264 ナラティブの林
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―― 四月の夜(>>253 >>254 >>257) ――
[ 抱き寄せた体の肩甲骨をそろりと撫でた。 過去の恋との違いを探す無粋さを自覚しつつも、 馴染みの薄い男の広い背を抱く感覚は 不思議と気分が良かった。
一日を過ごした互いの体からは 当然、女性的な甘たるい香りもしない。
背骨に沿って撫であげる掌でうなじに触れ 襟足から髪に差し入れた指先で 頭をよしよし撫でてみる。
こうした触れ合いをまだ当然の事だと思わない分、 特別に許されているのだ、という感覚が強くて。
甘やかされているなと思う。 ]
(2) onecat69 2019/05/01(Wed) 10時頃
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[ 階下の賑わいとシャワーの音を遠くに聞きながら ひとしきり甘えること数分。
隙間なく寄せ合った身体の間で 閉じ込められた空気がじりじり熱くなっていき。
これは夜への不安も杞憂かもしれない…… なんて不埒なことを考えた頃合い。 鼓膜に触れた昼二の声に、 ]
(3) onecat69 2019/05/01(Wed) 10時頃
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……二人きりの時、 恋人にしかしないことされる覚悟で、よろしく。
[ 容易く血が駆け、頬が耳が指先が熱くなった。
赤い目元で、昼二の秘密を隠した笑みを見つめ、 やっぱり可愛い顔して笑うキミに キスなどしたいと思ってしまうわけですが。
今夜の秘密はここまでとして 続きはいずれ。ゆっくりいこう。** ]
(4) onecat69 2019/05/01(Wed) 10時頃
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―― 屋上(>>6 >>7 >>8) ――
[ よく晴れた空の下、鋏の音がちいさく響く。
目元にかかっていた前髪がハラハラ落ちると 視界が拓けて遠くの街すら明るく見えて。 眩しさに細めた目で 穏やかな雲の流れを追いかける。
寝ちゃうかも、と陽気につられて自分でも思ったが 営田と話しながらの散髪の時間なら、 寝ちゃうようなことにはならずに済みそうだ。 ]
(24) onecat69 2019/05/01(Wed) 18時半頃
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[ 営田が「我儘を」と言い出したときに モヒカンにはしないでね、と釘をさしてあるから 頭の仕上がりについては営田にお任せで。
今は、営田の腕とセンスを信じ、脱力状態。 ]
子供の頃、 ベランダで母親に髪を切ってもらってる同級生が なんとなく羨ましかったんだよね。
[ 振られてもいないのに、 昔の話を持ち出すくらい、気が抜けていて。 ]
(25) onecat69 2019/05/01(Wed) 18時半頃
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――……ありがとう。
営田の気持ちは、嬉しいよ。本当に。 でも、俺にも居るんだよね。好きな人。 これから時間をかけてもっと好きになりたい人。
[ 思いがけない営田の告白は黙ったままで聞き、 徐に口を開くのは最後の質問に応えるとき。
その間も、姿勢は変えず無防備な頭は 営田の手と、営田の手に握られた鋏に委ねたまま。 緊張した風な営田とは対照的に むしろなおさら深く椅子に凭れて、息を吐く。 ]
(26) onecat69 2019/05/01(Wed) 18時半頃
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営田は、信頼できる友達だと思ってるよ。 これからもそう在りたいし、 これからもこうして頼りたい人。
ハレの日には営田に頭を整えてもらいたいし、 もしもいつか俺が会社辞めるような日が来たら、 記念に派手な金髪なんかにして 似合わないよなあなんて一緒に笑うのも ちょっと楽しそうだと思ってる。……しないけどね。
[ 営田がくれたのが YES/NOが存在しない質問と告白だったから、 思っているまま営田への気持ちを伝える事ができる。
ごめんなさいなんて言うつもりもなくて。 受け取った気持ちに、返したい気持ちで応えたい。 それが重ならない気持ちであっても。* ]
(27) onecat69 2019/05/01(Wed) 18時半頃
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―― その夜・自室 ――
珍しいね、中村さん。どうぞどうぞ。 テーブルないから、床ですみません。
[ 良い匂いのする皿とビール持参で訪れた中村を 家具に乏しい自室へと招き入れる。
談話室からクッションを借りてこようか…… と思っているうちにビールは注がれ 中村につられるように乾杯してしまった。 腰と尻が冷えたらベッドに座ってもらおう。
俺も床に座り込み、ビール一杯一気飲み。最高。 ]
