人狼議事


212 冷たい校舎村(突)

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【人】 保安技師 ナユタ


 ── この血は、本物じゃんか

 人形が、血なんて流すわけねえし
 少なくとも、誰かの血なんだろ

 つーか、こんな、廊下の真ん中で、
 いなくなるわけ ねーじゃん! そんな、

[ ちゅうぶらりん。
 途中で止めた手はそのままに言葉を紡いで、
 その間にも、足元に赤は流れる。

 どく どく。上履きに染み込む、微かな温度。

 ……抜かなくたって、
 試してみなくたって、分かる。
 この人形が、血を流している。]
 

(206) 2017/03/12(Sun) 21時半頃

【人】 保安技師 ナユタ


 ── これが、水野なんじゃないの

[ ずるいと分かっていたけれど、
 今は、困ったような表情 しか、つくれない。

 ごめん。*]
 

(207) 2017/03/12(Sun) 21時半頃

【人】 保安技師 ナユタ

 ── 回想:2年 秋 ──

[ なあ  って、名前を呼ばれて>>177

 俺は、心の中で数字を数えるのを中断して、
 声のしたほうに、視線をうつす。

 まさか、声をかけられる など思っていなくて、
 集中していた作業を中断されたみたいに、
 目を 瞠って、鬱陶しそうな前髪の奥を見た。

 時計、何秒見つめてたっけ? ……まあ、いいや。]

 ……んだよ

[ って、小声で、答える。
 まるで、講演に飽きた態度の悪いガキみたい。]
 

(264) 2017/03/12(Sun) 22時半頃

【人】 保安技師 ナユタ


[ 古辺は、笑っていた。

 俺は、笑えないまんま、
 担任に見つかったらウザいな とか、
 そういうのを装うように、不機嫌そうな顔。

 嫌だな と、思う。
 ふたり の会話じゃ、曖昧に、
 「あー」とか「うん」じゃ、ごまかせない。

 興味本位 みたいな言葉は、
 往々にして、刺さる というより、
 緩やかに首を締める真綿のようだな。

 まるで他人事 の話題のくせに、
 俺は、冗談めかして、あしらえない。あしらいたく ない。

 それに、]
 

(265) 2017/03/12(Sun) 22時半頃

【人】 保安技師 ナユタ



[ 前髪の下、薄っすらと覗く眸は、笑っていなかった から。]

 

(267) 2017/03/12(Sun) 22時半頃

【人】 保安技師 ナユタ


[ 俺は、数秒。視線を彷徨わせたあと、

 マイクを通した講師の声にかきこされそうな、
 小さな声で、押し殺したような 声で、問う。]

 ……それ聞いて、おまえ、どーすんの?

[ そういう会話って、愉快ですか。そうは見えませんが。

 影になって、よく見えないその眸は、
 一体、何の感情を浮かべているというのだろう。

 質問に質問で返すやつって、ウザいよな。
 と、思いながら、淡々と言う。]
 

(268) 2017/03/12(Sun) 22時半頃

【人】 保安技師 ナユタ



 知ったところで、当事者以外には、
 無価値な、ただの数字でしか、ないんじゃねーかな *

 

(269) 2017/03/12(Sun) 22時半頃

【人】 保安技師 ナユタ

 ── 現在:3階 渡り廊下 ──

[ 茶化す みたいな、
 きっと、場の空気をよくしようとか、
 そういう意味もあったはずのセリフ>>222に、]

 ── 那由多 も って、なにそれ

[ そう、半笑いで返したのが、
 せめて、意図したとおり、どうか、
 からかいの言葉に照れてる とか、
 そういう風にうつってればいいんだけど。

 フツウ じゃないか。そうか。
 それとも、フツウ のこと、したのが、
 俺だから、って話だろうか。ウケる。嘘。

 笑えねー。]
 

