146 demi-human... 『亜人の住まう街で』
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―自宅―
――ッ!
[……懐かしい夢を、見ていました。目覚めはあまりよくありません。 心臓はどきどきとうるさく高鳴り、この時期だというのに吹きでた汗で髪が顔にまとわりつきます。 わたしはふかく息を吐いて整えれば、ようやくベッドから起きあがりました。
あれから、昨日は確か店主さんに送ってもらったんでした。 家につくころには真っ暗でしたから、彼についていてもらってよかったと、そう思ったのを覚えています。 帰宅してすぐに眠ってしまって、そして……]
……いやな、夢……、
[ぽつりと呟き、わたしはとなりで寝ていたうさぎさんの頭を撫でます。 よろよろリビングへ向かい、冷蔵庫から水のボトルを取りだせば、しょうしょう行儀がわるいですが、そのまま口に含み。
ゆっくりそれを飲みくだせば、出かける支度を始めました*]
(22) 2015/01/11(Sun) 12時半頃
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―中央/噴水前―
[今日も今日とてうさぎさんを抱いて、中央広場の街路を往きます。 昨日は会えなかったけれど、今日はあのなかよしの少年に会えるかしら。 その姿を探すように、きょろりと視線を巡らせるのですけれど]
全然、人が居ない……。
[知らず口に出しながら、行きつくは噴水前。 けれどここに来るまでにすれ違った人影は、ごく僅かなもの。 そして目的の人物も、どれだけ探してもみつかりません。
それならば、少し待ってみようかと。 うさぎさんを撫でながら、呑気にベンチへと腰かけます。
そこに聞こえてきた、誰かの声>>#0 その言葉に、ひゅうと息を呑みました。
――あの噂話は、ほんとうだったというのでしょうか。 わたしは不安と共に立ち上がり、声の主に詳細を聞こうとして]
(23) 2015/01/11(Sun) 12時半頃
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……っあぅ、
[どこから飛んできたのでしょう、こぶしほどの石が、わたしの額のあたりにぶつかりました。 とおくのほうで、歓声めいた声が聞こえます。 けれどわたしは、そちらを向くこともできずに。
石のあたった場所に手を触れてみれば、マスクは見事にへこんでしまっていて。 痛みはさほどありませんでしたが……それ以上に痛いのは、石を投げられたという事実]
……、
[よろりと立ち上がれり、洩れ聞こえるはこちらに対する罵倒の言葉。
"お前のせいだろ"とか、"さっさと死ね"だとか。 今までは、流石にこんなことをされたりはしなかったのに。 ……一体、どういうことなのでしょう]
(24) 2015/01/11(Sun) 12時半頃
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ご、ごめんなさい……!
[心配そうにわたしをみるうさぎさんを軽く撫で、よろよろ歩きだします。 とにかくここから離れないと、また石が飛んできそうです。
背中ごしに愉しげな嗤い声を聞きながら、暗い裏路地へ。 そうして、そこに誰も居ないことを確認すれば、壁に背を預けて座りこみ。
ちいさなうさぎさんを抱きしめて、へこんだマスクを隠すようにフードを深くかぶりました]
(25) 2015/01/11(Sun) 12時半頃
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[ほとぼりが冷めるまでは、ここで大人しくしていようと思ったのですけれど。 こちらに向かってくる人影>>40に、思わず体を強ばらせます。
それでも、その姿が店主さんだと気づけば、ほぅと安堵の息を吐きだして]
……こ、こんにちは、店主さん。
えっと……、あの、うさぎさんが、こっちに逃げちゃって、それで……だから、わたし、
[上げそうになる頭をどうにか制し、改めてフードを深く被ります。 ……間違っても、へこんだマスクを見られるわけにはいきませんから。 だって、わたしが"あんなこと"をされたと知ったら、心配させてしまいます。
そうして、きっとこんな所に居ることを不審に思われると考えましたので。 しどろもどろに紡ぐ"言い訳"は、彼にどう伝わったでしょう。 逆効果でないと、いいのですけれど]
(42) 2015/01/11(Sun) 17時頃
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…………ない、です。
[やっぱり、不器用なうそはすぐにみやぶられて>>46しまいました。 けれど、怪我はほんとうにありません。 頑丈なマスクが、衝撃ごと受けとめてくれましたから。
頭に触れるてのひらを、拒否することも出来ずに。 されるがままにしていれば、フードが取られて風に長い白髪が揺れます。 人前で、このフードをとるのはいつぶりでしょうか。 そんな、どうでもいいことを考えてもみて]
(48) 2015/01/11(Sun) 19時頃
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マスクは、凹んじゃいましたけど。 こ、こんなの、新しく買えばいいですから。
