人狼議事


97 wicked ROSE 【ハジマリの五線譜】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:

全て表示


【人】 洗濯婦 セレスト

[ぎゅう、と目を瞑る。眩しい程の白い光。
 目を閉じてしまったから、それからどうなったかは見ていない。
 ただ、鍵から手を離さないように、と。
 それだけを考えていた。]

ぅ、ぁ……

[掠めていく不協和音すら、チェレスタはその力で《増幅》してしまう。
 鍵の大きな力に、自己の制御を失いつつあった。]

(132) 2013/10/01(Tue) 00時半頃

【人】 洗濯婦 セレスト

[体鳴楽器はその体全てに音を反響させ増幅する。
 不協和音も、自分の鼓動も、遠くの誰かの声さえも。
 耳の奥がうるさい。体全身がうるさい。
 それでもただ鍵を離さなかったのは、執念か、無意識か。
 いや、鍵自身に引きずり込まれた、に近かった。]

……、…!!

[かすかな唇の動き。耳に聞こえるほどの《音》は残さずに、白い光は急激に収束する。

 とぷん、と湖に石が沈むように。
 光は消え、白い鍵だけが、からんと落ちた。]

(146) 2013/10/01(Tue) 00時半頃

【人】 洗濯婦 セレスト

[そもそも、あまりに不完全で。
 そもそも、あまりに不安定だった。]

[自らが増幅した強い光。それに呑まれたチェレスタは、しばしの間"飛ぶ"ことも"落ちる"事もできずにいた。
 肉体すら失う錯覚。ほんの脆い魂の一欠片で、光の中を漂っていた。]

(181) 2013/10/01(Tue) 02時頃

【人】 洗濯婦 セレスト

[物に魂が宿る、とまことしやかに謳う人間がいる。
 しかし、それは知覚する人間側に立った一面でしかなく、魂は、この世の全てのものに普く宿っているものだ。
 長く愛されたものは魂の結びつきが強くなり、表に顕現しやすい。それだけの簡単な話。

 すべての何もかもに魂があり]


[ひとの身体に楽器の魂を宿されたのがこのチェレスタだった]

(183) 2013/10/01(Tue) 02時頃

【人】 洗濯婦 セレスト

[チェレスタだけではない。
 そうして作られた"実験体"は、楽器にかぎらずいくつかいたが、とりわけ音階の広く音の出しやすい鍵盤楽器は、声という発音装置と相性が良いのか、魂の定着が早かった。
 徐々に、"楽器を宿すための身体"が作られるようになり、自鳴琴のように麗しく歌う楽器たちが生まれては、失敗作として死んでいった。]


[――――のが、1880年前後のこと]

(186) 2013/10/01(Tue) 02時頃

【人】 洗濯婦 セレスト

[そして、チェレスタは最後に作られた"楽器"だったが。
 彼には廃棄《死》すらも、訪れることはなかった。

 少年の身体は、目をさますことすら、しなかったのだ。]

[英国の片田舎、塀の向こう墓の隅に無残に打ち捨てられた身体。
 死せず温かいままの身体を、恐怖もせずに拾ったシスターの存在なくして、このチェレスタがこの世で歌うことはなかっただろう。]

[少年の身体は以後20年眠り続けた]

(188) 2013/10/01(Tue) 02時頃

【人】 洗濯婦 セレスト



              ――  終末の鐘  ――

 

(190) 2013/10/01(Tue) 02時頃

【人】 洗濯婦 セレスト

[老いたシスターは世を去って、明かり一つはいらない部屋に追いやられていたチェレスタは、その音を聞いた。
 遠く。どこかで。記憶の向こうで。

 重なりあう、鐘の音。
       重なって、膨れ上がる、音。]

と―――  ん


           ぽぉん…………

[静かな、静かな、"  鼓動  "。]

(191) 2013/10/01(Tue) 02時半頃

【人】 洗濯婦 セレスト

[あまりに不安定な、作られたひとの身体に宿された、楽器の魂。
 眠り続けた少年は、自らの増幅の《力》がゆえに、この終末の時に目覚め、そして――――]

(195) 2013/10/01(Tue) 02時半頃

【人】 洗濯婦 セレスト

[――――一つの記憶を、失っていた。]

