人狼議事


105 CLUB【_Ground】

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視点:


【見】 地下鉄道 フランク

―先週・擦れ違い様に―

 は?

[優しく解け消える薄い氷、悲しい未来を鳴く鴉。
視線が交わることはなく。
黒縁のガラス板が反射で部下を映し。
なぜロケットの事を、とめぐらせたのは一瞬。
よく気付く部下のことだ、ゴミ箱を回収する時にでも拾ったのだろう。]

 あー……。

[揺れる銀。切り捨てた過去。
上塗りされ、上書きされて、跳ねた兎の面影。
上書きし、上塗りした、人間の声。]

(@6) anbito 2013/12/24(Tue) 06時半頃

【見】 地下鉄道 フランク

[虎を連れて家にたどり着く。
深夜二時には散々悩みメールを一通送った。
翌朝返る返信の音は、永い愛を歌うジャズ。]

 ――――――。

[寝ているであろう虎の隣で、朝露に溢す。]

(@7) anbito 2013/12/24(Tue) 06時半頃

【見】 地下鉄道 フランク



 It takes a couple seconds to say Hello,
 but forever to say “Good-bye”.


[目を閉じるのは、刎ねる刃が落ちる音。]

(@8) anbito 2013/12/24(Tue) 06時半頃

【見】 地下鉄道 フランク

[結局メールも送れないまま。
男は、そっと目を *閉じた*]

(@9) anbito 2013/12/24(Tue) 06時半頃

【見】 地下鉄道 フランク

―研究ルーム―

 あ゛あ゛――――。

[家が出来たところで、過去を捨て感情を殺したところで男の日常が変わるわけではない。
虎を家に置き去るわけにもいかず、研究ルームにつれて来る毎日。
違うグループの受け入れを済ませ、男は地下四階の一室。
パソコンの前で呻き声を上げることから始まる。]

 なんだっけ、きょうパーティー?
 めんどくせえ。

[向かう気など皆無ということは、いつも通りの小汚い恰好で知れよう。
襟足を掻きながら、黒縁のガラス板に膨大なデータを反射させている。]

(@10) anbito 2013/12/24(Tue) 07時頃

地下鉄道 フランクは、メモを貼った。

anbito 2013/12/24(Tue) 08時頃


【見】 地下鉄道 フランク

―研究ルーム―

[家と同じく契約したアニメチャンネルにかじりついていた虎が、テレビの影響か珈琲を入れるようになった。
初めは粉をこぼしたりフィルターを使わなかったり、ミルの音に驚いていたようだが今は多少ましになったようだ。
とはいえ男に運ばれてくるのは専ら牛乳。
受けとる度に、「Thanks.」と告げる。]

 行きたいなら、ティーと行ってこい。

[“お片付け”の最中の虎に黒縁のガラス板を向ける。
忙しいんだとは告げなくともわか―――るだろうかこの虎。]

(@12) anbito 2013/12/24(Tue) 17時半頃

【見】 地下鉄道 フランク

 行きたいなら、まずは“お勉強”だ。

[指をさすのは散乱した本の中に埋まった「しょうがくいちねんせいの○○」シリーズ五教科。
毎日各1ページ以上は必ずやらせる決まりである。]

 それができて、間違いが合計5個以下なら一緒に行ってやる。
 それ以上ならティーと行け。

[出来まい、と意地悪な顔を向けた。
一緒に行く項目をつける辺り、だいぶ甘くなったものだが。]

(@13) anbito 2013/12/24(Tue) 17時半頃

【見】 地下鉄道 フランク

―烏の歌う未来―

[それは何度目のクリスマスかわからない。
毎年恒例となったクリスマスツリーの飾りつけ。
一番初めはその反射する光に虎も大興奮だっただろうが、“今”はどうだろう。
部屋に大きなツリーを飾りつけて、二人で見上げた。]

 ――――――。

[咥えた煙草に白煙を上らせながら、瞳が虎の横顔を映した。
長い中、“人間”は本当に少しずつ変化していく。
永遠なんて有り得ない、それは悲しくも美しいエゴイズム(プログラム)。]

(@14) anbito 2013/12/24(Tue) 18時頃

【見】 地下鉄道 フランク

[太陽に、溶けない雪はない。]

 ホレス、おいで。

[男の瞳は偶然、濃青と合い。
金褐色を眺めるのは、必然となり。
その姿を目にするのは、毎日に変わり。
世話の度に柔らかな傷口に塗り込まれる“大好き”。
毒のように、或いは薬のように、苦く、甘く。]

(@15) anbito 2013/12/24(Tue) 18時頃

【見】 地下鉄道 フランク

[初めて家に来たときのことを、この虎は覚えているだろうか。
フカフカだとはしゃぎ回ったベッドに、その体を横たわらせ。
脱ぐことのなかった衣服に手をかける。
胸元には爪痕、そのさらに奥にある傷が消えることはないけれど。]

 してくれるか?
 “いつも”みたいに。

[愛で火を燈して――――――]

(@16) anbito 2013/12/24(Tue) 18時頃

【見】 地下鉄道 フランク

 う る せ え よ 。

─ 研究室 ─

[至近距離の虎の声には問答無用でざっくりと切り捨てた。
吐きかける煙草の煙もプレゼントする辺りは広義での“愛情”である。]

 おう、やれるもんならやってみろ?

