140 Erwachen〜lost wing of Jade〜
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[貸してやる。と手渡された紫水晶を返却して、その後は彼といくつか話をしただろうか。 水晶の属性は守護の盾であった物の、外装の復元は流れる魔力を拾う程度で事足りる。 飛んだページまでは戻らなかったが、復元典が目覚めつつある今、バックアップは自動的に取られているのだろう。
《ソラ》を探しに行くと言うのなら見送り、自分はもう一人の三位である、目覚めたであろう《解析者》を探しに。 先程見た揺れる影。その行く先に僅かな予感を抱けど、確かめぬ事には何の判断もつかない。
なんせ自分一人では、《観測》《解析》も出来ないのだから。**]
(54) 2014/11/15(Sat) 04時半頃
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ああ、一つ言い忘れていました。
あまり喧嘩はしないように。 お願いしますよ。
[《ソラ》と《チ》の関係は深くは知らぬが、争いは出来れば少ない方がいいと。 言い聞かせる口調は、心配性の母親のそれ。**]
(55) 2014/11/15(Sat) 04時半頃
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執事 ハワードは、メモを貼った。
2014/11/15(Sat) 04時半頃
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[《ソラ》から降り落ちるは、異形を含んだ黒い雨。 それと、微かな光の粒。>>0:62
次元穴《ワームホール》から落ちる物とは別に、誰かの軌跡を描くように転々と。 それは本当に微かな物で、急がなければ霞んでしまう。
敷き詰められたタイルを、瓦礫を、立ち並ぶ彩度の低い建物を飛び越えて、追うは微かな光と、偶に混じるノイズの欠片。>>62 降り落ちるそれを掌で受ければ、まるで雪のように溶け、消えた。**]
(68) 2014/11/15(Sat) 17時半頃
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執事 ハワードは、メモを貼った。
2014/11/15(Sat) 17時半頃
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やはり、貴方でしたか。 …そうでなければいいと、思ってはいたのですがね。
[>>73徐々に姿を形成する知り合いに別段驚く事も無く、 淡々と語られる女神の排除に、深く息を吐いた。
拳の上、見上げる見線と見下ろす目線は混じりこそすれ、違えた道は戻る事は無く。 一体何処で崩れてしまったのかと思考を回しても、長く離れていた期間の彼に何があったのかは、《記録》こそすれど《ハワード》の知りえる範囲では無い。]
壊れてしまったのは貴方もだと、 そうは考えられないのですか。 《解析者》
[確かに女神は壊れていた。しかし、それは排除していい理由ではない。 《観測》し《記録》された歴史を紐解き、《解析》をした上で解決策を模索すべきだと、そう思う。 それは、観測者たるジャニスにも、伝えたい事であったのだが。]
(82) 2014/11/15(Sat) 20時半頃
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[外見相応拗ねて見せる子供の口ぶり>>74に、老人は振り返る事も無く、 『旧友』に背を向けたまま、重い鋼を展開させて。 行うのは攻撃では無く、拘束。]
折角思い出して下さったのに、感動の再会で無く残念です。
貴方には、少々多めに質問をしなければ。 観測も解析も、私の得意分野ではありません故、 不手際があっても怒らないで頂けると助かります。
[背中越し投げる視線は冷たく、その感情には、些か私情が混じって居る事だろう。]
(83) 2014/11/15(Sat) 20時半頃
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執事 ハワードは、メモを貼った。
2014/11/15(Sat) 20時半頃
執事 ハワードは、メモを貼った。
2014/11/15(Sat) 20時半頃
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さあ? 詳細は私には解析できませんからね。
