと毛布を掴んで、 緩慢な動作でそれを拾い上げる間中、 礼一郎は次に何を言おうか考えていた。
思い浮かんだのは、 妹が万引きしてそれでって、 大きな隠し事の一部分の切り取りで、 でも、それってとても不誠実だと思う。]
(885) 2020/06/15(Mon) 16時半頃
|
|
礼一郎の矯正はきっと成功したよ。 たとえ、そのせいで死んじゃいそうでも。
(886) 2020/06/15(Mon) 16時半頃
|
|
胸を張って生きていたかったんだよね。
(887) 2020/06/15(Mon) 16時半頃
|
|
……たぶん、それ、俺。 見間違いじゃねーと思うよ。 ……あれ、妹。 万引きして……それで……、
(888) 2020/06/15(Mon) 16時半頃
|
|
[ 言葉に詰まる。 嘘というにもひどい出来だった。]
(889) 2020/06/15(Mon) 16時半頃
|
|
[ 結局、ほかに何も思いつかなかった。 俯いたまんまのろのろと立ち上がって、 できるだけ低く、抑えた声で言う。
もうどうしたって手遅れだろうが、 動揺を悟られるのが嫌だった。]
……なんで見てんだよ。
[ 毛布だけを一点に見つめて、 非難というか、嘆くような調子で言う。]
(890) 2020/06/15(Mon) 16時半頃
|
|
……戻ろう、もう。
[ 3年8組の教室に。 礼一郎は一刻も早くそうしたい。**]
(891) 2020/06/15(Mon) 16時半頃
|
|
-- 現在/3年8組 --
[ この場に居るもの全て居心地が悪かった。 というのが千夏の予想。>>776 いってらっしゃいの声でこの場はお開き。 教室の扉が開かれて、閉まっていくのを見る。 ]
夏美ちゃんは、どうする?
[ 強張り気味の顔がこちらを向く。 その顔を見上げて。
夏美は千夏には質問を投げない。>>644 ]
(892) 2020/06/15(Mon) 17時半頃
|
|
[ おんなのこ同士の距離感というより。 たぶん。 人間と人間もどきの間には溝がある。 ]
(893) 2020/06/15(Mon) 17時半頃
|
|
[ 言葉が見つからないような夏美に、 すこしだけ千夏は満足だった。 結局、体育館見に行ってくる、ていってたかな。 教室にひとりきり。 さあて、どうしよう、と意気込んだ時だった。 扉が開く。>>844 ]
おかえりなさーい。
[ やあ、紫織ちゃんと千夏はゆうるく手を振る。 歩み寄ってきた紫織に黒板の位置を譲る。
人が増えて、千夏はぴこん。と思いつく。 ]
(894) 2020/06/15(Mon) 17時半頃
|
|
一緒に文化祭回らない?
[ 正しくは文化祭もどきを見て回りませんか? だけど。
すこし強引にも思えるようだけど。 千夏は時には押しも強いので。 紫織の肘辺りに手を添えて、行きませんか?と。 チョークをもう片方の手で取り上げて。* ]
(895) 2020/06/15(Mon) 17時半頃
|
|
-- 現在/2階廊下 --
[ 紫織の反応はどうだったか。 意見があるなら言いくるめて、 廊下へと連れ出してみましょう。 ]
どこのクラス、回ったりしたの? あ、部活も入ってるんだっけ。
[ 千夏といえば、劇以外のとき。 体育館で催される他の物を見たり。 若林のいる準備室に逃げ込んだり。 友人にくっついて、かーるく他のクラス行ったり。 あとは、なにしてたっけ。 ]
(896) 2020/06/15(Mon) 18時頃
|
|
[ 千夏なりに楽しかった。 劇の準備がいちばんたのしかったよ。 ]
(897) 2020/06/15(Mon) 18時頃
|
|
[ 算盤をはじいたり。 メイクをしたり。 色を塗ったり、紙を貼ったり。 クラスおそろいの衣装だって作って。
まるで、クラスのみんなの中に入れたみたい。 ]
(898) 2020/06/15(Mon) 18時頃
|
|
[ ふ、と遠い目をしていたのだとおもう。 ]
紫織ちゃん、ここ見にいった?
[ 足を止めたのは、3年3組の前。 おどろおどろしい装飾には、 お化け屋敷、と怖さを煽るフォントで書かれている。* ]
(899) 2020/06/15(Mon) 18時頃
|
師範棋士 千早は、メモを貼った。
2020/06/15(Mon) 18時頃
|
――現在/保健室――
[礼一郎はよく笑う。
それに微笑みが返せれば良いと思ったことは 一度や二度じゃ足りないが>>874 相変わらず辰美は仏頂面のまま 穏やかに会話を続けていた。]
成長したんだろ。お互いさ。 ガキじゃあるまいし。
(900) 2020/06/15(Mon) 19時頃
|
|
[辰美幸俊の場合、 成長して良い子に育ちました。 に(笑)がつくから、どうだろうね。]
(901) 2020/06/15(Mon) 19時頃
|
|
なんだそれ。 愉快かもしんねえけど恥ずかしいわ。
……そうかもな。
[大騒ぎする礼一郎の姿はあまり想像がつかなかった。 ので、軽く肩を竦めておく。>>876]
気ぃつける。 …………ちょっと後悔してんだけど、割と痛い。
[いつも通りのやりとりが続く。 だから辰美も、そう、いつも通り、 人違いであれば「なんだよそれ」って言われるようなノリで 前から気になっていたことを切り出したのだ。>>877]
(902) 2020/06/15(Mon) 19時頃
|
|
[直後、自分の行いをもっと後悔することになるなんて 辰美は思いもよらなかった。]
(903) 2020/06/15(Mon) 19時頃
|
|
[タオルが落ちる。 辰美にとってはたった数秒の事。
「落とすなよ」と茶化そうとして唇を開きかけて ようやく、自分が何をしたのか、少しだけ悟る。]
………れー?
[おかしい。 緩慢なしぐさでタオルを掴む様子も。 その耳の裏の色も。
触れてはいけない話に触れたか、と悟る頃に、 ようやく、礼一郎から言葉が返ってきて>>888 いもうと。と、辰美は混乱したまま 乾いた口の中でその単語を転がした。]
(904) 2020/06/15(Mon) 19時頃
|
|
[あんなに痩せた女が。 食うものにも困ってそうな女が。 万引きをして……それで?
……ああ、嫌だ。血の味が戻ってくる。]
(905) 2020/06/15(Mon) 19時頃
|
|
距離にして一歩か二歩先、 誰かの兄の頭を見下ろしている。
(906) 2020/06/15(Mon) 19時頃
|
|
”―――――見てんなよ”
(907) 2020/06/15(Mon) 19時頃
|
|
記憶の奥底でうめき声がした。 ……自分の兄の声だった。
(908) 2020/06/15(Mon) 19時頃
|
|
[…………怖くなった。
礼一郎と兄が同じであるはずがないし、 まさか礼一郎がこんなに動揺するような 何かを抱えているとは気づかなかったし、
今更ながら、 遺書の「死にます」という単語が脳に閃いて、 辰美は怖かった。
止めたい、と綿津見には言ったくせに、 飛んだお笑い種だった。]
(909) 2020/06/15(Mon) 19時頃
|
|
……ご、
[ごめん、と言おうとして、 何のために謝るのかわからなくなった。
家族の秘密ごとを盗み見た事に対してなら、 謝っただけでは許されないし、 許されていいはずがないだろう。
ごめんで済んだら警察はいらない。]
(910) 2020/06/15(Mon) 19時頃
|
|
…………なんかあったら、聞く、から。
(911) 2020/06/15(Mon) 19時頃
|
|
[結局辰美は、そう声をかけるしかなかった。
なんであんなに痩せてたんだ? ちゃんと食ってんの? 妹、不良なのか?
浮かぶ疑問は全部、今は封じておくことにした。 様子がおかしい友人にそんなことができるはずがない。]
……腹減ってきた。 なんか食いてえな
[ここに長居するのはよくない。多分。 静まり返った保健室に踵を返し シーツを手に教室へと向かった。*]
(912) 2020/06/15(Mon) 19時頃
|
|
文化祭回る? いいよー、いこ!
[>>895千夏からの提案に、うんうんと頷く。 特にやることがなければ、見て回るのもいい。 メールを送った誰かさんの、かけがえのない思い出とやら。 そこに何かが隠れているのかもしれないし。
千夏ちゃんの腕を取って、一緒に文化祭の世界へと。]
(913) 2020/06/15(Mon) 19時頃
|
|
— 2階:廊下 —
んーと、メイド喫茶やってるとことか。 あと美術部の展示。 CG研の当番もあったから、あんまり出歩けなかったけどね。
[劇の宣伝手伝いや、準備をしている時以外はそんなもの。 ……後は、辰美くんにお願いして彼氏のフリをしてもらった時くらい。
CG研はただ作品を展示していただけだったけど、 部員の数が少ないので、持ち回りで受付をする時間がけっこう長かった。]
(914) 2020/06/15(Mon) 19時頃
|
|
……ここ、興味はあったんだけど 結局行けずじまいだったなぁ。
[>>899お化け屋敷の、凄味のある看板を見上げる。 赤と黒の取り合わせがなかなかデザイン的にいい。 そんなことを思った。
ちなみに葉野紫織、ホラー系の耐性は割とあります。*]
(915) 2020/06/15(Mon) 19時頃
|
|
[ ふよん、と、 教室の向こうでポニーテイルが揺れた。 ]
(916) 2020/06/15(Mon) 19時頃
|
|
[ 多分、ちょっと美味しそうなかおりがしてる時?
美味しそうなかおり、してた!って、 扉の隙間から、ぴょん。目が合う。お揃い。 ]
(917) 2020/06/15(Mon) 19時頃
|
|
……あ、なっちゃん。
[ あたしは、 らいほーしゃ(って言葉がかっこいい)を見て、 クラスメートに呟いた。
どーしたの? なんでも体育館に向かう途中、>>894 吸い寄せられたらしい。そっかー。 ここのちゃんの料理美味しそうだもんね。 あたしもおなかすいてきちゃた。ぐう。 ]
(918) 2020/06/15(Mon) 19時半頃
|
|
[ お野菜担当、じゃがいもはごろごろがすき。 ぼとぼと、大きなお鍋の中に入れてしまいましょう。
なっちゃんは?味見係?そっかー。 正面、ここのちゃんとあたしの、 お料理教室を見ているなっちゃんに笑いながら、 また、ぼとぼと。 ]
(919) 2020/06/15(Mon) 19時半頃
|
|
[ なっちゃんが、一瞬、扉の向こう。 どこか なにか を、見たのには、
残念、包丁を扱う手元に夢中でしたから、 あたしはまったく 気付いてない。 ]**
(920) 2020/06/15(Mon) 19時半頃
|
|
-- 現在/2階廊下→3年3組 --
[ 提案にはすんなり乗ってもらえたので、 千夏は機嫌よく手を絡ませて、腕を組む。>>913 らぶらぶかっぷる。ううん。 普通におんなのこ同士でするやつ。軽くね(笑) ]
あー、そっかあ。 部活と研究会?の掛け持ちだったっけ。
[ メイド喫茶、 と聞けばどこのクラス?とか、 雑談はゆうるく続いていく。 ]
(921) 2020/06/15(Mon) 19時半頃
|
|
[ 千夏には親友と呼べる存在はいないので。 クラスメイトとして、>>0:646 文化祭以前から こんな風にお喋りすることもありましたね。 千夏は特別困ってませんから。 ふりふりだっていやではないし。>>0:786 ]
(922) 2020/06/15(Mon) 19時半頃
|
|
[ 千夏もこのクラスは覗いていなかった。 二人とも、しらないはずの教室の向こう。 なにが広がっているのか。 もしかすると何もないかも、とか思って。
千夏はちょっぴり愉快だ。 ]
じゃあ、今から行っちゃお。
[ 赤と黒の看板の先。 わざとぼっろぼろにしたような暖簾をくぐって、 お化け屋敷の世界に踏み込んだ。 ]
(923) 2020/06/15(Mon) 19時半頃
|
|
[ ちなみに早未千夏、 信じられない超常現象が収まって、 結局は人間が一番怖いね。ちゃんちゃん。 という話をまあまあ読んでいたので、 人間の手で作られた世界とわかりきっていれば、 そんなに怖くない。 ]
(924) 2020/06/15(Mon) 19時半頃
|
|
[ 暖簾の先は薄闇で。 通路を歩いていく方式。
歩いていけば、なにかが顔をかすめたり。 センサーがあるのか、急に大きな音が鳴ったり。 でも、やっぱり人間が驚かすのがメインのようで。 ]
脅かし役がいないと味気ないね。
[ とちょっぴり笑った。** ]
(925) 2020/06/15(Mon) 19時半頃
|
|
――回想:登場人物の気持ち ――
[勢いよく指を指されたので、>>714 辰美は「ぐぬぬ」と言いたげな顔で 喜多仲の指先を睨んだ。
笑えていないのは理解しているし 稽古現場の空気は脚本の予想通り なんともいえないものだったし 辰美にそれ以上反論の余地はなかったのだが。]
(926) 2020/06/15(Mon) 19時半頃
|
|
あが……あがらねっつってんだろ
[気軽に言われて半ギレである。>>715 むしろ人類どうやってスマイルを身につけてんの? わかるなら教えてほしい。 学校で習ってないのでできません。 と、辰美の口数が多ければ言い返していた。
そして]
(927) 2020/06/15(Mon) 19時半頃
|
|
きたなかァ……!テメェ……!! ふっ……ざけんな、なにがおかしいんだ 笑ってんじゃねえ
[案の定爆笑されて、>>717 苦悶の表情を浮かべたまま辰美幸俊は唸った。
字面にするとまるで本気で怒っているか 恫喝しているようにも見えるが
実際は爆笑する喜多仲を前に うっかり殴ることも叩くこともできず 文句を言う辰美の図、なのであしからず。
一回くらい殴っておけばよかった、 とのちに辰美は語ったそうな。]
(928) 2020/06/15(Mon) 19時半頃
|
|
…………くそ、覚えてろよ ネタじゃなくてちゃんと……
[悪態をつきながら辰美は ようやく頬に添えていた人差し指を外す。 なんだか玩具にされただけな気がして悔しい。]
……あ?
