158 Anotherday for "wolves"
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―― 四日目/宿屋裏手 ――
[ 歩く必要すらないと識ったのは、 ほんのすこうし前のこと。 だいじなだいじな友達の、暗闇を裂く悲鳴>>4:321に わたしはいつもの勝手口へと風を切る。
サイラスの声、クラリッサの悲鳴、獣の息遣い。]
メアリー!? クラリッサ! …サイラス!
[襲われているのは誰なのか、打たぬ臓が凍るようで
聞いたことも無いような悲痛な声で取り乱す彼女>>4:341の 地を蹴る足音の数が変わり>>4:342、増えるおと>>4:340
……グレッグ……! メアリー、やめて!!!
あの仲の良い兄妹が、そんな。 さわりと背筋を撫でる寒気に軽いほうの足音へ手を伸ばせば、ふわりと香るアネモネ。]
(+23) 2015/05/19(Tue) 20時頃
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[ わたしの腕を風のようにすり抜けていくメアリーと 地面に倒れ、躰を潰され>>4:345 不自然に歪む呼吸音。 このまま骨の折れる音が聞こえてしまうのだろうかと わたしは震える右手を 朱い糸ごと上から押さえた。
けれど続いたのは、重苦しい呻き>>4:346と 周囲皆敵だと言わんばかりの聞いたこともない声>>4:359]
メアリー………、殺すだなんて……。
[ わたしのしらない、メアリー。 お父さんを喪って、村中から疑われて、 すっかり変わってしまった ……ともだち。 ずきずきと痛んだ、胸のなか。
静かだけれど力のこもった声>>4:364がそれに応えて]
(+24) 2015/05/19(Tue) 20時頃
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[ ―― ぞわりと湧く恐怖。
サイラスが、メアリーを殺す。 メアリーが、サイラスを殺す。 考えただけで思考は止まってしまいそうになるけれど]
ありえないことじゃ …、ない……。
[ 市長さんのお葬式で、いちばん泣いてた奥様が わたしの父を縊り殺して 嗤っていたのを知っているから。
優しいひとほど、いとも簡単に歪んでしまうんだ。]
サイラス………、 メアリー……グレッグ。 どうか、じぶんを大切にして。
…… 壊れてしまわないように。
[優しい言葉>>4:376と、厳しいことば>>4:378を抱き寄せて 背中を包もうにも、触れられぬ今となっては たいせつな彼の背の位置すら おぼろげで ]
(+25) 2015/05/19(Tue) 20時頃
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[ 集会の日、背後に感じた焔を思い出して、 ひどく身勝手に 誰かの上にも奇跡が降るのを願いながら わたしはひとつの祈りを自分に課す。
せめて わたしは変わらずに。
誰の手が 誰の血で染まろうと、 "いつも"のまんまで在るのだと。
刻はいつか。
どこか冷えた風と雁が啼く空を仰いで 決意だけを 祈った。 **]
(+26) 2015/05/19(Tue) 20時頃
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― 4日目 投票 ―
[粛清を決める投票に、全員が集まるはずの集会場。 わたしは足音、声を何度も確認して、ようやく。
居るはずのひとが居ないことに気付くんだ。]
…………せんせ…?
[さあ、と風が砂塵を巻き上げて 揺れぬ黒髪を通り過ぎ 吹き抜けた先は通い慣れた診療所。
そんなわたしの揺らめく心を嘲笑うかのように 箱は静かに今日の死者の名前を吐き出した。
――グレッグ・シーボル
彼への死の宣告と同時に決まった メアリーの孤独。 いっそ予告なしに奪われた方がましなのではと思う位に 決められた未来は、夜の帳と共に落ちていった。]
(+45) 2015/05/20(Wed) 02時頃
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[ (もしかしたら、具合が悪いだとか) (誰かが大怪我をして忙しいだとか) (そうよ、だって大火事があったんだもの) (きっと忙しくって来られないんだ) ]
そう、よね。 きっと そう。
[手首の絹がはらりと緩み、手を下げれば落ちてしまうほど。 さら、さらと揺れた束を撫でれば ひとつ正緒を吐き出して 風に揺られて何処かへ伸びる。 手繰っても 手繰っても 終わりのない細い生糸。]
グレッグ……。 (サイラス…。)
[父からも 兄からも 遺されるあの子の叫びが 耳の裏に響いて離れない。 ――サイラスは”終わったら”あそこへ来るだろうから わたしは彼が選んだ責務に目を細めて 背を送る。
( どうか、彼と彼が 安らかであるように ) ]
(+46) 2015/05/20(Wed) 02時頃
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グレッグ、 また、ね。
[ ルパートさんに ”会えた” から>>4:+44 これから世界に別れを告げる彼へ、わたしだけは
再会を願うことばを餞に。
ざわり、木々が揺れ 闇が迫るは金の獣ふたりの背。 かたどる闇へは音もなく、サイラスへは
( いってらっしゃい )
還りを願うことばを礎に。
死が流れてくる毎日が、確実に生者を蝕んでゆくけれど 皆それぞれの「ただしいこと」は、意味を持って牙を剥く。 願わくは皆、それを守ったまま 逝けますようにと 集会場から散る足音達へ、願った。]
