241 The wonderful world -7days of KYRIE-
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[駆けながら考えるのは、今までのこと。 今まであった参加者の人達は、姿が見えない。 それがどういうことなのか、なんとなく想像がつく。 昨日見た情景が離れない。 人の死に際を見ると、覚悟が薄れる気がした。
だけど、だからこそ、納得行かないこともある。 きっと、伝えなければならない言葉がある。
そう、なにをしても。]
(78) 2018/05/25(Fri) 22時半頃
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[蕗之原モールにたどり着いた時、息を整える幼馴染の。 行こうという言葉に頷いて。>>71]
ねぇ、あの、殺人鬼の人……ゲームマスター? あの人のこと、どう思った?
……私はね。 かわいそうだ、って、思った。
[あるきながら、そう言葉を紡いだ。]
(79) 2018/05/25(Fri) 22時半頃
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あの人にも、大切なものがあったんだ。 きっとそれは、アオイちゃんに関係することで。 殺人しか、あの人には手段がなかったんだって思った。
勝手に、どこかは良い人って考えてるけれど。 今まで会った死神さん、みんな、どこか良い人だった。 だから、あの人も、黒牧さんもそうだって、思った。
(80) 2018/05/25(Fri) 22時半頃
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でも、そうならきっと。 あの人は、大切なものを見失ってる気がする。
私もそうだったから。 本当に大切だったことを、忘れてしまってたから。
だから……その。 なんとか、してあげたい。
[最後の言葉がとぎれとぎれになったのは。 それが不可能なことに、思い至っているから。
自分たちが生き残るなら、罪人は裁かれる。 きっと、生易しいものでは、ダメなのだろう。
それだけ話した頃、庭園はもう、近いだろうか?*]
(81) 2018/05/25(Fri) 22時半頃
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[庭園に向かう階段。 そこに至る前に。 大きなサイがいた。>>#3
恐らくノイズであろうこと。 サイという生き物がものすごく強いこと。 それ自体は理解している。
理解した上で。]
(82) 2018/05/25(Fri) 23時頃
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ね、トドメ、任せていいかな。 大丈夫、無理はしないし、いざって時は助けるよ。
[そういったのは、幼馴染が少し闘志を燃やしているように見えたから、なのだが。 気のせいだったら申し訳ないな、と思う。
とにかく、掌をナイフで切って。 出す血液の量は、できるだけ抑える。
ライノに向かっていく血液は、私達とライノの左右に薄い壁を作り、直線上以外に動けないようにした。 それはつまり、強力なサイの突進と真正面から戦うことになるけど、相方の力は、幾度か見ている。]
(83) 2018/05/25(Fri) 23時頃
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いける? ダメなら、代わるよ。
[決して戸惑いがないわけではない。 心の底を探せば、眼の前の生き物を殺す罪悪感など、いくらでも見つかるのだろう。
だけどそれは、きっと、逃げてることと一緒だ。 誰かがやってくれることを期待して待っているだけなんて、自分が傷つくまで待つなんて、もうしない。 彼に頼るんじゃない。]
(84) 2018/05/25(Fri) 23時頃
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一緒にいさせて。 一緒に、戦わせて。
[舞台は整った、だろうか。*]
(85) 2018/05/25(Fri) 23時頃
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[普通のやつ。 ……だいたい、そういうことを聞く。 そんなことをする人じゃない、って。
だけど、幼馴染の言葉はそれとは少し違う気がした。 だって、彼は身近に体験した人だから。]
……うん。 遠慮しちゃいけないんだよね。
生き返る、ためにも。
[許されないことだとは分かっている。 でも、唯々諾々とそのとおりには、出来ない。]
(106) 2018/05/26(Sat) 01時半頃
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[静かに、幼馴染の言葉を聞く。>>96、>>97、>>98 潤んだ瞳は、相方に見せないように拭う。]
私が、ここにいれるのは。 翔也くんのおかげだよ。
どんなに知らないことがあっても、 どんなにそれが小さなことでも。 私は、翔也くんのおかげで、ここにいるんだ。
(107) 2018/05/26(Sat) 01時半頃
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だから、頑張ろう。 最後まで。
死んでも見つけられたんだから。 きっと、遅いなんてことはないよね。
[叩かれた肩に、そう笑って顔を向けた。]
(108) 2018/05/26(Sat) 01時半頃
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[ノイズを前にしても、力強く言葉を放つ幼馴染に。>>102 後を任せ、一歩退く。
ライノが素早く突進してくる。>>104 それを待ち構える時に、一応すぐ動けるようにはするけど。
結局、そのまま体を動かすことはなく。 ライノは真っ二つになって。>>105 一瞬目を閉じて、俯いて。 思いを馳せれば、すぐに前を向く。]
(109) 2018/05/26(Sat) 01時半頃
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[傷を確認しようとするけど、ずっと後ろにいたから。 掌以外に怪我はないし、それも問題になるものではない。]
大丈夫。 翔也くんも、無理しないでね。
[爪先立ちで頭を撫でようとする幼馴染に微笑んで、少し屈んだら、ちょっと怒られるだろうか? ともあれ、幼馴染が落ち着くように、切ってない方の手を彼の手に添えて、優しく握り。]
行こう。 時間がなくならないうちに。
[幼馴染の手を引くつもりだけど。 幼馴染は、握った手を自分が引くだろうか?