[喜多仲の笑いが収まる頃、 ふと、思い出したように登場人物の気持ちを尋ねられ、 辰美はぱちぱちと瞬いた。
少し考える。 自由な夢の案内人。いつも微笑みをたやさない紳士。]
(929) 2020/06/15(Mon) 19時半頃
|
|
…………たのしい、から……?
[国語の解答で提出すると0点かもしれない。
現国の成績は別に悪くないが ずっと笑顔でいる人間の気持ちなど、 辰美には全く分からなかった。*]
(930) 2020/06/15(Mon) 19時半頃
|
|
[ ←─ 幕間 ←─ ]
(931) 2020/06/15(Mon) 19時半頃
|
|
── いっくんとあーちゃん3章 ──
トントントン。 包丁を動かすママの背中に、いっくんは話しかけます。
「あーちゃん、だいじょうぶかな」
ママは何も言いません。 聞こえなかったかな?もう一度話しかけてみます。
「あーちゃん、ケガしてるんだよ。だいじょうぶかな」
ママは何も言いません。 いっくんは、ママのエプロンの端を掴みました。 ママはようやく口を開きました。
(932) 2020/06/15(Mon) 19時半頃
|
|
「あの子と遊んじゃダメってママ言わなかった?」 「でもね」 「ママ頭痛いからちょっと休むね」
そう言って奥の部屋に引っ込んでしまいました。
少し経ってからパパが帰ってきました。 パパは、ママのいないキッチンを見て、 切っている途中で放置されたキュウリを見て、 疲れた顔をして溜息を吐きました。
深い深い溜息だったので、いっくんはその時 とても悪いことをしてしまったのだと気付きました。
(933) 2020/06/15(Mon) 19時半頃
|
|
「ちょっと向こう行ってろ」
いっくんは、ちらちらとパパの方を見ながら その言葉に従うしかありません。
途中、お兄ちゃんとすれ違って パパとママと同じような目でいっくんを見ました。
いっくんは何も言えませんでした。
(934) 2020/06/15(Mon) 19時半頃
|
|
次の日です。
「とおくにいきたい」
と、あーちゃんが言いました。いっくんも大賛成です!
二人で電車に乗ることにしました。 いっくんは自分で切手を買うのははじめてだし、 あーちゃんは電車に乗るのがはじめてです。
まず、バス停までたどり着かなければいけません。 バス停まで二人で歩いたところで もう二人は、結構疲れていました。
あーちゃんなんて、へとへとで、眠そうです。
(935) 2020/06/15(Mon) 19時半頃
|
|
着いた電車の駅は、人で溢れかえっていました。 忙しなく動く人の波が押し寄せて、 いっくんは動けなくなってしまいました。
あーちゃんは今にも眠ってしまいそうです。
「……かえる?」
あーちゃんは頷きました。 でもきっと、いっくんが何と言っても あーちゃんは頷いたと思います。
(936) 2020/06/15(Mon) 19時半頃
|
|
帰りのバスの中。うとうととしていたあーちゃんは ついに眠ってしまいました。
「あーちゃん」
返事はありません。ぐっすり眠っているのでしょう。 いっくんもあーちゃんに寄りかかりました。
あーちゃんは今日、ずっとひょこひょこ歩きでした。 多分、足が痛いんです。足も痛くしたんです。 あーちゃんが身動きすれば袖がずりおちて あーちゃんの、まだら色の肌が露になります。 それを見るたび、いっくんは泣きたくなります。
あーちゃんの家には悪魔が居ます。 悪魔の居る家に、今からいっくんは あーちゃんのことを送り出さなければいけません。
(937) 2020/06/15(Mon) 20時頃
|
|
悪魔とあーちゃんは 簡単にバイバイすることは出来ません。
いっくんも一つ一つ年を取って、 この世界の仕組みが分かってきました。 握りしめていたお金じゃ電車に乗れないことも 本当は、分かっていました。
(938) 2020/06/15(Mon) 20時頃
|
|
いっくんは、あーちゃんの手のひらが 何かを握りしめていることに気づきます。
そうっと手を開かせると、 あの日砕け散ったラムネの瓶から拾い上げた ビー玉があーちゃんの手のひらに収まっていました。
いっくんはまたあーちゃんに寄りかかって 夢を見るみたいに、目を閉じました。
「だいじょうぶだよ、あーちゃん」
そうです。 いっくんが居るので、あーちゃんは大丈夫です。
(939) 2020/06/15(Mon) 20時頃
|
|
いつか、ずっと遠くに行きたいね。
(940) 2020/06/15(Mon) 20時頃
|
|
めでたし、めでたし
(941) 2020/06/15(Mon) 20時頃
|
|
[ ─→ 閑話休題 ─→ ]
(942) 2020/06/15(Mon) 20時頃
|
|
── 現在:階段 ──
ごっめーん! おれこれ以上階段降りたら 死ぬ病に罹ってんだよなあ!
[ どんな病だよ。って、言われたのならば 甘んじてそのツッコミは受け止めるのだけれど。
もし颯真の心の声が聞こえたら、 実はちょー大食いだったとか?って言うだろう。 眼鏡の度は合ってます。>>831 ]
(943) 2020/06/15(Mon) 20時頃
|
|
えーヤバ、ちょ〜がんばってんじゃん? ゴチになりまぁす?
[ 奢りではない。と、分かってないので、 郁斗はどこまでも見当違いな言葉を発する。
それもまあ、状況説明されてしまえば>>833 もう言うことなんてなくなるけれど。 ]
ハア?外に出れない? なに言ってんのソーマ?
(944) 2020/06/15(Mon) 20時頃
|
|
[ どう考えても、ウソじゃない。 って雰囲気を醸し出しているのだから 郁斗はそれ以上、疑えなくなる。 ]
マ?……え?ヤバくねえ? 何始まんの?デスバトル? ガチでライオン解放される感じ?
[ 文化祭の装飾が突然現れて、 その上学校に閉じ込められた。 ってなると、漫画みたいな展開だって笑った。 ]
(945) 2020/06/15(Mon) 20時頃
|
|
うわわチョー重いんだけどお!? え、てかこれ一人で持ってたのお前! フツーにゴリラじゃん!
[ とは言え袋の半分を押し付けられたのなら 暢気に笑っていられなくもなる。
食べ物はともかく、飲み物がキツイ。 空想のデスバトルよりも 目の前の荷物運びの方が重要だ。 ]
(946) 2020/06/15(Mon) 20時頃
|
|
[ 重い、重い、と騒ぎながら階段を上る。 たぶん、ペットボトルを2、3本取り出して 颯真の袋に入れようとしたりした。
そういうバカ騒ぎは教室まで響くらしい。>>872 廊下までくれば、ひょい、と飛び出る顔。 ]
ズーミン!チョーちょーど良いとこに! 死ぬほど重いんだけどぉ! 腕ちぎれる!持って!
[ 手は……振れないので、 とりあえず大声でお願いしてみよう。 ]*
(947) 2020/06/15(Mon) 20時頃
|
|
[千夏ちゃんと腕を組む距離は気安い。 らぶらぶかっぷるのフリ、なんて、男子にお願いするよりずっと気楽。
千夏ちゃんのことは、体調を崩しやすい子という認識のクラスメート。 わたしなりに配慮はしていたけど、適切な対処方法まではわかっていない。 今は保健室の先生もいないし、無理はさせないようにしなきゃ、とは思う。]
いぇーい。 先に悲鳴を上げたほうが負けねー。
[>>923わくわくした気持ちで、一緒にお化け屋敷の闇の中へ。]
(948) 2020/06/15(Mon) 20時頃
|
|
[>>925二人で進んでいく。 はぐれないように、近くで歩みを揃えながら。
何かが目の前を動くような仕掛けがあったり、 音響もあって、けっこう手が込んでいたけど、 ちょっと、いやすごく物足りない。]
……そうだね。
[脅かし役がいない。あぁそのせいだ。 結局、どちらも悲鳴を上げることのない微妙な雰囲気のまま、黙々と進む。]
(949) 2020/06/15(Mon) 20時頃
|
|
わたしだったら、このへんで蜘蛛をカサカサさせるなぁ。 ここのスペースも勿体無いから、光る目玉を仕掛けて……。
[とうとうダメ出しを始めてしまう。]
……あ、これ呪いの人形だって。
[進んでいった先、台に置かれた人形を発見。 たぶんこれに近付いたら、隠れている脅かし役が飛び出してくるような気がするけど、 今はきっと不発に終わってしまうんだろうなぁと、しみじみ思いながら人形を手に取る。
すると、自重で人形の首がぼとりと落ちた。 ケタケタケタケタ……と不気味な笑い声が響く。]
……あはは。
[怖いというよりシュールさに、ちょっと笑ってしまった。*]
(950) 2020/06/15(Mon) 20時頃
|
|
―― 現在:教室 ――
[ ひょい、と覗いた廊下の先に、 クラスメイトの姿が2つ。>>947 なんだかやたらでかい荷物を持っている ]
なんだそれ!
[ 腕ちぎれる! という救助要請に、 誠香は慌てて教室を飛び出した。 どちらから受け取ろうかと 喜多仲と連城を見比べたけれど、 喜多仲がうるさいから選択の余地は割となかった。 喜多仲に手を差し出して、袋をひとつ引き受ければ、 うわ、と声が出た ]
なにこれおっも! 何これ? 食べ物と飲み物、だよな? こんなにどうすんの?
(951) 2020/06/15(Mon) 20時頃
|
|
[ あの日の和解? 仲直り? なし崩し? 以来、 喜多仲とは何もなかったようにやれている、と思う。 もう謝っちゃった、という抗議には>>507 聞かなかった! 僕は何も聞かなかった! 聞いてない! ってことで! と強引に主張し、 飴返せと言われれば>>508 ばりんとその場で開封して、1個だけ返すという 塩対応を貫いた。 だってほら、他はクラスメイトのみんなに配るので。 この飴高いよなあ。僕も滅多に買わない。 ゴチになりまあす。 そんな返事をした頃には 割といつもの空気に戻っていたと思う ]
(952) 2020/06/15(Mon) 20時頃
|
|
あのさー、 すっごく言いにくいんだけどさあ、
[ 重い袋を持って教室に向かいながら、 誠香は袋詰めの主らしい連城を見やる。 教室に入ると、ほら、と黒板を指さした。>>864
“ごはん、家庭科室に置いておきます”
誠香は、気の毒そうな顔をしている** ]
(953) 2020/06/15(Mon) 20時頃
|
CC レイは、メモを貼った。
2020/06/15(Mon) 20時半頃
|
──現在/保健室──
[ ガキじゃあるまいしさ。 だって。>>900
ガキと大人のはざまで、 ここにいるのは一体何だっていうんだろ。]
(954) 2020/06/15(Mon) 20時半頃
|
|
ガキでもいられなきゃ、 大人になれるかもわかんねえって、 はー、悲しいったらないね、俺たち。
[ 礼一郎は朝の会話を思い出して、>>0:265 やっぱりわははって笑うんだけどさ。
大人になったら何になるんだろ。 以前の話だったなあ、なんて。>>0:318
これは、友人の仏頂面も気にしない、 明るい礼一郎からの冗談だよ。]
(955) 2020/06/15(Mon) 20時半頃
|
|
[ そりゃ、冗談なんだから、 笑ってくれたらもっとうれしいけど。]
(956) 2020/06/15(Mon) 20時半頃
|
|
[ うんうん、気ぃつけな。>>902
なんでもない会話が続いて、 これからも続くと思ってた。
なのに、足元がふわふわして、 呼ばれ慣れた名前さえ、遠い。>>904]
(957) 2020/06/15(Mon) 20時半頃
|
|
……謝んじゃねーよ。
[ ──って、礼一郎は呻くように言った。
たぶん、その必要はなかったけれど、 だって、言いかけたのが聞こえた。>>910
その言葉は受け取れない。 礼一郎は受け取ってはいけない。
だって、誰がどう見ても悪いのは礼一郎だ。 他人に八つ当たりをして迷惑をかけている。]
(958) 2020/06/15(Mon) 20時半頃
|
|
悪いことをしたら謝りなさい。 ……って習わなかったか?
