122 光と闇の双極夢幻《twin-mirage》
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[あぁ、本当にこの犬は頭が悪い。 知ってたけど。 ホリーに同情めいた、生暖かい諦めきった視線を送る。]
……ん?どうしたの?
[急に剣呑な空気を纏うホリーに緩く首を傾げる。 共にトレイルを連れて行く、というのが謎だが……とりあえず不用意な発言をほざこうとした駄犬には本の角をお見舞いしておいた。 痛くしてんだよ。]
うん、いってらっしゃい。
[そうして、見送って]
(16) 2014/05/19(Mon) 13時半頃
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……この本、何か書いて……ッ!?
[轟く轟音。 如何考えても、外で何かあったとしか思えない。 廊下を走るのもじれったく、窓から飛び出す。
垣根の隙間から垣間見える、焔。]
……街が……っ
(17) 2014/05/19(Mon) 13時半頃
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ホリー!トレイル!!
[先ほど見逃した襲撃者の女と、二人が対峙している。]
……っ、やめろ!!!
[膨れ上がるのは、燃えるような、怒り。 イメージする。 罪上げた咎を断ずる、剣を。]
(18) 2014/05/19(Mon) 13時半頃
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―――断罪の剣《†ジャッジメント†》!!!
[降り注ぐ光の剣が、襲撃者へと襲い掛かる!]
(19) 2014/05/19(Mon) 13時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/05/19(Mon) 13時半頃
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…………君は…………
[気圧されそうになるほどの、闇の波動。 頬に紅い筋が走り、ちりちりと痛む。]
もしかしたら、俺の記憶のない間に、何かしちゃったのかな。 そうだったら、ごめんね。
…………でも
(60) 2014/05/19(Mon) 21時半頃
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君の今の行動を、許す事はできないから。
[光の刃が、二人を戒める鎖を断ち切らんと閃く。 本から現れるのは、巨大な十字架。]
許す事はできないけど、君には君の正義があるのだろうから。 だから俺は、君の罪を咎めない。 君の闇を、否定しない。
その上で、真っ向から打ち砕かせてもらう!!
(67) 2014/05/19(Mon) 21時半頃
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浄化の洗礼《ヒーリングキュア》
[放たれるのは、浄化の光。 積み上げた罪科ごと清めるような。
邪悪に染まったその身を貫くような、暖かな光が、彼女を包むように。]
(69) 2014/05/19(Mon) 21時半頃
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二人とも、大丈夫?
[後ろを振り返り、問いかける。 すぐに相手へと向き直る が]
……アイリス……?
[先ほどの光。 あれが、あちらの攻撃を弱めてくれたのだと思う。
そして、その光の持ち主は――どこか、クラスメイトに似ていた。]
(108) 2014/05/19(Mon) 23時半頃
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…………お還り。原初の泉へ。
[吸い込まれていく靄。 きっと、あれは湖へ――そして、その裏へと繋がっている。]
これで、とりあえずは解決、かな。
[煌く結晶を拾い上げ、緩く首を傾げた。]
(127) 2014/05/20(Tue) 00時頃
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[魂の結晶と、創造の本。 その二つが、本の正統所有者たる因子の元に揃う。
それが、どういう事かおわかりだろうか。
魂の昇華は、本の力を介して行われる。 つまり、本の影響下にあるということだ。
多大なる力を持った、二つの秘跡《アーティファクト》。 ベネットの手により、黄泉還った魂はその二つの∞の力の恩恵を受ける事になる。]
(140) 2014/05/20(Tue) 00時半頃
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[その者は、限界突破《リミットオーバー》も、容易いのだ。
諸君。 心して、覚えておくように。]
(141) 2014/05/20(Tue) 00時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/05/20(Tue) 00時半頃
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ん……ちょっと待って、ホリー。
[戦うごとに、なんとなくわかっていく力の使い方。 その、引き出し方。
トレイルも手招きで寄せ、本を開く。]
――――癒しを
[暖かく、柔らかな癒しの光が広がっていく。]
(154) 2014/05/20(Tue) 00時半頃
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それは、大丈夫って言わないんじゃないかな。
[死ぬほど痛い傷、というか。 如何見ても即入院絶対安静ものだ。]
すぐに動いちゃ駄目。
[宥めるように苦笑しながらも、柔らかい光を翳して。]
(159) 2014/05/20(Tue) 01時頃
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そりゃそうなんだけど……
[それでも、やっぱり普通じゃないだろうと。]
俺も、詳しい事はよくわかってないんだけど……で、さっきから痛いんだよお前は!!
