140 Erwachen〜lost wing of Jade〜
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[ びし、 と。 小さく、罅の音。]
(86) 2014/11/19(Wed) 23時頃
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あ、 っぐ、 ぅ …… あ、 あああああああっ
[『約束』、と。 それをきっかけに、何かが切れた。 胸に、耐えきれないほどの熱さを感じて、叫ぶ。
もはや中身もほとんど吸い尽くされた瓶に、 巨大な罅がはいっていた。
蔦が瓶に傷つけられ、隙間が広がっていく。 花が増えては枯れ、手当たり次第の破裂、炎、斬撃、氷、 様々な属性が弾けては消える。]
(87) 2014/11/19(Wed) 23時頃
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『 ぱぱ、 』
[それは、それしか知らないように、呼ぶ名前は一つだけだった。 永い時の中、摩耗していく記憶。 この事態を引き起こした憎むべき相手以外で、 縋れた明るい記憶はたった一人だけ。
この場になっても、ソラを見上げて姿を探し。]
『きゃあああああああああ!!』
[重なった悲鳴が、ソラへ響く。]
(92) 2014/11/19(Wed) 23時頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/11/19(Wed) 23時半頃
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[あまりの苦しみに悶え、椅子におとなしく座っていることもできなかった。 ハワードの方へ倒れこみ、ぐったりと身体を預ける。
そうして、静寂。]
…… ぅ、
[その呻き声がなければ、死んだと思えたかもしれない。]
(96) 2014/11/19(Wed) 23時半頃
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…… そ っか ……
[ゆっくり目を見開いて、 ぼんやりと、皺の増えたように感じる顔を見上げる。 言葉をひとつひとつ、探すようにして。]
おぼえてて、くれたんだな…… 『やくそく』。
[掠れた声で呟いて、弱弱しいながらも、笑いかけた。]
(97) 2014/11/19(Wed) 23時半頃
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[悲鳴を上げて暴れて、けれど捕まったそれに腕力はない。 礼見から力を吸い上げた分、接触も可能になっていたそれの腕に、 >>102歴史書の手が触れた。]
『 や、 ぱぱ、 』
[聞き分けのない子供そのものの暴れ方が、 結晶の形に触れた瞬間、びくりと止まった。]
『 ぱぱ …… ? 』
[ひんやりした感触に、けれど刺激されるのは過去だ。 摩耗して、それでも消えなかった、大事な”なんでもない”一日。]
(106) 2014/11/20(Thu) 00時頃
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『 ぱぱぁ …… 』
[結晶を強く握りしめ、きつく目を閉じる。 ぱきん、と小さな音が響き、割れた瓶に絡んでいた蔦がおちた。]
『 あいたい、 』
[願いを呟いて、結晶を抱きしめて。 暴れることも忘れたのか、乳白色は身体を丸めた。]
(107) 2014/11/20(Thu) 00時頃
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[>>103微笑みを見て、転がった小瓶を見て、俺は自分を取り戻していく。 もう、ずいぶん時間が経ってしまった気がする。]
……皺。増えた? 白髪も。
[前あったときは、もっと若い見た目だった。 それが、迷い子が無意識に望んだせいなのか、 その頃の彼に何かあったのかはわからないが。]
……無茶、しやがって。
…………… ありがとう。 思い出させて、くれて。
[もはや金絹の翅衣《ゴルディオン・スカーフ》は、俺の手を拘束しない。 俺の持ち物が、俺の動きを妨げるわけがない。
するりと抜け出た右手で、銀色の髪へ触れた。]
(109) 2014/11/20(Thu) 00時頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 00時頃
