281 緋桜奇譚−忌−
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七星拳 ナツミは、メモを貼った。
2020/10/07(Wed) 00時半頃
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チトちゃん、ごめんね。 せっかく綺麗な毛並みなのに、こんなに傷がいっぱい…。 痛かったよね…。
[>>2:133所々殴打した場所や焼けた跡が痛々しい。 ナツミをガルムの雷からずっと守ってくれていたのだ。 少しでもと作った水球で患部を冷やして、少しだけ一緒に休憩する*]
(6) 2020/10/07(Wed) 07時半頃
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[少しの間、つらつらとナツミは話す。]
あのね、今から行くところにいるしぃちゃんって子はね、雨宮志乃っていう、私の友達なんだ。 動画、見たかな?そう、あの女の子。会ったことある?
お酒を飲んじゃいけない年なんだけど、お酒大好きで。いつも飲みたがるの。 ちぃちゃんもお酒、好き?まだ飲んだことないかな?話が合うかもしれないね、二人とも成人の姿には見えないからお酒飲むのは難しいと思うけど…。
甘いものも大丈夫だよ。私もたくさん教えてもらったけど、志乃ちゃん京都の美味しい甘味処にも詳しいから、きっとチトちゃんも楽しいよ。
(7) 2020/10/07(Wed) 07時半頃
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すごくかっこいい子でね、背筋がピンと伸びた姿が綺麗なの。 退魔のお仕事もしていてね。すごく強くて。きっと沢山修行したんだろうなあ。あんまりそういう話は聞かせてくれなかったから…自分に厳しいのかも。
ち、違うよ!?チトちゃんが出会ったとき聞かせてくれたの、チトちゃんのこと知れて楽しかったから気にしないでね!!?
で、でもね、友達から嫌われるのだって怖い、…普通の、私たちと同じ女の子。
(8) 2020/10/07(Wed) 07時半頃
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いつか三人一緒に遊びたいなって思ってたけど。
私、馬鹿だから。皆素敵な人たちだから、私なんかいらなくなっちゃうんじゃないかって怖くて。 …自分勝手だよね。
チトちゃんも、丹生さんも、ガルムさんも、明星さんも。 しぃちゃんの周りに居たらしぃちゃんも、もっともっと明日が楽しみになったかもしれないのに、ね。
[チトセは何と答えただろうか。ナツミの一人語りだったとしても問題はない。 あの時、>>2:34意図なく誤解させてしまったままだったから、会うまでの間に少しでも志乃のことを知ってほしかった。*]
(9) 2020/10/07(Wed) 07時半頃
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[>>2:108京介の身体が落ちている場所に行って、無事を確認したいところだけど、多分今知ったら立ち上がることができなくなりそうで。]
ありがとう、丹生さん、明星さん。 あなた達のおかげで、ガルムさんのことを止めることができました。 ……大丈夫って言ったけど、やっぱりたすけられちゃいましたね。
全部終わったらまた来ますね。
[そう言ってチトセと一緒にその場を離れた。*]
(10) 2020/10/07(Wed) 07時半頃
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― →六道珍皇寺 ―
これ…多分しぃちゃんの糸だと思う。 こんな色に染まっている糸は初めて見たけど… あ、ごめんね言い忘れてた。しぃちゃんは人間と蜘蛛の半妖の女の子なの。
え、タンクローリーを!!!!? う、うーん…チトちゃん、蜘蛛の巣だけを、選んで燃やせる??
[>>5言っていることは物騒だが、ふんすと胸を張るチトセは可愛い。ちょっと流されそうになってしまうがいけないいけないと真面目に考える。 糸は真っ赤でまるで桜の根が張っているようにも見える。 一つ間違えれば京都が大火事になってしまうが、狐火の扱いに長けているチトセができそうなら、やってみて欲しいと。**]
(11) 2020/10/07(Wed) 08時頃
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七星拳 ナツミは、メモを貼った。
2020/10/07(Wed) 08時頃
ナツミは、字抜け訂正>>9怖くて*紹介できなかった*。
2020/10/07(Wed) 13時頃
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そろそろ降りるね。 さすがにずっと載るのは悪いよ。チトちゃんばかり危なくなっちゃう。さっきはお願いしちゃったけど、もう私のこと守ったりしなくて大丈夫だからね?
