255 【ヤンストP村】private eye+Violine
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[彼女が触れ合う程の傍に居て>>0、その胸元には叔父の本があり>>2、セイルズは親族の話をしている。特筆するような内容ではない筈なのに、これが初めてのこと]
[──嬉しいのは此方もだった。 ぽつぽつと、彼女の声に応えるように話していく]
叔父は、自分にはこれが向いているし これしか出来ないと。
本棚の通り、何でも読む人だったから 知識の幅が広かったし 書けるものも増えたのだろう>>1。
[そしてそれは、セイルズが料理を始めとする家事一般に習熟した理由でもある。自分で作らなければ総菜を買うばかりになってしまうからと包丁を手に取り、あまり献立が偏らないようにと作る品を増やしていった]
[そうして培った腕が彼女を微笑ませられた>>0のだから、本当に、技能というのは予想もしない所で活きるものだ]
(5) vdspuren 2018/12/14(Fri) 02時半頃
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[彼女が語る本の感想から、かつての記憶を紐解いていく]
初恋、か。 ……ああ、昔に一度読んだような気がする。
[──そうだ。“土の下に埋まる愛”が何を例えて言っているのか、これを読んだ頃良く判らなくて、叔父へと尋ねに行って──無理に分かろうとしなくてもいいのだと、頭を撫でられたのだ、確か。見えているものを意識するだけでも十分だと、そう言って]
(6) vdspuren 2018/12/14(Fri) 02時半頃
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[かつてセイルズには分からなかった本を抱いて、素敵だったと彼女が笑う。作中の学生達のことを応援出来るというならば、きっと彼女は沢山、己の知らないことを知っているのだ]
私も、貴女がいると世界が広がるような心地がする。 きらきらと輝いて、暖かく……
──だから、私も貴女を安心させられているのなら それに勝ることはない。
[与えて貰ったものと同種ではなくとも、何かしら返せているというのなら、心が休まる。彼女との距離が縮まった>>4のを期に、その肩を抱き、食事の邪魔にはならない範囲でそっと背を擦った]
[──耳元へは“大丈夫だから”と囁いて、彼女の心を染めようと]**
(7) vdspuren 2018/12/14(Fri) 02時半頃
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[大丈夫だと囁いた声に返されたのは、ささやかな望み]
[体重と共に預けられる温もりは次第に増えていて、凭れるだけでなく身を寄せられる>>11。眼差しは下へ向いていても、意思は布地を掴む指先に込められているのだと、直ぐに判った]
[縋られているのだ。縋ってくれているのだ。 眼前に恐怖がない今も]
──分かった。 貴女を置いていきはしない──絶対に。
[──飛空挺が降り立つこの街において、人は寿命でも、寿命以外でも、呆気なくここを去っていく。セイルズは身を以てそれを知っていて──けれど、そう、“置いていかない”事だけは約束が出来る]
(137) vdspuren 2018/12/15(Sat) 22時頃
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[こんなこと>>10を口にされて、抑えられる筈がない]
……私は、貴女と話せれば 貴女がここにいてくれれば、幸せだから
私の陽だまりに、なんて──
[鼓動が高鳴る。これまでだって彼女が齎してくれる幸福を味わっていたのに、彼女が一言告げてくれたといだけで、比にならないほど胸が熱い。 邪魔にならないようにとしていた遠慮は融け落ちた。服の裾を掴む彼女の手に、己のものを重ねてそっと握る。互いの鼓動が感じられるほどに、肩を抱いていた腕へと力を込めた]
(138) vdspuren 2018/12/15(Sat) 22時頃
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……初めてなんだ、こんな、 愛しさで胸が痛い、などと……
[彼女が三年前から縋っていた最後の希望。それを奪い、失わせて作った場所に、セイルズの──初恋を、埋めている]
[彼女と交わした言葉が、初恋の遍歴であり。 この先も、この部屋で過ごした時間が、この部屋で煌めく希望が、胸中で輝く>>9恋の物語に転じていくのだろう]*
(139) vdspuren 2018/12/15(Sat) 22時頃
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[先は俯いていたのに、今は彼女の手が頬にあり、仄かな紅色の乗った頬と柔らかな眼差しがセイルズの正面にある──まるで促すかのように。彼女の眼差しはとても愛しげで、瞳に映っているのは、セイルズただ一人]
[彼女の全てで受け止められているということに、また鼓動が高鳴って]
教えて、くれないのか ……それは、
[だから、困る。思わず声にも出る程に]
[そっと額を重ね、握っていた手と指を絡める。言葉では例えようがないこの感情は、彼女が教えてくれなければ、口から零れずに頭の中で渦を巻き、身体を動かすばかり。触れさせた額は、彼女に負けず劣らず熱いのだ]
