264 ナラティブの林
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…まー、俺はこんなんだけどー。 令くんはさー。 もうちょっとちゃんと 理想の恋みたいなのがあるんだよねー?
[少なくとも好きな人に告白する、という シチュエーションを想定できる程度には 好みがあるのではないのか。]
聞いてみたいなー、 聞かせてよー。告白練習ー。 参考にするからさー、先生。
[ねえねえ、と好奇心に目を細めてみせる。**]
(65) 2019/04/29(Mon) 17時頃
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[どこか気恥ずかしい吐露ではあったが、令の同意を得ると安堵したように口元を緩め、頷いた。>>67]
あー、うん、スタートライン。 そうそう、それかもー。
[恋に恋する―――なんて思われているとは知らないが>>66 こんな恋愛レベル1の問答に付き合ってくれるなんて、 やっぱりいいひとだなー。って呑気に考えながら 運ばれてきたクリームパスタを口にする。
告白練習の続きを促してみたのは、 半分は将来の参考にしたいからで。 半分は彼がどんな恋をするのか、純粋に興味があったから。]
(75) 2019/04/29(Mon) 20時半頃
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[ちょっと戸惑いながらも思案する令を、 わくわくと期待に満ちた眼差しで眺め――。>>68 やがて顔を上げ、まっすぐ此方を見る彼と視線がかち合う。]
――――、
[真摯な口調で紡がれる告白は、 まるで自分に向けられているような錯覚に陥る。 普段あまりまじまじと見ることはない表情に 同性ながら妙な緊張感を覚えて、心拍数が上がった心地。 暗示にかけられたように何でか目を逸らせない。]
…んぇ、
[頬に触れた手に思わず間抜けな声が漏れてしまった。 がた、と小さく椅子を揺らして―――]
(76) 2019/04/29(Mon) 20時半頃
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…………。
[―――口から飛び出す唐突な苺サンドにぽかんとしてしまった。 令が神妙に着席した後、一拍間を置いて ふ、と噴き出す]
ふ、ふ。あは。ははははは。
あははは、そこで苺サンドなんだ。 ごめ、なんか、ツボ入っちゃっ……
[ここ数年滅多になかった爆笑を周囲に響かせた。 真剣な令には悪いけれど、恍惚とした甘いキメボイスと、台詞内容のギャップが妙にツボに入ってしまって、その場で笑い転げることしばし。 言葉を発すべく何とか笑いを整えて、水を一杯飲んだ。]
………はー、でも、なんか、令くんらしいね。
[滲んだ涙を拭いながらの第一感想。 笑っておいて説得力はないが、それは別に馬鹿にしたわけじゃなくて。]
(77) 2019/04/29(Mon) 20時半頃
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適当にそのへんから借りて来た言葉じゃなくて、 令くんが真剣に考えたんだなー、 って伝わってくるからー。
令くんって感じで、俺はねー、結構好き。 …………あと、あれだね。 途中までちょっとどきどきした。
[最後の台詞は何となく恥ずかしいから小声。 えへー、なんて照れ笑いながら柔らかく目を細め――― ワンテンポ置いて、何かに気づいたようにぽん、と手を叩いた。]
あ、こういう場合ってー、 俺も返した方がいいんだよねー?
[告白には往々にして返事があるものだし、 一人恥ずかしい思いをさせるのも何だか悪い気がする。 でも苺サンドの気持ちってどんなんだろうって 何秒か目を閉じて唸ったのち、令の答えは聞かずに指先を伸ばして]
(80) 2019/04/29(Mon) 21時頃
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――― 美味しく食べてね?
[人差し指で令の唇をふに、と押し。 先程のお返しに目をじっと見て微笑み、そのまま数秒。 俺が考える精一杯の苺サンド感―――のつもり。*]
(81) 2019/04/29(Mon) 21時頃
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いや、だってー。 どんだけ好きなのっていう…… あー、暫く苺サンド見るたび笑いそー。
[一頻り笑い倒した後に様子を窺ったが、 そこまで気分を害したようではなくて良かった。>>91 さっきのドヤ顔、のち狼狽える姿を見ていると、 可愛いって台詞が似合うのはむしろ彼の方な気がするけど。
でも癒されるって言って貰えるのは ちょっと嬉しいかもーなんて思いつつ、 指を伸ばせば令が固まった。>>93]
(104) 2019/04/29(Mon) 23時頃
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あははー。ほんとー?やったー。 俺もちょっとは恋愛レベルが上がったかもー?
[自分でやっておいて、 なんか違うような?って思ったけど どきどきしたと言うのなら、 苺サンド的告白の返答として 間違いではなかったんだろうきっと。たぶん。 ささやかな達成感に満足し、にこにこしながら指を離した。]
あ、デザート食べるー?