[本を閉じると、尻尾ばたばたさせてる犬の頭頂部に角を叩き落した。**]
(165) 2014/05/20(Tue) 01時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/05/20(Tue) 01時頃
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そう?それならよかった。
[ぶん殴って撃沈させた犬についてはスルーを決め込む。 どんなに魔力的に力のある本だって、具現化してるんだから十分物理で使えます。]
んー……これに、書いてあればいいんだけど…… 随分すごい本っていう割には、何にも書かれてないんだよね…… そもそも、俺だって何でこれが読めてるのかさっぱりわからないし。
[ページを捲りながら首を傾げる。 こんな言語、見た事がない。 にもかかわらず、何となく頭に浮かんでくるのだから本当に不思議だ。]
(185) 2014/05/20(Tue) 19時半頃
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うん……というか、必要なときに必要な文面だけが出てくる、みたいな感じかなぁ。 基本的には、ほら。真っ白。
[どのページを捲っても、ただただ白が広がっているだけ。 情報はおろか、しみすら見当たらない。]
まぁ、見えても面白くないっていうのは確かだよね。
(196) 2014/05/20(Tue) 20時頃
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えっ……あの虹……?
[空を見上げ、困ったように頬を掻く。 そもそも、虹に関する女神の存在すら、公にされていないのだ。 つい先日までただの高校生であった人間にそんなものわかるはずもない。
途方に暮れ、適当なページを捲り……]
滅びに至る闇色の虹≪セブン・カウント≫……?
[ただ、それだけが現れ、そして消えた。]
(215) 2014/05/20(Tue) 21時頃
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……とりあえず、大変なんだね?
[何となくそれは察した。]
は、って……一人で大丈夫? いや、俺じゃ頼りにならないかもしれないけど……
(252) 2014/05/20(Tue) 22時頃
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荷物、だなんて……
[そんな事、思った事がない。 寧ろ、助けられているというのに。]
ホリー……?
[向けられた、綺麗な笑顔。 どこか、儚いその表情。]
(265) 2014/05/20(Tue) 22時半頃
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ホリー、待って!!
[手を、伸ばして―――]
(266) 2014/05/20(Tue) 22時半頃
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ホリー…………、…………ッ!?
[伸ばした手は空を切る。 虚しく何も掴む事のなかった手を下ろすよりも先に、現れる情景《ヴィジョン》]
……アイリス……っ!? なん、だ……これ……
[ちかちかと脳裏に映る映像。 そのどれもが、妙に現実味を帯びていて。]
(296) 2014/05/20(Tue) 23時頃
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血染めの天使……ウィリアム・ウェーズリー……
[最後の声。 耳に残る単語を、小さく紡ぐ。]
……ウェーズリー……?
[それは、彼女の名前じゃなかったか?]
(302) 2014/05/20(Tue) 23時頃
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……お前、ウィリアム・ウェーズリーが誰かわかるか……?
そこへ、連れて行け。
[小さく、傍らの従者へと。]
(304) 2014/05/20(Tue) 23時半頃
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じゃあ、探れ。 まずは、俺たちだって情報を集めないといけないんだ。
[緩く首を振る。 ホリーは、と聞かれると、僅かに視線を逸らし]
……大丈夫。 きっと、また会えるから。
(312) 2014/05/20(Tue) 23時半頃
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……人の故郷好き勝手荒してくれるよね、本当にさぁ……っ
[逃げる人が、まばらに見える。 その流れに逆らい、奔る。]
(333) 2014/05/21(Wed) 00時頃
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い い加 減 に しろ よ ッ
[どいつもこいつも。 人の住む街を好き勝手に破壊して、滅茶苦茶にしてくれやがって。 足元の魔方陣。どうせ、これも嫌なものだ。]
世界の規模とか! そんなの知らないし俺には想像もつかないけど!!!
(361) 2014/05/21(Wed) 01時頃
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それよりも! そんなこと! 他の人は知らないから!!
(365) 2014/05/21(Wed) 01時頃
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他所でやれぇぇぇぇぇぇぇえええええええ!!!!
[それは、重力が収束するのとほぼ同時か。
本から溢れ出した光が、街を、世界を。 この異変に関わるもの、すべてを包む。
破壊されつくされる街《日常の象徴》に、いい加減に堪忍袋の尾も切れるというものだ。]
(366) 2014/05/21(Wed) 01時頃
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[―――――――その瞬間、セカイは反転した。]
(369) 2014/05/21(Wed) 01時頃
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[破壊される街も
暗闇に堕ちる世界も
すべてが隔離された空間へと]
(371) 2014/05/21(Wed) 01時頃
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