171 獣[せんせい]と少女
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―いちねんまえ・眠れない夜―
…… あ、せんせい。
[>>48歌は、ちいさな声だったはずなのに。 わたしをみつけてくれたのは、 あの日と同じ、ブローリン先生。
前と違って泣いてはいないし、 急に、先生に抱きつくことだってないけれど。
……でも。 夜になって再び溢れ出した不安が、 和らいだのはたしかだった。]
(94) 2015/10/08(Thu) 22時頃
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……あと1年で、お外に出るんでしょう? ちょっと、ちょっとだけね。 こわいなって、おもってしまったの。
[>>49掌の上のコインを、そっとしまった。 それはきっと、先生にも見えたと思う。 わたしの不安の理由だって、 物知りな先生なら、わかってしまうかも。]
Then you show your little light, Twinkle, twinkle, all the night♪
[わたしが大好きな、先生の歌声。 それにあわせて、わたしも歌った。]
(95) 2015/10/08(Thu) 22時頃
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[ねぇ、せんせい。 わたし、昔よりも歌うのが上手になったよ。
あの日の言葉>>0:474を思い出して、 そうやって言おうと、思ったけれど。]
………… せんせい。
[眠くて、言葉が口から出てこなかった。
いまは先生がいるから、なにもこわくないよ。
さっき、少しだけ先生が躊躇ったことなんて、 しらないふりをして。 わたしは、先生にもたれかかって、 そっと目を閉じたの>>50*]
(96) 2015/10/08(Thu) 22時頃
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―そして、いま―
[長いと思っていた1年も、 あっという間に過ぎ去ってしまった。
ユージン先生においしいりんごや ぶどうの見分け方を教えてもらったり。 こっそり果物をもらおうとして、 パティシア先生に見つかっちゃったり。
畑のお野菜も果物もとてもおいしいから、 ヴェラ先生に、どうしたらおいしい植物を 育てられるの?って聞いた事もあった。
そんな季節が、また、やってきた。 去年と違うのは、新たな生活がやってくるってこと。]
(103) 2015/10/08(Thu) 22時半頃
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…… あれ? あれっ?
[そんなわたしが、目を覚ましたのは。
なにかの大きな音>>35と、 前よりも鳴る時間が少し遅くなった鐘の音>>43 そのふたつを、聞いた頃だった。
よりによって、今日。 わたしはいつもよりも、 ちょっぴりお寝坊さんになってしまったみたい。]
(104) 2015/10/08(Thu) 22時半頃
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―廊下―
おはよう、クリスマス!
[>>101顔を洗いに行く途中、 廊下の窓から外を見ているクリスマスに、 おはようの挨拶。
このあと、まさか出入り口からじゃあなくて、 窓際から外に出ようとするなんて>>105 わたしが知りもしないこと。
見ていたら、あぶないよって言ったのだけど。 残念なことに、この時のわたしは、 ちょっぴりお寝坊さんをしてしまったことで、 焦っていたの。]
(111) 2015/10/08(Thu) 22時半頃
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―食堂へ―
[廊下は走っちゃダメって、 先生に言われた事もあったっけ。
いつもは忘れてしまっていることも、 今日が最後の日だからか、 ふと思い出してしまう。
去年、おねえちゃんが帰ってきたみたいに、 お外に出ても、また、 ここに訪れることはあるかもしれない。
でも―― いま、ここに居る先生と、 そしてみんなといっしょに居られるのは、 きっと今日で最後、なんだろうなって。
そう思ったら、寂しくなってきた。]
(123) 2015/10/08(Thu) 23時頃
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あっ、モスキュートせんせい、おはよう!
