人狼議事


191 The wonderful world -7 days of MORI-

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【人】 トレーサー キルロイ

 ── 4th day:南エリア ──

[ 掌のタイマーの消滅が、ミッション終了を示してから、
 おれに与えられるボーナスタイムは、
 いつも、そうも長くは、ない。

 から、おれは、急がなきゃ、って、思って。]

 ── 北見さん。

[ きちんと、あの日聞いた名前を呼んで、]

 ── どうか、したんですか。

[ 見りゃ分かるだろ、って。
 言う余裕も、彼らには、ないかもしれない。

 そんなことは、どうだっていい。]

(536) 2016/06/12(Sun) 23時頃

【人】 トレーサー キルロイ

[ 時間切れになる、その前に、
 もし、彼らが勝手に死んでくれるなら、
 それが、一番、なんだけどさ。

 おれは知っている。
 これまでの怪我も、日付をまたげば、
 幾分かは、いつも、回復していて、
 親切な仕様だなあって、感謝もしたけれど、

 今は、それが、邪魔でしかなくて、]

 ……大変そうですね。

[ そう言いながら、おれは、彼らに歩み寄り、
 北見 圭一の、背後から、
 そのパートナーを、覗き込むような素振りで、

 そっと、”力”を込めた、腕を伸ばして、]

(538) 2016/06/12(Sun) 23時頃

【人】 トレーサー キルロイ



  [ ── ばちん。]

.

(539) 2016/06/12(Sun) 23時頃

【人】 トレーサー キルロイ

[ まだ、わりかし元気そうな、
 北見 さんの首筋に、べとり と、掌を押しあてて、

 彼が、反応する、というより、崩れ落ちる かな?
 それよりも、先に、
 ウエストバッグの中の、大ぶりな刃物に手をかける。]

 ── 良かった。

[ ポイントを持ってそうな彼らを、
 ここで、排除しておくことができるなら、
 こんなに、良いことはない。

 少し、癖のある黒い髪。
 その、脳天めがけて、刃物を振り下ろす。]

(543) 2016/06/12(Sun) 23時半頃

【人】 トレーサー キルロイ


 ── はい。おかげ様で。

 北見さん、昨日は、ありがとうございました。
 あと、ネルと、仲良くしてくれて。

[ おれは、そう、言いながら、にっこり、微笑んだ。
 ── せめて、笑顔で送ってあげようと思って。>>541

 包丁の柄を握りしめたその掌に、
 ちゃんと、手応えがある、その瞬間まで。]

(544) 2016/06/12(Sun) 23時半頃

【人】 トレーサー キルロイ



 ── おつかれさまでした。北見さんと、ええと……、

*

(548) 2016/06/12(Sun) 23時半頃

トレーサー キルロイは、メモを貼った。

2016/06/12(Sun) 23時半頃


【人】 トレーサー キルロイ

 ── 巻き戻し:彼ノ岸公園 ──

 ── 口だけなら、なんとでも言えますよ。

[ って、おれは、言ったのだ。

 あせってまちがえたくない。
 協力は大事。>>481

 ── 七日で終わる世界。
 実質は、そんなにもない。

 はじめから、正解も見えずに、
 焦りもせず、切羽詰まりもせず、
 悠長に構えて、他人から、奪う気概もない。

 そんなやつに渡せる椅子は、どこにもないんだって。]

(573) 2016/06/13(Mon) 00時頃

【人】 トレーサー キルロイ

[ そんな思いで、彼の答え>>484を”見て”いた。

 生きたい。死ねない。
 なんて、きっと、みんな、言ってる。

 だけど、そのほとんどは、嘘。
 本気で、誰か蹴落としてでも、なんて、
 ほとんどのやつは、実行しない。

 口だけお化けの戯れ言なんだって、
 おれは、よく、よく、知っていて、

 だけど、おれは、本気だよ、ネル。
 ── きみのためなら、なんだってする。]

(575) 2016/06/13(Mon) 00時頃

【人】 トレーサー キルロイ


[ いっしょに、って、
 やけに言われる日だ、って、思いながら。

 おれは、彼に渡された紙切れ>>486を、
 無造作に、ポケットに押し込んだ。*]
.

(578) 2016/06/13(Mon) 00時頃

【人】 トレーサー キルロイ

 ── そして、現在 ──

[ おれは、荒い息を、とぎれとぎれに吐き出しながら、
 自分の顔に、腕に、衣服に、
 べとり と、付着した赤色にまみれて、
 文字通り、”凶器”になった包丁を握りしめ、
 ただ、ひとり、その場に立っている。

 ── 血は、助けようとしたからついた、ってことにしよう。

 だけど、包丁についた血は、どこかで洗わないと、
 人助けじゃ、刃は赤くならないからな、って。

 きみが、不要な心配をしなくて済むように、
 いろいろと、考えを巡らせているところだった。]

(587) 2016/06/13(Mon) 00時頃

【人】 トレーサー キルロイ

[ そこに、かけられるのは、]

 ── おつかれさまです。

[ メアリー・ポピンズ。  って。
 もはや、あだ名みたいで、ちょっぴり気に入っている。

 その軽やかな声と拍手に、
 おれは、目を細め(下瞼に血がついて気色悪いのだ)、
 一礼くらいはしてみせようか。

 それから、小さな死神>>@73の姿も。
 おれは、あ。 と思い出したように声を上げて、
 ひょこり、と一歩、彼に近づく。]

(588) 2016/06/13(Mon) 00時頃

【人】 トレーサー キルロイ



 ── ネルのほん、返してほしいんですけど。

.

