122 光と闇の双極夢幻《twin-mirage》
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2014/05/19(Mon) 12時半頃
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── 時計塔の下で ──
[>>2:708騎風神の振り下ろしを受けた光は、 消えるその瞬間まで、切り刻みの意志を灯していた────]
(39) 2014/05/19(Mon) 19時頃
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── 間 ──
(40) 2014/05/19(Mon) 19時頃
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── 創られた光源の下 ──
…………
[光源を見上げる人影が、ひとつ。 人影は、この近くにあるサクリフ学園の女生徒の制服を着ており、 茶色くウェーブのかかった髪を、腰の下まで垂らしていた。]
(41) 2014/05/19(Mon) 19時頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2014/05/19(Mon) 19時頃
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[人影は、顔を上げた。
顔が向いた方向には、ホテルが一つ。
ホテルの一室の人影に視線を向けて、ゆっくりと首を傾げた。]
(49) 2014/05/19(Mon) 20時頃
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[ とん、と地面を足で踏む。 ]
── 次の瞬間 ──
[ >>55裏女神が叫ぶその後ろに、人影は立っていた。 ]
(58) 2014/05/19(Mon) 21時半頃
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あぶないわ
[銀時計と同じ文様が刻まれた左手首を持ち上げると、 そこに淡い虹色が灯る。
虹は光。 塗りつぶすでなく、中和の灯り。
放出された闇を和らげようと、明かりが広がる。]
(59) 2014/05/19(Mon) 21時半頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2014/05/19(Mon) 21時半頃
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[人影は、桃色の髪の女神と捕らえられた少女へ悲しそうな顔を見せ、
もがく”獣”に視線を一時止めて、
>>19光を呼び起こした青年へ、最後に顔を向ける。]
……
[微笑みかけて、影はまた、消えた。]
(73) 2014/05/19(Mon) 22時頃
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[その人影は、青年のクラスメイト。
アイリスという名の少女に、とてもよく似ていた。**]
(74) 2014/05/19(Mon) 22時頃
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── 幻影光陽≪ミラージュ・クラルテ≫の真下 ──
[消えた影は、そこに戻ってきた。
正義を求める主とその人形が見えるそこに、佇んでいる。
無言で、見つめている。]
(75) 2014/05/19(Mon) 22時頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2014/05/19(Mon) 22時頃
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”A”?
[問いかけられた人影は首を傾げて、]
……ちがうわ。
わたしは、 ”アイ”
[音だけならば、その名前は。]
(78) 2014/05/19(Mon) 22時半頃
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…… はじめまして。 あなたは、だあれ?
[微笑みかけて、首を傾げたまま]
あなたは、にんげん …… よね? どうしてそんなに、 渦巻いているのかしら。
(79) 2014/05/19(Mon) 22時半頃
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え?
[アイと名乗った少女は、最初、何が起こったかわからぬ風だった。 近づいた手を不思議そうに見て、両足が地から離れて、なお。]
……… ぁ ──── …… ?
[瞬きして、相手の顔を見る。
正義を名乗った男の瞳に、その象徴《シンボル》を見た。]
(86) 2014/05/19(Mon) 22時半頃
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[視線はまだ動く。 もう一つの影、人形を見る。]
…… な、 …… ────
[言葉は紡げない。 少女は手をのばし、革手袋の手首へ優しく触れた。]
(87) 2014/05/19(Mon) 22時半頃
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[ ポォ ォン ]
(88) 2014/05/19(Mon) 22時半頃
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[柔らかな光が灯る。 男の中へ、暖かさを伝える光。
悪の象徴≪シンボル≫に覆われた瞳の奥へ、 己が行為を届ける光。]
(89) 2014/05/19(Mon) 22時半頃
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──《全世界監視機関》とは──
[諸君らは既にこの神滅聖戦《ラグナロク・ジハード》の記述を、 在る程度読み、理解していただけただろうと思う。
……何?していない?