[ビッと突きつける5本指。
鉛筆も握り混むような持ち方で、男は薄目でそれを眺めた。]

(@51) anbito 2013/12/26(Thu) 18時頃

【見】 地下鉄道 フランク

[部下に向けた質問は問題に対する疑問ではなく。]

 ――――――。

[面白いなと思わざるを得ない、問い。
確かにそう考えれば、たかしくんはリンゴやミカンを持ってアサガオを育てながら電車で移動するし
もう少し先になると平気で別の言語を話し出したり、現代社会についてディスカッションを始める。
できたヤツだ。]

 はいはい、採点ね。

[32分の格闘の末、出来上がったページを採点していく。
赤いペンが跳ねた回数は――――7回。]

(@52) anbito 2013/12/26(Thu) 18時頃

【見】 地下鉄道 フランク

 ざーんねん。
 いやあ、俺だってパーティー行きたかったんだけどねぇ?
 いやぁ、実に、残念だ。

[この男に慈悲などあるものか。
実に愉快そうに意地の悪い笑みを浮かべて、虎の頭を撫で回した。]

 てわけなんで、ティーよろしく?

[それからまた、訳のわからない文字や式の並ぶパソコンの画面を
黒縁のガラス板に映しこんだ。]

(@53) anbito 2013/12/26(Thu) 18時頃

【見】 地下鉄道 フランク

―研究ルーム―

[たかしくんは友達じゃありません。
あと、パーティーにもたぶん来ません。

――という言葉を飲んだのは誉めてもらいたいところ。
たった七つの間違いで済んだことも奇跡的ではあったし、頑張っていたのもわかる。
あとはパーティー会場で散々暴れまわるだろうこの巨体を線の細い部下に任せるのも気が引け――る訳でもないが。]

 うるせぇ、誰のせいで忙しいと思ってんだ誰のせいで。
 ツチノコプロジェクトなんつうもんを安易に出した誰かさんのせいじゃねぇのか、ああ?

[よもやそのノートパソコンの中に次の悪夢が企画されていようとは思うまい。]

(@71) anbito 2013/12/27(Fri) 10時半頃

【見】 地下鉄道 フランク

 ダンスだろうがなんだろうが、行かねぇよ。

[人間嫌いが何故人間だらけのパーティーに行かねばならん、とでも言いたげに視線を向ける。
薄氷と目が合えば、その後の行動こそ分かられてしまうだろう。
出来た部下なのか、分かりやすい上司なのか。

出ていった部下たちから間を開けること4時間。
男は白衣を脱ぎ、一度シャワーを浴びてからコートを羽織って町へと抜ける。
まず立ち寄るのはスーツを見繕いに。
ロゴや名前で誰もが理解するブランド店の中に、紛れもない場違いが一人。
店員の睨むような蔑むような視線を意ともせず、適当に目についたショーウィンドーのスーツを指差す。]

 あれ一式、寒ぃしコートつけろ。

[横柄な態度に丸くなった店員の目を、更に点へと変えたのは
男が手にする黒壇の四角形であった。]

(@72) anbito 2013/12/27(Fri) 10時半頃

【見】 地下鉄道 フランク

[それから会場までに二つの店に足を向けた。
黒の四角で買い物を済ませ、漸く地下鉄に乗り込む。
耳を差すような音の群れ、音のない研究所や店に流れるジャズとは大違いだ。]

 ――――――。

[会うだろうか。
会うことを期待でもしているのだろうか。
奥歯で感情を噛み砕いて、飲み干した。
二度と内から、溢れだしてしまわぬように。]

(@73) anbito 2013/12/27(Fri) 10時半頃

【見】 地下鉄道 フランク

―パーティー会場―

[シャンデリアが描き出す幻想の水底。
しぼられた仄暗い薄闇、チカチカと光。
足音がひとつ紛れ込んだのはいつ頃か。
視線を気にすることもなく。]

 ――――――。

[濡れた烏羽色に身を包み、深い藤のネクタイ。
先の尖った靴は固い音をたて。
肩に乗せるように乱雑に手にしているのは、赤い薔薇。
ふたつ、ひとつ、花弁を落とし。
一輪だけ、自分の胸元に差した。]

 交代。

[部下のそばにいるだろう虎へ、花束を渡して。]

(@74) anbito 2013/12/27(Fri) 10時半頃

【見】 地下鉄道 フランク

 なんだ、その反応は。

[馬子にも衣装、とでもいうか。
揺らぐ瞳は濃青から金褐色に変わろうとしている。
覗き込むのはスーツと同じ、濡れた烏の羽の色。]

 お、食いモンじゃねぇのはさすがに分かったか。

[赤い薔薇を抱き締める姿。
目を細めて、腕を伸ばす。
その頭をわしゃわしゃと撫でて。]

 いいか、仕方なく来たんだからな。
 あんまつけあがるなよ?