(959) 2020/06/15(Mon) 20時半頃
|
|
なあ、礼一郎。
(960) 2020/06/15(Mon) 20時半頃
|
|
…………ごめん。 ちょっと、驚いて……、 ごめん、大丈夫だから……ありがと。
[ さっきよりも静かに思える部屋の中、 礼一郎が絞り出したみたいな声が響く。
なんかあったら聞くから。 本当はその台詞、お互い様だろって、 サンキューって、笑って聞きたかったなあ。
あいにく、今の礼一郎にはできそうにない。]
(961) 2020/06/15(Mon) 20時半頃
|
|
[ 気を遣ってくれたんだろうか。
腹減った。なんて急なことを言う。>>912 礼一郎はといえば、 ちゃんと食べられるか不安になってきた。
作ってもらったごはんを、ちゃんと。 ちゃんと食べて、ちゃんと眠って、 正しく明日を迎えなければ。
毛布をこんもりと抱えて、 自分よりも大きくなった背を見て、歩く。]
(962) 2020/06/15(Mon) 20時半頃
|
|
──なあ、ユキ。 俺、ちゃんと普通に見えてる?
(963) 2020/06/15(Mon) 20時半頃
|
|
[ 3年8組の教室。
その扉の前に立つころには、 礼一郎はだいぶ落ち着いた様子で、 ひとつ確かめるように尋ねるだろう。*]
(964) 2020/06/15(Mon) 20時半頃
|
|
-- 現在/3年3組 --
[ 気楽に腕を組んで、れっつごーお化け屋敷。 勝負を挑まれれば、受けて立ちましょう。>>948 ]
じゃあ、負けたほうが、 うーん。うー、ん。 ……自分のいいところをプレゼンする!
[ 罰ゲームを提示する。 この罰ゲーム。恥ずかしくない? 千夏はやるとしたら、とっても恥ずかしい。 提案しておいてなんだけど、腕を組む力が少し強く。 紫織の反応を見上げながら、暗闇に潜る。 ]
(965) 2020/06/15(Mon) 20時半頃
|
|
[ 突然の音には、急にびくりと身体がするけど、 それ以外はなにも問題なく。>>949 ひとつの悲鳴もなく。つつがなく通路を往く。 ]
蜘蛛に、光る目玉…… 紫織ちゃんはとっても想像ゆたかだね。
[ ダメ出しには、そんな感想を零す。>>950 わ、呪いの人形?なあに、それ。 紫織がそれに近づいて、手を取る。 ]
(966) 2020/06/15(Mon) 20時半頃
|
|
[ ────ぼとり。 ケタケタケタケタケタ……………。 ]
……あはは。
[ シュールな笑いが暗闇をまばらに満たす。 落ちた首を拾って、紫織に手渡した。 ] なんだか。 違う楽しみ方をしちゃったね。 これもある意味、貴重な体験ってやつかも。。
本当の世界では、体験できなかったこと。 体験できてうれしい。 付き合ってくれてありがとう。
[ ふふ、とカーディガンの袖を口にあてて、 千夏はお礼をいって笑う。* ]
(967) 2020/06/15(Mon) 20時半頃
|
|
―― 回想 / ファミレス ――
だろ。 やるときゃやる男だぜ俺は。
[気持ちは分からんでもない、という>>764 礼一郎の呆れにも似た相槌に 俺は得意げに笑うだけだ]
(968) 2020/06/15(Mon) 21時頃
|
|
[>>967壊れたように笑い続ける人形に、2人して薄く笑って、 落ちた首を受け取り、台に戻しておきました。 ばいばい。来世はちゃんと繋がった人間として生まれるんだよ。
——ということで。 勝負はドローということに相成りました。
>>965自分のいいところをプレゼンする千夏ちゃん、見たかったな。 面接の自己PRかな?]
そうだね……こんな怖くないお化け屋敷、初めて。 ありがと、千夏ちゃん。
[カップルでもないし、吊り橋効果のドキドキもないけれど、 貴重な体験を共有できたのは、良いことだと思いましょう。]
(969) 2020/06/15(Mon) 21時頃
|
|
[レイレイコンビ。 礼儀正しい方のレイくん。 思い切りが良い方のレイくん。
中学の時の評価はそんな感じだっけ。
……な。分かりやすいだろ]
(970) 2020/06/15(Mon) 21時頃
|
|
ねー、千夏ちゃん。 おなかすいたね。
ここから帰りたい?
[閉じ込められてどれくらいの時間が経過しただろう。 食事は、家庭科室で作ってくれているらしいけれど。
この、文化祭もどきから帰りたいのか、 まだまだ楽しんでいたいのか、わたしはよくわからなかった。 千夏ちゃんはどうかなぁ。*]
(971) 2020/06/15(Mon) 21時頃
|
|
[そこから始まる礼一郎の述懐に 俺は静かに聞き入っていた。
それは、初めて聞く彼の本音だった。
ビビった。意味わかんない。不安。 並べられるのは礼儀正しい友人に相応しくない 否定的な言葉の数々だ>>767]
(972) 2020/06/15(Mon) 21時頃
|
|
[俺たちの仲だろ。 意味分かんないんだったら聞けよ。 言われたらフツーに答えたぜ。
――とても、そうは言えなかった。 こいつは、相手の引いたラインを 決して踏み越えようとしない 奥ゆかしい奴なんだ。……昔から、ずっと。
予防線を張った上で やっとのことで発された礼一郎の本音は、 彼がぎりぎりそのラインまで 歩み寄ってくれたことの証だ]
(973) 2020/06/15(Mon) 21時頃
|
|
[俺は、穏やかに礼一郎を見つめて]
そっか。
[にっ、と少年のように歯を見せて 男らしく笑ってみせた。昔みたいに]
(974) 2020/06/15(Mon) 21時頃
|
|
レイとふたりで会う時は、 今度からフツーの格好にするよ。
別に俺、女になりたいわけじゃねーし。 格好にこだわりがあるわけでもない。
[俺自身が自分の姿かたちに ごだわりを持っているわけではない。 周りの奴らが、俺の容姿にこだわっているだけだ]
(975) 2020/06/15(Mon) 21時頃
|
|
レイは、俺がどんな格好をしても 態度変えないしな。
[礼一郎の前でなら、 何も飾らないままの自分でいて良いと思えた。
――けどさ。 ガッコに男の格好で行く勇気は とてもじゃないけどまだ俺には持てないや]*
(976) 2020/06/15(Mon) 21時頃
|
CC レイは、メモを貼った。
2020/06/15(Mon) 21時頃
|
――現在/保健室――
[大事なパーツを一つ落としたらしい辰美としては 発展途上と信じたいところだけれど。>>954]
化けて出る前に成仏するか大人にならねえと。
[と、礼一郎の冗談を面白がるように辰美は言う。
本音を言うなら神様には 大事なパーツを取り落とさないように作ってほしかったし 中間の息苦しい地点なんてものは 元々設計に織り込まないでほしい。>>0:317
色々設計ミスなんじゃないの、と いつかの会話を思い出す。]
(977) 2020/06/15(Mon) 21時半頃
|
|
[例えば、こういう会話の運びにしてしまう 辰美自身のコミュニケーション能力とか。]
(978) 2020/06/15(Mon) 21時半頃
|
|
[大概、先に謝るのはれーくんの方だった。 家族に「謝れ」と言われてかは知らないが]
(979) 2020/06/15(Mon) 21時半頃
|
|
-- 現在/3年3組 --
[ 首は身体の上にのせられて、>>969 きっと息継ぎもない笑いは止まった。
勝負はドロー。 だあれも悲鳴はあげませんでした、とさ。 引き分けなので、どちらも罰ゲームを、 という展開には流石にならず。 ]
怖くないお化け屋敷は、 私たちに貴重な体験を与えてくれました。
[ なあんて。小学校の卒業式にあるやつ。 みんなで声を合わせるために、 棒読みな感じになるように千夏は言って。 ]
(980) 2020/06/15(Mon) 21時半頃
|
|
[ 示された道は、もうおしまい。 薄闇のなか、広めな場所に出る。 生還おめでとう!みたいなポップが見えるのは、 気のせいじゃない。 ]
おなか、すいたね。 もうそろそろ、もしかして、夕食の時間かな。
[ スマホに手を遣って、時間を確認。 8時50分はとうに昔。 もうお昼も過ぎて、午後になっていた。
突然に投げかけられた質問に、 千夏は瞬いた。 ]
(981) 2020/06/15(Mon) 21時半頃
|
|
[呻くような言葉が聞こえて 辰美は少しだけ息を飲んだ。>>958
そして、黙ってこくりと頷いた。
それから、投げかけた言葉に対しての返答を聞く>>961 それが果てして「ノー」の意味を含むのかさえ 辰美には理解できなかったけれど、
ただ、こう返した。]
(982) 2020/06/15(Mon) 21時半頃
|
|
うん?
[ なんでそんなこと聞くの? 不思議そうな顔をした千夏が、 紫織を見上げて首を傾ぐ。
それから、目が泳いで。>>971 ]
帰れない、と思う。 ……紫織ちゃんは帰りたい?*
(983) 2020/06/15(Mon) 21時半頃
|
|
謝んな。 嫌なら嫌って言っていいし 俺も、謝ってねえし。
[礼一郎が謝るべきところがどこなのか分からないし 先に踏み込んだのは辰美の方だ。
傷つけた方が傷ついた方に謝らせるのは 人として最低だ。 だから、辰美はそれだけきっぱりと言い返して、 歩き出した。]
(984) 2020/06/15(Mon) 21時半頃
|
|
[そこから少し、無言で、廊下を歩いていた。 外はやっぱりしんしんと雪が降っている。 傷ついた唇がやけにしみる。
……腹が減った。と、 まっとうなことを口にしてみた。 現金なもので言ってみれば減っているような気もした。]
(985) 2020/06/15(Mon) 21時半頃
|
|
[やがて三年八組の教室の傍に来て、 辰美は後ろから声をかけられて振り向いた。
小さな頃は辰美が礼一郎を見上げていたのに。
……こういう時って、どうすればいいんだっけ。
先ほどよりは落ち着いた様子で礼一郎が辰美に問う。 ほんの少し、答えに惑う。>>963]
(986) 2020/06/15(Mon) 21時半頃
|
|
[しっかりものの委員長。 いつも礼儀正しくて笑っている委員長。 阿東礼一郎ってそういう男。 ……無理すんなってさっき言っただろ、 そうも思うし、
お前はそうだよな、とも思うから答えに困る。]
(987) 2020/06/15(Mon) 21時半頃
|
|
…………だいじょーぶ。
[辰美は肯定した。 肯定に聞こえる答えを選んで、 実際には礼一郎の言葉を否定も肯定もしなかった。
ただほんの少しだけ頬を緩めて、 努めて穏やかな声音でそう言った。]*
(988) 2020/06/15(Mon) 21時半頃
|
|
―― 現在 / 屋上から教室へ ――
[生きている、という誠香の言葉に ひどく安堵した。>>850
それはそれとしてめっちゃ背中痛い。 むしろ身体の節々が痛い。 スカートから覗く俺の足がそれはもう 男らしく開いていたものだから、慌てて閉じた。
大丈夫。たぶん見られていない。たぶん]
(989) 2020/06/15(Mon) 21時半頃
|
|
痛いけど、だいじょうぶ。 ぴーすぴーす。
[健在を示すためにピースサイン。
……するも、 逆にむせて誠香に背中をさすられた。>>851 なさけねえ。
落ち着いたところで 不自然に誠香に視線を逸らされて、>>852 内心ちょっと首を傾げた。 なんか、誠香らしくもない仕草で]
(990) 2020/06/15(Mon) 21時半頃
|
|
[俺たちの間に 男女の機微とかそーいうの あるはずがなくって]
(991) 2020/06/15(Mon) 21時半頃
|
|
[――――ホントに?]
(992) 2020/06/15(Mon) 21時半頃
|
|
見事に成果ゼロですな。
[電波繋がるところを探そう作戦。見事に失敗。 戦果を上げられなかった敗残兵な俺たちは トボトボと教室の帰路へと就くのだった]
……だな。俺も腹減った。疲れた。
[誠香に向かって、にへらと笑い返した>>854]*
(993) 2020/06/15(Mon) 21時半頃
|
|
――現在:階段――
そんな病気あるかァ! じゃあお前これから一生ここの2階から上で過ごせよな!
[ 謎の奇病を主張された>>943のでツッコミ交じりでそう言い返した。 もし昇降口が開いたとしても帰れないじゃんざまあ!とまでは言わないが。]
そ、そーだよちょー頑張ってんだよ! だから手伝えっての!
[ ゴチ、という言葉>>944にお金は払ってないことを思い出したが、いや俺悪くねーし、 と心の中で言い訳しつつ頑張ってるの方だけ肯定した。]
(994) 2020/06/15(Mon) 21時半頃
|
CC レイは、メモを貼った。
2020/06/15(Mon) 21時半頃
|
マ。だからヤベーんだって。 はあ?デスバトル?ライオン?何言ってんの? いや、昇降口と窓際がホラーなのは知ってっけど、ライオンはいねーだろ。 ……え、いねーんだよな?
[ マジなこととヤバイことには頷いたが、デスバトルだのライオンだの>>945という言葉には首を傾げる。 しかし、話すうちに、こんだけ変なことが起こってるんだからライオンもあり得る……のか?と不安になって一応聞き返してみた。 相手が回答を知ってるかどうかは置いといて。]
(995) 2020/06/15(Mon) 21時半頃
|
|
ゴリラじゃねーし! だって往復すんのもめんどくせし、1度に運ばねえとと思って! ちょーがんばったんですう! だからもっと俺を褒めろ!崇めろ!奉れー!
