131 SACRED JUSTICE ―闇の正義と光の祝福―
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仁右衛門は、クラウディア枢機卿猊下の食卓にあがった。
beyer 2014/08/30(Sat) 22時頃
仁右衛門は、博史の口の中からこんにちは。
beyer 2014/08/31(Sun) 21時頃
仁右衛門は、パルック[[who]]の胃の中にいる。
beyer 2014/09/01(Mon) 21時頃
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―ルンフィア郊外・ケレブロンド家 応接室―
[夜の帳はとうにおりている。数多くの蝋燭で昼間の如く照らされた応接室。長いテーブルを挟み、対峙する男女。互いに表情に薄っぺらい笑みを浮かべる。]
「御当主様の留守に何か御用かしら? 生憎、闇の者と談笑する趣味はありませんわよ」
「つれないね、元はと言えば、俺らは同じ一族だろう?」
「ええ、私たちは同じ呪いを受けた忌子同士。散り散りになり光と闇に分かれた身。だからこそ、私たちは憎み争わなくてはならないのでなくて?」
「違いないね、俺らは互いに光と闇に分かれ、憎み争いこちらとそちらの間の溝を大きくするのが使命。光のお前と仲良しごっこをする心算もないさ」
「そこまで分かっているのなら、何しに来たのかしら? 闇の奴隷にして対岸の橋守、あなたの言葉と振舞はかみ合っていませんわ」 「なに、一寸した報告だよ、光の奴隷にして対岸の橋守。そら、≪鎌鼬よ、そこの蝋燭を切り落とせ≫」
[男の声を切欠に室内に突風が巻き起こる――ふと薄暗くなる室内。女が振り向けば、灯の消えた燭台が視界に入る。]
(76) beyer 2014/09/03(Wed) 00時半頃
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「――成程、あなたに呪言が移ったということは……」
「ああ、あの妖怪爺、とうとうくたばったらしいな」
「あと四百年もすればあなたが妖怪爺ですわ」
「放っておけ」
「……そう、この争い、光は負けたのですね」
「その通り、我らアングロンド家が雌伏する時は終わった。次はそちらだ、ケレブロンド」
「百も承知ですわ、アングロンドの盆暗当主。せいぜいその力で光の者を虐げなさい。私たちケレブロンドはルンフィアを再興する準備に取り掛かります」
「ああ、頼むよ。敵が萎れたままでは張り合いがない」
「盆暗を否定はしないのですか? 認めるのですね、お似合いですわ」
「お前の口の悪さは身に染みてるからな。流石はあの爺の血族だよ、真っ向相手などしてやるものか」
(77) beyer 2014/09/03(Wed) 00時半頃
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「やめてください、汚らわしい。本当、呪いを継いだのがあなたで良かった。先祖の不始末の報いを私が受けるなんて、本当に馬鹿馬鹿しいもの」
「それ、俺の前でいうか?」
「老いて死ぬことを許されなくなった魚男に、私が今どんなに安堵しているか伝えるのは難しいわ」
「けっ、こっちは全く面白く無いんだがな。さて、話はここまでだ。次に会うのは――」
「次はありませんわ。私が人並みに老いて死んだ後、ケレブロンドを継ぐ者がそちらに挨拶に行くでしょうけども」
「お前とは今生の別れだろうが、ケレブロンドとのやり取りは続くんだよ。――さて、光の奴隷どもよ、此度の結果に精々悔し涙を流し、闇への憎しみを募らせるがいいさ」
「――闇の奴隷たちよ、此度の結果に精々浮かれ、我らを足蹴にして怠惰を貪るがいい。私たち光の奴隷、今は屈辱に雌伏すれど、必ず立ち上がり貴方たちの喉を食い破るでしょう」
「ハン、そんな事させるものか。我らアングロンド、光を滅ぼし世界を闇に染めてくれる」
「いいえ、させないわ。私たちケレブロンド、闇を滅ぼし世界を再び光に染め上げましょう」
(78) beyer 2014/09/03(Wed) 00時半頃
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「光と闇の間に深く刻まれた溝――それを深く、深く、決定的な亀裂とするのが我らが使命」
「彼岸此岸を繋ぐ橋は金の橋となり、我らは橋守としてその価値を守り続ける者ならん」
[宣誓の後、しばしの静寂。それを破ったのは女の溜息。]
「……結局、此度の聖戦、レガリヤと魔法、血風吹く戦いでしたか」
「ああ、しかしいずれは変わる。剣でも魔法でもなく、金で殴りあう時代が来る」
「それもまた、下品な戦いです事。それを聖戦と言い張るお心算?」
「下品であれど野蛮ではない、闇と光が戦うなら理由が何であれそれは聖戦さ――そして我ら、レガリヤに解呪を託す」
「全く、七面倒くさい事ですわ」
(80) beyer 2014/09/03(Wed) 00時半頃
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「言うな、聖戦の理由をレガリヤから、力から金へと、経済へと移すことが出来れば、レガリヤの価値は下がる――我らは堂々とレガリヤを買い付けられる。そいつが呪いを解くものでなくても、博物館を建てるなりすればいい」
「呪いで死ねない身は大変ね。そんな苦労を背負い込まずに済んで本当良かった……さて、お話はここでお仕舞」
「ああ、この部屋を出たら我ら剣を向け合う敵同士。精々時代の波に潰されないことだな」
「そちらこそ、此度の王の出来は宜しいと聞いてますわよ? あなたごとき、相手にされるかしら?」
「なに、難しい時代を狙う必要はあるまい。血統だけで王になってしまった盆暗が現れるまでゆっくりと待つさ」
「流石は妖怪、人には理解できない解決策です事」
[それ以上は一言もなく、男は扉の外へ出ていき、女は扉の内へ留まる。**]
(81) beyer 2014/09/03(Wed) 00時半頃
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