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──避難所──
「エリちゃんがいないんです!」
[そこは、体育館だった。 ただでさえ、緊急事態で一斉避難した人々が集められた狭い室内だ。 それに加えて、数名”行方不明者”がいることが、 混乱に拍車をかけた。]
「エリちゃん、教室を出て行って…… それから、戻ってきてないんです。 探しに行かないと!」
[担任であった女性。 クラスメイトの子供たち。 どんなに騒いでも、いないという事実は変わらない。]
(115) 2014/11/20(Thu) 00時半頃
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──避難所2──
「委員長がいないとか、マジ?」 「礼見もいねえよ」 「まさか、あいつら二人で……!」
[一方。 行方不明者は、こちらにもいた。 集まったクラスメイトがそんな冗談を口にするのは、 もしかしたらという不安をどこかへ追いやるためだ。
そんなはずはない。 きっと彼らは、戻ってくる。]
「……きっと、大丈夫よ。」
[信頼を、より明確に口にしたのは、 クラスでも比較的美村と仲の良かった女生徒だった。]
(116) 2014/11/20(Thu) 00時半頃
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「実は私ね、見たの。 夢芽ちゃんが、ソラを飛んでるところ。」
[秘密よ?なんて微笑んで。 >>1:34学校から飛び出していく、彼女を見たのだと。]
「魔法使いみたいだった。 夢芽ちゃんって、すっごく責任感強いし。 いま、きっと戦ってるんだと思う。」
[友達だから。 クラスメイトだから。 驚かなかったといえば嘘になるけれど、 わずかに見えた真剣な表情は、確かに目に焼き付いている。]
「私たちが心配して騒いでたら、逆にあっちに心配かけちゃうかも。 待ってたらきっと、夢芽ちゃんは帰ってくるわよ。」
[言いきった女生徒の周り、自然と頷きは広がっていった。]
(117) 2014/11/20(Thu) 00時半頃
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「……いないといえばさ。 知ってる? 夢芽ちゃんが通ってる、ゲーム同好会って。
そこにね、寒川っていう男の先輩がいてさ…… そのひとも、いま、いないんだって。」
[えー?それってもしかして、とざわめきが広がった。 彼らの中に広がりかけていた、不安という名の災厄は解けていく。
彼らの隠れた避難所のソラから、>>3:@9焔の欠片が降り注ぐ。 明るい明日を信じて、未来を願った。*]
(119) 2014/11/20(Thu) 00時半頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 01時頃
紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 11時頃
紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 20時半頃
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[>>108転がった、小さな贈り物を拾い上げる。 随分と繊細で、美しい細工。 雷神と謳われたかの戦士の戦いぶりからは想像もつかなくて、 思わず笑みがこぼれた。]
…… 友人、 …… 俺が?
[>>118続いた言葉に目を見開いた。 生まれてこの方、ただでさえ友人は少なかったのに、 ここまで傷を与えてなおそんなことを言う奴が現れるとは。]
ハワード。 お前、馬鹿だろう。
[失礼な物言いは、照れ隠しだと伝わるだろうか。 頼むから気づくな。]
(154) 2014/11/20(Thu) 20時半頃
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忘れた、のは、 あー…… お、お前がやったんだろう! お前や観測者や、解析者が来るまでは忘れると、 そういう蓋を付けたくせに、
[ハワードがやったことだ。 それでもバツが悪く、なんやかやと言い募ろうとして、
>>120次の瞬間。]
っ ハワード!!
[慌てて抱きとめた身体が、やけに軽い。]
(155) 2014/11/20(Thu) 20時半頃
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お前、 無理、してたのか…… この怪我、……………おれの、せいか……?
