266 冷たい校舎村7
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[ 5度目のチャイムが響き、僕は生きている。]
(25) 2019/06/16(Sun) 00時半頃
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──午前8時50分:3年7組──
[ チャイムの音で目を覚ました。 早起きが習慣だっていうのに、 一体どうしてだったんだろう。
眠ったときのまま、 仰向けで目覚めた僕の視界に、 窓の外、白いばかりの空が広がっていて、
僕はそのとき、寒いなと思った。 隣にいたはずの誰かがいなかった。]
(26) 2019/06/16(Sun) 00時半頃
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[ 直後、うすぼんやりした頭にも、 …………がしゃん、と>>19。
何かが壊れるような音が響き、 次の瞬間、視界が闇に覆われる。
深くて暗い闇が、 窓の外にも、空いっぱいに広がっている。]
(27) 2019/06/16(Sun) 00時半頃
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[ 身体を起こした。 その間に、教室の電気が点き、 僕はその場にいる人のことを、 目視できるようになっただろうけど、
──空の暗さに、目を奪われていて、
きっと、一瞬遅れて立ち上がる。 くしゃくしゃになったシャツの袖を伸ばして、 ふわふわとした足取りで、扉へと向かう。]
(28) 2019/06/16(Sun) 01時頃
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拓海くんがいないよ。
(29) 2019/06/16(Sun) 01時頃
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[ その声を拾ってくれる誰かはいたのかな。
たぶん、僕は不思議そうに、 道にでも迷ったみたいにそう呟いて、
でも、口に出してしまった途端にさ、 ふと理解してしまうものってあるでしょう。
ああ、そうなんだ。と僕は思って、 それで、それで…………、]
(30) 2019/06/16(Sun) 01時頃
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僕も帰らなくちゃいけないの?
(31) 2019/06/16(Sun) 01時頃
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……下、見てくる。
[ 物音のした方。それを目的地に。 下、なんて言ったって、 足が向く先なんて決まっていて、
共にか、手分けをしてか、 きっと打って変わって迷いのない足取りで、 廊下を歩いてゆくことになる。*]
(32) 2019/06/16(Sun) 01時頃
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──現在:2階──
[ 探そう>>44。と言われて、 僕は無言でひとつ頷いた。
今なお文化祭の様相の廊下を歩き、 早足に階段を下りていく。
僕は目的の場所に行くことで、 すっかり頭がいっぱいで、 きっと、その異変に気付いたのは、 高本悟のほうが先だった>>45。]
(46) 2019/06/16(Sun) 02時頃
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[ ち。血。 ……と言われて、視線を落とす。
目前の美術室から続く。 ……あるいは、”に”続く、赤。
点々と続いていくそれが、 果たしてどこに繋がっているのか、 ここからではわからない。
けど、僕は固い声でただ一言、]
──なかったよ。
[ とだけ言って、ひとつの扉をくぐった。 音の出どころ。赤色のはじまり。 僕らの目指していたところ。]
(47) 2019/06/16(Sun) 02時頃
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[ 入り口で立ち尽くした時間は、 実際のところ、一瞬だったのだと思う。]
(48) 2019/06/16(Sun) 02時頃
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──現在:美術室──
[ きらきらとした輝きが落ちている。
僕はそれらをできるだけ踏まないように、 ……きっと難しいだろうけど、できるだけ。 部屋の奥のほうに置かれていたはずの、 その場所へと、歩みを進めようとして、
……立ち止まる。 上履きのゴム底が、いつもと違う音を立てる。