(198) 2013/10/01(Tue) 02時半頃

【人】 洗濯婦 セレスト

――真理の森 奥――

[がざざ、と梢を破る大きな音と共に、"何か"が落ちてくる。
 水面の輝くそのほとりには、目覚めぬチェレスタ**]

(199) 2013/10/01(Tue) 02時半頃

洗濯婦 セレストは、メモを貼った。

2013/10/01(Tue) 02時半頃


【人】 洗濯婦 セレスト

[風のさざめく音。
 木擦れのささやき、かすかな水音。
 心地よい響きに包まれて、チェレスタは"眠って"いる。]

[夢を見るような眠りではない。
 空間の捻れに巻き込まれて、不安定な魂がショックで停止している。
 人間で言うなれば気絶に近いもの。]

[そのはずなのに、あたたかい夢を見た気がする。]

(231) 2013/10/01(Tue) 12時半頃

【人】 洗濯婦 セレスト

"ねえ、どうしてあんなところに眠っていたの"

[知らない、女の声。
 優しく髪を撫でる感触。やわらかい衣服。]

"まだ眠っているのだもの、わからないわね"

[笑って、子守唄のよう静かな賛美歌を歌う。
 いつかの、遠い、あるはずのない礼拝堂の記憶。]

(232) 2013/10/01(Tue) 12時半頃

【人】 洗濯婦 セレスト

"……あなたは、なんて言うの? お名前よ、お名前"

[きっとはじめて、人間に名前を聞かれた経験。
 答えない眠り人形に、また彼女は笑う。]

"ないのなら、ちゃあんと付けてあげなくちゃいけないわ"

(233) 2013/10/01(Tue) 12時半頃

【人】 洗濯婦 セレスト

          "あなたのお名前は――"

(235) 2013/10/01(Tue) 12時半頃

【人】 洗濯婦 セレスト

[チェレスタは眠っている**]

(236) 2013/10/01(Tue) 12時半頃

洗濯婦 セレストは、メモを貼った。

2013/10/01(Tue) 12時半頃


【人】 洗濯婦 セレスト

――真理の森:水辺――

[はらり。
 梢の先の葉一枚、枯れて落ちる。
 はらり。ひらり。それは幾つも幾つも重なりだして、次第に眠る身体に降り積もる。
 倒れこんだあたりの背の短い草花も、くたり。
 《調律》を失い滅びに抗う術持たない身体は、不協和音《ゴートリンゲン》の中かすかな鼓動だけを織り交ぜ、しかし未だ目覚めることはない。

 終わりの除曲。駒鳥のそう言った声はここまでは届かねど、その和音《エクス・ゴートリンゲン》は確実に真理の森を大きく蝕みつつあった。]

(280) 2013/10/01(Tue) 20時半頃

【人】 洗濯婦 セレスト

[枯れていく。
涸れていく。
けれど散らず。
去りもせず。

命より綴られる悪しき不協和音の旋律は、しかしチェレスタの不完全な命までもは、蝕むことなく。
 鼓動は、終末の鐘の音に似て、まだ刻を知らせ続ける。]

(281) 2013/10/01(Tue) 21時頃

洗濯婦 セレストは、メモを貼った。

2013/10/01(Tue) 21時頃


洗濯婦 セレストは、メモを貼った。

2013/10/01(Tue) 21時頃


【人】 洗濯婦 セレスト

『    おいで    』

(306) 2013/10/01(Tue) 22時半頃

【人】 洗濯婦 セレスト

[呼び声に、枯れ葉に埋まりかかっていた人形はふいに目を開ける。
 奏者からの呼び声。それは、"楽器"を起こすのに充分すぎる一言だった。
 ゆるりと身を起こす、何枚もの葉が落ちた。]

てつだ、う。

[感情の薄い声が、応える。
 空間の歪みを超え、《調律》の乱れたチェレスタ。
 焦点の合わない茫洋とした目は、どこを見るともなく、見ている。]

(312) 2013/10/01(Tue) 22時半頃

【人】 洗濯婦 セレスト

["楽器"は"調律者"を、"奏者"を求める。
 そして、その指先で、美しく奏でられる、その瞬間を。
 時には、"奏者"の力となるのならば、その身滅びることすら、望む可能性を秘めている。]

そこにいるの。

[肩にかけて纏うこともしなくなったぼろの白布を、片手に握って引きずったまま。
 落下の衝撃で少し汚れたスータンを気にもせず、ふらり、と導かれていく。]