[令の視線に気付いてそう促したが、 断られたので不思議そうに首をかしげたりなどもした。]
(105) 2019/04/29(Mon) 23時頃
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[そうして途中コンビニに寄り あれこれと適当に備蓄食料を買って ブナティラへと帰宅する。
ちなみにお茶と一緒にシュークリームを 放り込んでる所は横目に見えたけど、 やっぱりデザート食べたくなったのかなって 特に突っ込まなかった―――]
ううん、ご飯も美味しかったしー、楽しかったー。 こっちこそこんな時間までありがとねー。
[などと礼を言いながら、ただいまと扉を開く。 一先ずは自室に戻るべく階段を昇ろうかな。*]
(107) 2019/04/29(Mon) 23時頃
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[玄関入ってまず目に入ったのは、1Fダイニングで話してるレンと貞光。 声かけよっかなーって思ったけど、 どことなく真剣な話をしてる気配を察したので 今はやめておこうと思い直した。]
うん、またあとでねー。
[ひらひら緩く手を振って1Fに留まる令と別れ、 自室へ続く階段を昇る、―――と、]
あ。やほー、巽さん。 請求書は無事届いたみたいだねー。
[暗号めいた台詞ににんまりと笑う。>>115 同時に彼を探していた令の姿を思い出したが、 やはりタイミングが悪いようで。 こうなるといつ令が彼を捕まえられるのか、 見守りたい気もしながら素直に酒缶に釣られることにした。]
(120) 2019/04/30(Tue) 00時頃
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[ビニール袋を持ったままソファ横の 空けられたスペースに腰を下ろす。>>123
幸いと言うか、先程コンビニで買った備蓄食料の中には、 酒のつまみになりそうなものもあるので 適当に机の上に広げながら]
あははー。びっくりしたー? ツケっていうのはねー、 大体忘れた頃に来るものなんだよー。
[彼なりの冗談なのだろうと、 それなりの共同生活の中で察してはいるので、 やはり適当な軽口で返す。
此方としても忙しい彼にたかりたいわけではなく 気付かないなら気付かないでまあいいか、とも思っていたので、 こうしてわざわざ早急に場を用意してくれたことが、 何となく妙に嬉しくて、口元を緩めた。]
(129) 2019/04/30(Tue) 00時半頃
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じゃ、取りあえず乾杯しようかー、 かんぱーい。
[ビール缶をかつんとあわせてプルタブに指をかけ、 まずは一口、ぐびりと飲み下す。 遊んで帰って来た後のビール、なかなかに罪の味。]
巽さんはー、連休はずっとお休みなんだっけー? 昨日まで忙しそうにしてたもんねー。
[などと世間話をしながら、労いの意を篭める**]
(131) 2019/04/30(Tue) 00時半頃
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肉、推すねー。俺も好きだけどー。 じゃあねー、しゃぶしゃぶな気分ー。
[利子、と言う名の未来の約束に緩く笑む。>>138 人の金で食う肉の味もまた罪深い……ではなくて、 別に大したことでもないマッサージを口実に、 楽しい予定が増えたことが何となく嬉しくて。
無事休みらしい彼にお疲れさまー、なんて労いを零し、もう一口、ビールを口にする]
うん、俺は大型連休って言っても 普段とそこまで変わりないよー。 今日もほんとは仕事だったんだけどー、 急に休みになったんだよねー。
[それでも一日を怠惰に浪費せずに済んだのは皆のおかげ。 その流れで巽が本日の出来事を話すのを、 時折相槌挟んだりしながら聞いていた。
恋は苺サンド……の話が出れば、昼間の事を思いだしてつい笑いが漏れたけれど。流石に令に悪いのと、人に話すのも勿体ない気がしたの、であの疑似告白の内容は内緒。]
(178) 2019/04/30(Tue) 10時半頃
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……んー?
[そんな中、いつぞや話した種の話に話題が及んで、 僅かに首を傾げて巽の方を一瞥した。>>141 だいぶ前にした気がする、恋の話のことは無論覚えていて。 まるで謎かけみたいな問いかけに思いをはせるようにゆらり、宙を見た。]
……そうだねえ、
巽さんには言ったっけなー、 俺、そもそも今まで恋愛遍歴ないんだけどー。
だから恋ってなんなのか、この機に ちょっと真面目に考えたりもしてたんだよーここ暫くー。 色んな人から話聞いたりー?