(301) 2017/03/12(Sun) 23時半頃

【人】 保安技師 ナユタ

 ── 回想:お勉強会 ──

[ 大和さんが混ざってくれるの、嬉しかったよ。

 お手製のプリントを二種類。
 平均ギリギリ取れるなら、コツとか、
 そういう方向でいくべきなのか とか、
 そういうこと考えながら、つくるのだって、
 バカ用に合わせるより、断然面白いしさ。

 お菓子とか、食べながら、
 友達と勉強会 って、いかにも高校生って感じで、
 点数の変化に、一緒になってはしゃげんのが、
 楽しい 嬉しい。

 それに、変な話 だけど、失礼を承知でいえば、
 ”女子”がいてくれるほうが、楽だった。]
 

(302) 2017/03/12(Sun) 23時半頃

【人】 保安技師 ナユタ


##

 怖いのは、ただ、
 いつか、俺の正体を見透かされ、
 ”消費された”と思われること。

 きちんと、友達 で、いたかった。

 なあ、男女の友情って、成立すると思う?
 って、議論は、どうして成立すると思う?

##
 

(303) 2017/03/12(Sun) 23時半頃

【人】 保安技師 ナユタ


[ シェアが苦手 というより、
 おまえらだって、そんな、当たり前に、
 女子とジュース回し飲みしたり しないじゃん。
 クリームものとかさ、特に、無理って感じ するだろ。

 別に平気だろって思ったやつは、黙ってろ。
 そういう特権階級の意見は聞いてねえ。

 だから、スナック菓子を皆でつまむ なら、歓迎。
 一本のジュースを口つけて回し飲み とかでもない限り、
 平気な顔して、差し入れの飲み物>>1:111、飲みながら、
 英文をなぞって、単語を拾い上げて、笑って。

 単純に、英語 というか、語学、好きだ。って、
 多分、苦手意識を持つやつの気が知れなくて、
 ふたりの前で、言ったこと、あったと思う。]
 

(304) 2017/03/12(Sun) 23時半頃

【人】 保安技師 ナユタ


[ 最初は、なんかさ、英語でいい点とると、
 家族で海外旅行できるーとか、
 父さんがはしゃいでて、面白かっただけだった。

 さすがに、高校のクラスメートに、
 そんな話するのは、恥ずかしくて、言わなかったっけ。

 ……それに、今は、]

 いつか、どっか、遠くに行きたくなっても、
 英語、できたら、どこにでも行ける気がする

[ だから、勉強しておくにこしたことはないんだ って、
 そんなこと言いながら、また、和訳を書き連ねて。

 フツウに、仲良くできてた 気がする。してた。]
 

(305) 2017/03/12(Sun) 23時半頃

【人】 保安技師 ナユタ


##

 男女間の友情は成立するのか。
 という議論は、なぜ成立するのか。って?

 そこに性欲が伴う可能性があるから。

 って、俺ならば、答えるんだけど、
 ついでに、上の質問にも答えるなら、多分、YES。

 ……って、気がしてた けど、さあ。
 そうじゃなきゃ、俺はどこに立ってりゃいい?
 って、思っても、いたけど。

 俺じゃ、わかんねーや。

##
 

(306) 2017/03/12(Sun) 23時半頃

【人】 保安技師 ナユタ

 ── 現在:3階 渡り廊下 ──

[ 諭す。

 ように、元賀が丁寧に言葉を紡いだ。>>213
 多分、それは優しさで、俺は口を噤む。
 良い方に、って、なんなんだ。よいほう。
 まだマシなほう。

 だけど、わかってる。それが正しい。

 現に、やめて と大和さんが言って、
 入間もやっぱり、否定の言葉を返した。
 怒っているようだった。俺の選択は、間違いだった。

 だけど、俺は知ってるんだって。
 少なくとも、これは血糊なんかじゃないし、
 まだマシって、ベストではないベターを選んでも、
 結局、どーしようもないんだって。]
 

(314) 2017/03/13(Mon) 00時頃

【人】 保安技師 ナユタ



[ あ、うん。それは俺の話だった。]

 

(315) 2017/03/13(Mon) 00時頃

【人】 保安技師 ナユタ


[ 明らかに、俺が間違っていて、
 なあ と、呼ぶ声>>238が、トドメ。
 1 対 皆で、あまりにも俺は明らかに間違っていた。]