[>>109そんな寂しさを紛らわせるように、 廊下の先に見えた先生の名前を呼んで、 おおきく手を振ったわ。
ぶんぶん、って振った手から、 寂しさが飛んでいってくれないかしら。 この不安が、どこかへ消えてくれないかしら。
モスキュート先生に挨拶をしたわたしの声は、 いつもよりも少し、沈んで聞こえたかもしれない*]
(124) 2015/10/08(Thu) 23時頃
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―ユージン先生とわたしの一年間―
[>>125先生の提案にすぐ頷いたのは、 あの日、半分こしたりんごの美味しさを、 ヒミツにすることの楽しさを、覚えていたから。
あわよくば、ユージン先生に教わった、 ぶどうやりんごの見分け方を、 試してみたかったっていうのもある。
――残念なことに。 わたしたちの目論みは、 失敗に終わってしまったけれど。
パティシア先生に見つかってしまった後は、 ちゃんと、ごめんなさいって言ったわ。
でもね、その後で、 またチャレンジしようねって、 ユージン先生にこっそり言ったけど。]
(136) 2015/10/08(Thu) 23時半頃
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[教えてもらったのは、 果物の見分け方だけじゃあなかった。
疑問に思っていた、雷のこと。 結局、疑問を抱いたその日には、 先生に聞くことができなくって。
聞けたのは、それから暫く経ってから。]
すごいわ、せんせい! ぴかーって光る雷と、おんなじ?
[嵐の夜はこわいけど、 ピカッて光る雷は嫌いじゃあない。 夜の闇を、照らしてくれているみたいだから。
だから、先生から雷の話を聞いたとき。 すごい、すごいって、はしゃいだのよ*]
(137) 2015/10/08(Thu) 23時半頃
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今日はちょっとだけ、お寝坊しちゃったの。
[>>1291年前の今日と違って、 今年はお寝坊さんだったの。 えへへって頬をかきながら、 失敗を誤魔化すように笑ったわ。]
…… ちょっとだけ。 ちょっとだけね、不安と、ドキドキで、 いつもより、寝るのが遅かったの。
[まえより、少しばかり伸びた背。 先生たちに近づけたかなって思ったけれど、 まだまだ、ぜんぜん遠かった。
先生たちを見上げる首は、昔と変わらず、 途中で痛くなってくるんだもの。]
(140) 2015/10/08(Thu) 23時半頃
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でも大丈夫よ、朝が遅かったから、 きちんと、眠れたわ。
[今日みたいなおめでたい日に、 先生に心配をかけちゃあダメ。 そう思ったから、慌ててそう付け加えた。
実際、きちんと顔を洗ったあとは目が覚めたし、 いまだって、眠くはない。
ただ―― 寂しさとか、不安だとか、 そういったものが、あるだけで*]
(141) 2015/10/08(Thu) 23時半頃
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―ヴェラ先生とわたしの一年間―
[>>134何故わたしがその疑問を抱いたのかと言えば、 お外に出たあとのことを、思ったからだ。
ここに居る先生がみんな、 わたしと一緒に居てくれるわけじゃあない。 それを分かっていたから、いまのうちに、 先生たちから色々なことを聞いて、 お勉強しておこうって、思ったの。]
土地の、こえ…………?
[最初は、先生が教えてくれた言葉の意味が、 よくわからなかった。
けれど、ううん、って首を捻っていたら、 わたしの大好きな歌にたとえて、 教えてくれたわ。]
(143) 2015/10/08(Thu) 23時半頃
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そっかぁ、そうよね。 元気じゃあないときは、 歌にも元気がなくなってしまうもの。
あ!じゃあ、ヴェラせんせいは指揮者なのね!
[ヴェラ先生が指揮者で、土がコーラス。 これだけおいしい果物や野菜が生るのだもの。 とても素敵な大合唱に違いない。
いまは、土地の声は聞こえないけれど。 土と触れ合っていたら、わかるようになるのかな。
ヴェラ先生に話を聞いたその日から、 まえよりも畑に顔を出す機会が増えたことは、 畑によく居るひとなら、しってるはず*]
(145) 2015/10/08(Thu) 23時半頃
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…… ちょっとだけ。ちょっとだけね。
[>>151ほんとうは、ちょっとだけじゃあないけど。 ちょっとだけ、って言っちゃうのは、 わたしなりの強がり。]
お外は素敵なところだって、知ってるの。 ミッシェルおねえちゃんも、 いろんなこと、教えてくれたから。
でも、みんなと、せんせいたちと、 もう会えないかもって思うと、さみしい。 それにね、お外でがんばれるのかなって、 ときどき不安になるの。
[先生たちは、 わたしの知らないおねえさんたちとお外へ行って、 また、ここに戻って来ている。 わたしの知らないおねえさんたちは、 お外で、どう過ごしていたのだろう?]
