191 The wonderful world -7 days of MORI-
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― 率という男の家族 ―
男の父は、偉大であった。 男の母は、誠実であった。
その両親だけ見れば、歪む余地はなく。 全てにおいて恵まれていた。 それを否定出来ない環境で、男は育った。
父は常に自分の規範となり。 母は常に自分を庇護する慈しみがあった。
(28) 2016/06/15(Wed) 19時半頃
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だが男が成長すると、母の瞳にあるものが見えた。 自分に向けるその瞳にあるのは、慈しみともう一つ。 哀しみ、と表現しても良かったかもしれない。
その頃はまだ、男が世に希望を持っていた頃だ。 何故、そんなものが自分に向けられるのか。 一度疑問に思えば、解決するまで止まることはしなかった。
(29) 2016/06/15(Wed) 19時半頃
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ある日の食事時。 男と男の父が二人でいる時。 男は父に問うた。
「父さん、僕は母さんの子供じゃないの。」
男には、これで狂うという想像ができずに。 歯車を回し初めてしまった。
(30) 2016/06/15(Wed) 19時半頃
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― 6day・中央エリア ―
[暗転から目覚め空を見上げる。 空に邪魔な雑音は浮いておらず、乗り切った事がわかる。
数えれば6日目。本当にあと少しという所まで来た。 周囲を見渡して、彼女はいたか。 ここは、どこだったか。4 1.交差点 2.コロシアム 3.901 4.オージョウ 5.警察署]
(31) 2016/06/15(Wed) 19時半頃
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珍しいところに出たな。 ……この狭い中で珍しいっていうのも不思議だが。
[そういえば、このゲーム中。 ろくに自分達は歩き回ってない気がする。 特に、西と南だ。 全てが終わったら、改めて散策するのもいいかもしれない。
そんな感傷に至りつつ、電子音に気がつく。 すぐに取り出してみたミッションは、不思議なもので。>>#0]
死の運行を止める? 一体何が……。
[そう呟いた、時か。]
(32) 2016/06/15(Wed) 20時頃
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[北からかバスが迫ってくる。 ものすごいスピードで、南へ走っていった。
そのバスの上には、明らかに人為的でなく。 今まで以上におかしい、恐らくノイズ。>>#2]
……なんだ、あれ。 無理矢理止めても、だめだよな、ありゃ。
[止めるだけなら、最悪パンクでもさせてやろうかと思ったが。 それでもあのノイズを見る限り、止まるかどうか微妙。 何より、それで事故が起こる可能性だってある。 『死』を止めなければならないのであれば、あのノイズをどうにかするしかないのだろう。]
……どうする?
[そうやって周囲を見渡した時。 同級生たちの姿は、見えたか?*]
(33) 2016/06/15(Wed) 20時頃
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[近くに同級生たちもいたようで。 恐らく気づいたのはこちらが先。
だが、その様子は今までと違ったもので。 バスに轢かれそうな所で、歩いているのも見えたから。>>35]
あぶねー……。 そうか、バスの中の人らからは、俺らが見えないのか?