(590) 2016/06/13(Mon) 00時頃

【人】 トレーサー キルロイ

[ 前回、会ったときと変わらない、
 平坦な声で、おれは問う。

 いや、ちょっと怒ってる。
 だって、相手は、
 ちゃんと返すよう言ったはずなのに、
 持ち逃げした、窃盗犯みたいなもんだし。

 あ、でも、今は手が汚れている。
 ウエストポーチは、本が入るサイズではないし、
 おれは、少し困った顔をして、
 「紙袋かなにか持ってませんか」なんて、
 ついでに、聞いてみたかもしれない。

 ── 付近に、
 死神 兼 おまわりさんが降り立った>>572
 なんて、気づくこともなく。*]

(591) 2016/06/13(Mon) 00時頃

トレーサー キルロイは、メモを貼った。

2016/06/13(Mon) 00時頃


【人】 トレーサー キルロイ

[ ふわり、と、近づく赤色>>@77に、

 おれは、模様の浮いたままの手に、
 赤色に濡れた包丁、握りしめて、
 場合によってはすぐに斬りかかる準備をしていた。

 ── だけど、彼女が、攻撃する素振りはなくて、]

   ………… 、

[ なんて、言おうとしたのだったかな。

 真っ赤なおれは、まばたきひとつ、
 真っ赤な死神に、向けて、]

(619) 2016/06/13(Mon) 01時頃

【人】 トレーサー キルロイ


 ── ネルは、

[ 生き返るべき? 分かってくれる?

 ── すとん、 と、

 言葉が抜け落ちてしまったみたいに、
 おれは、奇妙な感覚に、首を傾げそうになって、]

(620) 2016/06/13(Mon) 01時頃

【人】 トレーサー キルロイ


 ……おれは、ネルのために、
 できることなら、なんだってする。
 それ、だけ。
.

(621) 2016/06/13(Mon) 01時頃

【人】 トレーサー キルロイ

[ ──そう、そうだ。

 口だけお化けのその他大勢とちがって、
 おれは、おれの役割を、使命を、
 きちんと、最後まで果たすよ、ネル。

 だから、きみは、何も心配しなくてよくて、
 きみは優しいから、たとえ正しい行いであっても、
 きっと、”悲しい”って、顔をするから、
 きみは、なにも、知らなくてよくて、

 ── きみが、生き返る。きみに、戻る。

 それだけが、たったひとつの、花まる大正解。

 それ以外、大切なことなんて、なにも、ない。

 おれの手が汚い、とか、そんなこと。
 きみに触れられなくたって、
 きみの隣に立てなくったって、そんなこと。]

(622) 2016/06/13(Mon) 01時頃

【人】 トレーサー キルロイ


 ……どうでもいい。

[ 声に出してみる。そうだ。その通り。

 きみが生き返る。きみの世界が、続く。
 きみの人生が、あんな惨めな夜に終わることなく、
 これから先も、ずっと、きみが、生きて、
 記憶のかけらを、きらきらした世界を、
 つむぎつづけてくれる、なら、

 ── おれは、他になんにも、いらない。]

(623) 2016/06/13(Mon) 01時頃

【人】 トレーサー キルロイ


[ そんなことを考えているうちに、
 真っ赤な死神は、ひらり、飛び立ってしまって、

 おれは、自分の赤い掌を、なんとなく、見つめている。*]
.

(624) 2016/06/13(Mon) 01時頃

【人】 トレーサー キルロイ


 はい。

[ 差し出された紙袋>>@80に、おれは頬を緩める。
 これは、安堵だ。
 せめて、きみの分だけでも、取り戻せて、]

 ── 良かった。
 返してもらえなかったら、どうしようかと。

[ どうしようか、というか、
 ぶちのめしてやろう、というか、
 まあ、言葉は選びよう、である。

 おれは、少し考えてから、
 手に握っていた包丁を、
 何度かその場で振って、
 できるだけ、赤色を切って、

 それから、ウエストポーチに、それをしまった。]

(631) 2016/06/13(Mon) 01時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

[ ── 攻撃してこない、とは、言い切れないけれど。

 彼の様子に、そういう気配はない、と、
 おれは、おれなりに、感じ取って。]

 ……最適解、なんて。

[ おれは、死神の少し残念そうな表情に、
 理由を見出すことができないまま、
 静かに、言葉を返しただろう。]

 ── そもそも、正解は、ひとつですから。

[ どこか気取ったようにも思える言い回しを、
 揶揄するでもなく、単に、疑問に思って。*]

(632) 2016/06/13(Mon) 01時半頃

【人】 トレーサー キルロイ


 ── 背負うものなんて、ありますか?