少々風邪気味なだけかもしれませんし、 末期の病なのかも。
[>>84>>85暴れてくれるなよとは思って居たが、こうも大人しいと気味が悪い。 何か策でもあるのかと疑ってみても、解析の出来ぬ自分では全ては分からぬまま。
鋼が形作るは、数本の鎖。 それ飛ばして対象を巻き取っても、それに抵抗が無いのなら、随分拍子抜けな顔をしただろう。
情深く疑い薄いのは、あらゆる客人を受け入れ続けた大図書の属性ゆえか。 からめた鎖は少々緩く、形だけの拘束となっただろう。 ただ、女神を手に掛けた怒りから、最初の巻き取りに関してはきつめの一撃を与えて。]
お気遣い感謝いたしますよ。 《解析者》殿。
(93) 2014/11/15(Sat) 21時半頃
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…解析し、策を導き出す工程を飛ばすとは貴方らしくない。 それともアレが最善策だったとでも言うのでしょうか。
詳細をお聞かせ願えませんか。 私にも、記録の義務が在りますからね。
[振り返り、歩を詰めて。 視線は再び交わる]
(94) 2014/11/15(Sat) 21時半頃
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─遥か昔、図書館─
[彼が大図書を訪れた>>70のはつい先日。 …と言っても、人の子にすれば随分な年月と数えられるだろうか。
自らの力で辿りついたと言うより迷い込んだと言った方が正しい幼子は、強すぎる力に怯え戸惑い、そして深く”知りたい”と。 強い思いに答え、大図書の扉は数年ぶりに開かれた。
世界は多くのズレの上で出来ている。
それは、 歴史書のあまったページ。 観測の視界の外。 解析上不要とはじき出された数字。 その全てに記録は無くとも、存在としてはそこにある。
彼は少々、その物たちに対して優しげに映るようだ。]
(106) 2014/11/15(Sat) 22時半頃
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[調べたい事を問うても、かの運命者は歴史書の使い方すら覚えておらず、 《ハワード》は困ったように笑んだ記憶がある。]
時が満ち、 何時か貴方の殻が力や記憶に耐えられるようになった頃。 その時再び、不変の三位自ら貴方に接触を図るでしょう。
[その時まで、浸み出した重い運命者としての欠片は、全てここに収めておきなさいと。 差し出したのは一つのインク瓶。
未だ器は成熟を満たして居ない。 それでも蜜は滲み、甘さに吸い寄せられる異変を避ける術を幼子は持たぬまま。 ならば時が来るまで蓋を絞めたままでも構うまいて。
まさかそれに巣食ってしまう者が居たとは、その時には欠片も思い至らず。 小さな、子供にとっては大きな瓶を彼の心臓に隠して、
少年が次に目を開けた時には、図書館も歴史書も消え失せていただろう。 大図書で交わした、幾つかの会話も含めて。*]
(107) 2014/11/15(Sat) 22時半頃
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執事 ハワードは、メモを貼った。
2014/11/15(Sat) 22時半頃
執事 ハワードは、メモを貼った。
2014/11/15(Sat) 22時半頃
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修理屋で無いなら、出来る者を探せばいい。 代わりの席《女神》は用意できても、 彼女《ソフィア》はたった一人です。
そんな、数値を、 物を扱うように、対処されては困ります。
[>>100何一つとして、おかしい事は言って居ない。 だが、三位としては間違っている。 腐った果実は早急に捨て、周囲への影響を最低限に抑えるべきだろう。
そこに躊躇いが混じるのは、世界の機能として動く《記録者》の、情と言う名の小さなバグ。 付き付けられた正論に緩く首を振って、ソフィアの消失だけでは無く異変をも彼に押しつけていると、高ぶる感情を抑え込んだ。
だが、その情《バグ》は、かつては彼にも濃くあった筈。 それが消えてしまったと言うのなら、それこそ、数値に捕らわれた壊れ《バグ》た者では無いのか。]
(119) 2014/11/15(Sat) 23時頃
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…理解、出来ますが、 出来ませんね。
それは本当に、貴方自身の答えなのでしょうか。
[人の子に混じって生きていたと言うのに、どうしてこうも冷酷になれるのだろう。