[それはそういう風に納得した。 問題は、彼らがそんな行動をとっていることだが。]
(44) 2016/06/15(Wed) 21時頃
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[そうして、向坂がこちらへ駆け寄ってくる。>>36 その後ろは、どうだったか。]
ああ、見た。 暴走バス、止めるだけじゃダメだろうな。 あいつを倒して、なおかつ乗客全員無事……。 それが条件と思ったほうが良さそうだ。
[死の運行、というところからの考えを述べる。 これ自体は、特にどうということもないだろう。]
(45) 2016/06/15(Wed) 21時頃
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[それよりも、後ろの人物が気になるわけで。>>37 向坂から離れる、というところは見ていなかったが。]
……いいのか? そろそろ単独行動は危ないかもしれないぞ。
[そう聞いておくに留める。 多分、この同級生は、彼ほど鬼になれなかったんだろう。 どこかですれ違う可能性は見えていた。
……この時点で事後であるとは、分からなかったが。*]
(46) 2016/06/15(Wed) 21時頃
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[なれたようにこちらに来る彼女を見る。>>58 どうにも力づくで出来そうな内容ではない。]
そもそも、近づけないかもしれない。 近づかないと切れないが、あのスピードだ。 先にこっちが死ぬだろうな。
[冷静に述べつつ、自分達では厳しいことを認識する。 遠距離攻撃にするには、条件が厳しい。 大物ではバスを巻き込む、小物ではダメージが足りない。 実に難しいと、思考が駆け巡る。]
(68) 2016/06/15(Wed) 22時頃
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[だからこそ、銃で撃てば。>>59 今のところ、それにすがるしかないのもあるが。 二倍撃てば、たしかにそれもある。>>65]
撃って落ちなくても、動きが止まれば。 攻撃するチャンスにはなる。 その時だろうな。剣で斬れるかどうか。
[暗に協力を受け取る言葉。>>60 それだけでは不足かもしれないが、協力を拒む理由というのは、今のところないのだから。]
(69) 2016/06/15(Wed) 22時頃
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銃で倒せればよし。 落とせることが出来たなら、仕切りなおしつつ攻める。 落とせなくとも怯んだら、俺が無理やり引き剥がす。
三人いればこれくらいは、どうにか出来るだろう。 手札は十分だ。
[本当なら、と赤い出で立ちに目を向ける。 紀陸が協力的なら、もう一つ算段があるが。 向坂の言葉から考えても、今は難しいんだろう。>>62]
(70) 2016/06/15(Wed) 22時頃
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[それに対しては、話し合うしかないと思うが。 ……一日も経てば、どちらも落ち着くんじゃないだろうか。 それでダメなら……明日は最終日。 生き残れるとしても、難しくなる。
そこでどういう道を選ぶかは、彼ら次第だ。]
とにかく、今日をのり切ろう。 どっちにしろ、必要なことだ。
[その言葉が何を指しているか、彼は分かるだろうか。 それでも、それ以上の詮索は、決してしない。*]
(71) 2016/06/15(Wed) 22時頃
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[サイキックについては、説明が難しい。>>74 こういうものはシンプルなものほど強い、というが。]
ミッションを見ると、バスは周回するらしいな。 待ち伏せするなら……中央、南と行くなら、西。 西側から来るか、中央から見るのが良さそうだ。
[あのバスはノイズが乗っている。 なら、決してゲームの範囲から出ることはない。 そして周回するなら、中央には絶対にもう一度くる。 ……後は、時間との戦いになるが、確実を取るなら一旦見るべきだとも、感じるのだ。>>76]
(90) 2016/06/15(Wed) 23時頃
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[話し合いでは、まずは待つ。 様子を見ることとして上がった。
まさかその間に、周回が来るとは思わなかったが。>>88 相当な速度で、移動しているらしいことが分かる。
ざわめきと予測を頼りに、スクランブル交差点の付近に陣取った。]
(92) 2016/06/15(Wed) 23時頃
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[移動しながら、ふと目を向けた遠くの同級生は。 自身を持ち、疑うことを知らないような態度にない。 つかず離れず、そんな距離で、ただそこにいるだけだ。>>83]
……。
[自分も、ああだったのかもしれないと思えば。 俺とあいつの差は、すれ違うのが速いか遅いかの差だったのかもしれないと、改めて思う。 ……これからそういうことが起こらないとも、限らない。
注意しないといけない。そう心に刻む。*]
(93) 2016/06/15(Wed) 23時頃
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[息を揃えて銃を駆る二人の後ろで、準備をする。>>101 どっちにせよ、まずはやってみなければいけないのだが。
自分には、そこに近づく影も見えていた。>>@23]
……善処する。
[ミッションもなく、ただ忠告。 アドバイス、取るにしては言葉足らずか。 それでも、死神の行動自体が、異常さを引き立てていた。]
(110) 2016/06/16(Thu) 00時頃
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[やがて、バスが近づき、号令がくだされる。>>103 ダメージで止まった隙に、ノイズを斬る。 そのつもり、だったが。]
こいつ……!