そのまま、庭園へと駆け上がる。 そこにゲームマスターは居るだろうか。*]
(110) 2018/05/26(Sat) 01時半頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2018/05/26(Sat) 01時半頃
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[不満気な顔の幼馴染みに笑みを漏らす。>>111 ただ、次に言われた、テレパシーには。]
なっ……ぅー……。
[赤くなってうつむくくらいしかできなかった。 態度が、やるときの態度だ。 多分今から何を言っても、手遅れな気がする。
ともあれ、かけ上がる。>>112 時間に余裕はないのだから。 気持ちを切り替えて。]
(128) 2018/05/26(Sat) 15時半頃
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― 庭園 ―
[誰もいないはずの庭園。 その中心。花壇に囲まれた真ん中に、罪人はいた。>>124
おおよそ、普通でないことは伝わる。 死神だとか、そういうことじゃなく。 生き物として歪な状態。>>125]
(129) 2018/05/26(Sat) 15時半頃
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……倒すと言うのは。 殺さなきゃいけない、ということですよね。
[聞く耳を持たない、というのが有無を言わさない事実であることには、想到せず。>>127 事実確認を済ませるように言葉をはく。
表面上は平静でも、心のなかではまだ逃げ道を探している。 殺すなんてことは、ないような。 都合のいい結末は、存在しないものかと。]
(130) 2018/05/26(Sat) 15時半頃
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許せないとか。 たくさんの人が、参加者が、死んでしまったこととか。 多分、言い訳にするなら、なんでもできます。
でも、私は『生き返りたい』。 私は、『生き返らせたい』。
だから、覚悟は、できています。 そのために、今やるべきことをします。
[聞こえずとも、構うことはない。 この言葉は、自分のためのものだ。 今ここにいる、自分が、動き出すための。 言い訳だ。*]
(131) 2018/05/26(Sat) 15時半頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2018/05/26(Sat) 15時半頃
双生児 ホリーは、メモを貼った。
2018/05/26(Sat) 22時頃
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[庭園に、たどり着く影。 そのどちらも、知り得たものだけど。]
シュンタロさん……。 四人、か。
[昨日、なにかに突き刺された影の末路に、今更ながら考えが行く。 ああなるわけには行かない。 意地でも、帰らなくてはいけない。
その瞬間、すぐにことは始まった。 回しげりというより、柱かなにかをぶん回すような凶悪な攻撃。
反応が遅れた私を見かねてか、幼馴染みの体当たりを受け止め。 抱き抱えたまま、コンクリートの床を転がる。>>152]
(187) 2018/05/26(Sat) 22時半頃
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[できることは、少ない。 血の殺傷能力は低くないが、量が足りない。 大物を仕留めるにはどうしても、大量の血液を準備しなければ難しいし、威力は物理的なもの以上にはならない。
できることと言えば。]
……っ。
[一瞬素早く幕を張って、瓦礫を防御する。>>172 できるだけ被弾を少なく。ダメージを減らす使い方。
致命打を作るには、今一つ足りない。*]
(188) 2018/05/26(Sat) 22時半頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2018/05/26(Sat) 22時半頃
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[ワレンチナという人が書き出したメモ。 それを見て、たしかに彼は言った。]
……アイツって。
[反応から聞くに、分かっているのは、多分こちら側。>>198 推理できる要素はあるけれど、それ以上に。
昨日、参加者に殺意をこれ以上なく向けていたこと。 初日に、せんせい、と言っていたこと。 そして、ゲームマスターが入れ替わったこと。
理解できないことではない。 だけど、理解するにはピースが足りない。]
(208) 2018/05/26(Sat) 23時半頃
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[そのうち、幼馴染が手に吹き飛ばされてきて。>>204]
あ、ぶなっ……い!