……っ、
[これ以上心配させないようにと、言葉を重ねて。 それでも、こらえきれない嗚咽がちいさく洩れます。
嗚咽を洩らしてしまえば、もう耐えられなくて。 そっと手を伸ばし、そのおおきな体にすがるように抱きつくことは……許されたでしょうか]
(49) 2015/01/11(Sun) 19時半頃
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[撫でる手>>52はとてもここちよく。 許されるままにその首元に手をまわし、すりとすり寄ってみせ。 少しの間そうしていれば、ようやくしゃくりあげる喉は落ちついてくれました。
マスクのうえから涙のすじのできたほほを撫で。 引きつる息を吐けば、すんと鼻をすすります]
ち、ちがいます。 あの子は、優しい子です。
[体を離し、それでも彼の服は掴んだまま。 ふるりと髪を揺らして頭を横に振りました]
(63) 2015/01/11(Sun) 23時頃
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あ……!い、いつもこうじゃないんです。 多分、皆ちょっと怖がってるだけで……だから、あの、心配、しないでください。
[彼がわたしのために怒ってくれるのは嬉しいですが、もし万が一があったらと思うと、気が気ではありません。 わたしがほんのすこし、我慢するだけでいいんですから]
……優しくしてくれる人が、居ますから。 大丈夫です。
[フードをかぶり直し、猫耳もきちんとつけて。 そうしたら、今度は彼のおおきなてのひらを握ります。 ぎゅう、と。一度強く握りしめてから、弱い力で彼を引きました。
そうして、"行きましょ"なんて笑ってみせて。 広場の方へと歩きだそうとしたら、彼はついてきてくれたでしょうか]
(64) 2015/01/11(Sun) 23時頃
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……優しくなんか、ありません。
[聞こえたつぶやき>>69には、ぽつり。 わずかに沈んだ声音を返します。 マスクの中に反響したその声は、彼には聞こえなかったでしょう。
じわりと広がるこころの闇は、きっと彼に気づかれてはいけないもの。 ……わたしは、ただ。無邪気な子どもでいなければ]
はい、いきましょ。
[ほんのすこしでも、このあたたかさが続くように。 それと、後ろをついてくるうさぎさんが、はぐれないように。 彼の手をひいて、ゆっくりゆっくり歩きましょうね]
(72) 2015/01/12(Mon) 02時半頃
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[そうして広場に戻ったのなら。少年と狼さんがお話しているのが目に入ったでしょうか。 呼びかけようとして、けれど、二人の方へと飛んでいった石に体をすくませます。
ざわり。 魔法の粒子がざわめいて、そのまま石を投げた人間の方へと。 それでも寸でのところ、はっと我にかえってそれをおさめました。
吐きだす息の震えは、どこからくるものでしょう。 怒りか、哀しみか。自分のことなのに、判然としません。
視線をそらし、みだれる呼吸を正して……、]
(73) 2015/01/12(Mon) 02時半頃
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――きゃ、
[……ふと。 ベンチに寝そべる男性>>51の姿を見れば、思わずちいさな声が洩れます。 人間のようでいて、人間でない。 片側だけただれた皮膚には、わずかの恐怖とただいな心配を。
一歩足を踏み出せば、店主さんの手をそっと離して。 男性の横たわるベンチへと]
…………、だいじょうぶ、ですか?
[そうして、ちいさな声で問いかけながら。 そのただれた皮膚に触れようとしたら、それは許されたでしょうか]
(74) 2015/01/12(Mon) 02時半頃
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[流石に、唐突に傷に触るのはしょうしょう礼が無かったでしょうか。 それでも大丈夫>>81だというからには、きっと大丈夫なのでしょう。 顔色も変えていないところをみれば、それはきっと嘘ではないはず]
あ、おはようございます。 大丈夫そうで良かった。
[負けじと呑気に返しながら、彼の肌に触れていた手を引きました。 大丈夫だというのなら、ひとまずは安心しておきましょう]
……御用。 えっと、用らしい用は無い、です。
でも、何だか……痛そう、だったから。
[それは引きつるただれた痕のことか。 こんなところで一人で眠っていることなのか。 わたし自身にも、よくはわかりませんが]
(89) 2015/01/12(Mon) 18時半頃
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わたし、モスキートって言います。 よろしくお願いしますね。
[名前を名乗られればきちんと同じように返し。 ちいさなてのひらを差し出してみれば、その手は取ってもらえたでしょうか。 握手ができなくても、悲しそうに手を引いて]
…………寝るなら、お家で寝た方が良いと思いますよ?