[貫いた部分、そこは確かにダメージがあるが。 その動きをどう見ても、足りない。>>#4 バスが止まることすら、なかった。 逆に、こちらに近づいてきた時に、翼でこちらに攻撃しようとする仕草がある。]
(111) 2016/06/16(Thu) 00時頃
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[それを見れば、すぐに二人と竜の合間に入った。 二人に大きな凶器に対する防御の術があるか、それは後で。 自分が巨大な大剣を作って、それに盾に全身で受け流す。 それが多分、自分の役割だと感じた。]
くっ……そ!
[受け流せば、後ろの二人に翼は届かない。 とは言え殆どの衝撃は、大剣と自分の体に来るわけで。 そこから反撃するような、頑強さは多分人間にはない。
受けた一撃は、どれほど流せたか?*]
(112) 2016/06/16(Thu) 00時頃
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[攻撃を加え、反撃された後、バスは東へ去っていく。 それを見ながら追おうとするが、走ることが出来ない。 見た目通り一撃が重く、とにかく人間の力で斬れるようなシロモノではないことが、強く理解できた。
彼女は、すぐにバスを追えただろうか。 共にいた同級生は、追ってどこかへ既に行ってしまった。>>106]
……俺らじゃあ無理か? いや、抜け道はあるはずだ。 どうにかすれば……。
[バスを追うにも、もう追いつけないだろう。 彼だって、迷子になって帰ってこれないなんてことはあるまい。
とにかく、もう一度練り直すしかない。 思った以上に、あの竜は、強いのだから。*]
(113) 2016/06/16(Thu) 00時半頃
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[彼女はこちらへ来ていた。>>116 できれば、バスを追うのを優先したかったが。 どうにも追いつける気もしない。 追いついても、きっと同じことしても何も出来ない。]
怪我というほどのことはないが、ちょっち手が痺れた。 ……真正面からぶつからないほうがいいのは確かだ。
[銃弾というのは現実で考えれば、かなりの痛みだ。 斬るのが深く傷つけないとダメなのに比べて、抉っている銃弾は浅くても相当な痛みが期待できる。
にも関わらず、あの竜は止まらなかった。 こちらに反撃する余裕すらあった。 だからこそ、倒すのに苦労がかかる。]
(118) 2016/06/16(Thu) 01時頃
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[そう思っていたから、聞こえた瞬間そっちに向いた。>>117 自分には珍しく、きょとんとした顔をしていただろう。]
止めるだけ? あいつに攻撃するんじゃなくて、バス自体を?
[そんなことが、出来るのか。 いや、普通だったら多分出来る。ブレーキを踏むなりなんなりすればいいだろうし、タイヤに細工するというのも選択肢だ。 だが、それで止まる、という保証はない。 あの竜のみが原動力であれば、結局アレを取り除くしかない。]
……もっと大きく出る必要がある。 だけど、搦手を探すしかないか?
[それが用意されているとも限らない。 だが、手を出せないことをどうにかしないと、このまま消滅という道を辿ってしまう。 何があるか?もう一度考えなおすしかない。*]
(119) 2016/06/16(Thu) 01時頃
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[遠くへ行った彼の代わりに、もう一人の同級生が現れる。>>122 頭を下げ、困ったように歩み寄る彼の言葉が少ないのは、そういうことだろう。彼らの根本が変わった訳じゃない。]
わからないって。 ……それ以外は、今日のミッションの話ぐらいだ。
[何がわからないか。 それが分かるのは彼だけだろう。]
(123) 2016/06/16(Thu) 02時頃
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何があったかは聞かないけどさ。 どんなに親しくても相手は自分じゃないんだ。
何が正解かなんて、人によって変わるんだし。 向坂の話、ちゃんと聞いてやるのが良いと思うぞ。
[自分にしては至極全う、且つあまり意味のないことを言った気がする。常識的な一般論だ。 少なくとも、向坂が話の通じないタイプとは思わない。 きっと、思い込んでるのは紀陸の方だ。]
……どこにいったかはわかんねー。 どうする?