きっと、ぽたぽたと続く血のはじまりは、 この部屋の中で。だって、 床に散らばった輝きのいくつかは赤くて、 ……夕焼けの色なんかじゃ、なくって。
けれど、その道しるべを追うように、 駆け出すこともできずに、僕は立ち止まる。]
(49) 2019/06/16(Sun) 02時頃
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どこへだってついていった。 先を行く背中を追いかけていけば、 その先に新しい世界が広がっていて、 その背の向こう、扉が少し開くんだって気がして、 そう、新しい景色。新しい場所。新しい……
(50) 2019/06/16(Sun) 02時頃
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だから、怖いものなんてなかった。
(51) 2019/06/16(Sun) 02時頃
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[ 床に落ちていた破片をひとつ拾う。
赤く濡れているそれは、 辛うじて灯っている蛍光灯に透かして、 ようやく、元のあたたかな黄色を覗かせた。 少しの間、それを見ていた。
たぶん、僕は少し悲しくて、 それって身勝手な話だな、とも思う。]
(52) 2019/06/16(Sun) 02時頃
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僕には君の背中越しに見えた景色が、 君の目にはこういうふうに見えたのだと、 そのときはじめて知って、僕は笑った>>2:473。
(53) 2019/06/16(Sun) 02時頃
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……これ、拓海くんの。
[ 彼も知ってるかもしれない。 ……とは思いながら、
僕は手に取った破片を示して、 共に捜索中の高本悟に向けて言う。]
ここに、いないなら。 ここから、はじまってるから。 あの先にいるのかもしれない。
[ 次に示したのは、床に点々と続く赤。 部屋の外、廊下へと続いているそれを、 追うことになるだろう。と僕は思い、 手に取った破片を、掌に忍ばせた。**]
(54) 2019/06/16(Sun) 02時頃
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──現在:3階男子トイレ>>61──
[ 穴があいている。と思った。 傍らで、ひどいな>>62。というのが、 しゃがんだ僕には上から降るように聞こえる。
まじまじと見たって、何も変わらないし、 赤の比率の高いまんまで、 傍らに落ちてるハートも赤くって、
……そこにあるのは人形なので、 いつも仏頂面していた君が果たして、 何を考えていたのかとか、わからないし。]
(74) 2019/06/16(Sun) 10時半頃
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……死にたがりの顔、拝めた?
[ なんて、答えは返ってこないけど。 聞こえないよねえ。当然ながら。
殺されたんでしょうか。 それとも違うんでしょうか。
死にたがりの誰かを見つけて、 何と言うつもりだったのか、 どんな顔する気でいたのか、聞けばよかった。
聞けば教えてくれたと思ってるんだけど、 キモイ僕の思い違いかもしれない。
こんなときまでこんな顔でごめんね。 死ななきゃわからない>>3:269。 そう言っていたのを思い出して、つい。]
(75) 2019/06/16(Sun) 10時半頃
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[ この場所は、めいっぱい赤くて、 けれど、僕らを導く血痕はまた別に続いていて、
僕は立ち上がり、足跡みたいに血の跡が向かう、 廊下の方へと向き直りながら、つぶやいた。]
……運びにいく時間、 あとで、あるかなあ。
[ あるといいな。という願望を込めて。
あのハートの形のものだって、 ぽっかりあいてしまった穴とか、 あるいは、相応しい何処か、 ……というものがあるのかもしれないし。*]
(76) 2019/06/16(Sun) 10時半頃
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[ また、赤く濡れた道標を追って、]
(77) 2019/06/16(Sun) 10時半頃
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──現在:4階生物室──
[ そこにたどり着くまでに、 また、奇妙なものを見た。
黒い足跡>>4:298。 それを追うように、赤。 その赤を追ってきた僕らである。