それも無理からぬ事だ。神々や次元の違う者。 異能者を超える、超異能者達の行う事は、常人には理解しかねるだろう。
――そう。"この世界"と相対しているのは、 そういった、特A級の厄介事だ。
もちろん、そういったモノが訪れたのは、これが一度ではない。
……だが、わかるかな?]
(105) 2014/05/19(Mon) 23時半頃
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[―――《全世界監視機関》とは何か。
世界を監視する為に立ち上がった者達。 世界をエゴで改編する悪の断罪者たる我ら。
例え相手が未来から来た超技術の持ち手だとしても。
例え相手が世界の存続すら握る神々だとしても。
例え相手が幾多の次元を越えた“大悪党”だとしても。
故に我らは世界に正義を成す為に、戦う。 圧倒的高潔さ。圧倒的清廉さ。圧倒的尊さ。
我らは正しい。何よりも、義に通ずる。 どんな厄介事達とて、我々が対峙する際に、 僅かなりとも怯む理由がないというのが、わかるだろう?
――《全世界監視機関》による神滅聖戦戦闘録より抜粋]
(106) 2014/05/19(Mon) 23時半頃
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── 少女の現在 ──
[男の手が、緩んだ。 ぶら下げられていた少女の体は身動ぎし、その場に落ちる。]
……けほ、っ ……
[喉を押さえ、苦しげに呼吸。 男の顔を見上げるその腕にはまだ、光が灯ったまま。]
だいじょうぶ……? そんなに、闇を渦巻かせて…… ひとのからだは、そんなに偏った属性を抱くのに、 むいてないのではないかしら
[視線に、心配と気遣いを込めて。]
(107) 2014/05/19(Mon) 23時半頃
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[また、手に光を。]
[光は描く。]
[光は、ひとつの図形を描く。]
[光は、男の瞳に映った図形の真逆を描く。]
[男に、ぬくもりを ──── アイを、 伝えようと。]
(109) 2014/05/19(Mon) 23時半頃
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[光を灯すと、人影は少しだけ薄まる。
少しずつ、薄まってゆくだろう。
光は、少女を構成する力そのものなのだから。]
(112) 2014/05/19(Mon) 23時半頃
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──《全世界監視機関》とは 2 ──
[全世界監視機関。 《機関》と略されることもある。 >>1:228 カードになぞらえた、四名の精鋭を中心として、 少数精鋭により正義を守る組織である。
『K』――King ──── 機関を外敵から守る、盾。 『Q』――Queen ──── 機関内部を統制する、鎧。 『J』――Jack ──── 正義を執行する、剣。 『A』――Ace ──── 悪を裁定する、秤。
故に。 最も直接的な”破壊力”だけを指すならば、
最強は、Jと言える。]
(121) 2014/05/19(Mon) 23時半頃
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[正義を成すと称するこの機関に所属するは、 殆どが光や他の属性持ちだ。 闇の属性持ちは、ごく少数だった。
その数少ない闇持ちが 骨牌名《カードナンバー》を持つまでに至ったのは、 機関としては異例の出来事だった。
闇属性そのものへの忌避こそ表立ってはないが、 ”あの”大犯罪人や”あの”双鎖官が闇属性持ちだ。 闇への印象がよくなることは、期待できないだろう。]
(123) 2014/05/19(Mon) 23時半頃
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[ その中で戦い続けた”J”の姿は、 闇持ちの中ではまさに、
ひかり ” 希望 ” だった。**]
(124) 2014/05/19(Mon) 23時半頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2014/05/19(Mon) 23時半頃
受付 アイリスは、メモを貼った。
2014/05/20(Tue) 00時頃
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……けれど、 ひめいは、苦しいということでしょう?