[ 袋を押し付けるとゴリラ認定>>946されたので反論しつつ、足を教室に向ける。 それからぎゃいぎゃい騒いだりふざけたりしつつ荷物を運んだ。 尚、ペットボトルの押し付け>>947は辛うじて阻止した。]
(996) 2020/06/15(Mon) 21時半頃
|
|
お、誠香ちゃんやっほー! コレ、ちょっとだけでも持ってくれると助かるー!
[ 廊下に顔を出した誠香に、手を振……れはしないが、そう声をかけて協力要請。 相手は女の子だし袋まるごととは言わないが、飲み物2、3本でも持って貰えれば助かると思って。 まあ誠香は郁斗の方から袋を受け取っていたが、そこは仕方ない。隣の方がうるさいし、元々こんだけ持ってきたのは俺だし。]
え?だってなんか閉じ込められたっぽいんでしょ? そろそろお腹すくだろうし必要じゃね?
[ こんなにどうすんの、とのお言葉>>951にきょとんとしつつそう聞く。 すっごい言いにくい?え?何を?と疑問符を浮かべつつ、袋を持って教室に入り、誠香に指さされた>>953黒板を見た。]
(997) 2020/06/15(Mon) 21時半頃
|
|
なん……だと……っ!?
[ そしてその場に崩れ落ちた。 ガッテム。なんてこったい。 あ、崩れ落ちながらもパンとか潰さないようにそっと袋を床に置くという配慮はしてます。]
べっ……別にいいし……夜とか、小腹が空いた時とか……なんかそのうち食ってくれりゃいいし……
[ 苦労が完全に無駄になったわけではないと言い聞かせながらぽつぽつ呟いた。 べつにいじけたりすねたりしてない。たぶん*]
(998) 2020/06/15(Mon) 21時半頃
|
架空惑星 レンは、メモを貼った。
2020/06/15(Mon) 22時頃
|
―― 現在 / 教室 ――
[戻ってきた教室の黒板には 新情報がぎっしり。>>864
どうやら皆めいめいに校内探索をしていたらしい。
むかし図書館で読んだ ホラー漫画の一場面を思い出して、 俺はちょっとだけ肩を震わせた]
(999) 2020/06/15(Mon) 22時頃
|
|
[学校ごと異世界へ飛ばされて、 クラスメイトみんなで協力して 元の世界に戻ろうとした主人公たち。
結局最後まで元の世界に戻れないまま、 物語の幕は閉じてしまった。
嫌な予感を追い払うため、俺は首を振る]
(1000) 2020/06/15(Mon) 22時頃
|
|
せっかく買ったコンビニ飯、腐っちまうし。 俺は早めに食い始めとくわ。
[ごはんどうしよ、という誠香の声が聞こえて>>865 俺は鞄から取り出したコンビニおにぎりを齧りだす。
――そんなときだっただろう。 大量の食糧を持って颯真と郁斗が 教室に戻ってきたのは]
(1001) 2020/06/15(Mon) 22時頃
|
|
まあまあ。 食料が多いに越したことないだろ。 いつここから出られるか分からないし。
[コンビニ飯をいただきながら、 一応友人として、崩れ落ちる颯真に>>998 フォローを入れておいた]*
(1002) 2020/06/15(Mon) 22時頃
|
|
── 回想:笑顔の気持ち ──
[ “無理矢理笑うたつみん”って玩具があるなら>>929 たぶん、郁斗は喜んで買う。 そして爆笑で息が出来なくなる。と思う。
もちろん、そんな玩具は発売されないし 今だって玩具にしている訳ではない。 真剣です。本当です。 ]
え〜〜〜?
[ 楽しいから笑う。>>930って、言われて 不満そうな声が口から伸びていく。 ]
(1003) 2020/06/15(Mon) 22時頃
|
|
楽しいから笑う。んだったらさァ、 いっつも笑わないたつみんは いっつも楽しくないの?って話になるくなぁい?
[ なるくなくっても、なる。 って前提で郁斗は言葉を続ける。 ]
おれ、ケッコーたつみん楽しそうに見えるよ。 いっちーと話してるときとか、 レイくんと話してるときとかア? 笑ってなくてもさあ、フツーに。
(1004) 2020/06/15(Mon) 22時頃
|
|
逆に楽しくなくってもさ〜、 マジで人って笑うんだよ?超逆にね。
悲しくても笑ったりー、 ムカついてても笑ったりぃ? あと辛い時に無理やり笑ってみたりするよ。
たつみん、知らなかったあ?
[ (笑)。って語尾に付けて 喜多仲郁斗は幸俊の顔をのぞき込む。 ]
(1005) 2020/06/15(Mon) 22時頃
|
|
ま!そ〜ゆ〜ことも含めてさァ、 考えてみてよ。たつみんも!
ずっと笑顔でいる人の、気持ち?ってか? コイツが今何考えるんだろうな〜とか?
[ こいつ、って指さすのは台本の中 微笑みを絶やさない案内人の名前。 ]
そしたら案外笑えるかもしんねーじゃん?
(1006) 2020/06/15(Mon) 22時頃
|
|
[ 脚本なりのアドバイス?をしたところで、 あ。と思い出したように付け足す。 ]
ちなみに「何考えてるか」に対して 答えはありませ〜ん!おつ!!
[ 要は「おれ考えてないから、明確な答えが欲しいなら たつみんが考えてね!」ってことである。 ]*
(1007) 2020/06/15(Mon) 22時頃
|
|
-- 回想/揃いの衣装 --
[ 何気なく声を出した応えに、>>675 千夏はちょっぴりびっくりしたのだ。 ]
……そっかあ。楽しい、か。 一人でするよりも作業進むなら何より、何より。
[ ふふ、と笑いが漏れて、 きっとそれで生地がたわんだ。>>676 楽しいという単語が千夏自身に結び付かなかったし、 美術品の彫刻みたいな人間が、 それを言うとも想像つかなくて。びっくり。 ]
(1008) 2020/06/15(Mon) 22時頃
|
|
[ 後ろを振り返って、差し出した衣装。 それはふわりと宙を飛んで。 怜の腕が袖を通る。 ]
わ。 ……うん。似合う。
[ やり直すよ、という言葉をいう隙も無くて。 千夏作のちょっぴりたわんだベストは怜のものとなる。 出来は、千夏的には27点くらいなのだけど、 似合う人間が着れば、 きっとどうとでも見れるようになるだろう。 ]
(1009) 2020/06/15(Mon) 22時頃
|
|
[ 夕日の中、弧を描く唇が綺麗で。>>677 ]
(1010) 2020/06/15(Mon) 22時頃
|
|
[ 急に動いた手をぎゅうと握りながら、 千夏はこくこくと頷く。>>678 ]
好き、行く。行きたい。
[ このナリでも、と聞けば。 そっか、声はおとこのこだし、と考える。 ]
私でもよかったら、一緒に行こう。 あそこのブランドの新作のチークが見たいんだ。 氷室くんはさ、……
[ なんて、メイク関連の話をしながら、 みんなのふりふりを一生懸命作った。 千夏でもすこしは役に立てるんだって。
楽しかったよ。本当に。* ]
(1011) 2020/06/15(Mon) 22時頃
|
|
[お化け屋敷の出口のところにアンケートがあったので、 ご意見・ご感想をお書きください という欄に、 「光る目玉とか配置してください」と書き入れて、 箱に投函しておいた。
死と恐怖に満ちた館から命からがら逃げ出して、生還の証の光を浴びる。 無事に帰れました。めでたしめでたし。
……ということで、]
(1012) 2020/06/15(Mon) 22時頃
|
|
帰れない、なんてことはないんじゃない?
[>>983こうしてお化け屋敷を抜けたように、 この校舎からもやがて帰れるとは思っている。 いつになるかはわからないけど。
生憎、わたしはここが精神世界だとか、 誰かの頭の中だとか、そういう事例の話だとか、 誰ともその話をしていないから、確信があるわけではない。 だからなんとなく楽観的なだけ。]
(1013) 2020/06/15(Mon) 22時頃
|
|
帰りたいよ。うん。 外に出て雪遊びしたいし、家のベッドで寝たいし。 SNSもやらないとなぁ……。
[外への未練があるので。 焦ってはいないけど、帰りたいんだ、という意思表示をする。]
(1014) 2020/06/15(Mon) 22時頃
|
|
[あ、ごめん嘘だ。*]
(1015) 2020/06/15(Mon) 22時頃
|
|
──現在──
[ 化けて出るなら誰の枕元に立とうか。 下らないもしもを一瞬考えた。>>977 そんな冗談を続けられた瞬間までは。
辰美はうなずいた。>>982 たぶん、礼一郎が望んだからだ。
曖昧な返答に降ってきた言葉は、>>984 礼一郎の想定したものではなかったが、]
……わかった。
[ ──ごめん。って付け足すのを堪えた。]
(1016) 2020/06/15(Mon) 22時頃
|
|
[ 嫌なんじゃない。とは言わなかった。
ただただ礼一郎は恥ずかしかった。 目撃されたことが恐ろしかっただけだが、 嫌と嫌じゃないに分別するなら、 それはどちらの箱に入るんだろう。
……礼一郎にはちょっとわからない。]
(1017) 2020/06/15(Mon) 22時頃
|
|
[ 「 だいじょーぶ 」 ──って、静かに与えられた言葉は、 礼一郎にただ寄り添うみたいだ。>>988
向けられた穏やかな目と声音に、 少なくとも礼一郎は、 ゆっくり息を吸って、それから吐いて、]
……サンキュー。
[ だいじょーぶ。ってふうに、 礼一郎らしく、教室に入っていける。*]
(1018) 2020/06/15(Mon) 22時頃
|
|
──現在/3年8組──
……毛布が通るぞーっ と、
[ そんなことを言いながら、 礼一郎は欠席者の机の上、 運んできた毛布を重ねただろう。
今度こそ黒板に有益な情報を書くのだ。 それから、家庭科室に行ってみよう。
ひとつひとつ、 次にすることを思い浮かべながら。*]
(1019) 2020/06/15(Mon) 22時半頃
|
|
―― 現在:教室 ――
[ 案の定、連城は崩れ落ちた。>>998 無理もない。 ものすごく重かったし。ご苦労様です ]
……ま、まあまあ。 氷室もここで食べてるしさ、別に、家庭科室行かずに、 ここでこれ食べるのも全然ありだよ。うん。 氷室もさ、もうちょっと入るよな? 僕はお弁当持ってきてるけど。
[ 最後の一言は余計だったかもしれない ]
(1020) 2020/06/15(Mon) 22時半頃
|
|
家庭科室行こうかと思ってたけど、 みんながここで食べるなら、 僕もここで食べちゃおうかな。
[ そんなことを言いながら、ちょっと思案する。 ここで食べてしまったら、せっかく用意してくれている、 家庭科室のご飯が無駄になる? でも、崩れ落ちている連城も哀れだ。 というか、いじけてますよね。すねてるよね ]
まあまあ、連城。 飴でも食べる? 朝あげたのと同じだけど。
[ 慰めになるようなアイテムなんて、 はちみつキャンディーくらいしか心当たりがない。 労いのキャンディーを進呈しておいた ]
(1021) 2020/06/15(Mon) 22時半頃
|
|
[ 結局誠香は、様子を見ていない家庭科室より、 目先のいじけてるクラスメイトを慰める方をとった。 鞄からお弁当を取り出して、 扉が開く音に顔を上げる>>1018 ]
あ、阿東と辰美、おかえり。 うわ。
[ 兄にどことなく雰囲気が似ている委員長のことは、 少し苦手だけれど、 わかりやすく苦手ですなんて雰囲気は出していないし、 苦手意識に気づかれてるなんて思っていない。 運び込まれる毛布に、目を丸くした* ]
(1022) 2020/06/15(Mon) 22時半頃
|
|
―― 回想 / 衣装づくり ――
ふふ、ありがとな。
[早未に似合ってる、と言われれば素直に嬉しかった。 自分の考えた衣装だから、余計に。>>1009
西日の差し込む教室にふたりきり。 机の群れと、ふたりの影が 教室の床に長く長く伸びてゆく。
夕陽のチークに赤く彩られた早未の顔を 近くで見遣れば、どきりとするほど綺麗だと思う。 そういえば、こんなにまじまじと近くで 早未の顔を見たことがなかった]
(1023) 2020/06/15(Mon) 22時半頃
|
|
[存外に、彼女が声を弾ませて「行く」と>>1011 繰り返すものだから、俺も嬉しくなってしまった]
じゃあ、来週の日曜。 駅の改札前で待ち合わせるのはどうだ?
[スマホのスケジュールを立ち上げて 「早未とお買い物」と予定を打ち込んでおく。 楽しみな予定が、増えた]
(1024) 2020/06/15(Mon) 22時半頃
|
|
[女装も悪くないって、 そのときは――文化祭前は、思っていたんだ。
見た目を女にしたから、女友達ができた。 楽しい予定も入った。 これ以上なにを望もうか。
俺が女の格好をしていれば、 きっと誰も悲しませないはずなんだ]
(1025) 2020/06/15(Mon) 22時半頃
|
|
[そのときの俺は、礼一郎の本音を知らなかった]
(1026) 2020/06/15(Mon) 22時半頃
|
|
-- 現在/3年3組前 --
[ 紫織がアンケートにボールペンを走らせるのを見て、 千夏も感想を書いてみる。 「急の大きな音は心臓によくないです。」投函。
命からがら逃げだした涼しい顔の生還者たちは、 お化け屋敷の入り口で話し始める。>>1012 ]
……うーん。 精神世界って、知ってる?