赤色は、その部屋の前を通り過ぎて、 けれど、黒色の行き着いた先、 閉じ切ったままの扉の奥に、 きっと誰かがいるんだろうなと、 僕はその扉に手を伸ばした。]
(78) 2019/06/16(Sun) 10時半頃
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[ その扉を開けるべきか否か、 どちらが本人の望みかなんて、 僕には分かりようのないことだけど、
僕が死んだら、あのがらんとした、 人形ばかりが並ぶ体育館の、 隅っこでいいから、置いといてほしいし、
……そんなときがきたらの話。]
(79) 2019/06/16(Sun) 10時半頃
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[ とにかく、何か引っかかりがあって、 なかなか開かない扉に僕は力を込めた。
力自慢ではないので、 高本くんなり、第三の生存者なり、 ご協力いただけると嬉しいのですが。
そうしてこじ開けた先に、 長いみつあみの人形を見て、]
……田所さんだね。
[ ──と、僕は言う。
なぜか、寒かったのかな。と僕は思い、 数秒後、それはその人形の腕が、 自身をきつく抱きしめているからだと気付く。]
(80) 2019/06/16(Sun) 10時半頃
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[ 昨日、遠くなくてよかったと言いあって、 腕を振るわせていた姿を思い出して、 僕は思わず苦笑する。4階は遠いよ、田所さん。*]
(81) 2019/06/16(Sun) 10時半頃
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[ 生きてる? って、あのときは、 この場所で、君が僕に聞いたわけだけど。]
(100) 2019/06/16(Sun) 17時頃
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──現在:4階 3年1組──
[ 赤色が途絶えて、足を止めた。
同じように、血痕が>>90と呟く人に、 頷いて、その教室の名前を見てた。
……一度来たなあと、僕は思う。 不規則に揺れる人形の群、 人形同士を結ぶ赤い縄。揺れる。
あのとき、何か。 ……様子のおかしかった人に、何か、 聞くべきこととか、言うべきこととか、 あったのかなあ……と、僕は考えていて。
そこに名前を呼ばれて>>95、 我に返ったみたいに、僕は振り向く。]
(101) 2019/06/16(Sun) 17時頃
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……七月さん、おはよう。 轟木くんと田所さんが……見たかな。 この中──、いると思う?
[ 僕は小さく微笑んでいたよ。 やって来た七月葉子にそう言って、
開けてみようか。そんなふうに胸の内で思って、 高本悟の指が扉に手を伸ばす>>99のを見てた。 答え合わせ。と昨日言った人の指は震えてた。]
(102) 2019/06/16(Sun) 17時頃
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──いいよ。
[ その指先が扉を開け放し、 僕の視界には、ゆらゆら揺れる白と赤が。
一度は目を奪われたそれらは、 僕の意識を素通りしていって、そして、
床に転がってるんでもなく、 窓のそばに座っている人間>>37の姿に、 吊るされたものを掻き分けるように、 教室の中へと、窓の方へと歩もうとして、]
(103) 2019/06/16(Sun) 17時頃
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……拓海くん、
[ 僕はここにいる間、いろんな人と話して、 ホストとやらに伝えたいことがあるだとか、 何か、そういうことを豪語したはずだけれど、 ……そうも簡単なことでもないみたい。
というのも、僕ときたら、 辛うじてその名前を一度呼んで、]
……ここ、拓海くんの世界なの。
[ ──とか、何かを信じたくないみたいに、 問いかけを吐き出すことしかできないでいる。*]
(104) 2019/06/16(Sun) 17時頃
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[ 振り向いた君にあの日の面影があったので、 傍らを通り抜けてく影>>112に反応もできず、 僕は、掌のガラスの断面を指先で撫でながら、 窓の外の暗がりに溶けちゃいそうな君を、 静かに呼吸だけをして、見ていたんだと思う。]
(121) 2019/06/16(Sun) 18時半頃
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──現在:3年1組──
