人狼議事


268 オリュース・ロマンスは顔が良い

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【人】 執事 ハワード

[──事務所に立ち寄り、必要業務や報告を終えると、予定の時間より早くマーケットへと足を向けた。
まずは数刻前にも顔を合わせた馴染みの靴磨きへ。]

 やあ。久しぶりに君の仕事ぶりを勉強したくてね
 ……頼めるかい?

[そう笑いかけ、差し出すのはやや年季の入った白のウイングチップ。時折相棒の毛並みを梳きながら、視軸は少年の鮮やかで無駄のない手元から動かない。これだけの才能があれば、弊社の専属コーチとして十分に働ける、と、あながち冗談でもないスカウトを向けるのも何度目か。

今宵も同じ文句で口説き、同じ数だけのお断りを受け。]

(65) 2019/07/28(Sun) 08時半頃

【人】 執事 ハワード

 
 うん、いつ見ても素晴らしい。ありがとう
 今夜のマーケットで、君に素敵な出会いが
 ありますように

[靴の手入れは日々欠かさぬし、然程汚れているつもりもなかったが、ビフォーアフターを並べれば違いは歴然。
左胸のポケットから取り出す二つ折りの財布。船乗りから弾んで貰った報酬は、ここで靴磨きの少年と相棒へのチップに変わる。

特に何かの注意を添えるでもなく中を開くのは、パスケース部分に何が挟まれている、この少年は知っているから。]

(66) 2019/07/28(Sun) 09時頃

【人】 執事 ハワード

[──嘗て、今と同じかそれ以上のチップと代金を預け、
街の似顔絵描きへ代理で依頼して描いて貰ったもの。>>0:101

冬の星空と、赤い電車と。
裾の広がったロングコートに身を包んだ青年の横顔が、掌ほどの紙片にバランス良く収まっている。キャンパスの小ささと構図によって、個人を特定するのは難しい。

誰、と分かるのは屹度、モデルとなった本人だけ。
──彼を描き慣れた絵描きなら、察しはつくかもしれないが。>>0:23]

(67) 2019/07/28(Sun) 09時頃

【人】 執事 ハワード

── オリュース市電・車両基地近く ──

[──そして、夕刻。
空はまだ明るいが、マーケットや屋台は既に盛況を迎えていた。喧噪からやや離れた港の倉庫街。普段なら人の気配なぞほんとんどないこの辺りにも、ぽつ、ぽつと人の姿がある。

スラックスの尻ポケットには昨日同様、長財布。
変わったことといえば、中身が紙幣サイズの白紙の束から、自社が新聞に載せている求人広告や、以前、何かを切欠に貰った便利屋の名刺のコピー。

金の入っていない財布を掴まされた上に、説教じみた中身を手にした相手がどう思うかなぞ知ったことではない。そもそも、獲物として狙われるかも定かでないし。]

(68) 2019/07/28(Sun) 09時半頃

【人】 執事 ハワード


 そろそろ、か。……いや、まだ早い……?

[あの日以来、二度目となる終着駅のホームにて。
白のカットソーと濃紺のジャケットを潮風にはためかせ、落ち着かない素振りで懐中時計を取り出しては引っ込めるを繰り返す。

あまり早く事務所を訪れては、また、待たせたことに対し気を病むかもしれない。かといって相手を待たせるのはもっと迷惑となろう。

ペルセウス・マーケット初日。昨日耳にした婦人の声や、日頃の評判から察するに、流れる星の数より、祭りの初日を彼と迎えたいと希む者の方が多いやも。

なんて予想は屹度、そう大きく外れていない筈。]**

(69) 2019/07/28(Sun) 09時半頃

執事 ハワードは、メモを貼った。

2019/07/28(Sun) 10時頃


執事 ハワードは、メモを貼った。

2019/07/28(Sun) 12時頃


【人】 執事 ハワード

[夕方以降、というざっくりとしたアポイントは通常は取らない。が、昨日は細かく予定を揃えるような場でもなかった。

幸い、午後の予定はなかったので暫くぶりに『海の寝どこ亭』でランチを摂り、時折鳴り響く社用携帯への応対し、余裕を持って終点へと赴くことが叶ったが。

港の倉庫街に近いこの辺は、夜ともなれば寂れて見えるが明るいうちはそうでもないという発見があった。

線路側から空を見上げれば、オリュースの丘に並ぶオレンジの屋根が不揃いに連なる様が美しい。
周囲に高層ビルなぞもないから、星もよく見える。]