[自分達はミッションに向かわなければいけない。 彼は、どうするか。何を優先するのか。**]
(124) 2016/06/16(Thu) 02時半頃
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[紀陸が気遣いができない人間だとは思わない。 ただ、そうやって思い込むから。>>144 ……大事なことが伝わらないし、受け取れない。 そんな気はする。]
言い方が悪かったかな。 解き方は一つじゃない、ってことさ。
[たとえそれでも彼が納得するかは分からないが。 多分、俺が「普通の人間には良心がある」なんて言った所で、紀陸はそんなこと歯牙にもかけないのだろう。]
(148) 2016/06/16(Thu) 21時頃
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[所在を聞けば、一先ずは安心する。>>146 動いてないということは、一人で追ってるわけではない。
ただ、少し歯切れの悪い喋り方。 ……参加者を殺せばいいと、即断した彼に似つかわしくない迷い。今まで迷わなかったから、今、悩んでるのか。 どちらにしても、やろうとしていることは狂っているのに。 実に人間らしいと思えてくるのが、不思議だ。]
(149) 2016/06/16(Thu) 21時頃
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[一つ言葉を零して、背を向ける。>>147 その背中にかける言葉は、とりあえず。]
気をつけろよ。 死んだら元も子もないぞ。
[そんな月並みな言葉だが。 とりあえずでも、動けるなら結果はついてくるだろう。
いくらなんでも、向坂が理由なしに誰かを拒むとも思えない。短い時間で思ったことはそれだけだ。 ここまで不和がなかった以上、表面的な問題でもない。 とにかく、それが解決すればいい。 そう思ったのは確かだ。]
(150) 2016/06/16(Thu) 21時頃
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……さて、その間にこっちがバスを何とかしないとな。
[改めて、思考を切り替える。
いずれ、バスが戻ってきた時。>>139 その異変には、気づけたか?*]
(151) 2016/06/16(Thu) 21時頃
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[いいな、という彼女の言葉。>>162 認識するには、少しの時間が必要で。 改めて自分と彼女の間に溝があることを感じる。
その溝が埋まった時、どうなるのか。 そう考えそうになった所で、打ち消した。]
(164) 2016/06/16(Thu) 22時頃
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まだわからないさ。 どうにか出来るかもしれないし、出来ないかもしれない。
少なくとも、さっきよりはきつそうだ。
[兵隊の銃撃。アレがなければ、剣しかない。 小細工した所で、通用するノイズでもなさそうだ。]
……竜、どこが弱いかな。
[考えつく範囲でできること。 弱点でもあればと、思考するが。]
(165) 2016/06/16(Thu) 22時頃
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[そのうち、北方向がにわかに騒がしくなる。]
思いついてないけど、様子を見に行くか。 時間も少ない。
[あわよくば、他の参加者が対抗手段を持っていることを祈る。 もしくは、自分の一太刀が必要な場面が来るかもしれないと。
残っている参加者の数も、わからずに計算を作る。*]
(166) 2016/06/16(Thu) 22時頃
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[彼女の言葉を、思考に取り入れる。>>177 考えは声に出すように。]
こめかみか。 確かに顔は弱そうだな。
最悪、口の中にでも叩き込めれば……。
[他といえば翼なんかは脆そうなイメージもあるが。 攻撃の手段の一つとして使っていたからあてにならない。 今のところ、それが手であるのは確かだが。]
(189) 2016/06/16(Thu) 22時半頃
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[指のさされた方向を見ると、地が燃えている。>>178 そこに人影が巻き込まれているのもわかるが、そんなもの、どうしようもない。鱗粉とはワケが違う。]
高さがあれば、出せる! ……一瞬で溶けはしねぇだろ!
[ただ、狙いが定めにくい。 炎のせいで、空間の把握が遅れる。
そんな時に棘のつきだしたその場所は、的確にバスの進行方向を表していた。>>185]
あそこ、だな!