[ 帰りな。って、 どこか突き放すみたいに君は言った>>107。
人形がたくさん吊られた部屋で、 僕たちのほうに振り向くのは、 右腕と顔の片方が赤く、穴だらけになった生徒。
……だけど、見覚えのある様相の中に、 知らない傷や、流れるはずのない濡れた赤が、 混じって見える。そんなことに気付いて、
何もかも、あの日のままに戻るなんて、 たぶん、無理なんだろうなあって、 分かり切ったことを考えたりもする。 本当に、時間が巻き戻ればいい。なんて。]
(122) 2019/06/16(Sun) 18時半頃
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[ 鬼ごっこ。って君は言った>>108けど、 そういうことをするために来たんじゃない。
…………と、僕は思って。 僕もまた、困ったふうに笑って、 やや首をかしげていたのだと思う。
宣言通り動いていた高本くん>>112は、 すごいなあ。ってぼんやりと思って、
僕も何か言うべきだろうかと思うものの、 うまく言葉が出てこず、ガラスの断面を撫でる。 ……練習でもしてきたらよかったのかな。]
(123) 2019/06/16(Sun) 18時半頃
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[ 僕らが帰らなきゃいけないのは、 この世界に定められた仕組みで、
たぶんそれは、僕らの友人であるホストの、 最後の願いだったんだろうから、それでいい。
それでいいはずだし、僕らは困るべきではない。 ……と、七月さんの声をようやく処理した脳が、 受け入れるべきである。という結論を出すのに、 僕はやっぱり、言うべき言葉が見つからなくって、
……そう、もしかすると、 彼らの言葉で君が翻意するのを期待したのかも。
一番大切なのは、君にとって、 何が最良の選択か、という話であるはずなのに。*]
(124) 2019/06/16(Sun) 18時半頃
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[ 死にたいか生きたいかでいうと死にたくて、 早くどこかへ逃げ出してしまいたかった。 いつだって夢見るのはこの世じゃなくて、 どこか遠くの世界。見知らぬ惑星でもいい。 僕の元へ迎えを寄越してくれればいいのに。]
(145) 2019/06/16(Sun) 20時頃
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[ だからこれは、願ってもないことであるはずで、]
(146) 2019/06/16(Sun) 20時頃
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──現在:3年1組──
[ 僕のために。僕がこの世を生きるために。 道連れになってくれないかしら。という話なら、 僕はそこで頷くべきであった。迷わずに。
誰に何と批判されても、 一緒に終わりにしちゃえるなら、 僕はにこりと頷いて、連れて行ってと言うべきだ。
連れて行って。ここにいさせて。 静かに目を閉じて、全部終わりにさせて。
それなのに、僕は何も言えず、 頷きさえもできず、そこにいた。]
(147) 2019/06/16(Sun) 20時半頃
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[ そうしている自分に驚きさえしていて、 だから、不意に飛んできた叱声>>133にも、 驚いて身じろぎをし、姿勢を正す。
お花畑って言われたって、 僕はやっぱり自分が間違ってるなんて、 その選択が間違いだなんて思いたくないし、
……思いたくなかった。 だから、僕の確認するべきことは決まってて、 それを聞くだけで、いいはずだった。]
(148) 2019/06/16(Sun) 20時半頃
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……拓海くんは、後悔しない?
[ いくつかの声>>133>>142に背を押されたように、 途切れがちな声で問いかける。
昨日まで、僕の考えというものを人に伝えて、 もう少し流暢に話せると思っていたのに、 僕の声は掠れていて、ひどく聞き取りづらいだろう。]
それが、最良の選択肢だって、 そうするのが……死ぬのが、 拓海くんにとって、一番幸せ? 納得してる? ……自分が死ぬことに。
[ いつしか声が震えていて、 僕が君に求めている答えはYESであるはずで、]
(149) 2019/06/16(Sun) 20時半頃
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……未練はない? なにひとつ?