 ………… ごめん

[ 水野みたいなカッコのマネキン。
 そいつを見下ろしたまま、
 声だけは、皆に向けたつもりでは、あった。
 ごめん って思ったのは本気で、
 これは、水野じゃない。ってことに、した。俺も。

 皆が、立ち去っていく。
 ばらばらと、散ってく。消えてく。

 俺は、ぼーっと、突っ立ったまま、
 もうしばらく、水野みたいな 水野ならざるもの
 を 見てた。*]
 

(316) 2017/03/13(Mon) 00時頃

保安技師 ナユタは、メモを貼った。

2017/03/13(Mon) 00時頃


保安技師 ナユタは、メモを貼った。

2017/03/13(Mon) 01時頃


【人】 保安技師 ナユタ

 ── 3階 渡り廊下 ──

[ 制服からのぞく、マネキンの白い手足は、
 賑やかな色とりどりの光を受けて、
 ぼんやり、カラフルに光るのだ。滲むみたいに。

 きっとその時、俺が見ていたのは、
 ソレの胸元に光るナイフというより、
 人間じゃない証明 みたいな、白色だった。

 そこに、突然触れる>>341のは、
 にんげん の、掌だったから、

 不意をつかれた から、]
 

(391) 2017/03/13(Mon) 10時頃

【人】 保安技師 ナユタ


 ── う  わ、

[ 弾けるように、振り返った。

 振り返る そのときの、
 赤く濡れた廊下は、よくよく”滑って”、
 とられた足で、なんとか踏ん張るように、
 咄嗟に、廊下の壁に、手をつく。]
 

(392) 2017/03/13(Mon) 10時頃

【人】 保安技師 ナユタ


[ 振り向いた、その視線の先で、
 当たり前 のように、手を伸ばして、
 おまえ は、笑ってた。フツウに。

 バタバタと、体勢を立て直してから、
 視界 の、焦点が合うまで、3秒。
 理解まで、およそ5秒?

 その、短い一瞬に、
 なにか、遠いもの でも見るように、
 笑みの滲む眸>>341を、見ていた。

 自分と異なる いきもの。

 擬態。]
 

(393) 2017/03/13(Mon) 10時頃

【人】 保安技師 ナユタ


 ── あ、ああ。 うん わりい

[ 結局また、我に返ったように、
 口にしたのは、「 悪い 」とか「 ごめん 」で、
 慌てて、マネキンから距離を取る。

 気遣う ような、クラスメート からも。

 ぱら ぱら と、動き出すクラスメートたちに、
 ついていけないまま、俺は、その後姿を、眺めて、

 誰もいなくなったころ、ようやく動き出す。

 行き場 とか、とくにないけど、
 ああ、保健室とか、様子見に行ってもいいか。
 それか、ええ と、……考えながら。

 もと来た道、引き返す ように。**]
 

(394) 2017/03/13(Mon) 10時頃

保安技師 ナユタは、メモを貼った。

2017/03/13(Mon) 10時半頃


【人】 保安技師 ナユタ

 ── 現在 ──

[ 声 をかけられて>>407
 はたと立ち止まった。それほど、上の空だった。]

 ── 上須賀? なにそれ

[ バケツを手に、階段を上ってくる。
 眉を顰めかけて、隣にいるのが誰かを理解した。

 あーー、あーー、そういえば。
 片付けるって、そういうこと、言ってたな。

 俺の視線は揺れる。
 足元に落ちて、上須賀のほうに戻って、
 それから、ちらりと入間のほうを見てから、

 ぺたぺた と、赤いハンコを残す上履きで、
 ふたりのほうへと、歩み寄った。]
 

(446) 2017/03/13(Mon) 15時半頃

【人】 保安技師 ナユタ


 ……俺もやる、貸して
 …………悪い。さっきは、どうかしてた

[ もそもそと、口を開いて言ったのは、
 そんな、短い言葉だけで、

 俺は、言葉少なに、隣に並ぶ3人目になる。

 これ以上、汚れを増やさないように。
 脱ぎ捨てた上履きを、ゴミ箱に突っ込むのも、忘れずに。*]
 