(159) 2015/10/09(Fri) 00時頃
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あっ、 お外に行きたくないわけじゃあ、ないのよ!
[それはそれで、とても楽しみなんだ。 近くの町はいま、お祭りをしているはずだから。
楽しみなことだって、たくさんある。 だからきっと大丈夫だって、 そう思いたかった*]
(162) 2015/10/09(Fri) 00時頃
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[むかし、おねえちゃんたちが旅立って行った時。
おねえちゃんたちはこのお星さまが見えてるのかなとか、 嵐の日には、雷の光が見えているのかな、なんて、 思ったりもした。
一年前、わたしの手の中ではじけた、 暗闇を明るく照らすような、ひかり>>158
ブローリン先生の、 包み込むようなお星さまの光とはまた違う、 力強い光は、たしかに、わたしを勇気付けた。
―― とぉっても、かっこいい!
そういって、ユージン先生に言ったのだったっけ。]
(167) 2015/10/09(Fri) 00時半頃
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[お外に出た時。 せかいは、どのように見えるのだろう。
ブローリン先生の、お星さまのようにやさしくて、 ユージン先生の、雷のように力強い。
そんな素敵なせかいであるといい。 わたしの不安を、 大丈夫だよって宥めてくれるようなせかいで、 あってほしいって思うんだ**]
(168) 2015/10/09(Fri) 00時半頃
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[>>184モスキュート先生は、 ときどき、難しいことを言う。 わたしには先生の言葉の意味が、 すぐには理解できなかった。]
…… せんせいたちは、みんなは、 わたしのことを覚えていて、くれるかな。
[>>185でも、なんとなくだけれど。 少しだけわかったような気は、したの。
誰かが覚えていてくれるのなら、 わたしがみんなの事を覚えているのなら、 ほんとうの別れじゃあない。]
(245) 2015/10/09(Fri) 22時頃
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わたしも、ずっと、忘れない。
がっこうのことも、 せんせいのことも、 みんなのことも。
[だから、ずっと覚えておこうって。 忘れないでいようって、思ったわ。 そうすれば寂しくないんだって、おもったから。]
(246) 2015/10/09(Fri) 22時頃
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あ …… 、 きれい。
[わたしの手の中には、あたたかな火。 触っても熱くない、ちいさな火。 お星さまとも、雷とも違う。 ぽかぽかとあたたかい光。]
モスキュートせんせい、ありがとう。 旅に出ることは、こわいことじゃあないのね。
[先が見えないことへの不安は、 やっぱりまだ少しあったけれど。
今までわたしが抱いていた別れへの不安は、 とてもちっぽけなものだったって。 そう思えるくらいのものになった。]
(247) 2015/10/09(Fri) 22時頃
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[手の中のちいさな火をぎゅっと胸に抱きしめる。 そうすれば、火はわたしの胸の中に消えたかしら?
これは、勇気。わたしの勇気。 今日、旅立ちを迎えるわたしへの、 一歩を踏み出すための勇気。]
せんせいたちは、すごいわ。 わたしの不安を拭い去ってくれるんだもの。
……わたしね、がっこうを離れても、 せんせいたちやみんなのこと、だいすきよ。
[なんだか心がぽかぽかとあったかい。 外のせかいは大変な事もたくさんあるだろうけれど、 なんだか、やっていけそうな気がした*]
(248) 2015/10/09(Fri) 22時頃
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― →食堂へ―
[不安がひとつきえて安心したら、 なんだか、お腹がすいてきちゃった。 ぐう、ってお腹が鳴ったの、 先生にも聞こえてしまったかしら?
わたしの表情が さっきよりも晴れやかになったことは、 せんせいならきっと気付けると思うの。]
せんせい、朝のごはん、たべにいこう!