(150) 2019/06/16(Sun) 20時半頃
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[ 満足に死ぬ。>>142と君は言って、 それに重ねるように、僕は尋ねた。 それは確認のためであるべきだった。
もっと言って。と願うべきで、 僕の声は、頼りなく震えるんじゃなく、 ならよかった。と静かに受け入れて、 それなら僕もここにいたい。であるとか、 そういうことを、言うべきなのだ。
僕の、お花畑らしい思想に則るならば。]
(151) 2019/06/16(Sun) 20時半頃
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[ だというのに、僕の声は震えている。
掌を握りこむと、そこに確かにある痛み。 ……どうして、掌を握りこんだんだっけ。 …………そう、泣くのは、嫌で、だから。
誰にも、その選択を止める権利なんてない。 頭では確かにそう思っているのに、 僕の声は上擦って、たぶん、とあることが、 ……悲しい。とても。身勝手な話だ。
それを口にしてしまう自分に、ひどく幻滅する。 幻滅しながら、僕は言ってしまうんだろう。ああ、]
(152) 2019/06/16(Sun) 20時半頃
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拓海くん、ひまわり、まだ咲いてないよ……
(153) 2019/06/16(Sun) 20時半頃
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[ きっと、君に未練が何もないというなら、 僕はそのことが少し……、すごく、寂しかった。*]
(154) 2019/06/16(Sun) 20時半頃
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──現在:4階 3年1組──
[ うん、君の言う通り>>156、 僕はさぞ頼りなさげな面持ちで、 その場に佇んでいたことだろう。
泣きそうだったし、叫び出しそうで、 それってなんだか僕じゃないみたいだ。
もうずっと自分の中に抱いていた信念が、 ここぞというときに何の役にも立たなくって、 僕の頭はもうとっくにぐちゃぐちゃだったから。
それでも、それが僕の信じた道なのだ。 お花畑で何が悪い。おきれいで結構じゃないか。 声を荒げた高本くん>>133に答えるように、 零れかけた涙を拭って、睨むような視線を返す。]
(186) 2019/06/16(Sun) 22時半頃
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し、死なないでなんて、言うつもりなかった。 そんなのずるいよ。それってひどいでしょ。
高本くんからしたら、 ばかげてるかもしれないけど、 僕は、僕はほんとに、 生きていてほしいなんて、言いたくないよ……
大きな不幸なんて何もなかったよ。 僕の身には何もなかった。 それでも生きるのは辛いよ。
誰かが死にたいっていうなら、 それを止める権利が誰にあるっていうの。
(187) 2019/06/16(Sun) 22時半頃
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[ きつく拳を握り締める。掌が、熱くて。 汗だけじゃない何かに濡れて、ええと、 痛いんだろうか。これは。わからないけど。
わからないことが多すぎたんだ。 僕はばかみたいに荒い呼吸を繰り返す。
もう一回、「一緒に死ぬ?」>>156って、 聞いてくれたら頷けたかもしれないのに。 そうしてくれないから、僕は君のほうを向き、 泣き出す代わりに、声を荒げて、 めちゃくちゃに言葉を投げつけるしかできない。]
(188) 2019/06/16(Sun) 22時半頃
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ここに呼んでくれて嬉しかった! ずっとどこかに行きたかったから。
最後に一瞬だっていいから、 必要とされたなら嬉しかった!
