253 緋桜奇譚・滅
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―1年後―
やれやれ…結局此処か。
[目覚めたのは京都の西、化野の念仏寺の近くの無縁墓地だった。つまりは、この国でねぐらにしていた場所だ。]
冥府に落ちたが、十王が本当にいるとはな…… それとも、我の落ちた冥府が中華風だっただけか。
[冥府といえど、地上の役所と同じように裁判官もいれば、官僚もいる。京での悪行は当然こちらにも知られているから、地獄行きは(もっとも、中華では、地獄と言っても刑期は数年程度だ)覚悟していたが、どうやら冥府の役人が名簿を取り違えていたらしい。こういうところまで、地上の役所と同じだ。
(43) (so) 2018/11/21(Wed) 00時頃
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天地の理を外れているツェンには、そもそも完全に燃えて無とならない限り、行く極楽も地獄もない。気の遠くなるほどの年月を経て再び天地の精気を集めて蘇るまで、ただ朽ちた屍の姿のまま、じっと身動き取る事もなく地上で悠久の時を待つだけだ。苦役と言えば、これがそうだろう]
やれやれ。我が再び蘇るまで清があるか、あるいは次の王朝すら滅んでいるか… それまでこの醤油臭い国でこのまま過ごさねばならぬのか。
[深く溜息をついて、できる事と言えば瞑想か、昔を思い出すぐらいだ。この国に来てからの思い出と言えば、団子を食ったり珈琲を啜ったりした事ぐらいか]
我が再び目覚める頃、まだ奴ら生きているだろうかな。
[再び顔を合わせたくはないが、まあ敵対さえしなければ面白い連中ではあったな、と考えながら、ツェンは再び目覚めるまでの間、長い瞑想に入る事にした**]
(44) (so) 2018/11/21(Wed) 00時頃
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