(106) 2019/07/28(Sun) 16時頃

【人】 執事 ハワード

[興味深く、周囲を見渡す視線は、電車がホームへと到着する度、向きを変えた。これで三度目か。
まるで主を出迎えるかのような姿勢で。>>104]

 いえ、とんでもない……ああ、申し遅れました
 マティアス・ハワードと申します
 セス様こそ、本日も御苦労様でした

 ええ、日中は所用を済ませてましたので
 街も電車内も随分と賑わっておりましたな

[貴方が乗っている筈の車両を、敢えて避けた程。>>102
とは言外。恭しく腰を折り、涼やかな笑みを向け、
制帽が示す先へ、車掌の後に続こう。]

(108) 2019/07/28(Sun) 16時頃

【人】 執事 ハワード

[一般人が足を踏み入れる機会なぞ早々ない事務所は、ごくありふれた内装であれ新鮮だった。換気の足りない生温い空気に出迎えを受けても、表情は崩すことなく。
ただ、半歩後ろから歩幅に合わせて揺れる毛先だとか、頚筋に浮かぶ珠のような汗に視線が向く。

同じく汗をかいたとて、此方は滲む程度。]

 はい、失礼します
 ……あの、セス様。良かったらこちらを

[何かにそわつく心地は、手背が首筋を拭う仕草を前に限界を迎えた。>>105
ソファへと腰を沈める前に、懐から皺ひとつない薄青のハンカチを差し出す。受け取るも拒むも貴方次第であるが、惑うようなら常に二枚持ち歩いているから、と添えたかと。

その後は、大人しく。年代を感じるエアコンが、機械音と共に涼風を運んでくるのを待つだけ。]*

(109) 2019/07/28(Sun) 16時半頃

執事 ハワードは、メモを貼った。

2019/07/28(Sun) 16時半頃


【人】 執事 ハワード

── オリュース市電・事務所 ──

[呼ぶ機会がなかっただけで、数年も前から知っていた名前。顧客でも取引先でもない彼を何と呼ぶのが適切か。意識しすぎる余り少々、発音が甘くなってしまったのは不徳の致すところ。
不惑と呼ばれる歳なぞ、とうに過ぎたというのに。]

 はい……?
 ああ、始発の方が賑わうのもこの時期ならではですな
 観光客も新規だけでなくリピーターも増えて
 有難いことです 

[ただの反芻だと声音で察せられた筈が、反射的に返事をしてしまうくらいには。>>116
自覚がないだけで緊張しているのかもしれない。予感が確信に変わったのは、無人の事務所に通された後のこと。

正直、詰所のような。もっとほかの乗務員がいると思っていたものだから。どことなく咽喉が乾き、息が詰まるのは何も湿った空気のせいだけじゃない、かもしれない。]

(126) 2019/07/28(Sun) 19時半頃

【人】 執事 ハワード

[些細な動揺を悟られにくいのは、長年積んできた鍛錬と、生来の童顔を補う為に生やし始めた口髭が、多少なり表情を覆うから。

長時間の闊歩もなければ、汗の量だって控えめで。
代謝が活発らしい彼の為にも、気分屋が臍を曲げないといいが、なんて軽口を返すくらいの余裕はある。

ハンカチと書類を交換し、お構いなく、と定型文を去っていく背中へと向け。]

 ……これは、……?