(+47) 2015/05/20(Wed) 02時頃
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[変わらず揺れる 微かな朱い絹糸は わたしの指間でするりと擦れて 風に乗る。
ひとつ、腕にまきつけて ゆるりと足を運びながら
導かれたのは、宵の深まる月降りた墓地。 サイラスが ”終わったら” きっと訪れるだろうと思っていた場所。
手繰る糸が途切れた先は、ほうやりひかる紫の色>>48
あの日>>1:=7視た 紫苑――。]
こんな夜更けに、お墓参りですか? …せんせい。
[返事が返らぬのは当然のこと。そう諦めながら わたしは土の上の物言わぬ花へ、話しかけていた **]
(+48) 2015/05/20(Wed) 02時頃
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[ひかりが在るのは目の前なのに 声>>+66はたしかに背後から、夜風に乗って耳を撫でる。
そもそも「彼ら」の声は、聞こえはすれど 「こちら」の姿は見えぬもの。 「こちら」の叫びも聞こえぬもの。
ルパートと、わたしと さっき宿屋の裏手で嫌というほど思い知ってきたものだから そのおとが、こえが、あの日>>1:383と同じでなかったのなら わたしはきっと、場に居ぬ3人目を疑っただろうに。]
…………せんせ。
[声の主を呼ぶ名に乗ったのは疑問符ではなくて
落胆と、寂寥と、懐古と、悲哀と、 …安堵。]
(+67) 2015/05/20(Wed) 15時頃
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[背後へ振り向きながら 小さな左手は、右に絡んだ糸に触れるが 緩んでいたのは嘘のように帯のすがたを取っている。]
ここからね、ここに来いって糸が伸びていたの。
[ さらり、手首を撫でて指し示し 彼のほうへ向けようとして また戸惑う。
あの日は確かに視えたのに、 いま目の前の「せんせい」に光は無く 別け隔てなく染められた黒があるばかり。
わたしのいちばん見慣れた景色ではあるけれど
ふ、と。口から零れたのは小さな心配。]
(+68) 2015/05/20(Wed) 15時頃
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……寂しくなかったですか。
[彼が何故、どうして死んだか問う気は無いけれど 全てを取り上げられ「こちら側」に来てからの事を案ずる。
一歩、 闇に近づく足は土を踏み 伸ばす腕は、声との距離を確かめるためのもの。
その先にあるのは闇のような霧か、 あの日と同じく握られた拳か。
触れられなかったとしても、やはり何も聞かずに]
せんせ。今日は、誰のお墓まいり?
[問いながらも、なんとなく。 傾けた顔をルパートが眠る場所へと *向けた*]
(+69) 2015/05/20(Wed) 15時頃
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[ 「大丈夫さ」 って言うせんせの声>>+75が なんだかとっても小さくて、さみしくて わたしは口元をきゅっと結んで、降り注ぐ声にわらいかける。
相変わらずどこか皮肉っぽくて、諦めたような笑い声は 「しめっぽいなあ」と思ったけれど。
( カビちゃいますよ )
そう言うかわりに、手のある場所を伝い探して 握られた拳>>+76ごと包み込む。
( わたしの手じゃぜんぜんおさまりきらないけれど ) ]
……さいしょはね。 だあれもわたしを見てくれないのが、怖かった。 けどもう寂しくないです。 ……きっと、みんなどこかに居るから。
[ おとうさまとおかあさまも、何処かにいるかしら。と。 ]
(+85) 2015/05/20(Wed) 21時頃
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[温度のない掌で覆っていた拳がふわりと動いて それを追いかけようとした指は 髪を撫でる感触に ぴたりと止まる。
なんでだろう。 どうしてだろう。 死んだ誰かと話ができると知ってしまったからか いま、サイラスが彼を屠っていると知るからか
ひどく曖昧になる 死の概念。
生前とさして変わらぬ白いまんまの指と指を小さく交わして せんせに触れようとする 寂しがりやの手を互いに縛る。
父も 母も あの街で喪った皆が もし。 今もこんなふうに どこかに居るかもと思ったら ―――わたしは。 ]
わたしは――
(+86) 2015/05/20(Wed) 21時頃
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「また」 ひとりで残るよりは ぜんぜん。 いまのほうがいい。 だって、呼んだらせんせが来てくれたのだもの。
[そんなことを言って。
くしゅっとした笑い顔と共に すまない。なんて言う しめっぽいせんせ>>+76の手が浮くくらいに 首を振る。
ほろりと零れた彼の名に、動かぬ臓が締め付けられて つい慟哭の中に響いた声を思い出してしまうけれど
サイラスはまだ、大丈夫。 優しいまんまで居てくれるはずだから。
そんなしめっぽい自分とせんせを吹き飛ばすような おおきな深呼吸をひとつして
すう、ともひとつ胸を膨らませたのなら 森へ向き]
(+87) 2015/05/20(Wed) 21時頃
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せーーーーんせー!!!!
