270 「 」に至る病
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……うん、わかった。お茶してくる。
あたしとーっても可愛いし、 よその吸血鬼さんに そのままナンパされても知らないから。
[すこしは嫉妬してくれるといい、って思って そんな可愛げのないことを口にしてしまうの。
そのお使いが眷属と吸血鬼の定期健診であることは うっすらと分かっていたけれど、 「お茶してきて」ってあっさりと送り出されるのも なんだか癪だと思って。
本当にあたし、パパ相手だと可愛くなれない]
(38) 2019/10/08(Tue) 16時頃
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[そうしている間にもパパは朝食を終えて、 あたしを置いてスタスタと歩き出してしまう。
真面目なパパは、 娘相手にえこひいきをするつもりがないらしい。
レポートという単語>>24に唇を尖らせて]
(39) 2019/10/08(Tue) 16時頃
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え〜〜〜〜〜〜〜〜。けち。
あ、でも。 単位落として留年したら、 ずっとパパの生徒でいられるのかな。 それもいいかも。
[呑気なことを言っていると、 パパは本当にひとりで家を出て行ってしまう]
(40) 2019/10/08(Tue) 16時頃
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[慌ててトーストと紅茶を 無理矢理に口の中に押し込んで。 ――これじゃあ、世界一のパパの朝食が台無しだわ! あたしは鞄を引っ掴むと、家を飛び出したんだ]
待って、パパ! 置いてかないでよ!
[これがあたしたち親子のいつもの日常。 やさしいパパは、 きっと次の曲がり角で待ってくれているはず]
(41) 2019/10/08(Tue) 16時頃
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[あたしとパパは毎日がしあわせよ。 ――ねえ、ママ]**
(42) 2019/10/08(Tue) 16時頃
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パパの起こし方が悪いんです〜。
[バスに乗り込みながら、 パパに向かって口を尖らせる。>>80
あたしはそうやって、パパに甘えていたんだ。 我ながら、可愛くない甘え方だなあって思う。
そのとき、バスの外がにわかに騒がしくなった。 車窓の向こうに見えるのは、パトカーの赤色灯。 事故かもしれない。あるいは、事件か。>>85
けたたましいサイレンは、段々と遠ざかっていく]
(114) 2019/10/08(Tue) 23時頃
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[なんだか不安になってしまって、 隣にいたパパのシャツの袖を あたしは離さずにぎゅっと握っていた。
人混みの中で迷子になるまいと 親の手を握る幼子みたいに。
バスが大学に到着すれば、 あたしはさっとパパの袖から手を離す。 同級生に見られたら、さすがに気まずい。
もうあたしは、19歳の大人なんだ]
(115) 2019/10/08(Tue) 23時頃
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たかがお使いでしょ。パパは心配性ね。 あたしはもう子供じゃないわ。
[あたしは意地悪くパパにそう返した。>>86
結婚式の招待状くらいは、だなんて>>77 軽く言えてしまえるパパに 意趣返しがしたくなったのかもしれない。
――あたしがお嫁に行ったらショックじゃないの?
そんな思考が頭をよぎって、ぷりぷりしてしまう。 娘はやらん、くらい言ってくれてもいいじゃないか]
(116) 2019/10/08(Tue) 23時頃
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[お嫁に行くのなら、 パパのような男の人がいい。
小さい頃から、ずっとずっとそう思っている。
パパはもういないママを一途に想い続けていて、 あたしはそれが心底羨ましい。
――将来は、パパのお嫁さんになる。
そんな冗談めかした言葉を 1度は言ってみたかったけれど、 ママをひたむきに想い続けているパパに ついぞそんなことは言えなかった]
(119) 2019/10/08(Tue) 23時頃
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じゃあ、教室でね。セイルズせんせ。
[ひらりと手を振って、 あたしはキャンパスを歩き出した。 途中で友達と合流して、教室へと向かう]
うわー、ノッカの彼氏サイアクじゃん。 向こうからコクってきてそれとかマジないわ。 ……え、あたし。ないないない。 大学で恋愛なんてしたら“せんせ”が怖いでしょ。 すぐにバレそうだし、あたしの場合は。
過保護じゃないって。べつにー。
(120) 2019/10/08(Tue) 23時頃
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[くだらない世間話に花を咲かせていたら、 講義開始のチャイムが鳴った]
あ、やば。
[友達と走り出し、 ぎりぎりチャイムが終わる前に 教室へと滑り込む。
大学に来たら、あたしとパパは先生と生徒だ。 教壇に立って教授らしい顔をしたパパの様子を窺うと、 ノートを開いて、シャーペンをかちかちと鳴らした]*
(122) 2019/10/08(Tue) 23時頃
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―― 講義 ――
[パパの声にはあたしを眠くさせる リラックス効果があると思う。
ベッドでパパに読み聞かせをしてもらうと 昔からコロっとすぐに寝てしまうあたしなので。 こうしてパパの講義を聞いていると、 ちょっぴり眠くなってしまうのは秘密だ。
眠気を必死に追い出そうと、 自分の手の甲を抓ってみたりする。
痛い。しかし、まだ眠い]
(185) 2019/10/09(Wed) 01時半頃
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……ダムナティオ・メモリアエ。
[そんな単語を聞くのは、受験以来だった。
手のひらで青色の錆びた硬貨を転がし、 じっとそれを見つめる>>155]
(186) 2019/10/09(Wed) 01時半頃
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[名前を削り取られた硬貨。
吸血鬼であるとか、家族を娶っただとか。 それだけの理由で“暗君”として、 名前を消されてしまうものだろうか。 それらの行為は、それほどの罰を伴うものなのか。
