88 めざせリア充村3
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[冷凍庫の中には氷と、よくわからない袋に詰められた冷たいものがあった。 モニカの様子を見るに袋に詰められたものは危なそうな気がする。 氷をいくつか手に取るとモニカの方へと歩み寄った]
モニカ、これ――
[氷を差し出した。 その時には既に落ち着いているようではあったが――]
(211) 2013/06/23(Sun) 18時半頃
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[モニカに渡した氷はそれほど大きいものではなかった。 箱に残された氷もそれ程多いわけではない。 本が焦げ、水がすぐに蒸発していた様を見た今では少し心もとない気がした。
箱の表側と裏側を拭き、中の物を出して中も拭いていきながらちらちちらりとモニカの様子を見ていた]
(222) 2013/06/23(Sun) 19時半頃
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――って、うわっ!?
[>>218抱きつかれる頬が紅くなる。 普通であれば抱き疲れた勢いで倒れることはない。 自分が人の形をした壁のようなものだという自覚はあった。 防御反応で皮膚のところどころが鉄に覆われているのも分かっていた。
だから、モニカが痛くないようにとその身体に腕を回して自らの体勢を崩して尻餅をついた]
……モニカ、大丈夫?
[顔が紅いのは自分でも理解している。 モニカの顔を直視できず、少し上を向いて声をかけた]
(227) 2013/06/23(Sun) 19時半頃
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え、うん……大丈夫。
[>>226問いかけには素直に応えた。 むしろ熱くなっているのは自分ではないだろうか。]
(230) 2013/06/23(Sun) 19時半頃
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[>>235こんな時、どうすればいいのだろう。 薄れていく思考回路の中で、抱きついてきたモニカの髪に手のひらで触れた]
うん、大丈夫。 あったかい、くらいだよ。
[ゆっくりと撫でながら、もう片方の手を背に回してぽんぽんと叩きながら、そう応えた。]
(242) 2013/06/23(Sun) 20時頃
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[>>239離れられれば少し寂しさを覚える。 差し伸べられた手を取りながら、自力で立ち上がるとケイトの方へ行ったモニカの後ろ姿を見て――小さく溜息をついた。
のろのろとした動作で、箱の掃除を再開すると、それはすぐに終わった。 次は机か――]
(246) 2013/06/23(Sun) 20時半頃
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…………。
[机はなんの変哲もない、普通よりはしっかりとした作りのものだった。 引き出しは4つ。 流石にカルテなどの重要そうなものは机の上にはないようだった。
まずは机の上を雑巾で拭き、引き出しの中身を取り出して一つ一つ中を拭いていく]
……ないな。
[4つ目の引き出しの中にも目当てのものはなかった。 あの青い包紙に包まれた飴玉でも良いのだけれど――]
(248) 2013/06/23(Sun) 20時半頃
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…………。
[>>247ちらりとケイトの方を見て、なんとはなしに見てはいけないような気がして、すぐに机の方へと視線を戻した。
後残るは引き出しの"裏"だった。 ごそごそと頭を中に突っ込み拭く振りをする。 何か本が何冊かあるようだったが、それは目当てのものでもなくぽいと外へと放り出した。 放り出した本は――先生秘蔵のエロ本だったかもしれない]
(254) 2013/06/23(Sun) 21時頃
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……ないな。
[頭を引っこ抜き、後ろを見るとなにやら見たことのあるような本があった]
ああ……。
[そう言えば、こう言うものが時々男連中に回ってきたりしたものもある――らしい。 本を手に取るとページを捲った]
(256) 2013/06/23(Sun) 21時頃
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モニカ!?
[>>261モニカの変な声にエロ本から頭をあげた]
……それなに? 燃やすの?
[首を傾げ、尋ねた]
(265) 2013/06/23(Sun) 21時半頃
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なんでそんな模型が……。
[仮にも診察室なのにと眉根を顰めた]
燃やすのはダメだよ。 捨てよう。
[真面目な顔で告げた次の瞬間、本のことを言われると一度口をつぐんだ]
これは、えっと……机の引き出しの奥にあったんだ。 んっと……えっと……その、ごめん。
[謝罪の言葉を口にすると本をゴミ箱の方へと放った]
(274) 2013/06/23(Sun) 22時頃
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後でまとめて、捨てればいいよ。
[>>282少し落ちた声で答え、エロ本ともどもそのまま残しておくのも面白いけれど、と付け加えた]
こっちはもう終わったけど、モニカとケイトは掃除は終わった? まだなら手伝うけれど――?
[モニカが傍にやってくると目を瞬かせ――]
(288) 2013/06/23(Sun) 22時半頃
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ひ、ひたいよっ!
