149 Hogwarts School ~ 2nd season ~
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―認識―
会ったには会ったがもう随分前だしなぁ。
[とぼけた様な物言いを崩さずに。 ムパムピスと対峙してから夜を越えている、けれどそれは態と伝えない。 続いて向けられる言葉から理解する。少年は、彼の最期を知らないということ。>>4: 175]
朝無事でも今無事な保証なんかないだろ? 例えば…今まさに“敵”が到来してるかもしれないし?
[珍しく、遠回しにではなく言葉を紡ぐ。 その方が、分かりやすいだろう?]
(20) 2015/02/10(Tue) 20時頃
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―――…“どう”した?
[相手の視線の動き、目に見えて変わる様子。それらを敏感に察知すれば、意地悪く笑ってみせる。 先の話題の彼は俺の“場所”を知っている―全くの正解では、ないけれど。 彼ならきっと後輩に警鐘を届けていてもおかしくないと思って。
その発端が、“アイツ”の仕業であるなんてよもや考えもせずに。]
(21) 2015/02/10(Tue) 20時頃
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[笑ってみせれば彼はどんな表情を見せただろうか。 逃げないのならば次の瞬間にはサクラを真っ直ぐ瞳の狭間に向けて、]
………お前にも、問おうか。
“正義”って、何だと思う?
[それは全てに対して抱く問い。 唯の一度も理解できず、繰り返しては理解出来ない、永遠の謎掛け。]
(22) 2015/02/10(Tue) 20時頃
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[向けられる問いには、きょとりと目を瞬かせ。>>23 あぁ、と合点がいけば]
別に、俺は、…何も?
[意味深を演じる、ゆっくりとした口調。一つ一つの間を置くそれは、焦燥を募らせるためのもの。 震え青ざめて尚、彼を踏みとどまらせるものは。]
(24) 2015/02/10(Tue) 23時頃
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[向けたサクラの向こう側。 後退りするならば此方は一歩前へ、そうして更に距離を詰めようか。 怯えに困惑を滲ませて首を傾げる様子には、まるで憐れむかのような苦笑を見せて。]
お前の“先輩”はちゃんと答えたぜ。
[奴にとってのそれが何であるかを。 あのときの声を思い出す様、どこか遠くをみるように。それでもサクラは微塵の揺らぎも見せず。]
答えろよ。“お前にとっての正義”が何なのか。
[真っ直ぐに射抜く灰蒼は、そうして静かに“返答”を待つ。
ちりん、とその後方で鈴を鳴らす黒も又、彼に答えを促す様、もう一度音色を響かせて。]
(25) 2015/02/10(Tue) 23時頃
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[問い詰める矛先の向こう、弱く辿々しく、しかし彼にとっての答えがゆっくりと紡がれる。>>37]
…犠牲の上に成り立つものに価値はない、と? じゃあ誰かさんが始めたこの“戦争”の先に…お前の正義は、ないね。
[そう言って、困ったように、憐れむように苦笑する。 可哀想に、なんて全く心無い言葉を手向けて、そして。]
Petrificus Totalus (石となれ)
[零距離で煌めく青の閃光。 なるべく怪我しない呪文を選んで唱えはしたけれど、果たして。]
(44) 2015/02/11(Wed) 03時頃
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[光を受けて崩れ落ちる身体。>>45 四肢の自由を奪い、意思だけが彼の自由を忘れない。 傍らに立ち、見下ろす灰蒼は笑って]
お前の先輩はね、こう答えたよ。
『努力が報われればそれでいい。』
[そして伝え聞いた彼の最期を思い出す。 その情報が確かなのかは分からない。しかし、真実ならば。]
―――…いい先輩がいて良かったな。
[零れる言葉。 僅かの感情を乗せて紡ぐ声は、先程までとほんの少し違って。]
(48) 2015/02/11(Wed) 09時半頃
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[此方を見上げる眼差しに感情の色を見ても、残念ながらその意味までは読み取れない。]
なに?
[他でもない、言葉を奪った当人は態とらしい発音で問い掛ける。答えが返せないことなんて、分かりきってるけれど。]
(49) 2015/02/11(Wed) 09時半頃
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[ふ、と笑ってみせたその時、ちりん、と涼やかな音が鳴る。 刹那、灰蒼は鋭さを灯し間髪入れずに背中越しにサクラを向けて、]
Expulso (爆破)
[襲撃者の僅か手前で空気を破裂させれば零距離の爆風が彼らを呑み込む。 昏倒の音が響いてようやく振り向くと、そこには既に意識を奪われた死喰い人が二人。 一瞥だけをくれれば、眼差しは足下の少年へと戻って。]
(50) 2015/02/11(Wed) 09時半頃
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これまでの“平穏”に、犠牲は無かったと思うのか? ―お前が生きてきた、その日々に。
[そんな言葉を降らせて、暫しの沈黙。 射抜く眼差しの先からは、何らかの感情が返されただろうか。]
ま、運が良ければお仲間が見つけてくれるんじゃない。
[運が悪かったときの事には触れず、ひらりと手を振ってじゃあな、と背を向ける。 無意識に沈めた闇色達の隣を通る際、]
Incarcerous (縛れ) Incarcerous (縛れ) Incarcerous (縛れ)
[目覚めても尚、自由を奪う詩を繰り返して。]*
(51) 2015/02/11(Wed) 09時半頃
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―必要なもの 不必要は―
[少年を床に転がしてから向かう先。 天文台塔8F、毎朝“迷い込む”必要の部屋。 必要とする者の為に、必要とする物が在る部屋。
何もない。自分に繕う心すら。]
―――…森羅万象、何もかも。
[全ては、まやかし。
昨日までが平穏だったとは思わない。 明日からが平穏になるとも思えない。
奪った奴らの幻想を、壊してやる。 唯それだけ。]
(85) 2015/02/11(Wed) 20時半頃
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[部屋を出れば広がる戦禍。
正義の名の下に身勝手を振り翳す。 あの日、賢女を壊したアイツ等と。 今この城に侵攻する闇纏い達は、おなじ。]
どいつもこいつも…。
[苛々する。眩暈すら覚えるくらい。 『犠牲を出して作る世界は 正義じゃない』 本当に、その通り。だから、]
こんな世界、壊れてしまえばいい―――
[零れる言葉は無意識の発露。 ふと目に入ったのは、大嫌いな“あかいろ”達。 記憶のアイツ等と、同じ色。
感情の儘サクラを向ければ、攻撃を詠って。]
(86) 2015/02/11(Wed) 20時半頃
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