[眉を下げて、心配を込めて。]
……にんげんは、とても強いということは、知っているわ。 けれど、強いと同時に弱いということも、知っているの。
わたしは、 そんなあなたたちに、あこがれていたのだから。
[立ち上がる。 先ほどまで締められていた喉に指の痕があっても、 少女の表情にそれを気にしたところはなかった。]
(128) 2014/05/20(Tue) 00時頃
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……ん。 そちらの、人形……
では、ないわね。
初めてみるわ……どちらとも、つかない方。 あなたは、大丈夫かしら。
[光を。 男に向けて温かい光を送り包んでから、 少女は>>118姿勢を崩した相手を見た。]
(129) 2014/05/20(Tue) 00時頃
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── これは、少女だった ──
[わたしは、夢を見る]
[わたしは、真っ赤な夢を見る]
[わたしの目の前で、ひとが死んでいく]
[わたしの目の前で、太陽が、消えていく]
(132) 2014/05/20(Tue) 00時頃
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── これは、少女に課せられていた ──
[わたしは、悲鳴をあげて飛び起きる]
[わたしの夢を、沢山の人が根掘り葉掘りきいてきて]
[わたしはそのたびに、消えていく顔を思い出させられた]
[わたしの夢は、悪夢《ナイトメア》ばっかりだ]
(133) 2014/05/20(Tue) 00時頃
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── これは、少女と秘せられていた ──
[わたしは、悲鳴をあげて飛び起きる]
[わたしの夢で、沢山の人が殺されて]
[わたしの夢を元に、正義は執行されていった]
[わたしの耳は、罪を聴き]
[わたしの夢は、罪を観る]
(134) 2014/05/20(Tue) 00時頃
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── これは、少女を守ろうとしていた ──
[Kはわたしを狙うものを排してくれた]
[Qはわたしの役目を教えてくれた]
[Jはわたしの代わりに執行してくれた]
[けれど、わたしの夢を終わらせてくれる人は、いなかった]
(135) 2014/05/20(Tue) 00時頃
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[誰にも言えなかった]
[わたしの夢で、 最後にわたしを殺すのは、────────…… ]
[わたしはいつ、狂ってしまうんだろうか]
(136) 2014/05/20(Tue) 00時頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2014/05/20(Tue) 00時半頃
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── 少女の姿が見た、現実(悪夢) ──
……そう、なの。 あなたは、強い、のね。
[少女は>>137男の断言に微笑みかける。]
だからにんげんって、すきよ。 ……でもね、正義のひと。
自分で気づかない苦しみも、きっと、あるわ。 ……あなたは、一人ではないみたいだけれど。 いいわね。 誰かと一緒って、とってもあたたかいの。
(161) 2014/05/20(Tue) 01時頃
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[そんな微笑みに、>>138問いかけが向けられる。]
わたし? わたしは、アイ、よ。
[答えるけれど、そんなことを聞いているのではないと、 雰囲気から察したか。
ん、と首をかしげて。]
(162) 2014/05/20(Tue) 01時頃
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わたしは、 アイ。 ………… アヴァロン・イーリスと呼ぶ人も、いるわね。
……どうしてここにいるのかは、わからないのだけれど。 わたし…… 泉でね、赤い獣に会ってから…… …… どう、なったのかしら……?
[なんでもないことのように、言った。**]
(163) 2014/05/20(Tue) 01時頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2014/05/20(Tue) 01時頃
受付 アイリスは、メモを貼った。
2014/05/20(Tue) 13時頃
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[>>184”A”と呼びかけられる少女姿は、困ったように首を傾げる。]
わたし、Aとも呼ばれるようになったのかしら。 あれから、セカイは変わったようだけれど……
[男だけでなく、機械仕掛けの少女だけでなく、周囲へも視線を巡らせて。 伸ばされた手を避ける様子もなかったけれど、その手が、引かれる。]
どうしたの?