[それでもぶっきらぼうに落とした言葉。
虎の為にと棘を取り去った薔薇の花束に似て。]

(@90) anbito 2013/12/27(Fri) 19時半頃

【見】 地下鉄道 フランク

 ――――来いよ。

[両腕を広げるなんて真似はまだ出来ない。
胸の奥、痛みがあり続ける限り。

それでも赤の差し込む表情に、ほんの少し、絆されて。

片腕はポケットに突っ込んだまま。
薔薇を抱えていた方の手を、広げる。
笑いかけてくる笑みに返す表情が多少緩むのは
水底が映し出す幻想に違いない、きっと。]

(@91) anbito 2013/12/27(Fri) 19時半頃

【見】 地下鉄道 フランク

 ふェっ、じゃねぇんだよ。

[間の抜けた声に返す、淡々とした返事。]

 蜂に刺されるかはしらねぇけど。
 まあ、そうだな、そう覚えとけ。

[淡々としようとして出来なかった。
どこか笑みに崩れかけた声が返る。]

 はいはい。
 そりゃよかったよかった。

[人間、二度言葉を繰り返えすのは嘘だというが
男にとっては嘘が真であるのかもしれない。
勿論その自覚など、あるはずもないが。]

(@98) anbito 2013/12/27(Fri) 22時頃

【見】 地下鉄道 フランク

 悪けりゃいわねぇつの。

[揺れる耳、熱いくらいの体温が傍に寄る。
強く抱き締めることはないが、そっと腕の中に導いて。]

 デカいのに泣くな、阿呆。

[指先は煌きを見せる瞳へ。]

(@99) anbito 2013/12/27(Fri) 22時頃

【見】 地下鉄道 フランク

[賢いやつは好きだと告げる。
今度はおもちゃの蜂でも中に潜ませておくか、なんていうのは
底意地の悪い男の小さな悪戯のつもり。]

 あ?
 あー。

[泣いていない、と落ちる言葉に。
自分の言動や行動と、こいつに施されたプログラム。淡い追想。
ふと息を吐き、柔らかく笑ってやった。]

 泣いてねえな、俺の気のせいだった。

[雫は指で拭い去った。
また新しく零れるようなら、もう一度指で掬ってやろう。]

(@103) anbito 2013/12/27(Fri) 22時半頃

【見】 地下鉄道 フランク

[入場の際、ぽかんと見上げていた部下。]

 ――――Only you are seen ?

[随分といつもよりも愛らしい反応には揶揄で返す。
悔しげな響きと呆れたような声音。]

 Thanks.
 ま、虎のお守りは交代ってことで。

[シマリスとの再会や、その他が合った事を知るわけではないが。
仕事頑張れと叩くのはミッドナイトブルーの肩、軽く、二度。]

 Merry Christmas.

[気障な台詞を添えて。]

(@104) anbito 2013/12/27(Fri) 23時頃

【見】 地下鉄道 フランク

 面白ぇ顔。

[引き締まる眉に、自然と笑みが落ちる。
涙がおさまれば指先はポケットに。
腰に回した手で導いて、さてそろそろダンスの時間だろうか。]

(@105) anbito 2013/12/27(Fri) 23時半頃

【見】 地下鉄道 フランク

 真面目だから面白いんだろ。
 “たかしくん”には会えたか?

[忘れてそうなのでもうひとつ揶揄を絡めてみる。
どうせ馬鹿正直に「見てないんだぞ!」なんて言うに違いない。
わかっていても、問いかけてしまう面白さ。

ティーの声に耳を傾けた後は――――]

(@106) anbito 2013/12/28(Sat) 01時頃

【見】 地下鉄道 フランク

 世話はしてやるけどな。
 早く寝ると、いいことがあるぞ?

[尖る唇に、ちょいと指先で触れれば それは魔法。
音楽と、薔薇の香りと、幻想的なシャンデリアの揺らぎ。
水面に浮かぶような花弁が二枚、一枚。]

 Why don't we dance ?

[胸元に揺れる赤。
男よりも大柄な身体に手を回し、聖夜のステップはぎこちなく。
それでも一歩ずつ、ゆっくりと歩んでいく一歩。
心に負う傷も、胸を裂いた爪痕も、書き損じの紙くずも。
全て抱き締めて。]

(@107) anbito 2013/12/28(Sat) 01時頃

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