241 The wonderful world -7days of KYRIE-
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── 5日目 ──
[酷い頭痛で目が覚めた。一瞬自分が何処に居るかも分からなくなる。そこは……4
1.スクランブル交差点 2.兄間薬品 3.キリエ駅 4.イザナタワー99 5.甘味処 あん屋]
(39) 2018/05/21(Mon) 17時半頃
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[ガンガンと痛む頭。周りの状況も良く分からずに。
ハンカチ…… 大丈夫。スージーは絶対返してくれる。だから大丈夫。
そんな事を考えて居たら、ノイズに囲まれた。]
(40) 2018/05/21(Mon) 18時頃
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うおっ?!なんだこれ!!
[ここ数日、自分はノイズから逃げ回って、もしくわ運よく出会わずに済んでいたから。 黒いノイズが特別なのだと言う事にすら気付けない。 熊なんて初めて見たし……]
こ、転べ!!
[必死でサイキックを使うが、頭に激しい痛みが走った。]
(41) 2018/05/21(Mon) 18時頃
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ハンカチ……
[思うけど、スージーの居場所なんて分からない。 脳裏に浮かぶのは、パートナーの姿。 何処?スクランブル交差点? ふらふらの身体で、必死でスクランブル交差点を目指して走って、走って…… 迫って来るノイズに、力を使う度に、酷い頭痛で足が止まりそうになった。]
(42) 2018/05/21(Mon) 18時頃
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── スクランブル交差点 ──
[頭の中に声が響いたけど、今はそれどころじゃなくて……]
ワレンチナ!!!
[息も絶え絶えにパートナーの側まで駆け寄ると、力を振り絞ってもう一度だけ転ばせる。ノイズが3体。後ろに着いて来ていた。]
(43) 2018/05/21(Mon) 18時頃
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[何時ものような調子の良さは無く。真っ青な顔で肩で息をしながら……]
た、頼む……
[ワレンチナはノイズを倒しただろうか? それとも共に逃げる?? 今までの敵とどう違うのか。自分には分からないから。 もしも逃げるにしても、戦闘が終わったにしても一言。]
兄間薬品……
[と、呟いた。]
(44) 2018/05/21(Mon) 18時頃
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── 兄間薬品 ──
[辿り着いたドラッグストア。 レジの天板に寄り掛かるように肘を着いて。]
頭痛薬、と、吐き気止め。 それから水……
[金を払うとその場で開封し、用法容量を守って一気に水で流し込む。 残念ながら食後の表記だけは無視した。 薬の効果なんか知らないが、冷たい水が心地良い。
……もしもワレンチナの姿に異常があっても、今はまだ、気付けない。]
(45) 2018/05/21(Mon) 18時頃
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[薬を飲んで一息吐くと、まだ青い顔をしたまま、ワレンチナの方を向く。 視線を上にあげるのも億劫で、その足元だけ、見詰めて居た。]
…………で、なんだっけ。
漢字?
[そこで漸くスマホを取り出すと、本日のミッション>>#0を確認する。]
(46) 2018/05/21(Mon) 18時頃
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なんだこれ……どくろ?
いや、どくろは骨だった気が……
[荒い息と頭痛で考えが纏まらない。 ……多分纏まっても読めない。 指先でスマホをタップすると、範囲指定してコピーアンドペースト。グーグル先生に相談した。]
さきつつじ、さつき、つつじ、だってさ。
[そうしてもう一度問題文を読むが、やはり意味が入ってこない。]
(47) 2018/05/21(Mon) 18時頃
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つつじをかってつみのあめ いどといけにかめよ
[読み上げて見るけれど、頭痛が思考を遮断する。 頭が痛すぎて、吐き気まで込み上げてきた。]
……花屋。行ってみるか? 蕗之原モールの、庭園の側にさ。花屋がある。
躑躅を売ってるのかはしらねーけど。
なんだったら、庭園に躑躅が無いか、見てこうぜ?