[すぐさま空中に大剣を作り出す。 アレを落とすには、これでなくては足りないだろう。]
(191) 2016/06/16(Thu) 22時半頃
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車高制限、守ってもらおうか。
[タイミングを図って、浮いた巨大な質量を射出した。 質量は何事もなければ、バスの進行方向を塞ぎ、雑音をせき止めるように、衝突するだろう。 刺す目的じゃなく、『当てて止める』目的の剣。 竜が炎を吐くことに夢中でなければ、速度を落とすなり、進行方向を変えるなりしてかわせるだろう。 ただ、それでも速度は落ちるわけで。
……きっと、それがチャンスにはなる。 次に繋がる、一手の結果は、どうか。*]
(192) 2016/06/16(Thu) 22時半頃
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[あの竜に、大剣が効果あるかずっと見ていた。 それが良くなかったのだと思う。
実際、ノイズが怯んだことに安心した。>>#8 倒せると確信したからこそ。]
お、まえ……!
[彼女が走りだすのを止めることが出来ず。>>197 すぐにその後を追う。]
(211) 2016/06/16(Thu) 23時半頃
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[追いつくのは難しくない。 彼女が竜に一撃を入れて、その後が問題だ。
あの竜は、炎を吐ける。 そして攻撃すれば、必ず反撃している。 危ない。その可能性が、高いのだ。
なのに走れば、ノイズが周囲に湧きだして。>>195 当然、まっすぐに走れなければ、それだけ遅れる。 歯噛みを、しそうになった。]
(212) 2016/06/16(Thu) 23時半頃
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[大きな声とともに、誰かが彼女に叫ぶ。>>204 ああ、一度、チラと見たことがあったか。 二日目?いいや、今はそんなことはどうでもいい。 彼女がそちらに向かえば、もう大丈夫だ。>>207]
感謝するっ!
[叫びながら、方向を変える。 向くのは、今も攻撃を受ける手負いの竜。>>209
遠巻きの自分がやれることは、一瞬でもいい。 チャンスを保ち続けることだ。 幸いなことに、竜は五体満足ではない。 もう既に、満足に翼を振り払うことも出来ない。>>#10]
(213) 2016/06/16(Thu) 23時半頃
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撃てぇぇぇぇ!今しかねぇ!!
[兵隊を駆り、翼を持つ同級生に。 自分を導いた棘の主に。 竜を弱らせた流星の功労者に。
とにかく全力で叫びながら、剣を竜に撃ちこむ。 形は問わない。強度も質も問わない。ただ、量のみ。 その多さは、『強力な一撃』までの時間を保たせるために。]
(214) 2016/06/16(Thu) 23時半頃
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[一撃。きっと、致命的な一撃。>>229 それに竜がのけぞり、倒れていく。>>#11 バスが停まったこと、竜が落ちたこと。 それ以外は、炎で阻まれてよくわからない。
だが、右手のタイマーが消えることが、終わりを告げる。 今日を、乗り切った。
そう判断して、振り返ろうとした時。]
(240) 2016/06/17(Fri) 00時半頃
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[怒号が、大地を揺らした。>>#12 振り返れば、炎の勢いは増すばかりで。]
運行は止まった。 だけど、俺らはまだ死ぬかもしれん、と。
[とりあえずやることは、離れることだ。 無闇に剣を振るう訳にはいかない。 誰かにあたってしまうかもしれないから。
運悪く、巻き込まれた参加者がいるなら、それは。]
恨まんでくれ。 アフターケアまでは、戦闘の外だ。
[肩で息をしながら、少しずつ離れる。 ……ああ、量を作れば。疲れるのは、わかってたけど。 このまま、倒れてしまおうか。多分大丈夫だろ。]
(241) 2016/06/17(Fri) 00時半頃
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……あ?