あたしには何だかそれが信じられなかった。 昔の人の考えることは、よく分からない]
(187) 2019/10/09(Wed) 01時半頃
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[御伽噺の世界じゃあるまいし。 吸血鬼というだけで罪なわけがないし、 好きだったら別に家族を娶ってもいいんじゃないかな。
昔の人は頭が固いなあって、 コインを隣の席の友達に回す。
たったそれだけのことで 家族の肖像画からも消されちゃうなんて、 なんて世界は理不尽に満ちているんだろう。
家族は、常に共にあるべきなのに]
(188) 2019/10/09(Wed) 01時半頃
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[そんなことを考えていたら、 再び眠気がやってきて、あたしは大あくび。
次の瞬間。 パパとぱちりと目が合った。>>157 バツが悪そうに目を逸らす……が、遅かった。
ちえっ、ずるいなあ。 こういう時ばかりあたしを指すんだもん。 あたしは立ち上がって、 すらすらと賢帝たちの名を上げる]
(189) 2019/10/09(Wed) 01時半頃
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ネムイウァ。 アクビヌス。 コシイタス。 メガカスム・ピウス。 マルクス・ネタツキタウス。
以上を総称して五賢帝といいます。 ……合ってますよね。セイルズせんせ。
[ぱちりとパパにウインクをして、あたしは席についた]
(190) 2019/10/09(Wed) 01時半頃
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[五賢帝は、帝国の最盛期を築いた皇帝たちだ。
その多くが世襲ではなく 養子をとって後継者にしたらしい。
……っていうのは、受験知識の受け売り。
血の繋がりではなく 能力によって養子を見出したことで 彼らが名君と持て囃されるんだったら、 孤児だったあたしをいきなり養子にしたパパは もっとすごいんだぞって思う]
(191) 2019/10/09(Wed) 01時半頃
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[五賢帝の在り方は 養子でも家族になれるんだっていうのを 体現してるみたいで、なんだかあたしは好き。
歴史上の人物に 個人の好き嫌いという評価軸を持ってくる時点で、 パパには怒られてしまうそうだけれど]
(192) 2019/10/09(Wed) 01時半頃
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[くるり、くるり。 シャーペンを手のひらで回す。
手を動かしていないと、眠ってしまいそうだから。
なんでパパの声を聞いていると、 こうもあたたかく、そして眠くなってしまうんだろう。
やわらかな毛布に包まれたような安心感を覚えながら あくびをかみ殺して、プリントに目を落とした]**
(193) 2019/10/09(Wed) 01時半頃
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[講義が終わると、 あたしは友達と連れ立って教室を出る。
大学の友達に パパと喋ってるところを見られるのは、 なんだか恥ずかしいじゃない?
あたしも、難しい年頃なんだ]
(299) 2019/10/09(Wed) 23時頃
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[木漏れ日はきらきらと輝いて、 大学に吹き抜ける涼風は爽やかだった。
キャンパス内のカフェに友達とたむろすると 次の講義まで暇つぶしに くだらない世間話をしていた。
と、そのとき。 ぷるるると携帯電話が震える。
見れば、パパからの小言>>250が一通]
(300) 2019/10/09(Wed) 23時頃
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『寝てないもん』
[文章の最後に ぷんすこと怒った絵文字をつけて送信。 寸でのところで寝るのを我慢したのだ。
むしろ褒められてもいいじゃないか。
携帯電話を鞄にしまうと、 再び友人たちとの会話の輪に戻る。
からん、とアイスティーの氷がはじけた]
(301) 2019/10/09(Wed) 23時頃
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[あたしとパパは、大切な家族で、 父と娘で、先生と生徒で。
それで、満足しているはずだったのに]
(302) 2019/10/09(Wed) 23時頃
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[……我慢しなきゃいけなかったのに]*
(303) 2019/10/09(Wed) 23時頃
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―― お使い前夜 ――
[明日の朝には 会ったことのない吸血鬼に会いに行くと思うと なんだか寝付くことができなかった。
幾度も携帯電話の時間を確認して、 ベッドの上で寝返りを打って。
あたしはするりと寝床から抜け出すと、 パパの寝室の扉をノックした]
(304) 2019/10/09(Wed) 23時頃
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……パパ、まだ起きてる?
[返事が返ってこようが、こまいが あたしは寝室に入ると パパのベッドにするりと体を滑らせる。 そのまま、パパのぬくもりを感じながら目を閉じた]
なんだか、寝れなくって。 でも、パパといっしょなら眠れる。
[子供の頃に戻ったように、パパに身体を密着させた]
(305) 2019/10/09(Wed) 23時頃
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[パパのぬくもりに、安堵感を覚える。 一気に、睡魔があたしを襲ってきた]
おやすみ、パパ。
[先程まで胸の内に巣食っていた不安は、 すっかりなくなってしまった]
(306) 2019/10/09(Wed) 23時頃
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"I’m so happy being your daughter."
(307) 2019/10/09(Wed) 23時頃
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[ふたりのお決まりの文句。 微かな囁きは、夜の帳に消えていった]**
(308) 2019/10/09(Wed) 23時頃
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