[不思議そうな表情の少女は、気づいていない。]
(186) 2014/05/20(Tue) 19時半頃
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[光と闇は、全く反発する性質ではない。
けれど。 男は気づくだろうか。
少女の首に薄く残っていた、男に締められた痕が、 その色を濃くしていることに。
じわりじわりと、侵食するように、広がっていることに。]
(187) 2014/05/20(Tue) 19時半頃
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[近づいてはいけない。
忠告を与えたQは、知っていた。
Aに、女神の器に最も危険なのは、 まさにCや異端者の武器に刻まれた、悪の象徴《シンボル》。
全てを受け入れる愛は、 悪さえも抱いて、飲み込まれてしまうのだ。]
(188) 2014/05/20(Tue) 19時半頃
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[少女は不思議そうにするばかりだけれど。
>>184呼びかけを受けて、少女の胸元に、桃白色の光が灯る。 かすかな明滅は、少女が纏う虹色に比べればほんの僅か。]
(189) 2014/05/20(Tue) 19時半頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2014/05/20(Tue) 19時半頃
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ねえ、正義の方。 教えてくれるかしら。
どうしてセカイは、こんなにくらくなってしまったの? どうしてあの虹は、あんなに暗く染まっているの?
[空を指さして。]
このままでは…… セカイは、あぶないわ。 崩れてしまうのも、時間の問題ではないかしら。
[困り顔──この女神にこんな顔をさせた時点で、いかに現状が深刻であるか伝わるだろう──で、男に尋ねた。]
(193) 2014/05/20(Tue) 20時頃
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[宿命の少女。 世界の危機。 災厄の因子。
そういった用語ができ、広まるよりも以前に殺されて消えた女神に、現在の世界の展開は詳しくは察せられないけれど。]
んん……どう、しましょう。 これは…… わたしたち、早く湖に溶けないといけないかもしれないわ。
[ねえ、ヨーラ。ライト。 小さな声の呼びかけは、二人の”女神”がいる方角を、確かに向いていた。]
(194) 2014/05/20(Tue) 20時頃
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あら?
[機械仕掛けの少女が動いた。 >>192急激に目の前で組み立てられた力の壁に、女神を名乗った少女はまばたきを二つ。]
どうしたの?
[お察しのとおり、この”女神”は、壊滅的に察しが悪い。]
(195) 2014/05/20(Tue) 20時頃
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── L.I.F.Eと《機関》 ──
[滅びの庭《ナイトメア・アヴァロン》と呼ばれたこの世界における2大組織といえば、永遠不可欠の支持者達《Law Integral Followers "Endless"》と《全世界監視機関》であることは周知の事実だろう。 >>1:340吸血天使《ヴァンパイア・アンジェ》の誕生を目的として起こったとされる、>>1:323死天使の壊誕《デス・エンジェル・バースデイ》をきっかけに対立が表面化したこの組織たちだが、ソレ以前からでも、この二つは全く性質を異にしていた。
方や《機関》と称される、「正義」の組織。 それぞれが異能を持つ精鋭であり、世界をあるがままに、罪を裁き正義を成す。
方やL.I.F.Eと称されるは、ある意味では「悪」の組織であった。]
(205) 2014/05/20(Tue) 21時頃
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[>>1:322「世界の永遠の存続」が彼らの目的である。
世界の存続のためであれば「罪」を躊躇わず、 「法」を犯すことを厭わず、 「正義」を滅するも迷いなかった。 一人ひとりの異能こそ《機関》に及ばねど、 彼らが胸に抱く世界存続の意志は、決して劣るものではない。
ああ、然り。然り。
彼らが対立するは、自明の理である!]