[>>285本当は痛くはなかった。 近い、距離が近かった。 いや、さっき近づかれた時も近かった。
今度もやっぱり頬が紅くなっていく。
頬をむにむにされ、モニカの気がケイトの方へ向くと――]
ほうほう、ひゃんかひゃかった?
[やはり気になり、尋ねた]
(293) 2013/06/23(Sun) 23時頃
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う、ううん。大丈夫。
[>>308首を小さく横に振る。 モニカはなんともないようで、自分だけ紅くなって余計に恥ずかしかった。
だからというわけだけでもなかったが、お返しとばかりにモニカの頬を軽くつまんでむにむにとしようとした]
(317) 2013/06/24(Mon) 00時頃
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[>>325伸びると聞くと破顔して笑い声を零した。 或いは変な声の所為かもしれない]
じゃあ、どこまで伸びるか確かめようか。
[笑みを浮かべたままにむにむにと軽く伸ばしてみると驚くほど柔らかい。 癖になってしまいそうな感触に今度はぷにぷにと押してみることにした]
モニカは柔らかいね。触り心地がいい。
[はたと気づき、ケイトの方を見やるとどうしていただろうか]
(333) 2013/06/24(Mon) 00時半頃
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うぇっ……えと……
[>>332この居た堪れない気持ちはなんだろう。 ケイトとモニカを交互に見やり――視線をきょろきょろと泳がせた]
二人とも、そう、なんだけど、さ。
[なんだろう、なんて言えば言いんだろう]
えと……見せてって言ったら見せてくれ……ないよね?
[気づいた時にはトンでもないことを口走っていた]
(337) 2013/06/24(Mon) 00時半頃
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ご所望……。
[>>342ぽかんと口を開け放ったままに、かなり間の抜けた表情を浮かべていた。 しかし、自分とケイトの間に壁のようなものが作られるのを見るとモニカの頬を指でぷにぷにと、まるでリラックスしたいかのようにつついた。
大きく息を吸い、ゆっくりと吐く――]
興味がある。だけどそれを強要したいわけじゃない。 安心してっていえる立場じゃないけど……。
[少しだけ頬を緩め]
あんまり気張ってると、疲れちゃわない?
[自分も咄嗟の防御反応で皮膚が生体鉄に覆われることがあった。 ケイトの出した障壁もその類のものかもしれないな、と]
(344) 2013/06/24(Mon) 01時半頃
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やっぱり苦手なもの?
[なのだろうなと、ケイトの様子を見て思う]
僕こそごめん。 えっと……。
[箱から何かの栄養剤を取り出し、座ってしまったケイトに差し出した]
僕は床掃除するから、休んでなよ。
[そう言うとケイトの頭を撫でようと反対の手を伸ばした]
(348) 2013/06/24(Mon) 02時頃
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ん、落ち込んでるといろいろ辛いし
[>>349撫でるケイトの髪は柔らかいものだった。 一頻り撫でた後でゴミを受け取ると大きめの袋に詰めむ。 後はこれを各階にあるゴミステーションに捨てれば掃除は完了となる。
エロ本は捨てるのにはカサがあったのでミナカタ先生の机の上に綺麗に並べて置いておくことにした]
それじゃあ、少し休んだら食堂にでもいこう。 疲れたし甘いものでも食べよ。
[ゴミ袋を片手に、二人に手を差し出してそう告げた]
(350) 2013/06/24(Mon) 02時半頃
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え゛っ、ソフィア!?
[>>351苦手な相手の名前に、受け取る手が少しだけ止まる]
えっと、ケイトも作ったなら、大丈夫、だよね。
[多分、きっと、大丈夫と自分に言い聞かせる。 黒いリボンのついた袋を受け取ると中身を確認し、緑色のクッキーを手に取った]
食べていい?
[小腹が空いていたので、返事があるまえに口にしていたのだが――]
(353) 2013/06/24(Mon) 03時頃
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[まずは一口。 軽い食感と、ほんのりとした甘さ、抹茶の苦味が口の中に広がった]
うん、美味しい。
[手に残っていた欠片も口に放り込みケイトを見ると少し悲しそうな表情が見えた]
……能力の相性が悪いのかな。 ソフィアはちょっとだけ苦手なんだ。
[あくまでちょっとだけを強調する。 理性ではなく、本能に近いところで――錆を怖がっている]
うん、でも美味しいよ。 ケイトもソフィアも料理上手なんだね。
[そういいながらももう一枚クッキーをほうばった]
(355) 2013/06/24(Mon) 03時頃
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ふぇ、ふぉうなんだ。
[行儀が悪いとは分かっていながらも、クッキーを口に入れたままに返事をする。
オリジナルとクローン体との情報齟齬はどうしても発生する。 名前、能力、性別、表面上の人間関係。 そうしたものは紙面のデータとしては与えられていた。 しかし、例えば「ヤニクとライバル関係だった」「ソフィアの料理の餌食になった」という情報は持っていない。
だから、厨房出入り禁止のこともそうなんだとしか思えなかった]
でも、これだけ美味しいなら大丈夫だと思うよ。
[嬉しそうな表情を見れれば、微笑みを浮かべてそう矛盾を口にする。]
(357) 2013/06/24(Mon) 03時半頃
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むぐっ?!