[ おれは、即答する。

 ”正しい”者が、なにかを背負う必要など、
 一体全体、どこにあると言うのだろう。

 ── って、怪訝そうな顔で。]

(641) 2016/06/13(Mon) 02時頃

【人】 トレーサー キルロイ


 ネルは、優しいから、優しすぎるから、
 どうでもいい、誰かの死を悼むかもしれません。

 ── だけど、どうせ七日目には散る命ですから。

 ここで、死ぬようなひと、
 生き返れるわけ、ありませんから。
 そういう運命だったんです。

 結果はなにも変わっていなくて、
 数日、はやまっただけの終わりに、
 なにも間違ったことをしていないおれや、
 ましてや、ネルが、
 なにか背負う必要、ありますか。
.

(642) 2016/06/13(Mon) 02時頃

【人】 トレーサー キルロイ

[ 他者を蹴落とす気もない。
 蹴落とされるかも、という警戒もない。
 あるいは、懸念はしていたとして、
 当たり前のように、死にゆく命なら、

 はじめからそうと、決まっていたのだ。

 背負うものなんて、はじめからなにもなくて、
 それが見えたとするならば、
 幻にすぎないんじゃないかな。

 不安や罪悪感が見せる、幻。

 ……きみに、そんな思いをさせるやつを、
 おれは、決して許しはしないだろう。]

(643) 2016/06/13(Mon) 02時頃

【人】 トレーサー キルロイ


 ── ネルは、なにも知らなくていいんです。今は。

 今は、こんな、慌ただしい状況で、
 理不尽に、死んでしまって、
 ネルは、とても優しいし、
 混乱も、するかもしれないけど、

 いつか、分かってくれます。
 そのときまで、ネルは、なにも知る必要はないし、
 不必要に、嫌な思いをする必要なんて、どこにもない。
 悪意を持って、知らせようとするひとがいるなら、
 おれは、その悪を殺します。

 だから、今は、
 ただ、このゲームの、”わかりやすい部分”を、
 きちんと、まっとうしてくれれば。

 おれは、おれの役割を、こなすだけです。
.

(644) 2016/06/13(Mon) 02時頃

【人】 トレーサー キルロイ

[ そう、ふたつ合わさって、やっとたどり着けるんだって、
 おれは、気づいたんだ。気づかされた。

 きみを取り戻す。

 それを確かなものにするためには、
 化け物退治じゃ役に立てないおれにも、
 ちゃんと、できることが、使命が、あって。

 ── おれ、今、きみのために、
 ちゃんと、きみの役に、立ててるかな?]

(645) 2016/06/13(Mon) 02時頃

【人】 トレーサー キルロイ


 ── だから、

 正しい人間に、背負うべきものなんてなくて、
 それを無理やり、なにかの咎や罰とするのは、
 とても、卑劣な行為だと思います。
.

(646) 2016/06/13(Mon) 02時頃

【人】 トレーサー キルロイ

[ そこまで言い切って、おれはやっと口を噤んだ。

 結局、この死神は何が言いたいのだろうか。
 きみに負担をかけるようなことを、
 考えていなければいいけど、って、

 おれは、朗々と語りながら、そう、思ったのだ。*]

(647) 2016/06/13(Mon) 02時頃

トレーサー キルロイは、メモを貼った。

2016/06/13(Mon) 02時頃


トレーサー キルロイは、メモを貼った。

2016/06/13(Mon) 02時半頃


【人】 トレーサー キルロイ

[ ── 会話が、途切れたあたりだっただろうか。

 それまでは気づかなかった、金髪の死神>>@85に、
 おれはなるほど、と頷いて、
 その場を足早に立ち去っただろう。

 なんせ、血に濡れた包丁なんて、
 おれは処理したこともないし、
 使い物にならなくなると、困るのだ。

 近くの建物、って。
 水が使えそうなところ、って。
 おれは、目についたユニシロに走って──、]

(653) 2016/06/13(Mon) 03時頃

【人】 トレーサー キルロイ

[ 最終的に、刃についた血を洗い流し、
 手と、顔を洗ったところで、
 意識を遠のくのを感じることになる。

 ── どれだけ洗っても、
 木製の柄に染みこんだ赤色が取れない、って、
 躍起になっている、そのときに。

 その、おれが、血だまりを立ち去ってから、
 ユニシロに飛び込み、意識を失うまでの間、

 誰かに会ったか、というのは、さておき。**]

(654) 2016/06/13(Mon) 03時頃

トレーサー キルロイは、メモを貼った。

2016/06/13(Mon) 03時頃


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処刑者 (6人)

キルロイ
67回 (7d) 注目

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