(206) 2014/05/20(Tue) 21時頃
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『 世界の存続のためになら、無辜の民を殺害しても良いのか? 否!!!否である!!!! 犠牲を容認する組織に正義などない!!! 』
『 犠牲失くして世界を失えだと!? 馬鹿を言え、世界が世界として存続せねば 全て失う事を分かっていない!!! 』
(207) 2014/05/20(Tue) 21時頃
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[《機関》が掲げる「正義」とは、勝者の理論だ。 批判の声は多く、しかし「正義」の名のもとに敵は排される。
自然、L.I.F.Eには人が集っていった。 L.I.F.Eの主眼は「究極のエゴ」であり、エゴは人を惹きつけてやまない。
その組織の一部に、>>177異端とされる宗教の者達が加わったのも、全く不思議ではない流れだろう。
そうして因果は集い、 世界の存続を願う組織の内側に、 世界を滅びへ向かわせる因子たる少女が生まれてしまったのは、なんとも皮肉な結果である。**]
(208) 2014/05/20(Tue) 21時頃
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── L.I.F.Eについて、もう少し語ろう ──
[吸血天使《ヴァンパイア・アンジェ》。 L.I.F.Eが求めた、力の象徴《シンボル》。 その誕生には、多くの犠牲が必要であるとされ、死天使の壊誕《デス・エンジェル・バースデイ》の引き金となってしまった存在だ。
少し話は巻き戻るが、讐怨の預言著者《ノマダ=パルック》と呼ばれた男がいる。 彼はセカイを愛する虹の女神を愛しながら、この大災厄を止めることはなかった。
>>1:342 生命の書《アカシックレコード》の記述。 セカイの選択。
彼は理由をそんな風に語ったというが、それだけで納得できる話だろうか?]
(210) 2014/05/20(Tue) 21時頃
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[もちろん、ここまで世界の記述を読み解いた君たちには、 「否」という答えがでるものだろう。 そう。 ここに、「可能性」があるのだ。
吸血天使は、 世界の存続に必要な、 不可欠な能力を保持しているという、可能性。
愛する虹の女神が愛した世界のために、 その「犠牲」が必要だと彼が判断した、可能性。]
(211) 2014/05/20(Tue) 21時頃
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[わたしはこう考えているのだ。
現在世界を危機に陥らせている、 世界終焉の因子たる、宿命の少女《ヒロイック・エターナル》。 これは一度や二度排したところで、時間をあけてまた生まれてしまう、 永遠の滅びの連鎖である。
もしも。 もしも、だ。
────この連鎖を、終わらせる力が、あるとすれば?]
(212) 2014/05/20(Tue) 21時頃
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[>>2:439>>2:440幸せを求めた一組の夫婦が引き寄せてしまった、 破滅の連鎖≪ハルマゲドン・チェインズ≫。
幾つもの世界を、訪れる世界を、新たなる世界を、 次々と破滅に追いやってしまう、呪われた宿命。 イタチごっことなってしまうだろう、宿命の少女殺害と誕生。
その連鎖を──── 断ち切る事ができれば。 それこそは悲願。 L.I.F.Eが望んだ、完全なる世界の永遠《エターナル・ワールド》の完成だ。]
(213) 2014/05/20(Tue) 21時頃
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[まだそうと決まったわけではないが、わたしは夢見ているのだ。
多くの犠牲のもと誕生した天使……
血塗れのその産声が、
この世界の悲劇を全て喰らい尽くしてくれる、未来を。**]
(214) 2014/05/20(Tue) 21時頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2014/05/20(Tue) 21時頃
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── 少女(女神)の現在 ──
ゲームで遊んでいる場合では、ないのよ? ヨーラったら、もう……
[>>200正義や正義人形の二人には、空中に話しかけているように見えただろうか。 大変めずらしい──そもそも女神に会うことのほうが希少なのだが、それはさておく──女神の困り顔は、残念ながら妹との触れ合いでは解消されなかった。]
ライトも、そのつもりなのかしら。
[だとするならば。 この世界の不安定の原因は、そこにもあるのだろう。]
(221) 2014/05/20(Tue) 21時半頃
|
|
[3女神は、3柱。
そのうち2柱の意識が世界から離れてしまえば、 世界の存続など、安定など、望むべくもない。]
ただでさえ、修復には泉に力を集めないといけないのに……
[これほどの危機。 おそらく、3女神全てが泉へと溶けてやっと足りるか、 それでもたりないかもしれないほどの不安定。]
(222) 2014/05/20(Tue) 21時半頃
|
|
世界が、悪を……あの虹も、そのせい、なの。
[>>229男の呼びかけに、少女の周りの虹色も、胸元の桃白色も揺れる。 見上げた空には7つのライン。
紫、青が灯っているその色は。]
──── 耽溺の藍《インドルジェンス・インディゴ》 は、すぐそこ。
[二つが染まれば次も、だ。 その名がするりと口から出たのは、 ”A”として世界を学んだ結果であった。]
(238) 2014/05/20(Tue) 22時頃
|
|
…… え?
