207 愛しの貴方を逃がさない。
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― 翌日 ―
[ ゴミ捨て場の前。 ]
[ 大学に向かう前、 キャスケットを被った 白い小さな"うさぎ"は、 そうっと、そうっと ゴミ袋を置く。 はき出した白い息には、 明らかに緊張が混ざっていた。 ]
(9) 2017/01/19(Thu) 22時頃
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[ ゴミ袋の中身は、 昨日の おかしな不思議
――の、残骸。 お隣さんのものでもなかったらしいから、 いよいよこれは 怪しいと。 馬鹿な卯月も感じ始めた、その行動。 ゴミ袋の中に、更に袋に入っている 色とりどりの野菜に 見て見ぬ振りをして そうっと 手を離す。 ( …魔法瓶を開けたとき、 "懐かしい"香りがしたことに、 すこしばかり、恐ろしさも覚えた )
多分、これできっと、間違ってはない筈。 …そうだよね?* ]
(10) 2017/01/19(Thu) 22時頃
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― → コンビニ ―
………
[ 足取りは少しだけ、重い。 だけど日課というものは変わらないもので、 大学へ向かう前、コンビニへと するり。 いつも通り、 適当なカップ麵を買うために入り込んだ。 小柄な卯月には些かアンバランスなカゴに、 ついでとばかりに、菓子も詰め込んだ。 ]
(12) 2017/01/19(Thu) 22時頃
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[ どうせなら 今日。 大学であいり先輩を見つけて、 お菓子を一緒に食べたいな、って そんな魂胆…、か これも家に帰らない言い訳を作ろうとしているのか。 自分でもよく分からないまま、 カップ麵と菓子の詰まったカゴをレジへ通そう。
はて、店員か、あるいは客か。 ただでさえ白い外見は目を惹くというのに、 ひとりで買うには多すぎる量に、 どんな顔を、されたか。 ]
(13) 2017/01/19(Thu) 22時頃
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[ ありがとうございましたー、 の 声を背に 自動ドアをくぐる。 大量のお菓子といくらかのカップ麵。 大学で消費することばかりを考えて、 運ぶことなんて考えていなかった。 そういう意味でも、財布の意味でも、 幾ばくかの後悔。 大きいコンビニ袋を抱えて、 卯月は大学へ、のろのろと。 ……袋を抱えた女子大生の姿に、 奇妙な顔をされたのは、言うまでも無い。 ]
(25) 2017/01/20(Fri) 00時半頃
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[ 単位を埋めるための講義。 そういうものって、きっとある。 今卯月が受けているのもそんな講義で、 教授の声は、睡魔の向こう側。 視界の端、隣の席に置いた袋も、 どこかぼやけて見える始末。
歴史のおはなし。 別に、ウサギがいつから日本にいるかとか そんな 可愛らしいやつじゃあ、なくって。 ……今、食べ物を横に置いた状態で、 戦争中、飢餓に苦しめられた人々が 生きるために"どうしたか"なんて 聞きたく、なかった なあ** ]
(26) 2017/01/20(Fri) 00時半頃
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― 朝の話 ―
「 ――そんなこと無いです 」 [ 寄ったコンビニ>>28。 そう言ったときの声には、 多分、緊張の色があった。
本当だ。だって、別に。 サラダが嫌いなわけじゃ無くて。 ただ なんとなく 今朝棄てたばかりの野菜が脳裏を過ぎった、 …それだけ で。
曖昧に笑顔を浮かべて、 ]
(45) 2017/01/20(Fri) 21時頃
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「 ……そうして頂けると、嬉しいです 」
[ 小声に返した小声は、本音。 一人暮らし、コンビニと仲良しの卯月にとって、 店長の提案は、喜ぶほか無かった。 ]
(48) 2017/01/20(Fri) 21時頃
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[ だって 得体の知れないものでも、 知らぬ誰かでも、ないですし* ]
(50) 2017/01/20(Fri) 21時頃