(169) vdspuren 2018/12/16(Sun) 01時頃
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なら、どうすればいいか……は、 教えてくれる、だろうか
[囁く唇は、彼女の鼻先から逸れて耳元へ。そのままそっと耳朶へと口付ける。緩やかな接触では酷く時間を費やさないと温度の全てを顕しきれそうになく、とはいえ触れる快さを追い求めていけば、先のように止められてしまいそうで]
[それに、代わりに参考に出来るものもないのだ。彼女が意外に思った通り>>9で、あの本を読んだのはあまりにも昔であり──叔父の本だから触れただけのセイルズには、細かな部分に謎が残った記憶しかない]
[すんと鼻を慣らした。 ──ああ、髪から彼女の香りがする]*
(171) vdspuren 2018/12/16(Sun) 01時頃
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[怒られてしまった、らしい>>211。 けれど、繋いだ手はそのままだった。時折震えている>>209のに、セイルズを突き飛ばすでもなく、口付けを教えてくれて──そこまで赤くなるのなら>>210、最初から自分で考えるよう、促しても良かった筈なのに]
……分かった。
[こちらを睨む視線を受け止めながらも、微笑みが浮かぶ。 片手で器用に眼鏡を外し、卓上へと置いた。 ──多分、邪魔になる]
(270) vdspuren 2018/12/17(Mon) 00時頃
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[彼女の指先>>210を降ろさせて交わす二度目の口付けは、細部が滲んだ代わりにより近い。先程は感じられなかった熱がじわりと滲み出して、乾いた喉を潤す泉めいて、離れられなくなった]
[絡めた指を握る。 後頭部に回した掌が、彼女の髪を掻き乱す]
……、
[柔らかい唇を何度も食んでいるうちに、隙間から逃がした息が身体の間に篭もるよう。それでも、身体の震えひとつだって愛おしいのだから、上がる熱をそのままにして、彼女の反応に浸っている]
(271) vdspuren 2018/12/17(Mon) 00時頃
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貴女は──快いな。
[名残惜しげに離れたときには、セイルズの頬も上気していたのだけれど、触れた彼女の頬と己のものは、一体どちらが熱かっただろう]*
(272) vdspuren 2018/12/17(Mon) 00時頃
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── 数日後・朝 ──
[ぎいと、床板の重く軋む音。持ち上げた床板の間から、たったひとつの光の元へと降りていく]
[あの日の去り際、真っ赤な眦に口付てしまったセイルズは、彼女からの評価>>290を甘んじて受けている──というより、一緒に居る時間が伸びる程“狡いひと”になっていく気がした]
──お早う。
[今もこうして、甘い蜂蜜バターの香りを傍らに、目覚めの口付けを額に落とそうとしてしまう。不意に混じる悲鳴も、震えも>>289、些細なものであろうと全て、愛おしさで胸をときめかせるものだから──直ぐに指を絡めて、唇で触れたくなってしまって]
[朝食は綺麗な狐色をしたパンケーキ。 新しく持ち込んだ机の上で、彼女をじっと待っている]*
(314) vdspuren 2018/12/17(Mon) 23時頃
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[窓も時計もないこの部屋では、朝の訪れが判り辛い。 セイルズが目覚めるのも、身に着けた携帯端末が震えるから。 だから、最初は置き時計を持ってこようとしていたのだけれど──一緒に寝て>>331と引き留めた彼女が、早朝に嗚咽を漏らしていたとき>>330、時計を置くのは止めることにした]
[彼女が起きるべき時間など、ここにはない。 彼女がするべきことなど、今は無くなったのだ]
[涙が止まるまではこの腕の中で眠り──食事の芳香と柔らかい口付けで漸く目覚めるのでも、セイルズは全く構わない]
(354) vdspuren 2018/12/18(Tue) 01時頃
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今日は、昨日よりも大分上手く出来たと思う。 ……貴女が助言をくれたおかげだ。
[微笑に微笑みを返し、朝食の席へと彼女を導く。 彼女がベッド側で、セイルズが出入り口側。二人で食卓に着くのは新しい習慣だというのに、コップへ牛乳を注ぎ向かい合えば、ずっとこうして暮らしてきたかのような気分になる]
[彼女が動く度鳴る鎖の音──彼女をここに留めてくれる安堵の形も、もう随分と耳に馴染んだ]
[そして、食事に手を付けるのは、往々にして彼女から。 彼女が頬張る瞬間見たさで、ついセイルズの手は遅れる]
(355) vdspuren 2018/12/18(Tue) 01時頃
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[新しい交わりだって>>332、いつも彼女の手によるもの]
……では、有難く──