[>>233見上げている横から、声がする。 声だけでない、機械音。]
正義、 さん……?
[考えてもみなかった、という、驚きの顔。 己の首を締めたばかりの相手をしかし、容れてしまった愚かな女神。]
(239) 2014/05/20(Tue) 22時頃
|
|
なにを ……
[何かを決めたなら、手伝おう。 この世界のためと言うのだから。
そんな愚かな想いから灯した虹色は場に広がり、
少女の胸元の桃白色は、明滅の間隔を短くしていった。]
(240) 2014/05/20(Tue) 22時頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2014/05/20(Tue) 22時頃
|
[ああ。 これぞ、まさにその場面。
知らないだろう。 誰もしらないだろう。
少女は誰にも言わなかったのだから。]
(244) 2014/05/20(Tue) 22時頃
|
|
[少女が見続けた悪夢。
少女が見続けた終焉。
少女が見続けた真紅。
争いの、一幕。]
(245) 2014/05/20(Tue) 22時頃
|
|
[ 少女は、己の死を見続けていた。 ]
(246) 2014/05/20(Tue) 22時頃
|
|
[ ──────── 少女が恐れ続けた場面が、
この、 今 である。 ]
(247) 2014/05/20(Tue) 22時頃
|
|
[ パパッ パララッ ッッ パララララララッ ――!!! ]
(254) 2014/05/20(Tue) 22時半頃
|
|
っ ──────── ……
[少女の形をした光を、非情なる弾丸が貫いていく。
少女(女神)は、抵抗をしなかった。
少女の夢の通り、少女は弾丸に全身を貫かれ、光を散らした。]
(255) 2014/05/20(Tue) 22時半頃
|
|
[ ──── だが、 少女はこの瞬間に消滅したわけでは、なかった。 ]
(256) 2014/05/20(Tue) 22時半頃
|
|
[ぐらりと揺れた影。 影は倒れるかと思われたが、]
──────── だ め、 ……
[小さな声が、挟まった。
影はいつの間にか、虹色の刀を手に、刀を支えに、倒れず留まっていた。]
(257) 2014/05/20(Tue) 22時半頃
|
|
[ これは、奇跡だ。 夢の通りであるならば、この時点で少女は、倒れ伏していた。
倒れて命を落とし、終わっていた、そのはずだった。 けれど今、少女は未だ倒れずに在る。 それが残りほんの、ほんの僅かなひとときであろうとも…… 誰も知ることのない、奇跡。
ああ、少女が理屈を知ることはないだろう。 けれど関係はない。 問題は、理由ではなく、結果なのだから。]
(258) 2014/05/20(Tue) 22時半頃
|
|
”J” …… あなた、おかしい、わ。
その、目…… その、決定……
そんな風に あなた、人の言葉をきかないひとだった?
ねえ。 …… あなたの闇…… そんなに、濁ってた……?
(259) 2014/05/20(Tue) 22時半頃
|
|
なにがあったのか、わからない、けど……
J。 それが、正義なの?
[声は震えていた。 けれど止まらない。 ”A”は、役目を成す間は止まらない。 そう命じて、視線をもう一人、 機械仕掛けへ、向ける。]
……あなた も。 …… その悪の象徴《シンボル》…… あなたが、 C ね?