[業務を終えた彼が、早く解放されるようにと。ジャケットのポケットから老眼鏡を取り出し、早速ボールペンを走らせようとした指がピタリと止まった。
予想していたものと、罪状がまるで違う。>>94>>95

ここまで揃っているのだから単なる間違い、というわけでもないだろう。訝し気な表情で記載されている文字をなぞる。
つい、下唇の下にペン尻をあててしまうのは、矯正しきれなかった癖のひとつ。]

(127) 2019/07/28(Sun) 19時半頃

【人】 執事 ハワード

 
 ……セナ様。どういうことでしょう
 公務執行妨害……加害者もそれを認めている、と?

[窃盗でもなければ、痴漢でもない。
飲み物を手に戻ってきた彼の声に顔を上げる。昨日のように取り乱すことも、ましてや、酒場で猥談を弾ませる姿なぞ想像もつかない。

凛とした佇まいに数秒、呼吸を忘れ。
ことの経緯を耳に入れつつ、必要事項を埋めていく。
丁寧で力強い筆記に、自然と口元が緩む。職場と社用の携帯番号まで埋めて、流暢な筆記体でサインを終えると、書類を反転させた。

全体的に細く、神経質さを感じさせるような文字で埋める必要事項。空欄は自宅の連絡先だけ。
もっていないものは書きようがない。
終点から徒歩圏内とはとても言えぬ住所について指摘を受けたら、……その時は、その時だ。]**

(128) 2019/07/28(Sun) 19時半頃

執事 ハワードは、メモを貼った。

2019/07/28(Sun) 19時半頃


執事 ハワードは、メモを貼った。

2019/07/28(Sun) 22時頃


【人】 執事 ハワード

[空調の機械音が、対面から響く咳がやたら耳に響くのは、室内の静けさもあるだろう。チ、チと、ジャケットの内側で時を刻む秒針に、心音まで聞こえやしないかと思うほど。

視線は書面に落としたまま、ことの経緯を把握するにつれ、眉が下がる。]

 左様でしたか……随分とお手間を取らせてしまい
 申し訳ありません

[元をただせば、自身の迂闊さが招いたトラブルだ。
最悪の想定から外れたことに小さく安堵の息を吐き、ボールペンから、露を纏うグラスに持ち替える。

カラ、と氷がぶつかり合う音と共、何も加えずアイスコーヒーに口をつけた。お世辞にも質がいいとは言い難い豆の味。けれど、濃い目のそれは乾いた咽喉に心地良く。ごく、ごくと無作法にも咽喉を鳴らし、半分ほど一気に減らした。]

(156) 2019/07/28(Sun) 22時半頃

【人】 執事 ハワード

[見慣れたモチーフのコースターに、こんなものも売ってるんですね、と語りかける声は、始めより滑らかになった頃合か。不意に聞こえた一言に、俯いていた双眸が真っ直ぐ、碧眼を窺う。]

 それは、そのまま私が口にするべき台詞ですな
 セナ様

 貴方に助けていただいたのは、これが二度目です
 ……随分と立派になられた

[──ちゃんと、覚えているとも。
空気の冷たさ、赤く染まった耳殻。永遠のように感じた一瞬。いまだ分別のつかぬ感情の代わり、指先でグラスの縁を摘み、底辺を回転させて氷を溶かし、もうひとくち含む。]

 例えば……?
 いえ、この件に関しましては、特に

[市電主導で処理されるならば、これ以上彼の立場が悪くなる心配もない。
何が気がかりなのか察せないのは、前提の違いだろう。故意に触れられた自覚もなく、見知らぬ、或いはどうでもいい男との接触に何を思うでもない。
むしろ────。] 

(157) 2019/07/28(Sun) 22時半頃

【人】 執事 ハワード

 
 渇きますねえ
 珈琲、ありがとうございました

 携帯ですか、社用を常時持ち歩いていますし
 ほかは公衆電話からで十分こと足りる生活ですので

[逸らしたい話題から離れる機会と、つい、余計なことまで口にしてしまったかもしれない。

仕事に関する付き合いは多岐に渡れど、気の置けない友人なぞ数えるほどしか浮かばぬ、つまらぬ人間であること。]