[ 阿東のように千夏は説明は得意ではないけど。 知ってることを話す。 ここは。しにかけの。だれかの。あたまのなか。 めいびー。 ]
(1027) 2020/06/15(Mon) 22時半頃
|
|
[きっと、それから 俺と早未は幾度か化粧品の物色へと繰り出しただろう。
気楽に休日に買い物へ出かける仲の 女友達ができたことが嬉しくって、 学校でも新作の化粧品の話題で盛り上がって。
楽しい学校生活を、俺は送っているはずだったんだ]*
(1028) 2020/06/15(Mon) 22時半頃
|
|
紫織ちゃんはきっと帰れるよ。 SNSじゃなくて、勉強、してほしいけど……。
[ 未来への道が君にはあるんだからさ、>>1014 みたいないいかたで千夏は嗜める。 進学しないとか、芸大だとか、思いつかないから、 当たり前に大学に行くもんだ、って思っている。* ]
(1029) 2020/06/15(Mon) 22時半頃
|
|
――回想:意味深なアドバイス――
……んだよ
[回答を提出したら喜多仲に不満げにされた。 文句あるのかよ、と、 二回目を繰り返しそうになる。
それ以上の答えが思い当たらない辰美は おとなしく喜多仲の問いに耳を傾けた。>>1004]
……それは。
[いつも笑わないお前は楽しくないのか。勿論、違う。 友人と話している時の自分を思い浮かべて口ごもる。 けれども、自分が笑えないのもまた事実だった。]
(1030) 2020/06/15(Mon) 22時半頃
|
|
楽しくなくても、 悲しくても、ムカついても…… 辛くても……?
んだよ、それ。 無理してんじゃん。……嘘みてえなもんじゃん。
[そういう嘘をついている人間を一人知っている。
だから辰美はぎょっとした様子で言いよどみ、>>1006 喜多仲の眼鏡の奥の目をのぞき込むようにじっと見た。]
(1031) 2020/06/15(Mon) 22時半頃
|
CC レイは、メモを貼った。
2020/06/15(Mon) 22時半頃
|
…………知ってたけど …………わかんねぇよ
[「知らなかったの」と聞かれて白旗一つ。
人間の感情の機微に関しては、 喜多仲の方がきっとずっと詳しいのだろう。]
(1032) 2020/06/15(Mon) 22時半頃
|
|
わかったよ。色々、あんだな。 考えてみる。
[なんだか諭されてしまったみたいだ、と ふざけているようでいて 真っ当なアドバイスをくれる喜多仲に 辰美は珍しく素直に頷いた。
台本の中の案内人。その台詞を見下ろす。 こいつの気持ちがわかれば、笑えるようになるのか。
神妙な気持ちになったところで]
(1033) 2020/06/15(Mon) 22時半頃
|
|
……ああ……?
ねえのかよ! 作者!
[思い出したように付け足された答えに 思わず辰美は「ふざけんな」と返したとか。
――――その後、 無事紳士の気持ちを理解できたのかどうかは また、別の話。*]
(1034) 2020/06/15(Mon) 22時半頃
|
|
[「じゃあ、お前はなんでいつも笑ってんの」って ……それは、聞きそびれた。*]
(1035) 2020/06/15(Mon) 22時半頃
|
|
── 現在:教室 ──
あ〜助かるちょ〜助かる。 ズーミン神じゃん。最高。 てかズーミン神って居そう逆に。 その辺の地方で奉ってそ〜!!
[ 袋が一つ手元からなくなっていって>>951 それに釣られるように口も軽くなる。
ズーミン最高。ズーミンを崇めよ。 え?喧嘩?>>925んなことしたっけ(笑) ]
(1036) 2020/06/15(Mon) 22時半頃
|
|
[ 感謝していたら、何やら申し訳なさそうな ……というか、言いにくそうな顔をして 誠香は黒板を指さしたので、見る。>>953
“ごはん、家庭科室に置いておきます”。>>864 ]
ハア!?ちょっとオマエ、ソーマぁ!?
[ 瞬間キレた郁斗は悪くない。と思う。 そして多分、颯真も悪くない。 ちなみに家庭科室組も悪くない。はずだ。 ]
(1037) 2020/06/15(Mon) 22時半頃
|
|
[ 盛大にどついてやろうと思ったけれど、 その場で崩れ落ちられたので叶わない。>>998
ので。崩れ落ちた颯真の上に座る。 袋の中のペットボトルを勝手に飲みながら。 ]
哀れだわー。チョー哀れだわ。 同情してチョー泣ける。
[ あ、全体重は預けてない。流石に。 おれ、優しいからね。 ]
(1038) 2020/06/15(Mon) 22時半頃
|
|
あっ、はーいはーい! 今の発言は不適切だと思いまぁす!
いつ出られるか分かんないとかさァ、 チョー不穏過ぎねぇ?レイくん。 不穏だと思いま〜す!
[ そのままか、颯真に起き上がられたか。 まあどっちにしたって怜の発言>>1002に手を挙げた。 ]
(1039) 2020/06/15(Mon) 22時半頃
|
|
[ よく分からない校舎の中でも このクラスメイトは女装を続けてるみたいだ。 いつも通り。変わらずに。
流石に始めて見たときはびっくりした。 「ハア!?レイくん、どうした! チョー可愛いじゃん!おっぱいねーけど!」 ゲラゲラゲラ……(以下略)。ってね。
内心どう思ってたかって、ウケる(笑)だよ。 超絶イケメンが女装男子になるんだから、 それ以外なくね?って、郁斗は思う。 ]
(1040) 2020/06/15(Mon) 22時半頃
|
|
[ 教室前あたりでわちゃわちゃやってたら 今度は毛布が運ばれてくる。>>1019 ]
あ〜マジでお泊り会じゃん! ヤバくね?楽しくなってきた!
[ やべーな、って言いながら たぶん郁斗は、教室に入るだろう。 ]*
(1041) 2020/06/15(Mon) 22時半頃
|
|
――現在/教室へ――
[赤本の問題のように正解があれば きっと、一番よかったんだろうが、 辰美にも誰にもそれは見えていないので 何とも言えない空気の中、廊下を進んだ。
「大丈夫」。 別にいつものお前じゃなくても。
「大丈夫」。 いつも通りに見えてるから。
あいまいに濁した答えを聞いて、 礼一郎がゆっくり息をする。>>1018]
(1042) 2020/06/15(Mon) 22時半頃
|
|
……ん。
[辰美は頷いて礼一郎と一緒に教室に入っていった。
雪のしんしんと降る気配は、そこでいったん途切れる。]
(1043) 2020/06/15(Mon) 22時半頃
|
|
ただいま、ふくずみ。>>1022 ……そーまは何いじけてんだ
[まず辰美の第一声はそれだった。
応えてくれる人がいるとも限らないので、 置かれた購買のメシをわき目に、 とりあえず持ってきたシーツを 空いている座席に置くことにした。]*
(1044) 2020/06/15(Mon) 22時半頃
|
|
-- 回想/本番前 --
[ 夏美にオレンジ色のチークをそおっと乗せて。 夏美ちゃん、おわりだよ、と千夏は声を掛けた。
次に取り掛かるのは、颯真だ。 ]
ようやく本番だね。
[ 楽しみだねー、そんなテンションで話しかけ。 そこに座って、といつかのように指示する。 千夏は颯真の顔をじと見詰めて。 なんだか変だな、と千夏は思う。 なんでだろう。>>487>>754 ]
(1045) 2020/06/15(Mon) 22時半頃
|
|
[ 一瞬眼鏡がないせいかなと思った。けど。] ……隈、できてない? そんなにコンタクト怖かった……?
[ なんだか顔色が悪いようにみえて、親近感。 と思ったのを千夏は打ち消す。 どうしてかな、と思ってでてきたのは、そんな理由。 あっ、台本を必死におさらいしてた?と付け足す。 大丈夫だよ。>>486 コンタクトでわーわー騒ぐとはそこまで思ってない。 ]
(1046) 2020/06/15(Mon) 22時半頃
|
|
[ 千夏は、すこぉし真剣な顔。 ]
あんまり無理しないでね。 本番、がんばってね。応援してる。
[ 隈は千夏の見間違いかも。 でも、本当にあったとしても、 おんなのこのコンシーラーはすごいので。 心配しないでください。* ]
(1047) 2020/06/15(Mon) 22時半頃
|
|
[ 七星夏美のことを、 なっちゃん、と、あたしは呼ぶ。 ]
(1048) 2020/06/15(Mon) 22時半頃
|
|
―― 現在 / 教室 ――
ふとん?
[礼一郎と辰美が持ってきた 毛布とシーツの山を見て>>1019>>1044 俺はカタコトのような発音で単語を発音した]
もしかして、教室で寝るのか。 ……みんなで。お泊り会?
[俺は、いつになく声色固く言葉を発する]
(1049) 2020/06/15(Mon) 22時半頃
|
|
[文化祭の飾り残る校舎で。寝る。
いやだ、と強く思った。 気分が悪い、と吐き気を覚えた。 御免被る、と逃げ出したかった。
チークで誤魔化せているといいと思う。 だってこんなに、頬が冷たい]
(1050) 2020/06/15(Mon) 22時半頃
|
|
[――――あの出来事を思い出しそうで]
(1051) 2020/06/15(Mon) 22時半頃
|
|
[俺は表情を硬くして、 ご飯を食べる手も止めて。 積まれてゆく毛布とシーツを見つめていただろう]*
(1052) 2020/06/15(Mon) 22時半頃
|
|
「 ちなつちゃん? 」
(1053) 2020/06/15(Mon) 22時半頃
|
|
─── にんげん もどき ───
[ って、呼んでた。 八組、というコミュニティができてすぐのことで。 なっちゃんとおなじポニーテイルで、 あたしは"ちなつちゃん"を見下ろしている。
多分、体育の時間の、終わりだった。 みんな更衣室に戻るそのとき、その子は日陰にいた。 見学、してたのかな。わからない。 たまたま流れから外れてたのかもしれない。 ]
(1054) 2020/06/15(Mon) 22時半頃
|
|
[ "にんげん"から 取り残されているようだった。
……と言うのは、言い過ぎ? ]
(1055) 2020/06/15(Mon) 22時半頃
|
|
[ その、とても細い子。折れてしまいそうな子。 あたしと同じぐらいの制服すら、 バランスが悪く見えそうな子。
早未千夏 という名前だけ知っていた。 うそ。漢字だけ覚えていた。 あたしが最初に覚えたのは、"なっちゃん"だ。 七星夏美。おんなじ漢字。夏ってことば。
だから、今思えば失礼だけれど、 あたしは ちか、じゃなくて 最初、ちなつ、って読んでた。 ]
(1056) 2020/06/15(Mon) 22時半頃
|
|
どうしたの?
[ あたしは人波の中から、 ……ほんと、理由らしい理由も 思い出そうとしたところで、わからないけど、 声をかけてた。ちなつちゃん、って。
読みを間違ったまま。 ]
(1057) 2020/06/15(Mon) 22時半頃
|
|
[ 何か事情があるんだろうか、と。
想像とか妄想するに充分なその子の様子は、 あたし、という その辺のにんげん から、離れたような、 その佇まいは、 ]
(1058) 2020/06/15(Mon) 22時半頃
|
|
[ ただのにんげんでしかない あたしから見て、 うつくしくすら あった。 ]
(1059) 2020/06/15(Mon) 23時頃
|
|
失礼でしょ。知ってる。 だから言わないよ、直接。
(1060) 2020/06/15(Mon) 23時頃
|
|
[ ……とは、内緒のはなし。 表のあたしは、その子が、 なんだかしんどそうに見えてた、気がするので。
平均タイムの走りで買った水と、 汗をかいたときによく飲みがちな、 あまい健康飲料を差し出している。
戻ってからも、その子はいた。きっと。 ]
(1061) 2020/06/15(Mon) 23時頃
|
|
――現在/教室――
……?
[辰美は不思議そうに首を傾げた。>>1049 やけに固い氷室の言葉を受けて、だ。]
出られないんだから仕方ねえだろ。
[それとも、音楽室か別の部屋で寝るか、 と言いかけて]
(1062) 2020/06/15(Mon) 23時頃
|
|
……んだよ。変な顔。
[その表情に違和感を覚えて 彼がむくれた時そうするように 実際につつくわけではないが手を伸ばした。]
[傷だらけの男の手を。]*
(1063) 2020/06/15(Mon) 23時頃
|
|
[ どちらでも、お好きなものをどうぞ。 フツーのにんげんは、にんげんから離れたような、 "ちなつちゃん" を、見ていた。
ほんとの名前を知ったのも、多分、その時。 次の授業に遅れたのも、今となっては、 良い……良い?思い出かもね。多分ね。 ]*
(1064) 2020/06/15(Mon) 23時頃
|
|
―― 現在:教室 ――
[ 机の上に置かれる毛布とシーツ。>>1019>>1044 お泊り会とはしゃぐ喜多仲。 誠香は目を丸くして、 そして、そうか、泊まるのかと納得した ]
そっか……そうだよな。 出られないんなら、泊まることになるんだよな。 考えてなかった。
[ 再現された文化祭に、出られない校舎。 なんとなく、時間が止まったような感覚でいた。 だけど、おなかはすくし眠くなるのだ。 今日は、この校舎で夜を明かすのだ ]
(1065) 2020/06/15(Mon) 23時頃
|
|
連城と喜多仲が、この袋を運んできた。
[ 怪訝そうな辰美に、食べ物飲み物ぎっしりの 袋たちを示す。 それから、黒板の文字を示して、 重々しく頷いた ]
毛布とシーツ運搬お疲れ様。 そういうわけで飲み物もいっぱいあるみたいだから ……飲めば?
