159 戦国 BATTLE ROYAL
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―三途の川―
[現世に残る者たちの様を映していた水面に波。 にわかに川上で立った水飛沫のせいだろう。
船尾からそちらへ向く眼は、流れてくる“もの”を見つけ、 ぐずぐず濡れて黒く沈んだ毛皮をまじまじ眺め。 眉根を寄せた苦い笑みを浮かべた。 「おう」と意味なく声零し、 水面に突き立てた槍の茎で“それ”を手繰り寄せ。]
――このまま、泳いで逝かれるつもりか?
[船上から、森番瓦衛門に声を落とす。 泳いで黄泉へと言われぬ限りは、 手を差し伸べ引き上げるつもりである。]
(83) onecat69 2015/05/24(Sun) 20時半頃
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[船上に増えたのは森一人ではないようだ。
花柳藤と並び見た地上の像に描かれた死から程なく、 風間の忍が此方の船旅に加わったらしい。 甲板や座敷の遣り取りは静かな波音には阻まれず ほとんど鮮明に感じ取れる。
花柳藤と風間、花柳藤と李、風間と露蝶…… それぞれの交流を船尾から静かに聞いていた。
共感に頷くのは、似た立場で生き、死に、 現の絆と再会を果たしている花柳藤の声を聞きながら。 囁き合う声までは拾えなかったが 花柳藤が風間に伝えんとする事は解る気がした。]
(84) onecat69 2015/05/24(Sun) 20時半頃
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……ははっ、 花なら此処にも咲いているだろう?
[我が身から生命を引き剥がした猛者が まさか起き抜け花畑などと可愛らしい事を言うから 込み上げる笑いに肩を震わせた。
濡れた槍を船縁で拭いながら視線で示すのは、 花柳藤や山芭、女の格好をした露蝶、 それと少し迷って李伸睦の姿であった。
此度の戦における死人が顔を揃えている様は この船がどういった存在であるかを物語る。]
アンタが最も求む花は、無いだろうが。
[揶揄は、此処から全て見ていた事を伝えるべく。]
(91) onecat69 2015/05/24(Sun) 22時頃
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我が妻は、いつまでも迎えに来ねえ夫に そろそろ愛想尽かしてるだろうよ。 未だ顔も名も知らん夫に。
[この戦が終われば何処かの姫を貰おうと思っていたが、 終ぞ妻を娶る機会には恵まれぬまま、黄泉逝きだ。 鷹船は叔父が統べる事になるのだろうが 直系嫡男を残せなかったのは、悔いと言えば悔い。
苦笑めいた面持ちで浅く肩を竦ませた。
露蝶についての勘違い(>>92)を正すに当っては、 少し間を置き、言葉を選んだ。]
――露蝶は、俺の……友であり、片翼だ。
[結局、西の祭文を討った忍であるとは言わなかった。 真とは少し違うが、嘘でもない。 これについても、やはり僅かに肩を竦める。]
(105) onecat69 2015/05/24(Sun) 23時頃
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俺が連れて来られたって事になるのかい。 何をどうして、そうなるよ。
[妻だ伴侶だの否定より、 露蝶の言い様(>>106)が愉快でつい笑ってしまった。 こうした会話を風間がどういった顔で聞いているのか 時折、おもしろがるように横目を送りながら。
主従の契約に結ばれていた間柄では見えなかった 露蝶の知らぬ顔が多分に見られて面白い。
ふと見遣る向かい側、船縁辺り。 伸睦と花柳藤が何やら抱き合っている姿に 何事かと目を見張りもした。
いくら嫋やかであれ、両人ともに男子と知っている。 小姓と肌を重ねるのも珍しい事ではないが。 堂々、衆道を晒すとは……といった、眼差し。]
(112) onecat69 2015/05/24(Sun) 23時半頃
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[穴が空く程見つめてやったが、 伸睦とは目が合うことは無かった。 あ、これは、深く掘り下げてはならない…… 悠仁の中でもまた武将の勘が告げ、目を逸らす。
慌てた声を聞き、再び露蝶に眼差し戻す。 ふむ――とひとつ頷き何事か考え、]
……妻をひとり遺すのは、俺が辛い。 子から母を奪うのは忍びないが…… 連れて来ちまうかもしれんなあ。
[存外、そのような男かもしれんぞ?と。
独身の身で吐く空想の話は ともすれば虚しく、情けない内容ではあったが。 露蝶の目元に差した朱を眺めながらの口振りには 機嫌の良さが滲んでいた。]