緩い鎖を引き《解析者》を引き寄せる。
解析は不得意だ。 それでも、彼の真似事ぐらいはして見せようと、その肩に手を伸ばす。]
(121) 2014/11/15(Sat) 23時頃
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[>>122>>123結果や数値のみを良しとするなら、自分達《不変の三位一体》は感情も個人も無く、ただ只管に歯車であればいい。 だがそうはならなかった。 実際は感情の揺れを与えられ、愛情も怒りも悲しみも覚えて、情が満ちれば贔屓さえもしてしまう。 あの時の、幼子の運命者のように。
そうあれかしと世界や法則が望むと言うのなら、冷たい数値に感情を織り込んで見せよう。 白と黒では割り切れない、グレーの領域を広げても。]
数百年ぶりの感動のハグをして欲しいのなら、 して差し上げますが。 …そう言う趣向があったと言うのは、始めて知りました。
(132) 2014/11/16(Sun) 00時頃
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[亀裂>>124に気付かぬほど間抜けでは無い。 だが気付かぬふりをして、伸ばす手に乗せた解析システムは彼の能力の半分にも満たず。
腕の一本ぐらい好きに飛ばせばいいだろう。 別に彼の情に期待している訳ではないけれど、少しくらいは自分の事を思い出してくれればいいと。 彼が歴史書をバグだと言うなら、それらしく解析の外側を行ってやる。]
そんな刺々しい様子では、 学び舎も友人が少なかったでしょうに。
[向けた困ったような笑みは、恐らく彼の記憶する昔と変わらぬまま。
もし本当に腕を無くしたら、泣く者も居たかも知れないけれど。 それもまた、致し方無し。**]
(134) 2014/11/16(Sun) 00時頃
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執事 ハワードは、メモを貼った。
2014/11/16(Sun) 00時頃
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―遥か昔、図書館―
こんにちは、ジェレミアス。 君が来るのをずっと待って居ましたよ。
[>>106>>107 彼等にとっては、少しじゃれついただけ。 ヒトにとっては、大きな傷。
人の子とはかくもか弱く、想定外の力が触れるだけであっけなく崩れてしまう。 恐らく、彼の周囲もそうだったのだろう。
ついた傷を癒す事も、崩れた他人との関係を修復する事も歴史書は専門外。 だが、今後の事については、過去の歴史から学ばせる事が出来る。
黒い古書のページを開けば、書かれているのはまだ少ない《礼見丈》の歴史。 その前のページにはびっしりと、《運命者》と《過去の彼》の項目。 書かれた文字は異国の物なれど、きっと彼には、読む事が出来ただろう。]
(162) 2014/11/16(Sun) 02時半頃
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[幼子に授けるのは、彼の真名。 それと、世界との付き合い方も少々付けくわえて。
渡した瓶に満ちるのは、 昔の彼の歴史全てと、正しい能力の使い方。 それと、《運命者》の強すぎる力。
ただ誤算だったのは、彼の内から溢れる力が酷く多かった事。 繰り返す転生の内、薄れ行くと思われていた《運命者》としての力は《礼見丈》に入った事で爆発的に増殖する。
瓶の蓋は閉じたまま。伝えた知識は内に秘めて。 ヒビの入った瓶から漏れ出るは、異変を引き寄せる甘い蜜。 《礼見丈》の心臓は甘い砂糖菓子に変わり、結果、別の物を住まわせてしまっただろう。
歳を重ねる毎、彼の《運命者》としての側面はそれらに覆い隠され、歴史書の目から逃れたまま。 ひび割れた瓶の破片は、心臓を深く切り裂いて。*]
(163) 2014/11/16(Sun) 02時半頃
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執事 ハワードは、メモを貼った。
2014/11/16(Sun) 02時半頃
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[それは、鎖が砕ける前か、砕けた後か。
解析も観測も得意ではない。だが、広範囲に意識の網を張り、全てを記録しようとする能力は多めに持ち合わせていた。 戦闘面でもそれは同じこと。]
『美村』様?!