(158) 2019/07/28(Sun) 22時半頃

【人】 執事 ハワード

[──仕事が仕事なもので、と、自己フォローめく一言を続けたが、もしかしたら耳に届いていなかったかもしれない。

じ、と書類を見つめる視線が、何かに気づいたようならば。観念したように軽く肩を竦めようか。
あれから引っ越したと嘘を重ねるのは容易いが、これで時効としたいところ。

夏の陽は長く、落ち始めれば早い。
気づけば随分と暗くなった室内。老眼鏡をポケットに仕舞い、そろそろお暇しようかという意識を掬ったかのような一言に、微か眉が上がる。]

 ……はい?……いえ、其処迄、というか…
 前回も今回も、私の失態が原因ですから
 
[今度こそ……こそ、とは?
唐突な申し出に面食らうのは、今夜から始まるペルセウス・マーケットのことが頭にあるから。こんなところで、爺と戯れる暇が好青年にあるとは思い難く。]

(167) 2019/07/28(Sun) 23時頃

【人】 執事 ハワード

[煮え切らない返答こそが、自身の本音を表していた。
不要な親切はきっぱりと辞する性分。送ってもらうといっても、自宅はここからそう離れておらず、停留所からも近い。

──無碍に断るのは簡単であるはず、だけど。]

 ……では、近くまでお願いしましょうか
 もう少しお話したいこともありますので

[貴重な夜を、そんなことに費やしていいのかと問わぬのは、宴は明け方まで行われることを思い出したから。更に余計な手間をかけるのは忍びないが、ほんのひと時を分けて貰っても罰は当たるまい。]*

(171) 2019/07/28(Sun) 23時頃

【人】 執事 ハワード

[互い交わす会話の、テンポの悪さは一体どちらが生んでいるのやら。一拍、二拍、不自然な間は、不快ではないのに微妙に詰まる息を継ぐのに都合が良かった。>>181]

 ……お好きなんですね、電車が
 
 は、は。左様でございますか
 セナ様の発案によって市電の利用客も増えたとか
 "ギャラリー"の評判は私も耳にしてますよ

[執心について語る者特有の、専門用語に思わず目尻の皺が増えた。電車が好きだから車掌になる、大いに結構。
まだまだ、のびしろがあるというのも羨ましいことだ。自然と口端が上り、頬も緩む。
可愛い、と称されたそれが一体どれのことかは、何れ教えてもらうか調べるとして。

特に書類に不備があったわけでもなく、私用の連絡先すら持たぬ侘しい生活も引っ掛かりはなかったか──むしろ、先ほどよりつっかえが減ったように思うのは気のせいか。]

(195) 2019/07/29(Mon) 00時頃

【人】 執事 ハワード

 
 ──…ああ、御存じでしたか
 いや、今ここに書いたばかりでしたな

 退職したら流石に何か手段を持とうとは
 考えておりますが、まだ当分先かと

[バトラーという、他人基準の生活が人生のほとんどで、とまで添えたなら、この齢になっても伴侶の不在や、さもしい独り暮らしをしていても仕方ない、という理解と受け取り、此方も微か、安らぐ息を吐いた。

始発から、終電まで。
時に基地で寝泊まりするほど忙しいのなら、尚更、アフターを無駄に費やすのは得策ではないのでは、と、差し出した掌を返す前に、昨日も見せつけた俊敏さで更衣室へと消える背中に、思わず笑気が洩れる。>>184]

 ────…参ったな

(199) 2019/07/29(Mon) 00時頃

【人】 執事 ハワード

[用が済めばいつまでも腰を下ろしてはおけまい。
事務所の入口にて着替えが終わるまでの数刻、携帯に残っていた着信に折り返す。]