[心配されるかもしれないけど、モフモフとした毛並みを撫でて落ち着かせ…堪能した。]
それに、しぃちゃんと同じ目線でお話したいから
[元の姿でも移動は可能だ。今はだいたい地面から30センチほど上を、尾ひれをひらひらと靡かせてふよふよと浮いている。*]
(12) 2020/10/07(Wed) 14時頃
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七星拳 ナツミは、メモを貼った。
2020/10/07(Wed) 14時半頃
七星拳 ナツミは、メモを貼った。
2020/10/07(Wed) 18時頃
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百鬼夜行は楽しいかもしれないね。 でも。 周りに非道いことをして、当事者達だけが楽しいのは…やっぱりよくないよ。しぃちゃん。
[>>14こちらに気付いているのか気付いていないのか愉快そうに笑う彼女に声をかける。 いつもの制服と違い、緋色の着物を纏った彼女は、まるで緋桜の精のようで寒々しく別人に見えたけど]
動画、見たよ。ねえしぃちゃん。どうしてこんなことをしたの?
[その一面もまた彼女なのだろう。だから知りたい。昨日>>1:81聞くのがはばかられたあのことも、関係あるのだろうか。*]
(18) 2020/10/07(Wed) 19時半頃
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ひゃああああああ!?
[>>17GOサインは出したものの。予想以上の爆発で悲鳴を上げてしまう。念のためと水で盾を張ってなければ危なった。しかしうまく狐火は蜘蛛の巣を伝って燃え上がっている。建物も残っているようだしひとまず成功…成功だと思う*]
(25) 2020/10/07(Wed) 20時半頃
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ごめんねテロじゃないんだけど!!
しぃちゃん。この子はチトセノフって言う名前でチトちゃんっていうの。私の友達。修行中の御山の気狐でね…
[と、出会いから説明して紹介しようかと思ったけど、チトセが自分で言うかもしれないと残りは省略するだろう]
きっと二人とも仲良くなれると思うの!
[こんな時だけど、友達になってくれたら嬉しい。例え>>24お互い殺気を放っている場違いだろうと、ナツミは焦りつつも明るく語る*]
(26) 2020/10/07(Wed) 20時半頃
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妖だって人だって、弱いひとが何も感じないわけじゃないよ…。 戻ってこれても、門を開ける為に死んじゃったひと達からは恨まれちゃうよ。痛かった。苦しかった。もっと生きたかったって。
[>>22志乃にわからないわけじゃない筈だ。だって、志乃は弱いナツミを>>22戦わずに済まそうと。>>33守ろうとしてくれている。]
(33) 2020/10/07(Wed) 22時頃
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歴代の…? それはちぃちゃんのお父さんお母さん達ってこと…?
[左右で色の違う瞳が妖しく光っている。まだ隠している真意があるのかそれとも]
ううん、ごめんねちぃちゃん。 それには応えられない。私はしぃちゃんをこれ以上悪いことをさせない。
[終わるまで大人しくしていてと言外に微笑む志乃に、私は決意を持って拒む]
だから戦うよ。しぃちゃんが止まるまで私も止まらない。
[水でつくった龍が二匹、うねりをあげて志乃へと牙を剥く*]
(34) 2020/10/07(Wed) 22時半頃
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それは本当にごめんね!
[お願いと言ったのは自分なので>>27そこは強くでれない。雨の降る中、チトセと志乃は取るか取られるかの剣舞と狐火の舞を取る。しかしチトセは押され気味になり倒木をもろともと差そうとしていた。 志乃が避けるならば、そこに向けて大量の泡の光束を志乃へと吹きつける。攻撃というには弱いが、纏わりつけば動きが制限されるだろう―ーー 念のために言っておくが、決して唾とかではない*]
(35) 2020/10/07(Wed) 22時半頃
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七星拳 ナツミは、メモを貼った。
2020/10/08(Thu) 00時頃
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…!
[>>36狂気ではない意思を、志乃の中に見た気がする。]
しぃちゃんのお父さんお母さんは、どんな人だったの? しぃちゃんに似て優しかった?厳しかった?
[もし彼女の父母が一番の理由なら悲しいとナツミは感じた。この騒動を起こさなければ、叶うのはそれこそ志乃が冥府へと向かう時だろう]
(38) 2020/10/08(Thu) 01時半頃
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チトちゃんありがと!
[>>37泡は狙い通りに避けた志乃に当たる。チトセが誘導してくれたおかげだ。 志乃の動きは達人のそれ。少しでも制限をかけねばこちらの攻撃は当たらない。ガルムが鳴神のように勇ましかったように、志乃もまた神がった剣技を扱うのだから]
止めなきゃ、いけないの…!!
[払いのける志乃の雨に濡れた足元から圧縮された水柱を上空に向けて打ち出す。 当たれば殴られたような衝撃があるだろう。 しかし遠隔の水の操作は集中を取られ、今度はナツミは無防備になる*]
(39) 2020/10/08(Thu) 02時頃
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七星拳 ナツミは、メモを貼った。
2020/10/08(Thu) 02時半頃
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[>>40その変化はまるで弱さを隠すようで]
しぃちゃん、それは…
[目的と、手段が反転しているのだろうか。忘れたと言いながら>>23父母と強い妖を求める姿。>>13厳しい修行を乗り越えて、強くなっただろう彼女。]
…あ゛っ 桜がどんどん力を増しちゃってる…!
