人狼議事


272 【R18RP】十一月と、蝶が奏でる前奏曲

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【人】 七星拳 ナツミ

[横に流れてしまっていた視線は
いまは私を見てくれているかな。]

 そんなこと言うと
 私こそちょーしにのっちゃうよ……。

[昨日の夜のことといい
  ――だって専用って言ったから。

ひょっとして「大和の好きな人」って
もしかして、もしかするのかなって
ドキドキするのを止められなくて。

いまなら昨日みたいに手を握れるかなと
そっと右手を差し出しかけて]

(185) 2019/11/09(Sat) 01時頃

【人】 七星拳 ナツミ

[大和が突然声を張り上げた先には
大きな袋を抱えたこころがいた。>>177

このタイミングで……! と思ったけれど
やっぱり、いろんな意味で助かった〜……。]

 こころ、今月は貯金するんじゃなかったの?
 先月も散財したって言ってたじゃん!

[私もちょっぴり大きな声で言って
こころのほうに歩いて行こうとすれば
大和がぼそりと、心臓に悪いことを言う。>>181]

 う、うん、帰り……。

[帰り、と言われて茹ってた頭がちょっと冷静になった。
私の目的を忘れちゃだめだ。
こころを助けなきゃいけないんだから。]

(186) 2019/11/09(Sat) 01時頃

【人】 七星拳 ナツミ

[にまにま笑っているこころは、袋を大和に押し付けて
私の手をぎゅっと握ってきた。

至近距離で顔を覗き込んでから
「乙女の顔だね♪」なんて言われてしまったので
たぶんぜんぶばれてる。すごい。こころすごい。]

(187) 2019/11/09(Sat) 01時頃

【人】 七星拳 ナツミ

[こころを引っ張ってモールの中に戻れば
みんなで代わる代わるいろんなお店をみたかな。

ふと目についたのはショーケースの上に飾ってある
細い鎖に金属の星がついているネックレス。>>0:176

なんだか強い既視感があったけど
どこだったのか全然覚えてないなあ……。

可愛いけど社会人の私ならまだしも
高校生が気軽に買う値段じゃなかったから
こころが近くのイヤリングを見てる間だけ眺めて
そのまま立ち去った。**]

(188) 2019/11/09(Sat) 01時頃

【人】 七星拳 ナツミ

[私がこのショッピングモールにいる間に
こころが、事件に巻き込まれていたから
あの後、私はここには来づらくなっていた。

でもこころと手を繋いで回るのは
とても、とても楽しくて。
それでも事件が起きたと思われる時間帯まで
残るのは絶対に避けようと
こまめに時間は確認していた。

こころが、ここは外せない!って主張した
パンケーキのお店の列に並ぶ間
さっと大和がいなくなって>>195
いやな予感がしたころにひょっこり戻ったから
やっぱりモール内は大丈夫なんだなって。

――私は自分の勘を軽んじてしまったんだ。]

(271) 2019/11/09(Sat) 20時半頃

【人】 七星拳 ナツミ

――逢魔時――

[こんなはずじゃなかったって
こころの手を握りならが私は後悔していた。

こころが乗ろうとしていたと思われる時間より
ずいぶん早くバスの列には並んだんだよ。
でも思っていたよりずっと混んでいて>>197
周りも何となくイライラしているような空気だった。

……バス停、こんなに混んでいたっけ?
例えば――本来別々だった私たちが三人で来たように
何かが少しずつ食い違って
誰かの違う未来の結果だったのかもしれないけど。]

 こころ、離れないでね。
 一緒に帰るんだからね。

[何度も何度も念を押す私にこころは笑って
はぐれないでね、って手を繋ぎなおしてくれた。]

(272) 2019/11/09(Sat) 20時半頃

【人】 七星拳 ナツミ

[二人が「次はここに行こう」とか
「未来」の話を語っているけれど
私はうまく会話の中に入れないまま
周囲に警戒し続けるのにも疲れてきたころ、

私の手を握っていたこころの手が緩む。]

 まって! だめ!!