・ ・ ・
[窘められたのでいそいで咀嚼して飲みこんだ。 問いかけにはこくこくと頷きを返す]
僕はそうする。飲み物も欲しいし。 モニカもなんか飲みに行こ?
[モニカの方を向き声を掛けると残りのクッキーをポケットに入れた。 後でゆっくり食べよることにしよう。
二人が診察室を出て行くのであればゴミ袋を手に一緒に部屋を出るだろう。 それまではしばしの雑談を――**]
(359) 2013/06/24(Mon) 04時頃
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ケイト、どうかした?
[>>360突然会話が止めたケイトの方を見やると何処か虚ろな瞳をしていただろうか]
ケイ……。
[立ち上がり、ケイトの肩へと手を伸ばす――パシンッ 軽い音とともに伸ばした手が弾かれた。 それは能力だったのだろうか。 先に警戒されたことで見えた障壁とは異なり、壁のようなものに弾かれた感じだった。 無意識の防御――それのもっと本質に近いものな気がする]
(369) 2013/06/24(Mon) 12時頃
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[こんな時オリジナルならばどうするのだろうか。 相手の事が分かるのならば――]
(370) 2013/06/24(Mon) 12時頃
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[そこまで考えると、首を横に振った。 自分に出来ることは限られていて、自分に出来ることをしか出来ないのだ]
ケイト
[声をかけ、手を差し伸べる。 差し伸べた手は弾かれ、弾かれては差し伸べる。 何度それを繰り返しただろうか。 障壁が途絶え、ケイトの肩に手を置いた瞬間――叫ばれた]
ええっと……ケイト?
[横目でモニカに視線を送り、助けを求めてみるが伝わっただろうか。 >>366廊下からヤニクが現れケイトに声をかけたのを見るとばつの悪い表情になっていた**]
(371) 2013/06/24(Mon) 12時頃
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[>>375ペンを渡されれば小さく首を横に振った]
起きた時に誰もいなかったら、きっと寂しい。 先生が戻ってくるまで一緒に居るよ。
[モニカとヤニクに用事があるならば止めることはしなかった。 ゴミを捨ててくると告げ、一度診察室を後にした。 戻ってきた時、>>376ミナカタとポプラの姿が見えただろう。 足早に近寄りケイトの様子を伝えると再び診察室へと――**]
(377) 2013/06/24(Mon) 17時半頃
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[>>411ミナカタが大丈夫と繰り返せば、本当に大丈夫な気になってくる。 本当に不思議な言葉だ。 いつでもミナカタの手は温かくて安心出来た。
だから、こくりと頷き適当な椅子に腰を下ろした]
……目が覚めた時、独りだと寂しいから
[それだけ言うと寝入るケイトの表情に視線を向けた]
(427) 2013/06/24(Mon) 22時半頃
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―回想:オスカーが目覚めた時―
[オスカーが発見されたのは普段使われることが少ない階層の薄暗い廊下だった。 何も着ておらず、淡い青色をした粘液に包まれていたらしい。
オスカー自身には発見された時の記憶はなかった。 記憶に残っているのはただ薄暗い部屋の中で試験管の中に居たということだけ。 そこは温かく居心地の良い場所だった。 だけれど、ほどなく試験管は自動的に開き、そこから追い出されることになった。
部屋には誰もおらず、寒く、暗かった。 床に落ちたオスカーは這う這うの体で廊下に出ようとして――目覚めた時には誰もいない病室のような場所だった]
(432) 2013/06/24(Mon) 23時頃
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―現在:診察室―
[>>423ミナカタの言葉に振り向くと>>418カーテンの向こうに陰があった。 どうやらチアキのようで、怪我をしているらしかった]
治療するなら、席を外すよ。
[その間、ケイトは独りではないだろう。 終わった頃に戻ってくればいいと考えていると、>>434どうも部屋に居ても良いようで頭を撫でられた。
ミナカタの手は大きく、やはり温かかった――]
(438) 2013/06/24(Mon) 23時頃
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