(447) 2017/03/13(Mon) 15時半頃

保安技師 ナユタは、メモを貼った。

2017/03/13(Mon) 16時頃


保安技師 ナユタは、メモを貼った。

2017/03/13(Mon) 23時頃


【人】 保安技師 ナユタ

 ── 現在:3階 ──

 ……や、みんな、言ってた
 そんなわけないって

 人形が血を流すわけないけど、
 ひとが人形になんのも、ありえねーし

 だから、おまえは、間違ってなかったんだって

[ 真っ白なタオル>>457は、
 受け取った端から赤に染まって。

 やっぱり、こんな量の血を流しては、
 無事じゃあ済まないと思うんだ にんげんなら。]
 

(509) 2017/03/13(Mon) 23時頃

【人】 保安技師 ナユタ


[ 結局、俺には触れられなかった人形も、
 上須賀が、どこかへと運んでいって。

 床が元の輝きを取り戻したころ、
 ふと、入間が言った。>>459

 死んでみよっかなって思ったこと、ある?
 ある。]
 

(511) 2017/03/13(Mon) 23時頃

【人】 保安技師 ナユタ


##
 成績にも、進路にも、将来の夢にも、
 一切、なにも口を挟まなかった母が、

 ただ、漠然と、
 ひとり息子の連れてくる"お嫁さん"と、
 仲良く、買い物に行って、
 孫の洋服とか、見繕うとか、
 『 ずっと娘が欲しかったの 』とか、

 熱心に祈るでもなく、
 ただ、いつか訪れるはずの未来を、
 なんとなく、思い描いていること。

 知っている。
##
 

(513) 2017/03/13(Mon) 23時頃

【人】 保安技師 ナユタ


##

 じわり じわり と、
 失望を降り積もらせていくよりも、
 一度の絶望で全部終わらせたいんだ。
 だめかな。

##
 

(514) 2017/03/13(Mon) 23時頃

【人】 保安技師 ナユタ


[ あるよ とか、うん。と言ってしまうには、
 その問いかけ>>459は、重過ぎて、

 俺はただ、「 知ってる 」と言った。

 知ってる。
 その話も、今の状況がそうかも ってことも。

 そんな俺とは裏腹に、
 上須賀>>495はあっさりと頷いて、
 全部ひっくるめて、肯定してしまう。

 顔を上げられない。
 死にたい ではなくて、
 死んだほうがいい と思うことの意味。

 ……想像、つかない なあ。]
 

(515) 2017/03/13(Mon) 23時頃

【人】 保安技師 ナユタ


[ 代わりに、口にしたのは、
 またも、質問に質問返し。]

 どうならいいと思ってんの、入間は

[ 証拠はない と、彼女は言う>>460が、
 望む答えは、どちらなのだろうか。

 それから、もうひとつ。]

 あのメール、見たとき、
 ── おまえ、どう思った?

 怖かった とか、腹が立った とか
 それこそ、趣味わりい とか

[ まだ、鮮明に思い出せる文面。
 みんなへ。いざとなると──、]
 

(516) 2017/03/13(Mon) 23時頃

【人】 保安技師 ナユタ


[ 何事もなかったみたいに 白く、
 明るい色を反射する床から、
 ようやく、視線を剥がして。

 揺れた視線は、再びふたりへ。

 考えながら、口を開く。]

 ── ピンと、きた?

[ ぴん と、指を立ててみる。
 さっき、「 上だよ 」って、
 古辺が示したみたいに。]
 

(519) 2017/03/13(Mon) 23時頃

【人】 保安技師 ナユタ


 ……結局、

 「 死んでしまおうか 」なんて、
 実は、誰だって、考えててさ、
 大事なのは、「 どうして 」なのかもしんねーな って

 ……思った *
 

(522) 2017/03/13(Mon) 23時半頃

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