[路地の方に視線を向けていたこころが
ふらりと列から離れようとしたから
私は理由を聞かずその手を引き止める。

ぶわって沸いてきた冷や汗が背中を伝って
指先まで血が冷えた。]

(273) 2019/11/09(Sat) 20時半頃

【人】 七星拳 ナツミ

 どこ行くの、列から出ちゃうよ!

[ダメだよ、と繰り返せばこころは困った顔をして
体調が悪そうな人がいるから、と教えてくれた。>>198
路地の方にふらふら歩いていく人は
壁にもたれかかって確かに体調が悪そう。

心配そうなこころだったけれど
私が手を握っているから路地へは行かない。
それでも冷や汗はなくならないけど
こころが離れないなら、きっと、大丈夫。]

 ね、大丈夫だってば。

[助けたいって思ってるのはわかるけど
でも、それでバスに乗り遅れたり
犯人に捕まってしまったのかもしれない。

それなら行かせるわけにはいかない。]

(274) 2019/11/09(Sat) 20時半頃

【人】 七星拳 ナツミ

 バス逃しちゃうし、きっとお店の人が気がつくよ。
 バスに乗るとき運転手さんに言ってもいいし

[代案を必死に伝えていれば
大和がさっと荷物を置いて走っていってしまう。>>198

そうか、私が大和にこころを頼んで
様子を見に行ってもよかったな。
そう思いながら大和の背中を見送って――]

(275) 2019/11/09(Sat) 20時半頃

【人】 七星拳 ナツミ

[――ずっと、不思議だったの。

どうして路地の奥が事件現場だったのかなって。

警察も私たちも連れていかれたのだろうって
(だってあそこには何もないから)
そう思っていたし、私も今までそう思っていたけど。

こころを連れ去った犯人の目撃者がいなくて
事件の解決はできなかった――けれど。

もしかして こころは
自分から 事件現場に向かったの?]

(276) 2019/11/09(Sat) 20時半頃

【人】 七星拳 ナツミ

[それなら いま

  そっちへ向かっている 大和は――……?]

(277) 2019/11/09(Sat) 20時半頃

【人】 七星拳 ナツミ

[持っていた荷物をこころに押し付ける。
目を丸くしたこころの肩を掴んだ。]

 ここで! 絶対ここに居て!
 追いかけてきちゃだめ!

[見たことがないであろう私の剣幕に
こころは何を思ったのかな。
でも今は説明なんてできなかった。]

 こころ、こころ。

[最後に抱きしめて、だいすきだよって。
本当はそう言いたかったけれど
それは私の自己満足でしかないよね。]

(278) 2019/11/09(Sat) 21時頃

【人】 七星拳 ナツミ

[私は身をひるがえして人ごみを飛び越え
最短距離で大和の後を追う。

はやく、はやく、もっと早く。
部活をしっかりしていたこの体は
七年後の私よりずっとずっと足が速い。

だから――私は間に合ったかもしれないし
思い至るのが遅すぎて
間に合わなかったかもしれないけど。]

 ……大和ッ!

[叫んだ声に、彼は反応しただろうか。*]

(279) 2019/11/09(Sat) 21時頃

【人】 七星拳 ナツミ

[私の知っている「事件現場」を通り過ぎる。
そのさらに向うには当時は空地があったはず。

路地を通り抜ければ薄暗い空地に
大和の背中が見えた。>>286
まだ大丈夫、と安心したのもあってか
私は彼の注意を削ぐという迂闊な行動をしてしまう。

その結果――その結果がこれだ。
ふらふら動く謎の人物が何かを大和の肩に刺した。>>287]

(301) 2019/11/09(Sat) 23時頃

【人】 七星拳 ナツミ

[ ――こいつだ。
  こいつが、こころを。

 そして今、大和を。 ]

(302) 2019/11/09(Sat) 23時頃

【人】 七星拳 ナツミ

[ぶわっと全身の血が泡立った。
拳を強く握りこんでから、私は駆け出す。

新たな乱入者に気がついたのか、人影は私の方を向いた。
フードの内側には妙なマスクをかぶっているけど>>284
そんなの今の私にはどうでもいい。]