[意識網の範囲、突然降ってきた覚えのあり過ぎる気配>>165に、弾けるように顔を上げる。 彼女の姿を確認すると、《解析者》も鎖もそのままに。]
――チッ、
[残った鋼は複雑な形状を組み上げて、歴史書は空中へ跳躍する。 慌てて組み上げたそれは些か格好が悪く、それでもバネや鉄板を軋ませ、男を上へ押し上げただろう。]
(166) 2014/11/16(Sun) 03時半頃
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執事 ハワードは、メモを貼った。
2014/11/16(Sun) 03時半頃
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はい、美村様。 お久しゅうございますね。 お元気で、おられましたか。
[>>167着地は先のような派手な物では無く、ゆっくりと、出来るだけ彼女に衝撃が伝わらぬよう。 それでも鋼の塊を従えている物だから、少々の騒音は多めに見て欲しい。
自分の事を、歴史書《イストワール》では無くハワードと言う個体名で呼ぶ物は数少ない。 久しぶりの名前に驚きこそすれ、戸惑いは特になく。抱きとめた懐かしい温もりに笑みを浮かべただろう。
彼女の復元典としての能力が機能し始めている事はなんとなく感じていた。 先のジャニスとの小競り合いで飛んだページも、この騒動が始まってからのページも幾つか予備が取られている事だろう。 記録の姫君《ルジストル・プランセス》としての覚醒はまだ先。 遠い過去に摩耗した力は未だ満ちておらず、急いだとしても再び彼女は眠ってしまう。
今は復元典として機能し、その記憶があればいい。 寂しさこそあれど、名を思い出してくれた。それだけで十分なのだと。 朱の髪を緩く撫でた。]
(169) 2014/11/16(Sun) 04時半頃
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会いたい、と。 それは、
…それはそれは、 勿体無いお言葉、ありがとうございます。
(171) 2014/11/16(Sun) 05時半頃
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私も、貴女様の世話が焼けない期間が長すぎて、 大変寂しいと感じていた所です。
[>>170幾ら生まれ変わろうと、こう言う所は昔の記録のままなのだと改めて確認して、まだ幼い主を強く抱いた。]
傷。は、問題ありません。
[古い傷はとうの昔に落ち着いているし、最近の物も宝珠魔道士《ジュエリスナイト》の紫水晶で殆ど癒えた。 ページは飛んだままだが、其方の復元は別に今で無くてもいいだろう。と。
ただ実際の所、《大戦》の傷は深く刻まれたままで、それを口にしないのは心配性の主を気遣っての事。 守護者の与えた傷など、そう簡単に癒える物では無い。 稲妻で焼けたページは随分多く、人の殻にも、その影響は深く、深く。]
お手を煩わせる程度ではありませんよ。 心配ありません。
[抱きあげていた身体を地に下ろして、もう一度髪を撫でる。 感じる彼女の疲労の色>>161に、僅か思いつめた顔をしながら。]
(172) 2014/11/16(Sun) 05時半頃
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執事 ハワードは、メモを貼った。
2014/11/16(Sun) 05時半頃
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言ったでしょう? 時が満ちてから、と。
[>>184判断を急いても、良い事など一つもない。 無理やりに決断を迫ってもそれは正確と言えず、結局は増す綻びの手助けをするだけ。
拗ねた顔に、古い記憶ページと変わらぬ笑みを返して、 ソレ《修復》はまだ良いのだと。
決断を、先送りにした。]
(187) 2014/11/16(Sun) 16時頃
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いえ、攻撃はされておりません。
[>>185まだ。 だが、そうなる可能性もあっただろう。
《美村》と《寒川》 互いの役割を知らぬうち出会ってしまったのは必然か皮肉か。 彼女が彼の、人としての部分を多く知り、そしてそれに戸惑うのであれば、間に入るのは自分だろう。
今の彼女は、 復元典である前に《美村》と言う名の人であるのだから。]
(188) 2014/11/16(Sun) 16時頃
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[降る気配>>176に、ほんの僅かな《女神》の懐かしさと、仰々しい気配を察して。 傍らの復元典を背に隠――…
…す前に、律義に挨拶を行う主。>>186 彼女が挨拶を是と言うのなら、自分もソレに倣うまで。 明らかに普通では無い子供に警戒の色を隠そうとはせず、それでも丁寧な一礼を付けて。]
《イストワール》 …歴史書、ハワード。
《オリジン・ビブリオテイク》 及び、原初に至る大図書館、管理者。
《エヴァラスティン・トライアド》 そして、不変の三位一体《記録者》の座に属しております。
[唯の迷子とは思えない。 介入を行わんとする《観察者》の僅かな気配に鋼を幾つか形成させて、 無防備な朱とは裏腹、それはエリの側から見れば明らかな攻撃色であっただろう。**]
(189) 2014/11/16(Sun) 16時頃
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はい。 れきししょでも、正解ですよ。