(28) onecat69 2019/05/01(Wed) 19時半頃
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癒やしなら、 今まさにいただいてるんだけど……聞きましょう。
[ せっかくなので終いまで大人しく聞くと決め。 料理を摘みながら中村の話に聞き入った。
わかります。わかります。とは社会人生活に。 そうですか。そうですか。とは社内恋愛に。
相槌を打ちながら身の上話を聞いていたが、 彼女と上司の浮気あたりから雲行きが怪しくなり。 それでそれで?と、話の先を促しにかかる。 酒も進む。 ]
(29) onecat69 2019/05/01(Wed) 19時半頃
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[ ――結果として、ハラスメント上司が成敗され 中村の話はまるで勧善懲悪の時代劇のように 結ばれている
が、 ]
(30) onecat69 2019/05/01(Wed) 19時半頃
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社会悪を斬る掃除屋さんにお願いするほど、 俺のまわりには悪も陰謀も無いんだよね。 見てみたいけど。中村さんの仕事。
……それより、何がどうしてそうなった。
彼女と別れて、嫌な上司を社会的に討った中村さんは その後ちゃんと幸せになったの?
[ この話の本質は、勧善懲悪の時代劇ではなく、 傷付いた一人の男の話でしょうよ、と。 中村のコップにビール注ぎながら。 ]
(31) onecat69 2019/05/01(Wed) 19時半頃
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人の身の上話なんて 七十五億通りの重みがあるだろうし。 気にせず、まあ飲んで飲んで。どうぞどうぞ。
[ 過去という物語に エンドロールを付けられるのは本人だけで。 中村が新たな解釈をもって終いとするなら 他人が言えることは何もない。(>>38)
中村の表情と口ぶりは晴れやかだし。 さらに互いのコップをビールで満たし、再度乾杯。
さて次の話題は料理の味について ……なんて一瞬考えた隙のこと、 ]
(49) onecat69 2019/05/01(Wed) 23時頃
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ん、ああ、ええ、そうだね、内緒の話……
[ どこ情報、いつの事だ、内緒というわけでも、 不意打ちのじりじりとした追求に思考が巡る。 ]
(50) onecat69 2019/05/01(Wed) 23時頃
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[ パルックたちは交際を公にしてくれたが、 本来こうした話はナイーブなものだと思う。
同性同士のパートナーシップとカムアウトの問題は 個人によりけり考え方も様々で。 男女でも交際を共通コミュニティに告げるにおいては 賛否両論様々あるのが世の常で。 俺自身は秘密の恋を貫こうとは思っていないが 昼二がどう考えているのかは、わからない。
そんなことも追々話していくのだろうと思っていた。 そんなことも追々二人で考えていくのだろうと、、、
……以上、言葉を濁した一瞬の思考の抜粋。 何も答えられないまま、 ビールばかりが減っていく。** ]
(51) onecat69 2019/05/01(Wed) 23時頃
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―― 早朝・自室 ――
[ カーテンの隙間から青白い夜明けの光が射す。 連休中の緩んだ生活に甘えきった俺は 六畳間に据えたベッドでよく眠っていた。
扉が開く音にも、忍ぶ足音にも気付かず、 なんなら腹だか腰だかに乗られても、 ]
ん…………きょうすけ、……✕✕✕✕、✕✕✕
[ 夢うつつ。 目は閉じたまま、不明瞭な寝言を溢しながら 手近な腿を擦りながら腰を揺すった。
※発言の一部は レーディングの都合で削除されました ]
(109) onecat69 2019/05/02(Thu) 20時頃
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…………え、……ぁ、 頭髪? え、……頭髪? なに
[ 意識が覚醒に向かったのは、 声を聞いてようやく。
薄ら開けた目で見上げる悪戯首謀者の笑みが 今しがたまで見ていた夢の記憶が重なって。 ぼやけた視線を向ける目元が 早朝の薄暗い部屋でもわかるほど派手に染まる。 やっとのことで「おはよう?」とは言ってみたが。 何が何やら解っちゃいない。 ]
(110) onecat69 2019/05/02(Thu) 20時頃
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ご相談、 ご相談、とは……誰がそんな繊細なことを。