[疑問形だけれど。 それまでのやり取りの記憶が消えたわけではない。 幾らなんでも、書物が受け続けていいダメージではなかったのだ。
治療を、とポケットの宝珠に触れるが、 まだ取り戻したばかりの力は扱いが難しい。 とりわけ治療は、下手をすれば逆に傷を深める可能性があった。
(もちろん、ヨアヒムはそこらの宝珠魔導士とは違うため、 問題なく行うことができたようだが)]
(156) 2014/11/20(Thu) 20時半頃
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[>>142なんとか表紙を治すところまではいったが、その先は。 立ち上がる姿に、ちょっとまてと頭を引っ掴んで転がそうと思った、
>>140その時だった。]
寒川、先輩……
[>>143ハワードは彼を《解析者》と呼ぶが、 自分にとっては先輩のまま。 彼がたとえ、自分のことを不要と断言しようとも。]
……似合いませんよ、先輩。 そんな風に、仕事熱心なのって。
[詳しく知っているとか、親しい間柄ではなかった。 それでも、委員長に聞いていた姿とは違っていて、 言わずにはいられない。]
(159) 2014/11/20(Thu) 21時頃
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[墜ちた雷撃の跡を見やれば、背筋が凍る。 解析者がいくらまね事が可能だといっても、 威力が度を越している。]
ここまでを学習する、《解析者》だと……? まさか、1000年前のアレが、ここまで……
[1000年。 何かが進化するには、十分過ぎる時間だろうか。]
(160) 2014/11/20(Thu) 21時頃
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[ここで、解析者について、皆の知識を補っておこう。
解析者とは、>>2:11膨大な《記録》を《解析》する者。 >>0:73「ヒト」の進化をかつてハワードが讃えた通り、 解析者とは三位一体のうち、人間のみが得る称号である。 >>0:102ハワードが知る解析者も、 1000年の昔に高みへたどり着いた人間だった。
1000年前は、世界最高峰の学び舎の最も優れたとされる者に、 解析者の”一員”となる栄誉の門が開かれていたものだ。
そう。 解析者とは本来は、 集められた最高峰の頭脳の結晶を指していた。]
(161) 2014/11/20(Thu) 21時頃
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[たとえ数人が過ちを犯しても、 最終的な結果に誤りが出ないよう。 集団で形成される頭脳の働きは、あらゆる現象を、 攻撃を、感情を、軌跡を、歴史を、記憶を、記録を、 観測結果も何もかもを解析し、人類を支えていたのである。
そのうちの一人、最も優れたるとされる解析者の一員が、 低迷する後進の育成に嘆き、こんな夢を持つに至った。]
(162) 2014/11/20(Thu) 21時頃
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[一人で全ての頭脳を満たせる、何よりも完璧な解析者。]
(163) 2014/11/20(Thu) 21時頃
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[その発想こそが壊れ《バグ》っていたのか、 今や知るものはいない。
当時は一蹴された考えだが、 もしもそれが進化を続け、今に実を結んでいたとしたら?
断言する明確な根拠は無いが、現実は目の前にある。 1000年の時と重なった封印、 実際に何が原因でどう因果が成ったのかは不明。 寒川という高校生がそうなった理由も、 この場では解説できはしない。
しかし現在記録者と運命者の前に立つ解析者は、 当時の『集団の一員』とは違うレベルに達していることは、 見間違いようもないと言えるだろう。]
(164) 2014/11/20(Thu) 21時頃
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──現在、友人と先輩と──
ダメだハワード、お前一冊(ひとり)では、
[見逃せるはずもない。 >>145一人で立ち向かおうとする歴史書(友人)を止めようと声を上げ、]
づ、 っぁ……!!
[>>153走った鎖に囚われる。 防ぐ術を紡ごうにも、ほとんど空になるまでハツに吸われた後だ。 満足な抵抗もできず、倒れこむ。]
(165) 2014/11/20(Thu) 21時頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 21時頃
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っく……先輩、
[>>168倒れた身体を持ち上げられ、 眉間に皺寄せて見上げる。 まるで子どもを相手にしているような。
ああ、思い返せば、先輩は始めっからそうだった。]
先輩、っ やめて、ください!
[裏切りを責めるのなら、言葉を裏返したのは俺であって、 ハワードではない。 だから俺だけをと言って聞く歴史書(友人)ではないから、 先輩へ必死で叫ぶ。]
(172) 2014/11/20(Thu) 21時半頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 22時頃
紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 22時頃
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ハワード、っ逃げろ、早く!! お前だけでも!!