[そんな思考は、響いた名前にかき消された。 ああそうか、世話が焼けるな。
そう思って戻る場所は、里佳の所。 疲れてるけど、心配ではあったから、と思えば。]
……なんだこれ。
[彼女の周囲には、ノイズが大量に囲んでいて。>>236 足元にいるのは、さっき彼女を助けてくれた、恐らく参加者。 元々は白い服のようだが、その服は、赤い。>>234]
(242) 2016/06/17(Fri) 00時半頃
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……あー、うん。
[里佳はきっと、自分を助けてくれた彼女を見捨てない。 そして、彼女を見捨てるということは、恩を仇で返すということ。 ならできるだけ、頑張ってみようかと。 疲れ果てた右手を振り上げる。]
いいかげんにしろよ。 ゴミどもが。
[周囲のノイズの頭上から、剣を錬成し落とす。 射出はしていない。ただ『作っただけ』。 落ちていく質量に任せ、押しつぶすだけ。
座り込む二人に近づけば、自分も膝を折った。]
(243) 2016/06/17(Fri) 00時半頃
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わりぃ。これくらいしか、疲れて無理だ。 ……応急手当できんだろ。 ほら。
[パーカーを脱いで、ウェットティッシュと一緒に里佳に渡す。 何度目だ、この作業。今後は金銭の他にも、包帯を持ち歩いておくべきかと、本気で思案する。]
俺が落とす。ただ、動けん。動きたくない。 近づかれたら、頼む。
[そう言って、数秒間目を閉じて。 息を吸い、息を吐く。数度、繰り返し。
目を見開いたら、周囲のノイズに剣を落とし続けた。 ……大したダメージにならないとは思うが。 それでも、蓄積されれば、いずれは数は減る。 そんな、楽観的な、考えしかできなかった。*]
(244) 2016/06/17(Fri) 00時半頃
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[剣を落とす中、里佳の声が聞こえる。>>251]
……悪い、少し借りる。
[背中を預け、それでもノイズを睨み、剣を落とす。 疲れからか、それとも能力を断続的に使いすぎたか。 頭にガンガンと音が響いてくる。
せめて、後ろの治療が終わるまでは、耐えなければならない。]
(257) 2016/06/17(Fri) 01時半頃
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[治療が終われば、里佳も戦列に加わってくれる。>>253 近づいてくることはない。それだけでも有りがたいものだ。 やがて、彼女の意識が外れる時が来るだろう。>>253]
……さて。
[既に倒れてしまいたいが、女の子二人残して倒れる前に。 最低限終わったことだけでも確認して倒れないと。
……死に切れんな、そんな風に、目を尖らせた。*]
(258) 2016/06/17(Fri) 01時半頃
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[空は、警戒してなかった。 だから、上から銃声が聞こえた時は、本当にダメかと思った。
自分くらいは守れても、三人は無理だな。 そんな風に上を見上げたから。 その光景は異様だった。>>@44
何故か銃弾は自分達を貫かない。 ノイズたちを貫くこともない。 ただ、周囲に防衛線を作るだけ。]
(261) 2016/06/17(Fri) 02時頃
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[何を思ったのだろう。 死神は、殺さないと死ぬんじゃなかったか。 恩を売っているつもりなのか。 いろいろと思ったことはあるが。
ああ、彼らもそうか。 元は人間か。
生きてる人間より、どこか人間らしいかもしれない。 それは、あのゲームマスターを見て理解しているつもりだった。]
(262) 2016/06/17(Fri) 02時頃
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[声が聞こえれば、視線を戻す。>>260 コロシアムで見た、彼女の相方。 ああ、もういいか。]
卯月っていうのか? 最低限の応急処置はしたから、死ななきゃ明日は大丈夫だ。
……それより、雑音がきつくてね。 今日が終わるまで、倒れるまで。 まぁ、頑張ろうか。
[もうこうなれば、とっとと終わらせて安眠を手に入れよう。 そう思えば立ち上がり、疲れた体にムチを打つ。 剣は大きく、潰すように、彼と共にノイズを排除すれば。]
(263) 2016/06/17(Fri) 02時頃
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桐原、率。そっちは?
[……名前くらいかわせるタイミングは、あるだろうか?**]
(264) 2016/06/17(Fri) 02時頃
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