[ 寝起きの頭だから理解できないのかと思ったが、 そもそもいまひとつ理解はできなかった。 ここ何年か髪を任せている営田には 円形脱毛症を指摘されたことはないのに……。 持ち上げかけた頭を再び枕に埋めて 昼二のしたいように頭髪チェックは受ける所存。
先日の中村といい、頭髪チェックといい、 ]
(117) onecat69 2019/05/02(Thu) 21時頃
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俺って…… そんなにストレス溜めてそうに見える? ないない、髪整えたばかりだしさ。
[ とある筋=中村だとは知らないわけで。
昼二の膝頭だか腿だかを撫でる手はそのままで、 調べる手に応え、「見えないところ」もどうぞと 仰向けの格好で首を捻って側頭部を晒す。
そこには営田が仕込んだ悪戯の赤。 夜明けの淡い光を受けて 黒髪の隙間で光る、一房のある恋の名残。* ]
(118) onecat69 2019/05/02(Thu) 21時頃
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ああ。中村さんか。
……悩みと言う程でもないけど、 抜き打ち検査が終わったらおりてください。 昼二のからだに興味が湧きそうなので。
[ ぺちぺち、戯れに腿を叩く。 とある筋の出処が知れると納得はしたものの、 あの夜の中村との会話を今ここで 昼二に打ち明けるつもりはない。 芽吹いたばかりの恋は繊細なものだから。 大勢の好奇の目に晒して枯らす怖さもある。 ]
(124) onecat69 2019/05/02(Thu) 22時半頃
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疲れ否定しないけど。
そう言えば、 突然死と孤独死の危険性を感じたから こういう家に越してきたんだっけ……――
[ 新人時代、そんな事もありました。 苦々しい記憶についてはまたそのうち。 ]
(125) onecat69 2019/05/02(Thu) 22時半頃
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――…………?
[ ふと昼二の顔を見上げると そこに見たことのない表情があった。
彼がつくる沈黙の静けさも、 拗ねるふうな咎める言葉も、複雑で。 本心から怒っている様子にも見えない。 かといって愉快がっている風でもない。
……そろりと密かに息を吐き、 頭を傾いで髪に触れる手に頬を寄せると そのままそこに口付ける。 ]
(126) onecat69 2019/05/02(Thu) 22時半頃
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やっぱり昼二、全然単純なんかじゃないね。 そういうところ、たぶん、ずっと好きだった。
[ 散らばる秘密を暴くよりも優先したこと。 鈍い痛みを感じながら伝えるべきは 俺が見つけだした恋人への好きの一言。* ]
(127) onecat69 2019/05/02(Thu) 22時半頃
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[ 意識してくれるのは喜ばしい事だが、 花咲くように赤く色付く様子は目に毒。 白い頬や首筋を染めた昼二の鮮やかさに、 体温が上がった気がして。 腿を叩く指先が焦がれるように小さく跳ねた。
唇寄せた指先に、じわりと熱を感じれば尚更。
同性の肉体への欲よりも、 自分の声ひとつで変化を見せる恋人が この先さらにどう化けるのかを暴きたい欲が湧く。 ]
急に恥ずかしいこと言っても許されるのが 恋人の特権だからさ、
[ 唇で遊ぶ爪先をつかまえてしまいたい。 その指先を、口腔の柔いところで包みたい。 ]
(139) onecat69 2019/05/03(Fri) 00時頃
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………
覚悟は出来てるみたいだし。 少しだけ、進ませて? キョウスケ。
[ 甘えて蕩けた声音で呼んで、引き寄せる。
明けゆく夜に逆らうように 恋人としか過ごさない夜を求めて、
そっと優しく、綻びはじめた花を抱く。** ]
(141) onecat69 2019/05/03(Fri) 00時頃
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[ ―――だめ? なんて言葉は言わせないつもりで。 声ごと喰むように唇を重ねた。
過剰な手入れはされていない 少し乾いていて柔らかい唇に触れて、 ちゅ、とどこか幼い音を響かせる一度目。 はじめてに相応しいささやかなキス。
二度目は、後ろへまわした手で頭を抱き込み、 口先を幾度か啄む少し欲深いキス。 ]
その顔、かわいいね。
[ 起き抜けに聞いた台詞を借りて、やや微笑い、 昼二の下唇を柔く舐めてからの三度目―― ]
(158) onecat69 2019/05/03(Fri) 10時半頃
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[ ――と思ったところで、 ]
……え、……あ―…えェ…………?