 明日ですか……?ええ、特に予定は…はい
 承知しました

[通話ボタンを切ると同時、扉から覗く顔。
初めて目にする制服以外に身を包む姿に、思わず懐から老眼鏡を取り出した。まるで新人の身だしなみを確認するように、視軸が上から下へ、数度往復の後。]

 ──…若い… あ、いえ
 私服姿もよくお似合いです

[忘れたことなぞなかった事実を、改めて咬み締める。
職務に従事る間の、凛として明瞭な声音とも違う。歳相応の、瑞々しさと張りのある声に名を呼ばれ、どこかむず痒そうに左胸のあたりを摩って。]

(203) 2019/07/29(Mon) 00時半頃

【人】 執事 ハワード

 
 は、は。流れ星はまだ、これからです

 ……と、申し上げたいところですが
 生憎と私の視力ではぼやけてよく見えないのですよ

(212) 2019/07/29(Mon) 00時半頃

【人】 執事 ハワード

[続く常套句に返すのは、彼のように親子ほど離れた者に従事する際に使う冗句のひとつ。オフモード故か、急にリラックスして見える若者へ、顧客の前では決して見せることのない、軽く肩を竦める仕草を添えて、停留所へと歩き出そう。

今の時間、反対側の車両に乗客はほとんどいない。先ほどの話の続きをするにも問題ない筈。

──返して貰いそびれたハンカチの話題を口にできるかは、彼次第といったところ。]**

(214) 2019/07/29(Mon) 00時半頃

執事 ハワードは、メモを貼った。

2019/07/29(Mon) 00時半頃


執事 ハワードは、メモを貼った。

2019/07/29(Mon) 00時半頃


【人】 執事 ハワード

[契約金は雇う執事のランクと、求められる業務内容、期間によって事細かに設定されている。
マティアス・ハワードの場合、本人不在の手配のみで3万/日、同行する場合は6万。家政・資産・秘書と、すべてのサービスを24時間常勤でとなれば───最高額は7で始まる7桁程。

とはいえ、其処迄のサービスを求められる機会は随分減り、全盛期より収入は減った。"お客様にとってもう一人の家族""最高より最善のサービス"を企業理念とする以上、比較的難易度の低い依頼は新人に優先される。

最近では家政管理──所謂、一般的な執事としての職務に就くのは、余程、人手が足りぬか指名を受けた時だけ。]

(289) 2019/07/29(Mon) 21時半頃

【人】 執事 ハワード

 ええ、この頃は閑古鳥が鳴いてましたが
 やはりこの時期は観光や避暑にいらっしゃる方も多いので

 ……セナ様?

[またも不自然な間の空く声に軽く頚を傾げる。率直で不躾だったかもしれないが、事実であり、失礼にあたることを言った覚えもない。

ただ、痛感しただけだ。互いを隔てる、決して縮まることのない年齢という差異。妙に波打つ感情のから思考を逸らした。早く彼を解放してあげよう。爺にとっての夜はあっという間でも、若者にとっての夜は長───。]

(294) 2019/07/29(Mon) 22時頃

【人】 執事 ハワード

[急に、視界が揺れた。引き寄せられた勢いに負け、軽く蹈鞴を踏む。夏の陽射しの名残よりずっと、湿り気のある熱が耳殻を擽る。

青い炎の揺らぎのような、静かで低い囁きに肩を震わせ、反射で突き飛ばそうともがく前にあっさりと体温は離れていく。]

  ……ッ、……? 