生きることが正しいなんて誰が決めたの。 君の選択なら全部受け入れたかったよ。
今までありがとうって言って、 最後も笑顔で終わらせたかったのに、
(189) 2019/06/16(Sun) 22時半頃
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[ 感情まかせに喚くだなんて、 まるで人間みたいでいやなのに、 喉から絞り出せるのはそういう声で、 本当、どうかしてしまったみたいだ。
君は、分かり切ったことを聞いて、ずるい>>159。
それでも、泣き出すのはずるいって、 なぜか頑なにそう思っていたのに、 僕の声はまた弱々しくしぼんでって、]
(190) 2019/06/16(Sun) 22時半頃
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生きていきたくなんかないよ。 生きていく自信だってないよ。 つらいよ。いやだよ。終わりにしたいよ。
だから、言いたくなかった。 こんなはずじゃないのに……
(191) 2019/06/16(Sun) 22時半頃
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でも、僕は君に死んでほしくないよ……
(192) 2019/06/16(Sun) 22時半頃
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[ なんだか本当に泣きそうなんだ。ごめんね。
認めたくなんてなかったけれど、 君が死んじゃうことが嫌みたい。
道連れがどうとか、もう関係なく、 君が呼吸をやめることが恐ろしいよ。
僕は今、必死に呼吸を繰り返していて、 そんな自分が本当に気持ちが悪い。]
(193) 2019/06/16(Sun) 22時半頃
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[ だから、きっと支離滅裂だろう。 僕はあまりにもこの世が嫌いだから、 君に生きてもらうために何ができるとか、 こういうふうに前向きに生きていこうとか、 そういうことすら、言えないくせに、
そのうえ、なら一緒に死ぬだとか、 そうとも言えずに、そこにいるんだから。 なんとも身勝手すぎて笑えてくるよ。 だって、僕がいやなのは君が死ぬことで、 君のいない世界に生きることじゃなかった。]
(194) 2019/06/16(Sun) 22時半頃
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拓海くんの見た景色が、もう一度見たかったんだよ。 君のいない夏に咲く花に、なんの価値があるの。 ……未練だって、言ってよ。縋ってよ……
(195) 2019/06/16(Sun) 22時半頃
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[ 七月さんみたいに、静かに君の示す選択肢から、 どちらかを選んで、受け入れることができれば。
あるいは、高本くんみたいに、 自分の信念を、信じた道を、貫くことができれば。
そのどちらもできそうにないから、 僕は息を止めて、固く手を握りこんで、 俯き、きつく目を閉じて、嗚咽を殺した。*]
(196) 2019/06/16(Sun) 22時半頃
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──現在:4階 3年1組──
[ 掌が切れているから熱いのか、 それとも泣いているから熱いのか、
僕の人生、どっちにも縁がなかったから、 目を瞑っていたら訳がわからなかった。
涙が溢れないように瞼を閉じたのに、 滲んで出てくんだから人体なんて欠陥品だ。
ただ、静かな僕でいたいから、 唇を噛んでうつむいていたのに、 僕は、君の言葉ひとつ>>226が引っかかって、 結局、顔を上げてしまうし、口を開く。]
(254) 2019/06/17(Mon) 02時頃
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「またね」じゃないよ。 「さようなら」だよ、拓海くん。 嘘、つかせないでよ。やだよ……
(255) 2019/06/17(Mon) 02時頃
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[ いつか見たような暗がりで、 君は何を思っているんだろう。
いつか駆けてったいろんな場所のこと? いつだって同じ背中が少し先にあったよ。
未練。>>231だなんて、君は言って、 それなら、そんな顔をしないで。 謝らないで。走り出さないでよ!
突然立ち上がった君>>234に、 僕は何ひとつ言えずに、いて、]
(256) 2019/06/17(Mon) 02時頃
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[ いつも、僕が君を追いかけている。]
(257) 2019/06/17(Mon) 02時頃
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──現在:4階 3年7組──
[ 走るには掌を握る必要があるんだよ。
君の背を追って、僕は駆け出して、 握り締めた掌の中で滑るものを、 落とさないように。それと、 君の背を見失わないように。それだけ。 そのふたつだけ、考えていた。
鬼ごっこなんかしにきたんじゃないのに、 結局僕らはこうして走っているし、 鬼ごっこじゃなくたって、 僕はいつも君を追っていた気がするから、 それだけのこと。なのかもしれないけどさあ、]
(258) 2019/06/17(Mon) 02時頃