[そう言って、ワレンチナを誘ってみた。]
(48) 2018/05/21(Mon) 18時半頃
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[兄間薬局を出て、蕗之原モールへの道中。]
悪い。少し、肩貸してくんね?
[青い唇で、ワレンチナに頼む。 その肩に、手を置いて。 足を引き摺るように、モールへの道を歩いた。]
(49) 2018/05/21(Mon) 18時半頃
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── 蕗之原モール ──
[蕗之原モールに辿り着けば、まずは花屋に向かおうか。 躑躅は果たして売っていたが。 これを買う事に意味があるのかは分からない。 罪の雨とは何だろう?
…………スージー。
赤い薔薇の花が見えて、その花を受け取ってくれた彼女の姿を思い出そうとして…… 頭が割れるように痛んでしゃがみ込んだ。]
(53) 2018/05/21(Mon) 18時半頃
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[青い顔で震える。]
悪ぃ……。
なあ、ワレンチナ。 躑躅を探すついでに、庭園で、休んで行っても良いか?
あれだったらアンタは別行動してくれても構わねーけど、庭園のベンチまで、連れてってくれよ。 なに。どーせ俺達は誰からも見えてねーんだ。 不法侵入だって、バレやしねーさ。
[ワレンチナの肩を借りて、踏み入った庭園で…… その惨劇の跡>>514>>@128は、まだそこに残っていただろうか?**]
(55) 2018/05/21(Mon) 18時半頃
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[一瞬、意識が飛びかけていた。 気が付くとワレンチナの背に負ぶわれている。]
ごめ……、ありがと、ワレンチナ……
[ワレンチナの背は安定していて。 青い唇で冷たい息を吐く。]
何があった……か……>>79
[出来ることだけをすればいい>>1:95 言ってくれた言葉が蘇って。]
(92) 2018/05/21(Mon) 21時半頃
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出来ない事を、した。
[分かってたのに。 それは自分には出来ないと、ぼんやりとだけど、ちゃんと自覚していたのに。 大丈夫。返って来る、と。何度も何度も言い聞かせた。 ……一度手放してしまったら、決して戻らぬ物だって、この世の中には存在するのに。]
(93) 2018/05/21(Mon) 21時半頃
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[身体が芯から冷えてしまって、降ろして貰ったベンチに腰かけて、ワレンチナを見上げる。]
助けてくれて、ありがとう。
……バッジ。奈津美さんから貰った。 アンタの話し、したよ。 ちゃんとパートナーしてるって、褒めて貰った。 嬉しかったな……
[意識が朦朧として、的を得ない言葉になってしまったけれど。]
(94) 2018/05/21(Mon) 21時半頃
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[見上げて、微笑んだら。 肩口に血の跡が見えて、思わずベンチから立ち上ろうとする。 結局立ち上がる力は無くて、椅子に崩れ落ちたけど、手を、肩に伸ばした。]
アンタ……ワレンチナ、怪我したのか?
大丈夫?!
ごめん。俺が昨日駆け付けてれば…… そりゃぁ、俺じゃ戦力にならないかもしれないけど。 それでも、アンタを守れたかもしれないのに……
[冷静に考えたら、足手まといにしかならない気もしたけれど。 パートナーの怪我の跡を見て、眉を顰めて、謝罪の言葉を口にした。*]
(95) 2018/05/21(Mon) 21時半頃
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[ワレンチナに叱られれば>>113、何がおかしいのか、青い顔で薄っすら笑って。]
らじゃ。 ……ごめんなさい。
[素直にしおらしく謝った。]
奈津美さん、普通に良い人だったよ? ワレンチナが金の力にあかせるから……
[くつくつと笑うと、身体が震える度に頭痛がして顔を歪めた。 想像した通りの反応が可笑しくて、それでも少し、笑ってしまう。]
(120) 2018/05/21(Mon) 22時半頃
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[たいした怪我じゃないと、自分を制する人に。 ふと、寂しさを覚えるけれど。言っている事は最もなので、大人しく、手を下げて。]
なあ、ワレンチナ。 お願いがあるんだけど……
スージー、探して来てくれない?