[理解が追い付かないまま片耳を押さえ、真意を窺おうと見遣る先にある挑発的な笑顔に──チリ、と左胸が焦げた。
もしや、からかわれたのだろうか。若造が、と裡で詰る声を彼が耳にすることはないが、一瞬歪んだ表情は暗がりにも隠せない。

深呼吸ひとつ挟み、何事もなかったかのように、掴まれ皺の寄った肩を軽く払う。]

(296) 2019/07/29(Mon) 22時頃

【人】 執事 ハワード

 
 ……は、は。威勢のよろしいことで
 
[敢えて、視線をそらさぬまま、緩い口調を続けた。今まで何度どなく使ってきた常套句に、こんな答えが返ってきたのは初めてだ。

子供と侮るるなかれ、という挑発とも、ただの悪餓鬼の冗談とも受け取れる悪戯には、数拍遅れて、"まずはひとつ"  と返そう。
今宵はまだ、流星群と呼ぶには流れる星も少ない。

できるものなら、という不遜は、口髭に隠れる口角に乗せて。]

(299) 2019/07/29(Mon) 22時頃

【人】 執事 ハワード

[──その後は、あえて星捜しに興じるでもなく、普通に停留所へと歩みを続ける。意識していることを悟られたくない故に、間に挟む隙間は先ほどと同じ。

ほどよく冷房の効いた電車に乗り込む頃には、胸のざわつきも漸く鎮まり、互いの間に流れた妙な空気も元に戻っているだろうか。頃合をみて切り出すのは、先ほどの話の続き。]

 ところで、……二度も助けて頂いたことですし
 私からも何か御礼をしたいのですが

[執事足る者、本人が負担にならぬ範囲で適当な物を贈り済ませる方が適切と心得てはいるが、彼は顧客ではなく、友人でもなく。彼がまだ知る由のない罪悪感も重ねれば、できるだけ本人の要望に添う形で返すのが最善だろう、と。]*

(302) 2019/07/29(Mon) 22時頃

執事 ハワードは、メモを貼った。

2019/07/29(Mon) 22時頃


執事 ハワードは、メモを貼った。

2019/07/29(Mon) 22時頃


【人】 執事 ハワード

[生憎と生身の人間なので、予想外のところから押されれば崩れるし、乱れもする。ふり幅が年々狭まっているのは年の功。

先ほどまでの殊勝さは事務所に置いてきたのだろうか。規律を体現したよな制服に身を包んでいる間は新緑の下にいるような爽やかさが印象深かったが、ラフな装いの彼から漂うのは等身大の生気。

とはいえ、気圧されてばかりもいられまい。初めて出会った時から薄々感じている敬意は失いたくないもの。]

 眼は良くとも
 星が流れるのは一瞬ですからなあ
 
[──変わりに見つけてもらったとして、それは彼のものというのは正しい。気づいた時には、報される頃にはもう、空にはまたたく星しか残っていないのだから。]

(331) 2019/07/29(Mon) 23時半頃

【人】 執事 ハワード

[躍起になったとて空を流れる星の数が急に増えるわけもない。歩幅は変えず、けれど停留所が近づくにつれ速度は緩めたか。
頭上に目を凝らす彼の代わりに足元と、真剣な横顔を盗み見る。自然と目尻が垂れ、口元が綻んだ。

電車が走り出してからも、車窓に張り着く様は控え目にいっても餓鬼の様相であったが、指摘は控え、傍らに立つ。

そう、申し出たとて彼が素直に応じるとも思っていなかった。案の定辞され、さて、どうしたものかと思案しながら、尚も整った横顔に魅入っていたから。]

(334) 2019/07/29(Mon) 23時半頃

【人】 執事 ハワード

[──逃さず捕らえた。刹那の煌めきを。>>320

空を見上げずとも見える星は、深い碧色。]

(339) 2019/07/29(Mon) 23時半頃

【人】 執事 ハワード

 
 ──…いえ、
 何でもとはいきませんが

 ひとまず伺いましょう

[ゆっくりと睫毛を伏せて、輝きを閉じ込める。
車窓から視線が剥がれるのに合わせ、重ねる双眸。

流れる星に天啓でも受けたか。
見覚えのある表情にひと匙の警戒を混ぜながらも、
見つけましたか? なぞと宣う口調は悠長なもの。]*

(341) 2019/07/29(Mon) 23時半頃

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