[血のクッションで身体を包んで、幼馴染を受け止める。 転がった時に傷はできたかもしれないけど、致命的な衝撃は受けなかった、はずだ。]
大丈夫!? ……その花は。
[いつの間にか、幼馴染が手にとっていた花。 ミッションメールにもあった、葵。
……なぜ、そんなことをしたのだろう。 そうは思ったけど。口には出さず。 完全にノイズとなった、彼の動向を見よう。>>196*]
(209) 2018/05/26(Sat) 23時半頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2018/05/26(Sat) 23時半頃
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[幼馴染に耳をかせ、と言われて。 聞かされた言葉は、きっと荒唐無稽だった、と思う。
もしそんな能力があるなら。 あの子とも、なんの不自由もなく意思疎通できていた?]
……多分、近づける。 それだけの力は、きっとあると思う。
[どこまで血のクッションだの、防壁で防げるかはわからないけれど、それが一つの方策であるなら。 試して見る価値自体は、あるだろうけど。]
(216) 2018/05/27(Sun) 00時頃
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協力は、もちろんだけど。 もし危なかったら。
[何をしてでも、彼を殺す。 その決意だけは、固めて置かなければならない。 それを誰がやるにしても、迷うことは許されない。]
大切な物を、忘れてしまっているなら。 あの人のためではないけど、あの子のために。
どうすればいい?
[静かに幼馴染に耳を傾けた。*]
(217) 2018/05/27(Sun) 00時頃
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[手を握られて、一緒に走り出す。>>220 攻撃が来れば……それは、望む所。 彼一人なら、もっと楽に移動ができる。
それでも私がついていく理由は、攻撃させるため。 隙がなければ近寄れないから。 かと言って、攻撃しなければそのまま近づくだけだ。
さぁ、なんでも対応してやる。 そんなつもりで、走る。*]
(226) 2018/05/27(Sun) 00時半頃
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[衝撃波。>>228 その選択はありがたかった。 なぜなら、空間を削る能力としては。]
削り飛ばして! ちょっと前、見えなくなるよ。
[こうして削り取ってしまえば。 少しの衝撃を、血の膜で避けるだけで済む。 これが、打撃なんかじゃこうは行かなかった。
そして、幼馴染が、触れる。>>228]
(232) 2018/05/27(Sun) 00時半頃
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[けれど、身体は暴れだした。>>230 それを見れば、自分ももう一度、走る。
今度は私が、幼馴染の小さな体を突き飛ばして。 巨体の前足を、胸で受けた。]
ァッ……!
[当たった瞬間、吐き気がこみ上げる。 蹴られながら吐いたのは、当然ながら血で。 相当な距離をふっとばされるけど。
蹴られた先で、上半身だけでも起き上がらせる。]
(234) 2018/05/27(Sun) 00時半頃
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[多分、なんか潰れてる。 内臓はできるだけ、体内の血をクッションにして守った。だけど、余裕がなければ出来なかった。 守らなくていい場所が一箇所あって、良かった。
触れた一瞬で私の思考が通じるなら、わかっただろうか。
血は巡っている。 自分の力で巡らせられるのだから。
一箇所だけ、普通は弱点のそこが。 守る必要がなくて、良かった。]
(235) 2018/05/27(Sun) 00時半頃
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[さぁ、後は任せよう。 致命傷になる拳がどちらでも。
少なくとも、私にはあの巨体には、トドメはさせない。*]
(236) 2018/05/27(Sun) 00時半頃
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[ここまでやったのは。 黒牧に、とどめを刺してもらうためだったんだけど。 彼は、こっちへ走ってきていて。>>237]
……あーもう。
[自分の体を擦ると、ちょっと感覚がない。 このまま気を失うと死ぬだろうし、無理もないかと思う。]
(243) 2018/05/27(Sun) 01時頃
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[ハァ、とため息に似た吐息。 血塗れた口で紡ぐ言葉は。]
なんで、こんな時だけ来てくれるかなぁ。
[ずっと心配してくれてたのは知ってるとしても。 今は、そういうタイミングじゃないでしょ? 後からでも、良かったのに。
きっと、笑顔で、そう零した。*]
(244) 2018/05/27(Sun) 01時頃
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