[思えばあれから、随分恋愛絡みの話をした。 人のことを聞いて、自分のことを口にして、拙い己を少しずつ少しずつ引き上げて貰っているような気がする。 有り難いことだ。]
(179) 2019/04/30(Tue) 11時頃
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……俺ねぇ。 パートナーが欲しいんだなって。 誰か一人を大事にして、大事にされてみたいんだ。
[そうしてひとつ、自分の中に生まれた自覚。 目を伏せてぽつりと零せば、ようやっと形になった気がした。
令には恋愛レベル上がったような気がする…なんて 軽口交じりに言ってはみたが、 多分やっとスタートラインに立ったか立たないか、くらい。 その状態を芽吹いたと言っていいものかは謎だけど。
少なくともいつぞや彼に言った 恋人募集中〜なんて台詞よりかは ずっとまじめな、実感の籠った呟き。*]
(180) 2019/04/30(Tue) 11時頃
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-晩酌中・どこかのタイミング-
[程よくほろ酔いになった頃だろうか、 だいぶ遅れて令が上がって来た。>>152 2人が会釈を交わす横で軽く手を振る。
すっかり晩酌ムードになっているのも相まって 結局散髪はまた日を改めるらしい。>>176
昼から巽を探していた令を思うと 邪魔した形になってちょっと申し訳ない気もしたが、 巽の様子からそこまで急を要するわけでもないのだろうと判断して、あまり深刻には捉えなかった。 まだ連休は始まったばかりだし。
かっこよく切って貰えるといいねー、 モンドさんのも似合ってたもんねー、 なんてのんびり茶々を入れて、シャワーブースに向かう令を見送った。*]
(181) 2019/04/30(Tue) 12時半頃
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えー、いいのー?なんか高そうなお店ー。 若者に贅沢の味を覚えさせようなんてー、 悪いお兄さんだなー。
[堕落しちゃうよーなんてゆるゆると笑ってみたが、 さほど遠慮もせず、貰える厚意には甘えることにした。 首を傾げる巽には、なんでもないよーと濁したが。>>182 続く言葉にはそう?なんて瞬きをして彼を見た。
笑顔を可愛いと評されたのは昼に続き本日二度目。 男が可愛いなんて…と言う矜持もさほどなく、 褒められてるんだろうからきっといいことであろう。
そうして、とりとめのない話はいつしか恋の方向へ。 一度話を区切って曖昧に微笑んだ。
こんなこと真面目に語るの、 素面だったらちょっと恥ずかしいから 酒の席で良かったなーって思いながら缶を傾け、]
(186) 2019/04/30(Tue) 14時半頃
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………ん、っ????
[そのまま一瞬、手が固まる。
あの時と同じ台詞、何気ない口調に また冗談言ってる?なんて笑いかけたが 重ねて続けられた素朴な言葉は そんな雰囲気でもなく飲み込む。>>185
じんわりと、妙に顔が熱い気がして。 巽の表情からはどこまで本気なのか、いまいち読み取れず。 言葉に詰まり、視線をぐるりと彷徨わせて。]
(187) 2019/04/30(Tue) 14時半頃
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……………
[静寂にただ、自身の熱だけが残る。
恋愛レベル2の俺なので、動揺します、しますとも。 対して何事もなかったかのように スナック菓子に手を伸ばす巽を見ながら、 ああ、このひと大人だなって。
―――経験値の差のように思えるそれに なんだかちょっと、いやだいぶしてやられた感があって ややじとっとした眼差しで口を開いた。]
巽さんーそれさーー、そういうのさー、 ずるくないーーー??? どきっとしちゃったじゃん、今ーーー。
(189) 2019/04/30(Tue) 14時半頃
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…………………いーけど。
[やや拗ねたように、付け加えてみる。
いーけど。って、ほんとにそんな気分だったから。 恋かどうかは知らないけれど、巽さんのことは好きだ。 こうして一緒に飲んだり、ご飯食べたり、側で過ごすのも楽しいと思う。そういう風に言われて、断る理由がないなあ、って今思ってしまった。]
いーけどー、それってー、 巽さんも俺に大事にされてくれる、って ことでいいんだよねー?
おつきあいをはじめるにおかれましては、 もうちょっと教えてよ、巽さんのこと。
[深い仲になるには、彼について情報不足な感はある。 いつだったか、今度は足跡つけてあげよう、なんて宣言もしましたが。*]
(190) 2019/04/30(Tue) 14時半頃
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だって、保留する理由も特にないしー。 ……巽さんは俺が、ご飯に釣られて 恋人を選ぶような奴だと思ってるんだー?