(116) onecat69 2015/05/25(Mon) 00時頃
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安心して戦場に連れて参れる女、 俺より強いかもしれねえ女となると――
[せっかくの彩りを失う露蝶の目元に僅かに目を細め、 ふ、と息吐く細い笑いひとつ零した。
再び赤く色付けば良いと そこへ指先伸ばし。]
……俺が知る限り、オマエしか居ねえな。
[おそらくはもう二度と戦に出る事など無い上 今際の冗談には許されないだろうこの一言は、 目元にかかる髪を掬うにかこつけて 露蝶の耳にのみ届くよう、小さく、*密かに*。]
(124) onecat69 2015/05/25(Mon) 01時頃
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[化粧の紅が乗るばかりの白い肌を 露蝶が置く沈黙の間、押し黙って眺めた。 易くは綻ばない蕾を見つめる心地で。(>>129)
ようやく咲いた花は見事ではあったが、 狗神・露蝶が生前よく見せていた顔付きに近く。]
生憎、鬼籍の女としか添えん身になったものでな。 オマエの言葉遊びに乗ってはみたが、 此処で欲を出すと地獄へ堕とされそうだ。
[世継ぎを授かる意味のない祝言への欲は無いが、 艶やかに咲くと知った花に この手で、甘い水を与えてみたくは思った。 芽吹いた欲の露呈は 超然とした微笑み浮かべる頬を撫でるまでに留め。
風間と露蝶の遣り取りを挟み。]
(133) onecat69 2015/05/25(Mon) 08時半頃
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――アレは、何を考えているのか解らん男だな。 あの口振りは牽制なのかい?
[どう思うよ、と露蝶の顔に視線向け首捻った。 先にこの二人が話していた様子からして、 宿敵同士の邂逅にしては和やかかつ柔らかな空気感に 旧知の仲かと憶測をつけ。
交わされた言葉の全容は知れずとも 遠目に見た風間の顔(>>77)に邪推もしたものだが。
何事か囁き残して行ってしまう風間の背と 残された露蝶の顔を見比べ、ふむ、と*吐息ひとつ*。]
(134) onecat69 2015/05/25(Mon) 08時半頃
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あ!!アイツ、余計な事を言いやがる。 ……俺が伸睦殿に叱られるだろうが。
[そのまま眺めていた風間の、 伸睦への告げ口(>>140)は聞いた。聞こえた。 風間が見たという“トゲトゲした視線”の正体は こうした焦りに寄るものであった。
露蝶の風間を評す言葉に耳を傾けながら、 険のある目つきで件の男を睨めてはいたが。]
――嫌う気が失せるのは、為人見えてこそ。 まったく、オマエは素直さに欠けるな。
[それについては奇しくも風間と同意見を重ねる事に。]
(152) onecat69 2015/05/25(Mon) 21時頃
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それは―― 俺に、欲は捨てずに育てろと言ってるのかい。
オマエは今生の終わりに見つけた蝶よ、花よ。 無理に手折るつもりは今はまだ無いが 俺の欲深さは、よく知っているだろう?
[誠実とは言い難い行いをいくつも重ねてはきたが、 地獄へ堕ちる程とは思っていない厚かましい性分。
共に地獄へ逝くには、強欲が必要だ、と。 露蝶の言葉の端を取って揶揄めいた問い掛けをひとつ。 何にせよ、簪を髪に挿してやるという約束は、 揃って逝かねば果たせないということもあって。
欲を捨てる気など、更々無かったわけだが。*]
(153) onecat69 2015/05/25(Mon) 21時頃
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それでは邪魔に思うておるだけで、 心底嫌っていたとは、そもそも言えねえな。
[彼らの過去にどういった縁故があったのかは知らんが、 それはこの先の長い地獄暮らしの中ででも 追々聞いていけば良いかと、頷いて。
皺の寄る眉間を、親指の腹でついと突いてやる。]
こうも天が近い場所で、冗談なんか吐けねえよ。 オマエが甘露を与えた欲の芽 いかほど育つか傍で見ながら覚悟を決めな。
――目は逸らすなよ?
[言いつけるや否やで笑みを咲かせた露蝶の唇を吸い、 これを新たな契の証とし、 共に逝けるよう魂を*結ぼう*。]
(162) onecat69 2015/05/25(Mon) 23時頃
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