[お腹が鳴ったことがはずかしかったから、 あわててそう言ったけれど。 きっとそれも、先生にはお見通しね。]
(250) 2015/10/09(Fri) 22時頃
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―食堂―
本当は早く起きて、みんなといっしょに、 朝食の準備をしたかったのだけど。 お寝坊しちゃったから……。
[>>256えへへ、って頬をかいて笑う。
開いた食堂の扉の向こうから、 ただよってくるいい匂い。 また、お腹がぐうって鳴ってしまったわ。]
わあ…… いいにおい。
[おはよう、って言いながら食堂に入ったら、 さらにおいしそうな匂いに包まれる。
……つまみ食いが出来なかったの、本当に残念。 ぜったいおいしかったはずだわ。]
(263) 2015/10/09(Fri) 22時半頃
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みんな、おはよう!とってもいい匂いね。 今日のご飯は、誰がつくったの?
[今日は誰がご飯を作って、 誰がお手伝いしていたのかしら。
食器を運ぶお手伝いが必要かしらって思ったけれど、 殆ど準備は終わってしまっていたみたい>>282]
ううん、いま来たところなの。お寝坊しちゃって。 お手伝いできなくて、ごめんなさい。
[もうちょっと早く起きれていれば、 先生やみんなと過ごす時間も、増えていたのに。
そう残念に思う反面、お寝坊をしたからこそ、 モスキュート先生に会えて、 いま、こうして元気に笑っていられるのだから、 案外お寝坊も悪くない、のかもしれない。]
(285) 2015/10/09(Fri) 23時半頃
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[こうして皆で食卓を囲むのも、 がっこうのお野菜や果物を食べるのも、今日で最後。
ユージン先生と果物泥棒をするのも、 それをパティシア先生に見つかってしまうのも、 もう無いんだ。
果物泥棒の現行犯として見つかってしまってからは、 パティシア先生に声をかけて>>213、 果物を貰っていく事も前より増えたけど。
やっぱり、ね。ナイショで食べる果物も、おいしいから。 パティシア先生にはナイショで、 畑に忍び込む事も時々あった。
……その内の殆どが先生に見つかって、 未遂で終わってしまったのだけども。]
(286) 2015/10/10(Sat) 00時頃
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[その都度、ごめんなさいって言ったけど、 何回か繰り返せば、パティシア先生も気づいたと思う。 わたしが懲りていないってこと。
運よく果物を手にすることが出来たあとに 見つかってしまった時には、 ひとつ、果物を渡して誤魔化そうとしてみたけれど、 あの時はどうなったのだったっけ。]
(287) 2015/10/10(Sat) 00時頃
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ほんとう? 紅茶のとってもいい香りが気になっていたから、 すごくたのしみ!
[>>296手を振ってくれたヒナコに、 わたしもぶんぶん手を振り返した。
ブローリン先生のごはんに、 ヒナコの淹れてくれたお茶。しかも、自信作! そんなの、楽しみに決まってる。]
おはよう、せんせい。 そう?みんなお手伝いしてたなら、 わたしはお片づけをがんばらなくっちゃ。
[>>304忙しくて手がたりないってことは、 なかったみたい。 それじゃあわたしは、片づけをしよう。 準備をお手伝い出来なかった代わりに。]
(308) 2015/10/10(Sat) 00時半頃
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[>>307そうして意気込んでいるわたしの耳に、 飛び込んできたひとつの言葉。]
………… 子守唄、卒業したくないなぁ。
[ぽろっと口から零れてしまった言葉。 わたしは慌てて、両手で口を塞いだ。
ワガママだってわかってる。 先生を困らせてしまうことだって、 よーく、わかってる。]
(309) 2015/10/10(Sat) 00時半頃
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[ブローリン先生の歌は、 眠れない夜を拭い去ってくれた。 眠れない夜を眠れる夜にかえてくれるのは、 いつだって、ブローリン先生だったから。
いつもの、やさしい歌声も>>305 宥めるように、やさしくわたしの名前を呼ぶ声も>>306 もう、聞けないのかなって思ったら。
卒業したくないって、つい、思っちゃったの。]
ううん、なんでもない! 子守唄を卒業したって、歌を歌うのは大好きなままよ。
[でも、困らせちゃあダメ。 慌てて言葉を続けた後は、いただきますって挨拶をして、 おいしそうなご飯を口に運ぶことにした。 さっきの言葉を、誤魔化すように**]
(310) 2015/10/10(Sat) 01時頃
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