デリシャスゲーム持ちかけて来た、最初に会った死神の。 金色の髪が綺麗な美人さん。
アンタの言う通り、外を出歩いたら、ノイズに倒されちまいそうだから。 俺は大人しくモールの中に居るからさ…… 俺が此処に居るって、伝えてくれないかな。
……頼むよ。
[そう。ワレンチナに依頼するけれど、彼はなんと、答えただろうか。*]
(121) 2018/05/21(Mon) 22時半頃
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俺達さー……
[ポツリと零した。]
謎解きが致命的に苦手だよな。
[それはしみじみ思う事。]
俺は少し頭痛が落ち着いたら、もう少し頑張ってミッションの謎考えてみるわ。
[それでどう?と、問いかけてみるだろう。*]
(122) 2018/05/21(Mon) 22時半頃
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[警戒心を持てというワレンチナ>>138]
ははっ。それ、奈津美さんにも言われた。 信用し過ぎるなって。>>4:@98
……それってさ。難しいよね。
だって話しかけたら、返事が返ってくるし。 普通に言葉が通じるんだもん。 俺と死神って、何が違うんだろう?
[奈津美さんが己を心配した参加者毎滅した事>>@15など知らず。 そしてワレンチナが、ゼンを手にかけた事も知らない。 世界に関わっているつもりで、見えている景色は、ほんの一部でしかなく。己の目には相も変わらず良い面しか見えていない。]
(147) 2018/05/21(Mon) 23時半頃
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[頭痛はおさまる気配を見せず、青い顔で笑っていた。]
…………うん。 俺、美人に弱いんだ。
[真っ青な顔でへらりと笑って。 スージーのあの泣き顔を、見た事も無い人間には、きっと何も分からないし、言葉では伝わらない。]
貸した物を、返して欲しいだけだよ。 多分、そうすれば、この頭痛も治まるから、さ。
[ぐわんぐわんする頭でも、椅子に座り続けてれば、笑うくらい出来る。]
(148) 2018/05/21(Mon) 23時半頃
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[けれどその笑みも、すっと引っ込んだ。 血の跡に、露骨に眉を顰めて苦し気な顔をする。]
…………ワレンチナ。
気を付けて。
[青白い顔で呼吸して。 少しずつ様子を変えつつあるこの”ゲーム”に。 それでも俺は……それでも……
信じたいと、思った。*]
(149) 2018/05/21(Mon) 23時半頃
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[分かってる。世の中良い事ばかりじゃない。良いヤツばかりじゃない。嫌なヤツも、嫌な事も山のようにあるさ。 でも、だからこそ…… いや、平行線だ。]
…………うん。 ワレンチナが受け取ってくれても良いよ。 アンタを信じる。
[そう。一つは、自分のこんな姿を、見せたく無かった。 心配させるだろうと、思ったから。 もう一つは、……元気になったら、自分から、会いに行けばいいだけだと。スージーの様子等知らぬまま、そう、思ったから。]
(169) 2018/05/22(Tue) 00時頃
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[知らなくて良かったのかもしれない。 知って居たら、駆け出してしまいそうだったから。
無知は時に優しく人を包む。
ワレンチナを疑う事もせず。 ただ、サイキックで人を傷付けられないからと、その身を案じて。 去って行く背を見送った。*]
(170) 2018/05/22(Tue) 00時頃
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── 蕗之原モール:庭園 ──
[ワレンチナが立ち去った後、血の跡に歩み寄る。]
…………ッ。
[俺は医者でも戦士でも無いけれど、流れた血の量がおびただしい事くらいは分かる。 ”ノイズ”は……血等流さず、消えていた。]
(171) 2018/05/22(Tue) 00時頃
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誰が……こんな……
[自分はゼンとヒイロが死んだ事すら知らない。 花を勧めてくれた。氷の薔薇を作った憧れの……
そう。自分は他の参加者の”死”に触れて来なかった。 でもここには、その残り香がある。 頭痛からじゃない。恐怖からでもない。涙が零れて。 泣きながら、死者の冥福を祈った。**]
(172) 2018/05/22(Tue) 00時頃
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── 蕗之原モール ──
[血塗れの花園で、約束通りミッションを考えて……]
めいかいにとどけよ……盟海珈琲か?