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[ ひゅうと喉から息が零れて、 僕はようやく君に追いついて立っている。
僕らのつくりあげたお化け屋敷の、 最後の出口に、君はぐったりとしていて>>236、
僕は君を見下ろして立っている。 床にばらばらに落ちたガラス片を見つめて。 荒い呼吸の音を、この耳に拾って。]
(259) 2019/06/17(Mon) 02時頃
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そうだよ、拓海くん。 生きたくなんかないよ。 でも、生きてなきゃ二度と会えないの。 生きなきゃならないんなら一緒がいいよ。 だって拓海くん、拓海くんがいなきゃ、 僕、どこにも行けないよ……
(260) 2019/06/17(Mon) 02時頃
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[ 痛い。って君が言って、 怖い。と嫌だ。も聞いた。
僕はすぐ後ろに立っているのに、 壁に向かっている君>>240に、 一体何が見えているのか、僕には分からない。
……でも、僕にもようやく、 受け入れられそうなことがあって、
僕は、それを君に聞かせたいので、 壁に向けられた手首に、右手を伸ばす。
握り締めていた掌から、 赤く染まったガラス片が一片落ちていって、 地面に落ちてるいくつかに混ざった。]
(261) 2019/06/17(Mon) 02時頃
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[ 僕の掌はひどく濡れていて、 それってつまり、血が出ていて、 きっと君の腕をさらに赤くするだろうけど、
そんなことには目を瞑ってほしい。 君の手首を握ろうと、力をこめる。
認めたくないけど、受け入れるから。 受け入れたくなかったけど、言うから。
…………聞いて。]
(262) 2019/06/17(Mon) 02時頃
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拓海くん、生きて。
(263) 2019/06/17(Mon) 02時頃
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未練があるなら、 それを、君の生きる理由にして。
(264) 2019/06/17(Mon) 02時頃
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……生きて。
(265) 2019/06/17(Mon) 02時頃
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[ それが、僕の望みだった。 僕の願いであり、意思だった。
本当に身勝手で反吐が出そうだけど、 それも、僕だった。生きていてほしい。 でも、痛みも苦しみも代わりになれないから、 それを伝えるしかできない無力な僕だ。
だから、もう。 あとは君が選ぶしかないんだよ。って、 僕はしゃがみ込んで、祈るような目をしていた。**]
(266) 2019/06/17(Mon) 02時頃
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誰かの許しなんていらないんだよ。 でも、それでも君が許されたいなら、 僕が、それに、きっとみんなが、 君の全部、許すから…………
(313) 2019/06/17(Mon) 10時半頃
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[ 縋ってと言ったくせ、 これじゃあ僕が縋ってるみたい。
掌には、まだ感じられる体温があって、 それがどうしようもなく惜しいんだから、 縋ってる。に違いないんだろうけどさ。
掴んでいた手首が掌から抜け出して、 強く、強く手を握られる>>306。
それは少し、こっちだよ。って、 導いてくれるときの君の手みたいで、 ……いや、そんな生ぬるいものじゃなかったけど。]
(314) 2019/06/17(Mon) 10時半頃
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怖いものなんてなかった。 君と行くなら、たぶん地獄も。
(315) 2019/06/17(Mon) 10時半頃
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[ 道連れ>>305って君が言うのを、 僕はべそをかきながら聞いていて、 いつか話したことを思い出したりする。
道連れにしてしまいましたね。 できてしまうくらい、傲慢な生き物なんだから、 やっぱり、少しくらいは似てたかな。高本くん。
飛び降りたいわけじゃないと言った人が、 天国になんてきっと続いてないのに、 飛び降りようかなんて言うんだから、 七月さんって……人間て、よくわからないや。]
(316) 2019/06/17(Mon) 10時半頃
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[ そういうことが愉快だったのか、 あるいは、単純に嬉しくて、 ……ほら、君がそれでいいんだろって言うから。
僕は微笑んで、縋りつくような>>308、 君の頭を抱えこむようにぎゅっと腕を回した。]
(317) 2019/06/17(Mon) 10時半頃
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うん…… 拓海くん、ありがとう……
(318) 2019/06/17(Mon) 10時半頃