[未だ抗おうとするハワードへ叫び、 力を振るおうと気を集中させる。 けれどそれが形をなすより早く>>176]
っ ハワードおおお!!!
[吹き飛ぶ身体へ、>>180追撃は容赦がない。]
(184) 2014/11/20(Thu) 22時半頃
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寒川先輩…… そうじゃ、ないはず、ですよ……
[>>194小さな声で、否定する。 完全なる解析のためだけに生まれたのなら、 あの高校での日々はなんだったのか。 そんな相手のいるところに、あの委員長があんな風に通うのか。
思うけれど、その言葉を伝えるのは、 彼に響かせられるのは、俺じゃない。]
委員長、っ……!
[彼女なら。 彼女の声なら、きっと。]
(198) 2014/11/20(Thu) 23時頃
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委員長、 先輩を、頼む
[それが虫のいい願いであろうと。 思いを音に変え、音は世界を包む大気を震わせ、 震えた世界はそれを身に刻む。
刻むその名を歴史と呼び、 歴史は歴史書に刻まれるものだ。
復元典である彼女に、きっと届くだろう。]
(199) 2014/11/20(Thu) 23時頃
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[>>193ハワードが構えた武器に、 先に反応したのはハツの方だった。 栞に触れてからずっと俯いていた顔を上げ、目を細める。]
……ハワード、 それが、お前の決断なら……
[その火力が自分を巻き込むおそれがあることに、 気づかないほど鈍くもない。 それでも鎖に囚われた俺が逃げるにはちょっときつかったし、 何より、先輩を裏切った罰は、どこかで受けないといけなかった。
せめて目を閉じないようにと、 ハワードを、寒川先輩を、見据えたままに熱と煙に巻かれた。]
(200) 2014/11/20(Thu) 23時頃
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[爆風が身を焼き、焦がし。 痛みと熱に苦しさを感じるけれど、 それでも俺は、死ぬことはなかったらしい。]
…………あんたか、ソラの守護者。
[それとも、ハツだろうか。 目の前に散る雪の結晶が、爆炎から守ってくれたらしい。
生きた事を喜ぶべきなのか、一瞬の迷いの間に。]
せんぱい、
[>>214傷ついた先輩が、立っていた。]
(215) 2014/11/20(Thu) 23時半頃
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……先輩、無理はしないでください。 っ、 ぐ、
[先輩が俺を傷つけようとしていると感じても、 それでも今、先輩が生きていることに喜びを感じては、 あの歴史書への裏切りになるんだろうか。 俺はどれだけ、ヒトを裏切れば済むんだ。
胸の上、鎖骨の近くへ剣が食い込み、歯を食いしばる。]
ぁ、っ…… は、 先輩、 すみません、でした。 嘘を、…… つくかたちに、なって、しまって……
[”あのやり取り”は、確かに俺が、先輩と交わしたものだ。 記憶がどうとかなんて言い訳が挟まる余地などない。
滴る血に濡れた顔で、見上げる。]
(218) 2014/11/20(Thu) 23時半頃
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…… そうとは、限らないんじゃないですか、先輩。
[>>217先輩は、俺を後輩と呼ぶ。 なら俺は、先輩と呼び続ける。 壊れた学生生活は、まだ終わってない。]
むしろ、人間らしいって呼ぶのかもしれない…… なんて、思います、ね。
[先輩の言うバグは、役割を果たすだけの存在になりきれずに居る、 なんて状態をさしている気がする。]
……ねえ先輩、これ、外してもらえませんか。
[どうせ、大暴れできるほどの体力は残っちゃいない。 どうせ倒れるなら、鎖に巻かれて転がるよりは、 大の字のほうがマシだ。]
(221) 2014/11/21(Fri) 00時頃
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