…成程? 観察者《ディオサ》は貴女のお母様でしたか。 通りで、酷く"懐かしい"
[>>214ならば、兄弟のような物に当たるのだろうか。三分の一ほどではあるが。 申請の無い女神の《娘》と、彼女の持つ、巨大な琥珀の気配。 一人歩きをさせるには、不自然すぎる。]
お母様から、何かお使いでも頼まれましたかな。 迷子であれば、家まで送り届けますが、
しかしその前に、 《ディザスター・アンバー》 手持ちの災厄の琥珀は回収させていただきましょう。
(226) 2014/11/16(Sun) 22時頃
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こんな果てしない物を、 貴女のような子供に渡してしまうとは。
《ハーティー・ガーディー》も随分と酷い事をしますね。
[纏う影に、鼓動を刻む琥珀に呼応するかのように 細い筒を数本形成して。
女神の過ぎた介入であるならば、ここで留めておかなければ。 嫌がるようなら、無理やりにでも。
朱を庇うよう、背後に隠して。]
(228) 2014/11/16(Sun) 22時頃
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執事 ハワードは、メモを貼った。
2014/11/16(Sun) 22時頃
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[拒絶の言葉>>241に、困った子だと。 そう言うより早く、放たれたアチラ側の従者>>242を小銃で弾いて。その数は3体ほど。 古風の兵士には、早々にご退場願おう。
弾いたとしても人では無い身、急所も人と変わらぬと言う訳ではないだろう。 当てた個所は個々によって大きく違い、急所の探りを入れていく。 大振りの鉛玉を、少女には当てぬよう調整して。]
貴女は、ソレが一体何なのか理解していないようだ。 ソレは個人の手にあり余る、災厄の結晶です。
[慣れぬ硝煙の香と発砲音に、朱を怯えさせてしまったkも知れない。 それでも気遣いの視線を投げる事は出来ず、操られる人形に意識を散らして居る事だろう。]
(250) 2014/11/16(Sun) 22時半頃
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子供の玩具としては失格ですね。 テディベアと交換では、満足できませんか。
それに、今日は天気も随分悪い。 お母様のお使いは、 また後日でもよろしいでしょう?
[饒舌気味に問いかけて、気の一つでも変わってくれやしないかと。 子供と戦う趣味は無い。]
(251) 2014/11/16(Sun) 22時半頃
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――――ッ!
[作りだしたのは、数本の銃剣。 それを勢いよく飛ばせば、細い鞭>>264程度なら断ち切る事が出来ただろう。
だが意識は鞭では無く、背後の朱の方へ。 自分自身への攻撃の備えは僅か薄く、重ねて霧もあってか、張る意識の包囲網も、機能の程度は随分薄い。 命中率も自ずと低く。]
美村様!?
[しかし、突然背後から消えた朱の気配>>270に、焦りと戸惑いを零して。]
(275) 2014/11/16(Sun) 23時頃
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貴女の相手は私でしょうに!
[駆けだしたのは朱では無く、女神の娘の方向。飛ぶ短剣>>280に構う事無く、鋭い銀は書のページを引き裂く。 両手には抜き身の銃剣。
崩れた三位は、少しずつ歯車をずらして行く。 道を違えた《観測者》と、 数値に捕らわれた《解析者》と。 残された《記録者》も些か狂いの兆しを見せて。
ただ、暴走したのは、 復元典への情の部分であったのだが。
災厄の琥珀《ディザスター・アンバー》の影響は大きい。持ち主だけに留まらず周囲を大きく巻き込み、それ故に災厄と。
場に満ちた異常な気配に当てられて、手にした刃は影の蔓では無く、幼子の元へと。 その切っ先を向けて。
朱が付いていたのなら、その衝動も、抑えられたと言うのに。]
(292) 2014/11/16(Sun) 23時半頃
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執事 ハワードは、メモを貼った。
2014/11/16(Sun) 23時半頃
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[ ――呼吸が、止まる。
が、足は止まらない。
>>305目の前で揺れるヴァーミリオンの髪>>307は意識を正常に戻すのには十分で、
それでも追撃のモーションまでは止められず、
刃の《解除》を行っても時間は足りず、
結果、刃の無い鉄塊を、その細い身体に叩きつける事になったか。 交わる瞳は見開いて、数秒にも満たぬその瞬間は、何分とも感じられた。]
(315) 2014/11/17(Mon) 00時頃
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[笑う彼女>>311と対照に、悲しみだけを浮かべて。]
(316) 2014/11/17(Mon) 00時頃
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執事 ハワードは、メモを貼った。
2014/11/17(Mon) 00時頃
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