[“一緒に食べれば美味しくなる” それはこの数日、しみじみと感じていたことだけれど──差し出されたパンケーキの甘やかさは、台所で食べていた時の比ではなかった]
[ならば、とこちらも、自分の皿に添えていたオムレツを一欠片掬い取り、彼女の方へと差し出した。鶏挽肉と刻んだジャガイモをさっと炒め、とろとろとした卵で包んだこれは、混ぜたハーブの具合も卵の蕩け方もかなり上手く出来た方。 だから尚更、美味しく味わってほしいもので]
(356) vdspuren 2018/12/18(Tue) 01時頃
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[そうして少しの間、あれが美味しい、これが上手く出来たと言葉を交わし──メニュー全てに触れた辺りで、会話が切れて。 ふと、口を開いた]
今日は、仕事が少し長い日だ。 ……その前に、布を買ってこられればよかったのだが。
[戸棚に置いた裁縫道具をちらりと見遣る。 ──道具の隣には、まだセイルズのシャツがいくつか積まれているばかり]
[仕事帰りに雑貨屋へ顔を出した折、彼女に似合うだろう布地を見つけられてはいたのだけれど、如何せん分量が足りなかったのだ。出来たことと云えば、次に物資が来る時仕入れてくれるよう頼むだけ]
(357) vdspuren 2018/12/18(Tue) 01時頃
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[仕事の内容は語らない。 この心を揺らすのは彼女だけだ。今日という一日がある種の山場であろうとも、そこに少々の異常が伴っていようとも──やるべき事は、変わらない。 オムレツにそっとナイフを入れ、静かに思考を巡らせる]
昼食時には戻って来られないだろうから、 後で何か軽食と、水差しも持ってこよう。
[それと後必要なものは──清拭の用意だろうか。 彼女が一人になるからこそ、出来る事だろうから>>6:+105]*
(358) vdspuren 2018/12/18(Tue) 01時頃
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[それは、即答の出来ない問いだった>>376。 セイルズはオムレツを口に含み、咀嚼して、それから口を開く]
分かった。 “約束>>137“は守る。
[──ゲートが不意に解放され、自警団は原因の究明と逃亡者の確認に追われていた。そして区長の元には、彼女を含めて数名、被招集者の行方が判らないとの報も入っている]
[彼女はこうして、セイルズの元にいる。 故に必ず、被招集者の枠は欠ける。 そして、それを知った管理担当官>>0:248がどうするのかなど、一度言葉を交わしたきりのセイルズには予測が付かない]
(467) vdspuren 2018/12/18(Tue) 23時半頃
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[それでも、彼女は己と一緒>>-156なのだと思えば、じいと見つめてくる瞳に向けるものは陰りのない微笑になる]
宝島の話か>>377。
──もう、細部を覚えていないから 今一度、貴女の語りで聞かせて欲しい。
[彼女の視線で捉えられた物語は、セイルズの視界よりも随分と輝いていて──彼女を伴として過ごすこの幸福な日常を、己はきっと手放せない]
[だから、きちんと帰ってこよう。 辛さも怖さも>>373──寂しさ>>375も、この暖かい部屋へ連れてこないように]*
(468) vdspuren 2018/12/18(Tue) 23時半頃
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── ゲート ──
[結局、招集者の状況は前日と余り変わらなかったらしい。それでも区長は、自警団から最終の報告を受け取るべく、飛空挺の傍を離れていた]
[キングスの管理担当者が現れるまでは、特段業務もない。 別れの花束を持たない相手と>>500、頼み事の回答>>499を含む会話を、ぽつぽつと交わすことも出来た。代わりの店が判ったことには、一言“有難う”と礼を告げ]
先日、パン屋が荒らされただろう。
その時、彼女は酷く取り乱していたから 行方が判らなくなっても、探すあてがないらしい。
[壁の外へ身を投げた可能性も、ゲートから出て行った可能性も、自警団では否定できていないと聞いていた。夫は死んでいると、そう示す手紙を受け取った為の錯乱だからと──さらり、何でもないことのように告げる]
(503) vdspuren 2018/12/19(Wed) 02時頃
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[受け取った“区民からの提案”は、区長の元でも取り沙汰されている事柄でもある。火事二件と器物損壊事件・傷害事件が数日のうちに続くなど、セイルズにとっても予想外の重複。二度も起きるのか判らない偶然ではあったが、管理区としては何かしらの対策を打っておくべきだろうという意見が強く、早ければ来年度から予算が組まれるかも知れなかった]
[──そんな、彼には最早関係のない話をして。 平常通りの立ち姿にて、彼の旅立ちを見送るだろう]*
(504) vdspuren 2018/12/19(Wed) 02時頃
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