[一行目はまだ分からない。それでも二行目は薄っすらと浮かび上がって。傷む頭を押さえて立ち上がった。 ……スージーに、血塗れの花畑なんて、見せたくなかったから。]
(201) 2018/05/22(Tue) 12時頃
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── 盟海珈琲 ──
[本当に運良くノイズには合わなかった。 喫茶店に入れば、ニーナの姿に青い顔で手を挙げる。]
よ……
[話しかけている男の側に行けば聞こえてくる台詞に…… 目を丸くして、声をかけた。]
(203) 2018/05/22(Tue) 12時頃
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[まだ青い顔で、ふらふらしてたけど。]
アンタ、ジェネシス・イエローマン?!
イエローマンってさ…… やっぱ"ジェネラル"黄老師のリスペクトかなんか?
俺もジェネシスやっててさ。 マブスラは強く無いんだけど…… 今度、一緒にジェネシスで対戦しねー?
ははっ。今は頭痛くて無理だけど。 中学時代の仲間集めるし。 ヤクルト奢るよ?
[そう言って弱々しく笑いかければ、またねと手を振った。 適当なテーブルに着くと、机に顔を突っ伏して、頭痛との戦いに戻った。**]
(204) 2018/05/22(Tue) 12時頃
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── 盟海珈琲 ──
[目の前に、誰かが座る気配。 名前を呼ばれて、のろのろと顔を上げる。]
ごきげんよー。ジリヤ……
[真っ青な顔で、伸びてくる手を振り払う事も出来ない。]
ワレンチナが……なに……?
[ぼんやりと、焦点を結ばぬ目で見詰めた女性が紡いだ言葉>>217 誰が恐ろしいって? ワレンチナは俺を気遣ってくれて、無表情で無愛想だけど、それはきっと”大切なもの”が欠けているせいで、きっとアイツは良いヤツだ。]
(224) 2018/05/22(Tue) 18時半頃
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[だから続く言葉の意味>>218が飲み込めない。 今、ジリヤは何て言った? なんて……]
…………え?
[ジリヤの目を真っ直ぐ見詰める。 目の焦点が、急速に一点に絞られて。 目の前に座る女子高生の顔を、まじまじと見詰めた。]
(226) 2018/05/22(Tue) 18時半頃
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ころ……した?
[ゼンは、勿論覚えてる。 氷の薔薇を作って見せてくれた。 花を贈ると良いと言ってくれた。 初めて見た……楽園の獣を倒した時の、キラキラと輝く氷の中に佇んでいた姿。 パートナーに、コインを放る姿は、まるで本物のヒーローみたいで。 俺にとっては、王子様って言うよりも、”憧れのヒーロー”だった。]
(227) 2018/05/22(Tue) 18時半頃
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うそ。
ゼンがそんな簡単に死ぬわけねーよ。
ワ、ワレンチナのサイキックは、人を殺せねーんだ。
[パートナーのサイキック情報なんて、本来は漏らす物じゃないのかもしれない。 でも今は、そんな事考えられない。 頭痛も忘れるくらい目を見開いて、目の前の聖母みたいな表情を浮かべた、悪魔みたいな顔の女を見詰めて…… こくり。と、喉が鳴った。*]
(228) 2018/05/22(Tue) 18時半頃
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[ワレンチナは…… 戦場に居たと言っていた。 なんて言ったっけ?