[一度も会ったことのない、殺戮人形。 顔に刻まれた象徴──── 何度も夢で見た、それ。]
(262) 2014/05/20(Tue) 22時半頃
|
|
ねえ、C…… あなたは、 そのままで、いいの?
──── 良くないって、わかってるんじゃ、ないの。 あなた、Jの正義の助けになるって、そう、きいてるのに……
Jが過つのなら、止めるのもまた、正義の一助では、ないの……?
[続ける。つなぐ。 この体は光が人を模したモノに過ぎないと本能で悟るも、 弾丸に貫かれて生き続けられるものではない。
目の前に既にある死に、しかし、言葉を止めることはなかった。]
(264) 2014/05/20(Tue) 22時半頃
|
|
[わたしは、間違っていたのだろうか。]
[眼前に迫った闇の”J”に、想いが去来する。]
[世界のためにと死を願うJ。 世界のためにと犠牲を肯定するLIFE。
違いはどこにあるのだろう。]
[手放してしまった、何よりも大事な親友の手を、想う。]
[LIFEを肯定し、機関を裏切ればよかったのか?]
(276) 2014/05/20(Tue) 23時頃
|
|
…… いいえ
[無意識の唇は、否定を、奏でた。 それはできなかった。 ソレを否定しては、少女は今まで生きることさえ、なかったのだ。
ああ。 否定して拒絶してなかったことにするには、 これまで生きてきた道は。]
いいわ。来なさい。
罪は払うわ。それが私の、役目だから。
[>>1:320くっだらないと鼻で笑われようと、 それが生きる意味だった。 それしか、できなかった。]
(277) 2014/05/20(Tue) 23時頃
|
|
いいわ。 世界がそれを望むなら、 世界にそれが必要なら、 私の命は、 私の光は、 私の”アイ”は、
──── このために、あったのでしょうから。
[虹色の刀をもった両手を、伸ばし。]
──────── けれど。 あなたのためじゃ、ない。
[水平に己の前へ。 天へと向けた切っ先から、奔る。]
(278) 2014/05/20(Tue) 23時頃
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[ パ アァアァァァァ … アァァァァアアァアアアア ……!! ]
(279) 2014/05/20(Tue) 23時頃
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[光。 それは、天を貫くほどの、まばゆい光。]
(280) 2014/05/20(Tue) 23時頃
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[ ひかり [ヒカリ] 【光】
人間の目を刺激して明るさを感じさせるもの。 電磁波の一種と位置づけされており、 波(波動)としての性質と、 粒子としての性質を同時に併せ持っている。
全世界監視機関編纂 次元統制局言語部監修
全次元世界用語辞典 第2847版ヨリ ]
(290) 2014/05/20(Tue) 23時頃
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[光とは波の性質を持ち、 音もまた波の性質を持つ。
光は天を駆け、 光を目にした”心あるものたち”へ、声を、力を届けるに至った。]
(291) 2014/05/20(Tue) 23時頃
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[ セカイがいま、 危ない。 ]
(292) 2014/05/20(Tue) 23時頃
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[合間の、”妹たち”の絵を、受け取れる人はいるかどうか。 この世界の終わりを認め、 新たなるセカイへ塗り替えようとする騎風神。 この世界の危機よりも、姉妹のゲームを優先する闇巫女。
セカイはもはや一刻の猶予もならない。
>>288大丈夫。大丈夫。 宿命を終わらせる道はきっと、この世界で動き始めているから、]
(293) 2014/05/20(Tue) 23時頃
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[ どうか ──── ]
(294) 2014/05/20(Tue) 23時頃
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っ ぁあああぁぁ ッ!!!