(314) 2013/10/01(Tue) 23時頃

【人】 洗濯婦 セレスト

[そうして、やがて見える、おおきな、おおきな樹。]

……、

[見上げる。何の感想も抱かなかった。
 ただ、今耳に届くのは。]

てつだう、よ。

[駒鳥の歌に、天使の声《チェレスタ》が答えた。]

(324) 2013/10/01(Tue) 23時頃

【人】 洗濯婦 セレスト

……きみ、だ。

[風だ、と認識する。
 鍵を渡してくれた風だ。声も、気配も、彼のものだ。
 掠れた記憶、そして手助けをしてくれた想い、手を伸べられる今。
 折り重なる系譜。]

ちゃんと、きた、よ。

[いいこだね、と認めてくれた。
 アルトの真横を抜けて、真っ直ぐに駒鳥の呼び声のもとへ。]

(337) 2013/10/01(Tue) 23時半頃

【人】 洗濯婦 セレスト

――――……ぼくは、チェレスタだ。

[腕を掴まれる。掴まれたまま、振り向いて。
 表情のない、色の薄い声がそう答えた。]

だれかのため、に、うたうもの、だよ。

[瞳は、アルトに向いていながらにして、アルトを見ていない。]

(341) 2013/10/01(Tue) 23時半頃

【人】 洗濯婦 セレスト

[広げられた両手>>343。そうするのが自然であるように、そこに身体を収める。
 アルトがまだ腕を掴んでいたとしても、自ずから拒絶して振り払っただろう。]

……まっていた? どうして。
ごめんなさい。

[奏者を待たせていた、ということに、謝罪を告げる。
 背のほうから、聞き覚えのある声>>347がした。]

(355) 2013/10/02(Wed) 00時頃

【人】 洗濯婦 セレスト

――どうして、そんなふうにいうの。

[乱れた《調律》。感情の抜け落ちたようなチェレスタが、強い刺激にようやく一欠片見せた感情。
 腕を引き、強引に離されそうになる>>349。その強い口調、向けられる感情に、見せた答え。]

……、

[それこそが"嫌"だった。]

(358) 2013/10/02(Wed) 00時頃

【人】 洗濯婦 セレスト

――――イディオ?

それは、ぼくのなまえ?

[呼ばれた、名前。
 受け入れるも、その"名前"に、僅かな引っ掛かりを、軋みを、それこそ不協和音《ゴートリンゲン》のような違和感を覚えるのは、何故なのか。
 
 ――考えるのは、奏者に触れた心地よさに、放棄した。]

(360) 2013/10/02(Wed) 00時頃

【人】 洗濯婦 セレスト

[あまり、背格好も違わないような、幼い奏者の傍らで。
 奏でよう、という囀りに、無言のまま頷く。]

"        "

[切望と渇望。空白《ブランク》ほどそれを表す音があろうか。
 音無き音、しかし《音》。
 力持つ音を、《増幅》する。

 どこか噛み合いきらない、歪な軋みの"名前"すら、不協和音の糧として*]

(372) 2013/10/02(Wed) 00時半頃

洗濯婦 セレストは、メモを貼った。

2013/10/02(Wed) 01時頃


【人】 洗濯婦 セレスト

[もしも。
 例えば。

 森の崩壊に呑まれる片翼の天使の名一つでも、チェレスタが知っていたのなら。
 彼の眠りに、歌うカプリツィオをレクイエムに変えられたのかもしれない。



 ――否、それはif《もしも》を望む幻想か。]

(398) 2013/10/02(Wed) 02時頃

【人】 洗濯婦 セレスト

[奏でるのは絶叫曲。
 歪んだ不協和音を、歌う。]

(399) 2013/10/02(Wed) 02時頃

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


トップページに戻る


← ↓ ■ □

フィルタ

注目:セレスト 解除する

生存者
(4人 0促)

セレスト
9回 注目

種別

通常
内緒
仲間
死者
舞台
背景

一括

全示
全断
反転

ツール

クリップボード

ピックアップ

>>【】
(0.078 CPUs)
SWBBS V2.00 Beta 8 あず/asbntby
あっぱれ、うっかりアイコン by 小由流
人狼議事キャラセット by りりんら
管理 sol・laななころび