”死ぬにしろ、生きるにしろ、キミが幸せだったと言えるようにすれば良いでしょう”
奈津美さんと話したアイツとの会話。 でもその時、こうも言ってたよな。 同じ口で、確かに言った……
”殺すのは、俺がします。”>>1:247
真っ青な顔から、色が失われて、白く白く溶けていく。]
(237) 2018/05/22(Tue) 20時半頃
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[悪魔は優雅にお茶を飲んで、俺に見たく無い物を突き付けてくる。
ナイフ? ……持ってても、おかしくない。
妙な怪我? ……肩口に、血が、着いてた。
瞳は見開いたまま、悪魔から目が逸らせない。 だってコイツは笑ってるんだ。 今、俺にワレンチナは危険だと忠告するフリをしながら。 まるで親切だって顔をしながら。
人殺しの話しを、人が死んだ話しを、コイツは笑って喋ってる……]
(238) 2018/05/22(Tue) 20時半頃
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アンタ……本当に人間か?
[口から零れた言葉は、自分でも、信じられない言葉だった。]
なんで、笑ってられんだ?
なあ。人が死んだんだよなぁ?
アンタの話しが本当ならさ?
ゼンが……ゼンが死んでんだよなぁ?!
(239) 2018/05/22(Tue) 20時半頃
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何でアンタ笑ってられんだ?!!!
[立ち上がって。大声で怒鳴ってた。 目の前に居る人間が、本当に人間なのかも分からない。 コイツが死神だって言われたら。 多分一も二も無く信じるだろうさ。
今まで会ったどの死神よりも死神らしくて…… 今まで会った誰よりも”異質”な何かだ。*]
(240) 2018/05/22(Tue) 20時半頃
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[ワレンチナと初めて会った時にも思った。 話しても無駄だって。 対話するのを諦めた。 あの時は……あの時は、スージーと、話したんだっけ。
”パートナーの事は大事になさい”>>1:@30
初めて話しが通じる人が言ってくれた言葉。
嗚呼、そうだ。 だから……ワレンチナと、もう一度話してみる気になった。 そんで話してみたら、言葉がさ、通じたんだ。 アイツとはさ……言葉が通じたんだ。]
(286) 2018/05/22(Tue) 22時半頃
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別に、疑ってる訳じゃねーよ。 アンタの言葉を、信じてない訳じゃねー。
アンタがどう思おうが勝手だけどな。
ただ……アンタとは、言葉が通じないって、思っただけさ。
バイバイ。ジリヤ。
[去り行くジリヤに別れを告げて。 別れ際の忠告>>284も、振り向かない姿に何も言う事も無い。 椅子に座ると、頭を抱えた。*]
(287) 2018/05/22(Tue) 22時半頃
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[生き返るために、足掻かなければならない事は知っている。 けれど……笑えるだろ? こんな状況でも、アイツの言葉を、信じてるんだ。
”今の状態では共倒れが良いところ”>>114
俺もそう思うよ。 それに……解いた謎は、もう、伝えてある。
椅子に座って、思い出したように痛みだした頭を抱えていたら、店内に入って来る豪奢な金色の髪が見えた。>>@55]
(294) 2018/05/22(Tue) 22時半頃
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スージー……
[どうしてここに?
ああ、ワレンチナ……ありがとう……
そう、思って。 青白い顔で、スージーに微笑みかけた。]
また。会えたね。
[さっきまでジリヤが座って居た席に、紅茶のカップはまだ置かれていたけれど。 座らないかと、席を勧めた。*]
(295) 2018/05/22(Tue) 22時半頃
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[スージーが席に座ってくれて。 ハンカチを……差し出してくれる。>>@63
震える手で、差し出されたハンカチを、スージーの手毎包み込むと、深く、深く、息を吐いた。]
はーーーー…………
[自分の手元に戻って来たハンカチ。 額を着けて、深い息を吐いて、吸って。 漸く……漸く、頭痛が引いて行くのを感じる。 土気色の唇に、薄っすらと朱が刺して……
手を、握ってるのに、気付いた。]
(301) 2018/05/22(Tue) 23時頃
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わっ!わ、あああああのごごごご、ごめん!!