[ その方が連城だって報われるだろう。 そんなことを考えていたら、硬い声がする。>>1049 硬い声で言うようなことか? 内容と声音の硬さに違和感を覚えて振り向いた ]
氷室? どうかした?
[ 声と同じように硬い表情に首を傾げる* ]
(1066) 2020/06/15(Mon) 23時頃
|
|
いつも通りの礼一郎は、 ちゃんと、人間に見えてた?
(1067) 2020/06/15(Mon) 23時頃
|
|
──現在/教室──
おー、福住。ただいま。
……あー、 ソーマ、ありがとな。 夜食にするよ、ほら。 夜中にみんなで菓子パン食おう。
[ 食べ物を粗末にしてはいけないからね。
……礼一郎はいつも通り笑えてたんだろか。 大丈夫だよ。おおよそのところはね。
七星どこ行ったかなあとか、 連城に悪いことをしたなあとか、 愛宮と綿津見の料理のこととか、 いつも通り、勝手に気を揉んでいる。]
(1068) 2020/06/15(Mon) 23時頃
|
|
[ 黒板のほうに歩み寄ってって、 今度こそチョークを手に取る。
礼一郎の字は別に整っていない。 サイズだけは均等で、ひどい癖はない。 ああ男の子の字だね。そんな文字を、 余っているスペースにちょこっと書き足す。]
(1069) 2020/06/15(Mon) 23時頃
|
|
職員室 無人 (準備室にも若林先生いない) 固定電話 駄目そう
窓から下見ると高すぎてちょーヤバイ ↑ わからん
ごはん、家庭科室に置いておきます 着替え→保健室にある 保健室→ベッド5台 昇降口にインク 出られない
体育館に舞台のセットがあります。 8組の作ったのにそっくり。
4階ができている。3階とそっくり。 違いは赤のインクが飛び散ってること。 屋上は猛吹雪。危険。ドア前も圏外。 屋上鍵は教卓の上にあるけど、鍵開いてます。
(1070) 2020/06/15(Mon) 23時頃
|
|
[ 思ったより書くことなかったです(笑)]
(1071) 2020/06/15(Mon) 23時頃
|
|
……あー、俺、 家庭科室の飯食わせてもらってくるわ。
[ 黒板の前でくるりと体を反転させた。
もう黒板にこだわるのはやめよう。 そう内心で誓って、教室を見回して、
一緒に行くやついる? って、 念のため聞いて教室を出ようとしたのだ。]
(1072) 2020/06/15(Mon) 23時頃
|
|
──…… ?
[ いつもよりうんと人数の少ない教室。 それでもそこそこ声が飛び交う中、
礼一郎は教室の前に立って、 硬い表情浮かべた友人と、>>1052 それに手を伸ばすまた別の友人>>1063を見た。*]
(1073) 2020/06/15(Mon) 23時頃
|
|
[伸ばされた辰美の手のひらが あの日の男たちの汚い手を思い出させた]
(1074) 2020/06/15(Mon) 23時頃
|
|
―― 現在 / 教室 ――
……やめろ!
[俺は、怯えたように叫んで 辰美の手をはたき落とした>>1063]
近付くな。俺に……近付くな! もうやめてくれ。お願いだよ。 俺が何をしたっていうんだよ……。やめて。
[顔面を蒼白にして、身体をがたがたと震わせ、 弾かれたように教室から逃げ出した]
(1075) 2020/06/15(Mon) 23時頃
|
|
[その声音は、 明らかに辰美に対し発されたものではなかった。 ――――なにかに、うなされるように]
(1076) 2020/06/15(Mon) 23時頃
|
|
[男子トイレへと駆け込むと、 洗面台に思い切り吐瀉物をぶちまける。 えずき、嗚咽を漏らし、蛇口を握る指先を震わせる]
……うっ、うううう。
[トイレの外からは、 陽気な文化祭のメロディが 狂ったように鳴り響いていた]
(1077) 2020/06/15(Mon) 23時頃
|
|
[下卑た男たちの嘲笑が、そのメロディに重なる]*
(1078) 2020/06/15(Mon) 23時頃
|
師範棋士 千早は、メモを貼った。
2020/06/15(Mon) 23時頃
|
――教室――
なるほどな……… おつかれ。
[うるさいコンビが 食べ物飲み物ぎっしりの袋を運んできたらしい。 家庭科室で用意されている料理のことも知らず。
福住の説明にすべてを理解し、>>1006 辰美は頷いて、後で茶をもらおうかなと考える。
――それから。]
(1079) 2020/06/15(Mon) 23時頃
|
|
……っ?!
[黒板に書き加えられた礼一郎の文字を見る前に 辰美の手が叩き落とされた。 目を丸くして見つめた先の氷室は、 ただならぬ様子で、”何か”に怯えている。>>1075]
んだよ
何、が
[ああ、今日はおかしなことばかりだ。 昇降口といい、保健室でのことといい、 …………氷室といい。]
(1080) 2020/06/15(Mon) 23時頃
|
|
――どこ行くんだよ! おい!
[それは恫喝のようにも聞こえただろう。 下卑た男の叫び声にも、 もしかしたら聞こえたかもしれない。 辰美は慌てて、氷室の後を追って走り出した*]
(1081) 2020/06/15(Mon) 23時頃
|
|
――現在:教室――
ウッ……怜ちゃんも誠香ちゃんもありがとお…… 飴食べる……
[ あまりの衝撃に崩れ落ちてたら、怜と誠香からフォロー>>1002>>1020をいただいたのでお礼を言う。 人の優しさが胸に沁みる。 慰めの飴>>1021も勿論有り難く受け取りました。
そんな優しい二人のおかげでMP的なものはある程度回復したので、教室に来た幸俊>>1044には「いじけてねーし!」と反論しつつ、起き上がろうとした、ところで。]
(1082) 2020/06/15(Mon) 23時頃
|
|
ちょ、いっくん座るなバカ! 俺は椅子じゃねーっての!同情せんでいいから降りろ!
[ 何故か郁斗に上に座られた>>1038ので、抗議の声を上げる。 全体重をかけない優しさを見せるくらいならそもそも乗らないでほしい。 そう思いつつ、無理矢理にでも起き上がろうとした*]
(1083) 2020/06/15(Mon) 23時頃
|
|
せーしんせかい。 ほぇぇ……。
[>>1027千夏からの説明を、目をぱちくりさせながら聞いていた。 途中、手を前に出して、何かをこねるような仕草をする。 なんか聞いたことがある気がしてきた。]
あっ、待って待って待って。 それSNSで見かけたことある。 有名な都市伝説だっけ。ジョークだと思ってた……。
[だから、千夏からの説明を疑うことはなく。 そういうことかぁと一人で納得できた。 もちろん、ここがそうとは限らないかもしれないけど。]
(1084) 2020/06/15(Mon) 23時頃
|
|
じゃあ、わたしたちの中に、 死にかけの人が混じってるってこと? なんか……なんだろう、そっか……。
[真面目に考えると、コメントに困る。 まるで虚構。フィクションみたい。 やっぱりそう思えてならなかった。]
うん、わたし帰る……。 帰って、この経験を元にしてCG作ろうっと。 それがよさそう。
[非現実は虚構に。創作に落とし込んでしまおうか。 なお、勉強を促されたのは聞こえないフリをします。 進路希望に書いた芸大を受験するための、成績に心配はない。 ない、けれど。]
(1085) 2020/06/15(Mon) 23時頃
|
|
[そういえば、 テレパシーを送って来た誰かさんへ。
わたしも白紙を埋めようとしたんですが、 本当のことを書きなさいって叱られちゃいまして。
書き直さなきゃいけないみたいなんですけど、 消しゴムも、修正テープも、見当たりません。 困っています(笑)]
(1086) 2020/06/15(Mon) 23時頃
|
|
というか。 ここ、千夏ちゃんの頭の中なの?
[紫織ちゃん“は”きっと帰れるよ。 まるで、自分は本当に帰れないという口振り。 さっき説明してもらった話と合わせると、 どうにもそう言いたそうな気がしてならなくて、 じっと彼女の目を覗く。*]
(1087) 2020/06/15(Mon) 23時頃
|
|
―― 現在:教室 ――
[ 怜の様子に違和感を覚えたのは、 もちろん誠香だけではなくて。 辰美が怜に手を伸ばすのを、>>1063 誠香は何とも思わずに、見ていた。 その行動に問題があるなんて、 誠香はちっとも思わなかった ]
氷室!?
[ だから、怜が悲鳴を上げるなんて、>>1075 誠香はまるっきり予想外で、 呆然として、見ていた。 怜の様子は怯えきっていて、 まるで、何かのトラウマを刺激された、みたいで ]
まっ、
[ 教室を飛び出していく怜を引き留める声は届かない ]
(1088) 2020/06/15(Mon) 23時頃
|
|
辰美! 待て! 僕も行く!
[ けれど、諦められなかった。 明らかに怜の反応はおかしくて、 その引き金を引いたのは、辰美の何かに見える。 それなら、辰美一人に追いかけさせてはいけない。 そんな気がしてならなくて、 辰美の背中を必死で追いかけた* ]
(1089) 2020/06/15(Mon) 23時頃
|
|
―― 現在 / 男子トイレ ――
[幻聴なのか、現実なのか、分からなかった。 廊下の向こうから、男の声が聞こえる。>>1081 あの日、俺を恫喝した声が。
――騒いだらどうなるか、分かるよねえ。
首を、閉められる。苦しい。息ができない。 俺は震えながら、洗面台の下にしゃがみこんだ]
(1090) 2020/06/15(Mon) 23時頃
|
|
こないで。おねがい。
[絞り出した声は、恐怖に震えていた]
女装なんてしてごめんなさい。 俺が悪かったんです。ごめんなさい。 だから許して。痛いのやだ。もうやめて。
[念仏のように呟きながら、 冷えた指先で震える自分の肩を抱いた]
(1091) 2020/06/15(Mon) 23時頃
|
|
……たすけて。
[きゅっ、と目を閉じる。 そう、あのときも一緒だった。 嵐が過ぎるのを待てばいいんだ。
俺が我慢すれば。奴らが満足すれば。 目を閉じて抵抗するのをやめてしまえば。
――それで、すべてが終わるのだから]*
(1092) 2020/06/15(Mon) 23時頃
|
|
――現在/男子トイレ前――
……
[吐いている。 水が流れる音にまぎれて、嗚咽が聞こえる。
辰美はトイレの前で立ち止まり、 今起きている不可解な出来事に恐れを抱いていた。]
(1093) 2020/06/15(Mon) 23時半頃
|
|
[だってさ。 皆普通に登校して、普通に笑ってただろう?
……なんでこうなるんだよ。]
(1094) 2020/06/15(Mon) 23時半頃
|
|
[だから、まだ、その中に踏み込めないでいた。]
ひむろ、おい。どうしたんだよお前……
[外から呼びかける声が彼に届くことはあるのだろうか。
後ろからきっと福住が追いかけてくる。 「待て!」という声を聴いたからだ。>>1089
だから、彼女が追い付いてきたら、 辰美は振り向いてこういうだろう。]
(1095) 2020/06/15(Mon) 23時半頃
|
|
……こん中にいるみてえなんだけど。
[きっとその時だった。 ――――中から、助けて、という声が聞こえたのは >>1090>>1091>>1092]*
(1096) 2020/06/15(Mon) 23時半頃
|
|
[ わらっていて欲しい、と思った。>>744
いつだって、こんなときだって、 おんなじ調子で笑っていてほしかった。 まなちゃんが笑い返してくれるの、 とっても、とっても、安心するから。
てれぱしー、なんてものがなくったって、、 あれ、与える側のはずだったのに。 いつの間にか、まなちゃんに笑顔をもらってた? 変なの、おかしいなあ、って思う。 ]
(1097) 2020/06/15(Mon) 23時半頃
|
|
愛宮心乃は、与えられる側の人間だった──?