[ 扉の開く音(>>142)と、 こちらは寝起きどっきり常習犯の登場に 呆然と、目を瞠った……
……という事件も、 ずっと先のいつかのどこかで思い出して笑い合う 冗談みたいな恋の話の一ページ。 ** ]
(159) onecat69 2019/05/03(Fri) 10時半頃
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[ 赤い顔をしてベッドに埋まる昼二の隣で 似たような顔を片手で覆って深呼吸。
完全に油断していた。 やってしまったという気持ち半分、 まだキスの場面で良かったと思う気持ち半分。
途切れた恋人らしい時間を惜しむ気持ちも少し。 ]
やらしいのは、また今度。 ……朝飯でも食べに行こうか?
[ 三度目のキスのかわりに 昼二の熱い耳朶に唇寄せた。 ]
(164) onecat69 2019/05/03(Fri) 12時半頃
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[ 後日。
中村から渡されたキャメルのキーケースに ははは、と乾いた笑いを漏らしはしたものの、 ありがたく大切に使わせてもらいます。* ]
(165) onecat69 2019/05/03(Fri) 12時半頃
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―― 秘密の夜 ――
――本気になってしまいました。 というわけで、この件は秘密ということで、 どうかひとつ。
[ ブナティラには密談に際して 押し掛け酒盛りするなんて習慣はないが、 先日の中村に倣い酒瓶とつまみ持参で 神保の部屋を訪ねた。
要件は「今朝のことは内密に」である。 ついでに神保宅に居座り飲むこと小一時間。 酔いも程よく回った頃合い。
神保相手ならと気を抜いていることもあって ハラハラ本音が溢れ出す。 ]
(172) onecat69 2019/05/03(Fri) 18時半頃
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あの子、天然で男煽るの巧すぎるんだよ。 なにあれ、なにあれ、ずるいでしょ。
[ 詳細を省いた迷惑な惚気からの入りは 酔っているからということで許して欲しい。 すでに持参した日本酒はおおよそ減っている。 ]
(173) onecat69 2019/05/03(Fri) 18時半頃
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[ 結局一緒に飲んでくれる神保に感謝。 酒を介せば、濡れた舌は常よりややよく動く。
数日前の珈琲を飲みながらの話の続き ……というわけでもないが、 酌をしながら話し込むのはまた恋の話。
あの時よりも具体的かつ生々しい恋の。 ]
今にして思えばね。 かわいい奴だとは、思ってたけど。
[ 経緯および順を追っての説明はそこそこに。 秘密の話は、秘密についての話に移る。 ]
(177) onecat69 2019/05/03(Fri) 20時半頃
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……まあね。大事にしたいってのもあるけど。
本人には言うつもりはないんだけどさ。 やっぱり違うや、なんて思われちゃった時の、保険。
[ 酔い任せにネガティブを吐くつもりはなく。 存外しっかりした口振りで、 男同士の恋愛相談といった空気感に甘えて。 ]
(178) onecat69 2019/05/03(Fri) 20時半頃
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[ 話を掻い摘むと、こうだ。
学生時代からそれなりの恋愛と失敗を経験し、 世には数多選択肢があることを知っている俺にとって この恋は、“1/少なからずの想定可能性X”の恋。 瞬間的な閃きみたいな告白をしたけど その一瞬に確信を持って手を伸ばした。 対して昼二は、突然目の前に現れた“1/1の恋” ……のきっかけにおずおず触れてみている状態が今。
これから俺以外の可能性に気付いていくだろうし 自分がどういう恋愛を好むのかを 知っていくに違いない。 ]
(179) onecat69 2019/05/03(Fri) 20時半頃
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――昼二の中に、 他の選択肢が出てきた時が 俺の本当の勝負どころになるんだよね。
その時は、外堀に頼らずフェアにやりたい。
[ 要するところ、そんな話。 これから勝負に勝ち続けていくための覚悟の話。 そして「だって昼二はかわいいんだよ」なんて ただの酔っ払いの惚気でもある。* ]
(180) onecat69 2019/05/03(Fri) 20時半頃
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