[どちらにせよ、最後にひとつ忠告めいた言葉を投げたでしょうけれど]
(90) 2015/01/12(Mon) 18時半頃
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[よろしく、と。 そう握り返される手>>91には、嬉しくなってしまいます。 こうして差しだした手は、大体にして拒まれてきたものですから。 触れた手を軽くゆすって、わずかに手に力をこめ。 離す手は、ほんのすこし名残おしげに]
治らない。 ……そう。呪いのような、ものかしら。
[独白めいて言葉を吐き、無遠慮に相手をみていたことに気づけばゆるりと視線をおろします。 なんとかできればと思いましたけれど、きっとわたしの手におえるものではないのでしょう。 "魔法使い"としては、わたしはまだまだ半人前ですから。
それに、これ以上その傷に触れるのは、いけないような気がして。 ……もしかしたら、相手をより傷つけてしまうかもと、そう思いまして]
(97) 2015/01/12(Mon) 19時頃
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[返される沈黙には、ただきょとりと首をかしげ。 値踏みのような視線には気づかないまま、ただ彼をみつめます。 その濁った瞳に、わたしがきちりと映っているのか。 それすらも、わかりはしませんが]
……お家が無いなら、わたしのお家に来ますか? 誰も居なくって、お部屋があまってるんです。
[死を望むような言葉>>92には、わずかに息をのみ。 けれどそれを指摘することはなく、ただなにも知らない子供のように返します。
彼がベンチに横たわろうとしたのなら、そっとその手を引こうとして。 立ち上がり、ついてくるように促したら、果たしてそれは叶ったでしょうか。 それとも、初対面のわたしに部屋を借りるだなんて、警戒されてしまうでしょうか?]
(98) 2015/01/12(Mon) 19時頃
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[家の無い亜人を自宅に招いたのは、一度や二度じゃありません。 裏切られたことも、もちろんありましたけれど。 ……それでも、わたしには魔法がありますから。 襲ってくるヒトを返りうちにするというのも、それほど難しいことではありません。
――だから]
……ね、一緒に来ませんか?
[差しだした手を、受け入れてもらえるといいのですけれど]
(99) 2015/01/12(Mon) 19時頃
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[彼の視線の先を追って、思わず振り返ってみれば。 慌ただしくどこかへと走る店主さん>>95の姿が目に入ります。 無意識に"店主さん"、と。そう呼びながら、けれどその足はそちらに向くことは無く。
――だって、彼とは約束しましたから。 彼は、ここにいてくれると、いいましたから。 それを疑うような真似を、できるはずがありません]
……ざんねん。 無躾な真似をして、ごめんなさいね。
[断られた>>100のなら、それ以上彼を誘うことはせずに。 流石に警戒されてしまったかしら、なんて。ひとつ、苦笑をおとします。
一度手を取ってもらえたから、また取ってもらえるだなんて。 ……しょうしょう、虫のいい話だったよう]
(106) 2015/01/12(Mon) 21時半頃
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いいえ。大丈夫です。 ……あなたのお家、見つかるといいですね。
[送るというその言葉には、ゆるりと首を振ります。 亜人がふたりで歩いていたら、"人間"はあまりいい顔をしないでしょう。 宿を提供できるなら話は別ですが、送ってもらってもお返しはできませんから。
最後に付け加えた一言を、彼はどうとらえるでしょうか。 せめて嫌味でなく、ただしくこの気持ちがつたわればいいのですけれど。 ……あなたの居場所が、みつかるように、と]
さようなら、ワクラバ。 また会いましょうね。
[そう言ってぺこりとお辞儀を一度。 そうしたら、傍らに居たうさぎさんを抱きしめて、帰路へつこうと彼に背を向けたでしょうか**]
(107) 2015/01/12(Mon) 21時半頃
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