[恋愛上級者なら、こういう場でもう少し 焦らして見せるのかもしれないけど、 生憎そんなテクはないのだ。
端的に、別に流されたわけではなくて、 そこに自分なりの心があることは伝わるといい。 肩を竦め、手を差し伸べる彼にこちらも缶を置いて。>>198 ややおっかなびっくり――というか、 慣れない仕草で手を握る。
どこか様子を窺うように遠慮がちで、 だけど柔らかい握り方に、へえ、って思った。 このひとはこんな風に"コイビト"に触れるのか。]
(203) 2019/04/30(Tue) 19時頃
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……俺、まじめに人と手を握ったのなんて、 小学生の時以来かもー。
[絡まる手を見つめ、感慨深くそう零す。
伝わるほのかな人の体温に、 ああ、これは悪くないなあ、と やわやわと軽く握り返しながら思う。
ちらりと巽の顔を見れば、今まで見たことのないような柔らかい笑みを浮かべていて、妙にどぎまぎしてしまって俯いた。 えー、何その顔。]
(204) 2019/04/30(Tue) 19時頃
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…って言っても、んー。 何から聞けばいいかなー。
[ある程度の人柄や素性はすでに知っているし、 細かい趣味嗜好なんかはおいおい尋ねていくとして。 恋人的スキンシップのなんやかんやは、 俺にはまだちょっと敷居が高い。ので、]
えー、じゃあねー、……恋愛傾向とかー? 恋人にしてほしいこととか、したいこととか。 好みのタイプとか。
ていうかー、 さっきも普通に元カノいたって言ってたしー。 巽さん、男もアリな人じゃなかったよね…?
[そう、そもそも俺でいいんだろうか、と。 立候補のこころが俺としてはわりと謎なわけで。 そのあたり掘り下げて問うてみたい。*]
(205) 2019/04/30(Tue) 19時頃
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[恋人。>>218 何気なく口にしたけど慣れない響きだし、 照れると言われるのもまた照れる。
ゆるゆると撫で続けられる手に 何となく落ち着かなさを感じながらも、 彼の中に預けそのままに。]
俺も巽さんがいきなり 関白宣言し出すタイプとは思ってないけどー。
そーじゃなくて単に、 こ、… いびとの、好みとか、 知りたいって思うの、ふつーじゃない?
[一度意識すると口にし辛くて詰まったが。 円滑なオツキアイをするにあたって 少しでも参考意見が欲しいって感じ。
なので、話しだす巽の心情には暫し口を噤んで耳を傾ける>>219]
(231) 2019/04/30(Tue) 23時頃
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うん、そーだよねー。
いや、うん……苦労掛けるのは お互い様だと思う、けど………、
[同性同士が付き合う発想がなかった、って 彼が零していたのは然程昔の記憶ではない。>>0:84
――ああ、あの時は 他人に興味がないんじゃない?、なんて なかなか失礼な発言をしたな―――
伴って話題に昇る夜のあれそれも 当時と違い妙な生々しさを帯びていて、 あまり考えると触れる指先にすら変な感覚になりそうで、 この場では努めて意識から追いやることにした。
今は真面目な話をしている。]
(232) 2019/04/30(Tue) 23時頃
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[そうして語られる告白の続き。
たどたどしい言葉を総括すると、 あなたに人として好意を持ったんです、 側にいたいと思ったんです―――なんて、]
…………………、 そんなこと、言われたの初めてだ。
[どこか情けない微笑みにぐっと胸が詰まって、 何だか堪らなくなってしまった。 にへら、と眉を下げた照れ笑いを向けて]
(234) 2019/04/30(Tue) 23時頃
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どーしよ、俺ねー、 今すごくうれしいー。 巽さん、ハグしていいー?
[一応聞いてみるけど、断られる気は微塵もしなかった。 無性に誰かを抱きしめたくなるなんて、 こんな気持ちも、きっと初めて。*]
(236) 2019/04/30(Tue) 23時頃
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あは。何で丁寧語。
……うん、これからも聞かせてー。 俺も話したいと思う、巽さんと、いろんなこと。
[互いにちょっと間の抜けた顔で 笑いながら身体を寄せる。
抱き寄せられて密着した体は、 やはり骨ばった、男のもので。 けれど不思議と嫌悪感や抵抗感はなく、 身体がぬるい温度をすんなりと受け入れた。
とはいえ夜の話云々の抵抗は 自身では無自覚な部分だったので、 向き合うのは恐らくもう少し後の話。>>246]
(253) 2019/05/01(Wed) 00時頃
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…甘やかしてるかな? なんか、こうしたいなって思ってー。
[どっちかというと 自分が甘えてるような気もするのだが、 そう思って貰えたならそれはそれでいいか。 恋愛の機微とは奥が深い。]
あー……うん、そうだねー。 見つかったら恥ずかしいよね、さすがにー。
[これくらいなら見られても 酔った悪ふざけの範疇で 許して貰えるような気がしたけど いつ誰が上がってくるとも知れないと思うと やっぱりちょっと大胆だったかな。
とか何とか思いながらも 巽からも押し返す様子がないので、 もう少しだけこのままで。]
(254) 2019/05/01(Wed) 00時頃
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[ああ、そうだ。 恋人―――といえば]
――――湊人さん。
……って呼んだ方がいい? みんながいないときは。
[離れる前に、小さく。 秘密を共有するように囁いて、 悪戯っ子のように笑んだ。*]
(257) 2019/05/01(Wed) 00時頃
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