155 【身内】砂煙の村
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[呟いた言葉に返されたのは、酷く弱々しいものだった>>112。 俯いた彼に何も出来ずにいれば、ぽつり、と透明な雫が彼から落ちて、地面を濡らしたのに気付いただろう。
―――どうして君は、泣いているの。
震える身体がか細く見えて。どうして、泣かないで、なんて、彼を宥めようと――いや、自身の揺れる気持ちを、落ち着かせようと。彼に手を伸ばそうとしてみたけれど、続いた言葉に身を固めることになっただろう。]
………。 ……それなら、私も。――“おかしい”な。
[はは、とどこか諦めたように笑みを零して。伸ばした手はそっと、彼の頬を包んだだろう。そうして上を向かせるように少しだけ力を込めれば、彼は素直に従ってくれただろうか。もし嫌そうにされてもここは引くつもりはないのだから、無理矢理にでも目を合わせようとしたけれど。 ――ほら、こっちを向いて。]
(12) pochi_ro 2015/04/12(Sun) 12時半頃
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私だって…、君に触れてみたい。 ……ふふ。潤んだ瞳も、綺麗だな。
[流れる雫を拭いとって、口元を緩める。彼がこんなに必死になっているのに笑うだなんて、不謹慎かもしれないけれど。 それでも涙に包まれて一層輝く瞳の美しさと、――彼が同じ気持ちであったことの、嬉しさと。表情が緩くなるのは、仕方のないことだと思うんだ。 本当は、彼の瞳に溜まる涙に、口付けを落としてしまいたいものだけれど。それはまだ出来ないから、手で我慢。]
……でも、ベネット。 私は君が消えてひとりになるのは嫌だし、懲罰房に送り込まれるのもごめんだ。 それと、……ひとりで消えるのも、怖い。
[今度は視線を逸らさないよう。彼の顔に手を添えたまま、柔らかく言葉を紡ぐ。 身勝手な言い分でしかないけれど。ひとりきりほど、恐ろしいものはないじゃないか。だから――]
(13) pochi_ro 2015/04/12(Sun) 12時半頃
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……何て顔してるんだい。
[顔を上げた彼は、なんとも悲痛そうに歪んでいて>>-15。 涙を止めるつもりだったのに。同じ気持ちであると伝えて、安心させたかったのに。――何故、君の涙を止めることができないのだろう。 何も言わずに涙を零すその様子は、拒絶のように、思えて。 ――言葉にしてほしくないから、その指を唇から離せないでいるのかもしれない。
ああ、でも。私を拒むのなら、それでもいいんだ。共に消えたいだなんて、酷い身勝手なお願いを、輝かしい未来が待ってるであろう彼が、受け入れる必要など。
なんて、彼の泣き顔を見ながら、納得しようと考えてはみるものの。 彼の手が徐に自身の手首を掴めば、どくん、と嫌に心臓が波打った。
―――嫌だ。言わないで、ベネット。]
(38) pochi_ro 2015/04/13(Mon) 04時半頃
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…………何を、
[拒絶の言葉を予想していたのに、目の前の彼は手袋を外しているものだから。意味が分からなくて、不思議そうに彼を見つめる。 そうして伸びてくる腕に、動くことも出来ないまま。彼が“触れて”しまえば、漸く鈍い頭が働いて、はっと息を飲んだだろう。
――ああ、もう。一緒にって、言ったばかりじゃないか。]
…………馬鹿だな、君は。
[そっと口付けを落とされれば、呆れたように言葉を紡ぐ。 それは、何に対してであったか。 先に触れたことか。こんな陰気な男とともに、消えてしまうことか。……きっと、全部だな。彼は自分など、選ぶべきじゃなかったのに。]
(39) pochi_ro 2015/04/13(Mon) 04時半頃
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[目の前の彼は、動かなかった自分に、焦りを覚えているだろうか。唇が消えてしまっているのだから、もうその声は、聞くことは出来ない。
――けれど、不安にさせるつもりなど、毛頭ないのだから。その手に、唇に、触れることができなくなってしまったのは、恨みがましくは思うけれど。]
…………私もだ。
[それは、愛の告白>>-17の、答え。自分を選んでくれた彼へ、愛おしそうに、そう告げる。 そうして手袋を外して、彼の耳へ。確かめるように触れるものだから、もしかしたらくすぐったいかもしれない。 自身の手が砂となっていくのを確認すれば、涙の滲む瞳に、今度は唇でそっと触れる。塩っぱいな、なんて、冗談っぽく笑っただろう。]
(40) pochi_ro 2015/04/13(Mon) 04時半頃
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――……ベネット。
[名を呼べば、辺りを見渡す彼>>72はこちらに気付いてくれただろうか。 消える前に流れた涙はそのままに。いや、むしろ今の方が酷くなっているかもしれない。 嗚呼、どうして。上手く笑顔が作れないのは、何故だろう。]
ベネット、
[確かめるように何度も呼んで、彼の頬をペタペタと触れてみる。 暖かい。そして、――消えない。]
ああ、ベネット、 ……愛してる、また会えて、嬉しい。
[涙を流しながら、途切れ途切れに言葉を紡ぐ。頭が混乱して、上手く言葉に出来ないみたいだけれど。]
(87) pochi_ro 2015/04/15(Wed) 00時頃
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[共に消えていく感覚は、ふたりの永遠を手にしたようで、とても幸せに感じていたのは事実であったけれど。 けれど、やっぱり。願っていた一瞬の触れ合いは、人を強欲にするもので。 ――消えたくないと思ってしまったのも、また事実なのだ。
ふと意識は、彼の唇へと向かい。頬にあった手を滑らせて、なぞるように触れる。 彼が与えてくれた甘美な感覚を思い出し、身体をほんの少し震わせた。あのときの一瞬の口付けによって、まだここに残りたいだなんて。消えてしまった彼の唇に酷く消失感を覚えて、もっと触れていたかったなんて。そう思ってしまったのだから。それは、自身が口付けを返す前に消えてしまった彼を、恨みがましく思うくらいには。
吸い込まれるように顔を近付け、自身の唇を重ねた。 ――ああ、やっとだ。]
(88) pochi_ro 2015/04/15(Wed) 00時頃
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ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ ……ベネット、好きだ。 ずっと私と一緒に、いてほしい。
[迷惑だろうか、と彼の顔を覗き込んで、不安そうに尋ねる。その瞳にはまだ、涙は溜まっていただろうか。それならばまた、その瞳に口付けを落としてみたいものだけれど。彼の答えを聞くまでは、ぐっと堪える。
消える前に聞いた彼の告白を、疑っているわけではないけれど。目を覚ました彼の気持ちが、消える前と同じとは限らない。
――だから、もう一度。君の気持ちを聞かせてほしい、だなんて。女々しすぎて、流石に口には出さないけれど。]
(94) pochi_ro 2015/04/15(Wed) 00時半頃
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