 おっ、ま、え、が‼

[腹の底から叫びながら私は駆ける。

人影につかみかかろうとするけど
さすがに直線的すぎたのか
相手は数歩ひいて私の攻撃を避けた。

何とか片手だけでも
あるいは大和を刺した武器だけでも取り上げようと
私は欲張って手を伸ばしたのが徒になる。]

(303) 2019/11/09(Sat) 23時頃

【人】 七星拳 ナツミ

[突っ込んだ私はそれなりに速度があったから
綺麗にかわされて空中を半回転し
受け身もうまく取れず地面にたたきつけられた。

直接頭を打つのだけは何とか避けられたけど
肩を打ったのか指先まで強く痺れて
立ち上がりが遅れてしまう。

それでも何とかあがいて体を回そうとすれば
焼けるような痛みが左腕に走る。]

 ぐっ…
 ――っ、ぁ゛っ……!

[ぐり、と何かが肉の中に押し込まれる。
目の前が真っ赤になったけれど
大丈夫、耐えられない痛みじゃない、大丈夫。]

(304) 2019/11/09(Sat) 23時頃

【人】 七星拳 ナツミ

[私は右腕を伸ばして私に刺さっている武器を
それを持っている先の相手の腕を掴む。
ぎょっとして身を引いてももう遅い。

人に刺しても自分の腕を掴まれない距離が欲しければ
槍でも持ってくるしかないんだからね!!]

 ………スゥ

[握力も腕力もそれほどいらない
大事なのは重心の移動。それだけだ。]

(305) 2019/11/09(Sat) 23時頃

【人】 七星拳 ナツミ

 ――ハッ!!

[呼吸に合わせ、腕を掴んだまま地面にたたきつける。
私の体重はそれほどではないだろうけど
自重でそれなりにダメージにはなったはず。

すぐさま手首をひねって武器を奪おうとして
私の腕に刺さりながら抜け落ちていく武器を
私は確かに自分の目で見てしまう。

――ナイフじゃない。錐のような武器でもない。
これは――細長い まるで 爪みたいな……]

(306) 2019/11/09(Sat) 23時頃

【人】 七星拳 ナツミ

[……暗器ってこんなやつだっけ?
見覚えのないものに混乱しながら
手から叩き落せないことに私は呆然として。

――向うが跳ね除けて走り去ろうとすれば
それは許してしまうかもしれない。*]

(307) 2019/11/09(Sat) 23時頃

【人】 七星拳 ナツミ

[完全に関節を抑え込んでいたはずなのに
ありえないほどの膂力でもって
私の体は押し返される。

ブン!と振り回される武器が目の前に迫っても
上手く動けなかった私は何かに引っ張られて
その場でぐるっと回転した。]

 ――ぅ、っ。や、大和!
 大和、大和、大丈夫!?

[起き上がる頃にはもう人影はいなくて
追いかけたい気持ちもあったけれど
私の腕を掴んだものは明らかにぬめりを帯びていて。]

(329) 2019/11/10(Sun) 00時半頃

【人】 七星拳 ナツミ

[薄暗いとはいえ明かりがある場所だから
私の目は怪我をしていないはずの私の腕が
真っ赤に染まっているのに気がついてしまう。

私の血じゃなくて――大和の血だ。>>309]

 どこっ、どこ刺されたの!?
 まって、やだよ、大和、ねぇ……!