[光を飛ばし終えた少女の身を、>>273闇色の”J”が吹き飛ばす。]
(295) 2014/05/20(Tue) 23時頃
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[身を守るすべは、ない。
闇に体を侵食され倒れ伏した少女はもはや、 指一本さえ動かすことはできなかった。]
(300) 2014/05/20(Tue) 23時頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2014/05/20(Tue) 23時半頃
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…… ねえ、
[倒れてしまった体は重く、闇は少女を冷たく締め付ける。 眼前の激しい闇と光は、少女の視界を明るくすることはなくて。]
わたしが、いま、戻れたのって…… ……あんた、なにか、した?
…………ばかおとこ。
[ポケットに入れっぱなしの、キラキラしたカード。 夜が明けたら、電話してやろうかと思っていたんだけれど、 手が、もう、動かない。
夢はいつも、終わっていたから。 あの銃弾に襲われたところで終わっていたんだから、 そうじゃなかった今にはきっと、何かがあった。]
(319) 2014/05/21(Wed) 00時頃
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[ほんのすこししか聞かなかった声だけど、聞き間違えはしない。 名前は見た。知ってる。わかったけど、 やっぱりあいつは、馬鹿男で十分だと想う。]
返すなら、自分でもってきなさいよ……
[Jに敵対したらしい、罪人。 そうして、あの蒼い光。 戻ってきた銀時計。
ああ、見当はつく。 彼は、今頃。]
(320) 2014/05/21(Wed) 00時頃
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[ ” ”
唇は、大事な大事な親友の名を象る。]
わたし…… そっちの組織みたいなこと、しちゃった。
[掲げた定義が真逆の組織。 正義と悪。 そう教わった、敵対組織。]
[きめたはずなのに。 覚悟をきめると、いったはずなのに。]
(327) 2014/05/21(Wed) 00時頃
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…………っ わたしね、 あなたに、 きずついて ほしく、 ない …………
[涙がまだ、出るらしい。 組織の一員であることを捨てられなかったけれど、
”皆の罪の贖いのため、死ね”
ずっとそう言われているようで、怖かった。 機関を抜けたって、LIFEも犠牲を認める組織だから、 結局行く場所なんてないと思っていた。]
(328) 2014/05/21(Wed) 00時頃
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あの 場所を…… あなたと、 いられた時間、を ……
…… 消しちゃう なんて、 ゆるせなくて……
[だから。 だから、”みんなのために”なら、いいって。
認めてしまったんだ。
ごめんね。 次にあったときはって約束、守れそうに、ない。]
(330) 2014/05/21(Wed) 00時頃
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[唇ももう、あまり動かない。
──── そのときだった。
目の前に、>>323>>324 ソレ が 視えたのは──── ]
(331) 2014/05/21(Wed) 00時頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2014/05/21(Wed) 00時半頃
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[涙を流して。 四肢を投げ出して。 少女に抵抗の術などない。
>>337そこに近づく足音は、 何よりも暗い闇の気配として、少女に存在を気づかせた。]
…… じぇ い ……
[呼ぶ声は、とても弱々しく。]
あなたの せいぎ は…… なにを なすの、 かし ら?
[けれど、絶望に染まっては、いなかった。]
(344) 2014/05/21(Wed) 00時半頃
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[最期。 言い残す。
ふ、と。唇を持ち上げて。]
ひとりよがりと 正義は、 ちがう。 おしえてくれたのは、 あなたね ……
ジェイにいさん
[それは、昔の呼称。 まだ自我が確立していなかった少女が、 自分を助けてくれる年上の男を慕って呼んだ呼び名。
否定されてから使わなかったそれが今出てきたのは、 昔を思い出したからだろうか。]
(348) 2014/05/21(Wed) 00時半頃
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正義のにいさんは、 すきだったわ
[よくも減らず口が叩けるものだ。 自分に笑う余裕ができたのは、視えたその光景の御蔭だろうか。
涙の色も消えないまま、少女は、目を閉じた────**]
(350) 2014/05/21(Wed) 00時半頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2014/05/21(Wed) 00時半頃
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