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― 自宅前・夜 ― [ ―― 結局、先輩は見つからず。 袋を抱えて、 家に戻ったのはもう夜と言って良い時。 避難するのかという程に買い込んだ食料。 減ったのはカップ麵ひとつと 直ぐ帰らず粘った時に消費した、幾らかのお菓子だ。 言い訳に使ったお菓子はきっと、 期限が切れる前に朝ご飯や昼ご飯として、 卯月の小さい腹に収まるのだろう。
家の前。 キャスケットはいつもより深く被って、 赤色も正面では無く、爪先を見て、 持ち上がったのは 家にたどり着いた、時。 ]
(54) 2017/01/20(Fri) 21時頃
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………うそ
[ 紙袋が今日も、ぶらん。 ドアノブにひっかかって、其処に有る。 ]
(56) 2017/01/20(Fri) 21時頃
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[ ―― 棄てた筈だよね? 思ったのは、そんなこと。今朝の記憶。 家の前、コンビニ袋は盛大に落としてしまったけれど そんなことも気にしないで、 ゴミ捨て場に早足で向かって、
ああ、それでも、だとしても。 残っていることなんてきっと無い。 掘り起こされた、みたいな そんな馬鹿なことあるわけがないと そう思ったのも、ようやく。 ]
(57) 2017/01/20(Fri) 21時頃
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[ ならばあれは新しいもので、 誰かがまた、何かを――、作って 恐らく卯月に届けている、と いうこと? 嘘、まさか、 "そんなこと"。 ]
……あるわけないよね…
[ 白い息と一緒に、 呟きが 夜道にぽつり。 ]
(58) 2017/01/20(Fri) 21時半頃
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[ …家に一度、帰ったところで、 紙袋が、消えているなんてこと、なくて。 冷えた指先は、袋の口を開けることもせず、 持ち手を掴んで、 ]
(65) 2017/01/20(Fri) 23時頃
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[ ―― そのまま、 ゴミ捨て場に、置くだけ。 ]
(66) 2017/01/20(Fri) 23時頃
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[ 唾を飲み込む音が 聞こえた。 "誰か"に見つかったらと思うと恐ろしいし、 そうでなくとも 夜。 切羽詰まった面持ちで何かを棄てる白い女に 奇異の視線が飛んできたらと思うと、 どう言い訳をすればいいのか、わからない。
そのまま家に帰る様子は、 そう"脱兎"。 まさにその表現が正しい。
人気の少なくなった商店街の、近く、 夜の風は 冷たい。 遠く 夢幻の明かりが ぼうと光るのが見えて、 一瞬、お邪魔しようかと思ったけれど。 ―― 時間も時間だ、と、直ぐ 諦めた* ]
(67) 2017/01/20(Fri) 23時頃
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― 早朝 ―
[ 逃げるように帰った自室。 蒲団の中、ノックの音で目が覚める。 ―― 今日はもうちょっと、 寝られる筈なんだけどな。
誰も出る人が居ないから、 一人暮らし、当然来客には卯月が対応する訳で。 たとえ不満に思おうとも、適当に着替えて 素足を、ぺたり、ぺた。 玄関まで運ぶ。 ]
(75) 2017/01/21(Sat) 00時頃
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[ 卯月への来客なんて、 家族か友人かの二択だ。 特に連絡も入れず訪れるのは、前者。 抜けた部分もあるから、大方母で間違いない。 どうせ鍵を忘れてきた とか、 そういう結末だろう。
買い込んだ袋の中、消費しないと。 思考は既に今日の"美味しいもの"に飛んで、 口だけ、勝手に ] …おかーさ、
(77) 2017/01/21(Sat) 00時頃
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[ ん? まで 言えずに
開いた扉の先、 ]
(79) 2017/01/21(Sat) 00時頃
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[ 赤色は碧眼を見上げ、 ] [ ただ、茫然 と** ]
(80) 2017/01/21(Sat) 00時頃
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