[闇夜に抜けるでっかい声は、死者の憂いの影もない。]
…このくらいで叫んだら、次もせんせに届くかしら。
[薄ら白い少女の影はそう言って いたずらに、わらった。]
(+88) 2015/05/20(Wed) 21時頃
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ねえ、せんせ。 これは何色?
[暫し後、わたしはじぶんが知る時よりも増えた土山を ひとつ ひとつと確かめ歩き それぞれに捧げられた花達を撫でながら色を問う。
献花にしては裁ち揃えられていないままの紫苑は 一体誰からだろうとか。 ひとつ、毒が香る一輪>>4:117に迷いなく触れれば あの時>>+23鼻を掠めたアネモネが眼下に咲く。 手を斑に腫れさせた日は、どうしてこんなに遠いのだろう。]
……また、増えるね。
[たぶんもうすぐ。幾つになるかな、の問いは飲み込んで、 わたしは微かに目を開けた。
血に濡れた金の獣を背負った彼>>20の足音が 聞こえてきたから。]
(+89) 2015/05/20(Wed) 21時頃
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……………。
[ルパートと居た時と同じように わたしは彼を避けるように、せんせの背後へと隠れ 背中に走るひどく大きな恐れを押し込める。
気づかないで、見えないで、生きていて と 気が付いて、話して、またあの手を と
どちらもほんとうのわたしの声が、 体の中で叫ぶんだ。
震えながら伸ばした手は もう一度 あの夜のように>>2:=1 包んでもらうことは叶うだろうか**]
(+90) 2015/05/20(Wed) 21時頃
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っふふふふふ。 ――聞こえた?
[ 呆れた溜息、苦笑、ちょっと怒った?どうかしら。
くるり、鳴らない踵をひとつ打ち、 風の無い夜へスカートを翻しながら 笑みを向けた先のせんせ>>+92はきっと 口をへの字に曲げているだろう、なんて思う。
確認するのに口元に触れたらきっとまた、おんなしように怒られてしまうから わたしは自分の口元に手を当てて。
くすくす。 くすくす。
村でいちばんしめっぽいひとを、 ちょっとでも乾かしてやろうと肺に吸い込んだよるかぜは、 どうやら無事にその役目を遂げたようだ。]
(+102) 2015/05/21(Thu) 01時半頃
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[ 「あなたを忘れない」>>+93 そんな素敵な花言葉を知っていたのなら、 怖いもの知らずの幼さを武器に「せんせ、恋人いたの?」 なんて聞いただろうに。
せんせから、小さな小さな漏れるような吐息を感じて わたしははたり、と動きを止め 疑問符をひとつ。 頬の横に?を浮かべることしか出来なかったのは、 彼にとっては幸いだったのかもしれない。
わたしの触れた花に、せんせの低い声が重なる。 あかい あかい まっかなアネモネ。
指を擽るかすみ草と、分厚いフリルのカーネーション。 >>4:252白は亡き母へ。桃は感謝。 いつかの母の日、クラリッサに花言葉を教わって 川へ流した花束を思い出す。
贈り主がそこまで知っているかを考えては、 微かに頬を緩ませて 包むように 花束を抱いた。]
(+103) 2015/05/21(Thu) 01時半頃
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[グレッグと、彼の命。両方を背負った影がゆらめいて 確かな足音と重さでもって墓地へ近づく。
怖いんだ。どうしようもなく。 あの手に触れたくなってしまうことが。
そんなわたしの恐怖なんかお見通しだとでもいうように 掛けられる声>>+95は、低く、優しく。 背中に額をすり、と寄せて 金色の優しい光から目をそらす。
( うん。あいたい。)
無責任に頷いてしまいたい。けど。いけないこと、だから。 首が縦に動こうとするのを必死で繋ぎ止めれば 奥歯がぎちりと嫌な音を立てる。]
…………せんせ…。 …もう、かびてるかも。
[大丈夫、大丈夫。繰り返されるまじないと、包まれる手。 わたしは「父」の背中に顔をうずめ、幸いにも与えられる愛情に縋りつきながら 淀んだこころにフタをした。]
(+104) 2015/05/21(Thu) 01時半頃
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[ 不便なもので。 見なくても 視えてしまうもの。
サイラスの重い足取りと苦悶の息遣い、 ざくりざくりと 昏い夜のさらに深くへ続く 虚のような墓穴が拡がる音。 そのなかに”なにか”が置かれ また土の振るおと。
微動だにせずそれを見守る背中で それを聴く。
( おやすみなさい )グレッグ( おやすみなさい ) ( きっとまたちかいうちに いつものとおり ) ( おはようをいうから ) ]
だからサイラス、泣かないで――。
[わたしはせんせの影からようやく離れ 触れることができないひとの頬を、指先で探し 彼は誰時の空へ、絵の具のように 届かぬ言葉を溶かした。**]
(+105) 2015/05/21(Thu) 01時半頃
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