(1098) 2020/06/15(Mon) 23時半頃
|
|
[ ─── 小麦粉、牛乳、バター、コンソメ! あとは少々のお塩を振りかけて、 愛≠フスパイスを忍ばせる。
苦手なひとはいませんか? いまなら、軌道修正は可能です。 粉をぱっぱっとふるいにかければ、 編目の隙間から細かな粒子が、宙に舞う。 ]
(1099) 2020/06/15(Mon) 23時半頃
|
|
ううん、与える側の人間な、筈。
(1100) 2020/06/15(Mon) 23時半頃
|
|
[ お揃いのポニーテイルをつくってみれば、 二本の尻尾が左右へ、ゆれる。
たのしいね、って今度はちゃんと笑えてる。 そう、いまはちゃんと笑えてるんだ。
愛宮心乃は、愛情≠込める担当で! ……なんて、ちゃんとつくってるから安心してね ]
(1101) 2020/06/15(Mon) 23時半頃
|
|
なっちゃん、いらっしゃい。
[ まなちゃんの声で、お客さんの存在に気づく。>>918 ぐるぐると、お玉で鍋の中をかき混ぜて、 ぐつぐつと、煮える音がここちよい。
ふわ、と湯気が立つのが見えれば、 お玉でいっぱいすくって小皿に乗せる。 ]
はい、どーぞ?
[ 味見係のなっちゃんと、まなちゃんへ。 シチューのお味は、いかがかな? ]
(1102) 2020/06/15(Mon) 23時半頃
|
|
[ なっちゃんが一瞬、扉の向こうに何を見てたのか。 まなちゃんの包丁さばきがちょっと不安で、 怪我しないかな、ってそわそわしてたから、 残念ながら、心乃もきづいてはいない。 ]
(1103) 2020/06/15(Mon) 23時半頃
|
|
[ うーん、シチュー。心乃には37(0..100)x1点!* ]
(1104) 2020/06/15(Mon) 23時半頃
|
|
―― 現在:男子トイレ前 ――
[ 男子と女子ではそもそも足の長さが違う。 必死で追いかけて、ようやく追いついた時、 誠香はすっかり息を切らしていた。 追いついたというか、 目的地に到着したわけだが。 場所は男子トイレ前。 一応女子としては突入に躊躇う場所ではある ]
……うん。
[ 息を整えて、辰美に頷いた。>>1096 緊急事態だ。 女子だからという理由で踏み込むことを 躊躇している場合ではない、けれども、 怯えたような怜の様子が目に焼き付いている ]
(1105) 2020/06/15(Mon) 23時半頃
|
|
氷室?
[ 男子トイレ入口のドアを、コンコンとノックした。 いきなり突入して、 怜にさらに怖い思いをさせたくはなかった ]
僕だよ。入っていい?*
(1106) 2020/06/15(Mon) 23時半頃
|
|
-- 現在/3年3組前 --
[ ほえー。>>1084 千夏もこの状況になるまでは、眉唾物だと思っていた。 誰かの作り話。誰かのための都合いい話。 話しながら、怪訝そうに紫織の動作を見遣る。 ]
冗句だったらいいけど、 明らかにこの世界を飲み込むためには、 精神世界っていう構造がしっくり。 かなあ、って思う。
[ きっと紫織も同意見だ。 ]
(1107) 2020/06/15(Mon) 23時半頃
|
|
そうだよ、帰った方がいいよ。 お参りにつくったCGの作品を 持ってきてくれたら嬉しいなあ。
[ そのほうがいいよ。 って千夏は紫織の意見に大賛成。 うんうんと頷く。>>1085 ]
(1108) 2020/06/15(Mon) 23時半頃
|
|
[ 人間もどきには、人間の世界はわからない。 人間も、人間できっと悩んでる。
けど。千夏にはわからない。 ]
(1109) 2020/06/15(Mon) 23時半頃
|
|
たぶん。 毎日、しんじゃいたいって思っていたもの。 文化祭の未練にも心当たり、あるし。
[ 覗き込む目線から逃げずに。>>1087 じと紫織をまっすぐに見上げた。* ]
(1110) 2020/06/15(Mon) 23時半頃
|
|
[ 叫びを聞いた。]
(1111) 2020/06/15(Mon) 23時半頃
|
|
──現在/教室──
[ 礼一郎はその瞬間、 何が起こったのか理解できない。
氷室が辰美の手を払うのが、 スローモーションみたいに見えた。
それを合図に、 やっと時間が正常に流れだして、
顔を真っ白にした氷室が駆けてって、 それを辰美と福住が追いかけた。
礼一郎はそれを、 教室の前、見晴らしのいい場所で見てる。]
(1112) 2020/06/15(Mon) 23時半頃
|
|
まったく、礼一郎の役立たず!
(1113) 2020/06/15(Mon) 23時半頃
|
|
[ ……教室の空気はきっと一変する。
礼一郎はその一瞬の出来事に、 早鐘のように打つ心臓を持て余している。
レイ。って礼一郎は思うけど、 それは声になることはなかったし、 駆け抜けてく二人の背中に、 頼む。とか、お願い。とか、 そういうことが頭をよぎったけど、 でも、それだけだ。足はすくんでいた。]
(1114) 2020/06/15(Mon) 23時半頃
|
|
[ 落ち着こう。と礼一郎は思う。 なんだかそればかり考えてる気がする。
教室に残された面々の様子とか、 家庭科室で待ってるはずのふたりとか、
せめて礼一郎は、 何か今後のために良いことをするべきだ。 自分にできることを考えるべきだ。
そう思って、ゆっくり息をして、 もう一度、教室の中を見渡して──、*]
(1115) 2020/06/15(Mon) 23時半頃
|
|
[ ←─ 幕間 ←─ ]
(1116) 2020/06/15(Mon) 23時半頃
|
|
── いっくんとあーちゃん最終章 ──
その日、いっくんとあーちゃんは いつも通り、一緒に遊ぶ予定でした。
前の日は、ひどく雨が降っていた日でした。 だからその日だって、ぼんやりとした天気で でも雨は降っていないので、前はよく見えます。
いっくんははやくあーちゃんに会いたかった。 毎日のことだけれど、はやく会いたかった。
いっくんのパパとママはいつも忙しいし、 帰ってきてもいっくんのお兄ちゃんに構うし、 いっくんのお兄ちゃんはお兄ちゃんで 「俺に構うのは負い目だよ」って怒るし。
あーちゃんと居るのが一番楽しいです。
(1117) 2020/06/15(Mon) 23時半頃
|
|
待ち合わせ場所である橋がよく見える河川敷を いっくんがてくてく歩いていると、 待っているあーちゃんの姿が見えました。
ぽつん、と橋の真ん中に立っているのは 間違いなくあーちゃんです。 いっくんが間違える訳ありません。
「あ」
でも、その近くに、悪魔が居ました。
あーちゃんの家にいる、あーちゃんを虐める、 あーちゃんを怒って傷付けて追い詰める、 いっくんが大嫌いな悪魔が居ました。
(1118) 2020/06/15(Mon) 23時半頃
|
|
悪魔があーちゃんに近づいていきます。 何回か、悪魔があーちゃんに怒っているのを いっくんは見ていたので、嫌な予感がします。
あーちゃんは悪魔に気づいていないみたいです。 とてもとても嫌な予感がします。 いっくんは走り出しました。
何かに気付いて、あーちゃんが振り返ります。 あーちゃんのもうすぐ傍に、悪魔は居ました。 悪魔が手を伸ばします。
ぽちゃん。
あーちゃんは、橋から落とされました。
(1119) 2020/06/15(Mon) 23時半頃
|
|
いっくんは、叫びもしませんでした。あーちゃんも。 ただひたすら走って、あーちゃんが落ちた場所に 追いつけるように、飛び込めるように。
悪魔がふらりと、何もなかったかのように そのまま歩いていくのが見えました。
あーちゃんの姿は見えません。 一瞬で見えなくなりました。 今どこに居るのかもわかりません。
でも、走りました。あーちゃんが居るから。
(1120) 2020/06/15(Mon) 23時半頃
|
|
助けに行ったら死んじゃうかもな。 って、それ位はいっくんにも分かりました。 でも助けに行かないとあーちゃんは。 あーちゃんにはいっくんしか居ません。見てません。
河川敷を転げ落ちるみたいに下って、 川に飛び込もうとした寸前です。
(1121) 2020/06/15(Mon) 23時半頃
|
|
「コラっ!なにやってんの!」
いっくんの腕をつかんだのは、 全然知らないおじさんでした。
たぶん、良い人です。良い人でした。 見ず知らずの子供が川に飛び込もうとするのを 危険を承知で川の近くまで下りて行って 止めようとしたのだから、良い人でしょう。
でもそんなこと、いっくんには関係ないのです。 いっくんとあーちゃんには、関係ないのです。
止められたから、またあーちゃんが遠くなりました。 そう思うと、いっくんは涙が出ました。
(1122) 2020/06/15(Mon) 23時半頃
|
|
いっくんは暴れました。とっても。 だって、あーちゃんが溺れています。 きっと今だって溺れています。
「うあああああ!!」
今すぐ助けに行きたくって、 助けに行かなきゃいけなくて、 そうじゃなきゃ死んじゃいます。
「やだあっ!あああぁ!」
全力で暴れても、大人には敵いません。 おじさんだっていっくんが死なないように びっくりしながら必死に身体を押さえます。
(1123) 2020/06/15(Mon) 23時半頃
|
|
あーちゃんが、って。名前を呼べていたら おじさんも察したかもしれません。
「やあぁ!!うああああぁ!」
でも、いっくんはすっかり泣きじゃくっていて 上手に感情をコントロールできるほど、 まだ大人じゃあありませんでした。
「ああっ、うぁあ……」
って。結局意識がなくなってしまうまで、 いっくんは泣いてました。泣いてるだけでした。
(1124) 2020/06/15(Mon) 23時半頃
|
|
目が覚めたら知らないおじさんが いっくんの隣に心配そうに居ました。 もうすっかり夕方で、川も落ち着いていました。
まるで、なんにもなかったみたいです。 あーちゃんが落ちた川じゃないみたいです。 あーちゃんは今日此処に来なかったみたいです。
あーちゃんなんて、居なかったみたいです。
(1125) 2020/06/15(Mon) 23時半頃
|
|
家に帰ったら、今日はもうママが居ました。 ママが早く帰ってきて、いっくんは嬉しいです。
でもやっぱり、いっくんは悲しいです。 今日の出来事をママに言おうと思いました。
「ねえ、おかあさん」 「ごめんね、ママ疲れてるの。 後で聞くね?分かるでしょう?」
そう言われたので、頷くしか出来なくなりました。
もしかしたらあーちゃんなんて、 本当に居なかったのかもしれないな。 そういっくんは思って、眠りました。
(1126) 2020/06/15(Mon) 23時半頃
|
|
三日後、あーちゃんは見つかりました。
(1127) 2020/06/15(Mon) 23時半頃
|
|
そして、もう二度と いっくんはあーちゃんに会えませんでした。
(1128) 2020/06/15(Mon) 23時半頃
|
|
おわり。
(1129) 2020/06/15(Mon) 23時半頃
|
|
[ ─→ あとがき ←─ ]
(1130) 2020/06/15(Mon) 23時半頃
|
|
[ な?やっぱ面白くなくねえ?(笑) ]
(1131) 2020/06/15(Mon) 23時半頃
|
|
[ みんな〜! 面白くないこと、思い出すのやめよーぜ。(笑)。 ]*
(1132) 2020/06/15(Mon) 23時半頃
|
|
――現在:男子トイレ前――
…………。
[何があったんだ、と辰美は思う。 トイレから聞こえてくる声は、 女装していたことを謝り、 痛い、やめて、と囀っている。
まるでそう、――何か責め苦から許しを請うようで 普段ふてぶてしいと言っても過言ではない友人には おおよそ似つかわしくない。>>1091]
(1133) 2020/06/15(Mon) 23時半頃
|
|
…………頼む。
[辰美だって、こんな自分が押し入っていって すぐに相手を落ち着かせられるとは思わなかった。
……笑えない男が何の役に立つ。
だから、福住が頷くならば、 向かう先がどんな場所であろうが、 彼女に任せる他なかった。]
(1134) 2020/06/15(Mon) 23時半頃
|
|
[――たすけて。
そうつぶやく氷室の声が辰美の喉を締める。
辰美は黙って、福住の背を見つめていた。>>1106]*
(1135) 2020/06/15(Mon) 23時半頃
|
|
[ なっちゃん? と、あたしは呼んだ。 ]
(1136) 2020/06/15(Mon) 23時半頃
|
|
[ 愛の力作は、 味見係のお気に召して頂いたよう。>>1102 なっちゃん、ひとくちだけ!とか言って、 もう何口食べたのってレベルだった。
あたしは、食べ過ぎないようにーとか、 それっぽく言ってはいるけれど、 ほら、食べてもらうのって嬉しいし。 あげちゃうんですよね。仕方ないことです。 ]
(1137) 2020/06/15(Mon) 23時半頃
|
|
[ ……ちょっぴり?ちょっぴりかな。 ここのちゃん的には、このシチュー、 良くなかったみたいだけど。>>1104
愛情はいっぱい詰まってる、と思います。 あたしは、ここのちゃんの愛が好きです。 包丁、ちょっと危なっかしかった?>>1103 残念、あたし的には59(0..100)x1点なのになー。 ]
(1138) 2020/06/15(Mon) 23時半頃
|
|
[ うーん、フツー(笑) ]
(1139) 2020/06/15(Mon) 23時半頃
|
|
―― 現在 / 男子トイレ ――
[誠香の声が響いた、その瞬間に>>1106 世界に色がつくのが分かった。
見下ろす男たちの幻影は掻き消え、 そこには冷たい男子トイレが広がるばかりだ。 喉の奥が、酸っぱい。 それがとても、気持ちが悪くて。
現実に、戻ってきたみたいで]
ひどい顔、してるから。いま無理。 ブサイクだから。
[誠香の問いかけに、そう答えた。精一杯に、茶化して]
(1140) 2020/06/15(Mon) 23時半頃
|
|
[ おんなじように、笑ってくれる、 おんなじように、お揃いにしてくれる。
そんなここのちゃんに、 あたしは安心します。>>1101 ]
(1141) 2020/06/15(Mon) 23時半頃
|
|
ごめん。 ちょっと、嫌なことを思い出して。 心配を、かけました。
次に出てきたときは、きっといつもの俺だから。 だから――
[それから、少しの躊躇の後に]
(1142) 2020/06/15(Mon) 23時半頃
|
|
――誠香。辰美。 よかったら、俺の懺悔、聞いてくれる?