[無防備になったところに追撃はなかったが、舞い散る緋桜は生気を吸いとる力を強めていて、急いで水の盾を張らなければ、そのうちに意識を刈り取られていただろう*]
(44) 2020/10/08(Thu) 16時半頃
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止めたいたい、止める、絶対。 しぃちゃんは強いけど、強すぎて自分が傷ついているのに気づいてない。
チトちゃん。私がしぃちゃんまでの道を拓くから…そのあとを、お願いできる?
[ガルムとの戦いで行使した祝詞を扱いきれるほどの力はすでになく。あとできるのは、1度だけ。それでも隙を作る程度になってしまうだろう。だから、そのあとは頼むとチトセに伝えて*]
(45) 2020/10/08(Thu) 17時頃
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七星拳 ナツミは、メモを貼った。
2020/10/08(Thu) 17時頃
七星拳 ナツミは、メモを貼った。
2020/10/08(Thu) 23時半頃
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― 幕間・三年前 ―
『戸籍は現代人の合理的生産物であることに変わりはないけどね、名前というものは己を固定する役割を持つんだ』
そうなんですか? 紛れ込んでも目立たないよう、『佐藤』とか『鈴木』のほうがいいと思ったんですけど
『まあ、木を隠すなら森とは言うけどね、君の場合はそれが一番馴染みがいい筈だ』
しずく…?確かに私は金魚ですけど、すごい水っぽいというか…直接的ですね…バレたりしませんか?
『ナツミはそれが一番「人間」として違和感がないんだよ。ほら、これで戸籍の完成だ。お疲れ様、ほら、寝とけ寝とけ。料金の取り立ては必ずするから、明日からちゃんと金を稼ぐ手段も見つけるんだぞ』
はーーーい。しずく、しずくなつみ…
(57) 2020/10/09(Fri) 00時半頃
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[ナツミが眠りにつくころ、女の妖怪はうっそりと笑む。]
『天宮の分家筋、雨下の娘。まさか退魔の一族から妖怪変化が出るなんてね。 まあ、没落して一般人と変わらない育ちをしたようだけど。 さて、どうなるかな*』
(58) 2020/10/09(Fri) 00時半頃
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因果は巡る。 神殺しの剣より生まれし剣の元に神血より生まれし神は戻らん 天叢雲に闇龗神は戻らん
[ずっと握っていた柄杓を剣のように構えて唱える。 志乃の持つ雨叢雲は人造剣だが、天叢雲にほとんど近いものだ。 天叢雲は素戔男尊が八岐大蛇を退治した際に使った剣が折れた刃という言い伝えがある。 闇龗神は伊邪那岐命火産を殺したときに剣に滴った血から生まれるという龍神だ。 八岐大蛇を荒ぶる神の化身と認識するならば、共通項が生まれる]
(59) 2020/10/09(Fri) 00時半頃
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ごめんね、私に力はない。 ずるいよね。皆自分の力で戦っているのに。 この柄杓も借り物。彗星を落としたりするような力は私にはない。 この柄杓も貴船の水神様から分けていただいた、玉響の御神仏をお願いして、お借りしたの。
[もちろん、対価は支払う。それは全てが終わった後に]
(60) 2020/10/09(Fri) 00時半頃
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天におわすお方に納め奉る
(61) 2020/10/09(Fri) 00時半頃
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此れなるは天命の回帰也
(62) 2020/10/09(Fri) 00時半頃
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雨振りし時に炉心立ち昇らんば 雫は天宮へと還らん――
[チトセがが燃やした浄火の炎、志乃が降らせた祓いの雨、そえだけのお膳立てが整っていれば、奇跡は起こる]
(63) 2020/10/09(Fri) 00時半頃
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龍脈・虹霓架橋
雨宮に雨下は還らん――
[ナツミの背を、虹色の水龍が勢いよく押し出して志乃の元へと。 振り上げた柄杓は神楽剣へと姿を変えて、志乃へと、持つ雨叢雲へと振りかぶる]
わたしは、私の為に、大好きな貴方を一人ぼっちにはしない!!! 降りてきて!!しぃちゃん!!!
[剣技としては拙い、妖巫女の神楽剣。 でも、私の作った時間は、チトちゃんが必ず引き継いでくれる。だから迷いは無く――*]
(65) 2020/10/09(Fri) 01時頃
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七星拳 ナツミは、メモを貼った。
2020/10/09(Fri) 01時頃
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