[慌てて手を離すと真っ赤になって。 ハンカチだけ、受け取って。]
返してくれるって、信じてた。
[そう言って、スージーに向かってはにかんだ。*]
(302) 2018/05/22(Tue) 23時頃
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[頭痛が治まると、スージーに微笑みかけて。 心配してくれる気遣いが、嬉しかった。]
…………うん。 世の中には、”分かり合えない人”って、居ると思う。 俺にとっては、ジリヤがそうだったって、話しかな。
もしかしたら…… ワレンチナとも、そうなってたかもしれない。 パートナーの契約を結んだまま、名ばかりのパートナーとして、分かり合おうとしないままに、とっくにゲームから脱落してたかもしれない。
[ふぅ。と、息を吐いて。 それからスージーを見詰める。]
(313) 2018/05/23(Wed) 00時頃
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[ワレンチナと出会ったばかりの頃。 スージーと初めて会話した時の事。思い出して。>>286]
そうならずに済んだのは、スージーが居てくれたからだよ。 俺が今まで生きて来られたのも。 曲がりなりにも、ワレンチナとパートナーで居られる事も。
全部。スージーのおかげだ。
スージーに会えて、良かった。 ありがとう。
[唐突に聞こえるかもしれないけれど…… 多分、自分がジリヤにあれだけ色々言われたのに、そしてワレンチナがゼンを殺したのは恐らく事実なのだろうと考えて居るのに。 それでもそれを受け入れて、こうして落ち着いて居られるのは……紛れもなく、目の前の人のおかげだと思うから。*]
(314) 2018/05/23(Wed) 00時頃
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[優しい微笑みに、泣きたくなる。]
ありがとう。それでもやっぱり、感謝くらいさせてよ。
……本当に、怖かったんだ。
訳も分からないまま、ゲームに放り込まれてさ。 ”殺し合え”とか”殺してやる”とか。 ワレンチナはワレンチナで、”楽しめ”とか言うしさ?
自分の価値観や常識なんてぐちゃぐちゃで もう……気が狂いそうだった。
[弱さを、曝け出すのは、情けない気もしたけれど。 でも思い出しても震えてくるくらい。怖かったから。]
(339) 2018/05/23(Wed) 00時半頃
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[情けない顔で、微笑んで。]
でもそんな時にさ、すごい美人が、苺大福美味しそうに食べてくれたわけ。
俺なんて絶対戦えないと思ってたし、死ぬだけだって思ってたのに、生き残るために必要なホーリーバッジをね、”俺に”くれたの。
あなたは俺に、希望をくれたんだ。
”生きる”希望をね。
俺に生きる意味を、もう一度、教えてくれた。
[胸が一杯で、見詰める相手が本当に綺麗で。]
(340) 2018/05/23(Wed) 00時半頃
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[きっとスージーは、あの時の俺の決意>>1:237なんて、知りはしない。 それでも良かった。それでも……その思いをくれたのは、誰でも無い。スージーだったから。]
俺、もう一度、ワレンチナと話し合ってみるよ。
”最後まで”アイツとパートナーで居たいから。 ”大事に”したいから。
スージーが、それが俺の力だって言ってくれるなら。 俺……ちゃんと向き合って、頑張ってくる。
[参加者達に、ホーリーバッジが配られた>>#22頃だろうか。]
(341) 2018/05/23(Wed) 00時半頃
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[ふと、横目でそれを見て。 掌の時計も、時を止めた。]
時間だね……
今日も会えて、嬉しかった。
またね。スージー。
さっき……>>@63 心配してくれて、ありがとう。
俺、絶対負けないから。 生き残ってみせるから、また会おう。
[そう言って穏やかに微笑んだ。*]
(342) 2018/05/23(Wed) 01時頃
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