(1143) 2020/06/15(Mon) 23時半頃
|
|
あたしは、与えられる側のにんげん、の、はず。
(1144) 2020/06/15(Mon) 23時半頃
|
|
バチが、当たったんだ。 女避けのために、面白半分で始めた女装で。 だからきっと、これは当然の報いなんだ。
……委員長にも、言われた。 男の格好した俺の方が良いって。
でも、今更やめるのも怖くって。 女装してるから、こんなに人間関係も 上手くってるんじゃないかって。
[きっと、何を言っているか、 ふたりには訳が分からなかっただろう。 それでも、懺悔せずにはいられなかったのだ]
(1145) 2020/06/15(Mon) 23時半頃
|
|
……馬鹿だよなあ。俺。
[ぽつり、と呟いた]
すぐに、出てくるから。だから。 先に教室に戻ってて。 なんかテンパっただけみたいって、 教室に残ってる奴らに説明しといて。
[無理くりに、明るい声を出した]*
(1146) 2020/06/15(Mon) 23時半頃
|
|
[ もうすぐ夜だね、って。 多分、なっちゃんが言った。時間は八時五十分前。
なにかが出たらどーしようね、なんて、 また、不意に、なっちゃんは言った。 ]
(1147) 2020/06/15(Mon) 23時半頃
|
|
[ ……なっちゃん、声が震えてない? って、気付いたの。
あたしとここのちゃん、どっちだったかな。 ここのちゃんかな。 だって、ここのちゃん だし。 ]
(1148) 2020/06/15(Mon) 23時半頃
|
CC レイは、メモを貼った。
2020/06/15(Mon) 23時半頃
|
[ 小皿が 落ちた。 ]
(1149) 2020/06/15(Mon) 23時半頃
|
|
[ なっちゃんのポニーテイルが、跳ねた。
えっ?なんて、あたしは手を洗いながら、 なっちゃんの 異常 を、見て、 ]
─── な、
(1150) 2020/06/16(Tue) 00時頃
|
|
なっちゃん!?
(1151) 2020/06/16(Tue) 00時頃
|
|
[ 廊下につられて飛び出して、 追いかけるのはなっちゃんのポニーテイルだ。
びっくりした勢いで叫んだあたしの声が、 どこまで響いたのか知らない。 でも普段こんな大声張り上げられないよ、あたし。 舞台には上がれないんだって。 ]
(1152) 2020/06/16(Tue) 00時頃
|
|
[ 普段じゃないってことですか。 非常じゃないのに。 ]
(1153) 2020/06/16(Tue) 00時頃
|
|
[ 夢だからそっかー(笑) ]
(1154) 2020/06/16(Tue) 00時頃
|
|
[ ─── そうじゃなくって。 ]
こ、ここのちゃん、あたし、 ……なっちゃん!
[ なっちゃんの走った方向を指差して、 行ってくる!って。 テレパシーじゃなくても、身振りで伝わったはず。
あたしなんでこんなに必死になってるのかな。 わかんない、わかんないけど、 ここのちゃん、ここのちゃんなら多分、 こういう時、追いかけるよね? ]
(1155) 2020/06/16(Tue) 00時頃
|
|
あい を 与えてくれるひと、 あたしの あい、もどきは、ただしいですか。
*
(1156) 2020/06/16(Tue) 00時頃
|
|
*
[ ─── だから あたし、 走るの、平均タイムなんだけどな! 呑気の混ざった思考はぐるぐる、 下手すれば、脚より速い。まじやばい。 ちかちかきらきらしてる廊下は、 どうしたって夢のようで、夢で、ふわふわして、 心臓ばかりがばくばく音をあげる。
なっちゃん、速いよ、待って、どこいくの。 ]
(1157) 2020/06/16(Tue) 00時頃
|
|
──現在──
[ あの一瞬の出来事から、ほんの少し。
ふと時計を見たら、 指された時間は、思ったよりも夜。 夕飯時、と呼ぶには少し遅すぎるかな。
家庭科室で食事を作ってくれてるふたりが、 教室に帰ってくる様子はなくって、
礼一郎は、そのことが気がかりで、 飛び出してった友人が心配で、
有り体に言ってしまえば、胃が痛い。]
(1158) 2020/06/16(Tue) 00時頃
|
|
[ 夢以外のなにをみてるの。 ]
(1159) 2020/06/16(Tue) 00時頃
|
|
─── → 体育館 ───
なっちゃん 、
……なっちゃん!
[ さっきも来たところだった。 なっちゃん、体育館に行くって言ってたよね。 背中が扉の向こうに消えるのを、 あたしはまだ捉えられない。
閉じた向こう、も、わからない。 扉がやけに重くて、開けるのにも時間がかかる。 ]
(1160) 2020/06/16(Tue) 00時頃
|
|
[ ……とはいえどんなに焦っても、 あの時、槍は突き上げてこなかったし、 ましてや空から降ってもこない。知ってる。
それでも、あれなんですかね、 非日常をあいした結果と言うべきなんだろうか。 あたしの脚は、体育館の重い扉を開いた、 その 境目で、止った。 ]
(1161) 2020/06/16(Tue) 00時頃
|
|
映画館が、好きだ。 この境目を跨げば、夢を見られる。
(1162) 2020/06/16(Tue) 00時頃
|
|
はじめて、止った。
(1163) 2020/06/16(Tue) 00時頃
|
|
[ ─── 鼻先を何かが掠めた、 のは わかった。 ]
(1164) 2020/06/16(Tue) 00時頃
|
CC レイは、メモを貼った。
2020/06/16(Tue) 00時頃
|
………… ?
[ なに?とか、思う間も無く、 飛び込んできたのは、耳を壊すみたいな音だった。
客観、ガシャン!とか、 多分そんな風だったと思うけれど、 今のあたしはそこまで処理しきれない。
爪先を見る。
境目を、見下ろす。 ]
(1165) 2020/06/16(Tue) 00時頃
|
|
、
(1166) 2020/06/16(Tue) 00時頃
|
|
[ ひとみたいななにかが いる。 あかい 紅い、赤い、インク?を広げて、
てらてら、ひかる、べたべた、しそう。
??????????? ]
(1167) 2020/06/16(Tue) 00時頃
|
|
境目の向こうは 夢だと思う。 テレパシー、テレパシー、目の前のなにか。 夢 の あなたは、だれですか。
(1168) 2020/06/16(Tue) 00時頃
|
|
「 誰におかけなさってますか? 」
(1169) 2020/06/16(Tue) 00時頃
|
|
[ ……こわい?とか、 そういう反応、だったのかな? 脳がバグってる、やばい。何がやばいの?全部。 すごいねーじゃないんだよな、いやすごいけど。 爆速でバグってるから、 爪先の何かを見て、見てるだけで、
きゃーとかうわーとかぐわーとか、 まったくそんな声も出なくって、 崩れ落ちた?多分そう。 体育館前の床はつめたい。冬だし。 あたし生足だよ。つめたい。 それがわかるから つまり、 ]
(1170) 2020/06/16(Tue) 00時頃
|
|
―― 現在:男子トイレ前 ――
[ 頼む、と辰美に言われて>>1134 任せろ、と言い切れるほどの何かなんて、 誠香にだってなかった。 何ができるかなんてわからない。 それでも、放っておけなかっただけだった。
でも、今は自信ないですなんて言ってる場合じゃない。 だから誠香は背後にいる辰美に向かって、 背中を向けたまま、親指を立ててみせた。 たすけて、と中から声が聞こえたから>>1092 ]
たすけにきたよ。
[ 根拠なんかなくても、そう言うのだ ]
(1171) 2020/06/16(Tue) 00時頃
|
|
[ ブサイクだから無理だと返事が来た。>>1140 懺悔を聞いてほしいと中から声がした。>>1143 先に戻ってて、って明るい声が言った。>>1146 だから、誠香は全部聞いたそのあとで、 ばーん! と男子トイレのドアを開け放った。 そして、ずかずかと踏み込んだ ]
(1172) 2020/06/16(Tue) 00時頃
|
|
[ ……腰が抜けた。 ]*
(1173) 2020/06/16(Tue) 00時頃
|
|
そうだな! ほんっと馬鹿!
[ 誠香は、とても怒っていた ]
無理に明るく振舞おうとしてるのなんか、 バレバレだっつーの! こんな時に無理して見栄張ってどうすんだよ! ブサイクな顔? 上等だよ! いくらでもさらせばいいだろ!
[ 酸っぱい匂いがする。吐いたのだろう。 仁王立ちして見下ろして、立てよ、と誠香は言った ]
立って、うがいして、顔洗え。 こんなところで独りで落ち込むな、馬鹿!*
(1174) 2020/06/16(Tue) 00時頃
|
|
──俺、ちょっと、 家庭科室行って声かけてくる。 たぶん、待っててくれてるんだろうし。
[ 問題が多すぎてパンクしそうだけど、 だって、だって失礼だと思ってしまって。
礼一郎が家庭科室のある階下に、 何気なく足を向けたのが、 もうすぐ8時50分、ってときのことだった。*]
(1175) 2020/06/16(Tue) 00時頃
|
|
――現在/男子トイレ――
…………なんだよ。
[辰美は言葉少なく、 「聞いてくれる?」にそう答えた。
不細工だから出てこれない。 そう語る氷室の事が心配でたまらない。 扉をこじ開けたいくらいだが、 そんなことをすれば、もっと怯えさせる。]
(1176) 2020/06/16(Tue) 00時頃
|
|
[氷室はバチが当たったという。
女装をして報いをうけたのだと。 男の格好の方がいいと言われても それをやめる勇気がなかったと、>>1:1145 そういう。
辰美は中学時代の事を思い出していた。 無数の女子に告白され、 人間関係がこじれていく氷室の姿を思い出していた。]
(1177) 2020/06/16(Tue) 00時頃
|
|
[ 超絶、微妙な出来になっちゃった(笑) ]
(1178) 2020/06/16(Tue) 00時頃
|
|
[ 言い訳のような理由を並べるんなら。
材料がやっぱり限られていたし、 お家でつくるときよりも、ぐつぐつするの 短かったような気がしなくもない。 バターの量も少し足りなかったかも?
でも、なっちゃんはいっぱい食べてくれて>>1137 愛情をもってたべてくれるのが嬉しくてほほ笑んだ。
───お料理、って。 作る側の愛と、食べる側の愛が合致しなきゃ おいしいって思えない、みたいなんだ。 ]
(1179) 2020/06/16(Tue) 00時頃
|
|
[ だから、出来栄えがふつうでも>>1139 まなちゃんもおいしいって言ってくれる筈(笑) ]
(1180) 2020/06/16(Tue) 00時頃
|
|
[ もう外は真っ暗だった。>>1147 だから、そうだね、っておへんじをした。 ]
……なっちゃん?
[ ……したんだけど、 なっちゃんの声が震えてて、 おかしいなって、思ったの。 ]
(1181) 2020/06/16(Tue) 00時頃
|
|
[ ───パリン、って音が鳴る。 ]
(1182) 2020/06/16(Tue) 00時頃
|
|
バカじゃねーの。
[辰美は思わず福住の後につぶやいていた。>>1174 「馬鹿だよなあ」に「そんなことない」を返さず 思ったことをそのまま、呟いた。]
お前はお前の生きたいように生きてたんだろ。 何がバチがあたるんだよ。 意味がわかんね。
当然の報い? お前が?
……何言ってんだよ。意味わかんねえよ。
(1183) 2020/06/16(Tue) 00時頃
|
|
もっと腹立つのは、 ンなこと考えてたのに、 くよくよ悩んで全然言わなかったことだ。
[そう言って辰美は踵を返す。]
(1184) 2020/06/16(Tue) 00時頃
|
|
……文化祭の時、 音楽室はそう飾られてなかった。 毛布とシーツ、そこに置いとく。
だから好きにしろ、バカ
[悪態ばかりが口をついた。 ――最低だ。そう思うのにやめられなかった。]
(1185) 2020/06/16(Tue) 00時頃
|
|
[払われた手の感触が、今も生々しい。]*
(1186) 2020/06/16(Tue) 00時頃
|
|
え、あ、まって……! なっちゃん、どうしたのっ
[ タイムはいっつもビリかビリから二番目。 走るのはとっても遅くって、 前をはしる二人と、どんどんと距離が遠ざかる。
まって、って言っても、止まるわけなくって ただ、肺がつぶれそうなほど全速力で走ったのは これまでたった十数年の生きた中で、 はじめてのこと、だった。* ]
(1187) 2020/06/16(Tue) 00時頃
|
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る