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[ ほら、それって身勝手な意思を押し付けた、 こちらの台詞でもあると思うからさ。]
(319) 2019/06/17(Mon) 10時半頃
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[ それから。 君はゆっくりと立ち上がり>>310、 毛布おばけみたいな姿で校舎を行くから、 僕はやっぱりそのあとをついて行く。
よかった。高本くんの言ったように、 トイレに置き去りはあんまりだし、 ここまでに至った僕個人の意見といたしましては、 自分の身体ひとつ抱きしめているより、 あたたかい場所というのもあると思うし。
誰かの近くにいてさえくれれば、 こぼした心臓も、脆く砕けた破片だって、 そっと拾い集められるはずだ。*]
(320) 2019/06/17(Mon) 10時半頃
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[ 薄暗い体育館に、人形が並んでいる。
それに手を合わせる姿>>333は、 なんだか死人を悼むようだけれど、
口に出された言葉はRIPではなく、 今日と地続きの明日を願う、 お祈りのようなもの>>334だったので、 僕もそれを真似るように手を合わせた。]
(349) 2019/06/17(Mon) 18時頃
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誰にとっても平等に、 住みよい世界がありますように。
(350) 2019/06/17(Mon) 18時頃
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[ もうずいぶん暗くなってしまった校舎で、 僕らはどれくらいそうしていたのだろう。
きっともうすぐ消えゆくこの世界。 僕らの友人が作り上げた世界に、 僕もまた、何かを置いていくのだろうか。 何かを減らして、帰るのだろうか。
……少なくとも、僕は君に、 こんな世に生きてと願ってしまったのだから、 僕もまた、この先当分の間は生きるのだろう。
それならせめて、君にも、僕にも、みんなにも。 誰にとっても、より良い明日がありますように。
帰ろうぜ。>>342と声が聞こえて、 僕は顔を上げた。笑って頷いた。]
(351) 2019/06/17(Mon) 18時頃
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──うん、帰ろう。 真っ暗になってしまう前に。
(352) 2019/06/17(Mon) 18時頃
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「またね」と笑って手を振るお別れが、 闇に呑まれず、君の見る世界に残せるうちに。**
(353) 2019/06/17(Mon) 18時頃
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[ こっち。>>364と君が言って、]
(369) 2019/06/17(Mon) 21時頃
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──現在──
[ 導かれるがままに、僕は歩いた。
先に聞いていたのと別の方向。 裏から帰れると言ったのを覚えていたけど、 ……でもまあ、君が言うなら。
ここに来てほんのすぐの頃に、 確認をしに来た昇降口。
その場所を閉ざしていたはずのシャッターは、 今はもう開いて、光が射しこんでいる>>365。
思わず目を細めた僕の視界を、 掠めて消えてったまあるい尾っぽ>>364。 わんと一吠え。聞き間違いじゃあないはず。]
(370) 2019/06/17(Mon) 21時頃
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[ 君のことを何もかも、 知っているわけじゃあ勿論ないから、 それが君にとってどれほどのことか、 今は、わからないこともあるけど、
けれど、これでおしまいじゃないんだから、 そのことを悔やむ必要がどこにあるだろう。
重苦しい白色から深い闇へ。 移り変わっていった空が今は、 底抜けに青く、明るくて、
振り返って手を伸ばした君>>366に、 きっと僕は目を細めていたけれど、 眩しいだけじゃなく、確かに笑っていた。]
(371) 2019/06/17(Mon) 21時頃
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[ 光に、手を伸ばした。]
(372) 2019/06/17(Mon) 21時頃
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君が笑っていたから、僕は怖くないよ。
(373) 2019/06/17(Mon) 21時頃
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君に続くようにして蒼に飛び込む。 どこまでも晴れやかな、夏を思わせる空だ。 また。またあとで。また明日。またいつか。 きっと、そんな言葉を紡ごうと、 溶かされてしまいそうな光の中で、僕は笑った。
(374) 2019/06/17(Mon) 21時頃
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さよなら、冷たい校舎。 ……またね、僕の友達。 *
(375) 2019/06/17(Mon) 21時頃
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