[私はこころが笑っている未来が欲しかったの。
何だってするって思っていた。
どんな犠牲だって払っていいと思っていた。>>0:271

でもそれは「私は」だ。
犠牲を払うのは、私だ。私であるべきだった。]

(330) 2019/11/10(Sun) 00時半頃

【人】 七星拳 ナツミ

[震える手で大和の怪我を確認しようとして
彼がつぶやいた一言に青ざめる。>>312

あんな人がバスの列に突っ込んだら
そこに――そこに、こころがいるのに。
動くなって私が言ったから、そのままそこに]

(331) 2019/11/10(Sun) 00時半頃

【人】 七星拳 ナツミ

[ヒュッと喉が鳴って私は立ち上がろうとしたけれど
うっかり怪我をした腕を支えにしようとして
今さらの激痛に顔をしかめながら膝をつく。

私を引き留めるように電話の音が鳴って
大和が出たから必死に袖を引いたけれど
変わることもスピーカーにしてくれることもなく
彼が話をする横でじりじり喉が焼ける心地になる。

こころを助けたかったの。
だからって大和が代わりになれなんて思ってない。
でも――いまは、とにかく無事でいて欲しい。]

(332) 2019/11/10(Sun) 00時半頃

【人】 七星拳 ナツミ

[しばらく黙って通話をしていた大和は
ゆっくり私のほうをみて、しっかり頷く。

『ちょっと菜摘どうしたの!?』

スピーカーから聞こえてきた声に
私はへにゃりとその場に座り込みそうになる。]

 こ、こころ、大丈夫ね、何ともないね?
 お店の人に急いで警察と救急車、呼んでって頼んで
 急いでって!

[何とかそれだけ口にできたけれど
私もそんなにうまく話せたわけじゃなかった。
それより隣でぐったりして痛そうにしている
大和の方が気になってしまう。>>315]

(333) 2019/11/10(Sun) 00時半頃

【人】 七星拳 ナツミ

[しゃがんで頬とか触ってみるけど
血の気はちゃんとあるし意識もしっかりしてるし
流れる血がどんどん広がっていることもなくて
むしろほとんど止まっているようだった。

大丈夫、って聞いたら
全然違う答えが返って来る。>>316]

 なんで。逃げるわけないじゃない。

[押し当てられた頭をそのまま抱き寄せて
私は大和の呼吸を感じながら目を閉じる。]

 ……違うの、違うんだよ大和。
 謝るのは私の方なの。

[やっぱりモールには来るべきじゃなかったし
せめて大和には打ち明けておくべきだったし
もっと注意するべきだったよね。]

(334) 2019/11/10(Sun) 00時半頃

【人】 七星拳 ナツミ

[上手くやればもっと、どうにかできたのかな。
大和に怖い思いや痛い思いをさせず
上手に全部なかったことにできたかも。

ああ、それでも。]

 ねえ、大和。

[どこからか音が聞こえる。
それは私が昨日聞いた音。>>0:271

帰り道に言うって言ってくれた「続き」は>>181
どうやら間に合わないみたい。
だから私は大和の髪にそっと鼻を触れさせる。
血の臭いの向うに、ちゃんと大和の匂いがして
小さく吸い込めばなんか安心できた。

うん、大丈夫。]

(335) 2019/11/10(Sun) 00時半頃

【人】 七星拳 ナツミ

[ここから先はどうなるのか私は知らない。
私がどうなるのか、私はよくわかってないの。

だからもしかしたら明日の私は
今の私ではないかもしれないし
それどころか消えてしまうのかもしれないけど。


それでいいんだ。
だって私は目的を達成したんだから。]

(336) 2019/11/10(Sun) 00時半頃

【人】 七星拳 ナツミ

[もしも今の私じゃなくなったら
私が大和のことを好きなこと
忘れちゃってるかもしれないけど。

――そんなのたいした問題じゃないよ。
だって私は、あなたが傍に居てくれるなら

何度でもあなたを好きになるから。]

(337) 2019/11/10(Sun) 01時頃

【人】 七星拳 ナツミ

[もし大和がすぐに返事をくれていても
私の耳に届くことはなかった。

かわりに世界が止まったようになって
昨日会った男の人が
もう一度私の前に立っていた。>>308

その人は特に感情を見せることもなく
ただ私に、一つ問いかけをする。

 「戻った暮らしはどうでしたか?」

私はにっこりと、笑ってみせた。**]

(338) 2019/11/10(Sun) 01時頃

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