278 冷たい校舎村8
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── 未来:大学 ──
…ん〜〜ねみいぃ……。 うー……講義終わったぁ…? あーだる…。 次の教室まで連れてってー……。
[ のっそり。なんて言葉が似合う。 たぶん、いまの郁斗には。
早くしろ。置いてくよー。って言いながら、 何人かの友達が後頭部をぺしぺし叩いて 次の教室に向かっていく。
痛い!サイテー!って郁斗は喚いた。 ]
(1361) sa13ichi 2020/06/29(Mon) 23時半頃
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[ 引っ張って。って手を投げだせば、 寝起きの郁斗を待ってくれていた 面倒見のいい奴が引っ張るのだけれど。
手があっつい!ジメジメする!ヤダ! ってそれすらも文句を言う。 ]
つーかさあ!オマエらが潰れるから おれが世話してチョー眠いんじゃん!!
センパイの手前置いて帰れねェし! てかセンパイの相手もおれしたし!! だりぃ!フツーにありえねーから! 順番に昼奢れよマジで!
(1362) sa13ichi 2020/06/29(Mon) 23時半頃
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[ 郁斗の叫びに、友達のみんなは ごめんね。って申し訳なさそうにしたり 酒強い奴の宿命ってヤツだよ。って笑ったり 金欠だから無理でーす。って言ったりする。
ふざけんな。って郁斗は数歩走って トロトロした歩みの集団に突撃した。 ]
次からはぜってー置いてくから!
[ ぎゃん!って怒って、あはは!って笑う。 窓から吹くぬるい風が郁斗の髪を撫でる。 ]
(1363) sa13ichi 2020/06/29(Mon) 23時半頃
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[ 大学からの友達の死体は見たこと無い。
喜多仲郁斗は、 十二年間友達の死体と一緒だった郁斗は、 それがなんだか寂しいような 時折、苦しいような気持ちになるけれど。
きっと良いことなんだって思いたい。 思いたいから、思っている。 ]
(1364) sa13ichi 2020/06/29(Mon) 23時半頃
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[ ─→ 講義後 ─→ ]
(1365) sa13ichi 2020/06/29(Mon) 23時半頃
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ハア?合ってっし! マルだよマル〜!! まだ教えてねぇのに超すげーじゃん!
[ 郁斗の目の前には 小さくてまんまるな頭がある。
間違えた?って伺うようにこちらを一度見て、 今は照れたように一心にプリントに向かう その小さな頭をわしゃわしゃと撫でる。 ]
(1366) sa13ichi 2020/06/29(Mon) 23時半頃
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[ こんなに賢くてかわいいこどもを どうしてキッチンの下に隠せるんだろう。
友達だったひとのことを思い出す。 今でもワタリさんとはたまに会う。
何していますか。変なことしてませんか。 定型染みた、確認みたいな言葉を吐く。
郁斗はワタリさんに会うと毎回 自分がどんなに喋るのがへたくそで、 心が冷たくて、憎しみを飼っていて、 笑顔が錆びた人間なんだと思い知る。 ]
(1367) sa13ichi 2020/06/29(Mon) 23時半頃
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[ ごめんなさい。も、 ありがとう。も、 泣いている顔も、 腹が立って仕方がなかった。
ワタリさんに殴りかからなかった自分を 喫茶店から出た郁斗は自分で褒める。 誰にも話せないし、チョー褒めとく。 ]
(1368) sa13ichi 2020/06/29(Mon) 23時半頃
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[ 会わない方が良いのかもしれない。 実際、警察には会うな。って禁止された。 ワタリさんにも、子供にも。
でも施設っつー現場の管理は緩いし、 警察だってチョー忙しいし。 会いたいから会った。別にいいじゃん。
ただ。
消した方が良いかな。なんて請うから、 別にいいんじゃない。って無視したけど、 彼女のSNSが、何もなかったみたいな顔で 更新されるたびに、死んでしまえと思う。 ]
(1369) sa13ichi 2020/06/29(Mon) 23時半頃
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[ ……楽しい話に戻ろうぜ(笑) ]
(1370) sa13ichi 2020/06/29(Mon) 23時半頃
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[ 学校にも行ってないみたいだったあの子に 勉強を教えさせてください。
って、預けられた施設を調べた郁斗は (超ストーカーみたいだったよ、おれ) 頼み込んで、まあ、なんとかこぎつけた。 ]
ん〜?そこはさあ、…そーそー。 分かってんじゃん! おまえ賢い子だなあ、ランラン!
[ 名前も知らないあーちゃん。改め蘭君。 あの時は髪が伸びていて分からなかったけど、 フツーに男の子だった。びっくりした(笑) ]
(1371) sa13ichi 2020/06/29(Mon) 23時半頃
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[ 蘭だけではなくて、 ほかの子の勉強も見てあげたりもする。
なんか知らねーけどよく来るヤツ。って 認識になった郁斗は、結構馴染んだ。
……基本的なノリが、 子供たちと一緒だったからかもしれない。 ]
(1372) sa13ichi 2020/06/29(Mon) 23時半頃
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[ ─→ ボランティア後 ─→ ]
(1373) sa13ichi 2020/06/29(Mon) 23時半頃
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そーそー!それでさあ、 おれチョー大変だったんだよ? 吐くヤツいるしぃ寝るヤツいるしぃ ちょっと泣きそーだったもん!マジで!!
(1374) sa13ichi 2020/06/29(Mon) 23時半頃
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あ!そーいえば、この前の試験! おれすげー良い評価貰っちゃったァ!! まじ徹夜明けで頭働いてなかったけど! ここで念じてたからかもしんねえ!
(1375) sa13ichi 2020/06/29(Mon) 23時半頃
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あと、ランランが今日賢くって〜。 なんかさあ、自主的に自習?してたらしぃの! おれが寝不足だったからって! やべ〜!すげー感動したんだけど〜!
(1376) sa13ichi 2020/06/29(Mon) 23時半頃
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んー……今日はそんくらい?かな。 ね、あーちゃん。
(1377) sa13ichi 2020/06/29(Mon) 23時半頃
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──……。
[ 合わせた手を解いて、郁斗は目を開けた。 綺麗にされている石の塊がある。
その下にあーちゃんは横たわっている。
石の眠る、いくつもの骨のなかの ひとつがあーちゃんのものだった。 ]
(1378) sa13ichi 2020/06/29(Mon) 23時半頃
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[ ぼんやりと佇んでいたら、 郁斗君、そろそろ時間じゃない?って、 最早顔見知りの管理者に声をかけられる。
スマートフォンの画面を見て、 郁斗はぎゃっ。と短い声を上げた。 ]
やべー! フツーに遅刻すんじゃん! バイバイ!また来るー!
[ 郁斗は手を振って、走りだす。 ]
(1379) sa13ichi 2020/06/29(Mon) 23時半頃
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[ ─→ お墓参り後 ─→ ]
(1380) sa13ichi 2020/06/29(Mon) 23時半頃
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FROM:喜多仲郁斗 ------------------------------------ ひさしぶりに 花火大会みたいーーー
フツーに平日だけど 集まれる奴一緒に行こ〜? ------------------------------------
(1381) sa13ichi 2020/06/29(Mon) 23時半頃
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[ 河川の、がたがたした地面を蹴る。
待ち合わせしているひとはきっと複数で、 集団で待ってくれているから たぶん、すぐに見つけることが出来る。 ]
あははっ!やべー! セーフ?セーフじゃん?
[ なんて、間に合ってなくても郁斗は笑う。 ]
(1382) sa13ichi 2020/06/29(Mon) 23時半頃
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ごめんってばあ。 あ、見て!ラムネ買ってきた! めちゃめちゃ夏じゃね?てか遅れたの、 これがチョー重いせいなんだって!
なんでこんなん買ってきた…って、 だってさあ、チョー楽しくね? 青春?みたいな? つーか酒弱い奴多いしぃ〜。
(1383) sa13ichi 2020/06/29(Mon) 23時半頃
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[ 何処で見ようか。って話になって 綺麗に見れる穴場があるよ。って話になって それが、聞き覚えのある橋の名前だったから 郁斗はたぶん、一瞬息の仕方を忘れた。 ]
(1384) sa13ichi 2020/06/29(Mon) 23時半頃
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それに、おれ、友達とさあ ここでラムネ飲むの、夢だったんだぁ。
(1385) sa13ichi 2020/06/29(Mon) 23時半頃
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[ でも、生きているから、 次の瞬間には息をしていた。 ]
(1386) sa13ichi 2020/06/29(Mon) 23時半頃
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[ やがて、大きな音と共に 夜空に光が咲き始める。
久しぶり。かもしれない旧友たちと 橋の上で郁斗は、それを眺めている。 怖くはなかった。寂しくもなかった。 ]
(1387) sa13ichi 2020/06/29(Mon) 23時半頃
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やべー!すげーキレー! おれ、ずっと見てたいなー。
(1388) sa13ichi 2020/06/29(Mon) 23時半頃
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[ きっと、そう思えるものは これからも、これからも沢山あって。
それを見るためには、たぶん 今まで以上に苦しい思いや辛い思いも、 知らなくていい事を知って泣いたりも、 するのかもしれないのだけれど。
喜多仲郁斗は笑っている。 楽しくて、幸せだから笑っている。 だから彼の人生は、これからも ]
(1389) sa13ichi 2020/06/29(Mon) 23時半頃
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[ ─→ つづく。 ─→ ]**
(1390) sa13ichi 2020/06/29(Mon) 23時半頃
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